JP2012104512A - 薄膜太陽電池モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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勝利 古城
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崇幸 甲斐
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Abstract

【課題】大型基板を切断して製造された複数の薄膜太陽電池モジュールのそれぞれについて、切断後の製造工程の管理や製品出荷後の製品管理を可能とする。
【解決手段】基板に積層された表面電極層上に順次積層された光電変換半導体層及び裏面電極層を、複数の薄膜太陽電池セル7を形成するセル形成工程と、セル形成工程後に、基板2を切断する切断部9及び基板周縁部の層を除去して複数の薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dを形成する除去工程と、除去工程後に、複数の薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dのそれぞれにて電気特性検査を行う検査工程と、検査工程後に、基板2を切断して複数の薄膜太陽電池モジュールを製造する切断工程とを含み、前記切断工程前に、切断後の薄膜太陽電池モジュールのそれぞれを製造管理できるモジュール用マーク8を形成するマーク形成工程を実施する。
【選択図】図2B

Description

本発明は、薄膜太陽電池モジュール及びその製造方法に関する。
近年、太陽電池の利用形態が多様化しており、それに伴って多種に渡る寸法の太陽電池モジュールの需要が大きくなっている。これに応じて、大面積の基板に形成した薄膜太陽電池セルを切断して、小型の薄膜太陽電池モジュールを製造する方法が採用されている。特許文献1には、図8A〜図8Dに示すように、薄膜太陽電池セルを形成した大型のガラス基板100の表面を機械的に加工した後(図8A〜図8C参照)、ガラス基板100を切断して複数の薄膜太陽電池モジュール101(図8D参照)を製造する方法が開示されている。
また、薄膜太陽電池モジュールの製造方法において、薄膜太陽電池を形成する基板に製造工程の管理のためのマークを付け、以後の各製造工程において前記マークを読み取り、読み取られたマークを利用して各製造工程の管理を行う製造方法が一般的に採用されている。特許文献2には、図9に示すように、光電変換装置を形成する透光性基板200の周縁領域または側面に製造工程の管理のためのマーク201を付与した光電変換装置の製造方法が開示されている。
特開2002−076380号公報 特開2001−102604号公報
しかしながら、特許文献1に開示された薄膜太陽電池モジュールの製造方法において、特許文献2に開示された光電変換装置の製造方法を用いて製造工程の管理を行った場合、大型のガラス基板100(図9の透光性基板200に対応)を切断して製造された後の複数の薄膜太陽電池モジュール101には個々のマークが付与されていないため、切断した後の製造工程の管理及び製品出荷後の製品管理ができないといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、大型基板を切断して製造された複数の薄膜太陽電池モジュールのそれぞれについて、切断後の製造工程の管理や製品出荷後の製品管理を可能にした薄膜太陽電池モジュール及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法は、基板に積層された表面電極層上に順次積層された光電変換半導体層及び裏面電極層を、ストリング状に加工して互いに直列接続された複数の薄膜太陽電池セルを形成するセル形成工程と、前記セル形成工程後に、前記基板を切断する切断部及び前記基板周縁部の層を除去して複数の薄膜太陽電池セル領域を形成する除去工程と、前記除去工程後に、前記基板を切断して複数の薄膜太陽電池モジュールを製造する切断工程とを含む薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、前記切断工程前に、切断後の前記薄膜太陽電池モジュールのそれぞれに前記薄膜太陽電池モジュールを製造管理できるマークを形成するマーク形成工程を実施することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、切断工程前に、切断後のそれぞれの薄膜太陽電池モジュールを個別に製造管理できるマークを形成することで、切断後においても薄膜太陽電池モジュールを区別できるため、切断後の薄膜太陽電池モジュールの製品管理が可能となる。また、製造プロセスの初期段階からマークが付与されていることで、製造段階から最終消費段階、さらには廃棄段階までの追跡が可能となる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記マークは、1次元コード、2次元コードまたは視認できる文字列のいずれか1つまたは2つ以上の組み合わせで構成されることが好ましい。このように、マークを、1次元コード、2次元コードまたは視認できる文字列等またはその組み合わせで構成することで、マーク読み出し装置による読み出しが容易となる。また、文字列を視認することで、目視による確認も可能となる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記マークは、同じ基板から切断されたことを示す情報と、前記基板の切断される前の位置を示す情報とを含む構成とすることができる。