JP2012105709A - 内視鏡の先端ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 2色成形によって形成されても、細径な内視鏡の先端ユニットを提供すること。
【解決手段】 内視鏡1の先端ユニット70は、2色成形の1次成形において、第1の樹脂によって形成されるレンズ型の光学部材91と、2色成形の2次成形において、第1の管路部75aと、第1の管路部75aと隣り合う第2の管路部75bとを有するように、且つ光学部材91を一体的に支持するように、第2の樹脂によって形成される支持部材101とを有する。光学部材91は、1次成形において形成され、2次成形において第1の管路部75aに配設されるレンズ部93と、1次成形においてレンズ部93の隣に形成され且つ2次成形において第2の管路部75bと連通する開口部95gを有し、レンズ部93を一体的に保持する保持部95とを有している。
【選択図】 図4A

Description

本発明は、挿入部の先端部に配設される内視鏡の先端ユニットに関する。
一般的に、図6Aに示すように、内視鏡の挿入部の先端部221には、送気送水チャンネル245や、図示しない光学ユニットを配設するための第1の管路部275aが配設されている。この第1の管路部275aの先端部には、光学部材291(例えば照明レンズ)が接着剤などによって接着されている。しかし、接着の作業は難しく、接着材が固まる時間が長く、また光学部材291自体が高価となっている。
そのため、図6Bに示すように、光学部材291を有する内視鏡の先端ユニット270が以下のような一般的な2色成形によって形成されている。
1次成形において、透明な樹脂が第1の金型(不図示)に流し込まれて固まることで、光学部材291が形成される。樹脂が金型に流し込まれる際に、樹脂を出射する出射部である図示しないゲートが用いられる。一般的に、ゲートは、光学部材291の光学的に有効な場所(例えばレンズ部293)には設置できない。そのため、ゲートをレンズ部293の周りに設置し、光学部材291を外側から形成する。これにより光学部材291は、光学部材291の中心部に配設されるレンズ部293と、レンズ部293の周りに配設される駄肉部295とを有することとなる。駄肉部295は、レンズ部293の周壁部となる。1次成形時にレンズ部293におけるレンズ面(下面)を形成する上述した第1の金型は、1次成形後に光学部材291と分離されることなく、2次成形時に光学部材291と共に2次成形用の第2の金型(不図示)に配置される。即ち、1次成形時に用いられる第1の金型は、2次成形が完了するまで光学部材291自体を支持する支持部材として機能する。駄肉部295の内周が、第2の金型の先端近傍の外周面を外嵌(密着)することによって、2次成形工程の間、第2の金型と光学部材291のずれが防止される。
そして2次成形において、光学部材291が2次成形用の第2の金型に配置され、不透明な樹脂が光学部材291を覆うように第2の金型に流し込まれる。これにより支持部材201(Cホンタイ)は、光学部材291を覆い、光学部材291を支持するように形成される。また同時に、光学部材291と支持部材201とが一体となり、先端ユニット270が形成される。
なお支持部材201(Cホンタイ)には、2次成形において、光学部材291が配設され光学部材291におけるレンズ部293のための第1の管路部275aと、照明ユニット以外の他の内蔵物(機能部材(例えば送気送水チャンネル245))のための第2の管路部275bも形成される。
なお例えば特許文献1には、光学素子を精度よく形成でき、光学性能の良い安価な光学コンポーネントが開示されている。
また例えば特許文献2には、光学性能が良好で、上部で安価に構成できる光学コンポーネントが開示されている。
特開平9−108174号公報 特開平9−105871号公報
2次成形において、図6Cに示すように、支持部材201(不透明な樹脂)が上述した光学部材291をしっかりと覆わないと、駄肉部295が露出し、駄肉部295側における例えば第2の管路部275b(送気送水チャンネル245)に凸凹201aやバリが生じるおそれがある。しかし図6Bに示すように、不透明な樹脂が上述したように駄肉部295を含む光学部材291をしっかりと覆うと、駄肉部の厚みL1だけ、第1の管路部275aと第2の管路部275bとの距離L2が伸び、先端ユニット270が太くなってしまう。
このように先端ユニット270が2色成形によって形成される場合、先端ユニット270は太くなってしまう。
