JP2012042702A - 児童用図画練習具及び児童用図画練習方法 - Google Patents

児童用図画練習具及び児童用図画練習方法 Download PDF

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Abstract

【課題】図画の基礎練習において児童の写生力を養うための児童用図画練習具を提供し、また、児童用図画練習方法を提供する。
【解決手段】この児童用図画練習具1は、図画を描くためのものであって、所定の平面形状を有する透明で薄厚の画用シート2と、画用シート2を固定するものであって、少なくとも画用シート2の平面形状と同等の大きさの透明部3aを有する硬質の固定用シート3と、画用シート2が固定用シート3の透明部3aの表面に当接するように画用シート2を位置固定する位置固定部材4と、を備えてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、図画の基礎練習のための児童用図画練習具及び児童用図画練習方法に関する。
学校や絵画教室などにおいて、おおよそ小学校低学年の時期までに児童(幼児も含む。)に対して図画の基礎練習が行われる。その基礎練習には、人物、風景、静物などを見て描く力、すなわち写生力を養うための練習などが含まれる。このような図画の基礎練習については、画用紙と筆記具(ペンなど)による通常の図画方法が用いられ、基礎練習のための特別な図画練習具が用いられることは少ない。なお、この少ない例として、特許文献1には、メッシュフェンスを構成する横桟に、夫々着色の異なる複数の合成樹脂製プレートを取り外し自在の構成、すなわち引掛けたり或いは取り外したりすることができる構成とすることで、児童が遊びながら絵、文字、図柄等のデザインを発想できるようにした絵画教育用具が記載されている。また、特許文献2には、細幅の幅塗り練習部と広幅の幅塗り練習部と面塗り練習部が表示された、色鉛筆による色の塗り方を練習するシートが記載されている。
実用新案登録第2552795号公報 特開2008−122672号公報
しかしながら、画用紙と筆記具を用いた通常の図画方法による基礎練習だけで、児童の写生力を十分に養うことは必ずしも容易ではない。例えば、児童は、対象物を変形、簡略化或いは漫画化する場合も多く、また、対象物の構図を決めることに躊躇する場合も少なくない。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、図画の基礎練習において児童の写生力を養うための児童用図画練習具を提供し、また、児童用図画練習方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の児童用図画練習具は、図画を描くためのものであって、所定の平面形状を有する透明で薄厚の画用シートと、画用シートを固定するものであって、少なくとも画用シートの平面形状と同等の大きさの透明部を有する硬質の固定用シートと、画用シートが固定用シートの透明部の表面に当接するように画用シートを位置固定する位置固定部材と、を備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の児童用図画練習具は、請求項1に記載された児童用図画練習具において、固定用シートは、透明部の周囲に、内辺が四角形状の不透明部が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の児童用図画練習具は、請求項1又は2に記載された児童用図画練習具において、袋体を更に備えてなり、固定用シートは、裏面の端部に留め具の一方が取り付けられており、前記袋体は、固定用シートの留め具の一方と対を成す留め具の他方が取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の児童用図画練習方法は、請求項1〜3のいずれかに記載の児童用図画練習具を用い、画用シートを、固定用シートの透明部の表面に当接させ、画用シートと固定用シートの互いの端部を位置固定部材により位置固定し、画用シートと固定用シートを通して対象物を観察しながら画用シート上に図画を描くことを特徴とする。
請求項5に記載の児童用図画練習方法は、請求項1〜3のいずれか記載の児童用図画練習具の画用シートのみを鏡又は窓に当接させ、画用シートの端部と鏡又は窓を位置固定部材により位置固定し、画用シートを通して対象物を観察しながら画用シート上に図画を描くことを特徴とする。
本発明の児童用図画練習具及び児童用図画練習方法によれば、画用シート及び固定用シートの透明部が透明なので、画用シート及び固定用シートの透明部、或いは画用シートのみを通して対象物を観察しながら画用シート上に図画を描くことにより、図画の基礎練習において児童の写生力を養うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る児童用図画練習具1の構成部材を示す正面図であって、(a)に画用シート2、(b)に固定用シート3、をそれぞれ示している。 同上の児童用図画練習具1の正面図である。 同上の児童用図画練習具1の変形例の正面図である。 同上の固定用シート3の変形例の正面図である。 本発明の第2実施形態に係る児童用図画練習具5を示すものであって、(a)が正面図、(b)が背面図である。 同上の児童用図画練習具5を示すものであって、(a)が分離状態の袋体6の正面図、(b)が結合状態の児童用図画練習具5の側面図、(c)が分離状態の固定用シート3の背面図である。 同上の固定用シート3の別の変形例を示すものであって、(a)が背面図、(b)が使用状態の側面図である。
以下、本発明を実施するための好ましい形態を図面を参照しながら説明する。本発明の第1の実施形態に係る児童用図画練習具1は、図1(a)、(b)に示すように、図画を描くためのものであって、所定の平面形状を有する透明で薄厚の画用シート2と、画用シート2を固定するものであって、少なくとも画用シート2の平面形状と同等の大きさの透明部3aを有する硬質の固定用シート3と、画用シート2が固定用シート3の透明部3aの表面に当接するように画用シート2を位置固定する位置固定部材4と、を備えてなる。この児童用図画練習具1は、図2に示すように、画用シート2を固定用シート3の表面に密に当接させ、位置固定部材4により位置固定して用いる。児童用図画練習具1は、図画の基礎練習において児童の写生力を養うためのものであり、この図画の基礎練習は、人物、風景、静物などの絵を描く練習の他、物の立体形状を描く練習なども含まれる。
