JP2012103078A - 流量センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】センサチップのメンブレンへの実装応力の伝達を抑制できる実装構造を実現しながら、センサチップの裏面での乱流発生を抑制できる流量センサを提供する。
【解決手段】センサチップ10は、一端側にメンブレンが位置し、他端側にセンサチップを支持するケース20と接着剤30を介して接着される接着部13が設けられており、ケース20は、接着剤30と接着される接着面23と、センサチップの裏面10bのうち凹部11の開口周縁部14に対向し、接着面23よりも隆起して、センサチップの裏面10bとの間に隙間Gを形成する隆起面24とを有する流量センサにおいて、ケース20は、接着面23に設けられ、接着剤30の中を突き進むように突出する1つ以上の突起部25を有し、突起部25は、隆起面24よりもセンサチップの裏面10bの近くに先端が位置することにより、センサチップ10の接着部13を支持する構成を採用する。
【選択図】図1
【解決手段】センサチップ10は、一端側にメンブレンが位置し、他端側にセンサチップを支持するケース20と接着剤30を介して接着される接着部13が設けられており、ケース20は、接着剤30と接着される接着面23と、センサチップの裏面10bのうち凹部11の開口周縁部14に対向し、接着面23よりも隆起して、センサチップの裏面10bとの間に隙間Gを形成する隆起面24とを有する流量センサにおいて、ケース20は、接着面23に設けられ、接着剤30の中を突き進むように突出する1つ以上の突起部25を有し、突起部25は、隆起面24よりもセンサチップの裏面10bの近くに先端が位置することにより、センサチップ10の接着部13を支持する構成を採用する。
【選択図】図1
Description
本発明は、流量センサに関するものである。
流量センサは、裏面に形成された凹部によって、表面側にメンブレンが構成されたセンサチップと、このセンサチップを支持するケースとを有しており、センサチップの表面上を流れる被検出流体の流量を検出するものである。
従来、このような流量センサでは、被検出流体の流量が高流量になると、センサチップ裏面の凹部に被検出流体が流れ込むことで乱流が発生し、流量センサの出力特性(流量特性)が変動することが知られている。この特性変動は、回路の特性補正で補正することが困難なため、流量の測定精度の悪化に直結する。そこで、従来の流量センサでは、センサチップ裏面での乱流発生を抑制するために、種々の対策が施されており、例えば、特許文献1に記載の流量センサがある。
特許文献1に記載の流量センサは、特許文献1の図15に示されるように、ケースの底面27に、センサチップ裏面の凹部(空隙部)の開口周縁部を覆うように隆起した突出面26bを設け、この突出面26bとセンサチップの開口周縁部との間に隙間を形成している。そして、この突出面26bに傾斜面28を設けることによって、センサチップ裏面の凹部内への被検出流体の流入を抑制している。
ちなみに、特許文献1に記載の流量センサは、センサチップの一端側(メンブレン側)がケースの設置面25a、25bに支持され、センサチップの他端側(メンブレンから離れた側)がケースの接着面24と接着された構造であり、突出面26を設置面25a、25bよりもわずかに低くすることで、突出面26bとセンサチップ裏面との間に隙間を形成している。
ところで、流量センサにおいては、センサチップのメンブレンへの実装応力の伝達を抑制できる実装構造が重要である。これは、センサチップのメンブレンには抵抗体が形成されており、この抵抗体はピエゾ抵抗係数を有するものであるため、この抵抗体に応力が伝達されると、抵抗体の抵抗値が変動し、流量センサの出力特性が変動してしまうからである。
ここで、実装応力とは、センサチップのケースへの実装の際にセンサチップにかかる応力を意味し、例えば、センサチップとケースとの接着時に加熱するため、センサチップを構成する材料とケースを構成する材料との線膨張係数差によって生じる熱応力や、センサチップとケースとの接着時に、センサチップとケースとを押し付けることによって、ケースからセンサチップにかかる圧力等が含まれる。
センサチップにかかる熱応力は、接着剤の経時変化によって、増大もしくは減少するため、経時変化とともに抵抗体の抵抗値が変動し、流量センサの出力特性が変動してしまう。すなわち、長時間経過して接着剤が劣化して、接着剤の剥離、クリープ等が生じると、センサチップのケースによる拘束が開放され、センサチップに生じていた歪みが解消されて、センサチップにかかっていた応力が開放される(減少する)。また、長時間経過して接着剤が硬化し収縮すると、センサチップの歪みが大きくなって、センサチップにかかる熱応力が増大する。このように、接着剤の経時変化によって、センサチップにかかる熱応力が増大もしくは減少することも、特性ずれの原因となる。
このようなセンサチップにかかる熱応力は、センサチップの接着部がケースに拘束されるために発生し、センサチップのうち接着部に近い領域ほど熱応力が大きくなる。
したがって、メンブレンへの熱応力の伝達を抑制するためには、接着剤によってケースと接着される接着部を、センサチップのうちメンブレンから離れた位置に設ける実装構造が望ましい。すなわち、センサチップの一端側にメンブレンを設け、センサチップの他端側に接着部を設け、センサチップの他端側がケースに支持される片持ち構造が望ましい。
しかし、上述の特許文献1に記載の流量センサは、メンブレンから離れたセンサチップの他端側の位置に、センサチップの接着部を設けているが、メンブレンが設けられたセンサチップの一端側がケースの設置面に支持される構造であり、実質的にセンサチップの両端が支持される両持ち構造である。
