JP2012107527A - ターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】インペラ周りに翼体が配列されたターボチャージャにおいて、翼体を通過することなく上流側から下流側にバイパスする漏れ流体を低減する。
【解決手段】ベアリングハウジングとノズルプレートとの間に配置される付勢手段が、ベアリングハウジングとノズルプレートとの間の隙間における流体の流れ方向において複数の領域にてベアリングハウジングと面接触して配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ターボチャージャに関するものである。
従来から、車両には、燃費向上及び出力向上のためにターボチャージャが搭載される場合がある。
このターボチャージャは、特許文献1に示すように、タービンとコンプレッサとを備えており、タービンにおいて排気ガスに含まれるエネルギを回転動力として回収し、この回収した回転動力を用いてコンプレッサにおいて内燃機関に供給する空気を圧縮するものである。
ところで、タービン及びコンプレッサは、内部に回転駆動されるインペラを備えている。そして、上述のようなターボチャージャにおいては、例えば、特許文献1及び特許文献2に示すように、タービンあるいはコンプレッサにおける流体の整流を行う翼体がインペラ周りに複数配置されることがある。
特開2008−215083号公報 特開2009−144546号公報
上述のような翼体をインペラ周りに配列することによってタービン及びコンプレッサの性能が向上するものの、翼体を設置すると、特許文献2に示すように、翼体が設置されるノズルプレートの裏面側に隙間が形成され、翼体の上流側と下流側とをバイパスする漏れ流路が形成される場合がある。
このような漏れ流路が形成されると、流体の一部が翼体を介することなく上流側から下流側に流れることとなり、整流効果が弱まってしまうこととなる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、インペラ周りに翼体が配列されたターボチャージャにおいて、翼体を通過することなく上流側から下流側にバイパスする漏れ流体を低減することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、インペラを収容するインペラハウジングと、上記インペラと接続されるシャフトを収容するベアリングハウジングと、上記インペラ周りに配置される複数の翼体を支持するノズルプレートと、上記ベアリングハウジングと上記ノズルプレートとの間の隙間に配置されると共に上記ノズルプレートを上記インペラハウジング側に付勢する付勢手段とを備えるターボチャージャであって、上記付勢手段が、上記ベアリングハウジングと上記ノズルプレートとの間の隙間における流体の流れ方向において複数の領域にて上記ベアリングハウジングと面接触して配置されているという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記付勢手段が、上記ベアリングハウジングの表面のうち上記インペラの回転軸方向を向く第1面と上記インペラの回転軸方向と直交する方向を向く第2面との両方に面接触して配置されているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記付勢手段が、断面が環状とされた中空のチューブ形状を有するという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記付勢手段が、上記ベアリングハウジングと上記ノズルプレートとの間の隙間における流体の流れ方向の上流側に向けて開口する開口部を有するという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記付勢手段が、上記ベアリングハウジングと上記ノズルプレートとの間の隙間における流体の流れ方向において複数の領域にて上記ノズルプレートと面接触して配置されているという構成を採用する。
本発明によれば、ベアリングハウジングとノズルプレートとの間に配置される付勢手段が、ベアリングハウジングとノズルプレートとの間の隙間における流体の流れ方向において複数の領域にてベアリングハウジングと面接触している。
このため、ベアリングハウジングとノズルプレートとの間の隙間における抵抗が増大し、当該隙間を流れる流体の流量を低減させることができる。
したがって、本発明によれば、翼体を通過することなく上流側から下流側にバイパスする漏れ流体を低減することが可能となる。
本発明の第1実施形態のターボチャージャの概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態のターボチャージャが備える皿バネの斜視図である。 本発明のターボチャージャの変形例を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るターボチャージャの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のターボチャージャS1の概略構成を示す断面図である。
