JP2012120664A - 内視鏡吸引管路切換装置 - Google Patents

内視鏡吸引管路切換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 摺動抵抗に影響されること無く効率的に吸引動作を行うことができ、高精度な加工が不要な内視鏡吸引管路切換装置を提供すること。
【解決手段】 内視鏡吸引管路切換装置30は、管路部材31と、キャップ状の操作部である吸引スイッチ69aとを有している。管路部材31は、挿入部10側に配設されている吸引チャンネル69dと連通する第1の管路部33と、内視鏡1と接続する吸引装置73側と連通する第2の管路部35とを有している。吸引スイッチ69aは、管路部材31の軸方向において管路部材31に対して移動可能で、移動によって吸引の切り換えを操作する。吸引スイッチ69aは、第2の管路部35と内視鏡1の外部とを連通させる第1の位置と、第2の管路部35と外部との連通を遮断し、第1の管路部33と第2の管路部35とを連通させる第2の位置とのいずれかに移動可能である。
【選択図】 図2B

Description

本発明は、内視鏡における吸引動作を切り換える内視鏡吸引管路切換装置に関する。
内視鏡は、体腔内から体液などを吸引するための管路部材と、管路部材における吸引動作を切り換えるための操作する操作部とを有している。
管路部材は、シリンダと、シリンダの軸方向において摺動可能となるようにシリンダに収容されているシリンジ(ピストン)とを有している。
シリンジには、粘液や流体等が流れる管路部が形成されている。
シリンダには、吸引するための2つの吸引チューブが配設されている。一方の吸引チューブは、内視鏡の挿入部を挿通し、体液を吸引するために挿入部の先端部にて開口している。この一方の吸引チューブは、管路部と常に連通している。他方の吸引チューブは、吸引装置と接続している。また他方の吸引チューブは、シリンジの摺動に応じて管路部と連通している。
操作部は、例えばキャップであり、吸引ボタンである。操作部は、シリンジの軸方向に摺動可能であり、摺動によってシリンダと接触する。
操作部は、摺動してシリンダから離れ、シリンダにおける接触面と、操作部との間に隙間を形成する。同時に、操作部は、シリンジをシリンダに対して摺動させ、管路部と他方の吸引チューブとの連通を遮断し、隙間と他方の吸引チューブとを連通させる。これにより操作部は、吸引装置が外気を吸引するための吸引動作に、吸引動作を切り換える。
また操作部は、摺動してシリンダと密着して隙間を封止する。また操作部は、摺動と同時にシリンジを押圧し、シリンダに対してシリンジを摺動させ、摺動によってシリンジにおける管路部と他方の吸引チューブとを連通させる。これにより操作部は、吸引装置が体液を吸引するための吸引動作に、吸引動作を切り換える。
例えば特許文献1には、シール部材をシリンジ部材とシリンダ部材との摺動面以外に設けることによって、シリンジ部材とシリンダ部材との摺動抵抗を減少させる内視鏡の管路切換バルブが開示されている。
また例えば特許文献2には、シリンダ状部材内でシリンジ状部材を動作させる際の摺動抵抗が小さくて操作性がよく、しかも環状シール部材が破損することなく長期間にわたって使用することができる内視鏡の管路切換え装置が開示されている。
また例えば特許文献3には、バルブ手段の非作動状態においては、バイパス通路を介して大気からの吸い込みを可能ならしめるとともに、付勢手段が設けられる空間の内部にごみ等の固体物や洗浄液などの液体が入り込んでも、容易に排出できる内視鏡の吸引操作装置が開示されている。
特開2004−223121号公報 特開2004−201866号公報 特開平5−317245号公報
上述したように操作部は、吸引動作のために、シリンダに対してシリンジを摺動させる必要がある。シリンジがシリンダに対して摺動する際に、必ず摺動抵抗が生じ、吸引動作の操作性は摺動抵抗によって効率的ではない。
