JP2012106740A - シートベルトのタングプレート保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を減らしてコスト低減を図ることができるシートベルトのタングプレート保持構造を提供する。
【解決手段】タングプレート保持構造10は、挿入部41と、内壁(すなわち、外側内壁63、インナ前内壁77、インナ後内壁78、インナ内側内壁79のリブ79a…)と、タング当接部92とを備える。挿入部41は、タングプレート28に作用する引戻力Fの向き対して、タングプレート28を交差させた状態で差込可能に形成されている。内壁は、挿入部41から差し込まれたタングプレート28に沿って設けられ、引戻力Fの作用でタングプレート28が当接するように形成されている。また、タング当接部92をタングプレート28に当接するようにした。
【選択図】図12

Description

本発明は、シートベルトの不使用状態においてタングプレートを保持するシートベルトのタングプレート保持構造に関する。
自動車のシートベルト装置は、シートベルトがリトラクタ(巻取装置)に連結され、シートベルトにタングプレートが設けられ、タングプレートを係止可能なバックルが設けられている。
シートベルト装置を使用する場合には、タングプレートをバックルに差し込み、タングプレートの係止孔にバックルの係止爪を係止させることで乗員をシートベルトで拘束する。
一方、シートベルト装置を使用しない場合には、バックルによるタングプレートの係止状態を解除することで、シートベルトがリトラクタで引き戻され、タングプレートが車体側に近接した状態で配置される。
タングプレートが車体側に近接した状態で、車両が走行すると、タングプレートが車体に当たることが考えられる。
タングプレートが車体に当たることを防ぐために、車体側に挿入口を設け、この挿入口にタングプレートを差し込むことで、タングプレートを保持する保持構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−44526公報
特許文献1のタングプレート保持構造は、車体側に挿入口が設けられ、この挿入口の奥側に複数の規制部や突起部が設けられている。
このタングプレート保持構造によれば、タングプレートを挿入口に差し込むことにより、挿入口に差し込まれたタングプレートの側面に複数の規制部が当接するとともに、タングプレートの係止孔に突起部が係止する。
タングプレートの側面に複数の規制部が接触することで、タングプレートが、差込方向に対して交差する方向に移動しないように(すなわち、ガタつかないように)保持する。
さらに、タングプレートの係止孔に突起部が係止することで、タングプレートが挿入口から抜け出さないように保持する。
しかし、特許文献1のタングプレート保持構造では、タングプレートを挿入口に差し込んだ状態に保持するために、複数の規制部や突起部を必要とする。
複数の規制部や突起部を必要とするために、部品点数が多くなり、そのことがコスト低減を図る妨げになっていた。
本発明は、部品点数を減らしてコスト低減を図ることができるシートベルトのタングプレート保持構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、リトラクタの引戻力でシートベルトが引き戻されたシートベルト不使用状態において、前記シートベルトに設けられたタングプレートを保持するシートベルトのタングプレート保持構造であって、前記タングプレートに作用する前記引戻力の向き対して、前記タングプレートを交差させた状態で差込可能に形成された挿入部と、前記挿入部から差し込まれた前記タングプレートに沿って設けられ、前記引戻力の作用で前記タングプレートが当接するように形成された内壁と、前記内壁から下方に配置されたタング当接部と、を備え、前記タング当接部は、前記タングプレートの外側面に当接可能に突出された前弾性片および後弾性片と、前記前後の弾性片間に設けられ、前記タングプレートに向けて前記前後の弾性片より大きく弾性変形可能に突出された中央弾性片と、を有し、前記タングプレートを前記挿入部に差し込んだ状態において、前記タングプレートの係止孔に前記中央弾性片が係止され、前記タングプレートの外側面に前記前後の弾性片が当接されることを特徴とする。
請求項2に係る発明において、前記内壁は、前記タングプレートの上部車室側面に対向する壁部から前記上部車室側面に向けて突出されたリブを有し、前記リブに前記上部車室側面が当接されることを特徴とする。
請求項3に係る発明において、前記挿入部は、車両前方側からタングプレートを差込み可能に形成され、前記タングプレートは、前記シートベルト不使用状態で、かつ前記タングプレートが前記挿入部に差し込まれていない状態において、前記挿入部に対して車両前方に位置することを特徴とする。
ここで、シートベルト不使用状態で、かつタングプレートが挿入部に差し込まれていない状態において、タングプレートが挿入部に対して車両後方に位置することが考えられる。
タングプレートが挿入部に対して車両後方に位置すると、タングプレートを挿入部に差し込むためには、まずタングプレートをリトラクタの引戻力に抗して挿入部の前方まで移動し、つぎにタングプレートを挿入部に差し込む必要がある。
すなわち、タングプレートが挿入部に対して車両後方に位置する場合に、タングプレートを挿入部に差し込むためには2動作が必要になり、使い勝手の観点から改良の余地が望まれていた。
そこで、請求項3において、シートベルト不使用状態で、かつタングプレートが挿入部に差し込まれていない状態において、タングプレートを挿入部に対して車両前方に位置させた。
請求項1に係る発明では、挿入部を、タングプレートに作用する引戻力の向き対して、タングプレートを交差させて差込可能に形成した。よって、挿入部にタングプレートを差し込んだ状態において、リトラクタの引戻力でタングプレートを内壁に当接させることができる。
