JP2012114861A - 基地局及び通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動通信システムのサービス品質を向上させることができるようにする。
【解決手段】一実施例に係る基地局1Aは、無線通信を行うように構成された無線通信部100と、隣接基地局の通信状態に関する制御情報を、X2インターフェイスを用いた基地局間通信により隣接基地局1Bから受信するネットワーク通信部240と、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号に対する測定を行う測定部210と、ネットワーク通信部240が基地局間通信により受信した制御情報と測定部210による測定の結果とを併用して自局の送信パラメータを制御する制御部220とを有する。
【選択図】図9
【解決手段】一実施例に係る基地局1Aは、無線通信を行うように構成された無線通信部100と、隣接基地局の通信状態に関する制御情報を、X2インターフェイスを用いた基地局間通信により隣接基地局1Bから受信するネットワーク通信部240と、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号に対する測定を行う測定部210と、ネットワーク通信部240が基地局間通信により受信した制御情報と測定部210による測定の結果とを併用して自局の送信パラメータを制御する制御部220とを有する。
【選択図】図9
Description
本発明は、他の基地局との基地局間通信を行うことができる基地局及び通信制御方法に関する。
移動通信システムの標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)で仕様が策定されているLTE(Long Term Evolution)では、隣接する基地局間にX2インタフェースと称されるコネクションを設定し、当該X2インタフェースを介して基地局間通信を行うことが可能である。X2インタフェースを用いることで、基地局の通信状態に関する制御情報を基地局間で送受信し、基地局の無線通信パラメータを制御することができるため、移動通信システムのサービス品質の向上を図ることができる。
X2インタフェースの利用例としては、X2インタフェースを介して干渉情報を送受信し、当該干渉情報に基づいて時間周波数リソース(リソースブロックと称される)のスケジューリングや送信電力制御を行うことにより、基地局間の干渉を制御する方法がある。このような方法はICIC(Inter-Cell Interference Coordination)と称される。非特許文献1に示されるように、干渉情報は、下りリンクの送信電力レベルが閾値よりも高いか低いかをリソースブロック毎に示すRNTP(Relative Narrowband Tx Power)や、上りリンクの干渉レベルをリソースブロック毎に示すOI(Overload Indicator)等を含む。
X2インタフェースの他の利用例としては、X2インタフェースを介して負荷情報を送受信し、当該負荷情報に基づいて基地局の通信エリア範囲(すなわちカバレッジ)を調整することによって、基地局間で負荷分散を図る方法がある。このような方法は、MLB(Mobility Load Balancing)と称され、自律的なパラメータ調整を図るSON(Self Organizing Network)技術の一つである。非特許文献1に示されるように、負荷情報は、リソースブロックの使用数を示すRadio Resource Statusや、基地局のハードウェア負荷を示すHardware Load Indicator等を含む。
3GPP TS36.423 "X2 application protocol (X2AP)"
X2インタフェースを用いた通信制御方法には、次のような問題がある。具体的には、一の基地局が他の基地局からX2インタフェースを介して受信した制御情報(干渉情報や負荷情報)は、当該他の基地局での設定値あるいは測定値であるが、当該他の基地局の故障等に起因して当該制御情報に誤差が含まれていたり、当該一の基地局近傍の伝搬環境を十分に反映していなかったりすることがある。
従って、当該一の基地局が、そのような制御情報に基づいて自局の無線通信パラメータを制御する結果、基地局間干渉をさらに悪化させたり、基地局間の負荷をさらに偏らせる可能性がある。このように、X2インタフェースを用いた通信制御方法には、移動通信システムのサービス品質を却って低下させる虞があった。
そこで、本発明は、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる基地局及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明に係る基地局の特徴は、無線通信を行うように構成された無線通信部(無線通信部100)と、他の基地局(隣接基地局1B)の通信状態に関する制御情報を、基地局間通信により前記他の基地局から受信するネットワーク通信部(ネットワーク通信部240)と、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号に対する測定を行う測定部(測定部210)と、前記ネットワーク通信部が前記基地局間通信により受信した前記制御情報と、前記測定部による前記測定の結果とを併用して、前記無線通信部のパラメータを制御する制御部(制御部220)と、を備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、基地局は、基地局間通信により他の基地局から受信した制御情報だけでなく、当該他の基地局から受信した無線信号に対する測定の結果も用いて、無線通信部のパラメータ(無線通信パラメータ)を制御する。このような無線信号に対する測定の結果も用いることで、制御情報のみに基づくパラメータ制御よりも良好なパラメータ制御が可能となり、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局に設定されている送信電力レベルを示す情報を前記制御情報として受信し、前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号の受信電力レベル及び受信品質レベルを測定し、前記制御部は、前記測定部が測定した受信電力レベルから前記他の基地局の送信電力レベルを推定し、前記測定部によって測定された受信品質レベルと、前記推定した送信電力レベルと、前記制御情報によって示される送信電力レベルとに基づいて前記パラメータを制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記制御部は、前記制御情報によって示される送信電力レベルが前記推定した送信電力レベルを上回り、且つ、前記測定部によって測定された受信品質レベルが所定レベルよりも劣化している場合に、自局の通信エリア範囲を拡大するように前記パラメータを制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局に設定されている送信電力レベルを示す情報を前記制御情報として受信し、前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号の受信電力レベルを測定し、前記制御部は、前記測定部が測定した受信電力レベルから前記他の基地局の送信電力レベルを推定し、前記推定した送信電力レベルと、前記制御情報によって示される送信電力レベルとを比較した結果に応じて、前記パラメータとしての送信電力レベルを制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記制御部は、前記推定した送信電力レベルが前記制御情報によって示される送信電力レベルを下回り、且つ、前記推定した送信電力レベルと前記制御情報によって示される送信電力レベルとの差分が閾値を上回る場合に、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるように前記無線通信部を制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局の下りリンクの干渉レベルを示す情報を前記制御情報として受信し、前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号の受信品質レベルを測定し、前記制御部は、前記制御情報と、前記測定部によって測定された受信品質レベルとに基づいて、前記パラメータとしてのアンテナチルト角を制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記制御部は、前記制御情報によって示される干渉レベルが所定レベルを上回り、且つ、前記測定部が測定した受信品質レベルが閾値よりも劣化している場合に、前記パラメータとしてのアンテナチルト角を大きくするように前記無線通信部を制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記制御部は、前記パラメータとしてのアンテナチルト角を大きくした後、前記ネットワーク通信部が前記他の基地局から受信した新たな制御情報によって示される干渉レベルが所定レベルを下回らない場合に、前記パラメータとしての送信電力レベルを低下させるように前記無線通信部を制