このような構成とすれば、切断した後の薄膜太陽電池モジュールのそれぞれを基板単位で容易に管理することができる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記マークは、前記基板、前記表面電極層、前記光電変換半導体層及び前記裏面電極層のいずれか1つまたは2つ以上に設ける構成とすることが好ましい。また、前記マークは、レーザ加工にて形成することが好ましい。レーザ加工にてマークを形成することで、薄膜太陽電池モジュールの製造プロセスにおいて、第1ないし第3レーザスクライブで用いられるレーザ加工装置や、周縁絶縁領域の積層膜を除去するレーザトリミングで用いられるレーザ加工装置で、マークを形成することができる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記マークは、前記太陽電池セルをストリング状にレーザ加工する場所を避けて設けられている。これにより、太陽電池セルをストリング状にレーザ加工した際に、マークの一部または全体が消されてしまうことを防止することができる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記マークは、切断後の前記薄膜太陽電池モジュールの周縁部に近接して設けられた構成としている。このように、マークを基板の周縁部近傍に形成することで、マーク読み出し装置の構造を簡略化することができる。また、マークが周縁部にあることで、薄膜太陽電池モジュールに対してマークを目立ちにくくすることができる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、切断後の各薄膜太陽電池モジュールは同じ形状であり、前記マークは各薄膜太陽電池モジュールの同位置に設けられた構成としている。このように、マークを同じ位置に形成することで、薄膜太陽電池モジュールを切断した後の製造プロセス装置(例えば封止装置など)のマーク読み出し部の位置合わせ機構が簡略化でき、読み出し時間や読み出しエラーの発生を低減できる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記複数の薄膜太陽電池セル領域のそれぞれについて電気特性検査を行う検査工程を含み、前記マーク形成工程は、前記検査工程後に実施する構成としてもよい。このように、マーク形成工程を、検査工程後に実施することで、マークの情報として、検査結果の情報を加えることができる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記マークは、前記検査工程における電気特性検査結果を示す情報をさらに含む構成としてもよい。マークに電気特性検査結果の情報を加えることで、薄膜太陽電池モジュールを設置する施工現場などにおいても、マークを読み取ることで、個々の薄膜太陽電池モジュールの特性値を把握することができる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記電気特性検査にて不良と判断された薄膜太陽電池モジュールには、前記マークを付けないか、または、不良を示す特殊マークを付与する構成としてもよい。このような構成とすれば、不良と判断された薄膜太陽電池モジュールには、マークがないか、もしくは特殊マークが付与されているので、不良と判断された薄膜太陽電池モジュールを誤って出荷することを防止することができる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記マークとは別に前記基板を製造管理できる基板用マークを付与する構成としてもよい。このような構成とすれば、基板切断前の製造プロセスの処理履歴を、基板用マークによって基板単位で管理することが可能となる。
また、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法では、前記各マークは、レーザ加工により前記基板上の光電変換半導体層及び裏面電極層を除去することで形成し、前記マークを形成した領域では、前記裏面電極層上に設ける絶縁シートを前記光電変換半導体層領域の表面の色と近似した色で形成した構成としてもよい。このような構成とすれば、マークが肉眼で視認しづらくなり、薄膜太陽電池モジュールに近接して見なければマークの存在を認識できないようにすることができる。これにより、美観に優れた薄膜太陽電池モジュールを提供することができる。
また、本発明の薄膜太陽電池モジュールは、上記各構成に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法にて製造されている。これにより、個々の薄膜太陽電池モジュールにおいて、切断前の情報をマークから取得することができる。
本発明は上記のように構成したので、基板を切断することで複数の薄膜太陽電池モジュールを製造した場合でも、切断後の薄膜太陽電池モジュールを区別することができるため、切断後の薄膜太陽電池モジュールの製品管理が可能となる。