タングプレートを内壁に当接させることで、タングプレートを挿入部に差し込んだ状態に保持することができる。
このように、リトラクタの引戻力を利用することで、タングプレートを保持するために、従来必要とされていた係止部材を不要にすることができる。
これにより、タングプレート保持構造の部品点数を減らしてコスト低減を図ることができるという利点がある。
加えて、タングプレート保持構造の部品点数を減らすことで、タングプレート保持構造の小型化を図ることができるという利点がある。
また、内壁の下方にタング当接部を備えた。このタング当接部は、タングプレートの外側面に当接可能に突出された前弾性片および後弾性片と、タングプレートに向けて前後の弾性片より大きく弾性変形可能に突出された中央弾性片とを有する。
さらに、タングプレートを挿入部に差し込んだ状態において、タングプレートの係止孔に中央弾性片を係止させ、タングプレートの外側面に前後の弾性片を当接させるようにした。
これにより、挿入部に差し込んだタングプレートを、一層良好に保持することができるという利点がある。
ここで、タングプレート保持構造は、リトラクタの引戻力を利用してタングプレートを挿入部に差し込んだ状態に保持するように構成されている。
よって、タングプレートに当接するタング当接部を、従来の部材と比較して簡素でコンパクトに形成することが可能になる。
タング当接部を簡素でコンパクトに形成することで、タングプレート保持構造の小型化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、タングプレートの上部車室側面に対向する壁部にリブを設け、リブに上部車室側面を当接させるようにした。
よって、上部車室側面を壁部に当接させる場合と比較して、上部車室側面をリブに当接させたほうが、当接面積を小さく抑えることが可能になる。
これにより、上部車室側面をリブに当接させた際に、上部車室側面とリブとの面圧を高め、タングプレートの保持力を向上させることができる。
請求項3に係る発明では、シートベルト不使用状態で、かつタングプレートが挿入部に差し込まれていない状態において、タングプレートを挿入部に対して車両前方に位置させた。
タングプレートを挿入部に対して車両前方に位置させることで、タングプレートを挿入口に臨む位置に配置することができる。
よって、タングプレートを、リトラクタの引戻力に抗して挿入部の前方まで移動させずに、挿入部に差し込むことができる。
これにより、タングプレートをリトラクタの引戻力に抗して挿入部の前方まで移動させる操作を不要にでき、使い勝手の向上を図ることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向に従い、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
図1は本発明に係るシートベルトのタングプレート保持構造(第1実施の形態)を備えた自動車の車室内を示す斜視図である。
自動車10は、車室11内に臨むように内装用のガーニッシュ12が設けられ、ガーニッシュ12に段部13が形成され、段部13にカバー15が設けられ、車室11にシート16が設けられ、シート16の後方に後部シート17が設けられ、シート16および後部シート17にシートベルト装置20(シート16のシートベルト装置20のみを図示する)が設けられている。
内装用のガーニッシュ12およびカバー15は、車両内装部を構成する部材である。
図2は図1からシートを外した状態を示す斜視図である。
シートベルト装置20は、車体のピラー22にリトラクタ(巻取装置)23が設けられ、リトラクタ23にシートベルト25の一端部25aが連結され、リトラクタ23から引き出されたシートベルト25が上アンカー26を介して下方に延び、シートベルト25の他端部25bが下アンカー27を介して車体の右側部21に取り付けられ、シートベルト25にタングプレート28が移動自在に挿通され、タングプレート28に係合するバックル29(図1参照)がシート16のシートクッション16a側に設けられている。
シートベルト装置20を使用する際には、タングプレート28を引っ張ることで、シートベルト25をリトラクタ23の引戻力に抗して引き出す。
タングプレート28の差込部32をバックル29(図1参照)に差し込むことで、差込部32がバックル29に係合して、シートベルト25で乗員を拘束する。
一方、シートベルト装置20の不使用時には、タングプレート28の差込部32とバックル29との係合が解除され、リトラクタ23の引戻力でシートベルト25が引き戻される。
シートベルト25が引き戻されることで、シートベルト25とともにタングプレート28が引き戻される。
段部13は、右後輪用のリヤホイールハウジング(図示せず)に沿って設けられ、シート16の後側から後部シート17(図1参照)まで延びた部位である。
この段部13は、水平部34の前部位34aから傾斜部35の上部位35aまで開口部(図3参照)37が形成され、開口部37がカバー15で覆われている。
このカバー15および段部13に、タングプレート28を保持するシートベルトのタングプレート保持構造40が備えられている。
シートベルトのタングプレート保持構造40は、前記車両内装部材に挿入部41および内壁63、77、78、79(図6参照)を備える。
車両内装部材は、前述したように、内装用のガーニッシュ12およびカバー15からなる。
挿入部41は、車両前方上向きに開口するとともに、車体前後方向に延びるように開口され、タングプレート28を車体前方側から差込可能な挿入口42を有する。
この挿入部41は、挿入口42の軸線43が、タングプレート28に作用する引戻力Fの向き対して交差するように形成されている。
