JP2012118637A - 認証システム、入力装置、認証プログラム - Google Patents

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寛 竹中
Jun Maruyama
潤 丸山
Yoshitaka Emoto
佳隆 江本
Tomohiro Hosokawa
知宏 細川
Shigeru Kobayashi
茂 小林
Noriya Suzuki
宣也 鈴木
Toru Akaha
亨 赤羽
Naoko Yamakawa
尚子 山川
Yuhei Yamamoto
雄平 山本
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Abstract

【課題】静電容量方式のタッチパネル装置において、簡単な構造及び操作によって認証を可能にする。
【解決手段】認証システム1は、静電容量方式のタッチパネルを用いたタブレット型コンピュータ3と、電子印鑑5とを備えている。電子印鑑5は、タブレット型コンピュータ3に対して、静電容量の変化からなる識別情報を入力可能である。タブレット型コンピュータ3は、入力された識別情報に対して認証を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、認証システム、特に、静電容量方式のタッチパネル装置を用いた認証システムに関する。
タッチパネルには、抵抗膜方式、赤外線方式、静電容量方式、超音波方式といった複数の方式がある。静電容量方式は、静電容量の変化を利用して位置検出を行う方式である。静電容量方式は、表面型と投影型の2種類に分かれる。表面型は1シート状の透明電極を用いたアナログ検出方法であり、投影型はX−Yの格子状の駆動電極を用いた積算検出方法である。
このようなタッチパネルは、例えばタブレット型コンピュータに採用される等して、普及が進んでいる。そして、従来の紙ベースで行う作業も、タッチパネルが搭載されたタブレット型コンピュータで行われることが望まれているケースがある。例えば、文書情報に対して捺印を行う作業をタブレット型コンピュータのタッチパネルで実行するための電子捺印装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
一般に静電容量方式のタッチパネルは、操作者が指を使って入力を行うことを想定している。したがって、指以外の手段によって特定の情報を入力することについては、従来では具体的な解決方法が検討されてこなかった。そのため、電子捺印装置を静電容量方式のタッチパネルで実現する場合に、簡単な構造及び操作で識別情報を入力可能とすることが実現されていなかった。
本発明の課題は、静電容量方式のタッチパネル装置において、簡単な構造及び操作によって認証を可能にすることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合わせることができる。
本発明の一見地に係る認証システムは、静電容量方式のタッチパネル装置と、入力装置とを備えている。入力装置は、タッチパネル装置に対して、静電容量の変化からなる識別情報を入力可能である。タッチパネル装置は、入力された識別情報に対して認証を行う。
このシステムでは、入力装置が静電容量の変化からなる識別情報をタッチパネル装置に対して入力すれば、タッチパネル装置が入力された識別情報に対して認証を行う。このように簡単な構造及び操作によって、静電容量方式のタッチパネル装置を用いた認証が可能になっている。
タッチパネル装置は、入力装置からの識別情報を認証した後に、入力装置ごとに異なる動作を実行してもよい。
このシステムでは、操作者は、自分が用いた入力装置による認証が正しく行われた場合に、タッチパネル装置の動作に基づいてそのことを知ることができる。
タッチパネル装置は、入力装置からの識別情報を認証した後に、入力装置を特定する情報を表示してもよい。
このシステムでは、例えば、判子を紙に押したときに印鑑画像が映るように、入力装置を特定する情報がタッチパネル装置の表面に表示される。これにより、操作者は、自分が用いた入力装置による認証が正しく行われた場合に、タッチパネル装置の動作に基づいてそのことを知ることができる。
タッチパネル装置は、静電容量方式のタッチパネルと、記憶部と、表示部とを備えていてもよい。記憶部は、タッチパネルが検出した識別情報を記憶する。表示部は、記憶部に記憶された識別情報に基づいて、入力装置に対応する画像を表示する。