薄膜太陽電池モジュールの構成を示す一部拡大断面図である。 本発明の薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造される薄膜太陽電池モジュールの実施形態1の製造工程を示す工程図である。 本発明の薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造される薄膜太陽電池モジュールの実施形態1の製造工程を示す工程図である。 本発明の薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造される薄膜太陽電池モジュールの実施形態1の製造工程を示す工程図である。 実施形態1に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法における製造プロセスの工程を示すフローチャートである。 本発明の薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造される薄膜太陽電池モジュールの実施形態2の製造工程を示す工程図である。 本発明の薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造される薄膜太陽電池モジュールの実施形態2の製造工程を示す工程図である。 本発明の薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造される薄膜太陽電池モジュールの実施形態2の製造工程を示す工程図である。 本発明の薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造される薄膜太陽電池モジュールの実施形態2の製造工程を示す工程図である。 実施形態2に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法における製造プロセスの工程を示すフローチャートである。 本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造された薄膜太陽電池モジュールの具体例を示し、薄膜太陽電池モジュールに形成されたモジュール用マーク近傍の一部分を上面側(受光面側)からみた平面図である。 図6AのE−E線断面図である。 本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造された薄膜太陽電池モジュールの具体例を示し、薄膜太陽電池モジュールに形成されたモジュール用マーク近傍の一部分を上面側(受光面側)からみた平面図である。 図7AのF−F線断面図である。 従来の薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程を示す斜視図である。 従来の薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程を示す斜視図である。 従来の薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程を示す斜視図である。 従来の薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程を示す斜視図である。 従来の薄膜太陽電池モジュールの基板表面を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下に示した実施形態は例示であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1は、薄膜太陽電池モジュールの構成を示す一部拡大断面図である。ただし、図1では、受光面側を下にした状態で図示している。
まず、図1を参照して、薄膜太陽電池モジュールの構成について簡単に説明する。
薄膜太陽電池モジュール1は、透光性絶縁基板(以下、単に基板という。)2上に、透明な表面電極層3、光電変換半導体層4及び裏面電極層5を順に積層することにより、複数の薄膜太陽電池セル7が直列に接続された構成となっている。
すなわち、表面電極層3は、所定位置に複数の第1スクライブライン6aが形成されることによって複数に分割されている。
光電変換半導体層4は、その一部が各第1スクライブライン6a内に充填されるとともに、各第1スクライブライン6aと平行に近接した異なる位置に複数の第2スクライブライン6bが形成されることによって、複数に分割されている。
裏面電極層5は、その一部が各第2スクライブライン6b内に充填されるとともに、各第2スクライブライン6bと平行に近接し、かつ、第1スクライブライン6aと反対側に複数の第3スクライブライン6cが形成されることによって、複数に分割されている。これにより、裏面電極層5が各第2スクライブライン6b内に充填されて隣接する表面電極層3と電気的に接続され、全体として直列に接続された複数の薄膜太陽電池セル7が形成されている。
次に、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法の実施形態について説明する。
<実施形態1>
図2A〜図2Cは、本発明の薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造される薄膜太陽電池モジュールの実施形態1の製造工程を示す工程図であり、図2Aは、後述するS104が完了した時点での薄膜太陽電池モジュールの状態を示し、図2Bは、後述するS113が完了した時点での薄膜太陽電池モジュールの状態を示し、図2Cは、後述するS117が完了した後に切断された薄膜太陽電池モジュールの状態を示している。
実施形態1では基板2を4つに切断し、4つの薄膜太陽電池モジュール1を製造する実施形態を例示するが、本発明はこれに限定されず切断数は任意に変更できる。
図3は、実施形態1に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法における製造プロセスの工程を示すフローチャートであり、図3に示したS101からS117までの製造プロセスを経ることで、表面電極層3が積層された基板2を用いて複数の薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dが形成され、その後、基板2を切断することで複数の薄膜太陽電池モジュール1が製造される。ここで符号のSはステップの意味であり、薄膜太陽電池モジュールの製造プロセスに含まれる処理工程の段階を表している。以下、図1及び図2A〜図2Cを参照しつつ、図3に示す工程フロー図に従って実施形態1の製造方法を具体的に説明する。