タングプレート28は、挿入口42から軸線43と同方向に差し込まれる。
すなわち、挿入部41の挿入口42は、タングプレート28に作用する引戻力Fの向き対して、タングプレート28を交差させて差込可能に形成されている。
また、挿入部41の挿入口42は、上下のアンカー26,27を結んだ想像線44に対して車両後方に位置されている。
この想像線44は、シートベルト25の不使用状態で、かつタングプレート28が挿入口42に差し込まれていない状態において、リトラクタ23で引き戻されたシートベルト25の位置を示す。
すなわち、シートベルト25の不使用状態で、かつタングプレート28が挿入口42に差し込まれていない状態において、タングプレート28は、挿入口42に対して車両前方に位置する。
シートベルトのタングプレート保持構造40は、図4〜図8において詳しく説明する。
図3は第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を備えた段部およびカバーを示す分解斜視図である。
段部13の開口部37は、周縁45の全周に亘って複数の係止孔46が形成され、周縁45のうち、傾斜部35の上部位35aにタングプレート保持構造40のガーニッシュ側保持部51が設けられている。
カバー15は、カバー水平部38およびカバー傾斜部39を備える。
カバー水平部38は、開口部37のうち、水平部34の前部位34aに形成された部位を覆う部位である。
カバー傾斜部39は、傾斜部35の上部位35aに形成された部位を覆う部位である。
このカバー15は、カバー周縁47の全周に亘って複数の係止部48が形成され、カバー周縁47のうち、カバー傾斜部39にタングプレート保持構造40のカバー側保持部52が設けられている。
係止部48は、カバー15で開口部37を覆った際に、係止孔46に差し込まれて係止するように形成されている。
係止部48を係止孔46に係止することで、カバー15が開口部37を覆った状態で段部13に取り付けられる。この状態において、カバー側保持部52がガーニッシュ側保持部51に差し込まれる。
なお、係止孔46に対する係止部48の係止状態を解除することで、カバー15を段部13から取り外すことができる。
図4は第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を車体前方から見た状態を示す断面図、図5は図4に示すシートベルトのタングプレート保持構造を分解した状態を示す断面図である。
シートベルトのタングプレート保持構造40は、開口部37の周縁45に設けられたガーニッシュ側保持部51と、カバー15のカバー周縁47に設けられたカバー側保持部52と、ガーニッシュ側保持部51に設けられた落下防止部53とを備える。
タングプレート保持構造40は、図4に示すように、ガーニッシュ側保持部51にカバー側保持部52を組み付けることで、挿入部41、内壁63、77、78、79(77、78は図6参照)および空間55が形成される。
内壁63、77、78、79は、タングプレート28の差込部32に対して、殆ど隙間のない状態に形成されている。
空間55は、挿入部41の挿入口42から差し込まれたタングプレート28が収納される空間である。
挿入口42は、タングプレート28を差し込むために、図2に示すように車体前後方向に向けて延び、タングプレート28を差込み可能な開口である。
さらに、ガーニッシュ側保持部51に落下防止部53を取り付けることで、落下防止部53で空間55が塞がれる。
図6は第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を車室側から見た状態を示す分解斜視図、図7は第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を外側から見た状態を示す分解斜視図である。
ガーニッシュ側保持部51は、開口部37の周縁45に案内口57が略矩形状に形成され、案内口57の前縁57aから下方に向けてアウタ前内壁61が延出され、案内口57の後縁57bから下方に向けてアウタ後内壁62が延出され、案内口57の外縁57cから下方に向けて外側内壁(内壁)63が延出され、案内口57の内縁57dから下方に向けてアウタ内側内壁64が延出されている。
図7に示すように、アウタ前内壁61は、縦長に形成された略矩形状の平坦な壁部である。アウタ前内壁61の上端外側には、落下防止部53を取り付ける前取付部66が形成され、前取付部66から前ピン67が車体外側に向けて突出されている。
アウタ後内壁62は、縦長に形成された略矩形状の平坦な壁部である。アウタ後内壁62の上端外側には、落下防止部53を取り付ける後取付部68が形成され、後取付部68から後ピン69が車体外側に向けて突出されている。
外側内壁63は、横長に形成された略矩形状の平坦な壁部で、前端がアウタ前内壁61に連結され、後端がアウタ後内壁62に連結されている。
アウタ内側内壁64は、略中央に車体外側に向けて突出する凸部71が形成された略矩形状の壁部で、前端がアウタ前内壁61に連結され、後端がアウタ後内壁62に連結されている。
このアウタ内側内壁64は、下端に車体外側に向けて突出するストッパ片72が形成されている。
ガーニッシュ側保持部51は、外側内壁63とストッパ片72との間に車体外側開口73が形成されている。
カバー側保持部52は、図6に示すように、カバー周縁47に略コ字状の案内溝75が形成され、案内溝75の溝縁から下方に向けてカバー内壁76が延出されている。
カバー内壁76は、前溝縁から下方に延びるインナ前内壁(内壁)77と、後溝縁から下方に延びるインナ後内壁(内壁)78と、内溝縁から下方に延びるインナ内側内壁(上部車室側面に対向する壁部)79とを備える。
このカバー内壁76は、インナ前内壁77、インナ後内壁78、およびインナ内側内壁79で略コ字状に形成されている。
