JP2012103765A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】拡大後の画像のテクスチャについて、拡大前の原画からの鮮鋭度の低下を極力抑える。
【解決手段】画像処理装置は、入力される低解像度画像から3×3画素を抽出し、その3×3のブロック毎に、テスクチャの統計量として平均と標準偏差を測定する(ステップS1,S2)。続いて、画像処理装置は、入力低解像度画像と同等のテクスチャの統計量を有し、かつ、6×6画素サイズのノイズを発生する(ステップS3)。続いて、画像処理装置は、ノイズデータの6×6画素のブロックを2×2画素のサブブロックに分割し、その一つのサブブロックを入力3×3画素の1画素に対応するものとして、入力3×3画素の画素値とサブブロック内の画素値の平均の差を最小化し、かつ、隣接画素間の画素値の差分総和を計算し、これを最小化するようにノイズデータの並べ替えを行う(ステップS4)。並べ替えたデータは、2倍に拡大された画像データとなる。
【選択図】図2

Description

本発明は画像処理方法及び画像処理装置に係り、特に1枚のフレーム単位の解像度変換を行う画像処理方法及び画像処理装置に関する。
近年の表示装置の大型化・高精細化に伴い、映像コンテンツに関しても高解像度化が望まれている。新たに制作されるコンテンツに関して高精細な撮影がされる傾向があるのは当然ながら、旧来の非高解像度で制作されているコンテンツに関しても高解像度化された形で視聴したいという要求が高まっている。現状の多くのテレビ装置においても非高解像度コンテンツを補間技術により画素数のみについては高精細パネルに見合ったものに増加させているが、本来の意味での高解像度化は事実上行われていない。
一方、低解像度画像から高解像度画像を生成する試みは古くから行われており、複数フレームの位置ずれを有する低解像度画像を統合して、高解像度画像を生成する手法については極めて幅広く検討されている。低解像度動画から高精細動画を作成する手法についても特許文献1記載の手法の他数多く検討されている。また、フレーム内での繰り返し部分や類似部分を利用した高解像度化技術も多数存在する。
特開2004−56789号公報
従来の高解像度化技術は、多くがフィルタによる補間もしくは類似部分の統合に依存している。フィルタによる補間においては、出力画像は一般的に平板なものになりがちであり、細部における原画の鮮鋭度をそのまま表現することは困難である。なお、「テクスチャ」とは、画像を構成する要素であり、単一の画素若しくは画素群で構成される。類似部分の統合による手法の場合、同一画像内でも成功する部分と失敗する部分があるような、むらのある仕上がりになりがちな傾向にある。いずれにしても入出力間のテクスチャパターンの類似性を安定的に確保することはできない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、拡大後の画像のテクスチャについて、拡大前の原画からの鮮鋭度の低下を極力抑えることが可能な画像処理方法及び画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の画像処理方法は、供給される画像から第1の所定数の画素からなる第1のブロック単位で第1の所定数の画素の画素値データを抽出する画像抽出ステップと、画像抽出ステップで抽出された第1の所定数の画素の画素値データの統計量を測定するテクスチャ測定ステップと、テクスチャ測定ステップで測定された第1の所定数の画素の画素値データの統計量と同等の統計量を有し、かつ、第1の所定数よりも多い第2の所定数の画素に相当する第2のブロックのサイズ分のノイズデータを発生するノイズ発生ステップと、ノイズ発生ステップで発生された第2の所定数のノイズデータからなる第2のブロックを複数のサブブロックに分割し、一つのサブブロックが第1のブロックの1画素に対応するものとして、第1のブロックの画素値とサブブロック内の画素値の平均との差を最小化し、かつ、ノイズデータの第2のブロック内の隣接画素間の画素値の差分総和を最小にするように、ノイズデータの並べ替えを行う並べ替えステップと、並べ替えステップによる並べ替え後のノイズデータを、拡大処理された画像として出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、供給される画像から第1の所定数の画素からなる第1のブロック単位で第1の所定数の画素の画素値データを抽出する画像抽出手段と、画像抽出手段で抽出された第1の所定数の画素の画素値データの統計量を測定するテクスチャ測定手段と、テクスチャ測定手段で測定された第1の所定数の画素の画素値データの統計量と同等の統計量を有し、かつ、第1の所定数よりも多い第2の所定数の