S101では、薄膜太陽電池モジュールの製造ライン内に基板2が搬入される。実施形態1では、例えば酸化亜鉛などの表面電極層(透明導電膜)3が積層されたガラス製の基板2が用いられるが、製造ライン内に表面電極層3を積層する装置を設け、その積層装置から表面電極層3が積層されたガラス製の基板2を搬入するようにしてもよい。
S102では、基板2上に付着した有機物や塵埃などの異物が除去される。ここで、洗浄装置としては水や有機溶剤で洗い流し、さらには超音波の印加を併用することで物理的または化学的に異物を除去するウェット洗浄や、気体を基板表面に吹き付けて異物を物理的に除去するドライ洗浄、さらには静電ブラシによる基板表面の拭き取り洗浄などの方法を用いることができる。
S103では、レーザ加工装置を用いて基板2上の表面電極層3をスクライブして第1スクライブライン6a(図1参照)を形成する。
S104では、図2Aに示すように、切断後のそれぞれの薄膜太陽電池モジュール1に合わせて、切断後の個々のモジュールを識別するためのマーク(以下、モジュール用マークという。)8を、表面電極層3にレーザ加工を行うことで、基板2上に4箇所形成する。
ここで、モジュール用マーク8は、1次元コード(例えばバーコード)、2次元コード(例えばQRコード(登録商標))、または視認できる文字列(例えばシリアルナンバー)の少なくともいずれか1つ以上を含んで構成されている。すなわち、モジュール用マーク8は、上記の内の1種類でもよいし、2種類以上のマークを併記することで一つのモジュール用マーク8とすることもできる。また、2種類以上のマークを併記する際、それぞれのマークは同じ情報を表していてもよいし、互いに異なる情報を含んでいてもよい。例えば、視認できる文字列は製造番号を表し、併記された2次元コードは製造履歴を表すことができる。さらに、モジュール用マーク8は同じ基板で製造されたことを示す情報を含み、切断前に基板のどの位置であったかを示す情報をさらに含んでいることが好ましい。実施形態1においては、同じ基板2で製造されたことを示す「123456789」という共通の番号と、切断前の基板2の位置に応じて定めた「A、B、C、D」の位置を表す符号を組み合わせることで、切断後のそれぞれの薄膜太陽電池モジュール1に付けられるモジュール用マーク8をそれぞれ「123456789A」、「123456789B」、「123456789C」、「123456789D」という文字列としている。
モジュール用マーク8は、基板2の周縁近傍に形成されることが好ましい。これは薄膜太陽電池モジュールの製造プロセスを構成する各製造装置において、基板2の中央部よりも基板周縁部にモジュール用マーク8が形成されている方が、マーク読み出し装置の構造を簡略化することができるからである。また、モジュール用マーク8が周縁部にあることで、薄膜太陽電池モジュールに対してモジュール用マーク8を目立ちにくくすることができる。具体的には、例えば周縁部より50mm以内の領域にモジュール用マーク8が位置するようにする。
モジュール用マーク8を付与する方法としては、実施形態1に示すレーザ加工で積層膜を除去して形成する方法の他にも、表面にインク材でモジュール用マーク8を印刷する方法、マスクを用いて金属膜または半導体膜を部分的に積層してモジュール用マーク8を形成する方法などを用いることができるが、レーザ加工によってモジュール用マーク8を形成することが好ましい。この場合には、薄膜太陽電池モジュールの製造プロセスにおいて用いられる、第1ないし第3レーザスクライブの工程で用いられるレーザ加工装置や、周縁絶縁領域の積層膜を除去するレーザトリミングの工程で用いられるレーザ加工装置を用いてモジュール用マーク8を形成することができる。これにより、新たにモジュール用マーク8を形成するための装置を製造プロセス及び製造ラインに追加する必要がなく、生産プロセスの冗長化とコスト増加を防ぐことができる。
なお、レーザ加工にてモジュール用マーク8を形成する場合、薄膜太陽電池モジュールの製造プロセスに含まれるレーザ加工によって加工される領域を避けて、各モジュール用マーク8を形成することが好ましい。これはレーザスクライブによるスクライブラインの影響で各モジュール用マーク8の情報(特に、1次元コードや2次元コードの情報)が読み取りにくくなることを防止するためであり、加えて、第1レーザスクライブ、第2レーザスクライブ、第3レーザスクライブによる薄膜太陽電池セル7の直列接続への影響を防止するためである。
S105では、レーザ加工時に発生する異物の除去のために基板2を洗浄する。洗浄方法は、上述したS102と同様の方法を用いることができる。
S106では、レーザ加工後の加工パターン等の検査を行う。この検査工程において加工パターンに加工不足などの不良が検出された場合は、S103にて再度第1レーザスクライブを行うことで不良部分を修正できる。
S107では、半導体薄膜積層工程にて複数の半導体層を積層することで光電変換半導体層4(図1参照)を形成する。
S108では、積層した光電変換半導体層4の膜厚などを検査する。
S109では、レーザ加工装置を用いて光電変換半導体層4をスクライブし、第2スクライブライン6bを形成する。ここで、上記したように第2スクライブライン6bは第1スクライブライン6aと近接して形成されるので、実際にはそれぞれ別の加工ラインであるが、図2A〜図2Cでは便宜上1つのライン(スクライブライン6)にまとめて模式的に表している。
S110では、スパッタリング装置などを用いて光電変換半導体層4上に透明導電層(例えばZnOなど)及び金属層(例えばAgなど)を積層して裏面電極層5(図1参照)を形成する。