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局の負荷レベルを示す情報を前記制御情報として受信し、前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号の受信電力レベルを測定し、前記制御部は、前記測定部が測定した受信電力レベルから前記他の基地局の送信電力レベルを推定し、前記負荷情報と前記推定した送信電力レベルとに基づいて、前記パラメータとしての送信電力レベルを制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記制御部は、前記負荷情報によって示される負荷レベルが所定レベルを上回り、且つ、前記推定した送信電力レベルが所定レベルを下回る場合に、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるように前記無線通信部を制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記制御部は、前記負荷情報によって示される負荷レベルが所定レベルを上回り、且つ、前記送信電力情報によって示される送信電力レベル及び前記推定した送信電力レベルの何れも所定レベルを上回る場合に、前記他の基地局に対して送信電力レベルの低下を要求するように前記ネットワーク通信部を制御し、前記他の基地局に対して送信電力レベルの低下を要求した後、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるように前記無線通信部を制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局の使用アンテナ数を示す情報を前記制御情報として受信し、前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号に含まれるデータの伝送速度を測定し、前記制御部は、前記制御情報によって示されるアンテナ数と、前記測定部によって測定された伝送速度とに基づいて、前記パラメータとしての送信電力レベルを制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記制御部は、前記制御情報によって示されるアンテナ数が所定数を上回り、且つ、前記測定部によって測定された伝送速度が所定速度を下回る場合に、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるように前記無線通信部を制御することを要旨とする。
本発明に係る基地局の他の特徴は、上記特徴に係る基地局において、前記制御部は、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるとともに、前記パラメータとしての使用アンテナ数を増加させるように前記無線通信部を制御することを要旨とする。
本発明に係る通信制御方法の特徴は、上記特徴に係る基地局において、第1の基地局(基地局1A)が、第2の基地局(基地局1B)の通信状態に関する制御情報を、基地局間通信により前記第2の基地局から受信するステップと、前記第1の基地局が、前記第2の基地局から受信した無線信号に対する測定を行うステップと、前記第1の基地局が、前記受信するステップで受信した前記制御情報と、前記測定を行うステップでの前記測定の結果とを併用して、自局の無線通信パラメータを制御するステップと、を含むことを要旨とする。
本発明によれば、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる基地局及び通信制御方法を提供できる。
図面を参照して、本発明の基地局の実施形態を説明する。具体的には、(1)無線通信システムの概要、(2)基地局の構成、(3)基地局の制御例、(4)実施形態の作用・効果、(5)実施例、(6)その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
(1)無線通信システムの概要
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の概略構成図である。無線通信システム10は、例えば、第3.9世代(3.9G)携帯電話システムであるLTE Release 9に基づく構成、または、第4世代(4G)携帯電話システムとして位置づけられているLTE-Advancedに基づく構成を有する。
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の概略構成図である。無線通信システム10は、例えば、第3.9世代(3.9G)携帯電話システムであるLTE Release 9に基づく構成、または、第4世代(4G)携帯電話システムとして位置づけられているLTE-Advancedに基づく構成を有する。
図1に示すように、無線通信システム10は、上りリンク(以下、UL)にSC−FDMA方式が適用され、且つ下りリンク(以下、DL)にOFDMA方式が適用される。OFDMAは、マルチパス干渉に対する耐性が高く、かつサブキャリア数を変更することで広範囲な周波数帯域幅に柔軟に対応ができる。SC−FDMAは、無線端末2のピーク電力対平均電力比(PAPR)の低減により低消費電力化が実現でき、かつ、ユーザ間の信号の直交化により干渉低減が図れる。
無線通信システム10は、複信方式としてFDD方式が適用されている。すなわち、ULとDLとで周波数帯が異なる。上りリンクで使用可能な周波数帯を「上り周波数帯」と称し、下りリンクで使用可能な周波数帯を「下り周波数帯」と称する。上り周波数帯と下り周波数帯とは、ある程度の周波数間隔をおいて設けられる。
無線通信システム10には、SONが適用されている。本実施形態では、各基地局1が他の基地局1からの無線信号に対する測定を行うことでSONを実現する。
各基地局1は、有線通信網であるコアネットワークに接続されている。コアネットワークは通信事業者によって提供され、ルータ等により構成される。各基地局1は、コアネットワークに設定されるコネクションであるX2インタフェースを介して直接的に基地局通信を行うことができる。
(2)基地局の構成
次に、基地局1の構成を説明する。図2は、基地局1の構成を示すブロック図である。
次に、基地局1の構成を説明する。図2は、基地局1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、基地局1は、無線通信部100と、測定部210と、制御部220と、記憶部230と、ネットワーク通信部240とを有する。
基地局1の受信系は、アンテナ110と、アンテナ110の出力が入力される周波数変換部120と、周波数変換部120の出力が入力されるデュプレクサ130と、デュプレクサ130の出力が入力される受信部140と、受信部140の出力が入力されるOFDM復調部150と、OFDM復調部150の出力が入力される取得部160と、取得部160の出力が入力されるフレーム処理部170とを有する。
基地局1の送信系は、送信部180と、送信部180の出力が入力されるデュプレクサ130と、デュプレクサ130の出力が入力される周波数変換部120と、周波数変換部120の出力が入力されるアンテナ110とを有する。
基地局1の制御系は、取得部160の出力が入力される測定部210と、測定部210の出力が入力される制御部220と、制御部220との間で情報の入出力を行う記憶部230と、制御部220との間で情報の入出力を行うネットワーク通信部240とを有する。制御部220の出力は、周波数変換部120及び取得部160に入力される。
まず、受信系の構成について説明する。
アンテナ110は、無線信号の受信及び送信を行うためのものである。アンテナ110が受信する無線信号は、上りリンクの無線信号(無線端末2が送信するSC−FDMA信号)に対応する信号成分と、下りリンクの無線信号(他の基地局1が送信するOFDMA信号)に対応する信号成分とを含む。
周波数変換部120は、アンテナ110とデュプレクサ130との間の信号経路上に設けられる。周波数変換部120は、制御部220からの制御信号に応じて、アンテナ110が受信した無線信号に含まれる下り周波数帯(下り搬送波)の信号成分を上り周波数帯(上り搬送波)の信号成分に変換する周波数変換を行う。周波数変換部120の詳細構成については後述する。
デュプレクサ130は、アンテナ110が受信した無線信号から上り周波数帯の信号成分を抽出する。周波数変換部120が周波数変換を行う場合、デュプレクサ130は、結果的に、アンテナ110が受信した無線信号に含まれる下り周波数帯の信号成分を抽出することになる。一方、周波数変換部120が周波数変換を行わない場合、デュプレクサ130は、アンテナ110が受信した無線信号に含まれる下り周波数帯の信号成分を除去する。
受信部140は、デュプレクサ130によって抽出された上り周波数帯の信号成分を受信処理する。ここで、受信処理とは、増幅処理、及びベースバンド帯へのダウンコンバート処理等を意味する。以下、受信処理後の信号成分を受信信号と呼ぶ。
OFDM復調部150は、受信部140により得られた受信信号を時間領域から周波数領域に変換するとともに一次復調を行う。時間領域から周波数領域への変換は、本実施形態では高速フーリエ変換(FFT)を使用するが、離散フーリエ変換(DFT)等を使用してもよい。FFTにより、時間領域信号が複数のサブキャリア信号(周波数領域信号)に変換される。一次復調とは、各サブキャリア信号にマッピングされているデータシンボルをデマッピングする処理である。