本実施形態のターボチャージャS1は、自動車に搭載されるものであり、自動車のエンジンから排気される排気ガスに含まれるエネルギを回転動力として回収し、当該回転動力を用いてエンジンに供給する空気を圧縮するものである。
そして、本実施形態のターボチャージャS1は、図1に示すように、タービン1と、ノズル機構2と、コンプレッサ3と、軸部4とを備えている。
タービン1は、排気ガスに含まれるエネルギを回転動力として回収するものであり、タービンハウジング1a(インペラハウジング)と、タービンインペラ1b(インペラ)とを備えている。
タービンハウジング1aは、タービン1の外形を形作る中空部材であり、内部にスクロール流路1a1と、インペラ収容空間1a2と、接続流路1a3とが設けられている。
スクロール流路1a1は、エンジンから排気された排気ガスをターボチャージャS1の内部に取り込むための流路であり、タービンインペラ1bの回転軸を中心として当該タービンインペラ1bを囲んで設けられている。
インペラ収容空間1a2は、タービンインペラ1bを収容する領域であり、タービンインペラ1bの回転軸方向から見てタービンハウジング1aの中央部に設けられている。なお、図1に示すように、タービンハウジング1aには排気ガスを排出するための排気口1a4が設けられており、インペラ収容空間1a2は、当該排気口1a4と接続されている。
接続流路1a3は、スクロール流路1a1とインペラ収容空間1a2との間に設けられた流路である。なお、接続流路1a3は、図1に示すように、タービンハウジング1aの内壁面と、ノズル機構2が備える後述するノズルプレート2aとの間に設けられており、ノズルプレート2aに固定されたノズル翼2b(翼体)が配置される流路である。
タービンインペラ1bは、上述のようにインペラ収容空間1a2内に収容され、スクロール流路1a1から接続流路1a3を通過して供給される排気ガスによって回転駆動されるラジアルインペラである。
ノズル機構2は、スクロール流路1a1からタービンインペラ1bに供給される排気ガスを接続流路1a3にて整流するものであり、ノズルプレート2aと、複数のノズル翼2bとを備えている。
ノズルプレート2aは、ノズル翼2bを設置するための円板形状のプレートであり、中央部にタービンインペラ1bを挿通可能なように開口が設けられている。
また、ノズルプレート2aは、タービンインペラ1bの回転軸方向から見て、タービンインペラ1bよりも大径に設定されており、タービンインペラ1bから食み出した領域にノズル翼2bが設けられている。
なお、本実施形態のターボチャージャS1においてノズルプレート2aは、タービンインペラ1bと、軸部4の後述するベアリングハウジング4aとの間に介挿されており、タービン1から軸部4への熱の伝達を抑制するための遮熱板としても機能する。
ノズル翼2bは、タービンインペラ1bに対して供給される排気ガスを接続流路1a3において整流するものであり、タービンインペラ1bの回転軸方向から見て、当該回転軸を中心として等間隔かつ環状に複数配列されている。
なお、ノズル翼2bは、隣り合うノズル翼2b同士の間に隙間流路(ノズル)を形成する。そして、排気ガスは、当該隙間流路を通過することによって整流される。
また、本実施形態のターボチャージャS1においては、ノズルプレート2aをタービンハウジング1a側に押圧して付勢する皿バネ5(付勢手段)を備えている。
この皿バネ5は、ノズルプレート2aとベアリングハウジング4aとの間に介挿されており、ノズルプレート2aをタービンハウジング1a側に付勢することによってノズル翼2bをタービンハウジング1aの内壁に押し付け、これによってノズル翼2bとタービンハウジング1aとの間における隙間を小さくするものである。
コンプレッサ3は、タービン1によって得られた回転動力を用いてエンジンに供給される空気を圧縮するものであり、コンプレッサハウジング3aと、コンプレッサインペラ3bとを備えている。
コンプレッサハウジング3aは、コンプレッサ3の外形を形作る中空部材であり、内部にスクロール流路3a1と、インペラ収容空間3a2と、接続流路3a3とが設けられている。
スクロール流路3a1は、コンプレッサインペラ3bによって圧縮された空気をエンジンに案内するための流路であり、コンプレッサインペラ3bの回転軸を中心として当該コンプレッサインペラ3bを囲んで設けられている。
インペラ収容空間3a2は、コンプレッサインペラ3bを収容する領域であり、コンプレッサインペラ3bの回転軸方向から見てコンプレッサハウジング3aの中央部に設けられている。なお、図1に示すように、コンプレッサハウジング3aには空気を取り込むための吸入口3a4が設けられており、インペラ収容空間3a2は、当該吸入口3a4と接続されている。
接続流路3a3は、スクロール流路3a1とインペラ収容空間3a2との間に設けられた流路である。