また水密と気密とがシリンジとシリンダとにおいて確保されるためには、シリンジの外径とシリンダの内径とは略同一となっている必要がある。これにより、シリンジとシリンダとは高精度に加工される必要があり、手間とコストがかかる。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、摺動抵抗に影響されること無く効率的に吸引動作を行うことができ、高精度な加工が不要な内視鏡吸引管路切換装置を提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、内視鏡の挿入部側に配設されている吸引チャンネルと連通する第1の管路部と、前記内視鏡と接続する吸引装置側と連通する第2の管路部とを有する管路部材と、前記管路部材の軸方向において前記管路部材に対して移動可能で、前記第2の管路部から前記第1の管路部へと前記吸引装置の吸引力が作用することを防止するために前記第2の管路部と前記内視鏡の外部とを連通させる第1の位置と、前記吸引装置が前記吸引チャンネルと前記第1の管路部と前記第2の管路部とを介して吸引するために、前記第2の管路部と前記外部との連通を遮断し、前記第1の管路部と前記第2の管路部とを連通させる第2の位置とのいずれかに移動し、移動によって吸引の切り換えを操作するキャップ状の操作部と、を具備することを特徴とする内視鏡吸引管路切換装置を提供する。
本発明によれば、摺動抵抗に影響されること無く効率的に吸引動作を行うことができ、高精度な加工が不要な内視鏡吸引管路切換装置を提供することができる。
図1は、本発明に係る内視鏡の概略図である。 図2Aは、第1の実施形態において吸引スイッチが第1の位置に移動した際の内視鏡吸引管路切換装置を示す図である。 図2Bは、第1の実施形態において吸引スイッチが第2の位置に移動した際の内視鏡吸引管路切換装置を示す図である。 図2Cは、図2Aに示す2C−2C線における図である。 図3Aは、シリンダとシリンジとから構成される管路部材の分解図である。 図3Bは、シリンジがシリンダに配設された状態の管路部材を示す図である。 図4Aは、第2の実施形態において吸引スイッチが第1の位置に移動した際の内視鏡吸引管路切換装置を示す図である。 図4Bは、第2の実施形態において吸引スイッチが第2の位置に移動した際の内視鏡吸引管路切換装置を示す図である。 図4Cは、管路部材の上面図である。 図4Dは、管路部材の断面斜視図である。 図5Aは、各実施形態の第1の変形例を示し、吸引スイッチが第1の位置に移動し、弾性体が折り畳まれて、開口部が閉じた状態を示す図である。 図5Bは、図5Aに示す状態から吸引スイッチが第2の位置に移動し、弾性体が引っ張られ、開口部が開いた状態を示す図である。 図6Aは、各実施形態の第2の変形例を示し、吸引スイッチが第1の位置に移動し、分離一体管路部が分離した状態を示す図である。 図6Bは、図6Aに示す状態から吸引スイッチが第2の位置に移動し、分離一体管路部が一体となって状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1と図2Aと図2Bと図2Cとを参照して第1の実施形態について説明する。
図1に示すように内視鏡1には、患者の体腔内等に挿入される細長い挿入部10と、挿入部10の基端部と連結し、内視鏡1を操作する操作部60とが配設されている。
挿入部10は、挿入部10の先端部側から基端部側に向かって、先端硬質部21と、湾曲部23と、可撓管部25とを有している。先端硬質部21の基端部は湾曲部23の先端部と連結し、湾曲部23の基端部は可撓管部25の先端部と連結している。
先端硬質部21は、挿入部10の先端部であり、硬い。
湾曲部23は、後述する湾曲操作部67の操作によって、例えば上下左右といった所望の方向に湾曲する。湾曲部23が湾曲することにより、先端硬質部21の位置と向きとが変わり、観察対象物が観察視野内に捉えられ、照明光が観察対象物に照明される。
可撓管部25は、所望な可撓性を有しており、外力によって曲がる。可撓管部25は、操作部60における後述する本体部61から延出されている管状部材である。
操作部60は、可撓管部25が延出している本体部61と、本体部61の基端部と連結し、内視鏡1を操作する操作者によって把持される把持部63と、把持部63と接続しているユニバーサルコード65とを有している。
把持部63には、湾曲部23を湾曲操作する湾曲操作部67が配設されている。湾曲操作部67は、湾曲部23を左右に湾曲操作させる左右湾曲操作ノブ67aと、湾曲部23を上下に湾曲操作させる上下湾曲操作ノブ67bと、湾曲した湾曲部23の位置を固定する固定ノブ67cとを有している。
また、把持部63には、吸引スイッチ69aと、送気・送水スイッチ69bとを有するスイッチ部69が配設されている。スイッチ部69は、把持部63が操作者に把持された際に、操作者の手によって操作される。吸引スイッチ69aは、先端硬質部21に配設される図示しない吸引開口部から後述する吸引チャンネル69dを介して、粘液や流体等を内視鏡1が吸引するときに操作される。吸引チャンネル69dは、先端硬質部21から把持部63に渡って内視鏡1の内部に配設されている。送気・送水スイッチ69bは、先端硬質部21において図示しない撮像ユニットの観察視野を確保するために図示しない送気・送水チャンネルから流体を送気・送水するときに操作される。流体は、水や気体を含む。
