JP2012100517A - バックアップ電源装置及び計算機システム - Google Patents
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Abstract
【課題】頻繁に入力電圧が低下する環境であってもバックアップを確実に行うことが可能なバックアップ電源装置及び計算機システム。
【解決手段】バックアップ手段として電気二重層コンデンサを用いた充電池部2と、この充電池部に充電するための充電制御部1と、DC電源110又は充電池部2の何れか一方の電源出力を負荷側に出力するための電源切換部3と、この電源切換3の出力電圧を負荷側の電圧に変換するDC−DCコンバータ部4と、このDC−DCコンバータ部4から出力される電源をオン・オフするスイッチ手段(FET)51と、このスイッチ手段51のオン・オフ制御を行う出力制御部5と、を備える。充電制御部1は、上記電気二重層コンデンサを急速充電し、当該電気二重層コンデンサの電圧が満充電になると、出力制御部は、この満充電信号によってスイッチ手段をオンし負荷に電源を供給する。
【選択図】 図1
【解決手段】バックアップ手段として電気二重層コンデンサを用いた充電池部2と、この充電池部に充電するための充電制御部1と、DC電源110又は充電池部2の何れか一方の電源出力を負荷側に出力するための電源切換部3と、この電源切換3の出力電圧を負荷側の電圧に変換するDC−DCコンバータ部4と、このDC−DCコンバータ部4から出力される電源をオン・オフするスイッチ手段(FET)51と、このスイッチ手段51のオン・オフ制御を行う出力制御部5と、を備える。充電制御部1は、上記電気二重層コンデンサを急速充電し、当該電気二重層コンデンサの電圧が満充電になると、出力制御部は、この満充電信号によってスイッチ手段をオンし負荷に電源を供給する。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、電気二重層コンデンサを用いたバックアップ電源装置及び計算機システムに関する。
近年、PC(Personal Computer)などの急激な普及に伴い、小型電源バックアップとして電気二重層コンデンサを用いたバッテリーバックアップ方法が研究されている。従来のバッテリーは、耐用年数が短く定期的な交換を要すること。また。充電時間が長いことなどが背景にある。なお、電気二重層コンデンサを用いた電力貯蔵装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、特許文献1記載の発明は、頻繁に入力電圧が低下することがある環境では、バッテリー電圧が放電により低下してしまうため、バックアップが不確実になるという課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、バックアップを確実に行うことが可能なバックアップ電源装置及び計算機システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のバックアップ電源装置は、供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置であって、充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、前記DC電源の電源出力によって前記充電池部の電気二重層コンデンサを充電するとともに、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電に達したことを検知して満充電信号を出力する充電制御部と、前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れかを選択するための電源切換部と、この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、を備え、前記出力制御部は、前記充電制御部から出力された満充電信号によって前記電源出力をオンすることを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載のバックアップ電源装置は、供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置であって、充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、前記DC電源の電源出力によって前記充電池部の電気二重層コンデンサを充電するとともに、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電に達したことを検知して満充電信号を出力する充電制御部と、前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れかを選択するための電源切換部と、この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、当該バックアップ電源装置によってバックアップされる負荷側のシャットダウン完了信号を入力するシャットダウン完了入力部と、を備え、前記出力制御部は、前記満充電信号によって前記電源出力をオンし、前記シャットダウン完了により前記電源出力をオフすることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