インナ前内壁77は、カバー側保持部52がガーニッシュ側保持部51に差し込まれた状態において、アウタ前内壁61の内面に沿って配置される。
インナ後内壁78は、カバー側保持部52がガーニッシュ側保持部51に差し込まれた状態において、アウタ後内壁62の内面に沿って配置される。
インナ内側内壁79は、車体外側に突出するリブ79a(内壁)が複数個形成されている。リブ79a…は縦長に延出され、下部79bがテーパ状に形成されている。
このインナ内側内壁79は、カバー側保持部52がガーニッシュ側保持部51に差し込まれた状態において、アウタ内側内壁64の上部64aに沿って配置される。
このカバー側保持部52をガーニッシュ側保持部51に差し込むことで、ガーニッシュ側保持部51の案内口57にカバー側保持部52の案内溝75が重ね合わされる。重ね合わされた案内口57および案内溝75で挿入部41(図4参照)が形成される。
この挿入部41は、案内口57の外縁57cおよび案内溝75で形成される挿入口42(図4参照)を有する。挿入口42は、車体前後方向に延びる開口である。
また、カバー側保持部52をガーニッシュ側保持部51に差し込むことで、ガーニッシュ側保持部51およびカバー側保持部52でタングプレート28を収納する空間55が形成される。
空間55は、車体外側開口73を経て外部(詳しくは、ガーニッシュ12とリヤホイールハウスとの間の空間)81に連通されている。
落下防止部53は、図7に示すように、ガーニッシュ側保持部51に取り付ける取付部材83と、ガーニッシュ側保持部51の車体外側開口73を塞ぐ隔壁部材84とを備える。
取付部材83は、車体前後方向に延びる横長の矩形状に形成され、前端に前取付孔83aが形成されるとともに、後端に後取付孔83bが形成されている。
隔壁部材84は、取付部材83の下端に設けられた枠部85および隔壁86とからなる。
隔壁86は、図4に示すように、枠部85内に設けられ、取付部材83から下壁85cに向けて凸部71に向けて漸次近づくように傾斜されている。
枠部85は、前後の壁85a,85b(85aは図示せず)および下壁85cで略コ字形に形成され、前後の壁85a,85bがガーニッシュ側保持部51のアウタ前内壁61およびアウタ後内壁62間に差し込まれるとともに、下壁85cがストッパ片72に載置される。
よって、隔壁部材84の枠部85を、アウタ前内壁61およびアウタ後内壁62間に差し込むとともにストッパ片72に載置することで、車体外側開口73に隔壁部材84を配置することができる。
車体外側開口73に隔壁部材84を配置することで、隔壁部材84で空間55を塞ぐことができる。
これにより、万が一、挿入口42(図4参照)から異物が侵入した場合に、侵入した異物が空間55から空間81に落下することを防ぐことができる。
車体外側開口73に隔壁部材84が配置された状態において、取付部材83の前取付孔83aが前ピン67に嵌め込まれ、後取付孔83bが後ピン69に嵌め込まれる。
前後のピン67,69が超音波溶着で加締められることで、前後の加締部67a,69a(後加締部69bのみを図4に示す)で取付部材83がガーニッシュ側保持部51に取り付けられる。よって、落下防止部53が前後の加締部67a,69aでガーニッシュ側保持部51に取り付けられる。
以上説明したように、タングプレート保持構造40は、ガーニッシュ側保持部51、カバー側保持部52および落下防止部53の3部材を個別に形成し、各部材51,52,53を組み付けたものである。
このように、各部材51,52,53を個別に形成することで、各部材51,52,53を一体成形する場合と比較して、各部材51,52,53を簡素な形状にすることができる。
これにより、各部材51,52,53の製造(成形)が容易になり、生産性を高めることができる。
図4に戻って、シートベルトのタングプレート保持構造40は、タングプレート28を差し込む挿入部41を備えるとともに、挿入部41から差し込まれたタングプレート28を保持する内壁(すなわち、外側内壁63、インナ前内壁77、インナ後内壁78、インナ内側内壁79のリブ79a…)を備える。
インナ前内壁77およびインナ後内壁78は図6および図8に示す。
挿入部41は、カバー側保持部52がガーニッシュ側保持部51に差し込まれた状態において、ガーニッシュ側保持部51の案内口57およびカバー側保持部52の案内溝75で形成される部位である。
すなわち、挿入部41は、車両内装部材(すなわち、ガーニッシュ12およびカバー15)に設けられる。
この挿入部41は、挿入口42を有する。挿入口42は、案内口57の外側内壁63および案内溝75でタングプレート28を差込可能に形成されている。この挿入口42は、図2に示すように車体前後方向に延びるように開口されている。
また、内壁(外側内壁63、インナ前内壁77、インナ後内壁78、インナ内側内壁79のリブ79a…)は、カバー側保持部52がガーニッシュ側保持部51に差し込まれた状態において、車両内装部材(ガーニッシュ12およびカバー15)の裏面側に設けられる。
挿入部41の挿入口42に、車両内装部材の表面側(すなわち、車室側)からタングプレート28の差込部32が差し込まれる。
インナ内側内壁79にリブ79a…が設けられているので、タングプレート28の差込部32がリブ79a…で案内される。
よって、空間55に進入した差込部32が、アウタ内側内壁64の段部64bに当接することを防ぐことができる。
枠部85の下壁85cに差込部32が当接するまで、差込部32が空間55内を円滑に進入する。これにより、タングプレート28を挿入口42に良好に差し込むことができる。
隔壁86は、取付部材83から下壁85cに向けて凸部71に向けて漸次近づくように傾斜されている。
隔壁86の下端86aは、凸部71に対して距離T1だけ離れた位置に配置される。差込部32の板厚をT2とすると、距離T1は、板厚T2より僅かに大きく設定されている。