画用シート2は、透明で薄厚(例えば0.05mm程度のものが可能。)であるように、例えば、ポリプロピレン樹脂のような材料が用いられ、通常の画用紙の大きさに合わせるように、八つ切りサイズや四つ切りサイズなどの略長方形の平面形状を有することが好ましい。固定用シート3は、画用シート2よりも通常は厚く(例えば2〜3mm程度のものが可能。)、例えば、アクリル樹脂のような材料が用いられる。固定用シート3の平面形状については、透明部3aが上述のように少なくとも画用シート2の平面形状と同等の大きさなので、画用シート2より大きくなるものの、児童にとっての持ち運び易さや扱い易さを考慮すればできるだけ小さい方が好ましい。
位置固定部材4は、固定用シート3の端部に設けられ、バネ付勢又は磁石などにより、固定用シート3との間に画用シート2を挟み込むことができ、それにより画用シート2の固定用シート3に対する相対位置のずれを防止するものである。位置固定部材4は、画用シート2の縦置きと横置きの両方に対応して図に有るように縦横の2か所に設けられるのが好ましい。多少のずれを許容するならば、縦横のいずれか1か所に設けられても構わない。位置固定部材4は、児童が紛失しないように、固定用シート3と一体に形成されるか或いはそれに固定して取り付けられるかして設けられるのが好ましいが、分離できる別部材とすることも可能である。分離できる位置固定部材4として、例えば、ダブルクリップのようなものを用いることも可能であるし、更に簡単にして、図3に示すように、粘着テープを用いることもできる。
この児童用図画練習具1は、以下のようにして児童用図画練習方法に用いることができる。すなわち、上述のように画用シート2を固定用シート3の表面に密に当接させ、それらの互いの端部を位置固定部材4により位置固定してから、児童は、画用シート2と固定用シート3を通して人物、風景、静物などを観察し、対象物について好きな構図(大きさや向きや配置)を決める。そして、固定用シート3を余り動かさないようにして、画用シート2と固定用シート3を通して対象物を観察しながら画用シート2上に絵(図画)を描く。例えば、児童は椅子又は地面などに座って、固定用シート3を自分の一方の手で保持し、他方の手で筆記具を用いて絵を描くことができる。また、対象物が友達などの人物の場合には、その人物に固定用シート3を保持してもらうこともできる。
児童用図画練習具1に用いる典型的な筆記具は、油性ペンである。油性ペンを用いて絵(クロッキー)が描かれた画用シート2は、教室の壁に留めるなどして展示したり、スケッチブックに張り付けて保存したりすることができる。また、油性ペンのかわりにアクリル絵の具などを用いて絵を描くことも可能である。
児童用図画練習具1は、固定用シート3の端部、すなわち透明部3aの周囲に内辺が四角形状の不透明部3bが設けられているのが好ましい。これは、画用シート2と固定用シート3を通して人物、風景、静物などを観察し、対象物の構図(特に、大きさ)を決定し易くするためである。不透明部3bは、図1(b)及び図2に示すように固定用シート3の縁まで設けられたものであっても、図4に示すように透明部3aの枠部のみに線状或いは帯状に設けられたものであってもよい。なお、不透明部3bは、透かして向こう側が見えない完全不透明であるものの他、向こう側が透明部3aに比べて見え難くなっている半透明のものであってもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る児童用図画練習具5について説明する。この児童用図画練習具5は、上述の児童用図画練習具1の構成に、図5及び図6に例示するような袋体6が更に追加されたものである。児童用図画練習具5においては、固定用シート3の裏面には、図6(c)に示すように裏面の端部に留め具の一方7aが取り付けられており、袋体6の表面には、固定用シート3の留め具の一方7aと対を成す留め具の他方7bが取り付けられている。すなわち、児童用図画練習具5は、児童が使用する一般の生活科バッグを、上記の児童用図画練習方法が可能なようにしたものに相当する。なお。図中の符号8は肩掛け紐であり、符号8Aは肩掛け紐8を留める留め金であって固定用シート3の4か所に固定して取り付けられている。
袋体6には、画用シート2を複数枚入れておいたり、文房具やその他図画に必要なものを入れておいたりすることができる。固定用シート3の留め具の一方7aと袋体6の留め具の他方7bは、ドットボタンや磁石などを用いることができるが、少なくとも1か所は何かに衝突しても外れ難いようにドットボタンとするのが好ましい。
この児童用図画練習具5は、以下のようにして児童用図画練習方法に用いることができる。すなわち、児童は、絵を描きたい場所まで児童用図画練習具5を持参する。それから、固定用シート3の留め具の一方7aを袋体6の留め具の他方7bから外して、固定用シート3を袋体6から分離する。それから先の児童用図画練習方法は、上述した児童用図画練習具1を用いた児童用図画練習方法と同様である。
このように、児童用図画練習具1又は5を用いると、画用シート3及び固定用シート3の透明部3aが透明なので、画用シート3及び固定用シート3の透明部3aを通して対象物を観察できるので、対象物の構図を決め易く、かつ、その構図のままに絵を描くことが容易にできる。児童は、この児童用図画練習方法による図画の基礎練習において、うまく書けた達成感とともに写生力が養われ、また、対象物をどのように描けばよいのか(例えば、遠近法の修得など)を経験的に学ぶことができる。
なお、児童用図画練習方法として、教室内で自画像を描く場合は、画用シート2を鏡に密に当接させ粘着テープ等の位置固定部材4によって位置固定し、画用シート2を通して対象物(自分の姿)を観察しながらその上に絵(図画)を描くようにすることもできる。また、窓の外に見える風景を描く場合は、画用シート2を窓に密に当接させ粘着テープ等の位置固定部材4によって位置固定し、画用シート2を通して対象物を観察しながらその上に絵を描くようにすることもできる。これらの場合には、固定用シート3を用いる必要がない。
以上、本発明の実施形態に係る児童用図画練習具及び児童用図画練習方法について説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、児童用図画練習具1の固定用シート3の端部に、図7に示すように、脚部材9を結合部9aにおいて開閉(揺動)可能に取り付けて、児童用図画練習具1が自立でき、出来あがりの絵を展示し易いようにすることも可能である。この場合、画用シート2の背部に白い紙などをはさむとよい。なお、図7は、縦置きと横置きで自立できるように脚部材9が4か所に設けられている一例である。この脚部材9が取り付けられた固定用シート3は、児童用図画練習具5にも適用できる。また、この場合、袋体6が脚部材9の開閉の邪魔にならないようにすれば、袋体6を結合したままでも展示可能である。
1、5 児童用図画練習具
2 画用シート
3 固定用シート
3a 固定用シートの透明部
3b 固定用シートの不透明部
4 位置固定部材
6 袋体
7a 留め具の一方
7b 留め具の他方