このシステムでは、記憶部に記憶された識別情報に基づいて、入力装置に対応する画像が表示される。これにより、操作者は、自分が用いた入力装置による認証が正しく行われた場合に、タッチパネル装置の表示に基づいてそのことを知ることができる。
入力装置は、第1導電性接触部と、第2導電性接触部と、断続器と、制御部とを有していてもよい。第1導電性接触部は、タッチパネル装置の表面に接触する。第2導電性接触部は、人間の指が接触可能である。断続器は、第1導電性接触部と第2導電性接触部との間に設けられている。制御部は、断続器を所定のパターンで断続動作させる。
このシステムでは、制御部が断続器を所定のパターンで断続動作させると、第1導電性接触部と第2導電性接触部は連通と切断を繰り返す。これにより、所定のパターンの静電容量の変化からなる識別情報が、タッチパネル装置によって検出される。
第1導電性接触部は、弾性変形可能な部材を有していてもよい。
このシステムでは、第1導電性接触部が全体的にタッチパネル装置の表面に接触するので、識別情報が安定的にタッチパネル装置に入力される。
断続器は、第1導電性接触部がタッチパネル装置の表面からの反力によって押されることで制御部を動作状態にするスイッチをさらに有していてもよい。
このシステムでは、操作者が入力装置をタッチパネル装置の表面に押し付けることで、スイッチが制御部を動作状態にして、その結果、入力装置からタッチパネル装置に識別情報が入力される。つまり、操作者が入力装置をタッチパネル装置に押し付けた状態を維持することで、入力装置とタッチパネル装置の通信が安定的に行われる。
入力装置は、断続器を収容しており、先端に第1導電性接触部が露出した状態で配置され、操作者の指が接触する位置に第2導電性接触部が露出した状態で配置される筐体をさらに有していてもよい。
このシステムでは、操作者が筐体を持つときに指が第2導電性接触部に接触するので、操作者は、第2導電性接触部に触れることをあまり意識することなく、入力装置を用いて識別情報をタッチパネル装置に入力できる。
本発明の他の見地に係る入力装置は、静電容量方式のタッチパネル装置に対して、静電容量の変化からなる識別情報を入力可能な入力装置である。入力装置は、第1導電性接触部と、第2導電性接触部と、断続器と、制御部とを有している。第1導電性接触部は、タッチパネル装置の表面に接触する。第2導電性接触部は、人間の指が接触可能である断続器は、第1導電性接触部と第2導電性接触部との間に設けられている。制御部は、断続器を所定のパターンで断続動作させる。
本発明のさらに他の見地に係る認証プログラムは、静電容量方式のタッチパネル装置において、静電容量の変化からなる識別情報を認証するものであり、以下のステップを含む方法をコンピュータに実行させる。
◎識別情報が入力されたときに識別情報を検出するステップ
◎識別情報からタッチダウン又はタッチアップの時間間隔を計測するステップ
◎計測結果を認証データと照合するステップ
◎照合結果を報知するステップ
本発明に係る認証システムでは、静電容量方式のタッチパネル装置において、簡単な操作によって認証が可能になる。
認証システムの概略構成を示すブロック図。 電子印鑑の斜視図。 電子印鑑の分解斜視図。 電子印鑑の概略断面図。 スイッチングリレーの動作原理を示す模式図。 スイッチングリレーの動作原理を示す模式図。 電子印鑑の動作フローチャート。 タブレット型コンピュータの動作フローチャート。 第1の種類の電子印鑑による識別情報を示すグラフ。 第2の種類の電子印鑑による識別情報を示すグラフ。 電子印鑑受付状態にあるタブレット型コンピュータの平面図。 承認不可表示状態にあるタブレット型コンピュータの平面図。
(1)認証システムの基本構成
図1を用いて、本発明の一実施形態としての認証システム1を説明する。図1は、認証システムの概略構成を示すブロック図である。
認証システム1は、タブレット型コンピュータ3と、電子印鑑5とを備えている。電子印鑑5は、タブレット型コンピュータ3に対して、静電容量の変化からなる識別情報を入力可能な認証器である。タブレット型コンピュータ3は、入力された識別情報に対して認証を行う。
(2)タブレット型コンピュータ
タブレット型コンピュータ3は、主に、タッチパネル7と、ディスプレイ9と、制御部11とを有している。タッチパネル7は、静電容量方式のタッチパネルである。ディスプレイ9は、例えば、液晶ディスプレイである。
