JP2012018121A - 抵抗測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さの薄いチップ抵抗器においても、測定端子の接触圧を十分に付与しつつ、且つたわみによる測定誤差の影響を排除して、測定時の抵抗値変化を極力抑えることで、高精度の測定が行える抵抗測定装置を提供する。
【解決手段】チップ抵抗器Rの両端に形成された一対の電極端子に測定端子3a,3bを押し当てて、前記抵抗器の抵抗値を測定する装置であって、前記測定端子を押し当てたときに、前記抵抗器を反対側で受ける受け部材2を備え、該受け部材の前記抵抗器が押し当てられる部分に凹み2aを備え、該凹みの径rが前記抵抗器Rよりも大きいことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、チップ抵抗器の抵抗値を連続的に高精度で測定する抵抗測定装置に関する。
チップ抵抗器の製造過程では抵抗値を測定し、測定結果が不適当な抵抗値を示す製品は、不良品として排除されている。そのための測定装置としては、図7(a)に示すように固定治具1と固定カバー2においてチップ抵抗器Rの固定を行い、図7(b)に示すように測定端子3a,3bが上昇してチップ抵抗器Rの両端の電極に接触し、測定端子3a,3bによりチップ抵抗器Rが動かないように固定カバー2に押し当てながら抵抗値を測定する抵抗測定装置が用いられている。
測定端子3a,3bが上昇してチップ抵抗器Rの電極に接触して測定を行うとき、測定端子3a,3bの接触圧が強いと、測定端子3a,3bとチップ抵抗器Rとの接触部4(図8参照)に深い傷を付けてしまうという問題がある。また、チップ抵抗器Rが測定端子3a,3bと固定カバー2に挟まれたときに、チップ抵抗器Rの上面には通常丸みを帯びた保護膜Raを備えていることから、図8に示すような曲げ応力aが印加され、チップ抵抗器Rがたわむことによる抵抗値変化を起こして正確な抵抗値測定を行うことが出来ないという問題がある。また、最悪の場合チップ抵抗器Rを破損してしまう事がある。
そこで、従来からこの対策として、測定端子3a,3bにバネ5を用いたり、特許文献1に記載されたように弾性を有する導電性薄板を用いて、測定時の接触圧を軽減する対策が取られている。
特開昭61−173167号公報
しかしながら、この接触圧を軽減しすぎると、接触不良を起こしてしまい正確な測定が出来なくなり、また逆に接触圧の軽減が不十分であると、前記のような問題が発生してしまい、その接触圧の加減は調整幅が狭く困難な調整となっている。特に最近はダウンサイジングが進んでおり、厚さの薄いチップ抵抗器については、従来の方法にて接触圧の加減がなされたとしても、チップ抵抗器のたわみによる抵抗値測定誤差の影響が大きくなってしまい、チップ抵抗器への接触圧の調整が非常に困難となっている。
本発明は、上述の事情に基づいてなされたもので、厚さの薄いチップ抵抗器においても、測定端子の接触圧を十分に付与しつつ、且つチップ抵抗器のたわみによる抵抗値測定誤差の影響を排除して、高精度の抵抗値測定が行える抵抗測定装置を提供することを目的とする。
本発明の抵抗測定装置は、チップ抵抗器の両端に形成された一対の電極端子に測定端子を押し当てて、前記抵抗器の抵抗値を測定する装置であって、前記測定端子を押し当てたときに、前記抵抗器を反対側で受ける受け部材を備え、該受け部材の前記抵抗器が押し当てられる部分に凹みを備え、該凹みの径が前記抵抗器よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、チップ抵抗器が押し当てられる受け部材の部分が凹んでいる事により、チップ抵抗器のたわみがなくなる、或いは軽減されるため、測定時の抵抗値変化を極力抑えることが出来る。このため、特に厚さが薄くたわみが生じやすいチップ抵抗器においても、たわみの影響を排除して高精度の抵抗値測定が出来る抵抗測定装置を提供することができる。