また、把持部63には、内視鏡撮影用の各種ボタン71が配設されている。
ユニバーサルコード65は、図示しないビデオプロセッサや光源装置や吸引装置73に接続する接続部65aを有している。吸引装置73は、例えば内視鏡1の外部に配設されており、接続部65aと接続する例えば吸引ポンプである。
次に図2Aと図2Bと図2Cとを参照して、本実施形態における内視鏡吸引管路切換装置30について説明する。
内視鏡吸引管路切換装置30は、把持部63に配設される。内視鏡吸引管路切換装置30は、把持部63の内部に配設されている管路部材31と、管路部材31の軸方向において管路部材31に対して移動可能で、移動によって吸引の切り換えを操作するキャップ状の操作部である吸引スイッチ69aとを有している。
管路部材31は、吸引スイッチ69aの移動に影響されること無く、位置を固定されている。管路部材31は、例えば金属であり、中実部材である。
図2Aと図2Bとに示すように、管路部材31は、内視鏡1の挿入部10側に配設されている吸引チャンネル69dと連通する第1の管路部33と、ユニバーサルコード65と接続部65aとを介して内視鏡1と接続する吸引装置73側と連通する第2の管路部35とを有している。管路部材31の一端は、ユニバーサルコード65と連通しており、ユニバーサルコード65と接続部65aとを介して吸引装置73と接続する。
図2Aと図2Bと図2Cとに示すように、第1の管路部33と第2の管路部35とは、管路部材31の軸方向に沿って配設されており、互いに平行である。
第1の管路部33は、管路部材31に側面側に配設されている。第1の管路部33は、管路部材31よりも短く、管路部材31の軸方向において管路部材31を貫通していない。第1の管路部33は、一端33a側の側面にて吸引チャンネル69dと連通し、他端33bにてキャップ状の吸引スイッチ69aの内部691aに対向している。一端33aは管路部材31の内部に配設されており、他端33bは管路部材31の他端と同一平面に配設されている。また他端33bには、吸引スイッチ69aの内部691a側と連通する連通口33dが形成されている。
第1の管路部33は、吸引スイッチ69aの移動位置に影響されること無く、常に、一端33a側の側面にて吸引チャンネル69dと連通し、連通口33dによって吸引スイッチ69aの内部691a側と連通している。
第2の管路部35は、管路部材31と同じ長さを有し、管路部材31の軸方向において管路部材31を貫通している。第2の管路部35は、一端35aにて吸引装置73側と接続し、他端35bにてキャップ状の吸引スイッチ69aの内部691aに対向している。一端35aには、吸引装置73と連通するための連通口35eが形成されている。この連通口35eは、管路部材31の一端に位置し、ユニバーサルコード65と接続部65aとを介して吸引装置73と接続する。また他端35bは、管路部材31の他端と同一平面に配設されている。また他端35bには、第1の管路部33の他端33bと同様に、吸引スイッチ69aの内部691a側と連通する連通口35dが形成されている。
第2の管路部35の開口面積は、第1の管路部33の開口面積と同一、または第1の管路部33の開口面積よりも大きい。
第2の管路部35は、吸引スイッチ69aの移動位置に影響されること無く、常に、一端35a側の連通口35eによって吸引装置73側と接続し、他端35b側の連通口35dによって吸引スイッチ69aの内部691a側と連通している。
吸引スイッチ69aは、底691bを有する円筒形状を有している。詳細には、吸引スイッチ69aは、底691bと、底691bから立設している円筒形状の壁部691cとを有している。壁部691cは、底691bの周縁に配設されるのではなく、周縁よりも中心側且つ管路部材31の他端の周縁31cよりも外側に配設されている。吸引スイッチ69aの中心軸は、例えば、管路部材31の中心軸と同軸である。
吸引スイッチ69aは、底691bと壁部691cとによって形成される空間部691d(窪み部)を有することとなる。空間部691dは、連通口33d側に向かって開口している。また空間部691dにおける底691bは、連通口33d,35dと対向している。吸引スイッチ69aは、例えば金属である。