画素に相当する第2のブロックのサイズ分のノイズデータを発生するノイズ発生手段と、ノイズ発生手段で発生された第2の所定数のノイズデータからなる第2のブロックを複数のサブブロックに分割し、一つのサブブロックが第1のブロックの1画素に対応するものとして、第1のブロックの画素値とサブブロック内の画素値の平均との差を最小化し、かつ、ノイズデータの第2のブロック内の隣接画素間の画素値の差分総和を最小にするように、ノイズデータの並べ替えを行う並べ替え手段と、並べ替え手段による並べ替え後のノイズデータを、拡大処理された画像として出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、拡大後の画像のテクスチャについて、拡大前の原画からの鮮鋭度の低下を極力抑えることができる。
本発明の画像処理装置の一実施の形態のブロック図である。 本発明の画像処理方法の一実施の形態のフローチャートである。 入力画像から抽出された3×3画素の配列を示す図である。 ノイズとして発生されるデータの6×6画素配列を示す図である。 入力画像から抽出された3×3画素群の画素値の一例を示す図である。 並び替え前の6×6画素配列のノイズの値の一例を示す図である。 サブブロックの構成を示す図である。 エッジ無しの場合の画素値の差分総和を計算する隣接画素を示す図である。 並び替え後の6×6画素配列のノイズの値の一例を示す図である。 エッジ有りの場合の画素値の差分総和を計算する隣接画素を示す図である。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明になる画像処理装置の一実施の形態のブロック図、図2は、本発明になる画像処理方法の一実施の形態のフローチャートを示す。
図1において、本実施の形態の画像処理装置10は、画素抽出部11、平均・偏差測定部12、ノイズ発生部13、並べ替え部14、画像入れ込み部15、微調整部16、拡散フィルタ17より構成され、画像処理前の低解像度画像を入力として受け、200%サイズに拡大した高解像度画像を出力する。なお、ここでは、画像処理装置10は画像の輝度についてのみ処理するものとするが、色差や原色系に適用することも可能である。
画素抽出部11は、供給される低解像度画像から、対象画素を中心とする周囲8画素からなる垂直方向3画素及び水平方向3画素(以下、3×3画素ともいう)の計9画素の第1のブロック単位で画素を抽出する。図3は、上記の3×3画素の第1のブロックの配列を示す。図3において、中央の「4」で示す画素が対象画素である。
平均・偏差測定部12は、入力される3×3画素について、テクスチャの統計量として平均と標準偏差を測定してテクスチャ解析を行う。ノイズ発生部13は、入力画像と同等の平均と標準偏差を持つノイズを、垂直方向6画素及び水平方向6画素(以下、6×6画素ともいう)の第2のブロックの画像サイズ分のデータとして発生する。図4は、上記の6×6画素の第2のブロックの配列を示す。ノイズ発生部13によるノイズの発生は、公知の正規乱数に基づくものとする。
並べ替え部14は、ノイズ発生部13により発生されたノイズを拡大画像の一部として用いることができるように、後述するように上記の1つの第2のブロックを構成する6×6画素を2×2画素で区切った4画素単位をサブブロックとし、各サブブロックを入力低解像度画像の3×3画素の第1のブロックの1画素に対応するものとして、入力低解像度画像の3×3画素の画素値とサブブロック内の画素値の平均の差を最小化するための画素の並び替えを行う。
画像入れ込み部15は、入力低解像度画像の3×3画素にエッジが存在する場合、エッジを跨いでのマルコフ性(属性値がごく近傍の属性値のみに依存)を満足する必要がないため、上記の画素の並び替えの際にエッジを跨いでの不連続性を許容した画像の入れ込みを行う。なお、上記のエッジは、隣接する画素間の輝度画素差分値が設定したしきい値を超えた大なる値である場合である。微調整部16は、画素値の原画画質に応じて拡大画像の微調整を行う。拡散フィルタ17は、入力拡大画像のランダムノイズ特有のざらつきを抑えるためのフィルタリングを行う。
次に、図1に示す本実施の形態の信号処理装置10の動作について、図2のフローチャートを併せ参照して説明する。
画素抽出部11は、入力される低解像度画像から、対象画素を中心とする図3に示した配列の3×3画素を原画の一部として抽出する(ステップS1)。続いて、平均・標準偏差測定部12は、画素抽出部11により抽出された上記の3×3画素の第1のブロック毎に、テスクチャの統計量として平均と標準偏差を測定する(ステップS2)。
次に、ノイズ発生部13は、平均・標準偏差測定部12により測定された平均と標準偏差を持つノイズを図4に示した6×6画素の第2のブロックのサイズ分のデータとして発生する(ステップS3)。このノイズ発生部13は、例えば、入力される平均をa、標準偏差をσとしたとき、次式によりノイズNを発生する。
