JP2012109200A - 金属ランスと樹脂部品との係止構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属ランス41Bは、端子金具40の一部分を切り起こすことで形成され、キャビティ11への挿入方向の先端側から後側に向かって少しずつ側方に突出する形態をなし、キャビティ11の壁面には、キャビティ11からの端子金具40の抜け方向に対して略直角方向に広がる係止面31が形成され、金属ランス41Bの先端が係止面31に係止するものとされており、キャビティ11の壁面のうち、端子金具40をキャビティ11に挿入する途中の段階で、金属ランス41Bが弾性的に接触する被接触部32から係止面31にわたる部分を、一の金型ピン60で形成し、被接触部32から係止面31に続く部分を面取り形状をなす面取り部33とした。
【選択図】図13
Description
金属ランスは、端子金具の一部分を切り起こすことで形成され、キャビティへの挿入方向における先端側から後側に向かって少しずつ側方に突出している。また、キャビティの壁面には、端子金具の抜け方向に対して略直角方向に広がる係止面が形成されている。金属ランスは、端子金具をキャビティに挿入する途中の段階では、キャビティの壁面に接触して弾性変形し、キャビティへの挿入が完了すると同時に弾性復帰して係止面に係止する。
このような構成によれば、金属ランスが弾性復帰する際に、被接触部から係止面に続く角部に、金属ランスの先端が接触しにくいから、その先端が樹脂を削ることを防止することができる。
また、前記面取り部は、曲面であるものとしてもよい。
このような構成によれば、金属ランスが弾性復帰する際に、金属ランスの突出部分(先端部と根元側部分との角部)が滑るので、樹脂を削ることを防止することができる。
また、前記端子金具は、前記電源側コネクタに接続する雄タブを有し、前記端子金具のうち前記雄タブと同一面上の板面を有する部分に、前記金属ランスが形成されているものとしてもよい。
以下、本発明を具体化した実施形態1について、図1〜図13を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態では、樹脂製の部品のキャビティ11に端子金具40を収容し、端子金具40に形成した金属ランス41をキャビティ11の壁面に係止させる、金属ランス41と樹脂部品との係止構造について、樹脂部品が、バルブソケット10である場合について説明する。
フランジ部18は、取付嵌合部17の下端に設けられ、取付嵌合部17の全周から外方へ突出する形態をなし、その外形形状は、取付穴よりも一回り大きい略円形状をなしている。
第1接続片43Aは、その長さ方向の略半分が先端から内側に屈曲され、この屈曲した部分(屈曲部49と称する)は、内外方向に弾性変位可能とされている。屈曲部49の下端部には、さらに内側に突出して、バルブの電極部に接触する第1接点部51が設けられている。
内側収容部11Cには、雄タブ44を挿通するタブ挿通孔26が上下方向に貫通して設けられている。タブ挿通孔26は、バルブ装着部12の略中央に位置している。
外側収容部11Aの壁面には、外側金属ランス41Aが係止する外側係止面29が形成されている。外側係止面29は、正面壁部14または背面壁部15の内周面から取付嵌合部17の外面に至るまで内外方向に貫通する窓部23の周面のうちの上面である。窓部23は、上下方向に長い長方形状をなし、取付嵌合部17に設けられた第1係合部19Aおよび第2係合部19Bの下方に設けられている。
内側収容部11Cは、バルブ装着部12の中央部に並んで形成されている。内側収容部11Cの壁面には、内側金属ランス41Bが係止する内側係止面31が形成されている。内側係止面31は、タブ挿通孔26の側方(バルブ装着部12の長手方向)にずれた位置に形成されている。内側係止面31は、キャビティ11からの端子金具40の抜け方向に対して略直角方向に広がる水平な面である(図7参照)。内側係止面31は、内側収容部11Cの壁面のうち外側(外側収容部11Aとは反対側)の壁面に形成されている。内側係止面31は、内側収容部11Cの幅寸法を広げる向きに形成され、内側係止面31よりも下側には空間となっている。内側収容部11Cの壁面のうち、内側係止面31よりも上方の部分は、端子金具40をキャビティ11に挿入する途中の段階で、内側金属ランス41Bが弾性的に接触する被接触部32である。被接触部32は垂直をなす面である。
被接触部32から内側係止面31に続く部分は、面取り形状をなす面取り部33とされている。面取り部33は、R面取りされることで曲面とされている。
端子金具40をキャビティ11に対して上方から挿入すると、外側板45の側縁部が係合溝28に差し入れられ、雄タブ44がタブ挿通孔26に挿入され、外側金属ランス41Aが外側収容部11Aの壁面に接触して弾性変形する。さらに、端子金具40を下方に押し込むと、内側板46が内側収容部11Cに差し入れられ、内側金属ランス41Bが内側収容部11Cの被接触部32に接触して弾性変形する(図11参照)。そして、内側金属ランス41Bおよび外側金属ランス41Aを弾性変形させたまま、端子金具40をさらに下方へ押し込むと、本体部42の下端縁が突当部24に突き当たり、それと同時に両金属ランス41A,41Bが弾性復帰する。この弾性復帰の際、内側金属ランス41Bの先端は、面取り部33が形成されることで形成された空間を通る(図12参照)。ここで、面取り部33が形成されていない場合には、この空間には、係止面と被接触部とが交差する角部が形成されているから、内側金属ランス41Bの先端がこの角部に接触し、樹脂を削る虞がある。しかしながら、本実施形態では、面取り部33が形成されて、内側金属ランス41Bが弾性復帰する際に、その先端が通過する経路上に空間が形成されているから、前述のように樹脂を削ることを防止することができる。そして、弾性復帰した内側金属ランス41Bの先端は、内側係止面31の下方に位置して内側係止面31に係止する(図13参照)。このとき、内側金属ランス41Bの先端は、内側係止面31の奥端側に位置し、内側金属ランス41Bの先端と面取り部33との間には、内側係止面31の略半分が存在している。また、外側金属ランス41Aの先端は、外側係止面29に係止した状態になり、端子金具40は、バルブソケット10の各キャビティ11にそれぞれ収容されて抜け止めされる。この後、バルブ装着部12にバルブが保持され、コネクタ嵌合部13に電源側コネクタが嵌合されると、端子金具40を介して電源とバルブとが電気的に接続される。