3記載のバックアップ電源装置は、供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置であって、充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、前記DC電源の電源出力によって前記充電池部の電気二重層コンデンサを充電するとともに、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電に達したことを検知して満充電信号を出力する充電制御部と、この充電制御部の充電電圧をモニタする充電電圧モニタ部と、前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れかを選択するための電源切換部と、この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、を備え、前記充電電圧モニタ部は、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電電圧よりは低い第1の目標電圧に達すると、前記出力制御部に対して出力許可信号を出力し、前記出力制御部は、前記出力許可信号によって電源出力をオンすることを特徴とする。
さらにまた、本発明の請求項4記載のバックアップ電源装置は、供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置であって、充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、前記DC電源の電源出力によって前記充電池部の電気二重層コンデンサを充電するとともに、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電に達したことを検知して満充電信号を出力する充電制御部と、前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れか出力電圧の高い方の電源出力を選択するための電源切換部と、この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、当該バックアップ電源装置から負荷側に供給する出力電流をモニタする出力電流モニタ部と、を備え、前記出力電流モニタ部は、前記出力電流を監視し、当該出力電流が一定時間規定値より下がった場合に、当該負荷側のシャットダウンが完了したものと判定し、前記出力制御部に出力停止信号を送信し、前記出力制御部は、前記満充電信号によって前記電源出力をオンし、前記モニタ部からの出力停止信号を受信したとき前記電源出力をオフすることを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載の計算機システムは、供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置及びコンピュータ部を備えた計算機システムであって、前記バックアップ電源装置は、前記DC電源電圧が停電になった際に電源停止信号を送信する電源モニタ部と、充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、前記充電池部の充電量を検知する充電量モニタ部と、前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れかを選択するための電源切換部と、この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、前記バックアップ電源装置の出力電流を測定する電流測定器と、を備え、前記コンピュータ部は、前記バックアップ電源装置から電源供給を受けるPC電源部と、前記電源モニタ部から出力された電源停止信号を受信した際、ハイバネーション処理を実行し、当該ハイバネーション処理完了時にはハイバネーション完了信号を出力する制御手段と、を備え、前記充電量モニタ部は、前記DC電源の停電が発生した際、前記制御手段によって実行されるハイバネーション処理を実行するのに必要な充電量を計測し、前記DC電源の停電復帰の際、前記充電池部の充電量が前記ハイバネーション処理を実行するのに必要な充電量に達したとき、前記出力制御部を制御し、前記PC電源部に電源供給を行うことを特徴とする。
本発明の電気二重層コンデンサを用いたバックアップ電源装置(以下、バックアップ電源装置と称する。)は、満充電又は負荷側の状態に応じて当該バックアップ電源装置からの電源供給を制御することによりバックアップ電源措置からの放電を低減することができる。
また、本発明のPCは、PC部とバックアップ電源部を一体に構成したもので、PC部がハイバネーション処理を行うのに必要な電力量を測定する手段及びハイバネーション終了信号を用いてバックアップ電源部の充電池部の電力消費を低減する手段を備える。このような構成にすることにより、瞬時停電などが発生した場合であってもPCがハイバネーション処理を行うのに必要な電気二重層コンデンサによる充電電流が確保されるため、安全なPCが確保される。以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るバックアップ電源装置の一例である。図2は、図1に示す充電制御部1及び充電池部2の詳細図である。本実施例では、電気二重層コンデンサを用いて形成した充電池が下記(1)及び(2)の条件を満たすことを条件とする。