取得部160は、制御部220からの制御信号に応じて、OFDM復調部150からフレーム処理部170に入力される途中のデータシンボルを取得する。周波数変換部120の詳細構成については後述する。
フレーム処理部170は、SC−FDMAに専用の信号処理を行うためのものであり、取得部160がOFDM復調部150からフレーム処理部170に入力される途中のデータシンボルを取得しない場合に、OFDM復調部150により得られたデータシンボルを周波数領域から時間領域に変換するとともに二次復調を行う。時間領域から周波数領域への変換は、本実施形態では逆離散フーリエ変換(IDFT)を使用するが、逆高速フーリエ変換(IFFT)等を使用してもよい。IDFTにより、周波数領域信号が時間領域信号に変換される。二次復調とは、コンスタレーションを生成して元のデータをデマッピングする処理である。なお、SC−FDMAの信号処理の詳細については、例えば3GPP TS 36.211を参照されたい。フレーム処理部170が出力する受信データは、図示を省略する誤り訂正復号部に入力される。
次に、送信系の構成について説明する。
誤り訂正符号化された送信データは、図示を省略するOFDM変調部に入力され、複数のサブキャリア信号へのマッピング(変調)後に、IFFTにより時間領域信号に変換され、送信信号(OFDMA信号)が生成される。送信部180は、生成された送信信号の増幅処理、及び高周波帯(RF帯)へのアップコンバート処理を行い、無線信号を生成する。生成された無線信号は、デュプレクサ130を介して送信される。
次に、制御系の構成について説明する。
ネットワーク通信部240は、X2インタフェースによる基地局間通信を用いて、他の基地局1(隣接基地局)が送信する無線信号に関する情報を受信する。本実施形態では、ネットワーク通信部240は、他の基地局1のIDと、当該他の基地局1が送信する無線信号の送信電力レベルを示す送信電力情報と、基地局間干渉を低減するための干渉情報とを、X2インタフェースを介して当該他の基地局1から受信する。干渉情報は、当該他の基地局1が上りリンクにおいて受ける干渉の度合いを示す情報であるOI(Overload indication)と、下りリンクの送信電力レベルを規制するための情報であるRNTP(Relative Narrowband Tx Power)とを含む。
記憶部230は、ネットワーク通信部240が受信する干渉情報を蓄積する。また、記憶部230は、制御部220による制御に使用される各種の情報を記憶する。
測定部210は、取得部160によって取得されたデータシンボルに対する測定を行う。当該測定は、信号の品質の度合いを示す信号品質の測定や、信号に含まれる送信元IDの測定等を含む。本実施形態では、測定部210は、受信電力レベルを示すRSSI(Received Signal Strength Indicator)又はRSRP(Received Signal Received Power)を測定する。ここで、RSRPはリソースブロック毎に測定されるものである。RSSIは、全リソースブロックについてまとめて測定されるものである。以下の実施形態では、受信電力測定の例としてRSSIを説明する。また、測定部210は、図3に示すように、データシンボルとデータシンボルの基準点との間の振幅誤差及び位相誤差の大きさを示すEVM(Error Vector Magnitude)を測定する。また、本実施形態では、測定部210は、複数のサブキャリアを用いて構成されるリソースブロック単位での測定を行う。
EVMは、例えば次の計算式により定められる。
ここで、Z(k)は復調信号(I,Q成分を持つ複素数)であり、R(k)は既知の理想信号(I,Q成分を持つ複素数)であり、Mはサブキャリア数である。
制御部220は、基地局1全体の制御を行う。例えば、制御部220は、基地局1が無線端末2と無線通信を行う必要がない場合に、周波数変換部120及び取得部160を作動させるための制御信号を出力する。基地局1が無線端末2と無線通信を行う必要がない場合とは、例えば、基地局1の設置から本格稼働開始までのタイミング、あるいは深夜等である。
制御部220は、測定部210により得られたRSSIと、ネットワーク通信部240が受信した送信電力情報とに基づいて、送信部180が無線信号を送信処理する際の送信パラメータを決定する。また、制御部220は、測定部210により得られたEVMと、ネットワーク通信部240が受信した干渉情報とに基づいて、送信部180が無線信号を送信処理する際の送信パラメータを決定する。送信パラメータとは、例えばリソースブロック毎の送信電力レベルを意味する。制御部220による制御の具体例については後述する。
(2.1)周波数変換部の構成
次に、周波数変換部120の構成を説明する。図4は、周波数変換部120の構成を示すブロック図である。
次に、周波数変換部120の構成を説明する。図4は、周波数変換部120の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、周波数変換部120は、2つの信号経路P1,P2を有する。周波数変換部120は、信号経路P1と信号経路P2との分岐点に設けられたスイッチ121と、信号経路P1と信号経路P2との合流点に設けられたスイッチ122と、信号経路P2に設けられたフィルタ123及びミキサ124と、ミキサ124に接続されたPLL回路125とを有する。
フィルタ123は、アンテナ110が受信した無線信号から下り周波数帯の信号成分を抽出する。PLL回路125は、予め定められた周波数を有する変換用信号を生成する。ミキサ124は、フィルタ123によって抽出された下り周波数帯の信号成分を変換用信号と混合することで上り周波数帯の信号成分に変換する。
スイッチ121及びスイッチ122は、アンテナ110が受信した無線信号がフィルタ123及びミキサ124を経由するか迂回するかを切り替える切り替え部を構成する。上記制御部220は、基地局1が無線端末2との無線通信を行わないタイミングにおいて、アンテナ110が受信した無線信号がフィルタ123及びミキサ124を経由するようにスイッチ121及びスイッチ122を制御する。すなわち、スイッチ121及びスイッチ122を信号経路P2側に切り替えるように制御する。
(2.2)取得部の構成
次に、取得部160の構成を説明する。図5は、取得部160の構成を示すブロック図である。
次に、取得部160の構成を説明する。図5は、取得部160の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、取得部160は、OFDM復調部150とフレーム処理部170との間の2つの信号経路のそれぞれに設けられたスイッチ161及びスイッチ162と、スイッチ161及びスイッチ162のそれぞれの出力が入力されるP/S変換器163とを有する。
スイッチ161及びスイッチ162は、OFDM復調部150が出力するデータシンボルをP/S変換器163に入力するか否かを切り替える。上記制御部220は、基地局1が無線端末2との無線通信を行わないタイミングにおいて、OFDM復調部150が出力するデータシンボルをP/S変換器163に入力するようにスイッチ161及びスイッチ162を制御する。P/S変換器163は、OFDM復調部150が出力するデータシンボルをパラレルからシリアルに変換する。シリアルに変換されたデータシンボルは、測定部210に入力される。
なお、OFDM復調部150は、FFT部151と、FFT部151の出力が入力される一次復調部152とを有する。フレーム処理部170は、スイッチ121及びスイッチ122の出力が入力されるIDFT部171と、IDFT部171の出力が入力される二次復調部172とを有する。
ここで、図6を用いて、OFDMA方式及びSC−FDMA方式のそれぞれの信号処理を比較して説明する。
図6に示すように、OFDMA方式では、送信側は、QPSK等により生成したデータシンボルをS/P変換した後、各サブキャリアを変調し、IFFTを施して時間領域信号に変換する。その後、シンボル時間毎に、マルチパス遅延時間よりも長いサイクリック・プリフィックス(CP)を挿入して送信する。受信側は、CPを除去し、シンボル長毎にFFTを施してサブキャリア信号に変換し、各サブキャリアからデータシンボルを復調した後に並直列変換するとデータを復元できる。
SC−FDMAでは、送信側は、QPSK等により生成したデータシンボルをDFTにより周波数領域信号に変換するプリコーディング処理(一次復調)を行った後は、OFDMAと同様の処理により送信信号を生成する。受信側は、OFDMAと同様の処理により受信信号からデータシンボルを生成し、IDFTにより周波数領域信号を時間領域信号に変換する二次復調(フレーム処理)を行う。
このように、SC−FDMAは、OFDMにフレーム処理が追加されたものであることが分かる。その為、取得部160は、図5に示すように、FFT後に復調した信号(具体的には、FFT及び位相補償後に復調した信号)をP/S変換した上で測定部210へ送出する。ここで、スイッチ121からP/S変換器163までの配線(Line A)の長さと、スイッチ122からP/S変換器163までの配線(Line B)の長さとは等しいものとする。
(3)基地局の制御例
次に、基地局1の制御例を説明する。
次に、基地局1の制御例を説明する。
