JP2012106748A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】背貼り部3の付け根の折り線11は、包装袋の幅方向中央Cから左右いずれか一方に片寄った位置に設けられ、背貼り部3は、包装袋の左右両側のうち付け根の折り線11から近い方に向けて倒され、背貼り部3と縁シール部6とが重なり合う部分において、背貼り部および本体部の内側のフィルムに切欠13または開口が形成され、この切欠13等を通して外側のフィルムの内面同士がシールされることにより、背貼り部3が倒された状態に固定され、背貼りシール部5からフィルム2の端部9,9までの間が未シール部4,10とされ、背貼り部3の内側のフィルムの未シール部10が、背貼り部3の外側のフィルムの端部9から露出されている。
【選択図】図1
Description
上記の問題点を解決するために背貼り袋の背貼り部から開封することで開口部を大きくし、包装袋と同程度の大きさの内容物であっても取り出しを容易にする包装袋が提案されている(特許文献1参照)。
また、複合フィルムの表面状態に応じて適切なヒートシール層材料を選択しなければならない上、内容物がオイル類などを含むと開封後にヒートシール層が膨潤するおそれがある等の問題がある。
前記背貼り部の未シール部には、前記フィルムの端部から引き裂きを開始するためのノッチが、少なくとも外側のフィルムの2箇所に設けられていることが好ましい。
背貼り部と縁シール部とが重なり合う部分において、背貼り部および本体部の内側のフィルムに切欠または開口が形成され、背貼り部および本体部の外側のフィルムの内面同士がシールされ、背貼り部が倒された状態に固定されているので、背貼り部の外側のフィルムの引き裂きが容易である。また更に背貼り部の内側のフィルムからも引き裂き可能とできるので、引き裂きを裏側まで1周させる必要がない。また、フィルム表面への接着性や内容物との相性を考慮してヒートシール層の材料を選択する必要もない。
背貼り部において合掌状とされたフィルムは、背貼り部をシールする背貼りシール部からフィルムの端部までの間に未シール部があるので、未シール部の外側と内側のフィルム同士が静電気等によって密着した場合であっても剥がすときの取っ掛かりとなり、開封前につまみ易くなる。背貼り部の内側のフィルムの未シール部が、背貼り部の外側のフィルムの端部から露出されているので、背貼り部に近い側の側部を手で持ったときに、背貼り部の内側のフィルムを指先で押え込み、開封を容易にすることができる。
図1および図2に示す包装袋1は、1枚のフィルム2がその端部9,9付近でフィルム2の内面同士を向かい合わせて合掌状にシールされて形成された背貼り部3と、背貼り部3の上下両端12,12と交差する包装袋1の縁部に沿って形成された上下一対の縁シール部6,6により内容物7が封入される本体部とを有する背貼り袋(合掌貼り、あるいはピロータイプ包装袋などともいう。)である。
本体部に対する背貼り部3の付け根の折り線11は、包装袋の幅方向中央Cから左右いずれか一方(図1では左側)に片寄った位置に設けられている。また、背貼り部3は、包装袋1の左右両側のうち付け根の折り線11から近い方(図1では左側)に向けて倒されている。背貼り部が本体部の上に重ね合わされると、前面側(図1では手前)から順に、背貼り部の外側のフィルム、背貼り部の内側のフィルム、本体部の内側のフィルム、本体部の外側のフィルムが積層される。このうち、背貼り部の外側のフィルムと背貼り部の内側のフィルムとの間、および、本体部の内側のフィルムと本体部の外側のフィルムとの間は、内面同士がシールされる。
これにより、背貼り部の内側のフィルムと本体部の内側のフィルムとの間が、フィルム2の外面同士であるためにシールできない場合でも、フィルムの外面にヒートシール層等の接着剤層を設けることなく、背貼り部3を倒された状態に固定することができる。
切欠13または開口13Aの形状は特に限定されないが、具体例としては円形、半円形、長円形、矩形、多角形などが挙げられる。切欠13または開口13Aは、背貼り部3の上端と下端にそれぞれ1つ以上あればよい。ノッチ14を設ける場合は、ノッチ14の側方で、フィルムの端部9に近い側に切欠13または開口13Aを設けると、より安定して開封することができ好ましい。
ノッチ14は、少なくとも外側のフィルムの未シール部4に設けられるが、図5に示すように、外側のフィルムの未シール部4と内側のフィルムの未シール部10との両方に設けてもよい。フィルムの端部9から付け根の折り線11に向かう背貼り部3の幅方向(図2の左右方向)に沿った引き裂きが容易であればよく、一軸延伸された引き裂き性の高いフィルムや、ティア(引裂用)テープを貼付したフィルム基材を用いることもできる。
包装袋1が背貼りシール部5からフィルム2の両端部9,9側に未シール部4,10を有するので、包装袋1を背貼り部3から開封するときに、背貼りシール部5を容易に剥離することができる。外側のフィルムの未シール部4の上下の2箇所にノッチ14,14が設けられている場合、外側のフィルムの未シール部4をつまんで引っ張ると、それぞれのノッチ14,14から引き裂き線15が開始され、図4(内容物7は図示を省略)に示すように、開口部が形成される。