(1)DC電源電圧>電気二重層コンデンサの満充電電圧
(2)電気二重層コンデンサの容量が、バックアップ電源装置の耐用年数を通じて、DC電源停止から負荷としてのPC(Personal Computer)のシャットダウン処理が正常終了するまでの間、バックアップ電源を供給できる容量を有するものとする。
(2)電気二重層コンデンサの容量が、バックアップ電源装置の耐用年数を通じて、DC電源停止から負荷としてのPC(Personal Computer)のシャットダウン処理が正常終了するまでの間、バックアップ電源を供給できる容量を有するものとする。
本実施例1のバックアップ電源装置100は、充電制御部1、充電池部2、電源切換部3、DC−DCコンバータ部(定電圧手段)4、出力制御部5及び電源モニタ部6を有して構成される。
また、DC電源110及び上記バックアップ電源装置100でバックアップシステム150を構成し、負荷としてのPC200の電源をバックアップする。以下、本実施例では上記PC200の電源をバックアップする場合を例に説明する。
充電制御部1は、充電池部2を充電するもので、充電制御器11、トランスL1、NチャネルMOSFET(第2のスイッチ手段)13(以下、FET13と称す。)及び抵抗R6・R7等で構成される。
トランスL1は、充電制御器11のGATEに接続されたFET13がパルス状にオン・オフ駆動され、当該トランスL1の1次側に供給されたDC電源110の電力が2次側に伝達される。その際、トランスの巻数比によって設定される電圧が2次側に発生する。本実施例では、DC電源110の電圧である1次側の電圧(例えば、12V)に対して巻数比N(N=1)倍した正・負の電圧が2次側に発生する。DC電源110の電圧値が低い場合には、巻数比Nの値を大きな値(例えば、N=10など)にして昇圧した後に電気二重層コンデンサを充電する場合もあるが、本実施例では、負荷PC200で必要とするDC電源電圧の供給が可能であることから、巻数比Nの値を小さな値(N=1)とすることができる。その分、2次電流を十分とることができるため、本実施例のように比較的容量が大きい電気二重層コンデンサを充電する場合には好適である。
トランスL1の2次側に発生した電圧は、ダイオードD1によって正電圧が取出されて電気二重層コンデンサC1〜C5に供給される。
このようにして、2次電流を十分確保し電気二重層コンデンサC1〜C5に供給することにより、本発明の課題の一つである高速充電が可能になる。
電気二重層コンデンサC1〜C5にバランス抵抗R1〜R5が接続される。このバランス抵抗R1〜R5によって2次電圧が分圧され。その分圧された電圧がそれぞれ電気二重層コンデンサC1〜C5に加わる。このようにすることにより、電気二重層コンデンサC1〜C5の中の内部インピーダンスの変動に関わらず当該電気二重層コンデンサC1〜C5の両端に均一な電圧が加わる。バランス抵抗と言われる所以である。
このバランス抵抗R1〜R5を用いることにより、電気二重層コンデンサC1〜C5に供給される電源の電圧変動を低減することができる。また、同一容量の電気二重層コンデンサであっても耐圧を下げることができるため、経済的であるだけでなく小型化することができる。
本実施例では、上述した5個の電気二重層コンデンサC1〜C5を直列接続して構成することにより満充電時10.5Vの出力電圧が得られる。
電気二重層コンデンサC1〜C5が充電されると、このときの2次側電圧が1次側に逆反射するため、この1次側電圧が抵抗R6を通してRVoutに流れ込む。この電流が充電制御器11によって検知される。このようにして、電気二重層コンデンサC1〜C5に充電された充電電圧が検知(モニタ)される。
充電制御器11は、検知した充電電圧が満充電電圧に達すると、満充電信号12を出力する。
充電池部2は、DC電源110の入力電圧が低下した場合に、当該バックアップ電源装置100の出力コネクタC1に接続された負荷(ここでは、PC200)がシャットダウン処理を完了するまでの時間、電源を供給する。従って、少なくとも、当該時間、安定した電源を供給する必要がある。
出力制御部5は、PチャネルMOSFE(第1のスイッチ手段)T51(以下、FET51と称する。)のゲートGを制御し、DC−DCコンバータ部4の出力電圧をPC200に供給する。
電源切換部3は、DC電源110の電源出力又は充電池部2の電源出力の内、出力電圧の高い方の電源を選択して出力するように切り換える。充電池部2の出力は電源切換部3のVinに接続され、DC電源110の出力は、FET32の入力端に接続される。このFET32の出力端は、電源切換部3のSENSEに接続される。電源切換部3は、Vinに入力された充電池部2の出力電圧とSENSEに入力されたDC電源の出力電圧を比較し、入力電圧の高い方のFETをオンにし、入力電圧の低い方のFETをオフにする。両方の電圧を比較するために抵抗R10が使用される。
このような構成にすることにより、例えば、「発明が解決しようとする課題」に記載されている、入力電圧が低下(DC電源110出力電圧が低下)した場合であっても、高速充電が可能な充電池部2に充電された電源が負荷に対して電源供給できる。
本実施例では、FET31、32、51をPチャネルMOSFETで構成している。ここで用いられるFETは、順方向のオン抵抗が小さく、順方向電圧降下の少ないものが望ましい。本実施例では順方向電圧降下が20mV程度のものを使用している。