吸引スイッチ69aは、第2の管路部35から第1の管路部33へと吸引装置73の吸引力が作用することを防止するために第2の管路部35と内視鏡1の外部とを連通させる図2Aに示すような第1の位置と、吸引装置73が吸引チャンネル69dと第1の管路部33と第2の管路部35とを介して体液等を吸引するために、第2の管路部35と外部との連通を遮断し、第1の管路部33と第2の管路部35とを連通させる図2Bに示すような第2の位置とのいずれかに移動可能である。このとき吸引スイッチ69aは、管路部材31の軸方向に沿って移動する。
図2Aと図2Bとに示すように、内視鏡吸引管路切換装置30は、周縁31cに配設され、吸引スイッチ69aが配設され、把持部63に取り付けられる取付部37と、封止部材39と、弾性部材41とを有している。
図2Bに示すように、封止部材39は、例えば吸引スイッチ69aが押圧された際に、吸引スイッチ69a(壁部691c)が当接する取付部37の当接面37aに配設されている。なお封止部材39は、この当接面37aと対向する吸引スイッチ69a(壁部691cの端部)に配設されていてもよい。このように、封止部材39は、当接面37aと、当接面37aに対向する吸引スイッチ69aとの間に配設されていればよい。封止部材39は、周縁31cや壁部691cに沿って全周に渡って配設されている。封止部材39は、例えば樹脂製のOリングなどである。
封止部材39は、図2Bに示すように、吸引スイッチ69aが第2の位置に移動して第1の管路部33と第2の管路部35とが連通する際に、当接面37aと吸引スイッチ69aとに密着し、第2の管路部35と外部との連通を遮断し、第1の管路部33の他端33b(連通口33d)と第2の管路部35の他端35b(連通口35d)とに連通している吸引スイッチ69aの内部である空間部691dを封止する。封止部材39は、吸引スイッチ69aが押圧された際に、吸引スイッチ69aの内部(空間部691d)の水密及び気密を確保するために、吸引スイッチ69aの内部を封止する。
封止部材39によって封止された吸引スイッチ69aの内部には、空間部691dが気密及び水密に形成される。この空間部691dは、外部と遮断されており、第1の管路部33における連通口33dと第2の管路部35における連通口35dとに連通する。またこのとき、第1の管路部33における連通口33dと第2の管路部35における連通口35dと空間部691dとは水密及び気密を確保された状態で連通する。
弾性部材41は、吸引スイッチ69aと取付部37との間に配設されている。詳細には、弾性部材41は、底691bの平面方向において底691bと壁部691cの周縁との間、且つ管路部材31の軸方向において吸引スイッチ69aと取付部37との間に配設されている。弾性部材41は、壁部691cを巻いている例えば金属製の巻きバネであり、伸縮可能となっている。
弾性部材41は、図2Aに示すように、吸引スイッチ69aを第1の位置に移動させるために、吸引スイッチ69aを管路部材31の軸方向に沿って管路部材31から離れるように付勢する弾性力を有している。弾性部材41が吸引スイッチ69aを付勢した際、弾性部材41は、管路部材31の軸方向において、付勢によって、吸引スイッチ69a(壁部691cの端部)と当接面37aとの間に、第2の管路部35(連通口35d)と外部とを連通させる連通口(隙間)43を形成する。この連通口43は、第1の管路部33(連通口33d)と外部とも連通させる。連通口43は、封止部材39と同様に、周縁31cや壁部691cに沿って全周に渡って形成される。なお連通口43は、少なくとも第2の管路部35側に形成されていればよい。
なお吸引チャンネル69dは、管路部材31と接続しており、第1の管路部33と連通する。
次に本実施形態の動作方法について説明する。
挿入部10は、体腔内に挿入される。図2Aに示すように、弾性部材41が吸引スイッチ69aを管路部材31の軸方向に沿って管路部材31から離れるように付勢すると、吸引スイッチ69aは第1の位置に移動する。このとき、管路部材31は、移動及び他の部材に対して摺動せず位置を固定されたままである。そのため、水密と気密とは、管路部材31において確保される。またこのとき、連通口43が吸引スイッチ69a(壁部691cの端部)と当接面37a(封止部材39)との間に形成される。これにより、第2の管路部35(連通口35d)と外部とは、連通口43を介して連通する。
次に吸引装置73は、外部から連通口43と連通口35dと第2の管路部35と連通口35eとユニバーサルコード65とを経由して外気を吸引する。このとき、図2Aに示すように、外部と第2の管路部35とが連通しているために、第2の管路部35から第1の管路部33へと吸引装置73の吸引力が作用することが防止される。