そのため本発明は、上記課題を鑑みて、2色成形によって形成されても、細径な内視鏡の先端ユニットを提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、2色成形の1次成形において、第1の樹脂によって形成されるレンズ型の光学部材と、前記2色成形の2次成形において、第1の管路部と、前記第1の管路部と隣り合う第2の管路部とを有するように、且つ前記光学部材を一体的に支持するように、第2の樹脂によって形成される支持部材と、を有する内視鏡の先端ユニットであって、前記光学部材は、前記1次成形において形成され、前記2次成形において前記第1の管路部に配設されるレンズ部と、前記1次成形において前記レンズ部の隣に形成され且つ前記2次成形において前記第2の管路部と連通する開口部を有し、前記レンズ部を一体的に保持する保持部と、を有していることを特徴とする内視鏡の先端ユニットを提供する。
本発明によれば、2色成形によって形成されても、細径な内視鏡の先端ユニットを提供することができる。
図1は、本発明に関わる内視鏡の概略図である。 図2Aは、先端ユニットの斜視図である。 図2Bは、ノズルが配設された先端ユニットの斜視図である。 図3は、光学部材の斜視図である。 図4Aは、先端ユニット内部における光学部材の配置を示す図である。 図4Bは、図4Aに示す状態にノズルを配設した状態を示す図である。 図5Aは、光学部材の第1の変形例を示す図である。 図5Bは、Dカット形状を有する光学部材を示す図である。 図6Aは、挿入部の先端部に光学部材を接着している状態を示す図である。 図6Bは、一般的な2色成形によって形成される先端ユニットを示す図である。 図6Cは、一般的な2色成形によって形成され、送気送水ノズルに凸凹やバリが生じる先端ユニットを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1と図2Aと図2Bと図3と図4Aと図4Bとを参照して、第1の実施形態について説明する。
図1に示すように内視鏡1は、患者の体腔内等に挿入される細長い挿入部10と、挿入部10の基端部と連結し、内視鏡1を操作する操作部60とを有している。
挿入部10は、挿入部10の先端部側から基端部側に向かって、先端硬質部21と、湾曲部23と、可撓管部25とを有している。先端硬質部21の基端部は湾曲部23の先端部と連結し、湾曲部23の基端部は可撓管部25の先端部と連結している。
可撓管部25は、所望な可撓性を有しており、外力によって曲がる。可撓管部25は、操作部60から延出されている管状部材である。
湾曲部23は、操作部60の操作によって、例えば上下左右といった所望の方向に湾曲する。湾曲部23が湾曲することにより、先端硬質部21の位置と向きとが変わり、観察対象物が観察視野(または観察窓41a)内に捉えられ、照明光が観察対象物に照明される。
次に本実施形態の先端硬質部21について図2Aと図2Bとを参照して詳細に説明する。
先端硬質部21は、挿入部10の先端部であり、硬い。
先端硬質部21は、内視鏡1の先端ユニット70として形成されている。
図2Aに示すように先端ユニット70には、複数の管路部75a,75b,75c,75dが配設されている。第1の管路部75aには、例えばレンズ部93やライトガイドを含む図示しない照明ユニットが配設される。第2の管路部75bは、例えば送気送水チャンネル45として機能する。第3の管路部75cは、例えば処置具挿通チャンネルとして機能する。第4の管路部75dには、例えば観察窓41aを含む図示しない撮像ユニットが配設される。
第1の管路部75aの開口部77aには、レンズ部93が配設される。第2の管路部75bの開口部77bには、図2Bに示すように、流体を第2の管路部75bから第4の管路部75dの開口部77d(観察窓41a)にむけて流すノズル79が嵌め込まれる。ノズル79は、開口部77dに向いており、流体を開口部77dに向けて吐出する。第3の管路部75cの開口部77cは、処置具挿通チャンネルの先端開口部として機能する。第4の管路部75dの開口部77dには、撮像ユニットの観察窓41aが配設される。
レンズ部93(開口部77a)と、開口部77bと、先端開口部(開口部77c)と、開口部77dとは互いに所望な距離離れている。
このような先端ユニット70は、2色成形によって形成される。
1次成形において、透明な樹脂A(第1の樹脂)は、図示しない第1の金型に充填され、図3に示すようなレンズ型の光学部材91として形成される。つまり光学部材91は、1次成形において、樹脂Aと第1の金型(不図示)とによって、形成される。樹脂Aは、例えばポリサルフォンである。