DC−DCコンバータ部(定電圧手段)4は、電源切換部3から出力された電源電圧を負荷であるPC200が動作する電圧に変換する。本実施例では、DC電源110の出力電圧はDC12V(直流12V)であり、充電池部2の出力電圧は直流10.5V(直流10.5V)であるから、この電圧をPC200の動作電圧である例えばDC5V(直流5V)に変換する。従って、負荷が要求する電圧が異なる場合にはDC−DCコンバータはその要求される電圧に合うように設定される。
第1のスイッチ手段としてのFET51は、電源切換部3によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する(オン)か否(オフ)かを切り換える。
出力制御部5は、満充電信号12を受信し、上記FET51のゲートGを制御してDC−DCコンバータ部4から供給される電源をオンする。
このような制御を行うことにより、充電池部2が満充電になった後でなければPC200に対して電源を供給しないため、PC200が稼働中にPC200に供給している電源が瞬時停電等により電圧が低下した場合であっても、PC200の電源オフ時の終了動作が完了するまで充電池部2から電源が供給される。
本実施例の充電池が高速充電が可能であり、電気二重層コンデンサを使用していることにより、従来の充電池が経年変化により比較的短い期間に充電能力が低下するため、充電能力が低いことを知らずに使用していた結果、PCの瞬時停電にバックアップされないという不具合を解決することができる。これは、電気二重層コンデンサがそのコンデンサ特性の経年変化が少ないことによるものである。また、上述した高速充電が可能であることから、本実施例のバックアップ電源装置を、例えば、PCと一体に組み込むことにより、頻繁に入力電圧が低下する環境であってもPC電源のバックアップが可能になる。
図3は、本発明の実施例2に係るバックアップ電源装置101の一例である。基本的な構成は、図1に示す実施例1と同様であるため、同一部分には同一符号を用い、ここでは、実施例1と異なる部分の説明行う。
実施例2では、PC200のシャットダウン完了信号201を出力制御部5に通知する手段としてシャットダウン完了入力部を追加した。
このような構成にすることにより、実施例1の効果に加え、PC200からシャットダウン完了信号201を受信した出力制御部5が、PC200への電源供給を止めることができるため、充電池部2の消耗を防止できる。
図4は、本発明の実施例3に係るバックアップ電源装置102の一例である。基本的な構成は、図1に示す実施例1と同様であるため、同一部分には同一符号を用い、ここでは、実施例1と異なる部分の説明を行う。
実施例3では、実施例1に示す満充電信号に変えて、充電電圧モニタ部14が設けられている。
充電電圧モニタ部14は、充電制御部1によって充電された充電池部2の充電電圧を検知(モニタ)する。この検知の結果、電気二重層コンデンサC1〜C5の充電電圧が満充電電圧よりは低い第1の目標電圧に達すると出力制御部5に対して出力許可信号14aを出力する。
充電池部2は、PC200のシャットダウン処理が開始すると、充電電圧が直線的に低下するが、シャットダウン処理終了までは、安定して電源を供給する必要がある。
従って、このシャットダウン処理終了までの時間、電源供給を行うために必要な充電電圧を把握しておくことにより、充電池部2の電圧が満充電になる前であってもPC200に対する電源供給が可能な場合がある。この電圧を上記第1の目標電圧に設定することにより、充電池部2の電圧が満充電に達する前であっても上述した出力許可信号14aを出力することができる。
出力制御部5は、出力許可信号14aを受信し、第1のスイッチ手段としてのFET51のゲートGを制御してDC−DCコンバータ部4から供給される電源をオンする。
このような構成にすることにより、実施例1の効果に加え、充電池部2の電圧が満充電に達する前にPC200に対して電源を供給することができるため、実施例1に比べてPC200への電源供給時間を短縮することができる。
図5は、本発明の実施例4に係るバックアップ電源装置103の一例である。基本的な構成は、図3に示す実施例2と同様であるため、同一部分には同一符号を用い、ここでは、実施例2と異なる部分説明を行う。
実施例4では、図3に示すシャットダウン完了信号201に変えて出力電流モニタ部7が設けられている。出力電流が一定時間規定値より下がった場合に、当該出力電流モニタ部7がPC200のシャットダウンが完了したものと判定し、出力制御部5に出力停止信号71を送信する。出力制御部5はこの出力停止信号71を受信すると、FET51のゲートGを制御してDC−DCコンバータ部4から供給される電源をオフ(停止)する。
このような構成にすることにより、実施例2の効果に加え、図3に示すPC200からのシャットダウン完了信号201がなくともPC200に対する電源供給を止めることができるため、図3に示す実施例2に比べて電池の消耗を防止することができる。
図6は、本発明の実施例5に係るバックアップ電源装置である。基本的な構成は、図1に示す実施例1と同様であるため、同一部分には同一符号を用い、ここでは、実施例1と異なる部分を説明する。
実施例5には、実施例1に示すバックアップ電源出力端子が複数設けられており、PC200以外の負荷に電源供給を行うことができる。図示した例では、バックアップ電源出力をPC200に供給するコネクタC1の他にコネクタC2及びC3が設けられている。