S111では、レーザ加工装置を用い光電変換半導体層4及び裏面電極層5をスクライブして第3スクライブライン6cを形成する。ここで、第3スクライブライン6cについても第2スクライブライン6bと同様に、図2A〜図2Cでは第1スクライブライン6a及び第2スクライブライン6bとまとめて1つのライン(スクライブライン6)として模式的に表している。これにより、図2Aに示すようにストリング状に加工され、上下方向にて互いに直列接続された複数の薄膜太陽電池セル7が形成される。
S112では、図2Bに示すように、基板2を切断する領域の積層膜をレーザ加工にて全て除去して切断部9を形成する。これにより、基板2上において薄膜太陽電池セル7が4つの薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dに分割される。このように切断部9から積層膜を全て除去するのは、基板2を切断する際に切断部9に積層膜が存在すると、切断時の衝撃で積層膜が剥離して異物となり、光電変換半導体層4の領域上に付着する可能性があるので、これを防止するためである。また、切断部9から積層膜を除去する際に、切断後の薄膜太陽電池モジュール1の周縁絶縁部も同時に形成することができるからである。
S113では、レーザ加工装置を用いて基板2の外周部の全ての積層膜を除去するレーザトリミングを行うことで、図2Bに示すように周縁絶縁部10を形成する。上記したように、S112とS113とは同時に実施することが可能である。
S112及びS113において切断部9及び周縁絶縁部10の積層膜を除去する方法としては、上記のレーザによる加工の他、研磨ブラシやブラスト処理などで物理的に除去する方法も用いることができるが、積層膜除去後の洗浄を省略できる点でレーザによる加工を用いることが好ましい。
S114では、上下に隣り合う2つの薄膜太陽電池セル7間に逆バイアス電圧を印加することで、スクライブライン6に存在する絶縁短絡部(図示せず)を除去する。
S115では、S112及びS113で形成された切断部9と周縁絶縁部10の絶縁検査を行う。
S116では、ソーラシミュレータを用いて特性検査(例えばIV測定など)を実施する。この時、特性検査は基板2上で分割されている4つの薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dのそれぞれについて個別に行い、記録されたそれぞれの特性検査結果をモジュール用マーク8と関連付けて管理することが好ましい。
S117では、基板2を薄膜太陽電池モジュールの製造ラインより搬出する。製造ラインより搬出された基板2は、基板切断装置(図示せず)にて切断される。実施形態1では、薄膜太陽電池モジュールの製造ラインから搬出した後に別途基板2を切断する装置を用いているが、基板切断装置が薄膜太陽電池モジュールの製造ライン内にあり、基板搬出処理前に基板2を切断することも可能である。
ここで、基板を切断する方法としては、例えばグラインダーや砥粒吹付などにより基板を研削して切断する方法、ダイヤモンドカッターなどで基板表面にカットラインを入れた後圧力を加えて折り割る方法、高温に熱したニクロム線を用いた熱切断方法、電子ビームを照射することで基板を加工して切断する方法などを用いることができる。
基板切断装置によって、S112にて積層膜を除去した切断部9に沿って基板2を切断することで、図2Cに示すように、個々にモジュール用マーク8が付与された複数の薄膜太陽電池モジュール1が完成する。実施形態1では、基板2から4つの薄膜太陽電池モジュール1が製造されている。
なお、実施形態1では、モジュール用マーク8は、第1スクライブライン6aを形成した後に、表面電極層3をレーザ加工することで形成しているが、S109で第2スクライブライン6bを形成した後に、光電変換半導体層4をレーザ加工することで形成してもよく、または、S111で第3スクライブライン6cを形成した後に、光電変換半導体層4及び裏面電極層5をレーザ加工することで形成してもよい。
また、実施形態1においては、切断後の薄膜太陽電池モジュール1が同形状であって、モジュール用マーク8が同じ位置に形成されていることが好ましい。同じ位置に形成することで、薄膜太陽電池モジュール1を切断した後の製造プロセス装置(例えば封止装置など)のマーク読み出し部の位置合わせ機構が簡略化でき、読み出し時間や読み出しエラーの発生を低減することができる。
以上、実施形態1に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法によれば、切断する前に、切断後のそれぞれの薄膜太陽電池モジュール1を個別に製造管理できるモジュール用マーク8を形成することで、切断後においても薄膜太陽電池モジュール1を区別できるため、切断後の薄膜太陽電池モジュール1の製品管理が可能となる。また、製造プロセスの初期段階からモジュール用マーク8が付与されていることで、製造段階から最終消費段階、さらには廃棄段階までの追跡が可能となる。
<実施形態2>
実施形態2に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法は、切断前の基板2を製造管理する基板用マーク13が形成される点、切断後の薄膜太陽電池モジュール1のそれぞれに応じたマーク(以下、モジュール用マークという。)18を切断前に形成する工程を特性検査後に行う点、及び、切断後に不要となる不要部分17が存在する点で、実施形態1と異なる。以下、実施形態1と共通する事項については必要に応じて説明を省略し、主に異なる事項について説明する。