なお、背貼り部3から左側に開封するため、背貼り部3の付け根の折り線11を包装袋の右側に片寄らせるとともに、背貼り部3を右側に倒して袋本体に固定した構造とすることもできる。内容物7に上下の区別がないか、上下が入れ替わっても問題ない場合には、載置面16上で180°回転させれば、開封方向を右側と左側から任意に選択することができる。
図5に示すように、背貼り部3の内側のフィルムの未シール部10の上下の2箇所にもノッチ14,14を設けた場合には、背貼り部3の内側のフィルムからも容易に開封することができる。この場合、包装袋1と同程度の大きさの内容物7であっても、背貼り部3から両側に開封して、内容物7のほぼ全体を露出することができる。内側のフィルムの未シール部10にノッチ14を設ける場合には、外側のフィルムの未シール部4に設けたノッチ14と重なり合う位置でもよい。また、内側の未シール部10のノッチ14を、外側の未シール部4のノッチ14より上下両端12側にずらしてもよく、あるいは、外側の未シール部4のノッチ14を、内側の未シール部10のノッチ14より上下両端12側にずらしてもよい。
このようなフィルムとしては例えば、延伸フィルムなどからなる基材層の表面にヒートシール性を有する樹脂からなるシーラント層を積層してなるラミネートフィルムを用いることができる。
基材層としては、二軸延伸ナイロンフィルム(Ny)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルムなどの延伸フィルムが例示される。
前記シーラント層を構成する樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン―酢酸ビニル共重合体(EVA)、環状ポリオレフィン(COP)などのポリオレフィン系のシーラント樹脂や、コポリマーによる変性や添加物等によってヒートシール性を付与したポリエステル系のシーラント樹脂などが挙げられる。また、イージーピールフィルムや、部分的なイージーピール材のコートを用いることもできる。
フィルムにガスバリア性を付与するため、必要に応じて、アルミ箔などの金属箔、エチレン―ビニルアルコール共重合体などのガスバリア性樹脂フィルム、金属や無機化合物(例えばシリカやアルミナ等のセラミック)の蒸着層などを中間層としたラミネートフィルムを用いることが好ましい。
背貼り部3の寸法は特に限定されるものではないが、高さは包装袋1の高さと同一とするのが製造上好ましい。
背貼り部3の付け根の折り線11が幅方向中央Cから片寄った寸法Bは、包装袋の全幅に対して50%未満であるが、例えば10〜45%程度とすることができる。背貼り部3の内側のフィルムが露出される幅Dは、1〜10mm程度が好ましく、例えば約5mmが挙げられる。
縁シール部6のシール幅は例えば1〜50mm程度であり、全面開封するときの剥離し易さの点からは、2〜20mm程度が好ましい。
内容物は、小型のものであっても収容可能であるのは勿論であるが、包装袋と同程度の大きさの内容物が好適である。また、包装袋より大きい内容物であっても、折り畳んだり巻いたりし、好ましくは偏平状にまとめることで、収容することができる。
内容物に付着または含浸し得る粉粒体、液体、粘稠体等の具体例としては、水、アルコール、食塩水、化粧水、医薬品、調味液、調味料、有機溶剤、オイル類、各種溶液、小麦粉等の穀粉、はちみつ、シロップ、クリーム、接着剤、粘着剤、インク類、トナー類など、特に限定されることなく種々のものが適用可能である。
背貼りシール部5に形成に用いるシール型としては特に限定されるものではないが、背貼りシール部5全体を一度で形成出来るシール型や、分割されたシール型を用いる方法や、ロール状のシール型を用いて連続的に形成する方法などが適用可能である。シール方法についても、熱板式や熱ロール式、超音波、高周波など従来の方法が適用可能である。
また、図1〜5の場合は、1枚のフィルム2の折り返しで包装袋1を構成しているが、2枚以上のフィルムを組み合わせた包装袋とすることもできる。
14…ノッチ、15…引き裂き線、16…本体部の裏面(載置面)。
Claims (2)
- フィルムが合掌状にシールされて形成された背貼り部と、前記背貼り部の上下両端と交差する包装袋の縁部に沿って形成された上下一対の縁シール部により内容物が封入される本体部とを有する包装袋であって、
前記本体部に対する前記背貼り部の付け根の折り線は、前記包装袋の幅方向中央から左右いずれか一方に片寄った位置に設けられ、前記背貼り部は、前記包装袋の左右両側のうち前記付け根の折り線から近い方に向けて倒され、前記背貼り部と前記縁シール部とが重なり合う部分において、背貼り部および本体部の内側のフィルムに切欠または開口が形成され、この切欠または開口を通して背貼り部および本体部の外側のフィルムの内面同士がシールされることにより、前記背貼り部が倒された状態に固定され、
前記背貼り部において合掌状とされた前記フィルムは、前記背貼り部をシールする背貼りシール部から前記フィルムの端部までの間が未シール部とされ、前記背貼り部の内側のフィルムの未シール部が、前記背貼り部の外側のフィルムの端部から露出されていることを特徴とする包装袋。 - 前記背貼り部の未シール部には、前記フィルムの端部から引き裂きを開始するためのノッチが、少なくとも外側のフィルムの2箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
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