このため、上述の特許文献1に記載の流量センサでは、ケースの設置面がメンブレンの近くに位置するので、接着時にセンサチップとケースとを押し付けると、ケースの設置面からメンブレンに実装応力(圧力)が伝達してしまう。
本発明は上記点に鑑みて、センサチップのメンブレンへの実装応力の伝達を抑制できる実装構造を実現しながら、センサチップの裏面での乱流発生を抑制できる流量センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
裏面(10b)に開口を有する凹部(11)によって、表面側(10a)にメンブレン(12)が構成され、メンブレン(12)に抵抗体(12a〜12c)が形成されたセンサチップ(10)と、
センサチップ(10)を収容するケース(20)とを備え、
センサチップ(10)は、一端側にメンブレン(12)が位置し、一端側の反対側である他端側にケース(20)と接着剤(30)を介して接着される接着部(13)が設けられており、
ケース(20)は、センサチップの裏面(10b)のうち接着部(13)と対向し、接着剤(30)と接着される接着面(23)と、センサチップの裏面(10b)のうち少なくとも凹部(11)の開口周縁部(14)に対向し、接着面(23)よりもセンサチップの裏面(10b)側に隆起して、センサチップの裏面(10b)との間に隙間(G)を形成する隆起面(24)とを有する流量センサにおいて、
ケース(20)は、接着面(23)に設けられ、センサチップの裏面(10b)に向かって、接着剤(30)の中を突き進むように突出する1つ以上の突起部(25)を有し、
突起部(25)は、隆起面(24)よりもセンサチップの裏面(10b)の近くに先端が位置することにより、センサチップ(10)の接着部(13)を支持しており、
接着面を基準とした突起部(25)の高さ(h1)および隆起面(24)の高さ(h2)によって、隙間(G)の大きさ(d1)が規定されていることを特徴とする流量センサ。
裏面(10b)に開口を有する凹部(11)によって、表面側(10a)にメンブレン(12)が構成され、メンブレン(12)に抵抗体(12a〜12c)が形成されたセンサチップ(10)と、
センサチップ(10)を収容するケース(20)とを備え、
センサチップ(10)は、一端側にメンブレン(12)が位置し、一端側の反対側である他端側にケース(20)と接着剤(30)を介して接着される接着部(13)が設けられており、
ケース(20)は、センサチップの裏面(10b)のうち接着部(13)と対向し、接着剤(30)と接着される接着面(23)と、センサチップの裏面(10b)のうち少なくとも凹部(11)の開口周縁部(14)に対向し、接着面(23)よりもセンサチップの裏面(10b)側に隆起して、センサチップの裏面(10b)との間に隙間(G)を形成する隆起面(24)とを有する流量センサにおいて、
ケース(20)は、接着面(23)に設けられ、センサチップの裏面(10b)に向かって、接着剤(30)の中を突き進むように突出する1つ以上の突起部(25)を有し、
突起部(25)は、隆起面(24)よりもセンサチップの裏面(10b)の近くに先端が位置することにより、センサチップ(10)の接着部(13)を支持しており、
接着面を基準とした突起部(25)の高さ(h1)および隆起面(24)の高さ(h2)によって、隙間(G)の大きさ(d1)が規定されていることを特徴とする流量センサ。
このように、本発明では、センサチップの一端側にメンブレンが位置し、センサチップの他端側に接着部が位置しており、センサチップの他端側がケースに支持される片持ち構造であって、ケースの接着面に設けた突起部(25)によって、センサチップの接着部を支持する構造を採用している。
このため、本発明によれば、センサチップの接着部がメンブレンから離れたセンサチップの他端側の位置にあるので、メンブレンへの熱応力の伝達を抑制できる。さらに、センサチップを支持する突起部も、メンブレンから離れたセンサチップの他端側の接着面に設けられているので、特許文献1の流量センサのようにメンブレンに近いセンサチップの一端側がケースに支持される場合と比較して、接着のための押し付け時に突起部からセンサチップに印加される圧力のメンブレンへの伝達を抑制できる。
そして、本発明では、ケースの隆起面(24)を接着面(23)よりも高くすることで、ケースの隆起面とセンサチップの裏面との間に、ケースの接着面とセンサチップの裏面との間隔よりも狭い隙間(G)を形成しており、この隙間の大きさを突起部および隆起面の高さによって規定できるので、この隙間の大きさを精度良く設定でき、この隙間を確実に狭くできる。この結果、センサチップの裏面の凹部に被検出流体が流れ込むことを抑制できる。
また、その一方で、ケースの接着面(23)を隆起面(24)よりも低くしているので、ケースの接着面とセンサチップの裏面との間隔を、ケースの隆起面とセンサチップの裏面との隙間(G)よりも広くでき、接着剤(30)を厚くすることができる。これにより、厚い接着剤の弾性変形を利用して、センサチップとケースとの線膨張係数差によって発生する熱応力を緩和することが可能となる。
よって、本発明によれば、センサチップのメンブレンへの実装応力の伝達を抑制できる実装構造を実現しながら、センサチップの裏面での乱流発生を抑制できる。
請求項1に記載の流量センサにおいて、下記のように、請求項2〜10に記載の構成を採用することができる。
例えば、請求項2に記載のように、隆起面(24)は、凹部(11)の全周囲に位置し、凹部(11)の全周囲にわたって隙間(G)を形成することが好ましい。
また、請求項3、4に記載のように、隆起面(24)を、ケース(20)の凹部(11)に対向する領域と開口周縁部(14)に対向する領域の両方に位置させたり、記開口周縁部(14)に対向する領域のみに位置させたりすることができる。