サービスエリアの拡大を目的として基地局1を設置する場合、基地局1は、X2インタフェースを介して受信する、隣接基地局のIDと干渉情報とを蓄積する。そして、隣接基地局の発射する無線信号を受信して、X2インタフェースから入手した送信電力情報と比較した上で、自局のサービスエリアのセルエッジをカバーできる送信パラメータを決定する。
また、設置済みの基地局1による保守を目的とする場合、定期的にX2インタフェースから入手した隣接基地局のパラメータと、自基地局1が受信したRSSI及びEVMとを比較し、周辺環境の変化(例えば、高層ビルの建設、又は隣接基地局の高周波増幅器の故障)を検出し、自局の送信パラメータを変更する。これにより、隣接基地局のセルエッジに生じた不感地帯における無線端末との呼接続ができるようにする。
図7は、基地局1の制御例を示すフローチャートである。
ステップS11において、制御部220は、ネットワーク通信部240によって受信され、且つ記憶部230に記憶されている送信電力情報を取得する。
ステップS12において、制御部220は、周波数変換部120及び取得部160を作動させるとともに、RSSIを測定するように測定部210を制御する。測定部210が測定したRSSIは、制御部220に入力される。
制御部220は、測定されたRSSIの距離補正を行う。以下において、図8に示す伝搬損失モデルを参照し、当該距離補正について説明する。
電波は自由空間において、発信源からの距離の二乗に反比例して減衰する。記憶部230に予め記憶されている隣接リストから隣接基地局と自局の距離dを求めることができるので、Pr=RSSIとおくとフリースの伝達公式 (Friis' transmission equation)から隣接基地局の送信電力レベルPtを求めることができる。
Pr / Pt = GtGr (4πd/λ)2 …(2)
ここで、Pr:受信電力レベル[dBm], Pt:送信電力レベル[dBm], Gt:送信アンテナ利得[dB], Gr : 受信アンテナ利得[dB], λ:波長[m], d:送受信間の距離[m]である。
本実施形態では、RSSIから隣接基地局のアンテナ端における送信電力レベルを求めることをRSSIの距離補正と定義し、地表の構造物による影響(距離の3.5乗に反比例して減衰)を考慮して下記の式から隣接基地局の送信電力レベルを計算する。
Pr = Pt + Gt-20log4π+35log(λ/d)+Gr …(3)
ステップS13において、制御部220は、記憶部230から取得した送信電力情報と、距離補正後のRSSIとを比較する。送信電力情報が、距離補正後のRSSIよりも大きい場合は、隣接基地局のパワーアンプの不具合や、隣接基地局との間にビル等が存在することを意味している。送信電力情報が、距離補正後のRSSIよりも大きい場合、処理がステップS14に進む。
ステップS14において、制御部220は、周波数変換部120及び取得部160を作動させたままとし、EVMを測定するように測定部210を制御する。測定部210が測定したEVMは、制御部220に入力される。
ステップS15において、制御部220は、EVMの閾値を記憶部230から取得する。
ステップS16において、制御部220は、測定部210が測定したEVMと、記憶部230から取得した閾値とを比較する。測定部210が測定したEVMが、記憶部230から取得した閾値よりも大きい場合、処理がステップS17に進む。
ステップS17において、制御部220は、SON制御、すなわち送信パラメータの決定を行う。例えば、制御部220は、自局のサービスエリアのセルエッジをカバーできる送信パラメータを決定する。あるいは、制御部220は、隣接基地局のセルエッジに生じた不感地帯をカバーできる送信パラメータを決定する。
(4)実施形態の作用・効果
以上説明したように、本実施形態に係る基地局1は、アンテナ110が受信した無線信号に含まれる下り周波数帯の信号成分(すなわち、隣接基地局が送信する無線信号の成分)を上り周波数帯の信号成分に変換した上でデュプレクサ130に入力する。これにより、隣接基地局が送信する無線信号の成分がデュプレクサ130を通過可能になり、隣接基地局が送信する無線信号の成分に対する測定を行うことができる。したがって、FDD方式を適用する無線通信システム10において、隣接基地局が送信する無線信号に対する測定を自基地局1で行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る基地局1は、アンテナ110が受信した無線信号に含まれる下り周波数帯の信号成分(すなわち、隣接基地局が送信する無線信号の成分)を上り周波数帯の信号成分に変換した上でデュプレクサ130に入力する。これにより、隣接基地局が送信する無線信号の成分がデュプレクサ130を通過可能になり、隣接基地局が送信する無線信号の成分に対する測定を行うことができる。したがって、FDD方式を適用する無線通信システム10において、隣接基地局が送信する無線信号に対する測定を自基地局1で行うことができる。
また、本実施形態によれば、SC−FDMA方式での信号処理は、OFDMA方式での信号処理にフレーム処理が追加されたものであるという点に着目し、OFDM復調部150からフレーム処理部170に入力される途中のデータシンボルに対する測定を行う。これにより、OFDMA方式の無線信号(すなわち、隣接基地局が送信する無線信号)と対応するデータシンボルに対する測定を行うことができる。したがって、ULにSC−FDMA方式が適用され、且つDLにOFDMA方式が適用される無線通信システム10において、隣接基地局が送信する無線信号に対する測定を自基地局1で行うことができる。また、周波数領域に変換された状態に対して測定を行うことにより、サブキャリア単位あるいはリソースブロック単位での測定が可能になる。
また、本実施形態では、測定部210による測定は基地局1が無線端末2との無線通信を行わないタイミングにおいて行われるため、無線端末2との無線通信を妨げることなく、隣接基地局の運用状況を把握可能になる。また、基地局1が設置されてから本格稼動するまでの期間においても隣接基地局の運用状況を把握できる。
以上のように、本実施形態では、周辺の建造物に大きな変化が生じた場合や、隣接基地局の高周波増幅器(PA : Power Amplifier)に異常が生じた場合等において、周辺環境の変化を検知することができ、基地局1のみで隣接基地局の運用状態を検出できる。
(5)実施例
上述した実施形態では、基地局1は、隣接基地局に設定されている送信電力レベルを示す送信電力情報を基地局間通信により受信し、当該隣接基地局から受信した無線信号の受信電力レベル(例えばRSSI)及び受信品質レベル(例えばEVM)を測定し、当該測定した受信電力レベルから当該隣接基地局の送信電力レベルを推定し、当該測定した受信品質レベルと、当該推定した送信電力レベルと、当該送信電力情報によって示される送信電力レベルとに基づいて自局の送信パラメータを制御していた。具体的には、基地局1は、送信電力情報によって示される送信電力レベルが、推定した送信電力レベルを上回り、且つ、測定した受信品質レベルが所定レベル(閾値)よりも劣化している場合に、自局の通信エリア範囲を拡大するように送信パラメータを制御していた。
上述した実施形態では、基地局1は、隣接基地局に設定されている送信電力レベルを示す送信電力情報を基地局間通信により受信し、当該隣接基地局から受信した無線信号の受信電力レベル(例えばRSSI)及び受信品質レベル(例えばEVM)を測定し、当該測定した受信電力レベルから当該隣接基地局の送信電力レベルを推定し、当該測定した受信品質レベルと、当該推定した送信電力レベルと、当該送信電力情報によって示される送信電力レベルとに基づいて自局の送信パラメータを制御していた。具体的には、基地局1は、送信電力情報によって示される送信電力レベルが、推定した送信電力レベルを上回り、且つ、測定した受信品質レベルが所定レベル(閾値)よりも劣化している場合に、自局の通信エリア範囲を拡大するように送信パラメータを制御していた。
以下においては、上述した実施形態に係る通信制御方法とは異なる通信制御方法の実施例1〜3を説明する。
図9は、実施例1〜3に係る通信制御方法を説明するための概略システム構成図である。
図9に示すように、基地局1Aは、無線通信を行うように構成された無線通信部100と、隣接基地局1Bの通信状態に関する制御情報を、X2インターフェイスを用いた基地局間通信により隣接基地局1Bから受信するネットワーク通信部240と、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号に対する測定を行う測定部210と、ネットワーク通信部240が基地局間通信により受信した制御情報と測定部210による測定の結果とを併用して自局の送信パラメータを制御する制御部220と、制御部220による制御に使用される情報を記憶する記憶部230とを有する。
このように、実施例1〜3に係る通信制御方法では、基地局1Aは、基地局間通信により隣接基地局1Bから受信した制御情報だけでなく、当該隣接基地局1Bから受信した無線信号に対する測定の結果も用いて、自局の送信パラメータを制御する。無線信号に対する測定の結果も用いることで、制御情報のみに基づく自局の無線通信パラメータ制御よりも良好なパラメータ制御を可能としている。
(5.1)実施例1
