JP2012118332A - 画像読取レンズ、画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取レンズ、画像読取装置、及び画像形成装置 Download PDF

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昌弘 伊藤
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Abstract

【課題】良好な結像性能を有する画像読取レンズを用いた画像読取装置、画像形成装置を得る。
【解決手段】物体側から像側へ向けて順に、正の屈折力を持つ第1群、第2群、負の屈折力を持つ第3群、絞り、負の屈折力を持つ第4群、正の屈折力を持つ第5群、第6群を配してなる画像読取レンズにおいて、第1群、第2群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1、第2レンズ、第3群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズと、像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レンズとを接合し、第4群は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ、第5群は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第6レンズ、第6群は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第7レンズからなり、f1を第1群の焦点距離、f2を第2群の焦点距離、n1を第1レンズの屈折率、n2を第2レンズの屈折率、ν1を第1レンズのアッベ数、ν2を第2レンズのアッベ数としたとき、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取レンズ、画像読取装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
デジタル複写機やファクシミリの画像読取部やイメージスキャナは、読み取るべき原稿情報を画像読取レンズで縮小し、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)のような撮像素子上に結像させて原稿情報を信号化する。また、原稿情報をカラーで読み取るために、例えば赤、緑、青のフィルタを各々持つ撮像素子を1つの基板上に3列配列してなる、いわゆる3ラインCCDを用い、この撮像素子面に原稿情報を結像させることにより、3原色に色分解されてカラーの原稿情報を信号化する光学系がある。
このような画像読取レンズでは、一般的に像面である撮像素子上において、高空間周波数領域での高いコントラストが要求されるとともに、開口効率が画角周辺部まで100%近くあることが要求されている。更に、カラー原稿を良好に読み取るために、像面上で赤、緑、青の各色の結像位置を光軸方向において合致させる必要があり、各色の色収差を良好に補正する必要がある。
従来、画素サイズが14μm、10μmといった比較的画素サイズの大きいCCDが用いられてきた。しかし現在では、画像読取装置の小型化のために4.7μmの画素サイズのCCDが使用されている。この画素サイズにおいて、読取密度600dpi(dot per inch)を実現しようとすると、結像倍率は0.11102倍となる。この場合、像面側周波数102本/mmの高解像度の読み取りが必要となってくる。さらに、CCDの画素サイズを小さくすると、電気信号に変換するための光量を多く必要とするため、従来よりもより大口径の画像読取レンズが要求される。
従来、高い画像品質が得られる画像読取レンズとしてはガウスタイプが用いられていた。しかしながら、この結像倍率、すなわち、0.11102倍付近で用いられるガウスタイプでは、Fナンバ(以下、F値ともいう。) が4程度までであれば良好に像面湾曲の補正が可能でありコマフレアが抑えられるが、Fナンバが3.5程度になると補正が難しくなる。ここで、Fナンバ(F値)とは、レンズの明るさを示す指標であり、値が大きいほど暗く、小さいほど明るいことを示す。また、コマフレアとは、光束が非対称なボケを形成し、シャープさの低下をもたらすことをいう。
Fナンバが4.0以下の結像レンズとしては、例えば、特許文献1に記載されている変形ガウス型レンズなどが一般的に知られているが、特許文献1に記載の変形ガウス型レンズでは、結像倍率が0.16535倍付近であって、CCDの画素サイズが7μmの場合に600dpiの読取密度が得られるにすぎず、画像読取装置の小型化のために4.7μmの画素サイズのCCDを用いた場合には、画素サイズの半分以下に倍率色収差を抑える必要があり、より色収差を補正した画像読取レンズが必要とされる。
ここで、レンズ材料の色収差(色分散)を評価する指標として、アッベ数なる数値が用いられる。一般的に、色収差の度合いが大きい(色分散が小さい)レンズ材料はアッベ数が小さく、色収差の度合いが小さい(色分散が大きい)レンズ材料はアッベ数が大きいといわれている。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、CCDの画素サイズが4.7μmであっても、結像倍率が0.11102倍付近で良好な結像性能が得られる変形ガウスタイプの画像読取レンズ、画像読取装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明における画像読取レンズは、物体側から像側へ向けて順に、正の屈折力を持つ第1群、正の屈折力を持つ第2群、負の屈折力を持つ第3群、絞り、負の屈折力を持つ第4群、正の屈折力を持つ第5群、正の屈折力を持つ第6群を配してなる画像読取レンズにおいて、前記第1群は、前記物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1レンズからなり、前記第2群は、前記物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズからなり、前記第3群は、前記物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズと、前記像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レンズとを接合してなり、前記第4群は、前記物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第5レンズからなり、前記第5群は、前記像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第6レンズからなり、前記第6群は、前記像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第7レンズからなり、f1を前記第1群の焦点距離、f2を前記第2群の焦点距離、n1を前記第1レンズの屈折率、n2を前記第2レンズの屈折率、ν1を前記第1レンズのアッベ数、ν2を前記第2レンズのアッベ数としたとき、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(1)0.9<f1/f2<2.2
(2)0.130<n1−n2<0.290
(3)−38<ν1−ν2<−25
また、本発明における画像読取レンズは、請求項1に記載の画像読取レンズにおいて、n3を前記第3レンズの屈折率、n4を前記第4レンズの屈折率、ν3を前記第3レンズのアッベ数、ν4を前記第4レンズのアッベ数としたとき、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(4)−0.360<n3−n4<0.290
(5)37<ν3−ν4<73
さらに、本発明における画像読取レンズは、請求項1又は2に記載の画像読取レンズにおいて、f12を前記第1群と第2群との合成焦点距離、f56を前記第5群と第6群との合成焦点距離としたとき、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(6)0.910<f12/f56<1.06
また、本発明における画像読取装置は、請求項1から3の何れか1項に記載の画像読取レンズを備えたことを特徴とする。
そして、本発明の画像形成装置は、請求項4に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、結像倍率が0.11102倍付近であって、CCDの画素サイズが4.7μmであっても、600dpiといった高密度読取を実現することができ、Fナンバ(F値)が4.0以下の十分な明るさを有し、色収差の度合いが大きい(色分散が小さい)画像読取レンズ、画像読取装置、及びこれを備えた画像形成装置を得ることができる。
本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズの基本構成を示す構造図である。 本発明の実施例1における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。 本発明の実施例2における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。 本発明の実施例3における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。 本発明の実施例4における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。 本発明の実施例5における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。 本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズを画像読取レンズとして用いた画像読取装置の構成について説明する構造図である。 本発明に実施形態における変形ガウスタイプレンズを画像読取レンズとして用いた画像形成装置の構成を示す構造図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化乃至省略する。まず始めに、本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズの基本構成について説明する。図1は、本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズの基本構成を示す構造図である。
図1に示すように、本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズの構成は、物体側(図の左側)から像側(図の右側)に向かって、正の屈折力を持つ第1群、正の屈折力を持つ第2群、負の屈折力を持つ第3群、絞り、負の屈折力を持つ第4群、正の屈折力を持つ第5群、正の屈折力を持つ第6群が配置されている。
そして、第1群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1レンズ1からなり、第2群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ2からなり、第3群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ3と、像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レンズ4とを接合してなり、第4群は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ5からなり、第5群は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第6レンズ6からなり、第6群は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第7レンズ7からなり、全体で画像読取レンズを構成している。なお、図1において、ndはレンズ材料の屈折率、νdはレンズ材料のアッベ数、rはレンズ面の曲率半径、dは面間隔をそれぞれ意味する。
