JP2012104064A - Ram故障診断装置、そのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】安全関連アプリケーション処理11による安全関連データ領域21内の安全関連データへのアクセス時に、安全関連データアクセス関数13によって当該安全関連データの格納領域に関してダブルRAM方式のRAM診断を行う。これに加えて、RAMテストパターン診断処理12によって、定期的に、各安全関連データの格納領域等に対して、複数のテストパターンを用いたRAM診断を行う。
【選択図】図1
Description
・データ/アドレスの直流化(固定故障(固着)、固定オープン(断線)、高インピーダンス、信号線間の短絡(ショート)・・・表1の最後に記載のNOTE3参照
・メモリセル間の干渉
・アドレス化なし、アドレス化誤り、マルチアドレス化
また、非特許文献2ではソフトエラーによるデータ変化の影響が述べられている。ソフトエラーとはα線、中性子線、EMIノイズ、内部クロストークによる一時的なエラーである。
非特許文献1にはRAM診断の各種のアルゴリズムが記載されている。
また、従来より、ダブルRAMアルゴリズム(Double RAM with hardware or software comparison and read/write test)と呼ばれる診断手法が知られている。ダブルRAMアルゴリズムの場合、テストデータを用いるのではなく、実際のデータ・リード/ライトの際にRAM診断を行う。よって、基本的に、アクセスタイミングは任意のタイミングであり、アクセス先も任意であり、またリード・ライトするデータも任意のデータである(定周期で所定のテストパターンをリード/ライトするものとは異なる)。
特許文献1には、所定のテストデータのライト・リードを行い、読出しデータがテストデータと一致することを確認する方式(以降RAMテストパターン方式と呼ぶ)による診断が記載されているが、RAMテストパターン方式による診断では、上記の通りソフトエラーを検出し難く、例えばオンラインの処理タイミングに発生したソフトエラーを検出できない可能性が高い。
また、上記RAM故障診断装置において、例えば、前記複数のテストデータは、前記診断対象アドレスの全ビットのオン・オフ実施させる複数のテストデータ、または/且つ、ビットオン・オフパターンが相互に異なる複数のテストデータである。
また、上記RAM故障診断装置において、例えば、前記診断対象アドレスを含む3以上の連続するアドレスは、該診断対象アドレスとその直前のアドレスと直後のアドレスとの3つのアドレスであり、前記テストパターン方式診断手段は、前記診断対象アドレスに書き込むテストデータと、前記直前と直後のアドレスに書き込むテストデータとの組み合わせを順次変えながら、該診断対象アドレスからデータ読み出してデータ変化の有無を確認することで、診断対象アドレスの診断を行う。
図1は、本例のRAM診断装置の構成ブロック図である。
尚、このRAM診断装置は、例えば上述したプログラマブルコントローラシステム(制御システム)におけるコントローラ本体に相当する。上記の通り、コントローラ本体(CPU、RAM等を有する)は、自己診断処理として自己のRAMの診断処理を行うものであり、特にこの様なRAM診断処理に係る構成を図1に示している。勿論、コントローラ本体は診断処理以外の処理(制御処理等)も行っているが、これについては特に図示/説明しない。
図3(a)、(b)にRAM管理テーブル14のデータ構成例を示す。
図3(a)、(b)に示すように、RAM管理テーブル14は、例えばRAMテストパターン方式診断管理テーブル30、ダブルRAM方式診断管理テーブル40等の複数のテーブルより成るものである。RAMテストパターン方式診断管理テーブル30はRAMテストパターン診断処理12の処理で参照されるテーブルであり、ダブルRAM方式診断管理テーブル40は安全関連データアクセス関数13の処理で参照されるテーブルである。これらのテーブル30,40の詳細については後に説明する。
RAM20には、安全関連データ領域21、反転安全関連データ領域22等の記憶領域が存在する。
ここで、安全関連データとは、例えば制御システムにおいてプログラマブルコントローラ本体が制御対象機器の動作を制御することに関するデータ等であり、特に作業員等の安全に係わるデータである。すなわち、例えば、モータやプレス機の動作の開始/停止を指示することに係るデータである。よって、安全関連データに異常が生じた場合、それによって誤った指示が制御対象機器に送られると、突然、モータやプレス機が動作開始する等して近くにいる作業員に危険が生じる可能性がある。このように、(作業員等の)安全に関連するデータであるから、安全関連データと呼ぶ。
図2に示す「安全関連アプリケーション処理」は、上記安全関連アプリケーション処理部11’の処理であり、その処理中に上記安全関連データアクセス処理部13’の処理も実行される。つまり、図示の「安全関連アプリケーション処理」では、任意の安全関連データのリード/ライト処理に伴って、この安全関連データの格納領域に対するRAMテスト(ダブルRAM方式によるRAMテスト)が実行される。また、図2に示す「RAMテストパターン診断処理」は、上記RAMテストパターン診断処理部12’によるRAM診断処理である。