また図2Bに示すように、吸引スイッチ69aが押圧され第2の位置に移動すると、壁部691cが当接面37aに配設されている封止部材39に密着し、連通口43が閉じられる。これにより、第2の管路部35と外部との連通が封止部材39によって遮断され、第1の管路部33の他端33b(連通口33d)と第2の管路部35の他端35b(連通口35d)とに連通している空間部691dが封止され、第1の管路部33と第2の管路部35とは空間部691dを介して連通する。なおこのとき、管路部材31は、移動及び摺動せず位置を固定されたままである。
次に図2Bに示すように、吸引装置73は図示しない吸引開口部から吸引チャンネル69dと第1の管路部33と連通口33dと空間部691dと連通口35dと第2の管路部35と連通口35eとユニバーサルコード65とを経由して体液を吸引する。
このように本実施形態では、吸引動作のために、管路部材31を移動及び摺動させず、吸引スイッチ69aのみを移動させるだけであり、摺動抵抗に影響されること無く、効率的に吸引動作を行うことができる。また本実施形態では、管路部材31を移動及び摺動させないために、管路部材31において水密と気密とを常に確保できるため、管路部材31に対して高精度な加工を不要にでき、安価にすることができる。
また本実施形態では、吸引スイッチ69aを移動させるだけで、管路部材31を移動及び摺動させることなく、容易に吸引動作を切り換えることができる。
また本実施形態では、第2の管路部35のみが管路部材31を貫通することで、図2Aに示すように、吸引スイッチ69aが第1の位置に移動した際に、吸引装置73の吸引力が第1の管路部33に直接的に作用することを防止できる。
また本実施形態では、第1の管路部33と第2の管路部35とを、管路部材31の軸方向に沿って配設し、互いに平行することで、管路部材31を容易に加工できる。
また本実施形態では、封止部材39を、当接面37aと当接面37aに対向する吸引スイッチ69aとの間に配設することで、吸引スイッチ69aが第2の位置に移動した際に、空間部691dを確実に封止でき、第1の管路部33と第2の管路部35と空間部691dとにおいて気密と水密を確保した状態で、確実に連通できる。
なお本実施形態では、管路部材31は、移動及び摺動せず、位置を固定されていれば、上記のような構成に限定される必要は無い。
図3Aと図3Bとに示すように、例えば、管路部材31は、例えば、シリンダ51と、シリンダ51に配設され、第1の管路部33と第2の管路部35とを有するシリンジ53(ピストン)とから構成されてもよい。
シリンダ51は、第1の管路部33と吸引チャンネル69dとを連通させるために、開口部51dを側面に有している。シリンダ51は、例えば金属製である。
シリンジ53は、例えば金属製である。またシリンジ53は、第1の管路部33が吸引チャンネル69dと連通する状態で、例えば樹脂製のOリングなどの封止部材55によって周面53cを覆われていてもよい。封止部材55は、2色成形によってシリンジ53と一体として形成されてもよいし、シリンジ53とは別体であってもよい。封止部材55が配設される場合、第1の管路部33と第2の管路部35とは、封止部材55によって蓋をされる溝部であってもよい。
これにより、第1の管路部33と第2の管路部35との少なくとも一方が洗浄される場合に、シリンジ53をシリンダ51から取り外すことができ、他の清潔なシリンジ53をシリンダ51に配設することで、素早く次の吸引動作に移行できる。
またこれにより、封止部材55によって、確実に、シリンジ53とシリンダ51との間の気密と水密とを確保することができる。
また吸引スイッチ69aが移動しても、シリンジ53とシリンダ51を摺動しないため、互いの磨耗を防止でき、摺動抵抗が生じることを防止でき、摺動抵抗に影響されること無く効率的に吸引動作を行うことができる。
次に本発明に関わる第2の実施形態について図4Aと図4Bと図4Cと図4Dとを参照して説明する。
本実施形態の管路部材31は、上述したように、シリンダ51と、シリンダ51とは別体のシリンジ53とから構成されている。
第1の管路部33と第2の管路部35とは、管路部材31の周面に螺旋状に配設されている。このような第1の管路部33と第2の管路部35とは、例えばシリンジ53の周面53cに螺旋状に配設されている溝部である。第2の管路部35は、シリンジ53の一端53aと他端53bとの間に配設されている。また第1の管路部33は、吸引チャンネル69dとシリンジ53の他端53bとの間に配設されている。吸引チャンネル69dとシリンジ53の他端53bとの間において、第1の管路部33と第2の管路部35とは、交差することなく、平行に配設されている。