本発明の実施形態における画像読取レンズによれば、f1を第1群の焦点距離、f2を第2群の焦点距離、n1を第1レンズの屈折率、n2を第2レンズの屈折率、ν1を第1レンズのアッベ数、ν2を第2レンズのアッベ数をした場合に、下記に示す条件式を満足する。
0.9<f1/f2<2.2 (1)
0.130<n1−n2<0.290 (2)
−38<ν1−ν2<−25 (3)
条件式(1)記載の条件は、第1群と第2群との焦点距離の比の関係を示したものであり、条件式(1)の下限値を下回ると、球面収差が負側に倒れてしまい、また、上限値を超えると、高次の球面収差が発生しやすくなり、いずれの場合も良好な解像性能を得られなくなってしまう。
条件式(2)及び条件式(3)は、第1レンズと第2レンズとの間の屈折率とアッベ数の範囲を規制するものである。屈折率とアッベ数が、条件式(2)及び条件式(3)の範囲内であれば、軸外のコマ収差を抑制するという効果があり、条件式(2)及び条件式(3)において、上限値を超えると上側ゾーナル光線が負側に倒れ易く良好な解像性能が得られにくくなる。また、条件式(2)及び条件式(3)において、下限値を下回ると下側ゾーナル光線が負側に倒れやすく、同様に良好な解像性能が得られにくくなる。したがって、これらの条件式(2)及び条件式(3)を満足することにより、良好な結像性能を有する画像読取レンズを得ることができる。
次に、本発明の実施形態における画像読取レンズによれば、n3を第3レンズの屈折率、n4を第4レンズの屈折率、ν3を第3レンズのアッベ数、ν4を第4レンズのアッベ数とした場合に、下記に示す条件式を満足する。
−0.360<n3−n4<0.290 (4)
37<ν3−ν4<73 (5)
条件式(4)及び条件式(5)は、第3レンズと第4レンズとの間の屈折率とアッベ数の範囲を規制するものである。条件式(4)の下限値を下回ると、ペッツバール和が大きくなり像面が負側に倒れ易くなる。一方、条件式(4)の上限値を超えると、ペッツバール和が小さくなり像面が正側に倒れ易くなる。また、条件式(5)の下限値を下回ると、軸上の色収差が発生しやすくなる一方、条件式(5)の上限値を超えると倍率の色収差が発生しやすくなり、良好な結像性能を得られにくくなる。したがって、これらの条件式(4)及び条件式(5)を満足することにより、良好な結像性能を有する画像読取レンズを得ることができる。
さらに、f12を第1群と第2群とを合成した焦点距離、f67を第5群と第6群を合成した焦点距離とした場合に、下記に示す条件式を満足する。
0.91<f12/f56<1.06 (6)
条件式(6)は、第1群と第2群との合成焦点距離と、第6群と第7群との合成焦点距離の比を規制するものであり、条件式(6)の下限値を下回ると、第1群及び第2群の屈折力を弱め、レンズの大型化を招くと共にディストーションが負側に倒れる傾向がある。一方、条件式(6)の上限値を超えると、同様に第5群及び第6群の屈折力を弱め、レンズの大型化を招くと共にディストーションが正側に倒れる傾向がある。この条件式(6)を満足することにより、画像読取レンズの小型、低コストが実現できる。
次に、本発明の具体的な実施例について以下説明する。各実施例における記号のそれぞれの意味は、次の通りである。
f :全系の合成焦点距離
FNo :Fナンバ(F値)
m :結像倍率
Y :物体高
r :レンズ面の曲率半径
d :面間隔
nd :レンズ材料の屈折率
νd :レンズ材料のアッベ数
f=50.99、FNo=3.30、m=0.11102、Y=152.4
Figure 2012118332
この実施例1における収差曲線図を図2に示す。図2は、本発明の実施例1における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。この収差図中のC線、F線、e線、及びg線は、それぞれ、フラウンホーファー線のC線(656.281nm)、F線(486.134nm)、e線(438.355nm)、及びg線(430.790nm)に対応する収差を表す。
f:51.05、FNo=3.36、m=0.11102、Y=152.4
Figure 2012118332
この実施例2における収差曲線図を図3に示す。図3は、本発明の実施例2における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。この収差図中のC線、F線、e線、及びg線に関しては上述したとおりである。
f:51.02、FNo=3.42、m=0.11102、Y=152.4
Figure 2012118332
この実施例3における収差曲線図を図4に示す。図4は、本発明の実施例3における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。この収差図中のC線、F線、e線、及びg線に関しては上述したとおりである。
f:51.02、FNo=3.51、m=0.11102、Y=152.4
Figure 2012118332
この実施例4における収差曲線図を図5に示す。図5は、本発明の実施例4における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。この収差図中のC線、F線、e線、g線に関しては上述したとおりである。
f:50.96、FNo=3.51、m=0.11102、Y=152.4
Figure 2012118332
この実施例5における収差曲線図を図6に示す。図6は、本発明の実施例5における変形ガウスタイプレンズの収差曲線図である。この収差図中のC線、F線、e線、及びg線に関しては上述したとおりである。
上記、各実施例1から5における値を、条件式(1)から(6)に代入して演算を行い、その結果を下表に示す。
Figure 2012118332
この演算結果からも分かるように、本実施例1から5で用いた値を有する変形ガウスタイプレンズは、上記の条件式(1)から(6)をすべて満足する。
なお、条件式(1)における焦点距離fは、
n:レンズ材質の屈折率
r1:レンズ前面の曲率半径
r2:レンズ後面の曲率半径
d:レンズの厚さ
とした場合に、次式で算出される。