また、請求項5、6に記載のように、突起部(25)の先端面を、球面(25a)としたり、平面(25b、25c)としたりすることができる。
また、請求項7に記載のように、突起部(25)は、複数であることが好ましい。
また、請求項8に記載のように、抵抗体(12a〜12c)は、センサチップ(10)の一端から他端に向かう方向に延びる仮想線を基準として対称となるように、複数配置されている場合、複数の突起部(25)を、それと同じ仮想線を基準に対称に配置することが好ましい。
また、請求項9に記載のように、突起部(25)が、ケース(20)と樹脂材料にて一体に成形される構成を採用できる。
また、請求項10に記載のように、突起部(42)が、金属材料で構成されるとともに、リードフレーム(41)と、センサチップ(10)の裏面(10b)に設けられた電極部とを電気的に接続する構成を採用できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本実施形態に係る流量センサは、車両用内燃機関の吸気系に配置されて、被検出流体である空気の流量(吸気量)の検出に利用されるものである。
本実施形態に係る流量センサは、車両用内燃機関の吸気系に配置されて、被検出流体である空気の流量(吸気量)の検出に利用されるものである。
図1(a)に本実施形態に係る流量センサ1の断面図を示し、図1(b)に図1(a)中のケース20の上面図を示す。なお、図1(b)では、便宜上、ケース20の側壁部22に図1(a)と同様の斜線を付しており、ケース20の底部21にセンサチップ10の搭載位置およびセンサチップ10の凹部11およびメンブレン12の位置を破線で示している。また、図1(b)では、空気の流れ方向を矢印で示している。
図1(a)に示すように、本実施形態の流量センサ1は、流量を検出するセンサチップ10と、このセンサチップ10を収容するケース20と、センサチップ10の裏面10bとケース20とを接着する接着剤30とを備えている。
センサチップ10は、裏面10bに開口を有する凹部11によって、センサチップ10の表面10a側に位置するメンブレン12が構成されている。このメンブレン12には、被検出流体の流量を検出するための複数の抵抗体が形成されている。
ここで、図2にメンブレン12に形成された複数の抵抗体12a〜12cの上面図を示す。具体的には、メンブレン12の中央部に発熱抵抗体12aが形成されており、この発熱抵抗体12aの空気流れ上流側と下流側に、上流側の測温抵抗体12bと下流側の測温抵抗体12cとがそれぞれ2本ずつ形成されている。
これらの抵抗体12a〜12cは、発熱抵抗体12aの中心を通る基準線(図2中の一点鎖線)に対して線対称に配置されている。この基準線は、メンブレン12の中央部を通り、センサチップ10の長手方向(一端側から他端側に向かう方向)に平行な仮想線である。なお、これらの抵抗体12a〜12cは、メンブレンを構成する薄膜上もしくは薄膜内に形成されている。
本実施形態の流量センサ1は、メンブレンの中央部で発熱した熱が、被検出流体によって移動することを利用して、流量を検出するものである。具体的には、4本の測温抵抗体12b、12cによってブリッジ回路が構成されており、発熱抵抗体12aを通電して発熱させると、メンブレン12上を流れる被検出流体の流量に応じて、このブリッジ回路の中点電位差が変化する。この中点電位差を図示しない回路チップ(制御チップ)で増幅、特性補正した後、外部端子に出力することで、流量が検出される。
図1(a)に示すように、メンブレン12は、センサチップ10の一端側(図の左側)に設けられている。センサチップ10の一端側の反対側である他端側(図の右側)に、接着剤30を介してケース20と接着される接着部13が設けられている。センサチップ10は、その一端側と他端側のうち他端側のみがケース20に接着されて、ケース20に支持される片持ち構造となっている。
ケース20は、センサチップ10に直接、ダスト等の異物が当らないようにするとともに、メンブレン12に沿う空気流れを形成するものである。ケース20は、樹脂材料で構成され、下側に位置する底部21と、センサチップ10の周囲を囲む側壁部22とを有し、上側が開口した形状である。
ケース20の底部21は、センサチップ10の裏面10bのうち接着部13と対向し、接着剤30と接着される接着面23と、センサチップ10の裏面10bのうち少なくとも凹部11の開口周縁部14に対向し、接着面23よりもセンサチップ10の裏面側に隆起している隆起面24とを有している。この隆起面24とセンサチップ10の裏面10bとの間に、ケース20の接着面23とセンサチップ10の裏面10bとの間隔よりも狭い隙間Gが形成されている。
本実施形態では、隆起面24は、図1(a)、(b)に示すように、ケース20の底部21のうち、溝26を挟んだ接着面23の反対側の全領域によって構成されており、ケース20のセンサチップ10の裏面10bに対向する領域のうち、凹部11と開口周縁部14の両方に対向する領域が隆起面24を構成している。ちなみに、センサチップ10の開口周縁部14とは、センサチップ10の裏面10bのうち凹部11の開口端の周縁の領域を意味する。本実施形態では、センサチップ10の開口周縁部14は、図1(b)の破線領域で示されるように、凹部11とセンサチップ10の外周端との間の領域である。
また、ケース20の接着面23には、センサチップ10の裏面10bに向かって、接着剤30の中を突き進むように突出する突起部25が3つ設けられている。3つの突起部25は同じ高さを有しており、接着面23を基準とした突起部25の高さh1は、接着面23を基準とした隆起面24の高さh2よりも高い。このため、突起部25は、隆起面24よりもセンサチップ10の裏面10bの近くに先端が位置しており、突起部25がセンサチップ10の接着部13を支持している。