よって、差込部32の下端32fが下壁85cに当接した状態において、隔壁86の下端86aと凸部71とに下端32fが接触する。
これにより、差込部32の下端32fが、車体幅方向に移動することを防ぐことができる。
また、タングプレート28のグリップ部31にガイド孔33が形成され、ガイド孔33にシートベルト25が挿通されている。
これにより、タングプレート28は、シートベルト25に移動自在に設けられる。
タングプレート28のグリップ部31に対して車体の外側に、リトラクタ23(図2参照)が設けられている。
よって、タングプレート28の差込部32が差し込まれた状態において、シートベルト25は、リトラクタ23(図2参照)の引戻力で矢印の方向(すなわち、車体外側に向けた方向)に引き戻される。
シートベルト25が矢印の方向に引き戻されることで、タングプレート28のグリップ部31に引戻力Fが矢印の如く車体外側に向けた方向に作用する。
引戻力Fは、タングプレート28の差込部32に対して交差するように作用する。
加えて、外側内壁63およびインナ内側内壁79のリブ79a…は、タングプレート28の差込部32に対して、殆ど隙間のない状態に形成されている。
よって、タングプレート28は、差込部32の上部外側面32aが外側内壁63に当接し、差込部32の上部車室側面32bがリブ79a…に当接する。
上部外側面32aは、上部車室側面32bの上方に位置する。
ここで、インナ内側内壁79にリブ79a…を設け、リブ79a…に上部車室側面32bが当接するようにした。
よって、上部車室側面32bをインナ内側内壁79に当接させる場合と比較して、上部車室側面32bをリブ79a…に当接させたほうが、当接面積を小さく抑えることが可能になる。
これにより、上部車室側面32bをリブ79a…に当接させた際に、上部車室側面32bとリブ79a…との面圧を高め、タングプレート28の保持力を向上させることができる。
上部外側面32aが外側内壁63に当接することで、上部外側面32aと外側内壁63との間に摩擦力が発生する。また、上部車室側面32bがリブ79a…に当接することで、上部車室側面32bとリブ79a…との間に摩擦力が発生する。
これにより、タングプレート28は、差込部32が挿入口42から差し込まれた状態に内壁(外側内壁63およびインナ内側内壁79のリブ79a…)で保持される。
図8は第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を車室側から見た状態を示す断面図である。
なお、図8においては、タングプレート保持構造40の理解を容易にするために落下防止部53を省いた状態で図示する。
挿入部41の挿入口42は、タングプレート28に作用する引戻力Fに対して、軸線43が交差するように配置されている。
換言すれば、挿入口42は、タングプレート28に作用する引戻力Fの向き対して、タングプレート28を交差させて差込可能に形成されている。
この挿入口42に、ガーニッシュ12およびカバー15で構成される車両内装部材の表面側(すなわち、車室側)からタングプレート28の差込部32が差し込まれる。
ここで、タングプレート28は、グリップ部31のガイド孔33にシートベルト25が挿通されている。
タングプレート28の差込部32が差し込まれた状態において、シートベルト25がリトラクタ23(図2参照)で矢印の方向に引き戻される。
シートベルト25が矢印の方向に引き戻されることで、タングプレート28のグリップ部31に引戻力Fが矢印の如く作用する。
引戻力Fは、タングプレート28に対して交差するように作用している。
加えて、インナ前内壁77およびインナ後内壁78は、タングプレート28の差込部32に対して、殆ど隙間のない状態に形成されている。
よって、タングプレート28は、差込部32の上部後側面32cがインナ後内壁78に当接し、差込部32の上部前側面32dがインナ前内壁77に当接する。
上部後側面32cは、上部前側面32dの上方に位置する。
上部後側面32cがインナ後内壁78に当接することで、上部後側面32cとインナ後内壁78との間に摩擦力が発生する。また、上部前側面32dがインナ前内壁77に当接することで、上部前側面32dとインナ前内壁77との間に摩擦力が発生する。
これにより、タングプレート28は、差込部32が挿入口42から差し込まれた状態に内壁(インナ前内壁77およびインナ後内壁78)で保持される。
ここで、引戻力Fの向きを軸線43に近づけると、タングプレート28を挿入口42に差し込んだ状態に保持し難くなる。
一方、引戻力Fの向きを、軸線43に対して直交する方向に近づけると、タングプレート28を挿入口42に差し込んだ状態に保持し易くなる。
よって、引戻力Fの向きを、軸線43に対して直交する方向に近づけるように設定することが好ましい。
特に、シートベルト25が引き出される車室11の壁面12a(図2も参照)と、タングプレート28の主平面(面積最大となる面)28aとを略平行とした状態を維持しつつ、引戻力Fの向きを軸線43に対して直交する方向に近づけることで、保持されたタングプレート28が車室11側に出っ張ってしまうことを回避できる。
ところで、図4で説明したように、タングプレート28は、差込部32が挿入口42から差し込まれた状態において、上部外側面32aが外側内壁63(内壁)に当接するとともに、上部車室側面32bがリブ79a…(内壁)に当接している。
よって、挿入口42から差し込まれたタングプレート28は、内壁(インナ前内壁77およびインナ後内壁78)で保持されるとともに、内壁(外側内壁63およびリブ79a…)で保持される。
これにより、タングプレート28を挿入口42から差し込んだ状態により一層良好に保持することができる。