このような構成にすることにより、電気二重層コンデンサを充電池とする充電池部2の電圧が満充電状態になり満充電信号12が出力されるまでは、FET51がオンにならないため、DC電源110は、充電池部2の充電に使用される。
次に、充電池部2の電圧が満充電になると、満充電信号12が出力制御部5に対して出力され、第1のスイッチ手段としてのFET51がオンする。この結果、DC−DC−コンバータの出力がFET51を通して負荷に供給される。この負荷側に供給される電源は、実施例1で説明したようにDC電源出力が電源切換部3で切り換えられて出力される。その結果、満充電信号12の出力後は、DC電源110の出力が選択されて出力される。
すなわち、DC電源110の電源出力は、電気二重層コンデンサC1〜C5を充電している期間は出力端子C1〜C3に電源供給を行わず、電気二重層コンデンサC1〜C5の充電完了後、出力端子C1〜C3に対して電源を供給する。従って、電気二重層コンデンサを充電する充電電力と負荷側に供給する電力が同時に消費されることがないため、DC電源容量を小型にすることができる効果が得られる。
図7は、本発明の実施例6に係る計算機システム300の一例である。計算機システム300は、いわゆるPCとしてのPC部(コンピュータ部)310及びPCの電源としてのバックアップ電源装置106を有し、これらが一体に構成されたものである。
PC部310は、PC電源部312及びPC本体部311を有して構成される。PC電源部312は、入力されたDC電源からPC本体部311を駆動するのに必要な電源を発生する。
PC本体部311は、CPU311a、メモリ、I/O(Input Output:入出力装置)などを有して構成される。
CPU311aは、メモリ内に保存されたOS(Operating System)及びプログラムを起動することによりPCとしての基本的な動作が可能になる。
なお、PC部310は必ずしも図示した構成を必須要件とするものではなく、例えばPC電源部312に相当する部分をバックアップ電源装置106内に設けても同様の効果を有する。しかしながら、このような構成にした場合には、PC部310の機種によりPC本体部が必要とする電源の電圧値が異なる場合には、PC部310の機種ごとにバックアップ電源装置を作ることが必要になるため、汎用性が損なわれることになるが本実施例の基本的な動作は同様である。
バックアップ電源装置106には、充電量モニタ部8及び電流測定器9が設けられており、その他の部分は、実施例1と共通であるため、同一部分には同一符号を用い、ここでは実施例1と異なる部分の説明を行う。
充電量モニタ部8には、A/Dコンバータ(Analog to Digital コンバータ:AD変換器)を有する低消費電力マイクロコンピュータ(図示しない)が備えられており、当該マイクロコンピュータにより、充電池部2から出力される充電電圧値21及び電流測定器9から出力された電流値91を入力して計測し、その計測結果に基づいて出力制御部5に対してPチャンネルMOSFET51のゲートGを制御してDC−DCコンバータ部4から供給される電源のオン/オフ制御を行う。
充電電圧値21は、充電制御部1によって電気二重層コンデンサC1〜C5に充電された電圧である(図2参照)。この電気二重層コンデンサの容量C(C1〜C5の合成容量)、充電電圧をVcとし、そのとき充電される電流をiとすると、充電電圧Vcは一般的によく知られている概略下式(1)で示される。
Vc=(1/C)∫i・dt・・・・・・・・・・(1)
充電電流iを定電流Iに制御することにより
Vc=(I/C)∫dt
=(I/C)t・・・・・・・・・・・・・・(2)
上式(2)は、充電電圧Vcが時間tに比例して直線的に上昇することを意味する。
充電電流iを定電流Iに制御することにより
Vc=(I/C)∫dt
=(I/C)t・・・・・・・・・・・・・・(2)
上式(2)は、充電電圧Vcが時間tに比例して直線的に上昇することを意味する。
また、このとき、時間t秒後の充電電流量Itは下式(3)になる。
It=C・Vc・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
上式(3)は、必要な充電電流量Itがわかれば、充電電圧Vcを計測(モニタとも言う)し、この充電電圧Vcが所定の電圧に到達した時点で電気二重層コンデンサが充電されたものとみなして、PC部310に対してDC電源110からの電源供給を開始することができる。以上の処理は、充電量モニタ部8に出力された充電電圧値21を上述したA/Dコンバータでデジタルデータに変換後、当該マイクロコンピュータで計算することにより算出される。
It=C・Vc・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
上式(3)は、必要な充電電流量Itがわかれば、充電電圧Vcを計測(モニタとも言う)し、この充電電圧Vcが所定の電圧に到達した時点で電気二重層コンデンサが充電されたものとみなして、PC部310に対してDC電源110からの電源供給を開始することができる。以上の処理は、充電量モニタ部8に出力された充電電圧値21を上述したA/Dコンバータでデジタルデータに変換後、当該マイクロコンピュータで計算することにより算出される。