隆起面24とセンサチップ10の裏面10bとの隙間Gの大きさd1は、突起部25の高さh1と隆起面24の高さh2の差分と同程度の大きさであり、突起部25および隆起面24の高さh1、h2によって規定されている。
隙間Gの大きさd1は、空気の流れ込みを抑制できる大きさであり、具体的には、5〜50μmである。なお、隙間Gの大きさd1を5μm以上とするのは、それよりも小さいと、センサチップ10や接着剤30等の経時変化によって、隙間Gが消滅してしまうからである。
ここで、図3(a)に図1(b)中の突起部25の拡大上面図を示し、図3(b)に図3(a)の突起部25の縦断面図を示す。
図3(a)、(b)に示すように、本実施形態の突起部25は、円錐の頂部を球面に変更した形状(突起部25の先端形状が半球形状)であり、センサチップ10を支持する先端面が球面25aとなっている。このため、先端面(球面)25aの中心部が、薄い接着剤を介して間接的に、もしくは直接、センサチップ10の接着部13に接触することとなる。
なお、本実施形態では、突起部25が円錐状であったが、先端面が球面であれば、円柱状であっても良い。ただし、突起部25を円錐のような先細り形状とすることが好ましい。突起部25をケース20と一体に樹脂成形する際の型抜きが容易となるからである。
また、図1(b)に示すように、3つの突起部25は、線で繋ぐと三角形をなすように、配置されている。具体的には、センサチップ10の一端側(図中左側)に1つ、センサチップ10の他端側(図中右側)に2つ配置されているとともに、一端側の1つの突起部25を通る基準線(図中の一点鎖線)に対して線対称をなすように配置されている。なお、この基準線は、抵抗体12a〜12cと同様に、メンブレン12の中央部を通り、センサチップ10の長手方向(一端側から他端側に向かう方向)に平行な仮想線である。
このように、本実施形態では、3点でセンサチップ10の接着部13を支持する構造となっている。これにより、突起部25の数を最少としつつ、センサチップ10の裏面10bとケース20の隆起面24とが平行となるように、センサチップ10を支持することができる。
また、ケース20の底部21のうち隆起面24と接着面23との間には、接着剤流出防止用の溝26が設けられている。この溝26は、センサチップ10の一端側(メンブレン側)への接着剤30の流れ出しを防止するものである。これによって、センサチップ10の一端側がケース20と接着されるのを防止している。
接着剤30は、エポキシ樹脂やポリイミド等の熱硬化性樹脂である。接着剤30の厚さは、突起部25の高さh1と同程度であり、突起部25の高さh1によって規定されている。
流量センサ1は、センサチップ10の電極部に電気的に接続された接続部材40と、接続部材40を保護する保護材50とを備えている。
本実施形態の接続部材40は、ワイヤボンディングによって形成された金やアルミニウム等のワイヤであり、センサチップ10と図示しない回路チップ(制御チップ)の電極部とを接続している。
保護材50は、センサチップ10の他端側(ワイヤボンド側)のみを被覆しており、センサチップ10の一端側(メンブレン側)を被覆していない。
本実施形態の流量センサ1は、次のように製造される。
まず、樹脂で成形されたケース20を用意する。このケース20は、突起部25がケース20(接着面23)と一体に成形されたものである。
続いて、ケース20の接着面23に接着剤30を配置し、センサチップ10をケース20に搭載する(組み付け工程)。このとき、センサチップ10の接着部13を押し付けることにより、センサチップ10の接着部13とケース20の接着面23とを接着剤30を介して接着する。
その後、接着剤30に対して加熱して、センサチップ10の接着部13とケース20の接着面23とを接着する(接着工程)。
接着後、ワイヤボンディングおよび保護材50を塗布することで、流量センサ1が製造される。なお、接着工程において、センサチップ10の接着部13とケース20の接着面23とを互いに押し付けながら、接着しても良い。
次に、本実施形態の主な特徴について説明する。
(1)本実施形態では、ケース20の隆起面24とセンサチップ10の裏面10bにおける開口周縁部14との間に、空気の流れ込みを抑制できる大きさの隙間Gを形成している。
ここで、図4に比較例に係る流量センサの断面図を示す。また、図5に本実施形態および比較例に係る流量センサの出力特性を示す。
図4に示す比較例は、センサチップ10の一端側(メンブレン12側)において、センサチップ10の裏面10bとケース20の底部21との間隔が、本実施形態のセンサチップ10の裏面10bと隆起面24との隙間Gの大きさd1よりも広いものである。図4に示す比較例では、空気が高流量になると、センサチップ裏面10bの凹部11に空気が流れ込むことで、図中の矢印で示すように、乱流が発生する。
このため、図5に示すように、比較例の流量センサでは、低流量域では流量の増加にともなって出力電圧が増大するが、高流量域になると、流量の増加にともなって出力電圧が減少してしまう。このように、比較例の流量センサでは、流量と出力との関係を表す特性図において、両者の関係を表す線が途中で折れ曲がる特性曲がりが発生する。
これに対して、本実施形態によれば、センサチップ10の裏面10bに流れ込む空気量を低減させることができるので、特性曲りを低減できる。すなわち、図5に示すように、低流量域だけでなく、高流量域においても、流量の増大にともなって、出力電圧が増大する出力特性(流量特性)が得られる。