以上説明したように、挿入部41の挿入口42を、タングプレートに作用する引戻力Fの向き対して、タングプレート28を交差させて差込可能に形成した。よって、挿入口42にタングプレート28を差し込んだ状態において、引戻力Fでタングプレート28を内壁(外側内壁63、インナ前内壁77、インナ後内壁78、インナ内側内壁79のリブ79a…)に当接させることができる。
タングプレート28を内壁63、77、78およびリブ79a…に当接させることで、タングプレート28を挿入口42に差し込んだ状態に保持することができる。
このように、図2に示すリトラクタ23の引戻力Fを利用することで、タングプレート28を保持するために、従来必要とされていた係止部材を不要にすることができる。
これにより、タングプレート保持構造40の部品点数を減らしてコスト低減を図ることができる。
加えて、タングプレート保持構造40の部品点数を減らすことで、タングプレート保持構造40の小型化を図ることができる。
また、タングプレート28を保持するために、従来必要とされていた係止部材を不要にすることで、挿入口42にタングプレート28を差し込んだ際に、タングプレート28の差込部32が係止部材に干渉しない。
これにより、差込部32が空間55に円滑に進入するので、タングプレート28を挿入口42に良好に差し込むことができる。
つぎに、第1実施の形態のタングプレート保持構造40にタングプレート28を保持する例を図9〜図11に基づいて説明する。
図9(a),(b)は第1実施の形態に係るタングプレート保持構造にタングプレートを差し込む例を説明する図である。
(a),(b)において、シートベルト装置20の不使用時には、リトラクタ23の引戻力でシートベルト25が引き戻される。シートベルト25が引き戻されることで、シートベルト25とともにタングプレート28が引き戻される。
この状態において、タングプレート28は、挿入口42に対して車両前方に位置する。
タングプレート28を矢印Aの如くタングプレート保持構造40の挿入口42に差し込む。
タングプレート28を挿入口42に対して車両前方に位置させることで、タングプレート28を挿入口42に臨む位置に予め配置することができる。
よって、タングプレート28を、リトラクタ23の引戻力に抗して挿入口42に臨む位置まで移動させる必要がない。
このように、リトラクタ23の引戻力に抗してタングプレート28を挿入口42に臨ませる位置まで移動させる操作を不要にできるので、タングプレート28を矢印Aの如く挿入口42に容易に差し込むことができる。
図10(a),(b)は第1実施の形態に係るタングプレート保持構造にタングプレートを差し込んだ状態を説明する図である。
(a)において、タングプレート28の差込部32が差し込まれた状態において、シートベルト25がリトラクタ23で矢印Bの如く引き戻される。
よって、タングプレート28のグリップ部31に引戻力Fがタングプレート28に対して交差するように矢印の如く作用する。
(b)において、引戻力Fが作用することで、タングプレート28は、差込部32の上部後側面32cがインナ後内壁78に当接し、差込部32の上部前側面32dがインナ前内壁77に当接する。
よって、上部後側面32cとインナ後内壁78との間に摩擦力が発生するとともに、上部前側面32dとインナ前内壁77との間に摩擦力が発生する。
これにより、タングプレート28は、差込部32が挿入口42から差し込まれた状態に内壁(インナ前内壁77およびインナ後内壁78)で保持される。
図11(a)は第1実施の形態に係るタングプレート保持構造にタングプレートを保持した状態を説明する図、図11(b)は第1実施の形態に係るタングプレート保持構造に異物が侵入した例を説明する図である。
(a)において、タングプレート28の差込部32が差し込まれた状態において、シートベルト25は、リトラクタ23(図10(a)参照)の引戻力で車体外側に向けた方向に矢印Cの如く引き戻される。
シートベルト25が矢印Cの如く引き戻されることで、タングプレート28のグリップ部31に引戻力Fが矢印の如く車体外側に向けた方向に作用する。
よって、タングプレート28は、差込部32の上部外側面32aが外側内壁63に当接し、差込部32の上部車室側面32bがインナ内側内壁79のリブ79a…に当接する。
上部外側面32aと外側内壁63との間に摩擦力が発生するとともに、上部車室側面32bとリブ79a…との間に摩擦力が発生する。
これにより、タングプレート28は、差込部32が挿入口42から差し込まれた状態に内壁(外側内壁63およびインナ内側内壁79のリブ79a…)で保持される。
このように、タングプレート28を挿入口42に差し込んだ状態において、差込部32を内壁(外側内壁63、インナ前内壁77およびインナ後内壁78およびインナ内側内壁79のリブ79a…)で保持することができる。
これにより、タングプレート28を挿入口42に差し込んだ状態に良好に保持することができる。
(b)に示すように、タングプレート28が挿入口42に差し込まれていない状態において、挿入口42から異物88が空間55に矢印Dの如く侵入することが考えられる。
そこで、落下防止部53の隔壁部材84で車体外側開口73を塞ぐようにした。
よって、万が一、挿入口42から異物88が侵入した場合に、侵入した異物88が空間55から車体外側開口73を経て車体内の空間81に落下することを防ぐことができる。
なお、空間55に侵入した異物88は、例えば、カバーを15ガーニッシュ12から外すことで取り出すことができる。
つぎに、第2実施の形態のタングプレート保持構造90を図12〜図13に基づいて説明する。
図12は本発明に係るシートベルトのタングプレート保持構造(第2実施の形態)を示す断面図、図13は第2実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を外側から見た状態を示す分解斜視図である。