電流測定器9は、PC電源部312に供給される電流を測定する。その測定した電流値91は、充電量モニタ部8に出力される。
以上のことを前提に、瞬時停電が発生した場合の動作を説明する。DC電源110に供給される例えばAC100Vが瞬時停電になった場合、DC電源110の電圧が低下する。この電圧が所定の電圧以下になると電源モニタ部6によって検知され、電源停止信号61としてPC電源部312に出力される。同様に電源モニタ部6から電源停止信号62が充電量モニタ部8に出力される。
PC電源部312は、PC部310に対して電源停止信号61が入力されると、CPU311a(制御手段)は、電源停止信号61を検知してシャットダウン処理又はハイバネーション処理に移行する。何れの処理を行うかは、PC本体部311を管理するOSにより決定されるか又は事前に設定される。ここでは、ハイバネーション処理を実行する場合について説明する。
なお、ハイバネーションとは、PCのOSに見られる特徴の一つで、電源を切断(シャットダウン)する前に、物理メモリに記憶されている作業の内容を外部記憶装置(ハードデスク)に退避させ、次にコンピュータを起動させた際、作業途中から再開できるようにする機能のことである。
充電量モニタ部8は、電源停止信号62を検知し、電流測定器9で測定したPC電源部312に供給される電流値の計測を開始する。
CPU311a(制御手段)は、上述したハイバネーション処理を実行して回復に必要なデータファイルの保存を行うと、ハイバネーション完了信号310aを充電量モニタ部8に出力する。なお、図7では、ハイバネーション完了信号310aを出力する場合を示しているが、シャットダウン完了信号を出力する場合も同様である。
充電量モニタ部8は入力されたハイバネーション完了信号310aを検知して上述した電流測定器9で測定したPC電源部312に供給される電流値の計測を停止する。この結果、上式(3)で説明した電気二重層コンデンサに対する必要な充電電流量Itが把握される。
また、充電量モニタ部8は、このハイバネーション完了信号310aを検知して、出力制御部5に対して出力停止信号81を出力する。出力制御部5は、充電量モニタ部8からの出力停止信号81を検知しPチャンネルMOSFET51のゲートGを制御してDC−DCコンバータ部4から供給される電源をオフにする。この結果、ハイバネーション処理が終了したにも関わらず充電池部2からPC電源部312に対して電源が供給されることによる充電池部2の電力消費を低減することができる。
次に、瞬時停電復帰後について説明する。瞬時停電復帰の際には、充電電池部2の充電が十分でない場合には、再度の瞬時停電が発生した場合にハイバネーション処理を行うことができないため、このハイバネーション処理を実行するのに必要な充電量を確認してから、PCに対する電源供給を開始することが望ましい。
本実施例では、このハイバネーション処理を実行するのに必要な充電電流Itが上述した処理によって把握されているので、上式(3)により、このItに達するときの電気二重層コンデンサの充電電圧Vcが所定の電圧値に到達するまで、PCに対してDC電源110からの電源供給を行わない。すなわち、上述したPチャンネルMOSFET51のゲートGを制御してDC−DCコンバータ部4から供給される電源をオフの状態に保持する。この期間、電気二重層コンデンサは充電を継続する。
このようにして、充電電圧Vcが所定の値に達すると、ハイバネーション処理に必要な充電電流が確保され、PC部310に対してDC電源110からの電源供給が開始され、PC部310の復帰処理が開始される。なお、このPC部310の復帰処理の際にも充電制御部1は、充電池部2が満充電に達するまで充電を行う。
以上の説明で明らかなように、上述したハイバネーション終了信号310aを用いることにより、充電池部2の電力消費を低減することができ、小型で最適なバックアップ電源装置106を構成することができる。また、充電量モニタ部8を設けたことにより、PC部に消費電力の異なるPC(主に性能の異なるPC)が接続された場合であっても、ハイバネーションに最適な充電量が把握できるため、電気二重層コンデンサが満充電になるのを待たなくてもPCの迅速な起動が行える。
L1 トランス
C1〜C5:電気二重層コンデンサ
1 充電制御部
13 FET
2 充電池部
3 電源切換部
4 DC−DCコンバータ
5 出力制御部
51 FET
6 電源モニタ部
7 出力電流モニタ
71 出力停止信号
100 実施例1のバックアップ電源装置
101 実施例2のバックアップ電源装置
102 実施例3のバックアップ電源装置
103 実施例4のバックアップ電源装置
104 実施例5のバックアップ電源装置
150 実施例1のPCバックアップシステム
151 実施例2のPCバックアップシステム
152 実施例3のPCバックアップシステム
153 実施例4のPCバックアップシステム
154 実施例5のPCバックアップシステム
200 PC
9 電流測定器
21 充電電圧値
62 電源停止信号
81 出力停止信号
91 電流測定値
106 実施例6のバックアップ電源装置
300 計算機システム
310 PC部
310a ハイバネーション完了信号
311 PC本体部
312 PC電源部
C1〜C5:電気二重層コンデンサ
1 充電制御部
13 FET
2 充電池部
3 電源切換部
4 DC−DCコンバータ
5 出力制御部
51 FET
6 電源モニタ部
7 出力電流モニタ
71 出力停止信号