なお、凹部12への空気の流れ込みを抑制するのであれば、センサチップ10の裏面10bとケース20の底部21とを接触させて、凹部12を閉塞することも考えられるが、凹部12を閉塞するよりも、本実施形態のように、狭い隙間Gを形成する方が好ましい。これは、凹部12を閉塞すると、メンブレン12の内側と外側との間の圧力差によって、特性変動が生じたり、メンブレン12が破壊されたりするためである。
(2)本実施形態では、センサチップ10の一端側にメンブレン12が位置し、センサチップ10の他端側に接着部13が位置しており、センサチップ10の他端側がケース20に支持される片持ち構造であって、ケース20の接着面23に設けた突起部25によって、センサチップ10の接着部13を支持する実装構造を採用している。
このため、本実施形態によれば、センサチップ10の接着部13がメンブレン12から離れたセンサチップ10の他端側の位置にあるので、メンブレン12への熱応力の伝達を抑制できる。
さらに、センサチップ10を支持する突起部25も、メンブレン12から離れたセンサチップ10の他端側の接着面23に設けられているので、特許文献1の流量センサのようにメンブレン12に近いセンサチップ10の一端側がケース20に支持される場合と比較して、接着のための押し付け時に突起部25からセンサチップ10に印加される圧力のメンブレン12への伝達を抑制できる。
(3)ところで、本実施形態の流量センサ1に対して、突起部25を省略した場合、接着剤30の厚さによって、ケース20の隆起面24とセンサチップ10の裏面10bとの隙間Gの大きさd1を規定することとなる。しかし、硬化前の接着剤30は流動的であるため、接着剤30の厚さによって、隙間Gの大きさd1を精度良く設定するのは困難であり、隙間Gが目標値よりも広がったり、隙間Gが消滅したりしてしまう問題が生じる。
これに対して、本実施形態では、ケース20の隆起面24とセンサチップ10の裏面10bとの隙間Gの大きさd1を、突起部25の高さh1と隆起面24の高さh2によって規定される。このため、この隙間Gの大きさd1を精度良く設定でき、この隙間を確実に狭くできる。
(4)本実施形態では、ケース20の接着面23を隆起面24よりも低くしているので、ケース20の接着面23とセンサチップ10の裏面10bとの間隔を、ケース20の隆起面24とセンサチップ10の裏面10bとの隙間Gよりも広くでき、接着剤30を厚くすることができる。これにより、厚い接着剤30の弾性変形を利用して、センサチップ10とケース20との線膨張係数差によって発生するセンサチップ10への熱応力を緩和することが可能となる。
なお、センサチップ10の裏面10bと突起部25との間に薄い接着剤が存在する場合、センサチップ10の裏面10bが突起部25によって拘束される。しかし、薄い接着剤が存在する領域は、センサチップ10の接着部13を占める割合が極めて小さいので、センサチップ10にかかる熱応力を小さくでき、この熱応力のメンブレン12への伝達を低減できる。
(5)本実施形態では、ケース20の接着面23を隆起面24よりも低くしているので、接着面23から隆起面24への接着剤30の流出を防止可能なセンサチップ片持ち構造を実現している。
さらに、本実施形態では、ケース20の接着面23と隆起面24との間の接着剤流出防止用の溝26によっても、接着剤30の流出が防止可能な構造となっている。
(6)本実施形態では、1つの突起部25の先端面を球面25aとしている。これにより、1つの突起部25が点でセンサチップ10を支持することとなり、1つの突起部25の支持面積(接触面積)を最小にできる。
この結果、センサチップ10が突起部25に拘束される領域を小さくでき、センサチップ10にかかる熱応力を低減できる。
(7)本実施形態では、3つの突起部25の配置について、センサチップ10の一端側に1つ、センサチップ10の他端側に2つとしている。これにより、本実施形態とは逆に、センサチップ10の一端側に2つ、センサチップ10の他端側に1つとする場合と比較して、突起部25によって発生する熱応力のメンブレン12への伝達を低減できる。
また、本実施形態では、抵抗体12a〜12cが発熱抵抗体12aの中心を通る仮想線を基準として線対称に配置されており、3つの突起部25が、同じ仮想線を基準に対称に配置されている。
このため、上流側、下流側の測温抵抗体12b、12cおける3つの突起部23のそれぞれまでの距離が同じとなるので、3つの突起部23から上流側、下流側の測温抵抗体12b、12cに伝達する熱応力が均等になる。
この結果、本実施形態によれば、上流側、下流側の測温抵抗体12b、12cの両者に伝達する熱応力の影響をキャンセルできる。すなわち、上流側、下流側の測温抵抗体12b、12cの両者に熱応力が伝達したとき、両者の抵抗変動量が同等となるため、抵抗体の抵抗差は変動しないからである。
(8)本実施形態では、ケース20の接着面23に突起部25を設けている。
ところで、特許文献1のように、ケースの接着面とは別の位置に、センサチップを支持する載置面(支持部)を設けた場合、ケースの接着面とセンサチップの接着部との間には、接着剤しか存在しない。このため、ケースの接着面とセンサチップの接着部とを互いに押し付けると、接着剤が流動することで、センサチップが傾く恐れがある。もしくは、センサチップを平行に支持するための治具が必要となる。
これに対して、本実施形態では、突起部25が接着剤30の中でセンサチップ10の接着面13を支持する構造となっているので、ケース20の接着面23とセンサチップ10の接着部13とを互いに押し付けても、センサチップ10が傾くことを防止できるとともに、センサチップ10を平行に支持するための治具を不要にできる。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の形状を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の形状を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。