本発明の一実施例の抵抗測定装置の要部を示す断面図である。 (a)(b)は受け部材の凹みの形状を示すそれぞれ上段が断面図であり、下段がその平面図である。(a)は凹みが球面状に凹んでいる場合を示し、(b)は凹みが円錐面状に凹んでいる場合を示している。 チップ抵抗器のたわみ試験の説明図である。 たわみ試験における基板たわみ量とチップ抵抗器の抵抗値変化率との関係を示すグラフである。実線は厚さが約0.35mmの厚い1005サイズ(1.0mm×0.5mm)のチップ抵抗器の基板たわみ量と抵抗値変化率の関係を示し、破線は厚さが約0.25mmの薄い同一サイズのチップ抵抗器の基板たわみ量と抵抗値変化率の関係を示す。 図1に示す要部の構成を備えた抵抗測定装置の平面図である。 図5のXX線に沿った断面図である。 (a)(b)は従来の抵抗測定装置の要部を示す断面図である。 従来の抵抗測定装置におけるチップ抵抗器がたわんだ状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。なお、各図中、同一または相当する部材または要素には、同一の符号を付して説明する。
本発明の抵抗測定装置の測定対象とするチップ抵抗器Rの典型例は、表面と裏面とを有するアルミナ等の絶縁性基板の片面に、RuO等の厚膜焼成体からなる抵抗体と、この抵抗体の両端部に重なり合う一対のAg−Pd等の厚膜焼成体からなる内部電極と、抵抗体を覆うガラスコートからなる保護膜およびエポキシ樹脂等のオーバコートからなる保護膜と、絶縁性基板の両端に配置された一対の電極とを備える。保護膜は、絶縁性基板の上面中央部に配置され、高さが20−30μm程度の丸みを帯びた凸状部をなしている。
図1は、本発明の一実施例の抵抗測定装置の要部を示す。この装置は、チップ抵抗器Rの両端に形成された一対の電極端子に、測定端子3a,3bを押し当てて、チップ抵抗器Rの抵抗値を測定する抵抗測定装置である。測定端子3a,3bをチップ抵抗器Rの裏面側電極に押し当てたときに、チップ抵抗器Rを反対側(表面側)で受ける受け部材2を備え、その受け部材2のチップ抵抗器Rが押し当てられる部分に凹み2aが形成されている。そして、凹み2aの径rがチップ抵抗器Rのサイズよりも大きく形成されている。
この凹み2aの形状は、図2(a)に示すように球面状、または図2(b)に示すように円錐面状に凹んだ形状とすることが好ましい。また、チップ抵抗器が押し当てられる部分は、チップ抵抗器Rよりも大きい径rの凹み2aの内側である。そして、凹み2aの深さは、チップ抵抗器Rのエッジeが径rの凹み2aの内部に位置し、凹み2aの深さをチップ抵抗器Rの保護膜Raの高さよりも深く形成することが好ましい。
これにより、チップ抵抗器Rのエッジeが径rの凹み2aの内部に位置し、凹み2aの深さをチップ抵抗器Rの保護膜Raの高さよりも深く形成することで、測定端子3a,3bを押し当てて、チップ抵抗器Rの抵抗値を測定する際に、チップ抵抗器Rのエッジ部分に縦方向に応力bが加わるのみで、曲げ応力a(図8参照)は生じない。従って、たわみが生じ易い、厚さの薄いチップ抵抗器Rにおいても、背景技術で説明したたわみが生じない。
ちなみに、厚さの薄いチップ抵抗器について、図3に示すチップ抵抗器Rを搭載した基板20に力Fを加えチップ抵抗器Rをたわませた状態で抵抗値変化率を測定するたわみ試験を行った。この結果、図4に示すように、厚さが約0.35mmの1005サイズ(1.0mm×0.5mm)のチップ抵抗器に比べて、厚さが約0.25mmの同一サイズのチップ抵抗器の方が大きく抵抗値が変化しており、厚さの薄いチップ抵抗器程たわみによる測定誤差が大きいことがわかる。従って、特にチップ抵抗器の全体の厚さが0.25mm以下の薄型チップ抵抗器の場合には、本発明によりたわみに伴う抵抗測定誤差の影響を抑えることが出来るので、高精度の抵抗値測定が可能となり、非常に有効な抵抗測定装置となる。
また、チップ抵抗器が受け部材2に押し当てられたときに、チップ抵抗器Rよりも大きい径の凹み2aにすると、チップ抵抗器R上面の保護膜Raが受け部材2への引っかかりがないため、チップ抵抗器R自体を傷つけることが無くなる。また、凹みによりチップ抵抗器が測定時にずれることが無くなり測定の安定性が増す。
また、従来技術のバネ5による接触圧の軽減を併用することにより、チップ抵抗器の電極部分に測定端子3a,3bにより加えられる力を軽減できる。これにより、測定端子3a,3bが上昇してチップ抵抗器Rの電極に接触して測定を行うとき、測定端子3a,3bの接触圧が強いと、測定端子3a,3bとチップ抵抗器Rとの接触部4(図8参照)に深い傷を付けてしまうという問題が解決される。
