(実施形態1)
図1ないし図2に基づいて、本実施形態のランプソケット10a,10bを説明し、図3に基づいて直管形ランプ20を説明する。なお、各図において、同様の構成要素に対しては、同じ番号を付して重複する説明を省略している。
最初に、本実施形態のランプソケット10a,10bに装着するL形口金付直管形LEDランプからなる直管形ランプ20について説明する。直管形ランプ20は、透光性材料(たとえば、ガラスや合成樹脂など)により円筒形状の直管に形成された管本体である発光管21を備えている。発光管21の軸方向の両端部には、口金がそれぞれ設けられている。本実施形態のランプソケット10a,10bと接続される直管形ランプ20は、一方の端部における口金として、発光管21の一端部側を覆うように、有底円筒状の給電用の第1口金部22が設けられている。また、直管形ランプ20は、他方の端部における口金として、発光管21の軸方向の他端部側を覆うように、有底円筒状の接地用の第2口金部23が設けられている。
発光管21の内部には、図示していないが発光管21よりも全長が若干短い実装基板(たとえば、セラミック基板など)が収納されている。実装基板の一表面側には白色光が発光可能な複数個の発光ダイオード(図示していない)を所定の間隔で実装して電気的に接続する実装パターンが形成されている。また、実装基板の他表面側には、該他表面側と接する底面部から突出した側壁部が発光ダイオードからの光を所定の方向に反射させる断面C字形状の反射板(図示していない)を備えている。なお、反射板は、アルミニウムにより形成されており、実装基板の他表面側から底面部を介して発光ダイオードの熱を外部に放出させるヒートシンクとしても機能する。
直管形ランプ20の第1口金部22の端面には、側面視において、第1口金部22の径方向における中央部の両側に略半円状に凹んだ凹部22b,22bが設けられ(図3(b)を参照)、中央部が凹部22bよりも前方に突出した略直方体状の突出部22aとなっている。突出部22aには、円筒形状の発光管21の中心軸(図示していない)を挟んで対称な位置に、金属材料により板状に形成され、直管形ランプ20の軸方向に沿って突出する給電用のランプピンたる2本の第1ランプピン24,24が略平行に設けられている。各第1ランプピン24は、直管形ランプ20の軸方向と平行に突出した板状突出部24aと、板状突出部24aの先端部が略直角に曲げられて、中心軸に向かう方向と反対側の外側方向に突出している折曲部24bとを備えている。
2本の第1ランプピン24,24は、たとえば、発光管21の内部で図示していないリード線を介して実装基板と電気的に接続させている。なお、実装基板には、発光ダイオードが実装されるとともに発光ダイオードを電気的に保護する全波整流器などの回路部品(図示していない)も実装させている。すなわち、直管形ランプ20は、いずれの第1ランプピン24,24がランプソケット10aを介して外部の直流電源の正極側と接続された場合でも、各発光ダイオードに順方向電流が流れるように、2本の第1ランプピン24,24と、各発光ダイオードとを全波整流器を介して電気的に接続させた構造としている。したがって、2本の第1ランプピン24,24は、直管形ランプ20の発光ダイオードに給電する端子として機能する。
なお、直管形ランプ20に収容されている発光ダイオードは、図示していないが、たとえば、通電することにより、ピーク波長が、420nm〜490nmの範囲内にある青色光を放射するLEDチップと、LEDチップを収納する収納凹所が一表面に設けられたセラミック(たとえば、アルミナなど)製のパッケージ本体とを備えている。収納凹所には、LEDチップから放射された青色光の一部を吸収し、より長波長の蛍光(たとえば、黄色光)を発する蛍光体(たとえば、Ceで付活されたY3Al5O12、Ceで付活されたTb3Al5O12などのアルミネート系の蛍光体やEuで付活されたBa2SiO4など)が含有された透光性材料(たとえば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂やガラスなど)からなる波長変換部材が埋設されている。また、発光ダイオードは、パッケージ本体の他表面に外部接続用電極(図示していない)が設けられており、該外部接続用電極と実装基板の実装パターンとが半田からなる接合部(図示していない)を介して電気的に接続されている。