図6(a)に本実施形態における突起部25の上面図を示し、図6(b)に図6(a)の突起部25の縦断面図を示す。図6に示す突起部25は、半円錐形状、すなわち、円錐の底面に平行な平面で、円錐を切断したときの底面側の形状となっており、先端面が平面25bとなっている。このように先端面を平面25bとすることで、先端面を球面とする場合よりも、樹脂成形による突起部25の形成が容易となる。
なお、本実施形態では、突起部25の形状が、先端に向かうにつれて細くなるように、側壁が接着面23に対して傾斜する先細り形状(半円錐形状)であったが、側壁が接着面23に対して垂直である形状(円柱形状)であっても良い。ただし、先端面25bを平面とするためには、本実施形態のように先細り形状であることが好ましい。円柱形状の場合、型抜きの際に、先端面25bの端部が引っ張られて盛り上がってしまうからである。
(第3実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の形状を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の形状を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。
図7(a)に本実施形態に係る流量センサの突起部25の上面図を示し、図7(b)に図7(a)の突起部25の縦断面図を示す。図7に示す突起部25は、半四角錐形状、すなわち、四角錐の底面に平行な平面で、四角錐を切断したときの底面側の形状となっており、先端面が平面25cとなっている。
本実施形態も、第2実施形態と同様に、突起部25の先端面を平面25cとすることで、樹脂成形による突起部25の形成が容易となる。
なお、本実施形態においても、突起部25の形状が、先端に向かうにつれて細くなるように、側壁が接着面23に対して傾斜する先細り形状(半四角錐形状)であったが、側壁が接着面23に対して垂直である形状(角柱形状)であっても良い。
(第4実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の数を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図8に、本実施形態に係る流量センサのケース20の上面図を示す。この図は、図1(b)に対応している。
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の数を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図8に、本実施形態に係る流量センサのケース20の上面図を示す。この図は、図1(b)に対応している。
本実施形態では、4つの突起部25が、線で繋ぐと四角形をなすように配置され、4点でセンサチップ10の接着部13を支持する構造となっている。1つの突起部25の形状は、第1実施形態と同じである。
このため、本実施形態の方が、3点でセンサチップ10の接着部13を支持する場合と比較して、センサチップ10とケース20の組み付け時において、センサチップ10のバランスが取りやすくなり、組み付け精度が向上する。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、突起部25の配置は、メンブレン12の中央部を通る基準線(図中の一点鎖線)に対して線対称をなす配置となっている。
(第5実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の数および形状を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図9に、本実施形態に係る流量センサのケース20の上面図を示す。この図は、図1(b)に対応している。
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の数および形状を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図9に、本実施形態に係る流量センサのケース20の上面図を示す。この図は、図1(b)に対応している。
本実施形態では、接着面23のうちセンサチップ10の一端側に、第1実施形態と同様に、略円錐形状の突起部25を1つ配置し、接着面23のうちセンサチップ10の他端側に、空気流れ方向に細長い略直方体形状の突起部25を1つ配置している。略直方体形状の突起部25の縦断面形状は、図7(b)に示される形状と同じである。
略直方体形状の突起部25は、ケース20の上方から見たとき、第1実施形態における接着面23のうちセンサチップ10の他端側に配置された2つの突起部25を繋いだ長さとなっている。
上述の実施形態では、突起部25がセンサチップ10を点で支持する構造であったが、本実施形態では、突起部25がセンサチップ10を線で支持する構造となっている。このため、本実施形態の方が、第1実施形態と比較して、センサチップ10の支持面積が大きいので、センサチップ10とケース20の組み付け時において、センサチップ10のバランスが取りやすくなり、組み付け精度が向上する。
また、本実施形態の方が第1実施形態と比較して、1つの突起部25の形状が大きいので、本実施形態の突起部25の形状を採用することで、突起部25の加工精度が向上する。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、突起部25の配置は、メンブレン12の中央部を通る基準線(図中の一点鎖線)に対して線対称をなす配置となっている。