コンプレッサインペラ3bは、上述のようにインペラ収容空間3a2内に収容され、タービンインペラ1bから軸部4を介して伝達される回転動力によって回転駆動されるラジアルインペラである。
そして、コンプレッサインペラ3bは、吸入口3a4から取り込んだ空気を圧縮し、接続流路3a3を介してスクロール流路3a1に送り込む。
軸部4は、タービン1で回収された回転動力をコンプレッサ3に伝達するものであり、タービン1とコンプレッサ3との間に配置されている。
そして、軸部4は、図1に示すように、ベアリングハウジング4aと、シャフト4bとを備えている。
ベアリングハウジング4aは、軸部4の外形を形作る中空部材であり、内部にシャフト4bを収容するシャフト収容空間4a1を有している。
このベアリングハウジング4aは、タービンハウジング1aとコンプレッサハウジング3aとの間に配置されており、これらのタービンハウジング1aとコンプレッサハウジング3aとに固定されている。
なお、ベアリングハウジング4aの内部には、シャフト4bの潤滑及び冷却を行う潤滑油の流路が形成されており、ベアリングハウジング4aは、当該潤滑油の供給及び回収装置(不図示)と接続されている。
シャフト4bは、ベアリングハウジング4aのシャフト収容空間4a1内に収容されており、不図示の軸受によって軸支されている。
このシャフト4bは、一端がタービンインペラ1bと接続され、他端がコンプレッサインペラ3bと接続されている。そして、シャフト4bは、タービンインペラ1bの回転に伴って回転し、同時にコンプレッサインペラ3bを回転させる。
そして、本実施形態のターボチャージャS1においては、ノズルプレート2aとタービンハウジング1aとの間及びノズルプレート2aとベアリングハウジング4aとの間に隙間が設けられている。
このため、このようなターボチャージャS1では、ノズルプレート2aがタービンインペラ1bの回転軸方向に僅かに移動可能とされている。
このように、ノズルプレート2aがタービンインペラ1bの回転軸方向に移動可能とされていると、可動時の高温環境によって各部材が熱膨張によって変形した場合であっても、皿バネ5の付勢力によってノズルプレート2aを常にタービンハウジング1aの内壁面に向けて付勢することができる。よって、ノズル翼2bとタービンハウジング1aとの間の隙間を常に最小限に抑えることができる。
ただし、上述のようにノズルプレート2aをタービンインペラ1bの回転軸方向に僅かに移動可能とするためには、ノズルプレート2aとタービンハウジング1aとの間及びノズルプレート2aとベアリングハウジング4aとの間に隙間が設けられることとなる。このため、図1の拡大図に示すように、ノズルプレート2aのノズル翼2bが設置される側を表面とすれば、ノズルプレート2aの裏面側にスクロール流路1a1とインペラ収容空間1a2とを接続する漏れ流路Rが形成されてしまう。
このような漏れ流路Rが形成されると、排気ガスの一部がノズル翼2bを介することなくタービンインペラ1bに供給されてしまうため、ノズル翼2bとタービンハウジング1aとの間の隙間を最小限とした場合の効果が最大限に得られなくなってしまう。
これに対して、本実施形態のターボチャージャS1においては、皿バネ5が、漏れ流路Rの流れ方向において2箇所にてベアリングハウジング4aと面接触している。
図2は、皿バネ5の斜視図である。皿バネ5は、中央部に円形の開口部5aが設けられた環状形状を有している。そして、皿バネ5は、ベアリングハウジング4a側の面のうち内側端5b側の2つの領域(第1領域Raと第2領域Rb)がベアリングハウジング4aと面接触し、ノズルプレート2a側の面のうち外側端5c側の1つの領域(第3領域Rc)がノズルプレート2aと面接触する湾曲形状を有している。
より詳細には、第1領域Raは、皿バネ5の全周に亘って設けられている領域であって、ベアリングハウジング4aの表面のうち、タービンインペラ1bの回転軸方向を向く正面M1(第1面)と面接触している。
また、第2領域Rbは、皿バネ5の全周に亘って設けられている領域であって、ベアリングハウジング4aの表面のうち、タービンインペラ1bの回転軸と直交する方向を向く側面M2(第2面)と面接触している。
なお、第1領域Raがベアリングハウジング4aの正面M1と面接触していることによって、ノズルプレート2aをタービンハウジング1a側に付勢する押圧力が発生すると共に、面接触領域における流体に対する抵抗が増大する。
また、第2領域Rbがベアリングハウジング4aの側面M2と面接触していることによって、面接触領域における流体に対する抵抗が増大する。
次に、以上のような構成を有する本実施形態のターボチャージャS1の動作について説明する。
エンジンより排気ガスがタービン1に供給されると、排気ガスは、スクロール流路1a1、接続流路1a3を介してタービンインペラ1bに供給される。
タービンインペラ1bに排気ガスが供給されると、排気ガスの流れによってタービンインペラ1bが回転駆動され、これによって排気ガスに含まれるエネルギが回転動力として回収される。