直管形ランプ20の他端側の口金となる第2口金部23は、直管形ランプ20の軸方向に沿って第2口金部23から突出する接地用のランプピンたる1本の第2ランプピン25を備えている。第2ランプピン25は、第2口金部23の端面の中心部から直管形ランプ20の軸方向に沿って突出し、金属材料により丸棒状に形成された軸部25aを備えている。軸部25aの先端部には、直管形ランプ20の軸方向から見た形状が直管形ランプ20の第1口金部22から突出する2本の第1ランプピン24,24が並ぶ方向と平行方向を、長手方向とする長円形状に形成され、軸部25の軸径よりも大きな径大部25bを備えている(図3(b)を参照)。なお、径大部25bは、長円形状だけに限らず、楕円形状であってもよい。径大部25bは、金属材料からなり軸部25aと一体に形成されている。すなわち、第2ランプピン25は、直管形ランプ20の軸方向に沿って突出した丸棒状の軸部25aと、径大部25bとを有してT字状の形状となっている(図3(a)を参照)。第2ランプピン25は、実装基板の実装パターンと電気的に接続して接地用のアースピンとして機能させている。すなわち、直管形ランプ20は、一端部側の第1口金部22から給電する片側給電方式となっている。
このような直管形ランプ20の第1口金部22を装着可能な本実施形態のランプソケット10aは、図1に示すように、ソケット本体5の一表面5a側に、直管形ランプ20の第1口金部22の突出部22aが当接可能な第1の受口面1aを有している。ランプソケット10aは、ソケット本体5の外周壁となる右側の側壁6a側からソケット本体5の中心部側に沿って設けられた一対の平行な直線状溝部5c,5cを備えている。また、直線状溝部5c,5cは、それぞれ外周壁の側壁6a側が直管形ランプ20の第1口金部22から突出した2本の第1ランプピン24,24をそれぞれ挿入する一対の第1の挿入口2a,2aを成している。
ランプソケット10aのソケット本体5は、開口部6cを備え内部が空洞なボディ6と、ボディ6の開口部6cを覆うように設けられるカバー7とを備えている。ソケット本体5の一表面5a側には、ホディ6の内部の空洞に収納され、直管形ランプ20の2本の第1ランプピン24,24と個別に電気的に接続可能な導電部3を構成する給電用の導電板たる一対の第1の導電板3a,3aが備えられている。
ボディ6は、合成樹脂により略直方体状に形成され、その下面(図1中の下側)は、左右方向(図1中の左右方向)の中央部が両側部に比べて下側に凸となる曲面状にしている。また、カバー7は、合成樹脂により形成しており、ボディ6の開口部6cを覆うような平板状に形成している。
すなわち、ソケット本体5は、電気絶縁性の合成樹脂を用いて形成することで絶縁性を確保している。なお、カバー7は、下側に凸となる曲面状の下端部にボディ6の内部に設けられた係合突起部6d(図1(b)を参照)と係合させるため、ソケット本体5の内部側に突出した突部7aと、突部7aの先端に設けた係合爪7aa(図1(a)を参照)とを備えている。また、カバー7の上側の両端部には、ボディ6の上側の両端部に設けられた挿入凹部6b,6bに挿入して固定するための挿入突起部7b,7bを備えている。
なお、ボディ6の右側の側壁6a側には、図1(a)に示すように、第1ランプピン24の折曲部24bが挿入できるように、各第1の挿入口2aの一部の幅が広くなった幅広部2aaを備えている。したがって、第1の挿入口2a,2aは、ボディ6の側面視において、一対の第1の挿入口2a,2aが対向しており互いに離れる向きのL字状の形状となっている。すなわち、ソケット本体5の側壁6aには、第1ランプピン24の形状に対応する形状の第1の挿入口2aが設けられている。
一対の第1の導電板3a,3aは、それぞれ導電性の良好な金属材料(たとえば、銅合金など)の板状体を折り曲げ加工して形成される。各第1の導電部3aは、同形状で形成させても異なる形状であってもよい。ここで、一対の第1の導電板3a,3aのうちランプソケット10aにおいて上側に位置する第1の導電板3aは、ボディ6の内部の中央に設けた壁部6fを利用して固定される中央片3aaと、中央片3aaの両側縁から略平行に中央片3aaから延設されてなる延設片3ab,3abとを備えている。なお、中央片3aaは、直線状溝部5cの第1の挿入口2aとは、反対側の終端部を覆うように配置される。
各延設片3abは、延設片3abそれぞれの先端部に直管形ランプ20の第1ランプピン24と接触する第1接触片3acと、第1接触片3acの先端部に対向する一対の第1接触片3ac,3ac間の幅よりも広がるように折り曲げられたガイド片3ad,3adとを備えている。ランプソケット10aにおいて下側に位置する第1の導電板3aは、直線状溝部5cの第1の挿入口2aとは反対側の終端部を覆うように中央片3aaを配置している。