(第6実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の数および形状を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図10に、本実施形態に係る流量センサのケース20の上面図を示す。この図は、図1(b)に対応している。
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の数および形状を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図10に、本実施形態に係る流量センサのケース20の上面図を示す。この図は、図1(b)に対応している。
本実施形態では、接着面23のうちセンサチップ10の一端側と他端側のそれぞれに、空気流れ方向に細長い略直方体形状の突起部25を1つずつ配置している。本実施形態によれば、第5実施形態における接着面23のうちセンサチップ10の一端側に配置された略円錐形状の突起部25を、略直方体形状の突起部25に変更しているので、第5実施形態よりもセンサチップ10のバランスが取りやすくなり、組み付け精度が向上する。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、4つの突起部25の配置は、メンブレン12の中央部を通る基準線(図中の一点鎖線)に対して線対称をなす配置となっている。
(第7実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、隆起面24の範囲を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図11(a)に本実施形態に係る流量センサの断面図を示し、図11(b)に図1(a)中のケース20の上面図を示す。図11(a)、(b)は、図1(a)、(b)に対応している。
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、隆起面24の範囲を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図11(a)に本実施形態に係る流量センサの断面図を示し、図11(b)に図1(a)中のケース20の上面図を示す。図11(a)、(b)は、図1(a)、(b)に対応している。
本実施形態では、図11(a)、(b)に示すように、ケース20の凹部11に対向する領域と開口周縁部14に対向する領域のうち、開口周縁部14に対向する領域のみが隆起面24を構成している。この隆起面24と、センサチップ裏面10bの開口周縁部14との間に隙間Gが形成されている。
また、隆起面24は、図11(b)に示すように、四角い枠状に配置されており、凹部11の全周囲に位置している。したがって、隆起面24は、センサチップ10の凹部11の全周囲にわたって隙間Gを形成している。
なお、ケース20の底部21のうち凹部11に対向する領域の底面27およびセンサチップ10に対向しない領域の底面28は、隆起面24よりも低く、接着面23と同じ高さである。
本実施形態のように、隆起面24の範囲を変更しても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第8実施形態)
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の構成材料を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図12に本実施形態に係る流量センサの断面図を示す。図12は、図1(a)に対応している。
本実施形態は、第1実施形態の流量センサ1に対して、突起部25の構成材料を変更したものであり、以下では、この点についてのみ説明する。図12に本実施形態に係る流量センサの断面図を示す。図12は、図1(a)に対応している。
本実施形態では、ケース20の接着面23に金属製の突起部42を設けている。
具体的には、ケース20の底部21のうち接着面23の下方に、金属製のリードフレーム41がインサート成形されている。リードフレーム41は、接着面23以外において、ケース20を構成する樹脂材料にて被覆されており、接着面23において、リードフレーム41の一部が樹脂材料から露出している。
そして、ケース20の接着面23に、リードフレーム41の露出部と、センサチップ10の裏面10bに設けられた電極部とを電気的に接続するバンプ42が設けられている。このバンプ42は、金や半田等の金属材料によって構成されている。
本実施形態のように、ケース20の接着面23に設けられた突起部をバンプ42で構成しても良い。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態では、ケース20において、隆起面24を、センサチップ10の凹部の全周囲に位置させて、凹部11の全周囲にわたって隙間Gを形成していたが、隆起面24を、凹部の全周囲に位置させなくても良い。
(1)上述の各実施形態では、ケース20において、隆起面24を、センサチップ10の凹部の全周囲に位置させて、凹部11の全周囲にわたって隙間Gを形成していたが、隆起面24を、凹部の全周囲に位置させなくても良い。
隆起面24を、凹部の全周囲の一部に位置させて、凹部11の全周囲の一部のみに狭い隙間Gを形成しても良い。このようにしても、比較例のように、凹部の全周囲において、センサチップ10の裏面10bとケース20の底部21との隙間が広い場合と比較して、空気の流れ込みを抑制できる。
ただし、乱流抑制の高い効果を得るためには、隆起面24を、センサチップ10の凹部の全周囲に位置させて、凹部11の全周囲にわたって隙間Gを形成することが好ましい。