図3(a)、(b)に、RAM管理テーブル14の具体例を示す。既に述べたように、RAM管理テーブル14は、例えば図3(a)に示すRAMテストパターン方式診断管理テーブル30、図3(b)に示すダブルRAM方式診断管理テーブル40等の複数のテーブルより成るものである。
“RAMテストパターン方式診断登録領域番号”31は、上記各管理データ32(各診断対象領域のアドレス範囲)に対して任意の管理番号を付与したものであり、本例では図示の通り、番号31は‘1’から連番で付与する。
本例のダブルRAM方式診断管理テーブル40には、ダブルRAM方式でのアクセス単位に対応したアドレス範囲を予め登録する。ダブルRAM方式でのアクセス単位は、任意のデータとその反転データのリード・ライトであり、本例の場合は上記安全関連アプリケーション処理部11’の処理に係る各安全関連データとその反転データのリード・ライトである。よって、本例における上記ダブルRAM方式でのアクセス単位に対応したアドレス範囲は、各安全関連データの記憶領域及びその反転データの記憶領域を示すアドレス範囲となる。
上述したように、安全関連データアクセス処理部13’には、安全関連アプリケーション処理部11’から呼び出される際にパラメータが与えられる。ライト(書込)処理の際には、図4に示すように、パラメータとして、書込先頭アドレス、反転書込先頭アドレス、書込データ、書込データバイト数、管理テーブルブロック番号が与えられる。尚、パラメータには、更に、ライト(書込)処理であるのかリード(読込)処理であるのかを示す情報等も含まれていてもよい。また、書込データは、書込先頭アドレスと書込データバイト数とによって示される記憶領域に書き込むべき、任意の安全関連データである。
書込データの書込先のアドレス範囲が一致した場合にはアドレス範囲チェックOKとなり(ステップS12,YES)、ステップS13以降の処理へと進む。
読込データの格納領域のアドレス範囲が一致した場合にはアドレス範囲チェックOKとなり(ステップS32,YES)、ステップS33以降の処理へと進む。
図6は、上記RAMテストパターン診断処理部12’によるRAMテストパターン診断処理のフローチャート図である。本処理は、RAMの診断間隔として定義された所定の時間周期で起動する。この時間周期は、たとえばプログラマ等が任意に決めてよい。本処理では、RAMテストパターン方式による診断を実施する。但し、図2の例の場合には、安全関連アプリケーション処理11実行時には本処理は中断することになる。
16進数‘5555’,16進数‘AAAA’,16進数‘3333’,16進数‘9999’,16進数‘CCCC’,16進数‘6666’,16進数‘0000’,16進数‘FFFF’,16進数‘F0F0’,16進数‘0F0F’。
ステップS58では、対象アドレスの前後のアドレスに対して、上記テストデータパターン2(本例では16進数‘AAAA’)を適用済みか否かを判定する。ここでは、未だ、パターン2は適用していないので(ステップS58,NO)、上記テストデータパターン2(本例では16進数‘AAAA’)を新たなテストデータに設定して(ステップS65)、ステップS56に戻る。
すなわち、変数n(n;1〜N)を設け、nの初期値は‘1’とする。そして、テストデータパターンnとテストデータパターンn+1とをペアにして、1つのペアについて上記ステップS54〜S59、S64,S65の一連の処理が完了したら、nを+2インクリメントすることで、テストデータパターンのペアを更新していく。この場合、ステップS59がYESになったら更に「“n+1”=N?」の判定を行い、判定NOならば上記ペアの更新を行うようにしてもよい。尚、この場合、例えば図6におけるテストデータパターン1をテストデータパターンnに置き換え、テストデータパターン2をテストデータパターンn+1に置き換えてもよい。また、尚、この場合、ステップS66の直後またはステップS67の直後に、nを初期値‘1’へとリセットする。
図8は、安全関連アプリケーション処理部11’の処理フローチャート図である。
図8において、安全関連アプリケーション処理部11’は、所定のアプリケーション処理(制御処理等)を実行し(ステップS81)、このアプリケーション処理に係り安全関連データをRAM20から読込むイベントが発生した場合には上記安全関連データアクセス関数13を呼び出し、上記図4で説明した各種パラメータを渡す(ステップS82)。これによって、上述した図4の処理が実行されることになる。そして、上記の通り、正常終了/異常終了の何れかの関数値が返されてくるので、異常終了の場合は(ステップS83,NO)所定の故障処理を実行し(この故障処理については特に説明しない)(ステップS89)、本処理は終了する。
すなわち、本例のRAM診断装置によれば、ダブルRAM方式によるオンライン処理のタイミングでのRAM診断と、定周期起動でのRAMテストパターン方式によるRAM診断(特に適切なテストパターンを用いる場合、例えば上述した例のように「全ビットのオン・オフ実施させる複数のテストパターン」または/且つ「ビットオン・オフパターンが相互に異なる複数のテストパターン」を用いる診断)の両方を行うことにより、高い自己診断率を実現し、故障による危害度の高い鉄道関係や化学プラント関係にも当該RAM診断を適用したシステムを使用することができる。