図3と図4Aとに示すように、光学部材91は、例えば照明レンズの機能を有するレンズ部93と、レンズ部93と一体となるようにレンズ部93を一体的に保持する保持部95とを有している。
レンズ部93は、1次成形において、上述したように樹脂Aによって形成される。レンズ部93は、2次成形において第1の管路部75aに配設される。
なお1次成形時にレンズ部93におけるレンズ面(下面)も形成する上述した第1の金型は、1次成形後に光学部材91と分離されることなく、2次成形時に光学部材91と共に2次成形用の第2の金型(不図示)に配置される。即ち、第1の金型は、2次成形が完了するまで光学部材91自体を支持する支持部材として機能する。このとき開口部95e側と開口部95g側とにおける保持部95の内周面95hが、第1の金型の先端近傍の外周面に外嵌(密着)することによって、2次成形工程の間、第2の金型と光学部材91とずれが防止される。
保持部95は、レンズ部93の枠部材であり、レンズ部93の周壁部であり、駄肉部である。
また図4Aに示すように、保持部95は、レンズ部93の先端面93aが保持部95の先端面95aよりも突出するように、レンズ部93の基端部93cを保持部95の先端部95bにて保持している。そのため、保持部95には、溝部のような開口部95e(凹部)が形成される。開口部95eは、レンズ部93よりも保持部95の基端部95c側に形成され、保持部95によって囲まれており、2次成形において第1の管路部75a(開口部77a)と連通する。つまり開口部95eは、本実施形態ではレンズ部93が照明レンズの機能を有するため、2次成形において第1の管路部75aに連通するように1次成形において保持部95に形成される。なお開口部95eは、光学部材91が2次成形用の第2の金型に配設されるために、及び上述したように2次成形において第1の金型がはめ込まれるために配設されている。
また保持部95は、レンズ部93、詳細には開口部95eと隣り合い、2次成形において、レンズ部93以外の機能部材のための管路部と連通する開口部95gを有している。言い換えると開口部95gは、レンズ部93に隣り合う内蔵物用の穴である。レンズ部93以外の機能部材や、レンズ部93に隣り合う内蔵物とは、レンズ部93に対応する照明ユニット以外を示し、例えば撮像ユニットや送気送水チャンネル45や処置具挿通用チャンネルなどである。またレンズ部93以外の機能部材のための管路部は、例えば第2の管路部75b(送気送水チャンネル45)や第3の管路部75cや第4の管路部75dであり、以下において、例えば第2の管路部75bとして説明する。
このように、開口部95gは、開口部95eと隣り合い、第2の管路部75b(開口部77b(送気送水チャンネル45の先端部45b))に連通するように、1次成形において保持部95に形成される。開口部95gは、第2の管路部75b(開口部77b)と連通するため、第2の管路部75bの一部として機能する。この第2の管路部75bと連通する開口部95gには、図2Bと図4Bとに示すように、開口部95gの周りの保持部95の内周面95hがノズル79によって覆われるように、ノズル79がはめ込まれる。
このように保持部95は、1次成形においてレンズ部93よりも基端部95c側に形成され、且つ2次成形において第2の管路部75bと連通する開口部95eと、1次成形においてレンズ部93(開口部95e)の隣に形成され、且つ2次成形において第2の管路部75bと連通する開口部95gとを有している。
なお保持部95は、2次成形において、レンズ部93が開口部77a(第1の管路部75aの先端部)に配設され、レンズ部93の先端面93aが先端ユニット70の端面と同一平面となるように、レンズ部93を保持している。また保持部95は、2次成形において、例えば第1の管路部75aと第2の管路部75bとの周辺に配設される。
また図3と図4Aとに示すように、開口部95e,95gは例えば円筒形状であり、開口部95e,95gの周りの保持部95は、円筒形状の周壁部(枠部)となっている。また開口部95eの大きさは開口部77aの大きさと略同一であり、開口部95gは開口部77bと同じ大きさを有している。このように開口部95e,95gは、開口部77a,77b(第1の管路部75aと第2の管路部75b)と同じ大きさを有している。そのため開口部95eは、第1の管路部75aの一部として機能するように第1の管路部75aの少なくとも一部を兼ねている。また開口部95gは、第2の管路部75bの一部として機能するように第2の管路部75bの少なくとも一部を兼ねている。