図4A〜図4Dは、本発明の薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造される薄膜太陽電池モジュールの実施形態2の製造工程を示す工程図であり、図4Aは、後述するS204が完了した時点での薄膜太陽電池モジュールの状態を示し、図4Bは、後述するS213が完了した時点での薄膜太陽電池モジュールの状態を示し、図4Cは、後述するS217が完了した時点での薄膜太陽電池モジュールの状態を示し、図4Dは、後述するS218が完了した後に切断された薄膜太陽電池モジュールの状態を示している。
図5は、実施形態2に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法における製造プロセスの工程を示すフローチャートであり、図5に示したS201からS218までの製造プロセスを経ることで、表面電極層3が積層された基板2上に薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dが形成され、その後基板2を切断することで複数の薄膜太陽電池モジュール1が製造される。以下、図1及び図4A〜図4Dを参照しつつ、図5に示す工程フロー図に従って実施形態2を具体的に説明する。
S201〜S203は、実施形態1のS101〜S103と同様であるのでここでは説明を省略する。但し、図4A,図4Bに示したように、不要部分17となる領域についてはレーザスクライブによるスクライブライン6を形成しないことで、S203でのレーザ加工時間を短縮できる。
S204では、基板2の周縁部近傍(図4Aでは左下隅)に、表面電極層3をレーザ加工することで基板用マーク13を形成する。基板用マーク13は、基板2が切断されるまでの基板2自体の製造管理に用いられる。ここでは基板2を示す文字列「ABCDEFGH」が基板用マーク13として形成される。
S205〜S211は、実施形態1のS105〜S111と同様であるのでここでは説明を省略する。S211が完了した時点で、図4Aに示すように、ストリング状に加工され、上下方向にて互いに直列接続された複数の薄膜太陽電池セル7が形成される。
S212では、図4Bに示すように、基板2を切断する領域の全ての積層膜をレーザ加工装置にて除去することで切断部15を形成する。これにり、基板2上において薄膜太陽電池セル7が4つの薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dに分割される。
実施形態2においては、図4Bに示すように、基板2の上下に不要部分17が存在する。これは、最終的に求められる薄膜太陽電池モジュール1のサイズに合わせるためである。従って、不要部分17は基板2の切断時に併せて切断されて取り除かれるので、切断部15は基板2の上下方向に加えて左右方向(すなわち、薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dと不要部分17との間)にも形成される。
S213では、レーザ加工装置を用いて基板2の外周部の全ての積層膜を除去するレーザトリミングを行うことで、図4Bに示すように周縁絶縁部16を形成する。実施形態2において周縁絶縁部16は基板2の外周部の全てに形成しているが、不要部分17では周縁絶縁部16を形成する必要はなく、S213の処理時間を短縮するために基板2の左右の辺のみ周縁絶縁部16を形成してもよい。
S214では、上下に隣り合う2つの薄膜太陽電池セル7間に逆バイアス電圧を印加することでスクライブライン6に存在する絶縁短絡部(図示せず)を除去する。
S215では、S212及びS213で形成した切断部15と周縁絶縁部16の絶縁検査を行う。ここで、絶縁されていてほしいのは切断後の薄膜太陽電池モジュール1の周縁部となる領域なので、不要部分17にある切断部15や周縁絶縁部16は絶縁検査を行わなくてもよい。仮に、絶縁検査の結果、不要部分17に絶縁不良が発生したとしても、良品と判定して次の製造工程にそのまま搬送するように制御すればよい。
S216では、ソーラシミュレータを用いて特性検査(例えばIV測定などの電気特性)を実施する。この時、特性検査は基板2上で分割されている4つの薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dのそれぞれについて個別に行い、その検査結果を個別に記録する。
S217では、基板2上の薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dのそれぞれについて、切断後の薄膜太陽電池モジュール1で周縁部近傍となる位置に、文字列と2次元コードからなるモジュール用マーク18を形成する(図4C参照)。
この場合、モジュール用マーク18を形成する工程が特性検査工程の後であるので、モジュール用マーク18に特性検査のデータを含ませることが可能となる。また、モジュール用マーク18は同じ基板2で製造されたことを示す情報を含み、切断前に基板2のどの位置であったかを示す情報をさらに含んでいることが好ましく、同じ基板2で製造されたことを示す情報として、基板用マーク13の情報を引き継いでいる(含んでいる)ことが好ましい。これにより、基板用マーク13で管理していた基板2の切断前の製造プロセスの処理履歴と切断後の薄膜太陽電池モジュール1との関連付けが容易にでき、基板2の切断前と切断後の追跡が可能となる。
ここで、実施形態2では、モジュール用マーク18は、基板用マーク13の文字列「ABCDEFGH」と、基板2上における各薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dの切断前の位置を示す数値「1、2、3、4」とを組み合わせ、かつ、S215にて検査されたそれぞれの薄膜太陽電池セル領域7A〜7Dの特性値を示す2次元コードをこれに併記することで形成されている。