制御部11は、タッチパネル7に信号が入力されると、それに基づいて情報処理を行い、さらにディスプレイ9に各種表示を行わせる。制御部11は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータであり、認証部13、表示制御部15、入力データ記憶部17、認証データ記憶部19、タイマー部21、及び表示データ記憶部23を有している。入力データ記憶部17には、電子印鑑5から入力された識別情報が保存される。認証データ記憶部19には、認証部13が認証を行う認証データが予め保存されている。認証データとは、識別情報に対応するデータである。タイマー部21は、必要に応じて生成され、タッチダウン及びタッチアップの時間間隔を計測する。表示データ記憶部23には、認証データに対応する表示データと、承認不可を示す表示データとが予め保存されている。認証データに対応する表示データとは、この実施形態では、印鑑画像である。
認証部13は、タッチパネル7が検出した識別情報を入力データ記憶部17に記憶させ、続いて、入力データ記憶部17に記憶された入力データを認証データ記憶部19に記憶された認証データと照合する。認証部13は、入力データに対応する認証データがある場合は表示制御部15にその旨を通知し、入力データに対応する認証データがない場合は表示制御部15にその旨を通知する。なお、認証部13は、電子印鑑5の押捺位置すなわち座標位置を検出する機能も有している。
表示制御部15は、認証部13からの指示に従って、表示データ記憶部23に記憶された表示データをディスプレイ9に表示する。
(3)電子印鑑
図2〜図6を用いて、電子印鑑5の構造及び動作を説明する。図2は電子印鑑の斜視図であり、図3は電子印鑑の分解斜視図であり、図4は電子印鑑の概略断面図であり、図5及び図6はスイッチングリレーの動作原理を示す模式図である。
電子印鑑5は、タッチパネル7に対して人間の指の延長として機能する導電部材であり、さらに複数回の電気的断続によってタッチパネル7の表面に静電容量の変化を生じさせる装置である。言い換えると、電子印鑑5は、人間の指がタッチパネルに着いたり離れたりするの同様の所定の動作を行って、電子印鑑5ごとの識別情報をタッチパネルに入力する。なお、印鑑として機能するために、識別情報は電子印鑑5ごとに異なる。
より詳細には、電子印鑑5は、筐体25と、マイコン制御部27と、バッテリ29と、導電性スポンジ31と、台座33と、銅箔テープ35と、スポンジ37と、タクトスイッチ39と、スイッチングリレー41と、銅釘43と、第1導電線45と、第2導電線47とを有している。なお、図2〜図4において、図左側を第1側として、図右側を第2側とする。
筐体25は、一方向に長く伸びて電子印鑑5の外観を構成する部材である。筐体25は、例えば、プラスチック等の非導電性材料からなる。筐体25は、図2〜図4に示すように、上側カバー25Aと、下側カバー25Bと、底側カバー25Cとを有している。筐体25は、第1側に開口端部25aを有しており、開口端部25aに導電性スポンジ31が配置されている。
マイコン制御部27は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータである。マイコン制御部27は、図5及び図6に示すように、当該電子印鑑に関する固有の識別情報を保存する識別情報記憶部27aと、識別情報を送信する情報送信部27bとを有している。識別情報とは、所定のオンオフの組合せからなるパターンである。
導電性スポンジ31は、タブレット型コンピュータ3のタッチパネル7に接触する部材である。導電性スポンジ31は、平坦な主面を有しており、導電性及び可撓性を有している。可撓性を有することで、導電性スポンジ31が全体的にタブレット型コンピュータ3の表面に接触するので、識別情報が安定的にタブレット型コンピュータ3に入力される。
台座33は、導電性スポンジ31を受けるための部材であり、例えばプラスチック等の非導電性材料からなる。導電性スポンジ31は、台座33の第1側の面に固定されている。台座33は、フランジ33aを有しており、それにより筐体25の開口端部25aからの飛び出しが制限されている。
銅箔テープ35は、台座33の第1側の面と第2側の面とにわたって延びており、一端が導電性スポンジ31に接続されている。
スポンジ37は、台座33の第2側に配置されている。スポンジ37は、非導電性の材料からなる。
タクトスイッチ39は、スポンジ37の第2側に配置されている。タクトスイッチ39は、スポンジ37から所定の荷重が作用すると、バッテリ29とマイコン制御部27を接続する。すると、バッテリ29からマイコン制御部27に電力供給が開始されする。また、タクトスイッチ39は、スポンジ37から所定の荷重が取り除かれると、バッテリ29とマイコン制御部27とを遮断する。すると、バッテリ29からマイコン制御部27への電力供給が停止される。