以下、実施例1について、(5.1.1)実施例1の概要、(5.1.2)送信電力制御フロー1、(5.1.3)アンテナチルト角制御フロー、(5.1.4)送信電力制御フロー2、(5.1.5)パラメータ制御の具体例、(5.1.6)実施例1の効果の順に説明する。
以下、実施例1について、(5.1.1)実施例1の概要、(5.1.2)送信電力制御フロー1、(5.1.3)アンテナチルト角制御フロー、(5.1.4)送信電力制御フロー2、(5.1.5)パラメータ制御の具体例、(5.1.6)実施例1の効果の順に説明する。
(5.1.1)実施例1の概要
実施例1に係る基地局1Aでは、ネットワーク通信部240は、隣接基地局1Bに設定されている送信電力レベルを示す送信電力情報を受信し、測定部210は、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号のRSSIを測定し、制御部220は、測定部210が測定したRSSIから隣接基地局1Bの送信電力レベルを推定し、当該推定した送信電力レベルと、当該送信電力情報によって示される送信電力レベルとを比較した結果に応じて、自局の送信パラメータとしての送信電力レベルを制御する。ここで、送信電力情報は制御情報に相当し、RSSIは受信電力レベルに相当する。なお、隣接基地局1Bの送信電力レベルを推定する方法には、上述した実施形態と同じ方法を用いることができる。送信電力情報としては、RNTP(3GPP TS36.423参照)を使用してもよく、新規なメッセージ又は情報要素(IE)を使用してもよい。
実施例1に係る基地局1Aでは、ネットワーク通信部240は、隣接基地局1Bに設定されている送信電力レベルを示す送信電力情報を受信し、測定部210は、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号のRSSIを測定し、制御部220は、測定部210が測定したRSSIから隣接基地局1Bの送信電力レベルを推定し、当該推定した送信電力レベルと、当該送信電力情報によって示される送信電力レベルとを比較した結果に応じて、自局の送信パラメータとしての送信電力レベルを制御する。ここで、送信電力情報は制御情報に相当し、RSSIは受信電力レベルに相当する。なお、隣接基地局1Bの送信電力レベルを推定する方法には、上述した実施形態と同じ方法を用いることができる。送信電力情報としては、RNTP(3GPP TS36.423参照)を使用してもよく、新規なメッセージ又は情報要素(IE)を使用してもよい。
また、実施例1に係る基地局1Aでは、ネットワーク通信部240は、隣接基地局1BのDLの干渉レベルを示す干渉情報を受信し、測定部210は、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号のEVMを測定し、制御部220は、干渉情報と、測定部210によって測定されたEVMとに基づいて、自局の送信パラメータとしてのアンテナチルト角を制御する。干渉情報は制御情報に相当し、EVMは受信品質レベルに相当する。DLの干渉レベルを示す干渉情報としては、新規なメッセージ又は情報要素(IE)を使用するものとする。
ここで、アンテナチルト角とは、図10に示すように、水平方向に対する、垂直面内でのアンテナの指向性の方向の角度であり、アンテナチルト角が大きいほど当該アンテナの電波到達範囲が狭くなり、アンテナチルト角が小さいほど当該アンテナの電波到達範囲が広くなる。基地局1A及び隣接基地局1Bのそれぞれのアンテナチルト角の初期値は、基地局1Aと隣接基地局1Bとの間の距離dと、基地局1A及び隣接基地局1Bのそれぞれのアンテナ高hとに基づいて設定されている。基地局1Aのアンテナ110(図2参照)を構成する複数のアンテナ素子に対する給電位相を調整することでアンテナチルト角を変更可能である。
(5.1.2)送信電力制御フロー1
図11(a)は、実施例1に係る基地局1Aの送信電力制御フロー1を示すフローチャートである。
図11(a)は、実施例1に係る基地局1Aの送信電力制御フロー1を示すフローチャートである。
図11(a)に示すように、ステップS101において、制御部220は、ネットワーク通信部240がX2インタフェースを介して隣接基地局1Bから受信した送信電力情報によって示される送信電力レベルを取得する。
ステップS102において、制御部220は、隣接基地局1Bから無線通信部100が受信した無線信号に対して測定部210が測定したRSSIを取得する。
ステップS103において、制御部220は、ステップS102で取得したRSSIから隣接基地局1Bの送信電力レベルを推定する。
ステップS104において、制御部220は、ステップS101で取得した送信電力レベルから、ステップS103で推定した送信電力レベルを減じた結果を閾値(例えば6dB)と比較する。ステップS101で取得した送信電力レベルから、ステップS103で推定した送信電力レベルを減じた結果が閾値(例えば6dB)よりも高い場合、制御部220は、処理をステップS105に進める。
ステップS105において、制御部220は、自局の送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。
(5.1.3)アンテナチルト角制御フロー
図11(b)は、実施例1に係る基地局1Aのアンテナチルト角制御フローを示すフローチャートである。
図11(b)は、実施例1に係る基地局1Aのアンテナチルト角制御フローを示すフローチャートである。
図11(b)に示すように、ステップS201において、制御部220は、ネットワーク通信部240がX2インタフェースを介して隣接基地局1Bから受信した干渉情報によって示される干渉レベルを取得する。
ステップS202において、制御部220は、隣接基地局1Bから無線通信部100が受信した無線信号に対して測定部210が測定したEVMを取得する。
ステップS203において、制御部220は、ステップS201で取得した干渉レベルを所定レベルと比較し、ステップS202で取得したEVMを所定レベル(閾値)と比較する。ステップS201で取得した干渉レベルが所定レベルを上回り、且つ、ステップS202で取得したEVMが所定レベル(閾値)を上回る場合、制御部220は、処理をステップS204に進める。なお、EVMは、その値が大きいほど受信品質が悪いことを意味する。
ステップS204において、制御部220は、自局のアンテナチルト角を大きくするように無線通信部100を制御する。
ステップS205において、制御部220は、ネットワーク通信部240がX2インタフェースを介して隣接基地局1Bから受信した新たな干渉情報によって示される干渉レベルを取得する。
ステップS206において、制御部220は、ステップS205で取得した干渉レベルを所定レベルと比較する。ステップS205で取得した干渉レベルが所定レベルを上回る場合、制御部220は、処理を送信電力制御フロー2に進める。
(5.1.4)送信電力制御フロー2
図11(c)は、実施例1に係る基地局1Aの送信電力制御フロー1を示すフローチャートである。
図11(c)は、実施例1に係る基地局1Aの送信電力制御フロー1を示すフローチャートである。
図11(c)に示すように、ステップS301において、制御部220は、自局の送信電力レベルを低下させるように無線通信部100を制御する。
(5.1.5)パラメータ制御の具体例
次に、第1実施例に係るパラメータ制御の具体例を説明する。表1及び表2は、第1実施例に係るパラメータ制御の具体例を説明するための表である。
次に、第1実施例に係るパラメータ制御の具体例を説明する。表1及び表2は、第1実施例に係るパラメータ制御の具体例を説明するための表である。
表1に示すように、上述した送信電力制御フロー1及びアンテナチルト角制御フローによって、基地局1Aの送信電力レベル及びアンテナチルト角がそれぞれ制御される。表1では、隣接基地局eNB1及びeNB2については、干渉情報が有り(すなわち干渉レベルが高い)、且つEVMが高い(すなわち受信品質レベルが低い)ことから、基地局1Aは自局のアンテナチルト角を大きくする。隣接基地局eNB1及びeNB2については、送信電力情報によって示される送信電力レベルに対して推定送信電力レベルが大幅に低いことから、基地局1Aは自局の送信電力レベルを上昇させる。
表2に示すように、上述した送信電力制御フロー2によって、基地局1Aのアンテナチルト角を大きくした後、基地局1Aの送信電力レベルが制御される。表2では、隣接基地局eNB1及びeNB2については、基地局1Aのアンテナチルト角を大きくした後においても、干渉情報が有る(すなわち干渉レベルが高い)ことから、基地局1Aは自局の送信電力レベルを低下させる。
(5.1.6)実施例1の効果
以上説明したように、実施例1によれば、基地局1Aの制御部220は、推定した送信電力レベルが送信電力情報によって示される送信電力レベルを下回り、且つ、当該推定した送信電力レベルと送信電力情報によって示される送信電力レベルとの差分が閾値を上回る場合に、自局の送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。推定した送信電力レベルが、送信電力情報によって示される送信電力レベルよりも大幅に低い場合、隣接基地局1Bにおける送信電力レベルの設定値よりも実際の送信電力レベルが低くなっていることを意味するため、隣接基地局1Bの無線送信機能に故障等が生じたとみなすことができる。従って、そのようなケースでは自局の送信電力レベルを上昇させることによって、隣接基地局1Bの通信エリア範囲を補完することができ、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる。