シリンジ53の他端53bは、当接面37aよりも吸引スイッチ69a側に突出している。シリンジ53は、第1の管路部33が吸引チャンネル69dと連通した状態で、例えばOリングなどの封止部材55によって周面を覆われている。封止部材55は、溝部である第1の管路部33と第2の管路部35とに蓋をし、溝部である第1の管路部33と第2の管路部35とを管路として形成し、シリンダ51とシリンジ53との気密と水密とを確保する。なお封止部材55は、当接面37aよりも吸引スイッチ69a側に突出しているシリンジ53の他端53bには配設されていなくてもよい。
本実施形態では、第1の管路部33と第2の管路部35とをシリンジ53の周面53cに螺旋状に配設することで、第1の管路部33と第2の管路部35とが形成された状態で、シリンジ53の外径を太くすること無く、管路部材31(シリンジ53)の強度を確保できる。
また本実施形態では、第1の管路部33と第2の管路部35とをシリンジ53の周面53cに螺旋状に配設し、シリンジ53の他端53bを当接面37aよりも突出させている。これにより本実施形態では、本実施形態のように当接面37aから突出し空間部691d側に接する第1の管路部33と第2の管路部35とにおける面積が、第1の実施形態のように空間部691d側に接する部分が連通口33d,35dのみの場合よりも大きくなり、吸引量を多く確保することができる。
なお第1の管路部33と第2の管路部35とは、螺旋状に配設されていれば、シリンダ51の内周面に配設されていてもよい。
なお上述した各実施形態の第1の変形例として、図5Aと図5Bとに示すように、本変形例の第1の管路部33は管路部材31に側面側に配設されており、管路部材31は他端面31dに管路部材31の中心軸を通るように配設され且つ面形状に形成されている金属製の分離壁57を有している。分断壁57は、後述する弾性体59の頂部である一端59aを介して、第1の管路部33の連通口33d(他端33b)と第2の管路部35の連通口35d(他端35b)を分断する壁である。
また本変形例の内視鏡吸引管路切換装置30は、第1の管路部33の連通口33d(他端33b)と第2の管路部35の連通口35d(他端35b)とを含む他端面31dを覆う傘状の弾性体59を有している。弾性体59は、吸引スイッチ69aの内部(空間部691d)側に配設されている。弾性体59は、第1の管路部33と第2の管路部35とを連通させるために、吸引スイッチ69aの移動位置に応じて開閉する開口部59cを周面に有している。弾性体59の頂部である一端59aと弾性体59の縁部である他端59bとのいずれか一方は、他方に対して相対的に移動する。本変形例では、一端59aは分離壁57に固定され、他端59bは壁部691cの例えば端部に固定されており、他端59bは吸引スイッチ69aの移動とともに一端59aに対して管路部材31の軸方向に移動する。
図5Aに示すように、吸引スイッチ69aが第1の位置に移動した際、他端59bは吸引スイッチ69aとともに持ち上げられ、このとき弾性体59は縮み(折り畳まれて)、弾性体59の周面の一部は折り重なり、開口部59cは閉じられる。
また図5Bに示すように、吸引スイッチ69aが第2の位置に移動した際、他端59bは吸引スイッチ69aによって他端面31d側に引っ張られ、弾性体59は伸び、弾性体59の周面は広がり、開口部59cは開く。
これにより本変形例では、開口部59cは、吸引スイッチ69aの移動位置(吸引スイッチ69aの操作)に応じて、開閉する。そのため本変形例では、弾性体59によって、吸引スイッチ69aが第2の位置に移動した際に、空間部691dを確実に封止でき、第1の管路部33と第2の管路部35と空間部691dとにおいて気密と水密を確保した状態で、第1の管路部33と第2の管路部35とを確実に連通できる。
また上述した各実施形態の第2の変形例として、図6Aと図6Bとに示すように、本変形例の内視鏡吸引管路切換装置30は、吸引スイッチ69aの位置に応じて分離または一体となる分離一体管路部80をさらに有している。分離一体管路部80は、図6Aに示すように吸引スイッチ69aが第1の位置に移動した際に分離して第1の管路部33と第2の管路部35との連通を遮断し、図6Bに示すように吸引スイッチ69aが第2の位置に移動した際に一体となり第1の管路部33と第2の管路部35とに連通し、第1の管路部33と第2の管路部35とを連通する。分離一体管路部80は例えば一方80aと他方80bとに分離し、分離一体管路部80の一方80aと他方80bとは、略同径である。