10 ROM
11 安全関連アプリケーション処理
12 RAMテストパターン診断処理
13 安全関連データアクセス関数
14 RAM管理テーブル
11’ 安全関連アプリケーション処理部
12’ RAMテストパターン診断処理部
13’ 安全関連データアクセス処理部
20 RAM
21 安全関連データ領域
22 反転安全関連データ領域
30 RAMテストパターン方式診断管理テーブル
31 RAMテストパターン方式診断登録領域番号
32 管理データ
40 ダブルRAM方式診断管理テーブル
41 ダブルRAM方式診断ブロック番号
42 管理データ
Claims (8)
- 1以上の安全関連データを格納する安全関連データ格納領域を有するRAMの故障診断を行うRAM診断装置であって、
任意の前記安全関連データに関するアクセス処理の際に、ダブルRAM方式によるRAM診断処理を行うダブルRAM方式診断手段と、
定期的に、少なくとも前記各安全関連データの格納領域を含む各診断対象記憶領域毎に、その診断対象記憶領域内の各アドレスを順次診断対象アドレスとして、該各診断対象アドレス毎に、複数のテストデータの書き込みと、該診断対象アドレスからのデータ読み出し及びテストデータとの一致確認を行うことによって、診断対象アドレスの診断を行うテストパターン方式診断手段と、
を有することを特徴とするRAM故障診断装置。 - 1以上の安全関連データを格納する安全関連データ格納領域を有するRAMの故障診断を行うRAM診断装置であって、
任意の前記安全関連データに関するアクセス処理の際に、ダブルRAM方式によるRAM診断処理を行うダブルRAM方式診断手段と、
定期的に、少なくとも前記各安全関連データの格納領域を含む各診断対象記憶領域毎に、その診断対象記憶領域内の各アドレスを順次診断対象アドレスとして、該各診断対象アドレスへの診断処理実行毎に、該診断対象アドレスを含む3以上の連続するアドレスに対して複数のテストデータを順次書き込むこと、該診断対象アドレスからデータ読み出すことによって、診断対象アドレスの診断を行うテストパターン方式診断手段と、
を有することを特徴とするRAM故障診断装置。 - 前記複数のテストデータは、前記診断対象アドレスの全ビットをオン・オフ実施させる複数のテストデータ、または/且つ、ビットオン・オフパターンが相互に異なる複数のテストデータであることを特徴とする請求項2記載のRAM故障診断装置。
- 前記診断対象アドレスを含む3以上の連続するアドレスは、該診断対象アドレスとその直前のアドレスと直後のアドレスとの3つのアドレスであり、
前記テストパターン方式診断手段は、前記診断対象アドレスに書き込むテストデータと、前記直前と直後のアドレスに書き込むテストデータとの組み合わせを順次変えながら、該診断対象アドレスからデータを読み出してデータ変化の有無を確認することで、診断対象アドレスの診断を行うことを特徴とする請求項2または3記載のRAM故障診断装置。 - 前記テストパターン方式診断手段は、前記各診断対象アドレスへの診断処理実行毎に、前記診断対象アドレスを含む3以上の連続するアドレスの格納データをレジスタに退避させてから、前記複数のテストデータによる該診断対象アドレスの診断処理を行うことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のRAM故障診断装置。
- 前記テストパターン方式診断手段による診断処理は、前記任意の前記安全関連データに対するアクセス処理を含む安全関連アプリケーション処理よりもタスクレベルが低く設定されており、前記安全関連アプリケーション処理を実行する場合には、前記テストパターン方式診断手段による診断処理は一時中断されることを特徴とする請求項2記載のRAM故障診断装置。
- 前記各安全関連データの格納領域を示すアドレス情報が予め記憶されたアドレス情報記憶手段を更に有し、
前記ダブルRAM方式診断手段は、前記任意の前記安全関連データに関するアクセス処理に係るパラメータを受け取ると、該パラメータのアドレス情報が上記アドレス情報記憶手段に記憶されているアドレス情報と一致するか否かを確認し、一致する場合に前記ダブルRAMアルゴリズムによるRAM診断処理を行うことを特徴とする請求項2記載のRAM故障診断装置。 - 1以上の安全関連データを格納する安全関連データ格納領域を有するRAMの故障診断を行うRAM診断装置のコンピュータを、
任意の前記安全関連データに関するアクセス処理の際に、ダブルRAM方式によるRAM診断処理を行うダブルRAM方式診断手段と、
定期的に、少なくとも前記各安全関連データの格納領域を含む各診断対象記憶領域毎に、その診断対象記憶領域内の各アドレスを順次診断対象アドレスとして、該各診断対象アドレスへの診断処理実行毎に、該診断対象アドレスを含む3以上の連続するアドレスに対して複数のテストデータを書き込むこと、診断対象アドレスからデータ読み出すことによって、診断対象アドレスの診断を行うテストパターン方式診断手段、
として機能させるためのプログラム。
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