ランプソケット10aの第1の受口面1aは、直管形ランプ20の突出部22aと当接し、ソケット本体5の一対の平行な第1の挿入口2a,2a内それぞれにおける第1の導電板3aの一対の第1接触片3ac,3acが直管形ランプ20の第1ランプピン24を保持している。ここで、直管形ランプ20をランプソケット10aに装着した場合、各第1ランプピン24の板状突出部24aは、第1の導電板3aの一対の第1接触片3ac,3acに弾接され、第1ランプピン24がランプソケット10a側に保持される。第1ランプピン24の板状突起部24aは、第1の導電板3aの一対の第1接触片3ac,3acに保持されることで、直管形ランプ20がランプソケット10aから抜けにくくなる。
また、各第1の導電板3aは、ボディ6の内部に設けられた台となる台座部6eの一表面6eaにそれぞれ保持されており、第1ランプピン24の折曲部24bを台座部6eの一表面6eaと該一表面6ea側の第1の導電板3aにおける端部との間に挿入可能な切欠部(図示していない)をそれぞれ備えている。
なお、ソケット本体5には、ボディ6を貫通する複数個(ここでは、2個)の貫設孔4を備えており、該貫設孔4を一対の第1の導電板3a,3a側とそれぞれ電気的に接続可能な電線(図示していない)の挿入孔としている(図1(b)を参照)。第1の導電板3aは、貫通孔4に挿入された電線と、電気的に簡便に接続できるように速結端子を備えた構成としてもよい。ボディ6は、ボディ6の内部に壁部6fを備え、壁部6fにより電気的に分離した第1空間6caと、第2空間6cbとに、各第1の導電板3a,3aの速結端子を分けて配置可能に構成している。
次に、直管形ランプ20の第2口金部23側と接続させるランプソケット10bは、図2に示すように、ソケット本体5の一表面5a側に直管形ランプ20の第2口金部23が当接可能な第2の受口面1bを有している。ランプソケット10bは、ソケット本体5の外周壁となる左側の側壁6a側からソケット本体5の中心部側に沿って設けられた直線状溝部5dを備えている。
また、直線状溝部5dは、ソケット本体5の外周壁の側壁6a側が直管形ランプ20の第2口金部23から突出した第2ランプピン25を挿入する第2の挿入口2bを成している。また、ランプソケット10bは、内部に第2口金部23から突出した1本の第2ランプピン25と電気的に接続可能な導電部3を構成する接地用の導電板たる第2の導電板3bが備えている。ランプソケット10bは、ボディ6の側面視において、第2の挿入口2bがT字状の形状となっている。すなわち、ソケット本体5の側壁6aには、第2ランプピン25の形状に対応する形状の第1の挿入口2bが設けられている。
なお、ランプソケット10bは、カバー7の下端部にボディ6の内部に設けられた図1(b)の係合突起部6dと同構造の図示しない係合突起部と係合させるため、ソケット本体5の内部側に突出した突部7aと、突部7aの先端に設けた係合爪7aaを備えている。また、カバー7の上側の両端部には、ボディ6の上側の両端部に設けられた挿入凹部6b,6bに挿入して固定するための挿入突起部7bを備えている。
第2ランプピン25と電気的に接続可能な第2の導電板3bは、導電性の良好な金属材料(たとえば、銅合金など)の板状体を折り曲げ加工して形成される。第2の導電板3bは、ボディ6の内部に設けられた直線状溝部5dの終端部を覆うように、中央片3baと、中央片3baの両側縁からそれぞれ突出する一対の保持片3bb,3bbと、各保持片3bbの先端部に設けられ直管形ランプ20の第2ランプピン25と接触する第2接触片3bcと、第2接触片3bcの先端部から一対の保持片3bb,3bbと略同じ幅で設けられたガイド片3bdとを備えている。
一対の第2接触片3bc,3bcは、ソケット本体5の左右方向における第2接触片3bcの中間部が両側部よりもソケット本体5の上下方向に突出した形状となっている。すなわち、一対の第2接触片3bc,3bcは、互いに対向して、第2ランプピン25の軸部25aを挟持できるように略U字形に折り曲げられている。なお、一対の第2接触片3bc,3bcの形状は、第2ランプピン25と接触可能な限り、U字形に限られず、平板状など種々の形状で形成してもよい。また、第2の導電板3bは、中央片3baとは反対側の端部に予めリード線(図示していない)を接続させたものや速結端子(図示していない)を備えたものであってもよい。なお、第2の導電板3bは、外部と電気的に接続させる場合だけでなく、単に第2ランプピン25を保持する場合もある。