また、特性検査にて不良と判断された薄膜太陽電池モジュール1についてはモジュール用マーク18を形成しないか、または、不良であることを示す特殊マーク(例えば「×」など簡単なものが好ましい)を形成するように構成してもよい。このような構成とすれば、切断後の薄膜太陽電池モジュール1の中から不良のものを容易に識別できるので、不良と判断された薄膜太陽電池モジュール1を誤って出荷することを防止することができる。また、基板2全体でのモジュール用マーク18の形成にかかる時間も短縮することができる。
S218では、基板2を薄膜太陽電池モジュールの製造ラインより搬出する。製造ラインより搬出された基板2は、基板切断装置(図示せず)にて切断される。基板2は切断部15に沿って切断され、このとき不要部分17も併せて切断されて薄膜太陽電池モジュール1が完成する(図4D参照)。
実施形態2では、不要部分17に基板用マーク13が形成されており、不要部分17を取り除いた際に基板用マーク13も除去されるが、モジュール用マーク18が基板用マーク13の情報を含んでいるので、基板用マーク13で管理していた製造工程までさかのぼることが可能である。
また、個々の薄膜太陽電池モジュール1に特性値を情報として含んだモジュール用マーク18を形成することにより、薄膜太陽電池モジュール1を設置する施工現場などにおいても、2次元コードを読み取れる端末などを用いてその場で個々の薄膜太陽電池モジュール1の特性値を確認できるので、特性に基づいた薄膜太陽電池モジュール1の設置の最適化を行うことができる。
<薄膜太陽電池モジュールの具体例>
図6A,図6B、及び、図7A,図7Bは、本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの製造方法において製造された薄膜太陽電池モジュール1の具体例を示しており、図6A及び図7Aは、薄膜太陽電池モジュールに形成されたモジュール用マーク近傍の一部分を上面側(受光面側)からみた平面図、図6Bは、図6AのE−E線断面図、図7Bは、図7AのF−F線断面図である。この具体例は、光電変換半導体層4及び裏面電極層5をレーザ加工で除去することでモジュール用マークを形成した実施形態に係る製造方法によって製造された薄膜太陽電池モジュールに適用することが好ましい。ここでは、実施形態2の製造方法によって製造された薄膜太陽電池モジュール1に適用した場合について説明する。なお、図6A,図6B、及び、図7A,図7Bにおいて、第1スクライブライン6a及び第2スクライブライン6bはこの具体例では関係しないので図示を省略している。
図6A,図6Bに示す薄膜太陽電池モジュール1が備えるモジュール用マーク18、第3スクライブライン6a、及び、周辺絶縁部16は、基板2上の光電変換半導体層4及び裏面電極層5を除去することで形成されているので、裏面電極層5側から入射した光がそのまま基板2の表面(受光面側)に透過されることとなる。
ここで、薄膜太陽電池モジュール1の表面(受光面)は光電変換半導体層4の色が反映されるが、光電変換半導体層4はアモルファスや結晶質のシリコン系薄膜を積層して形成されており、その表面は一般的に濃い青色や黒色となる。従って、裏面電極層5に接する絶縁シート11として、例えば白色の絶縁シートを用いた場合、モジュール用マーク18、第3スクライブライン6c、及び、周辺絶縁部16は下地の色を透過する。そのため、モジュール用マーク18は、第3スクライブライン6c及び周辺絶縁部16と同様に、光電変換半導体層4の領域の色と大きく異なり、図6Aに示すように、肉眼ではっきりと視認できる状態となる。
一方、第3スクライブライン6cは細い線状のパターンであるので、模様として認識されることで美観への影響は小さい。また、周辺絶縁部16は、周縁部の絶縁と保護のために設けられる絶縁ゴムなどの黒色の側面保護材(図示せず)や強度向上のために設けられる金属製の枠体(図示せず)などで覆われることで美観への影響は低減できる。しかしながら、モジュール用マーク18は、光電変換半導体層4の領域の内部に存在するために表面を覆うことができず、文字列や2次元コードなどで構成されているので模様としても認識できないため薄膜太陽電池モジュールの美観を悪化させることになる。
そこで、この具体例では、図7A,図7Bに示すように、裏面電極層5に接する部材である絶縁シート11について、光電変換半導体層4の表面の色と近いもの、好ましくは同色のものを用いる。これにより、図7Aに示すように、モジュール用マーク18は肉眼で視認しづらくなり、薄膜太陽電池モジュール1に接近して見なければモジュール用マーク18の存在が認識できないようにすることができる。従って、美観に優れた薄膜太陽電池モジュール1を提供することができる。
なお、この具体例では、絶縁シート11の全面が光電変換半導体層4と近い色としているが、少なくともモジュール用マーク18に当接する領域のみを光電変換半導体層4と近い色としてもよい。
基板を所定のサイズに切断して製造される薄膜太陽電池モジュールは、車載用、携帯デバイス用、一般建築の建材用など、設置できる薄膜太陽電池モジュールのサイズに制限があり、かつ外観の美しさが要求される用途に適用されるので、薄膜太陽電池モジュール上に文字列や2次元コードなどで構成されたモジュール用マーク18が目立つことは好ましくない。従って、モジュール用マーク18を目立たなくすることは、薄膜太陽電池モジュールの外観的な美しさを向上する上で重要である。
この具体例の構成を採用することで、モジュール用マーク18が視認しづらくなるが、実施形態2の好ましい形態として上述したように、分割後の薄膜太陽電池モジュールのそれぞれを同形状とし、モジュール用マーク18を同じ位置に形成することで、マークを確認する位置を限定できる。また、実施形態1に係る太陽電池モジュール1に適用した場合においても、分割後の薄膜太陽電池モジュールのそれぞれを同形状とし、モジュール用マーク8を同じ位置に形成することで、マークを確認する位置を限定できる。従って、施工時やメンテナンス時など薄膜太陽電池モジュール上のモジュール用マーク8,18を確認する必要がある場合においても問題はない。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明は、基板上に、ストリング状にスクライブされた表面電極層、光電変換半導体層及び裏面電極層を積層して薄膜太陽電池セルを形成した後、基板を分割して複数の所定サイズの薄膜太陽電池モジュールを製造する方法に適用できる。