なお、エネルギが回収された排気ガスは、排気口1a4を介してターボチャージャS1の外部に排出される。
タービンインペラ1bが回転駆動されると、シャフト4bを介してコンプレッサインペラ3bに回転動力が伝達され、これによってコンプレッサインペラ3bが回転駆動される。
この結果、吸入口3a4から取り込まれた空気がコンプレッサインペラ3bによって圧縮され、圧縮空気が接続流路3a3及びスクロール流路3a1を介してエンジンに供給される。
ここで、本実施形態のターボチャージャS1においては、ベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間に配置される皿バネ5が、ベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間の隙間における流体の流れ方向において複数の領域にてベアリングハウジング4aと面接触している。
このため、ベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間の隙間における抵抗が増大し、当該隙間を流れる流体の流量を低減させることができる。
したがって、本実施形態のターボチャージャS1によれば、ノズル翼2bを通過することなく上流側から下流側にバイパスする漏れ流体を低減することが可能となる。
また、本実施形態のターボチャージャS1においては、皿バネ5は、ベアリングハウジング4aの表面のうちタービンインペラ1bの回転軸方向を向く正面M1とタービンインペラ1bの回転軸方向と直交する方向を向く側面M2との両方に面接触して配置されている。
側面M2はノズルプレート2aの付勢方向と異なる方向に向いている。このため、側面M2に皿バネ5が面接触しても、皿バネ5がノズルプレート2aを付勢する押圧力への影響を最小限に抑えることができる。
このため、本実施形態のターボチャージャS1によれば、確実にノズルプレート2aを付勢しつつ、シール性を向上させることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図3(a)は、本実施形態のターボチャージャにおける図1に示す拡大図に相当する断面図である。
この図に示すように、本実施形態のターボチャージャが備える皿バネ5Aは、漏れ流路Rの流れ方向において2箇所にてノズルプレート2aと面接触している。
具体的には、皿バネ5は、ノズルプレート2a側の面のうち外側端5c側の2つの領域(第4領域Rdと第5領域Re)がノズルプレート2aと面接触している。
より詳細には、第4領域Rdは、皿バネ5Aの全周に亘って設けられている領域であって、ノズルプレート2aの表面のうち、タービンインペラ1bの回転軸方向を向く正面M3と面接触している。
また、第5領域Reは、皿バネ5Aの全周に亘って設けられている領域であって、ノズルプレート2aの表面のうち、タービンインペラ1bの回転軸と直交する方向を向く側面M4と面接触している。
なお、第4領域Rdがベアリングハウジング4aの正面M3と面接触していることによって、ノズルプレート2aをタービンハウジング1a側に付勢する押圧力が発生すると共に、面接触領域における流体に対する抵抗が増大する。
また、第5領域Reがベアリングハウジング4aの側面M4と面接触していることによって、面接触領域における流体に対する抵抗が増大する。
このような構成を有する本実施形態のターボチャージャによれば、上記第1実施形態のターボチャージャS1よりも皿バネ5Aがノズルプレート2aに面接触する箇所が増える。
このため、ベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間の隙間における抵抗がより増大し、当該隙間を流れる流体の流量をより低減させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図3(b)は、本実施形態のターボチャージャにおける図1に示す拡大図に相当する断面図である。
この図に示すように、本実施形態のターボチャージャは、皿バネ5に換えて、断面が環状とされ、中空のチューブ形状に設定された可撓性部材6(付勢手段)を備えている。
この可撓性部材6は、径方向に圧縮されてベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間に配置されており、皿バネ5と同様にノズルプレート2aをタービンハウジング1aに向けて付勢している。
そして、可撓性部材6は、図3(b)に示すように、ベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間の隙間における流体の流れ方向において複数の領域にてベアリングハウジング4aと面接触している。
このような構成を有する本実施形態のターボチャージャにおいても、上記第1実施形態と同様に、ベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間の隙間における抵抗が増大し、当該隙間を流れる流体の流量を低減させることができる。