なお図4Bに示すように、開口部95gは第2の管路部75bの一部として機能する必要があるため、開口部95eと開口部95gとの間の距離L10(保持部95の厚み)は、後述する2次成形における第1の管路部75aと第2の管路部75b(送気送水チャンネル45)との間の距離L20、つまり開口部77aと開口部77bとの間の距離(後述する支持部材101の厚み)に一致する。また距離L10,L20は、後述する支持部材101における樹脂Bが先端ユニット70の基端部側から先端部側にまで流れ、樹脂Bが光学部材91を覆うことができる厚みとなる。
なおレンズ部93が観察窓41aの機能を有する場合、開口部95eは、第4の管路部75d(開口部77d)に連通する。
上述したように、及び図3に示すように、レンズ部93と保持部95とは、1次成形において、樹脂Aによって一体となるように形成されることで、光学部材91を構成する。つまりレンズ部93と、開口部95eと開口部95gとを有する保持部95とが一体となるように、光学部材91は樹脂Aによって形成される。このように光学部材91(レンズ部93と保持部95と開口部95eと開口部95g)は、上述したように1次成形において、樹脂Aと第1の金型とによって、形成される。
なお上述したように、1次成形時にレンズ部93におけるレンズ面(下面)及び開口部95e,95g側の内周面95hを形成する第1の金型は、図4Aにおける開口部95e,95gと略同じ形状で形成されている。そして第1の金型は、前述した如く、1次成形後に光学部材91と分離されることなく、2次成形時に光学部材91と共に2次成形用の第2の金型内に配置される。即ち、1次成形時に用いられる第1の金型は、2次成形が完了するまで光学部材91自体を支持する支持部材として機能する。開口部95e側の内周面95hと開口部95g側の内周面95hとが、第1の金型の先端近傍の外周面に外嵌(密着)することで、2次成形工程の間、第2の金型と光学部材91とのずれが防止される。この状態で、光学部材91は図示しない第2の金型に配設され、不透明な樹脂B(第2の樹脂)が第2の金型に充填される。樹脂Bは、例えばポリサルフォンある。
このとき図4Aに示すように、樹脂Bは、第1の管路部75aと、第1の管路部75aと隣り合う第2の管路部75bと、第3の管路部75cと、第4の管路部75dとを有し、光学部材91を一体的に支持する支持部材101(Cホンタイ)として形成される。つまり支持部材101は、2次成形において、第1の管路部75aと第1の管路部75aと隣り合う第2の管路部75bと第3の管路部75cと第4の管路部75dとを有するように、且つ光学部材91を一体的に支持するように、樹脂Bと第2の金型とによって、形成される。言い換えると2次成形において、第1の管路部75aと第2の管路部75bと第3の管路部75cと第4の管路部75dとが支持部材101に形成される。
支持部材101が光学部材91を一体的に支持すると、先端ユニット70が形成される。支持部材101は、光学部材91の枠部材である。
図4Aと図4Bとに示すように、支持部材101の端面は、先端ユニット70の端面として形成される。
支持部材101は、レンズ部93の先端面93aが先端ユニット70の端面と同一平面に配設され、レンズ部93の側面93fと、内周面95hとを除く保持部95とを覆うように、つまり光学部材91が支持部材101の内部に配設されるように、光学部材91を支持部材101の先端部にて支持している。このとき、第1の管路部75aには開口部95eが連通しさらにレンズ部93が配設され、第2の管路部75bには開口部95gが連通する。
支持部材101において、第1の管路部75aと第2の管路部75bとの間の距離L20(支持部材101の厚み)は、開口部95eと開口部95gとの間の距離L10(保持部95の厚み)と略同一である。
このように先端ユニット70は、光学部材91と支持部材101とを有し、2色成形によって形成される。
次に本実施形態の先端ユニット70の製造方法について説明する。
1次成形において、図示しないゲートは樹脂Aを第1の金型に出射し、樹脂Aは第1の金型に充填される。このとき、樹脂Aは、第1の金型における駄肉部である保持部95の部分から第1の金型におけるレンズ部93の部分に向かって流れる。これにより光学部材91は、保持部95側からレンズ部93に向かって形成される。そしてレンズ部93と保持部95とは一体となるように形成され、光学部材91が構成される。
このとき、レンズ部93の先端面93aは保持部95の先端面95aよりも突出し、レンズ部93の基端部93cは保持部95の先端部95bに保持される。そのため保持部95には、開口部95eが形成される。また開口部95eの隣には、開口部95gが形成される。