スイッチングリレー41は、機械構造的には、タクトスイッチ39の第2側に配置されている。スイッチングリレー41は、電気的には、銅箔テープ35(つまり、導電性スポンジ31)と銅釘43との間に配置されている(後述)。
第1導電線45は、銅箔テープ35とスイッチングリレー41とを電気的に接続している。
第2導電線47は、スイッチングリレー41と銅釘43とを電気的に接続している。
銅釘43は、筐体25の上側カバー25Aに設けられた穴あき凹部25Dに設けられており、頭部が露出して配置されている。したがって、操作者が筐体25を持つときに指が自然と銅釘43の頭部に接触する。つまり、操作者は、銅釘43に触れることをあまり意識することなく、電子印鑑5を用いて識別情報をタブレット型コンピュータ3に入力できる。
図5及び図6を用いて、スイッチングリレー41の構造及び動作を説明する。
スイッチングリレー41は、マイコン制御部27の情報送信部27bからの駆動によって所定のパターンでオンオフを繰り返す装置である。スイッチングリレー41は、主に、磁鉄51と、鉄片53と、接触片55と、操作コイル57とを有している。磁鉄51は、鉄心51aと、支持部51bとを有している。鉄心51aには、操作コイル57の一部が巻かれている。支持部51bは、鉄片53を揺動自在に支持している。鉄片53は、一端が支持部51bの上端に揺動自在に支持され、他端が鉄心51aの上端に離反及び接近が可能となっている。接触片55は、鉄片53に設けられ、一端が鉄片53に固定され、他端が鉄片53からさらに延びている。接触片55は、第2導電線47と電気的に接続されている。接触片55は、鉄片53の移動によって、第1導電線45と電気的に接続及び離反する。操作コイル57は、一部が鉄心51aに巻かれ、両端部がマイコン制御部27に接続されている。
マイコン制御部27は、バッテリ29から供給される電力に基づいて動作する。マイコン制御部27は、スイッチングリレー41を所定のパターンで断続動作させる制御を行う。より具体的には、情報送信部27bが、識別情報記憶部27aから印鑑固有のデータを受け取り、データのパターンに合わせて操作コイル57に電流を供給及び遮断を繰り返す。それにより、スイッチングリレー41は断続動作を行う。
図5では、スイッチングリレー41は切断状態になっており、したがって操作者の指が銅釘43を触れておりしかも導電性スポンジ31がタッチパネル7に接触していても、電子印鑑5は、人間の指としてはタッチパネル7から離れた状態(タッチアップ)を実現している。図6では、スイッチングリレー41は接続状態になっており、したがって操作者の指が銅釘43を触れておりしかも導電性スポンジ31がタッチパネル7に接触していれば、電子印鑑5が、人間の指としてはタッチパネル7に触れた状態(タッチダウン)を実現している。
このようにスイッチングリレー41が所定のパターンで断続することで、所定のパターンの静電容量の変化からなる識別情報がタブレット型コンピュータ3に入力される。
以上に述べた電子印鑑5の動作をまとめとると、以下の通りである。操作者が電子印鑑5をタブレット型コンピュータ3の表面に押し付けることで、導電性スポンジ31がタブレット型コンピュータ3の表面からの反力によって押されてタクトスイッチ39が駆動され、次にタクトスイッチ39がマイコン制御部27を動作状態にして、それによりマイコン制御部27がスイッチングリレー41に断続動作を行わせる。その結果、タブレット型コンピュータ3に静電容量の変化としての識別情報が入力される。
(4)認証制御動作
(4−1)全体の概略制御動作
図7を用いて、認証制御動作の概略を説明する。
なお、認証制御動作時には、タブレット型コンピュータ3のディスプレイ9には、例えば、図11に示すように、承認を求める書類情報と、電子印鑑を押し当てる部分である第1印鑑押当部分7a、第2印鑑押当部分7b、第3印鑑押当部分7cが表示されている。
操作者が電子印鑑5をタブレット型コンピュータ3のタッチパネル7に押し付けると、タクトスイッチ39がオンされて、バッテリ29からマイコン制御部27に電力が供給される。これにより、マイコン制御部27がスイッチングリレー41に対して電力オンと電力オフとを繰り返す。電力オンによってスイッチングリレー41は連通状態になり、その結果、タッチパネル7にはタッチダウンが入力される。電力オフによってスイッチングリレー41は遮断状態になり、その結果、タッチパネル7にはタッチアップが入力される。