以上説明したように、実施例1によれば、基地局1Aの制御部220は、推定した送信電力レベルが送信電力情報によって示される送信電力レベルを下回り、且つ、当該推定した送信電力レベルと送信電力情報によって示される送信電力レベルとの差分が閾値を上回る場合に、自局の送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。推定した送信電力レベルが、送信電力情報によって示される送信電力レベルよりも大幅に低い場合、隣接基地局1Bにおける送信電力レベルの設定値よりも実際の送信電力レベルが低くなっていることを意味するため、隣接基地局1Bの無線送信機能に故障等が生じたとみなすことができる。従って、そのようなケースでは自局の送信電力レベルを上昇させることによって、隣接基地局1Bの通信エリア範囲を補完することができ、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる。
また、基地局1Aの制御部220は、干渉情報によって示される干渉レベルが所定レベルを上回り、且つ、測定部210が測定したEVMが劣化している場合に、自局の送信パラメータとしてのアンテナチルト角を大きくするように無線通信部100を制御する。干渉情報によって示される干渉レベルが所定レベルを上回り、且つ、測定部210が測定したEVMが劣化している場合、自局と隣接基地局1Bとの間で基地局間干渉が発生しているとみなすことができる。従って、そのようなケースでは自局のアンテナチルト角を大きくすることによって、隣接基地局1Bに与える干渉レベルを低減することができるため、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる。
基地局1Aの制御部220は、自局の送信パラメータとしてのアンテナチルト角を大きくした後、ネットワーク通信部240が隣接基地局1Bから受信した新たな干渉情報によって示される干渉レベルが所定レベルを下回らない場合に、自局の送信電力レベルを低下させるように無線通信部100を制御する。アンテナチルト角を大きくした後においても隣接基地局1Bに与える干渉レベルが十分に低下しない場合には、自局の送信電力レベルを低下させることによって、隣接基地局1Bに与える干渉レベルをより一層低減することができるため、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる。
(5.2)実施例2
以下、実施例2について、(5.2.1)実施例2の概要、(5.2.2)送信電力制御フロー、(5.2.3)パラメータ制御の具体例、(5.2.4)実施例2の効果の順に説明する。
以下、実施例2について、(5.2.1)実施例2の概要、(5.2.2)送信電力制御フロー、(5.2.3)パラメータ制御の具体例、(5.2.4)実施例2の効果の順に説明する。
(5.2.1)実施例2の概要
実施例2に係る基地局1Aでは、ネットワーク通信部240は、隣接基地局1Bの負荷レベルを示す負荷情報を受信し、測定部210は、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号のRSSIを測定し、制御部220は、測定部210が測定したRSSIから隣接基地局1Bの送信電力レベルを推定し、当該負荷情報と当該推定した送信電力レベルとに基づいて、自局の送信パラメータとしての送信電力レベルを制御する。ここで、干渉情報は制御情報に相当し、RSSIは受信電力レベルに相当する。なお、負荷情報としては、上述したRadio Resource StatusやHardware Load Indicator等(3GPP TS36.423参照)が使用できる。
実施例2に係る基地局1Aでは、ネットワーク通信部240は、隣接基地局1Bの負荷レベルを示す負荷情報を受信し、測定部210は、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号のRSSIを測定し、制御部220は、測定部210が測定したRSSIから隣接基地局1Bの送信電力レベルを推定し、当該負荷情報と当該推定した送信電力レベルとに基づいて、自局の送信パラメータとしての送信電力レベルを制御する。ここで、干渉情報は制御情報に相当し、RSSIは受信電力レベルに相当する。なお、負荷情報としては、上述したRadio Resource StatusやHardware Load Indicator等(3GPP TS36.423参照)が使用できる。
(5.2.2)送信電力制御フロー
図12は、実施例2に係る基地局1Aの送信電力制御フローを示すフローチャートである。
図12は、実施例2に係る基地局1Aの送信電力制御フローを示すフローチャートである。
図12に示すように、ステップS401において、制御部220は、ネットワーク通信部240がX2インタフェースを介して隣接基地局1Bから受信した負荷情報によって示される負荷レベルを取得する。
ステップS402において、制御部220は、ステップS401で取得した負荷レベルを所定レベルと比較する。ステップS401で取得した負荷レベルが所定レベルを上回る場合、制御部220は、処理をステップS403に進める。
ステップS403において、制御部220は、ネットワーク通信部240がX2インタフェースを介して隣接基地局1Bから受信した送信電力情報によって示される送信電力レベルを取得する。また、制御部220は、隣接基地局1Bから無線通信部100が受信した無線信号に対して測定部210が測定したRSSIを取得する。
ステップS404において、制御部220は、ステップS403で取得したRSSIから隣接基地局1Bの送信電力レベルを推定する。
ステップS405において、制御部220は、ステップS403で取得した送信電力レベル及びステップS404で推定した送信電力レベルのそれぞれを所定レベル(閾値)と比較する。ステップS403で取得した送信電力レベル及びステップS404で推定した送信電力レベルのそれぞれが所定レベル(閾値)を下回る場合、制御部220は、処理をステップS407に進める。一方、ステップS403で取得した送信電力レベル及びステップS404で推定した送信電力レベルの少なくとも一方が所定レベル(閾値)を上回る場合、制御部220は、処理をステップS406に進める。
ステップS406において、制御部220は、送信電力レベルの低下要求を隣接基地局1Bに送信するようにネットワーク通信部240を制御する。ネットワーク通信部240が当該低下要求に対する肯定応答を受信すると、制御部220は、処理をステップS407に進める。
ステップS407において、制御部220は、自局の送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。
(5.2.3)パラメータ制御の具体例
次に、第2実施例に係るパラメータ制御の具体例を説明する。表3は、第2実施例に係るパラメータ制御の具体例を説明するための表である。
次に、第2実施例に係るパラメータ制御の具体例を説明する。表3は、第2実施例に係るパラメータ制御の具体例を説明するための表である。
表3に示すように、本実施例に係る送信電力制御フローによって、基地局1Aの送信電力レベルが制御される。表3では、隣接基地局eNB4については、負荷レベルが高く、且つ送信電力レベルが低いことから、基地局1Aは送信電力レベルを上昇させる。なお、表3では、隣接基地局が収容する無線端末(UE)の数を負荷情報としている。
(5.2.4)実施例2の効果
以上説明したように、実施例2によれば、制御部220は、負荷情報によって示される負荷レベルが所定レベルを上回り、且つ、推定した送信電力レベルが所定レベルを下回る場合に、自局の送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。このように、隣接基地局1Bの負荷レベルが高く、且つ隣接基地局1Bの送信電力レベルが低い場合に、自局の送信電力レベルを上昇させることによって、自局の通信エリア範囲を拡大し、隣接基地局1Bの負荷レベルを低下させることができる。ここで、隣接基地局1Bの送信電力レベルが高い状態においては、自局の送信電力レベルを上昇させると基地局間干渉を引き起こしてしまうため、隣接基地局1Bの送信電力レベルが低いことを確認した上で自局の送信電力レベルを上昇させる。その結果、基地局間干渉の発生を抑制しつつ、隣接基地局1Bの負荷レベルを低下させることができる。
以上説明したように、実施例2によれば、制御部220は、負荷情報によって示される負荷レベルが所定レベルを上回り、且つ、推定した送信電力レベルが所定レベルを下回る場合に、自局の送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。このように、隣接基地局1Bの負荷レベルが高く、且つ隣接基地局1Bの送信電力レベルが低い場合に、自局の送信電力レベルを上昇させることによって、自局の通信エリア範囲を拡大し、隣接基地局1Bの負荷レベルを低下させることができる。ここで、隣接基地局1Bの送信電力レベルが高い状態においては、自局の送信電力レベルを上昇させると基地局間干渉を引き起こしてしまうため、隣接基地局1Bの送信電力レベルが低いことを確認した上で自局の送信電力レベルを上昇させる。その結果、基地局間干渉の発生を抑制しつつ、隣接基地局1Bの負荷レベルを低下させることができる。