f=1/[(n−1)*(1/r1−1/r2)+(n−1)2*d/(n*r1*r2)] (7)
また、条件式(6)における合成焦点距離fsは、
f1、f2:それぞれのレンズの焦点距離
d:レンズ間距離
とした場合に、次式で算出される。
fs=f1*f2/(f1+f2−d) (8)
そして、上記条件式(1)から(6)をすべて満たす変形ガウスタイプレンズ(画像読取レンズ)はすべてガラスレンズとし、砒素、鉛等の有害物質を含有していないものとする。これにより、画像読取レンズの材料のリサイクル化が可能となり、加工時の廃液による水質汚染等を生じることもなく地球環境保全に大いに貢献することが可能となる。
次に、本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズを画像読取レンズとして用いた画像読取装置の構成について説明する。図7は、本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズを画像読取レンズとして用いた画像読取装置の構成について説明する構造図である。
図7において、画像読取装置200は、原稿載置ガラス31、第1走行体33、第2走行体34、画像読取レンズ35、撮像素子36とから構成されている。そして、画像を読み取られる原稿32は、原稿載置ガラス31の上面に平面的に定置される。第1走行体33は、図面に直交する方向を長手方向とし、原稿載置ガラス31の原稿載置面に対して表面を45度傾けたミラー33cを保持し、符号33で示す位置から符号33’で示す位置まで一定速度Vで移動する。
第1走行体33はまた、照明手段として、図面に直交する方向を長手方向とする蛍光ランプ33a及び反射鏡33bを保持している。蛍光ランプ33aは、第1走行体33が図面の右側へ移動するときに発光し、原稿載置ガラス31上の原稿32を照明する。したがって、第1走行体33が符号33’で示す位置まで変位する間に原稿32は照明走査される。
蛍光ランプ33aとしては、ハロゲンランプや、キセノンランプ、冷陰極管等の管灯を用いても構わないし、LED(Light Emitting Diode)等の点光源を用いて一列に並べたもの、若しくは点光源を線光源に変換する導光体を用いた線状光源を用いることも可能であり、さらには有機EL(Electro Luminescence)に代表される面発光光源を用いることも可能である。
第2走行体34は、図面に直交する方向に長く、表面を互いに直交的に傾けた1対のミラー34a、34bを保持し、第1走行体33の移動に同期して符号34’で示す位置まで一定速度:V/2で移動する。
原稿32が照明走査されるとき、原稿32の被照明部からの反射光は第1走行体33のミラー33cにより反射され、第2走行体34のミラー34a、34bで順次反射され、結像光束として画像読取レンズ35に入射する。このとき、第1走行体33と第2走行体34の速度比が2:1となっているので、原稿被照明部から画像読取レンズ35に至る光路長が一定に保たれる。
画像読取レンズ35に入射した結像光束は、画像読取レンズ35の結像作用により、撮像素子36の受光面に原稿32の縮小像を結像する。撮像素子36はCCDラインセンサであり、微小な図示しない光電変換部が図面に直交する方向へ密接して配列しており、原稿32の照明走査に伴い、原稿画像を画素単位の電気信号として出力する。この電気信号は図示しないA/D変換等の信号処理を受けて画像信号となり、必要に応じて図示しないメモリに記憶される。
なお、撮像素子36は、結像画像を3色(赤、緑、青)に色分解して色情報を読み取ることができ、各光電変換部で変換された電気信号を合成することでカラー原稿を読み取ることができる。
図7に示した画像読取レンズ35に本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズを用いることで小型化が可能となる。
次に、本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズを画像読取レンズとして用いた画像読取装置を備えた画像形成装置の構成について説明する。図8は、本発明に実施形態における変形ガウスタイプレンズを画像読取レンズとして用いた画像形成装置の構成を示す構造図である。
この画像形成装置300は、上部に位置する画像読取装置200と、その下位に位置する画像形成部100とを有する。画像読取装置200の各部分は、図7に即して説明したものと同様のものであり、各部には図7と同じ符号を付してある。
画像読取装置200における3ラインのCCDラインセンサであるラインセンサ(撮像素子)36から出力される画像信号は信号処理部120に送られ、信号処理部120において処理されて、書込み用の信号(イエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の各色を書き込むための信号)に変換される。
画像形成部100は、潜像担持体として円筒状に形成された光導電性の感光体110を有し、その周囲に、帯電手段としての帯電ローラ111、リボルバ式の現像装置113、転写ベルト114、クリーニング装置115が配設されている。帯電手段としては帯電ローラ111に代えてコロナチャージャを用いることもできる。
信号処理部120から書き込み用の信号を受けて、光走査により感光体110に書き込みを行う光走査装置117は、帯電ローラ111と現像装置113との間において感光体110の光走査を行うようになっている。
画像形成部100の下部には、定着装置116、カセット118、レジストローラ対119、給紙コロ122、トレイ121がそれぞれ設けられ、記録媒体としての転写紙Sに画像が形成され、トレイ121から排出される。
画像形成を行うときは、光導電性の感光体110が時計回りに等速回転し、その表面が帯電ローラ111により均一に帯電され、光走査装置117のレーザビームの光書き込みによる露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像はいわゆる「ネガ潜像」であって、画像部が露光されている。