タッチダウン又はタッチアップが入力されると、タイマー部21が時間計測を開始する。なお、このときに、表示制御部15は、受信中であることの表示をディスプレイ9に表示させる。
認証部13は、タイマー部21からの情報に基づいて、タッチダウン又はタッチアップの時間間隔を入力データ記憶部17に記憶する。
以上のステップは、400ms以上のタッチアップを検出するまで繰り返される。そして、次に、認証部13は、入力データ記憶部17に保存された入力データに一致する認証データが認証データ記憶部19に存在するか否か、さらには入力データが電子印鑑5の押し当てられた箇所に正しく対応したものであるか否かを調べる。この照合作業により、用いられた電子印鑑5が正しいものか否かが判定される。用いられた電子印鑑5が正しい場合には、表示制御部15が、用いられた電子印鑑5に対応する印鑑画像を表示データ記憶部23から取り出し、それをディスプレイ9に表示させる。
(4−2)電子印鑑の制御動作
図7を用いて、電子印鑑5の制御を説明する。図7は、電子印鑑の動作フローチャートである。なお、以下の説明では、主に、電子印鑑5のマイコン制御部27(つまり、情報送信部27b)が動作主体である。
ステップS1では、電子印鑑5がタッチパネル7に押されることで、タクトスイッチ39がオンされる。これにより、マイコン制御部27にバッテリ29から電力が供給される。これにより、ステップS2〜S8において、マイコン制御部27は、スイッチングリレー41に所定の電力オンオフの組み合わせからなる制御信号を送信開始する。
ステップS2では、マイコン制御部27は、スイッチングリレー41をオンにする。
ステップS3では、マイコン制御部27は、スイッチングリレー41を所定時間オン状態に維持する。
ステップS4では、マイコン制御部27は、スイッチングリレー41をオフにする。
ステップS5では、マイコン制御部27は、スイッチングリレー41を所定時間オフ状態に維持する。
ステップS6では、マイコン制御部27は、データ送信完了か否かを判断する。データ送信完了でなければ、プロセスはステップS2に戻る。データ送信完了であれば、プロセスはステップS7に移行する。
ステップS7では、マイコン制御部27は、スイッチングリレー41を送信完了間隔である400msだけオフ状態を維持する。ステップS8が終了すると、プロセスはステップS1に戻り、次に電子印鑑5がタッチパネル7に押されるのを待つ。
(4−3)タブレット型コンピュータの制御動作
図8を用いて、タブレット型コンピュータ3の制御を説明する。図8は、タブレット型コンピュータの動作フローチャートである。なお、以下の説明では、主に、タブレット型コンピュータ3の制御部11が動作主体である。
ステップS11では、タイマー部21が動作可能となる。
ステップS12では、認証部13は、タッチパネル7に入力されたタッチダウン又はタッチアップが受信されるの待つ。
ステップS13では、認証部13は、タッチダウン又はタッチアップの時間間隔を入力データ記憶部17の第1配列に記憶する。
ステップS14では、認証部13は、タイマー部21の値をリセットさせる。
ステップS15では、認証部13は、入力データ記憶部17の第1配列に記憶された最新のタッチダウン又はタッチアップの時間間隔が400ms付近であるか否かを判断する。400ms付近であれば、プロセスはステップS16に移行する。400ms付近でなければ、プロセスはステップS12に戻り、次のタッチダウン又はタッチアップが入力されるのを待つ。
ステップS16では、認証部13は、入力データ記憶部17の第1配列に記憶された一連のタッチダウン又はタッチアップの時間間隔に関して、200ms付近のものについては入力データ記憶部17の第2配列に「1」を格納し、100ms付近のものについては入力データ記憶部17の第2配列に「0」を格納する。これにより、電子印鑑5によって生じた静電量変化のパターンが、1と0の配列パターンとして入力データ記憶部17に保存される。
図9及び図10を用いて、タッチダウンとタッチアップのパターンと受信側の解釈との関係を説明する。図9は、第1の種類の電子印鑑による識別情報を示すグラフであり、図10は第2の種類の電子印鑑による識別情報を示すグラフである。
図9に示された電子印鑑5の所定パターンは、接地0.1秒−非接地0.1秒−接地0.2秒−非接地0.2秒−接地0.1秒−非接地0.4秒の繰り返しである。これにより、タブレット型コンピュータ3の入力データ記憶部17には、「00110」が保存される。非接地0.4秒は、タブレット型コンピュータ3には、終了信号として解釈される。