なお、第2実施の形態において第1実施の形態のタングプレート保持構造40と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
シートベルトのタングプレート保持構造90は、第1実施の形態の落下防止部53をタング当接部92に代えたもので、その他の構成は第1実施の形態と同じである。
タング当接部92は、図13に示すように、ガーニッシュ側保持部51に取り付ける取付部材83と、取付部材83に設けられた枠部85と、枠部85および取付部材83に亘って形成された弾性部材93とを備える。
すなわち、タング当接部92は、図7に示す落下防止部53の隔壁86を弾性部材93に代えたもので、その他の構成は落下防止部53と同じである。
弾性部材93は、中央弾性片94および前後の弾性片95,96からなる。
中央弾性片94は、アウタ内側内壁64の凸部71に向けて突出するように湾曲状に形成され、上端94aが取付部材83に連結され、下端94bが下壁85cから切り離されている(図12参照)。
前後の弾性片95,96は、アウタ内側内壁64の凸部71に向けて突出するように湾曲状に形成され、上端95a,96aが取付部材83に連結され、下端95b,96bが下壁85cに連結されている。
ここで、中央弾性片94は、前後の弾性片95,96と比べて凸部71に向けて大きく突出している。
第1実施の形態の落下防止部53と同様に、タング当接部92の枠部85を、アウタ前内壁61およびアウタ後内壁62間に差し込むとともにストッパ片72に載置することで、車体外側開口73にタング当接部92を配置することができる。
前後のピン67,69を超音波溶着で加締めることで、タング当接部92がガーニッシュ側保持部51に取り付けられる。
車体外側開口73にタング当接部92を配置することで、タング当接部92で空間55を塞ぐことができる。
これにより、万が一、コインなどの異物が挿入口42(図12参照)から侵入した場合に、侵入した異物が空間55から空間81に落下することを防ぐことができる。
一方、タング当接部92に中央弾性片94および前後の弾性片95,96を備えることで、中央弾性片94および前後の弾性片95,96でタングプレート28の差込部32を保持することができる。
すなわち、タングプレート28を挿入口42に差し込んだ状態において、差込部32の係止孔36に中央弾性片94が係止(当接)し、差込部32の中央外側面(タングプレートの外側面)32eに前後の弾性片95,96が当接する。
差込部32の係止孔36に中央弾性片94が係止(進入)することで、タングプレート28が挿入口42から抜け出すことを一層確実に防止することができる。
差込部32の中央外側面32eに前後の弾性片95,96が当接することで、タングプレート28が空間55において車体幅方向や車体前後方向に移動することを一層確実に防ぐことができる。
これにより、中央弾性片94および前後の弾性片95,96で差込部32を保持することができる。
なお、係止孔36は、タングプレート28をバックル29(図1参照)に係合するための孔である。
ここで、タングプレート28は、第1実施の形態と同様に、図2に示すリトラクタ23の引戻力Fを利用して挿入口42に差し込んだ状態に保持されている。
よって、タング当接部92を、従来の部材と比較して簡素でコンパクトに形成することが可能になる。タング当接部92を簡素でコンパクトに形成することで、タングプレート保持構造90の小型化を図ることができる。
つぎに、第2実施の形態のタングプレート保持構造90にタングプレート28を保持する例を図14に基づいて説明する。
図14(a),(b)は第2実施の形態に係るタングプレート保持構造にタングプレートを差し込む例を説明する図である。
(a)において、タングプレート28を矢印Eの如くタングプレート保持構造90の挿入口42に差し込む。タングプレート28の差込部32が空間55に進入して、中央弾性片94および前後の弾性片95,96(前弾性片95は図13参照)に当接する。
タングプレート28を継続して差し込むことで、中央弾性片94が差込部32で押し上げられる。中央弾性片94が、上端94aを軸にして矢印Fの如く弾性変形する。
前後の弾性片95,96は差込部32に当接(押圧)した状態に保たれる。
(b)において、タングプレート28の差込動作が完了する。
差込部32の係止孔36に中央弾性片94が係止(当接)し、差込部32の中央外側面32eに前後の弾性片95,96が当接する。
これにより、中央弾性片94および前後の弾性片95,96(弾性部材93)で、差込部32を保持することができる。
一方、タングプレート28は、第1実施の形態と同様に、図2に示すリトラクタ23の引戻力Fを利用して挿入口42に差し込んだ状態に保持されている。
このように、リトラクタ23の引戻力Fを利用して挿入口42に差し込んだ状態に保持するとともに、弾性部材93で差込部32を保持することで、差込部32を一層良好に保持することができる。
図15は第2実施の形態に係るタングプレート保持構造に異物が侵入した例を説明する図である。
タングプレート28が挿入口42に差し込まれていない状態において、挿入口42から異物88が空間55に矢印Gの如く侵入することが考えられる。
そこで、タング当接部92の中央弾性片94および前後の弾性片95,96(前弾性片95は図13参照)で車体外側開口73を塞ぐようにした。
よって、万が一、挿入口42から異物88が侵入した場合に、侵入した異物88が中央弾性片94や前後の弾性片95,96に当接する。
これにより、侵入した異物88が車体外側開口73を経て車体内の空間81に落下することを防ぐことができる。
なお、前記第1、第2の実施の形態では、タングプレート保持構造40,90に落下防止部53やタング当接部92を備えた例について説明したが、これに限らないで、落下防止部53やタング当接部92を備えなくてもよい。