図6Aと図6Bとに示すように、分離一体管路部80の一方80aは、例えば底691bと壁部691cとから離れて他端面31dに固定され、吸引スイッチ69aによって覆われている例えば金属製の第1のブロック81の内部に形成されている。第1のブロック81が固定されているため、分離一体管路部80の一方80aは、吸引スイッチ69aの移動位置に影響されること無く、第1の管路部33(連通口33d)と常に連通している。分離一体管路部80の一方80aは、第1の管路部33と例えば略同径である。
第1のブロック81は、例えば他端面31dに固定される固定面81aにおいて、連通している第1の管路部33と分離一体管路部80の一方80aとを封止する封止部材83を有している。なお封止部材83は、他端面31dに配設されていてもよく、固定面81aと固定面81aに対向する他端面31dとの間に配設されていればよい。
分離一体管路部80の他方80bは、第2の管路部35と略同径である。分離一体管路部80の他方80bは、例えば金属製の第2のブロック85の内部に形成されている。第2のブロック85は、空間部691dの内部に配設され、底691bと壁部691cとに密着している。そのため図6Aと図6Bとに示すように、第2のブロック85は吸引スイッチ69aの移動に伴い管路部材31の長手方向に沿って移動し、これにより分離一体管路部80の他方80bも第2のブロック85と同様に移動する。なお図6Aに示すように、第2のブロック85は、吸引スイッチ69aが第1の位置に移動した際に、連通口43が形成され、第2の管路部35(連通口35d)と外部とが連通するように、管路部材31の長手方向において壁部691cと略同一の長さを有している。
また図6Aに示すように、吸引スイッチ69aが第1の位置に移動した際に、第2のブロック85は吸引スイッチ69aと共に移動し(吸引スイッチ69aによって持ち上げられ)、分離一体管路部80の他方80bは、分離一体管路部80の一方80aと第2の管路部35とから離れ、分離一体管路部80の一方80aと第2の管路部35との連通を遮断される。このとき分離一体管路部80の一方80aと分離一体管路部80の他方80bとは連通を遮断されるため、分離一体管路部80は分離する。
また図6Bに示すように、吸引スイッチ69aが第2の位置に移動した際に、第2のブロック85は吸引スイッチ69aと共に移動し、分離一体管路部80の他方80bは、分離一体管路部80の一方80aと第2の管路部35とに連通する。このとき分離一体管路部80の一方80aと分離一体管路部80の他方80bとは連通するため、分離一体管路部80が形成される。
第2のブロック85は、例えば他端面31dに対向する対向面85aにおいて、連通する第2の管路部35と分離一体管路部80の他方80bとを封止する封止部材87を有している。なお封止部材87は、他端面31dに配設されていてもよく、対向面85aと対向面85aに対向する他端面31dとの間に配設されていればよい。
また第2のブロック85は、例えば第1のブロック81に対向する対向面85bにおいて、連通する分離一体管路部80の一方80aと他方80bとを封止する封止部材89を有している。なお封止部材89は、第1のブロック81側の対向面81bに配設されていてもよく、第1のブロック81側の対向面81bと第2のブロック85側の対向面85bとの間に配設されていればよい。この封止部材89は、図6Aに示す状態において、一方80aの開口面を覆い封止している。なおこの封止部材89は、封止部材87と他端面31dとの間に配設されていてもよい。
封止部材83,87,89は、例えば樹脂製のOリングなどである。
このように本変形例では、分離一体管路部80は、吸引スイッチ69aの移動位置(吸引スイッチ69aの操作)に応じて、一体または分離する。また分離一体管路部80は、第1の管路部33と第2の管路部35とに直接連通する。そのため本変形例では、吸引スイッチ69aが第2の位置に移動した際に、体液を漏らすことなく吸引することができる。
また本変形例では、封止部材83,87,89によって、体液の漏れを確実に防止することが、外気を無駄なく吸引できる。
なお本変形例では、分離一体管路部80の一方80aが固定され、分離一体管路部80の他方80bが移動するが、これは逆であってもよい。また本変形例では、分離一体管路部80は、一方80aと他方80bとに分離したが、分離する数は特に限定されず、また少なくとも1つが分離一体管路部80における連通を遮断するために吸引スイッチ69aの移動にあわせて移動すればよい。
また本変形例では、分離一体管路部80は、第1のブロック81の内部と第2のブロック85の内部とに形成したが、これに限定する必要は無く、部材として配設されていてもよい。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