図10に示された電子印鑑5の所定パターンは、接地0.2秒−非接地0.2秒−接地0.1秒−非接地0.1秒−接地0.1秒−非接地0.4秒の繰り返しである。これにより、タブレット型コンピュータ3の入力データ記憶部17には、「11000」が保存される。非接地0.4秒は、タブレット型コンピュータ3には、終了信号として解釈される。
この実施形態では、スイッチングリレーをマイコン制御することで、人間の指では実現できないスピードで特定のタッチパターンを構成するタッチアップ及びタッチダウンをタブレット型コンピュータ3に入力している。
特に、タブレット型コンピュータ3が人間の指の押し方(位置、数、面積、押圧力)にのみ反応するように設定されるいるような場合でも、電子印鑑5を人間の指と同等の機能を実現するように構成することで、そのようなタブレット型コンピュータ3に識別情報を入力することができる。
また、操作者は、電子印鑑5をタブレット型コンピュータ3に押し付けるときに、通常の印鑑を紙に押すときと同様の感覚が得られるので、電子印鑑5を用いることに抵抗感を感じない。
さらに、電子印鑑5がタブレット型コンピュータ3に押し当てられてタッチパネル7から電子印鑑5側に反力が作用した瞬間から、電子印鑑5から識別信号がタブレット型コンピュータ3に入力される。つまり、操作者が電子印鑑5をタブレット型コンピュータ3に押し付けた状態を維持することで、電子印鑑5とタブレット型コンピュータ3の通信が安定的に行われる。
ステップS17では、認証部13は、入力データ記憶部17に保存された識別情報に対応する認証データが認証データ記憶部19に保存されているか否か、さらには当該入力データが電子印鑑5の押し当てられた箇所に正しく対応したものであるか否かを調べる。入力データが電子印鑑5の押し当てられた箇所に正しく対応していない場合とは、例えば部長印が押されるべき箇所に課長印が押された場合である。両方ともYesの場合は、プロセスはステップS18に移行する。一方でもNoの場合は、プロセスはステップS19に移行する。
ステップS18では、認証部13からの指示に基づいて、表示制御部15は、対応する印鑑の印鑑画像データを表示データ記憶部23から取り出して、ディスプレイ9に表示する。例えば、図11に示すように、山本印である電子印鑑5が第1印鑑押当部分7aに正しく押されると、第1印鑑押当部分7aに「山本」の印鑑画像が表示される。
このように、タブレット型コンピュータ3は、電子印鑑5からの識別情報を認証した後に、電子印鑑5を特定する情報を表示する。つまり、例えば、判子を紙に押したときに印鑑画像が映るように、電子印鑑5を特定する情報がタブレット型コンピュータ3の表面に表示される。これにより、操作者は、自分の電子印鑑5による認証が正しく行われた場合に、タブレット型コンピュータ3の動作に基づいてそのことを知ることができる
なお、認証部13は、印鑑画像を付加して文書ファイルを保存する。
ステップS19では、認証部13は、表示制御部15に「承認不可」の表示をディスプレイ9に表示させる。例えば、図12に示すように、書類の承認不可が表示される。なお、図12は、承認不可表示状態にあるタブレット型コンピュータの平面図である。
(5)特徴
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(A)認証システム1は、タブレット型コンピュータ3(静電容量方式のタッチパネル装置の一例)と、電子印鑑5(入力装置の一例)とを備えている。電子印鑑5は、タブレット型コンピュータ3に対して、静電容量の変化からなる識別情報を入力可能である。タブレット型コンピュータ3は、入力された識別情報に対して認証を行う。
このシステムでは、電子印鑑5が静電容量の変化からなる識別情報をタブレット型コンピュータ3に対して入力すれば、タブレット型コンピュータ3が入力された識別情報に対して認証を行う。このように簡単な構造及び操作によって、タブレット型コンピュータ3による認証が可能になっている。
(B)タブレット型コンピュータ3は、電子印鑑5からの識別情報を認証した後に、電子印鑑5ごとに異なる動作を実行する。
このシステムでは、操作者は、自分が用いた電子印鑑5による認証が正しく行われた場合に、タブレット型コンピュータ3の動作に基づいてそのことを知ることができる。
(C)タブレット型コンピュータ3は、電子印鑑5からの識別情報を認証した後に、電子印鑑5を特定する情報を表示する。
このシステムでは、例えば、判子を紙に押したときに印鑑画像が映るように、電子印鑑5を特定する情報がタブレット型コンピュータ3の表面に表示される。これにより、操作者は、自分が用いた電子印鑑5による認証が正しく行われた場合に、タブレット型コンピュータ3の動作に基づいてそのことを知ることができる。