100 実施例1のバックアップ電源装置
101 実施例2のバックアップ電源装置
102 実施例3のバックアップ電源装置
103 実施例4のバックアップ電源装置
104 実施例5のバックアップ電源装置
150 実施例1のPCバックアップシステム
151 実施例2のPCバックアップシステム
152 実施例3のPCバックアップシステム
153 実施例4のPCバックアップシステム
154 実施例5のPCバックアップシステム
200 PC
9 電流測定器
21 充電電圧値
62 電源停止信号
81 出力停止信号
91 電流測定値
106 実施例6のバックアップ電源装置
300 計算機システム
310 PC部
310a ハイバネーション完了信号
311 PC本体部
312 PC電源部
Claims (5)
- 供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置であって、
充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、
前記DC電源の電源出力によって前記充電池部の電気二重層コンデンサを充電するとともに、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電に達したことを検知して満充電信号を出力する充電制御部と、
前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れかを選択するための電源切換部と、
この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、
を備え、
前記出力制御部は、
前記充電制御部から出力された満充電信号によって前記電源出力をオンすることを特徴とするバックアップ電源装置。 - 供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置であって、
充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、
前記DC電源の電源出力によって前記充電池部の電気二重層コンデンサを充電するとともに、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電に達したことを検知して満充電信号を出力する充電制御部と、
前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れかを選択するための電源切換部と、
この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、
当該バックアップ電源装置によってバックアップされる負荷側のシャットダウン完了信号を入力するシャットダウン完了入力部と、
を備え、
前記出力制御部は、
前記満充電信号によって前記電源出力をオンし、前記シャットダウン完了により前記電源出力をオフすることを特徴とするバックアップ電源装置。 - 供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置であって、
充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、
前記DC電源の電源出力によって前記充電池部の電気二重層コンデンサを充電するとともに、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電に達したことを検知して満充電信号を出力する充電制御部と、
この充電制御部の充電電圧をモニタする充電電圧モニタ部と、
前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れかを選択するための電源切換部と、
この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、
を備え、
前記充電電圧モニタ部は、
前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電電圧よりは低い第1の目標電圧に達すると、前記出力制御部に対して出力許可信号を出力し、
前記出力制御部は、
前記出力許可信号によって電源出力をオンすることを特徴とするバックアップ電源装置。 - 供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置であって、
充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、
前記DC電源の電源出力によって前記充電池部の電気二重層コンデンサを充電するとともに、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が満充電に達したことを検知して満充電信号を出力する充電制御部と、
前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れか出力電圧の高い方の電源出力を選択するための電源切換部と、
この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、
当該バックアップ電源装置から負荷側に供給する出力電流をモニタする出力電流モニタ部と、を備え、
前記出力電流モニタ部は、
前記出力電流を監視し、当該出力電流が一定時間規定値より下がった場合に、当該負荷側のシャットダウンが完了したものと判定し、前記出力制御部に出力停止信号を送信し、