1…内視鏡、10…挿入部、30…内視鏡吸引管路切換装置、31…管路部材、33…第1の管路部、35…第2の管路部、37…取付部、39…封止部材、41…弾性部材、43…連通口、65…ユニバーサルコード、69a…吸引スイッチ、69d…吸引チャンネル、73…吸引装置、691a…内部、691b…底、691c…壁部、691d…空間部。

Claims (8)

  1. 内視鏡の挿入部側に配設されている吸引チャンネルと連通する第1の管路部と、前記内視鏡と接続する吸引装置側と連通する第2の管路部とを有する管路部材と、
    前記管路部材の軸方向において前記管路部材に対して移動可能で、前記第2の管路部から前記第1の管路部へと前記吸引装置の吸引力が作用することを防止するために前記第2の管路部と前記内視鏡の外部とを連通させる第1の位置と、前記吸引装置が前記吸引チャンネルと前記第1の管路部と前記第2の管路部とを介して吸引するために、前記第2の管路部と前記外部との連通を遮断し、前記第1の管路部と前記第2の管路部とを連通させる第2の位置とのいずれかに移動し、移動によって吸引の切り換えを操作するキャップ状の操作部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡吸引管路切換装置。
  2. 前記第1の管路部は、一端側の側面にて前記吸引チャンネルと連通し、他端にてキャップ状の前記操作部の内部に対向し、
    前記第2の管路部は、一端にて前記吸引装置と接続し、他端にてキャップ状の前記操作部の内部に対向していることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡吸引管路切換装置。
  3. 前記第1の管路部と前記第2の管路部とは、前記管路部材の軸方向に沿って配設され、互いに平行であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡吸引管路切換装置。
  4. 前記第2の管路部は、前記管路部材の軸方向において、前記管路部材を貫通していることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡吸引管路切換装置。
  5. 前記第1の管路部と前記第2の管路部とは、前記管路部材の周面に螺旋状に配設されている請求項2に記載の内視鏡吸引管路切換装置。
  6. 前記管路部材の周縁に配設され、前記操作部が配設される取付部と、
    前記操作部が押圧された際に前記操作部が当接する前記取付部の当接面と、当接面に対向する前記操作部との間に配設され、前記操作部が前記第2の位置に移動して前記第1の管路部と前記第2の管路部とが連通する際に、前記当接面と前記操作部とに密着し、前記第2の管路部と前記外部との連通を遮断し、前記第1の管路部の他端と前記第2の管路部の他端と連通している前記操作部の内部を封止する封止部材と、
    前記操作部と前記取付部との間に配設され、前記操作部を前記第1の位置に移動させるために、前記操作部を前記管路部材の軸方向に沿って前記管路部材から離れるように付勢する弾性力を有し、付勢によって前記当接面と前記操作部との間に前記第2の管路部と前記外部とを連通させる連通口を形成する弾性部材と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡吸引管路切換装置。
  7. 前記第1の管路部と前記第2の管路部とを連通させるために前記操作部の位置に応じて開閉する開口部を有し、前記第1の管路部の他端と前記第2の管路部の他端とを覆うように配設され、前記操作部が前記第1の位置に移動した際に畳まれて前記開口部を閉じ、前記操作部が前記第2の位置に移動した際に伸びて前記開口部を開く弾性体をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡吸引管路切換装置。
  8. 前記操作部の位置に応じて分離または一体となり、前記操作部が前記第1の位置に移動した際に分離して前記第1の管路部と前記第2の管路部との連通を遮断し、前記操作部が前記第2の位置に移動した際に一体となり前記第1の管路部と前記第2の管路部とを連通させる分離一体管路部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡吸引管路切換装置。
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