(D)タブレット型コンピュータ3は、静電容量方式のタッチパネル7と、入力データ記憶部17(記憶部の一例)と、ディスプレイ9(表示部の一例)とを備えている。入力データ記憶部17は、タッチパネル7が検出した識別情報を記憶する。ディスプレイ9は、入力データ記憶部17に記憶された識別情報に基づいて、電子印鑑5に対応する画像を表示する。
このシステムでは、入力データ記憶部17に記憶された識別情報に基づいて、電子印鑑5に対応する画像が表示される。これにより、操作者は、自分が用いた電子印鑑5による認証が正しく行われた場合に、タブレット型コンピュータ3の表示に基づいてそのことを知ることができる。
(E)電子印鑑5は、導電性スポンジ31(第1導電性接触部の一例)と、銅釘43(第2導電性接触部の一例)と、スイッチングリレー41(断続器の一例)と、マイコン制御部27(制御部)とを有する。導電性スポンジ31は、タブレット型コンピュータ3の表面に接触する。銅釘43は、人間の指が接触可能である。スイッチングリレー41は、導電性スポンジ31と銅釘43との間に設けられている。制御部は、スイッチングリレー41を所定のパターンで断続動作させる。
このシステムでは、マイコン制御部27がスイッチングリレー41を所定のパターンで断続動作させると、導電性スポンジ31と銅釘43は連通と切断を繰り返す。これにより、所定のパターンの静電容量の変化からなる識別情報がタブレット型コンピュータ3によって検出される。
(F)導電性スポンジ31は、弾性変形可能な部材である。
このシステムでは、導電性スポンジ31が全体的にタブレット型コンピュータ3の表面に接触するので、識別情報が安定的にタブレット型コンピュータ3に入力される。
(G)タクトスイッチ39(スイッチの一例)は、導電性スポンジ31がタブレット型コンピュータ3の表面からの反力によって押されることでマイコン制御部27を動作状態にする。
このシステムでは、操作者が電子印鑑5をタブレット型コンピュータ3の表面に押し付けることで、タクトスイッチ39がマイコン制御部27を動作状態にして、その結果、電子印鑑5からタブレット型コンピュータ3に識別情報が入力される。つまり、操作者が電子印鑑5をタブレット型コンピュータ3に押し付けた状態を維持することで、電子印鑑5とタブレット型コンピュータ3の通信が安定的に行われる。
(H)電子印鑑5は、スイッチングリレー41を収容しており、先端に導電性スポンジ31が露出した状態で配置され、操作者の指が接触する位置に銅釘43が露出した状態で配置される筐体25をさらに有している。
このシステムでは、操作者が筐体25を持つときに指が銅釘43に接触するので、操作者は、銅釘43に触れることをあまり意識することなく、電子印鑑5を用いて識別情報をタブレット型コンピュータ3に入力できる。
(6)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合わせ可能である。
(a)前記実施形態では電子印鑑のタッチパネルに対する接触面を導電性スポンジにしたが、導電性材料からなる柔軟性を有する部材であればスポンジ以外であってもよい。例えば、導電性のゴムを用いてもよい。
(b)前記実施形態では電子印鑑がタッチパネルに押されたことをタクトスイッチによって検出したが、感圧センサ等の他の手段を用いて電子印鑑がタッチパネルに押されたことを検出してもよい。
(c)前記実施形態では認証システムは電子的に記録された書類の承認作業である印鑑押捺に用いられたが、他の認証作業、例えば、装置の利用、書類の閲覧、施設への入場の権限があることを認証する作業に用いられてもよい。
(d)前記実施形態では入力装置は電子印鑑であったが、パスワード入力装置、身分証明装置であってもよい。
(e)前記実施形態では承認者の識別情報は名字であったが、役職、コード番号等を含んでいてもよい。また、識別情報としては、コード番号だけであってもよい。
(f)前記実施形態ではタブレット型コンピュータの認証部は識別信号のタッチダウンとタッチアップの両方の時間間隔を計測していたが、タッチダウンとタッチアップの一方の時間のみを計測するようにしてもよい。
(g)前記実施形態では電子印鑑の押圧面は無印の平坦面であったが、印影がプリントされていてもよいし、朱肉を用いて通常の印鑑としても機能する印影が刻印されていてもよい。