したがって、本実施形態のターボチャージャによれば、ノズル翼2bを通過することなく上流側から下流側にバイパスする漏れ流体を低減することが可能となる。
また、可撓性部材6の内部に、排気ガスよりも熱膨張率の高いガスを封入しても良い。ターボチャージャの稼動時においては可撓性部材6が加熱されるため、可撓性部材6の内部に排気ガスよりも熱膨張率の高いガスを封入することによって、可撓性部材6が大きく膨張する。
この結果、可撓性部材6とベアリングハウジング4aとの接触面積が増大し、ベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間の隙間における抵抗をより増大させることができる。
また、図3(c)に示すように可撓性部材6に対して、ベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間の隙間における流体の流れ方向の上流側に向けて開口する開口部6aを有するように構成しても良い。
この結果、流体が可撓性部材6の内部に流れ込み、これによって可撓性部材6を膨張させることができる。
よって、可撓性部材6とベアリングハウジング4aとの接触面積が増大し、ベアリングハウジング4aとノズルプレート2aとの間の隙間における抵抗をより増大させることができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明の翼体としてノズルプレート2aに固定されたノズル翼2bを有する固定翼式ターボチャージャS1を挙げて説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、可動翼式ターボチャージャに適用することも可能である。
可動翼式ターボチャージャは、両側若しくは片側に配置されたノズルプレートにノズル翼が軸支され、ノズル翼の傾斜角度によってノズル開口を変化させて容量調整を行うものである。このような可動翼式ターボチャージャにおいても、ノズルプレートの裏面側に漏れ流路を有する場合があるため、上記実施形態のターボチャージャと同様に、漏れ流路にインロー部を設けることによって排気ガスの漏れ量を低減させることが可能となる。
また、上記実施形態においては、タービン1の接続流路1a3にノズルプレートに設けられる翼体を配置する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、コンプレッサ3の接続流路3a3にノズルプレートに設けられた翼体を配置する構成を採用することもできる。
この際、ノズルプレートの裏面側に漏れ流路が生じる場合には、付勢手段をコンプレッサハウジング3aに対して複数個所にて接触させることによって、ノズルプレートの裏面側の漏れ流路を通過して漏れる空気の漏れ量を低減させることができる。
S1……ターボチャージャ、1……タービン、1a……タービンハウジング(インペラハウジング)、1b……タービンインペラ(インペラ)、2……ノズル機構、2a……ノズルプレート、2b……ノズル翼(翼体)、3……コンプレッサ、3a……コンプレッサハウジング、4……軸部、4a……ベアリングハウジング、5,5A……皿バネ(付勢手段)、6……可撓性部材(付勢手段)

Claims (5)

  1. インペラを収容するインペラハウジングと、前記インペラと接続されるシャフトを収容するベアリングハウジングと、前記インペラ周りに配置される複数の翼体を支持するノズルプレートと、前記ベアリングハウジングと前記ノズルプレートとの間の隙間に配置されると共に前記ノズルプレートを前記インペラハウジング側に付勢する付勢手段とを備えるターボチャージャであって、
    前記付勢手段は、前記ベアリングハウジングと前記ノズルプレートとの間の隙間における流体の流れ方向において複数の領域にて前記ベアリングハウジングと面接触して配置されていることを特徴とするターボチャージャ。
  2. 前記付勢手段は、前記ベアリングハウジングの表面のうち前記インペラの回転軸方向を向く第1面と前記インペラの回転軸方向と直交する方向を向く第2面との両方に面接触して配置されていることを特徴とするターボチャージャ。
  3. 前記付勢手段は、断面が環状とされた中空のチューブ形状を有することを特徴とする請求項1または2記載のターボチャージャ。
  4. 前記付勢手段は、前記ベアリングハウジングと前記ノズルプレートとの間の隙間における流体の流れ方向の上流側に向けて開口する開口部を有することを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のターボチャージャ。
  5. 前記付勢手段は、前記ベアリングハウジングと前記ノズルプレートとの間の隙間における流体の流れ方向において複数の領域にて前記ノズルプレートと面接触して配置されていることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のターボチャージャ。
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