N=a+σ×BMN (1)
ただし、上式中、BMNは、公知のBox-Muller法により生成される正規乱数である。
また、ノイズ発生部13が、入力低解像度画像と同じ平均・標準偏差を持つノイズを発生する意味合いは、同じ平均・標準偏差を持たせることにより入力の3×3画素と似通った見え方を確保できることである。また、発生するノイズを6×6画素サイズとする理由は、水平・垂直方向に2倍サイズの拡大画素を得るためである。
図5は、入力低解像度画像の3×3画素群の画素値の一例を示す。また、図6は、ノイズ発生部13により発生される入力3×3画素と同じ平均・標準偏差を持つノイズの6×6画素群の画素値の一例を示す。
しかし、ノイズ発生部13により発生されるノイズのデータを、そのまま画素値として用いた拡大画像を構成することはできない。このノイズはランダムテスクチャとして見た場合には入力3×3画素と似通った見え方を確保しているが、拡大画像の一部として用いるには、再縮小した場合に原画に近い画素値になるという第1の条件と、画像として自然に見えるという第2の条件を両方満足しなければならないからである。
第1の条件については、6×6画素の一つのブロックを図7に太線で区切った、2×2画素の計4画素単位をサブブロックとし、そのサブブロックを入力3×3画素の1画素に対応するものとして、入力3×3画素の画素値とサブブロック内の画素値の平均の差を最小化すればよい。第2の条件については、マルコフ性(属性値がごく近傍の属性値のみに依存)の確保によって満足させる。具体的には、図8における両矢印の結ぶ隣接画素間の画素値の差分総和を計算し、これを最小化する。
上記の入力3×3画素の画素値とサブブロック内の画素値の平均の差と、隣接画素間の画素値の差分総和の“最小化”とはこれらを最小にするようなノイズデータの並び替えを見つけることである。そこで、並べ替え部14は、上記の6×6画素のノイズデータと近接画素相関に応じた並べ替えを行う(ステップS4)。図9は、並べ替え部14による並び替えの結果の一例を示す。
ただし、入力3×3画素にエッジが存在する場合は、エッジを跨いでのマルコフ性を満足する必要がないため、隣接画素間の画素値の差分総和において相当部分の計算を行わず、不連続性を許容する。この画素間計算の有無を図10の両矢印の有無で示す。図10において、(a)は水平エッジ、(b)は垂直エッジ、(c)は左上―右下エッジ、(d)左下―右上エッジが存在する場合の6×6画素の一例を示す。図10(a)は、3行目の画素群と4行目の画素群との間に水平方向のエッジが存在する場合を示し、同図(b)は3列目の画素群と4列目の画素群との間に垂直方向のエッジが存在する場合を示す。また10(c)は、左上端の画素と右下端の画素とを結ぶ左斜め上がりの直線上の画素群に斜め方向のエッジが存在し、同図(d)は、左下端の画素と右上端の画素とを結ぶ右斜め上がりの直線上の画素群に斜め方向のエッジが存在する例を示す。
なお、エッジの有無・方向性については、入力3×3画素につき公知のエッジ検出オペレータを用いて計算すればよい。画像入れ込み部15は、以上の処理を画像全体について行う、画像への入れ込みを行う(ステップS5)。
次に、微調整部16は、画像入れ込み部15により得られた拡大画像について、再縮小した画像が原画像と一致するように微調整する(ステップS6)。すなわち、微調整部16は、原画画素値y[j][i]の1つの画素に対応する拡大画像の4つの画素の画素値Y[j*2][i*2],Y[j*2][i*2+1],Y[j*2+1][i*2],Y[j*2+1][i*2+1]が発生したとして、拡大画像のグラデーションを確保しながら、その平均(aveとする)を原画画素値に一致させるため以下の処理を行う。ただし、以下の式において、ratio=y[j][i]/aveである。
Y(j*2)[i*2] =y[j][i]+(Y[j*2][i*2]−ave)*ratio (2)
Y(j*2)[i*2+1]=y[j][i]+(Y[j*2][i*2+1]−ave)*ratio (3)
Y(j*2+1)[i*2]=y[j][i]+(Y[j*2+1][i*2]−ave)*ratio (4)
Y(j*2+1)[i*2+1]=y[j][i]+(Y[j*2+1][i*2+1]−ave)*ratio (5)
そして、拡散フィルタ17は、微調整部16により微調整された拡大画像に対して拡散フィルタのフィルタリングを行う(ステップS7)。拡散フィルタ17は、次式により表される演算式によるフィルタリングを繰り返し入力拡大画像に適用して平滑化を行い、ランダムノイズ特有のざらつきを抑える。ただし、次式中、Y[j][i]は拡大画像の一つの画素の画素値を示す。