また、制御部220は、負荷情報によって示される負荷レベルが所定レベルを上回り、且つ、送信電力情報によって示される送信電力レベル及び推定した送信電力レベルの何れも所定レベルを上回る場合に、隣接基地局1Bに対して送信電力レベルの低下を要求するようにネットワーク通信部240を制御し、隣接基地局1Bに対して送信電力レベルの低下を要求した後、自局の送信パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。これにより、隣接基地局1Bの負荷レベルが高く、且つ隣接基地局1Bの送信電力レベルが高い場合に、隣接基地局1Bの送信電力レベルを低下させた後に自局の送信電力レベルを上昇させることによって、基地局間干渉の発生を抑制しつつ、隣接基地局1Bの負荷レベルを低下させることができる。
(5.3)実施例3
以下、実施例3について、(5.3.1)実施例3の概要、(5.3.2)送信電力制御フロー、(5.3.3)実施例3の効果の順に説明する。
以下、実施例3について、(5.3.1)実施例3の概要、(5.3.2)送信電力制御フロー、(5.3.3)実施例3の効果の順に説明する。
(5.3.1)実施例3の概要
実施例2に係る基地局1Aでは、ネットワーク通信部240は、隣接基地局1Bの使用アンテナ数(使用アンテナポート数)を示すアンテナ数情報を受信し、測定部210は、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号に含まれるデータの伝送速度を測定し、制御部220は、アンテナ数情報によって示されるアンテナ数と、測定部210によって測定されたデータ伝送速度とに基づいて、自局の送信パラメータとしての送信電力レベルを制御する。実施例2では、各基地局がMIMO伝送を行っているものとし、使用アンテナ数が多いほど高速なデータ伝送速度を実現可能である。
実施例2に係る基地局1Aでは、ネットワーク通信部240は、隣接基地局1Bの使用アンテナ数(使用アンテナポート数)を示すアンテナ数情報を受信し、測定部210は、無線通信部100が隣接基地局1Bから受信した無線信号に含まれるデータの伝送速度を測定し、制御部220は、アンテナ数情報によって示されるアンテナ数と、測定部210によって測定されたデータ伝送速度とに基づいて、自局の送信パラメータとしての送信電力レベルを制御する。実施例2では、各基地局がMIMO伝送を行っているものとし、使用アンテナ数が多いほど高速なデータ伝送速度を実現可能である。
(5.3.2)送信電力制御フロー
図13は、実施例3に係る基地局1Aの送信電力制御フローを示すフローチャートである。
図13は、実施例3に係る基地局1Aの送信電力制御フローを示すフローチャートである。
図13に示すように、ステップS501において、制御部220は、ネットワーク通信部240がX2インタフェースを介して隣接基地局1Bから受信したアンテナ数情報によって示されるアンテナ数を取得する。
ステップS502において、制御部220は、隣接基地局1Bから無線通信部100が受信した無線信号に対して測定部210が測定したデータ伝送速度を取得する。
ステップS503において、制御部220は、ステップS501で取得したアンテナ数を所定数(閾値)と比較し、ステップS502で取得したデータ伝送速度を所定速度(閾値)と比較する。ステップS501で取得したアンテナ数が所定数(閾値)を上回り、且つ、ステップS502で取得したデータ伝送速度が所定速度(閾値)を下回る場合、制御部220は、処理をステップS504に進める。
ステップS504において、制御部220は、自局の送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。また、制御部220は、自局の使用アンテナ数に余裕がある場合、すなわち未使用のアンテナがある場合には、自局の使用アンテナ数を増加させるように無線通信部100を制御する。
(5.3.3)実施例3の効果
以上説明したように、実施例3によれば、制御部220は、制御情報によって示されるアンテナ数が所定数を上回り、且つ、測定部210によって測定されたデータ伝送速度が所定速度を下回る場合に、自局の送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。隣接基地局1Bの使用アンテナ数が多いにも拘わらず、隣接基地局1Bが高速な伝送速度を実現できていない場合には、隣接基地局1Bの無線送信機能に故障等が生じたとみなすことができる。従って、そのようなケースでは自局の送信電力レベルを上昇させることによって、隣接基地局1Bの通信エリア範囲を補完することができ、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる。
以上説明したように、実施例3によれば、制御部220は、制御情報によって示されるアンテナ数が所定数を上回り、且つ、測定部210によって測定されたデータ伝送速度が所定速度を下回る場合に、自局の送信電力レベルを上昇させるように無線通信部100を制御する。隣接基地局1Bの使用アンテナ数が多いにも拘わらず、隣接基地局1Bが高速な伝送速度を実現できていない場合には、隣接基地局1Bの無線送信機能に故障等が生じたとみなすことができる。従って、そのようなケースでは自局の送信電力レベルを上昇させることによって、隣接基地局1Bの通信エリア範囲を補完することができ、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる。
また、制御部220は、自局の送信電力レベルを上昇させるとともに、自局の使用アンテナ数を増加させるように無線通信部100を制御する。これにより、隣接基地局1Bの通信エリア範囲を補完するとともに、補完した部分を賄うように伝送速度を向上させることができ、移動通信システムのサービス品質を向上させることができる。
(6)その他の実施形態
本発明は実施形態及び実施例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
本発明は実施形態及び実施例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
(6.1)変形例1
上述した実施形態及び実施例では、基地局1に設けられるアンテナ110は1つであったが、MIMO(Multiple Input Multiple Output)等のマルチアンテナ技術に対応可能な構成としてもよい。図14は、送信側および受信側のそれぞれが2本のアンテナを使用する2×2 MIMOに対応した構成である。
上述した実施形態及び実施例では、基地局1に設けられるアンテナ110は1つであったが、MIMO(Multiple Input Multiple Output)等のマルチアンテナ技術に対応可能な構成としてもよい。図14は、送信側および受信側のそれぞれが2本のアンテナを使用する2×2 MIMOに対応した構成である。
図14に示すように、基地局1は2つのアンテナ110a,110b及び2つのデュプレクサ130a,130bを有しており、アンテナ110a,110bとデュプレクサ130a,130bとの間の信号経路上に周波数変換部120が設けられる。周波数変換部120は、アンテナ毎に、上述した実施形態と同様な回路構成を持つが、PLL回路125を共有することが可能である。
(6.2)変形例2
上述した実施形態及び実施例では、取得部160が、OFDM復調部150による一次復調後の信号(データシンボル)を取得していたが、一次復調前の信号を取得する構成でもよい。
上述した実施形態及び実施例では、取得部160が、OFDM復調部150による一次復調後の信号(データシンボル)を取得していたが、一次復調前の信号を取得する構成でもよい。
図15は、本変形例に係る取得部160の構成を示すブロック図である。図15に示すように、取得部160は、OFDM復調部150のFFT部151と一次復調部152との間の信号経路に設けられたスイッチ165を有する。スイッチ165は、FFT部151が出力する周波数領域の信号(具体的には、周波数領域に変換後にP/S変換された信号)を測定部210に入力するか否かを切り替える。制御部220は、基地局1が無線端末2との無線通信を行わないタイミングにおいて、FFT部151が出力する周波数領域の信号を測定部210に入力するようにスイッチ165を制御する。
このような構成によれば、平易な回路構成でサブキャリア単位の受信電力レベルの測定が可能になる。
(6.3)変形例3
上述した実施形態及び実施例では、ULにSC−FDMA方式が適用され、且つDLにOFDMA方式が適用される無線通信システム10を説明したが、周波数変換部120は、FDD方式の無線通信システムであれば、他の無線アクセス方式を採用する無線通信システムにも適用可能である。
上述した実施形態及び実施例では、ULにSC−FDMA方式が適用され、且つDLにOFDMA方式が適用される無線通信システム10を説明したが、周波数変換部120は、FDD方式の無線通信システムであれば、他の無線アクセス方式を採用する無線通信システムにも適用可能である。
図16は、任意の無線アクセス方式を採用するFDD方式の無線通信システムで用いられる基地局1の構成例である。図16に示すように、本変形例に係る基地局1は、測定部210が受信部140で受信処理される信号に対する測定を行う点で上述した実施形態とは異なる。例えばRSSIは受信部140の段階で測定可能であるため、このような構成も採用可能である。