第2の導電板3bは、ガイド片3bdを左側(図2中の左方)、中央片3baを右側(図3中の右方)にしてボディ6の直線状溝部5dの終端部を覆うように内部に収納されている。ランプソケット10bの第2の受口面1bでは、ソケット本体5の第2の挿入口2bが設けられる直線状溝部5dの終端部における第2の導電板3bが、直管形ランプ20の第2口金部23から突出した第2ランプピン25を保持する。
また、第2の導電板3bは、ボディ6の内部に設けられた台となる台座部6eの一表面6eaに保持されており、第2ランプピン25の径大部25bを台座部6eの一表面6eaと該一表面6ea側の第2の導電板3bの端部との間に挿入可能な切欠部(図示していない)を備えている。第2の導電板3bは、接地用のアースピンとなる第2ランプピン25と電気的に接続させることで、導通片3beを接地用のアース端子として機能させることができる。
次に、直管形ランプ20をランプソケット10a,10bに装着する方法について説明する。
本実施形態のランプソケット10a,10bは、たとえば、上述した直管形ランプ20の一端側の第1口金部22を装着可能なランプソケット10aの一表面5a側の第1の受口面1aと、上述した直管形ランプ20の他端側の第2口金部23を装着可能なランプソケット10bの一表面5a側の第2の受口面1bとを対向させる。ランプソケット10a,10bの間隔は、ランプソケット10aと当接させる直管形ランプ20の第1口金部22と、ランプソケット10bと当接させる直管形ランプ20の第2口金部23との間隔に合わせて配置すればよい。これにより、ランプソケット10a,10bは、図4に示すように、直管形ランプ20を装着させることが可能となる。なお、図4では、直管形ランプ20と、直管形ランプ20の一端側の第1口金部22側を保持するランプソケット10aと、直管形ランプ20の他端側の第2口金部23を保持するランプソケット10bとだけを図示して、各部材の位置関係を分かり易くしている。このような、本実施形態のランプソケット10a,10bを備えた照明装置は、図示していない天井材に固定して使用することができる。
直管形ランプ20をランプソケット10a,10bに装着する際には、直管形ランプ20の第1口金部22をランプソケット10aの第1の受口面1a側、直管形ランプ20の第2口金部23をランプソケット10bの第2の受口面1b側にして、直管形ランプ20をランプソケット10a,10bの間にそれぞれ近付ける。そして、直管形ランプ20の一端側は、ランプソケット10aの第1の受口面1aにある2つの第1の挿入口2a,2a内に一対の第1ランプピン24,24を挿入させる。また、直管形ランプ20の他端側は、別のランプソケット10bの第2の受口面1bにある1つの第2の挿入口2b内に直管形ランプ20の第2ランプピン25を挿入させる。これにより、直管形ランプ20は、ランプソケット10a,10bに対して、図4の破線の矢印の向きに移動され、ランプソケット10a,10bに装着される。
すなわち、直管形ランプ20をランプソケット10aに装着するにあたっては、直管形ランプ20の一対の第1ランプピン24,24を一方のランプソケット10aにおけるソケット本体5の外周壁となるボディ6の側壁6a側から中心部側に向かって一対の直線状溝部5c,5cに沿ってそれぞれ挿入する。第1ランプピン24は、直線状溝部5cの第1の挿入口2aとは反対側の終端部に設けられた第1の導電板3aの一対の第1接触片3ac,3acと嵌合させられる。これによって、ランプソケット10aは、直管形ランプ20の一端側の保持および給電を行うことが可能となる。
同様に、直管形ランプ20をランプソケット10bに装着するにあたっては、直管形ランプ20の第2ランプピン25を他方のランプソケット10bにおけるソケット本体5の外周壁となる側壁6a側から中心部側に向かって直線状溝部5dに沿って挿入する。第2ランプピン25は、直線状溝部5dの第2の挿入口2bとは反対側の終端部に設けられた第2の導電板3bの一対の第2接触片3bc,3bcと嵌合させられる。これによって、ランプソケット10bは、直管形ランプ20の他端側の保持およびアース接続を行うことが可能となる。