Claims (5)

  1. 図画を描くためのものであって、所定の平面形状を有する透明で薄厚の画用シートと、
    画用シートを固定するものであって、少なくとも画用シートの平面形状と同等の大きさの透明部を有する硬質の固定用シートと、
    画用シートが固定用シートの透明部の表面に当接するように画用シートを位置固定する位置固定部材と、を備えてなることを特徴とする児童用図画練習具。
  2. 請求項1に記載された児童用図画練習具において、
    固定用シートは、透明部の周囲に、内辺が四角形状の不透明部が設けられていることを特徴とする児童用図画練習具。
  3. 請求項1又は2に記載された児童用図画練習具において、
    袋体を更に備えてなり、
    固定用シートは、裏面の端部に留め具の一方が取り付けられており、
    前記袋体は、固定用シートの留め具の一方と対を成す留め具の他方が取り付けられていることを特徴とする児童用図画練習具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の児童用図画練習具を用い、画用シートを、固定用シートの透明部の表面に当接させ、画用シートと固定用シートの互いの端部を位置固定部材により位置固定し、画用シートと固定用シートを通して対象物を観察しながら画用シート上に図画を描くことを特徴とする児童用図画練習方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか記載の児童用図画練習具の画用シートのみを鏡又は窓に当接させ、画用シートの端部と鏡又は窓を位置固定部材により位置固定し、画用シートを通して対象物を観察しながら画用シート上に図画を描くことを特徴とする児童用図画練習方法。
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