(6.4)変形例4
上述した実施形態及び実施例では、FDDモードのLTEシステムを説明したが、TDDモードのLTEシステムに応用可能である。TDDモードのLTEシステムでは、ULにSC−FDMA方式が適用され、且つDLにOFDMA方式が適用されるが、複信方式はTDDである。
上述した実施形態及び実施例では、FDDモードのLTEシステムを説明したが、TDDモードのLTEシステムに応用可能である。TDDモードのLTEシステムでは、ULにSC−FDMA方式が適用され、且つDLにOFDMA方式が適用されるが、複信方式はTDDである。
図17は、本変形例に係る基地局1の構成を示すブロック図である。図17に示すように、本変形例に係る基地局1は、上述した実施形態に係る周波数変換部120を有していない。また、デュプレクサ130に代えて、送信と受信とを時分割で切り替えるためのスイッチ回路130’を有している。
(6.5)変形例5
上述した実施形態及び実施例では、基地局1は、大型のセルを形成するマクロセル基地局を想定していたが、マクロセル基地局に限らず、小型のセルを形成するフェムトセル基地局あるいはピコセル基地局に対して本発明を適用可能である。
上述した実施形態及び実施例では、基地局1は、大型のセルを形成するマクロセル基地局を想定していたが、マクロセル基地局に限らず、小型のセルを形成するフェムトセル基地局あるいはピコセル基地局に対して本発明を適用可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
1,1A…基地局、1B…隣接基地局、2…無線端末、10…無線通信システム、100…無線通信部、110,110a,110b…アンテナ、120…周波数変換部、121,122…スイッチ、123…フィルタ、124…ミキサ、125…PLL回路、130…スイッチ回路、130,130a,130b…デュプレクサ、140…受信部、150…OFDM復調部、151…FFT部、152…一次復調部、160…取得部、161…スイッチ、162…スイッチ、163…P/S変換器、165…スイッチ、170…フレーム処理部、171…IDFT部、172…二次復調部、180…送信部、210…測定部、220…制御部、230…記憶部、240…ネットワーク通信部
Claims (15)
- 無線通信を行うように構成された無線通信部と、
他の基地局の通信状態に関する制御情報を、基地局間通信により前記他の基地局から受信するネットワーク通信部と、
前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号に対する測定を行う測定部と、
前記ネットワーク通信部が前記基地局間通信により受信した前記制御情報と、前記測定部による前記測定の結果とを併用して、前記無線通信部のパラメータを制御する制御部と、
を備える基地局。 - 前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局に設定されている送信電力レベルを示す情報を前記制御情報として受信し、
前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号の受信電力レベル及び受信品質レベルを測定し、
前記制御部は、
前記測定部が測定した受信電力レベルから前記他の基地局の送信電力レベルを推定し、
前記測定部によって測定された受信品質レベルと、前記推定した送信電力レベルと、前記制御情報によって示される送信電力レベルとに基づいて前記パラメータを制御する、請求項1に記載の基地局。 - 前記制御部は、前記制御情報によって示される送信電力レベルが前記推定した送信電力レベルを上回り、且つ、前記測定部によって測定された受信品質レベルが所定レベルよりも劣化している場合に、自局の通信エリア範囲を拡大するように前記パラメータを制御する、請求項2に記載の基地局。
- 前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局に設定されている送信電力レベルを示す情報を前記制御情報として受信し、
前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号の受信電力レベルを測定し、
前記制御部は、
前記測定部が測定した受信電力レベルから前記他の基地局の送信電力レベルを推定し、
前記推定した送信電力レベルと、前記制御情報によって示される送信電力レベルとを比較した結果に応じて、前記パラメータとしての送信電力レベルを制御する、請求項1に記載の基地局。 - 前記制御部は、前記推定した送信電力レベルが前記制御情報によって示される送信電力レベルを下回り、且つ、前記推定した送信電力レベルと前記制御情報によって示される送信電力レベルとの差分が閾値を上回る場合に、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるように前記無線通信部を制御する、請求項4に記載の基地局。
- 前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局の下りリンクの干渉レベルを示す情報を前記制御情報として受信し、
前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号の受信品質レベルを測定し、
前記制御部は、前記制御情報と、前記測定部によって測定された受信品質レベルとに基づいて、前記パラメータとしてのアンテナチルト角を制御する、請求項1に記載の基地局。 - 前記制御部は、前記制御情報によって示される干渉レベルが所定レベルを上回り、且つ、前記測定部が測定した受信品質レベルが閾値よりも劣化している場合に、前記パラメータとしてのアンテナチルト角を大きくするように前記無線通信部を制御する、請求項6に記載の基地局。
- 前記制御部は、前記パラメータとしてのアンテナチルト角を大きくした後、前記ネットワーク通信部が前記他の基地局から受信した新たな制御情報によって示される干渉レベルが所定レベルを下回らない場合に、前記パラメータとしての送信電力レベルを低下させるように前記無線通信部を制御する、請求項7に記載の基地局。
- 前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局の負荷レベルを示す情報を前記制御情報として受信し、
前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号の受信電力レベルを測定し、
前記制御部は、
前記測定部が測定した受信電力レベルから前記他の基地局の送信電力レベルを推定し、
前記負荷情報と前記推定した送信電力レベルとに基づいて、前記パラメータとしての送信電力レベルを制御する、請求項1に記載の基地局。 - 前記制御部は、前記負荷情報によって示される負荷レベルが所定レベルを上回り、且つ、前記推定した送信電力レベルが所定レベルを下回る場合に、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるように前記無線通信部を制御する、請求項9に記載の基地局。
- 前記制御部は、
前記負荷情報によって示される負荷レベルが所定レベルを上回り、且つ、前記送信電力情報によって示される送信電力レベル及び前記推定した送信電力レベルの何れも所定レベルを上回る場合に、前記他の基地局に対して送信電力レベルの低下を要求するように前記ネットワーク通信部を制御し、
前記他の基地局に対して送信電力レベルの低下を要求した後、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるように前記無線通信部を制御する、請求項9又は10に記載の基地局。 - 前記ネットワーク通信部は、前記他の基地局の使用アンテナ数を示す情報を前記制御情報として受信し、
前記測定部は、前記無線通信部が前記他の基地局から受信した無線信号に含まれるデータの伝送速度を測定し、
前記制御部は、前記制御情報によって示されるアンテナ数と、前記測定部によって測定された伝送速度とに基づいて、前記パラメータとしての送信電力レベルを制御する、請求項1に記載の基地局。 - 前記制御部は、前記制御情報によって示されるアンテナ数が所定数を上回り、且つ、前記測定部によって測定された伝送速度が所定速度を下回る場合に、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるように前記無線通信部を制御する、請求項12に記載の基地局。
- 前記制御部は、前記パラメータとしての送信電力レベルを上昇させるとともに、前記パラメータとしての使用アンテナ数を増加させるように前記無線通信部を制御する、請求項13に記載の基地局。
- 第1の基地局が、第2の基地局の通信状態に関する制御情報を、基地局間通信により前記第2の基地局から受信するステップと、
前記第1の基地局が、前記第2の基地局から受信した無線信号に対する測定を行うステップと、
前記第1の基地局が、前記受信するステップで受信した前記制御情報と、前記測定を行うステップでの前記測定の結果とを併用して、自局の無線通信パラメータを制御するステップと、
を含む通信制御方法。
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