画像の書込みは、感光体110の回転にしたがい、イエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像、及び黒画像の順に行われ、形成された静電潜像はリボルバ式の現像装置113の各現像ユニットY(イエロートナーによる現像)、M(マゼンタトナーによる現像)、C(シアントナーによる現像)、及びK(黒トナーによる現像)により順次反転現像されて「ポジ画像」として可視化され、得られた各色のトナー画像は、転写ベルト114上に、転写電圧印加ローラ114Aにより順次転写され、上記各色トナー画像が転写ベルト114上で重ね合わせられてカラー画像となる。
転写紙Sを収納したカセット118は、画像形成部100本体に脱着可能であり、図8のごとく装着された状態において、収納された転写紙Sの最上位の1枚が給紙コロ122により給紙され、給紙された転写紙Sはその先端部をレジストローラ対119に捕えられる。
レジストローラ対119は、転写ベルト114上のトナーによるカラー画像が転写位置へ移動するタイミングに合わせて転写紙Sを転写部へ送り込む。送り込まれた転写紙Sは、転写部においてカラー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114Bの作用によりカラー画像を静電転写される。転写ローラ114Bは、転写時に転写紙Sをカラー画像に押圧させる。
カラー画像を転写された転写紙Sは定着装置116へ送られ、定着装置116においてカラー画像が定着され、図示しないガイド手段による搬送路を通り、図示しない排紙ローラ対によりトレイ121上に排出される。各色トナー画像が転写される度に、感光体110の表面はクリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
なお、図8においては、本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズを画像読取レンズとして用いた画像読取装置を備えたカラー画像形成装置について説明したが、本発明の実施形態における変形ガウスタイプレンズを画像読取レンズをとして用いた画像読取装置を、モノクロ画像形成装置に備えても良いことはもちろんである。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨及び範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正及び変更が可能である。
100 画像形成部
110 感光体
111 帯電ローラ
113 現像装置
114 転写ベルト
114A 転写電圧印加ローラ
114B 転写ローラ
115 クリーニング装置
116 定着装置
117 光走査装置
118 カセット
119 レジストローラ対
120 信号処理部
121 トレイ
122 給紙コロ
200 画像読取装置
31 原稿載置ガラス
32 原稿
33 第1走行体
33a 蛍光ランプ
33b 反射鏡
33c、34a、34b ミラー
34 第2走行体
35 画像読取レンズ
36 撮像素子
300 画像形成装置
特開平10−333028号公報

Claims (5)

  1. 物体側から像側へ向けて順に、正の屈折力を持つ第1群、正の屈折力を持つ第2群、負の屈折力を持つ第3群、絞り、負の屈折力を持つ第4群、正の屈折力を持つ第5群、正の屈折力を持つ第6群を配してなる画像読取レンズにおいて、
    前記第1群は、前記物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1レンズからなり、
    前記第2群は、前記物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズからなり、
    前記第3群は、前記物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズと、前記像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レンズとを接合してなり、
    前記第4群は、前記物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第5レンズからなり、
    前記第5群は、前記像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第6レンズからなり、
    前記第6群は、前記像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第7レンズからなり、
    f1を前記第1群の焦点距離、f2を前記第2群の焦点距離、n1を前記第1レンズの屈折率、n2を前記第2レンズの屈折率、ν1を前記第1レンズのアッベ数、ν2を前記第2レンズのアッベ数としたとき、以下の条件式を満足することを特徴とする画像読取レンズ。
    (1)0.9<f1/f2<2.2
    (2)0.130<n1−n2<0.290
    (3)−38<ν1−ν2<−25
  2. n3を前記第3レンズの屈折率、n4を前記第4レンズの屈折率、ν3を前記第3レンズのアッベ数、ν4を前記第4レンズのアッベ数としたとき、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の画像読取レンズ。
    (4)−0.360<n3−n4<0.290
    (5)37<ν3−ν4<73
  3. f12を前記第1群と第2群との合成焦点距離、f56を前記第5群と第6群との合成焦点距離としたとき、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取レンズ。
    (6)0.910<f12/f56<1.06
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の画像読取レンズを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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