また、本発明の装置は、連続して多数のチップ抵抗器の抵抗値測定を行うため、チップ抵抗器が押し当てられる受け部材部分2aは非常に摩耗しやすい。このためチップ抵抗器が押し当てられる受け部材2の材質としては、ガラスまたはガラス以上の硬度を有する絶縁材料、例えばサファイアガラス等を用いることが好ましい。
次に、上記構成を採用した抵抗測定装置について、図5および図6を参照してその概要を説明する。回転テーブル6にはあらかじめチップ抵抗器Rより大きく形成した切り欠きである収容部12,13,14,15が等間隔に4箇所あり、回転、停止を繰り返しながら、90°毎のステップ回転を行う。そして、パーツフィーダ(供給部)8により一定方向に並べられたチップ抵抗器Rが順次送られて回転テーブル6の収容部12に収容される。
チップ抵抗器Rが収容部12に収容されてから、回転テーブル6と保持板(底板)1とトップカバー10とで保持された状態にて90°ステップ回転を行い、測定部13にて停止をする。チップ抵抗器Rが測定部13に来たときに瞬時に抵抗値の測定を行うため、図 6に示すように、測定端子3a,3bが上昇し抵抗値の測定を行う。このとき、チップ抵抗器Rが測定端子3a,3bにより上へ押し上げられ、トップカバー10に設けられた受け部材2の凹部2aにチップ抵抗器Rが押し当てられる。このとき、測定端子3a,3bから印加される応力bはエッジeで受け止められるため、たわみが生ぜず、高精度の抵抗値測定が可能となることは上述のとおりである。測定終了後、測定端子3a,3bは下降する。
測定が終了し、測定端子が下降してから、チップ抵抗器Rは回転テーブル6と保持板(底板)1とトップカバー10とで保持された状態にて90°ステップ回転を行い、排出部14にて停止をする。測定部13での測定結果に基づき、チップ抵抗器Rが不適当な抵抗値を示す場合には、排出部14で収容部から不良品として排除される。
チップ抵抗器Rが適当な抵抗値を示す場合には、回転テーブル6と保持板(底板)1とトップカバー10とで保持された状態にて90°ステップ回転を行い、挿入部15にて停止し、良品としてキャリアテープ16の収容部17に収納され、封止されて出荷される。以上の動作を連続して高速で行うことにより、薄型のチップ抵抗器においても、高精度で効率の良い抵抗値測定を行うことが出来る。
なお、上述の実施例では、チップ抵抗器Rのエッジeが径rの凹み2aの内部に位置し、凹み2aの深さをチップ抵抗器Rの保護膜Raの高さよりも深く形成する例について説明した。しかしながら、凹み2aの深さはチップ抵抗器Rの保護膜Raの高さと同等または少し浅くてもよい。これにより、チップ抵抗器Rの保護膜Raの頂部は凹み2aの底面に接触するが、チップ抵抗器Rのたわみ軽減と抵抗値変化率の減少という点で大きな効果が得られる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明はチップ抵抗器の抵抗値を測定する抵抗測定装置に利用可能であり、特に抵抗器の全体の厚さが0.25mm以下の薄型のチップ抵抗器の高精度の抵抗値測定に好適に利用可能である。

Claims (5)

  1. チップ抵抗器の両端に形成された一対の電極端子に測定端子を押し当てて、前記抵抗器の抵抗値を測定する抵抗測定装置であって、
    前記測定端子を押し当てたときに、前記抵抗器を反対側で受ける受け部材を備え、
    該受け部材の前記抵抗器が押し当てられる部分に凹みを備え、
    該凹みの径が前記抵抗器よりも大きいことを特徴とする抵抗測定装置。
  2. 前記抵抗器の全体の厚さが0.25mm以下である、請求項1に記載の抵抗測定装置。
  3. 前記測定端子はバネを有する、請求項1または請求項2に記載の抵抗測定装置。
  4. 前記凹みが、球面状または円錐面状に凹んでいる、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の抵抗測定装置。
  5. 前記受け部材は、ガラスまたはガラス以上の硬度を有する絶縁材料である、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の抵抗測定装置。
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