1 薄膜太陽電池モジュール
2 透光性絶縁基板(基板)
3 表面電極層(透明導電膜)
4 光電変換半導体層
5 裏面電極層
6 スクライブライン
6a 第1スクライブライン
6b 第2スクライブライン
6c 第3スクライブライン
7 薄膜太陽電池セル
7A〜7D 薄膜太陽電池セル領域
8,18 モジュール用マーク(請求項に記載のマーク)
9,15 切断部
10,16 周縁絶縁部
11 絶縁シート
13 基板用マーク
17 不要部分

Claims (14)

  1. 基板に積層された表面電極層上に順次積層された光電変換半導体層及び裏面電極層を、ストリング状に加工して互いに直列接続された複数の薄膜太陽電池セルを形成するセル形成工程と、
    前記セル形成工程後に、前記基板を切断する切断部及び前記基板周縁部の層を除去して複数の薄膜太陽電池セル領域を形成する除去工程と、
    前記除去工程後に、前記基板を切断して複数の薄膜太陽電池モジュールを製造する切断工程とを含む薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記切断工程前に、切断後の前記薄膜太陽電池モジュールのそれぞれに前記薄膜太陽電池モジュールを製造管理できるマークを形成するマーク形成工程を実施することを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  2. 請求項1に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記マークは、1次元コード、2次元コードまたは視認できる文字列のいずれか1つまたは2つ以上の組み合わせからなることを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記マークは、同じ基板から切断されたことを示す情報と、前記基板の切断される前の位置を示す情報とを含むことを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記マークは、前記基板、前記表面電極層、前記光電変換半導体層及び前記裏面電極層のいずれか1つまたは2つ以上に設けられることを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  5. 請求項4に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記マークは、レーザ加工にて形成されることを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  6. 請求項5に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記マークは、前記太陽電池セルをストリング状にレーザ加工する場所を避けて設けることを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記マークは、切断後の前記薄膜太陽電池モジュールの周縁部に近接して設けることを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    切断後の各薄膜太陽電池モジュールは同じ形状であり、前記マークは各薄膜太陽電池モジュールの同位置に設けられることを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記複数の薄膜太陽電池セル領域のそれぞれについて電気特性検査を行う検査工程を含み、
    前記マーク形成工程は、前記検査工程後に実施することを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  10. 請求項9に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記マークは、前記検査工程における電気特性検査結果を示す情報を含むことを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  11. 請求項10に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記電気特性検査にて不良と判断された薄膜太陽電池モジュールには、前記マークを付けないか、または、不良を示す特殊マークを付与することを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記マークとは別に前記基板を製造管理できる基板用マークを付与することを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記各マークは、レーザ加工により前記基板上の光電変換半導体層及び裏面電極層を除去することで形成し、前記マークを形成した領域では、前記裏面電極層上に設ける絶縁シートを前記光電変換半導体層領域の表面の色と近似した色で形成することを特徴とする薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法にて製造された薄膜太陽電池モジュール。
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