(h)前記実施形態では使用された電子印鑑のみを認証していたが、電子印鑑に加えて電子印鑑を実際に利用した使用者を特定するようにしてもよい。その場合には、例えば、電子印鑑に指紋認証装置が設けられている。指紋認証装置は、電子印鑑を持った操作者の指紋を検出して、検出データと保存してある指紋データとを照合する。そして、指紋認証装置は、照合結果に基づいて特定の人物を特定する。そして、データ送信部は、印鑑固有のデータに加えて人物特定データを外部に送信する。
タブレット型コンピュータは、受信したデータの認証後に、必要に応じて、印影とともに操作者の情報(氏名、役職等)を表示する。
(i)前記実施形態ではタッチパネル装置としてタブレット型コンピュータを採用したが、本発明は他のコンピュータにも適用できる。
本発明は、静電容量方式のタッチパネル装置を用いた認証システムに広く適用できる。
1 認証システム
3 タブレット型コンピュータ(タッチパネル装置)
5 電子印鑑(入力装置)
7 タッチパネル
9 ディスプレイ(表示部)
11 制御部
13 認証部
15 表示制御部
17 入力データ記憶部(記憶部)
19 認証データ記憶部
21 タイマー部
23 表示データ記憶部
25 筐体
27 マイコン制御部(制御部)
27a 識別情報記憶部
27b 情報送信部
29 バッテリ
31 導電性スポンジ(第1導電性接触部)
33 台座
39 タクトスイッチ(スイッチ)
41 スイッチングリレー(断続器)
43 銅釘(第2導電性接触部)
特開平5−89220号公報

Claims (10)

  1. 静電容量方式のタッチパネル装置と、
    前記タッチパネル装置に対して、静電容量の変化からなる識別情報を入力可能な入力装置と、を備え、
    前記タッチパネル装置は、入力された前記識別情報に対して認証を行う、認証システム。
  2. 前記タッチパネル装置は、前記入力装置からの前記識別情報を認証した後に、前記入力装置ごとに異なる動作を実行する、請求項1に記載の認証システム。
  3. 前記タッチパネル装置は、前記入力装置からの前記識別情報を認証した後に、前記入力装置を特定する情報を表示する、請求項2に記載の認証システム。
  4. 前記タッチパネル装置は、
    静電容量方式のタッチパネルと、
    前記タッチパネルが検出した前記識別情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記識別情報に基づいて、前記入力装置に対応する画像を表示する表示部と、を有している、請求項3に記載の認証システム。
  5. 前記入力装置は、
    前記タッチパネル装置の表面に接触するための第1導電性接触部と、
    人間の指が接触可能な第2導電性接触部と、
    前記第1導電性接触部と前記第2導電性接触部との間に設けられた断続器と、
    前記断続器を所定のパターンで断続動作させる制御部とを有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の認証システム。
  6. 前記第1導電性接触部は、弾性変形可能な部材を有している、請求項5に記載の認証システム。
  7. 前記断続器は、前記第1導電性接触部が前記タッチパネル装置の表面からの反力によって押されることで前記制御部を動作状態にするスイッチをさらに有している、請求項5又は6に記載の認証システム。
  8. 前記入力装置は、前記断続器を収容しており、先端に前記第1導電性接触部が露出した状態で配置され、操作者の指が接触する位置に前記第2導電性接触部が露出した状態で配置される筐体をさらに有している、請求項5から7のいずれか1項に記載の認証システム。
  9. 静電容量方式のタッチパネル装置に対して、静電容量の変化からなる識別情報を入力可能な入力装置であって、
    前記タッチパネル装置の表面に接触するための第1導電性接触部と、
    人間の指が接触可能な第2導電性接触部と、
    前記第1導電性接触部と前記第2導電性接触部との間に設けられた断続器と、
    前記断続器を所定のパターンで断続動作させる制御部と、
    備えた入力装置。
  10. 静電容量方式のタッチパネル装置において、静電容量の変化からなる識別情報を認証する認証プログラムであって、
    前記識別情報が入力されたときに識別情報を検出するステップと、
    前記識別情報からタッチダウン又はタッチアップの時間間隔を計測するステップと、
    計測結果を認証データと照合するステップと、
    照合結果を報知するステップと、を含む方法をコンピュータに実行させる認証プログラム。
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