Y[j][i]=Y[j][i]+ε(-8*Y[j][i]+Y[j-1][i-1]+Y[j-1][i]+Y[j-1][i+1]
+Y[j][[i-1]+Y[j][i+1]+Y[j+1][i-1]+Y[j+1][i]+Y[j+1][i+1]) (6)
(6)式の右辺第二項は、対象画素の画素値Y[j][i]の8倍の値を対象画素の周辺の8画素の画素値の総和から差し引いた差分値に係数εを乗算した値である。なお、(6)式中の係数εと繰り返し回数は実験的に決定される。例えば、係数εは0.005〜0.2の範囲内の値であり、繰り返し回数は2回〜5回である。
このように、本実施の形態の画像処理装置10によれば、供給される処理前の低解像度画像の3×3画素のブロック毎に、そのテスクチャの統計量と同等の統計量を有する6×6画素のブロックのサイズのノイズデータを発生する。そして、本実施形態の画像処理装置10によれば、ノイズデータのブロックを複数のサブブロックに分割し、一つのサブブロックを入力3×3画素の1画素に対応するものとして、入力3×3画素の画素値とサブブロック内の画素値の平均の差を最小化し、かつ、ノイズデータの隣接画素間の画素値の差分総和を最小化するように、ノイズデータの並べ替えを行い、並べ替え後のデータから高解像度の画像を得るようにしたため、拡大後の画像のテクスチャについて、拡大前の原画からの鮮鋭度の低下を極力抑えることができる。
なお、本発明は、図1のブロック図の画像処理装置10をハードウェアで構成する場合に限定されるものではなく、図2のフローチャートの各ステップの処理をコンピュータにより実行させる画像処理プログラムも包含するものである。この場合、画像処理プログラムは、記録媒体からコンピュータに取り込まれてもよいし、ネットワーク経由でコンピュータに取り込まれてもよい。
11 画像抽出部
12 平均・標準偏差測定部
13 ノイズ発生部
14 並べ替え部
15 画像入れ込み部
16 微調整部
17 拡散フィルタ

Claims (2)

  1. 供給される画像から第1の所定数の画素からなる第1のブロック単位で前記第1の所定数の画素の画素値データを抽出する画像抽出ステップと、
    前記画像抽出ステップで抽出された前記第1の所定数の画素の画素値データの統計量を測定するテクスチャ測定ステップと、
    前記テクスチャ測定ステップで測定された前記第1の所定数の画素の画素値データの統計量と同等の統計量を有し、かつ、前記第1の所定数よりも多い第2の所定数の画素に相当する第2のブロックのサイズ分のノイズデータを発生するノイズ発生ステップと、
    前記ノイズ発生ステップで発生された前記第2の所定数のノイズデータからなる前記第2のブロックを複数のサブブロックに分割し、一つの前記サブブロックが前記第1のブロックの1画素に対応するものとして、前記第1のブロックの画素値と前記サブブロック内の画素値の平均との差を最小化し、かつ、前記ノイズデータの前記第2のブロック内の隣接画素間の画素値の差分総和を最小にするように、前記ノイズデータの並べ替えを行う並べ替えステップと、
    前記並べ替えステップによる並べ替え後の前記ノイズデータを、拡大処理された画像として出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 供給される画像から第1の所定数の画素からなる第1のブロック単位で前記第1の所定数の画素の画素値データを抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段で抽出された前記第1の所定数の画素の画素値データの統計量を測定するテクスチャ測定手段と、
    前記テクスチャ測定手段で測定された前記第1の所定数の画素の画素値データの統計量と同等の統計量を有し、かつ、前記第1の所定数よりも多い第2の所定数の画素に相当する第2のブロックのサイズ分のノイズデータを発生するノイズ発生手段と、
    前記ノイズ発生手段で発生された前記第2の所定数のノイズデータからなる前記第2のブロックを複数のサブブロックに分割し、一つの前記サブブロックが前記第1のブロックの1画素に対応するものとして、前記第1のブロックの画素値と前記サブブロック内の画素値の平均との差を最小化し、かつ、前記ノイズデータの前記第2のブロック内の隣接画素間の画素値の差分総和を最小にするように、前記ノイズデータの並べ替えを行う並べ替え手段と、
    前記並べ替え手段による並べ替え後の前記ノイズデータを、拡大処理された画像として出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
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