2次成形において、光学部材91は上述した如く1次成型に用いられた第1の金型によって保持された状態で第2の金型に配設され、樹脂Bが第2の金型に充填される。これにより、光学部材91を覆い、光学部材91を一体的に支持する支持部材101が形成され、先端ユニット70が構成される。
このとき支持部材101(先端ユニット70)には、第1の管路部75aと、第1の管路部75aと隣り合う第2の管路部75bと、第3の管路部75cと、第4の管路部75dと、端面とが形成される。またレンズ部93の先端面93aが支持部材101の端面と同一面に配設され、光学部材91が支持部材101によって覆われ支持部材101の内部に配設されるように、光学部材91は支持部材101の先端部にて支持される。また、第1の管路部75aには開口部95eが連通しさらにレンズ部93が配設され、第2の管路部75bには開口部95gが連通する。
また開口部95gは第2の管路部75bの一部として機能するため、支持部材101において、第1の管路部75aと第2の管路部75bとの間の距離L20(支持部材101の厚み)は、開口部95eと開口部95gとの間の距離L10(保持部95の厚み)と略同一となる。そのため樹脂Bを開口部95eと開口部95gとの間の保持部95の周りに流し込む必要はない。つまり距離L20は、距離L10よりも大きくなることはなく、距離L10と同一になる。
先端ユニット70は湾曲部23と連結し、第1の管路部75aと開口部95eとには照明ユニットが配設される。また開口部77bと開口部95gとにはノズル79がはめ込まれ、図4Bに示すように、開口部95gの周りの保持部95の内周面95hはノズル79によって覆われる。
これにより照明ユニットが光を出射した際に、光はレンズ部93から内視鏡1の外部に出射する。なお光は透明な樹脂Aによって形成される光学部材91を透過するが、光学部材91は支持部材101によって覆われ、開口部95gの周りの保持部95の内周面95hはノズル79によって覆われているため、光はレンズ部93以外から漏れることなくレンズ部93から出射する。
このように本実施形態では、レンズ部93を第1の管路部75aに配設している。また本実施形態では、開口部95gを、レンズ部93と一体と且つレンズ部93の隣りに形成する。また本実施形態では、開口部95gを第2の管路部75bと連通させ、開口部95gを第2の管路部75bの一部として機能させる。そのため本実施形態では、駄肉部である保持部95において、図6Bに示すように開口部95eと開口部95gとの間の保持部95の周りに2次成形時において樹脂Bを流す必要が無い。よって本実施形態では、レンズ部93(第1の管路部75a)と送気送水チャンネル45(第2の管路部75b)との距離L20を、開口部95eと開口部95gとの間の距離L10と同一にすることができる。これにより本実施形態では、先端ユニット70を2色成形によって形成しても、先端ユニット70を細径にすることができる。
また本実施形態では、駄肉部である保持部95を形成しても、先端ユニット70を細径にすることができる。
また本実施形態では、開口部95gを第2の管路部75bの一部として機能させることで、開口部95gにおける保持部95の内周面95hを樹脂Bで覆うことを不要にできる。またこれにより本実施形態では、先端ユニット70を細径にでき、さらに図6Cに示すように、第2の管路部75b(送気送水チャンネル45)に凸凹201aやバリが生じることを防止することができる。
また本実施形態では、開口部95gと送気送水チャンネル45の先端部45b(開口部77b)とを同じ大きさにすることで、流体が漏れることを防止することができる。
また本実施形態では、開口部95gの周りの保持部95の内周面95hをノズル79によって覆うことで、光をレンズ部93以外から漏らすことなく、光をレンズ部93のみから出射することができ、光量の損失を防止することができる。
なお本実施形態では、保持部95は、第2の管路部75bと連通する開口部95gを有しているが、これに限定する必要は無く、第3の管路部75cや第4の管路部75dと連通する開口部をさらに有していても良い。
また本実施形態では、開口部95gと第2の管路部75b(開口部77b)とは同じ大きさを有しているが、開口部95gが第2の管路部75bの少なくとも一部の形状と同じ形状を有していれば、開口部95gは第2の管路部75b(開口部77b)のように円筒形状を有する必要はなく、開口部95g、詳細には開口部95gの周りの保持部(周壁部、枠部)は例えば図5Aに示すようにC字形状や、半円形状であっても良い。このように開口部95gは、第2の管路部75bの少なくとも一部を兼ねることができれば、開口部95gの形状は特に限定されない。
