JP2012116603A - クローラベルトの分解吊り具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分解吊り具50は、クローラベルトのシューの両端に対応して平行に延びる二つの主材511を有する支持枠51と、支持枠51に開閉可能に設けられ、閉位置では分離されたクローラベルトの幅方向の両端をそれぞれ把持する把持具521、および、把持具521を回動可能に保持するために二つの主材511のそれぞれにおける二箇所に固着された保持部材522を有する把持機構52と、把持具521により分離されたクローラベルトの両端を把持した状態で分解吊り具50を吊り上げるために設けられたベルト吊り上げ用のロープ取付部53と、を備え、把持具521には、分解吊り具50のみを吊り上げるために把持具521の回動中心より外側において吊り具吊り上げ用のロープ取付部が設けられている。
【選択図】図4
Description
図1は、本発明による分解吊り具でクローラベルトを分解する必要があるクローラクレーンの一例を示す図である。クローラクレーン110は、図1に示すように、下部走行体3と、下部走行体3上に旋回可能に設けられた上部旋回体2と、上部旋回体2に起伏可能に軸支されたブーム1と、作業時の機体のバランスをとるためのカウンタウェイト20と、を備えている。クローラクレーン110は、サイドフレーム4の外周に装着されたクローラベルト(履帯とも呼ぶ)11を有するが、輸送時の重量制限のためクローラベルト11のアッパーローラ7側の一部分を分離することがある。本発明の分解吊り具は、分離したクローラベルト11をほぼ水平状態に保持して、クローラクレーン110とは別に用意したクレーン(補助クレーン)で吊り上げて分解する際に使用される。
(分解吊り具の全体構成)
第一の実施の形態に係るクローラベルト11の分解吊り具50は、図4に示すように、矩形枠状の支持枠51と、支持枠51の四隅に固着される把持機構52と、クローラベルト吊り上げ用のロープ取付部53と、を備えている。支持枠51は、互いに平行に配置される一対の主材511と、一対の主材511の長手方向の両端部近傍において主材511同士を所定の間隔で連結する一対の連結材512とを含んで構成されている。
把持機構52は、図4〜図7に示すように、一対の主材511の長手方向の両端部近傍に配置される連結材512に対応して、四つ装着されている。把持機構52は、クローラベルト11を把持する把持具521と、把持具521を回動可能に保持する二枚の保持部材522と、を有している。
(1)クローラベルト分離前準備作業
クローラベルト11の一部分解作業に先立って、分離するクローラベルト11以外の部分を固定具31によってサイドフレーム4に固定しておく(図3参照)。
分解吊り具50については、以下の前準備を経て、図3に示すように分解吊り具50を補助クレーンで吊り上げてクローラベルト11の上面に載置する。なお、分解吊り具50は適宜の保管場所に保管されている。
上記前準備では、補助クレーンで分解吊り具50を吊り上げる前に、保持部材522の規制ピン挿入孔522cに規制固定ピン62を予め挿着するとともに、把持具521のシャックルピン挿入孔521dにシャックルピン63を挿入してシャックル14を取り付ける。シャックル14には、補助クレーンのフック30に吊り下げられているロープ19を接続する。
支持枠51をクローラベルト11の上面に載置した図10に示す状態では、アーム521Aがロープ19で引き上げられ、把持具521は主材511の外側に向かって回動した姿勢にある。この把持機構52が開いた状態の姿勢において、補助クレーンのフック30に吊り下げられているロープ19を緩め、シャックル14をアーム521Aから取り外して、支持枠51のベルト吊り上げ用のロープ取付部53に取り付ける。このとき、把持具521は、その自重により回動軸ピン61を回動中心として、図11に示すように、主材511に近づく方向に回動する。把持具521の回動により、C字形状のキャッチ521Bの内部にシュー9の両端辺が入り込み、シュー9がキャッチ521Bにより把持可能状態とされる。そして、規制固定ピン62を規制ピン挿入孔522cから取り外し、規制固定ピン62を、把持具521の固定ピン挿入孔521bと保持部材522の固定ピン挿入孔522bとに挿入してアーム521Aの回動を禁止する。すなわち、把持機構52を閉位置において固定して、分解吊り具50をシュー把持分解吊り具吊り上げ姿勢とする。
輸送された状態の分解吊り具50のシャックル14にロープ19を接続し、補助クレーンで、分解したクローラベルト11を分解吊り具50で把持したまま、クローラ101のサイドフレーム4のアッパーローラ7上に載置する。クローラベルト11の両端のシュー9を、サイドフレーム4から取り外さなかったシュー9に連結ピン10で連結して無限軌道を構成する。その後、シャックル14をロープ取付部53から取り外し、把持具521のシャックルピン挿入孔521dにシャックルピン63で取り付けるとともに、規制固定ピン62を固定ピン挿入孔521b,522bから取り外して規制ピン挿入孔522cに挿着する。シャックル14にロープ19を接続して補助クレーンで分解吊り具50のみを吊り上げる。
(1)分解吊り具50は、分解されたクローラベルトの両端辺に沿って延在する二本の主材511を含む支持枠51と、支持枠51に開閉可能に設けられ、分離されたクローラベルト11の幅方向の両端辺を外側から把持する把持具521を有する把持機構52とを備えている。支持枠51を分離するクローラベルト11の上面に載置させ、分離するクローラベルト11の両端辺を把持具521で把持し、分解吊り具50と分離されたクローラベルト11とを吊り上げ、たとえば運搬車両の荷台まで搬送するようにした。したがって、分離したクローラベルト11を水平状態で吊り上げる際に、従来技術において行われていたロープの掛け回し作業が不要となり、分離したクローラベルト11の吊り上げ作業性を向上することができる。
図12〜図17を参照して第二の実施の形態に係るクローラベルト11の分解吊り具50を説明する。第二の実施の形態では、図12〜14に示すように、クローラベルト吊り上げ用のロープ取付部53が主材511の上面に固着されておらず(図4および図6参照)、アーム621Aがベルト吊り上げ用のロープ取付部53としての機能を担う。以下、詳しく説明する。なお、第一の実施の形態と同様の箇所には同一の符号を付して相違点を中心に説明する。
まず、分離するクローラベルト11以外の部分を固定具31によってサイドフレーム4に固定する。
図18〜図20を参照して第三の実施の形態に係るクローラベルト11の分解吊り具50を説明する。第三の実施の形態に係る分解吊り具50は、図18〜図20に示すように、第二の実施の形態とキャッチを除いて同様の構成とされている。
[変形例]
(1)把持具521,621は、分解吊り具50をクローラベルト11上に載置させたときに、把持具521,621の自重により回動する構成とされているが、これに限定されない。分解吊り具50のみを吊り上げるときに、把持具521,621をピンなどで固定しておき、クローラベルト11上に分解吊り具50を載置させた後、ピンを取り外して把持具521,621を所定位置に配置させることとしてもよい。
(4)支持枠51は、断面I字状の鋼材によって、矩形枠状に形成する場合に限定されない。種々の補強部材をさらに追加して高い剛性を有する支持枠51を形成してもよい。
(7)分解吊り具50は、補助クレーンで吊り上げる場合に限定されない。クローラクレーン110自身で分解吊り具50を吊り上げることとしてもよい。
Claims (7)
- クローラクレーンのサイドフレームの外周に装着されたクローラベルトの一部を分離した後、分離されたクローラベルトを吊り上げるために用いるクローラベルトの分解吊り具であって、
前記分離されたクローラベルトの幅方向の両端辺にそれぞれ対応して平行に延びる二つの主材を有する支持枠と、
前記支持枠に開閉可能に設けられ、閉位置では前記分離されたクローラベルトの幅方向の両端をそれぞれ把持する把持具、および、前記把持具を回動可能に保持するために前記二つの主材のそれぞれにおける少なくとも二箇所に固着された保持部材を有する把持機構と、を備えることを特徴とするクローラベルトの分解吊り具。 - 請求項1に記載のクローラベルトの分解吊り具において、
前記把持具により前記分離されたクローラベルトの両端を把持した状態で前記分解吊り具を吊り上げるために設けられたベルト吊り上げ用のロープ取付部を備え、
前記把持具には、前記分離されたクローラベルトの両端を把持していない状態で前記分解吊り具を吊り上げるために、前記把持具の回動中心より外側において吊り具吊り上げ用のロープ取付部が設けられていることを特徴とするクローラベルトの分解吊り具。 - 請求項2に記載のクローラベルトの分解吊り具において、
前記ベルト吊り上げ用のロープ取付部は、前記把持具の回動中心より内側において前記把持具に設けられていることを特徴とするクローラベルトの分解吊り具。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のクローラベルトの分解吊り具において、
前記把持具は、前記分解吊り具をクローラベルト上に載置させたときに、前記把持具の自重により前記分離されたクローラベルトの両端を把持する前記閉位置に回動することを特徴とするクローラベルトの分解吊り具。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のクローラベルトの分解吊り具において、
前記把持具は、前記分離されたクローラベルトの四隅を含む前記分離されたクローラベルトの両端辺の一部、または前記分離されたクローラベルトの両端辺の全部を把持することを特徴とするクローラベルトの分解吊り具。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のクローラベルトの分解吊り具において、
前記分離されたクローラベルトの両端を把持していない状態で前記分解吊り具を吊り上げるときに前記把持具の回動を規制することで前記把持具を開位置に固定する規制手段を備えていることを特徴とするクローラベルトの分解吊り具。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のクローラベルトの分解吊り具において、
前記分離されたクローラベルトの両端を把持するときに前記把持具を前記閉位置に固定する固定手段を備えていることを特徴とするクローラベルトの分解吊り具。
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