落下防止部53やタング当接部92を省くことで、タングプレート保持構造40,90の部品点数を一層減らすことができる。
また、前記第1、第2の実施の形態では、タングプレート保持構造40,90をガーニッシュ側保持部51、カバー側保持部52および落下防止部53(第2実施の形態の場合には、タング当接部92)の3部材で組み付けた例について説明したが、これに限らないで、タングプレート保持構造40を1部材や2部材で形成することも可能である。
例えば、タングプレート保持構造40,90を1部材で形成する場合には、ガーニッシュ12、カバー15の一方に挿入部41(挿入口42)を形成する。
さらに、挿入部41と一体に有底鞘状のホルダを設けることも可能である。
さらに、前記第1、第2の実施の形態では、タングプレート28を外側内壁63、インナ前内壁77、インナ後内壁78、インナ内側内壁79のリブ79a…の4つの内壁に当接させた例について説明したが、タングプレート28をインナ前内壁77およびインナ後内壁78の2つの内壁に当接させることも可能である。
本発明は、タングプレートを保持するシートベルトのタングプレート保持構造を備えた自動車への適用に好適である。
本発明に係るシートベルトのタングプレート保持構造(第1実施の形態)を備えた自動車の車室内を示す斜視図である。 図1からシートを外した状態を示す斜視図である。 第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を備えた段部およびカバーを示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を車体前方から見た状態を示す断面図である。 図4に示すシートベルトのタングプレート保持構造を分解した状態を示す断面図である。 第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を車室側から見た状態を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を外側から見た状態を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を車室側から見た状態を示す断面図である。 第1実施の形態に係るタングプレート保持構造にタングプレートを差し込む例を説明する図である。 第1実施の形態に係るタングプレート保持構造にタングプレートを差し込んだ状態を説明する図である。 (a)は第1実施の形態に係るタングプレート保持構造にタングプレートを保持した状態を説明する図、(b)は第1実施の形態に係るタングプレート保持構造に異物が侵入した例を説明する図である。 本発明に係るシートベルトのタングプレート保持構造(第2実施の形態)を示す断面図である。 第2実施の形態に係るシートベルトのタングプレート保持構造を外側から見た状態を示す分解斜視図である。 第2実施の形態に係るタングプレート保持構造にタングプレートを差し込む例を説明する図である。 第2実施の形態に係るタングプレート保持構造に異物が侵入した例を説明する図である。
10…自動車、12…ガーニッシュ(車両内装部品)、15…カバー(車両内装部品)、20…シートベルト装置、23…リトラクタ、25…シートベルト、28…タングプレート、32b…上部車室側面、32e…差込部の中央外側面(タングプレートの外側面)、36…係止孔、40,90…シートベルトのタングプレート保持構造、41…挿入部、42…挿入口、51…ガーニッシュ側保持部、52…カバー側保持部、63…外側内壁(内壁)、77…インナ前内壁(内壁)、78…インナ後内壁(内壁)、79…インナ内側内壁(内壁、上部車室側面に対向する壁部)、79a…リブ(内壁)、55…空間、92…タング当接部、94…中央弾性片、95,96…前後の弾性片、F…引戻力。

Claims (3)

  1. リトラクタの引戻力でシートベルトが引き戻されたシートベルト不使用状態において、前記シートベルトに設けられたタングプレートを保持するシートベルトのタングプレート保持構造であって、
    前記タングプレートに作用する前記引戻力の向き対して、前記タングプレートを交差させた状態で差込可能に形成された挿入部と、
    前記挿入部から差し込まれた前記タングプレートに沿って設けられ、前記引戻力の作用で前記タングプレートが当接するように形成された内壁と、
    前記内壁から下方に配置されたタング当接部と、を備え、
    前記タング当接部は、
    前記タングプレートの外側面に当接可能に突出された前弾性片および後弾性片と、
    前記前後の弾性片間に設けられ、前記タングプレートに向けて前記前後の弾性片より大きく弾性変形可能に突出された中央弾性片と、を有し、
    前記タングプレートを前記挿入部に差し込んだ状態において、前記タングプレートの係止孔に前記中央弾性片が係止され、前記タングプレートの外側面に前記前後の弾性片が当接されることを特徴とするシートベルトのタングプレート保持構造。
  2. 前記内壁は、
    前記タングプレートの上部車室側面に対向する壁部から前記上部車室側面に向けて突出されたリブを有し、
    前記リブに前記上部車室側面が当接されることを特徴とする請求項1記載のシートベルトのタングプレート保持構造。
  3. 前記挿入部は、車両前方側からタングプレートを差込み可能に形成され、
    前記タングプレートは、前記シートベルト不使用状態で、かつ前記タングプレートが前記挿入部に差し込まれていない状態において、前記挿入部に対して車両前方に位置することを特徴とする請求項1または請求項2記載のシートベルトのタングプレート保持構造。
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