次に、本発明を具体化した実施形態2について、図14および図15を参照しつつ説明する。
本実施形態は、金属ランス70が、キャビティ11への挿入方向の先端側から後側に向かって少しずつ外側に突出するとともに、係止面31に係止する係止部(先端部)71が内側に屈曲した形態とされている点で、実施形態1とは相違する。なお、本実施形態では、実施形態1と同様、樹脂部品が、バルブソケット10である場合について説明するものとし、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
端子金具40をキャビティ11に対して上方から挿入すると、実施形態1と同様、内側板46が内側収容部11Cに差し入れられ、金属ランス70が内側収容部11Cの被接触部32に接触して弾性変形する。そして、金属ランス70を弾性変形させたまま、端子金具40をさらに下方へ押し込むと、本体部42の下端縁が突当部24に突き当たり、それと同時に金属ランス70が弾性復帰する。この弾性復帰の際、R形状をなす金属ランス70の突出端部72は、係止面31と被接触部32とが交差する角部を滑る。そして、弾性復帰した金属ランス70の係止部71は、係止面31の下方に位置して係止面31に係止する。このとき、係止部71の全体が係止面31と対向して配され、金属ランス70の突出端部72は、係止面31の奥端側に位置している。こうして、端子金具40は、バルブソケット10のキャビティ11に収容されて抜け止めされる。
このように、金属ランス70により係止面31の角部が削れることを防止できるから、係止面31の係止代が小さくなって係止力が低減する事態を防ぐことができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)実施形態1では、面取り部33はR面取りとされているが、これに限らず、例えば、面取り部は、角部を斜めに切り落とした形態としてもよく、いわゆるC面取りとしてもよい。
(4)実施形態2では、係止部71は、金属ランス70が弾性復帰した状態で、係止面31と略平行をなす角度で屈曲されており、端子金具40に抜け方向の力が作用したときには、係止部71の全体が係止面31に当接するものとされているが、これに限らず、例えば、係止部は、金属ランスが弾性復帰した状態では係止面に対して傾斜しており、端子金具が抜け方向に引っ張られたときには、係止部が係止面との当接により弾性変形し、その全体が係止面に押し付けられるものとしてもよい。
11…キャビティ
31…内側係止面(係止面)
32…被接触部
33…面取り部
40…端子金具
41B…内側金属ランス(金属ランス)
44…雄タブ
46…内側板(雄タブと同一面上の板面を有する部分)
60…金型ピン
70…金属ランス
71…係止部(先端部)
Claims (6)
- 樹脂製の部品のキャビティに端子金具を収容し、前記端子金具に形成した金属ランスを、前記キャビティの壁面に係止させる金属ランスと樹脂部品との係止構造であって、
前記金属ランスは、前記キャビティへの挿入方向の先端側から後側に向かって少しずつ外側に突出する形態をなし、
前記キャビティの壁面には、前記キャビティからの前記端子金具の抜け方向に対して略直角方向に広がる係止面が形成され、前記金属ランスの先端が前記係止面に係止するものとされており、
前記キャビティの壁面のうち、前記端子金具を前記キャビティに挿入する途中の段階で前記金属ランスが弾性的に接触する被接触部から、前記係止面にわたる部分を、一の金型ピンで形成し、
前記被接触部から前記係止面に続く部分を、面取り形状をなす面取り部とした金属ランスと樹脂部品との係止構造。 - 前記面取り部は、曲面である請求項1に記載の金属ランスと樹脂部品との係止構造。
- 樹脂製の部品のキャビティに端子金具を収容し、前記端子金具に形成した金属ランスを、前記キャビティの壁面に係止させる金属ランスと樹脂部品との係止構造であって、
前記キャビティの壁面には、前記キャビティからの前記端子金具の抜け方向に対して略直角方向に広がる係止面が形成され、
前記金属ランスは、前記キャビティへの挿入方向の先端側から後側に向かって少しずつ外側に突出するとともに、前記係止面に係止する先端部が内側に屈曲した形態とされている金属ランスと樹脂部品との係止構造。 - 前記金属ランスは、前記先端部が前記係止面に沿う角度で屈曲している請求項3に記載の金属ランスと樹脂部品の係止構造。
- 前記樹脂部品は、バルブが装着されるバルブソケットであって、
前記端子金具は、前記バルブと電源側コネクタとの間を電気的に接続するものである請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の金属ランスと樹脂部品との係止構造。 - 前記端子金具は、前記電源側コネクタに接続する雄タブを有し、
前記端子金具のうち前記雄タブと同一面上の板面を有する部分に、前記金属ランスが形成されている請求項5に記載の金属ランスと樹脂部品との係止構造。
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