また本実施形態では、2色成形によって光学部材91と支持部材101とを一体にできるため、接着剤を用いるよりも、光学部材91と支持部材101とを短時間、高精度且つ容易に一体化することができる。
また本実施形態では、先端ユニット70を、内視鏡1の挿入部10の先端部に配設したが、これに限定される必要はない。先端ユニット70は、体腔内に挿入される挿入部の先端部に配設されていればよい。
なお先端ユニット70を細くするために、図6Bにおいて、距離L1と距離L2とを略同一にしようとすると、2次成形時に第2の管路部275bを形成するための第2の金型と光学部材91とが干渉し、支持部材201に対して光学部材291の位置がずれてしまい、所望の光学特性を得られない虞が生じる。しかしながら本実施形態では、距離L10と距離L20とを略同一にしても、支持部材101は開口部77b側の保持部95を支持することができる。これにより本実施形態では、支持部材101に対する光学部材91の位置ずれを防止でき、所望の光学特性を得ることができる細径な内視鏡の先端ユニット70を2色成形によって容易に形成できる。
また先端ユニット70を細くするために、図6Bにおいて、距離L1と距離L2とを略同一にしようとすると、図5Bに示すように、第2の管路部75b側の保持部95(駄肉部95k)を削除し、光学部材91はDカット形状を有する必要がある。しかしながらこの場合、レンズ部93の側面93f側にまで樹脂Bが流れ込まず、側面93fに凸凹やバリが生じる虞がある。このように光学部材91はDカット形状を有すると、光学特性が得られない虞が生じる。
また第1の金型におけるレンズ部93と保持部95との型の部分は異なる。そのため型の位置ずれが生じた状態で、第2の管路部75b側の保持部95(駄肉部)を削除すると、レンズ部93が変形し、光学特性が得られない虞が生じる。
しかしながら本実施形態では、開口部95gを形成し距離L10と距離L20とを略同一にするために、駄肉部である保持部95を削除する必要は無く、常に光学特性を得ることができる。また本実施形態では、1次成形時に使用される開口部95e,95gをそれぞれ成形するための1次成型用の金型が、2次成形時においても第1の管路部75a,第2の管路部75b用の金型として残るので、2次成型用の第2の金型と光学部材91に位置ずれが生じる虞がなく、結果的に光学部材91と支持部材101との位置ずれが生じることなく、型の位置ずれが生じても、駄肉部である保持部95を削除する必要は無く、レンズ部93の変形を防止でき、常に光学特性を得ることができる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
1…内視鏡、10…挿入部、21…先端硬質部、23…湾曲部、25…可撓管部、45…送気送水チャンネル、70…先端ユニット、75a…第1の管路部、75b…第2の管路部、77a,77b…開口部、91…光学部材、93…レンズ部、95…保持部、95e,95g…開口部、95h…内周面、101…支持部材。

Claims (3)

  1. 2色成形の1次成形において、第1の樹脂によって形成されるレンズ型の光学部材と、
    前記2色成形の2次成形において、第1の管路部と、前記第1の管路部と隣り合う第2の管路部とを有するように、且つ前記光学部材を一体的に支持するように、第2の樹脂によって形成される支持部材と、
    を有する内視鏡の先端ユニットであって、
    前記光学部材は、
    前記1次成形において形成され、前記2次成形において前記第1の管路部に配設されるレンズ部と、
    前記1次成形において前記レンズ部の隣に形成され且つ前記2次成形において前記第2の管路部と連通する開口部を有し、前記レンズ部を一体的に保持する保持部と、
    を有していることを特徴とする内視鏡の先端ユニット。
  2. 前記開口部は、前記第2の管路部の少なくとも一部の形状と同じ形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の先端ユニット。
  3. 前記第2の管路部は、送気送水チャンネルを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の内視鏡の先端ユニット。
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