(2)上述の各実施形態では、突起部25を複数設けていたが、突起部25の数を1つとしても良い。ただし、センサチップ10とケース20の底面(接着面23、24)とが平行となるように、突起部25がセンサチップ10を支持するという観点では、突起部25は複数であることが好ましい。接着面23のうちセンサチップ10の一端側と他端側に、それぞれ、突起部25が配置されていれば、センサチップ10とケース20の底面とが平行となるように、センサチップ10を支持することができるからである。
(3)上述の各実施形態では、突起部25がケース20と樹脂材料にて一体に成形されていたが、突起部25とケース20とを別体に成形し、両者を接着しても良い。この場合、突起部25をケース20と同じ材料で形成しても、異なる材料で形成しても良い。
(4)上述の各実施形態を実施可能な範囲で組み合わせても良い。
1 流量センサ
10 センサチップ
10b センサチップの裏面
11 凹部
12 メンブレン
13 センサチップの接着部
14 センサチップの開口周縁部
20 ケース
23 ケースの接着面
24 ケースの隆起面
25 ケースの突起部
30 接着剤
G センサチップの裏面とケースの隆起面との隙間
10 センサチップ
10b センサチップの裏面
11 凹部
12 メンブレン
13 センサチップの接着部
14 センサチップの開口周縁部
20 ケース
23 ケースの接着面
24 ケースの隆起面
25 ケースの突起部
30 接着剤
G センサチップの裏面とケースの隆起面との隙間
Claims (10)
- 裏面(10b)に開口を有する凹部(11)によって、表面側(10a)にメンブレン(12)が構成され、前記メンブレン(12)に抵抗体(12a〜12c)が形成されたセンサチップ(10)と、
前記センサチップ(10)を収容するケース(20)とを備え、
前記センサチップ(10)は、一端側に前記メンブレン(12)が位置し、前記一端側の反対側である他端側に前記ケース(20)と接着剤(30)を介して接着される接着部(13)が設けられており、
前記ケース(20)は、前記センサチップの裏面(10b)のうち前記接着部(13)と対向し、前記接着剤(30)と接着される接着面(23)と、前記センサチップの裏面(10b)のうち少なくとも前記凹部(11)の開口周縁部(14)に対向し、前記接着面(23)よりも前記センサチップの裏面(10b)側に隆起して、前記センサチップの裏面(10b)との間に隙間(G)を形成する隆起面(24)とを有する流量センサにおいて、
前記ケース(20)は、前記接着面(23)に設けられ、前記センサチップの裏面(10b)に向かって、前記接着剤(30)の中を突き進むように突出する1つ以上の突起部(25)を有し、
前記突起部(25)は、前記隆起面(24)よりも前記センサチップの裏面(10b)の近くに先端が位置することにより、前記センサチップ(10)の前記接着部(13)を支持しており、
前記接着面を基準とした前記突起部(25)の高さ(h1)および前記隆起面(24)の高さ(h2)によって、前記隙間(G)の大きさ(d1)が規定されていることを特徴とする流量センサ。 - 前記隆起面(24)は、前記凹部(11)の全周囲に位置し、前記凹部(11)の全周囲にわたって前記隙間(G)を形成することを特徴とする請求項1に記載の流量センサ。
- 前記隆起面(24)は、前記ケース(20)の前記凹部(11)に対向する領域と前記開口周縁部(14)に対向する領域の両方に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の流量センサ。
- 前記隆起面(24)は、前記ケース(20)の前記凹部(11)に対向する領域と前記開口周縁部(14)に対向する領域のうち、前記開口周縁部(14)に対向する領域のみに位置することを特徴とする請求項1または2に記載の流量センサ。
- 前記突起部(25)は、先端面が球面(25a)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の流量センサ。
- 前記突起部(25)は、先端面が平面(25b、25c)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の流量センサ。
- 前記突起部(25)は、複数であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の流量センサ。
- 前記抵抗体(12a〜12c)は、前記センサチップ(10)の一端から他端に向かう方向に延びる仮想線を基準として対称となるように、複数配置されており、
複数の前記突起部(25)は、前記仮想線を基準に対称に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の流量センサ。 - 前記突起部(25)は、前記ケース(20)と樹脂材料にて一体に成形されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の流量センサ。
- 前記ケース(20)の前記接着面(23)の下方に、リードフレーム(41)が配置されており、
前記突起部(42)は、金属材料で構成されるとともに、前記リードフレーム(41)と、前記センサチップ(10)の裏面(10b)に設けられた電極部とを電気的に接続することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の流量センサ。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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