前記出力制御部は、
前記満充電信号によって前記電源出力をオンし、前記モニタ部からの出力停止信号を受信したとき前記電源出力をオフすることを特徴とするバックアップ電源装置。 - 供給されるDC電源をバックアップするバックアップ電源装置及びコンピュータ部を備えた計算機システムであって、
前記バックアップ電源装置は、
前記DC電源電圧が停電になった際に電源停止信号を送信する電源モニタ部と、
充電池として電気二重層コンデンサを用いた充電池部と、
前記充電池部の充電量を検知する充電量モニタ部と、
前記DC電源の電源出力と前記充電池部の電源出力との何れかを選択するための電源切換部と、
この電源切換部によって切り換えられた電源出力を当該バックアップ電源装置の出力として出力する出力制御部と、
前記バックアップ電源装置の出力電流を測定する電流測定器と、
を備え、
前記コンピュータ部は、
前記バックアップ電源装置から電源供給を受けるPC電源部と、
前記電源モニタ部から出力された電源停止信号を受信した際、ハイバネーション処理を実行し、当該ハイバネーション処理完了時にはハイバネーション完了信号を出力する制御手段と、を備え、
前記充電量モニタ部は、
前記DC電源の停電が発生した際、前記制御手段によって実行されるハイバネーション処理を実行するのに必要な充電量を計測し、前記DC電源の停電復帰の際、前記充電池部の充電量が前記ハイバネーション処理を実行するのに必要な充電量に達したとき、前記出力制御部を制御し、前記PC電源部に電源供給を行うことを特徴とする計算機システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011076424A JP2012100517A (ja) | 2010-10-07 | 2011-03-30 | バックアップ電源装置及び計算機システム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010227984 | 2010-10-07 | ||
| JP2010227984 | 2010-10-07 | ||
| JP2011076424A JP2012100517A (ja) | 2010-10-07 | 2011-03-30 | バックアップ電源装置及び計算機システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012100517A true JP2012100517A (ja) | 2012-05-24 |
Family
ID=46391773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011076424A Withdrawn JP2012100517A (ja) | 2010-10-07 | 2011-03-30 | バックアップ電源装置及び計算機システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012100517A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109697044A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-04-30 | 北京时代奥视科技有限公司 | 拼接屏控制系统,切换备份电源的方法和计算机可读介质 |
| WO2022210441A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | ミネベアミツミ株式会社 | 予備電源装置及び予備電源装置の制御方法 |
-
2011
- 2011-03-30 JP JP2011076424A patent/JP2012100517A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109697044A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-04-30 | 北京时代奥视科技有限公司 | 拼接屏控制系统,切换备份电源的方法和计算机可读介质 |
| WO2022210441A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | ミネベアミツミ株式会社 | 予備電源装置及び予備電源装置の制御方法 |
| JP2022153839A (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-13 | ミネベアミツミ株式会社 | 予備電源装置及び予備電源装置の制御方法 |
| US12230995B2 (en) | 2021-03-30 | 2025-02-18 | Minebea Mitsumi Inc. | Auxiliary power supply device and method for controlling auxiliary power supply device |
| JP7632876B2 (ja) | 2021-03-30 | 2025-02-19 | ミネベアミツミ株式会社 | 予備電源装置及び予備電源装置の制御方法 |
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