この状態で、直管形ランプ20は、発光管21内部の発光ダイオードが所定の照射面側を向くように、実装基板と第1ランプピン24,24や第2ランプピン25との位置関係を規定している。この時、2本の第1ランプピン24,24は、ランプソケット10aのボディ6の内部に配置されている2個の第1の導電板3a,3aに電気的に接続されて、後述する照明装置の点灯回路から直管形ランプ20の発光ダイオード側に直流電力が供給される。また、直管形ランプ20の1本の第2ランプピン25の径大部25bは、第2の導電板3bと電気的に接続させることで、接地用のアースピンとなる。
なお、第1ランプピン24における板状突出部24aの第1の挿入口2aへの挿入に伴って、第1の導電板3aの一対の第1接触片3ac,3acが外側に撓められた後、一対の第1接触片3ac,3acなどの弾性力で板状突出部24aが一対の第1接触片3ac,3acに接触して保持される。したがって、直管形ランプ20の各第1ランプピン24の板状突出部24aが一対の第1接触片3ac,3acによって機械的に保持されているから、直管形ランプ20の第1口金部22がランプソケット10aから脱落することを抑制することが可能となる。
本実施形態のランプソケット10aは、ソケット本体5の外周壁となる側壁6aに設けられた第1の挿入口2a,2aに第1口金部22の第1ランプピン24,24が挿入され、第1の受口面1aに対して、直管形ランプ20を一対の直線状溝部5c,5cに沿って移動させる簡単な動作で直管形ランプ20の装着および給電を行うことができる。また、第1ランプピン24に対して、直線状溝部5cの壁面と、導電部3とが直管形ランプ20の重力が掛かる方向と垂直方向に配置されるため、直管形ランプ20の落下を抑制することが可能となる。
同様に、本実施形態のランプソケット10bは、ソケット本体5の外周壁となる側壁6aに設けられた第2の挿入口2bに第2口金部23の第2ランプピン25が挿入され、第2の受口面1bに対して、直管形ランプ20を直線状溝部5dに沿って移動させる簡単な動作で直管形ランプ20の装着を行うことができる。また、第2ランプピン25に対して、直線状溝部5dの壁面と、導電部3とが直管形ランプ20の重力が掛かる方向と垂直方向に配置されるため、直管形ランプ20の落下を抑制することが可能となる。
なお、ランプソケット10a,10bは、直管形ランプ20を装着させるにあたって、必ずしも直管形ランプ20の一端側の第1口金部22から突出した2本の第1ランプピン24,24および他端側の第2口金部23から突出した1本の第2ランプピン25をともにランプソケット10a,10bの直線状溝部5c,5dに沿わして挿入する必要もない。すなわち、一方を本実施形態のランプソケット10aや本実施形態のランプソケット10bを用いるとともに、他方を別のランプソケット用いてもよい。別のランプソケット(図示していない)としては、たとえば、直管形ランプ20の第2口金部23から突出する第2ランプピン25を挿入する挿入口を備えた第2口金部23と相対する受口部をバネで支持し、直管形ランプ20の装着時には、受口部を直管形ランプ20の軸方向に押し込めて挿入可能なものを用いてもよい。
これにより、たとえば、反射板付きの照明装置のように直管形ランプ20をスライドさせる自由度が少ない場合でも、たとえば、ランプピン25を上述の図示していないランプソケットの第2の挿入口に挿入した後に他方のランプピン24,24を本実施形態のランプソケット10aにスライドして挿入することで、比較的容易に直管形ランプ20を装着することが可能となる。
本実施形態のランプソケット10aの構成は、上述のソケット本体5で直管形ランプ20の重力が掛かる方向と垂直方向となるソケット本体5の一方の側壁6a側からソケット本体5の中心部側に沿って設けられた略平行な2つの直線状溝部5c,5cを設ける構成だけに限られない。本実施形態のランプソケット10aは、たとえば、図5(a)に示すように、ソケット本体5が、第1の受口面1aに、ソケット本体5の側壁6a側から中心部側に向かって、直管形ランプ20の重力が掛かる方向と垂直方向から直管形ランプ20の重力が掛かる方向に向かって斜めに傾斜し直管形ランプ20を保持可能な略平行な2つの直線状溝部5e,5eを設けた構成でもよい。これにより、ランプソケット10aは、ランプソケット10aに横向き(図5中の左右方向)に振動が加えられても、直線状溝部5e,5eが傾斜しているため、直管形ランプ20の第1ランプピン24,24が直管形ランプ20の重力に逆らって傾斜した直線状溝部5eを登らなければ、第1の挿入口2aから第1ランプピン24が外れることがない。したがって、直線状溝部5eは、直管形ランプ20を保持可能に設けられており、ランプソケット10aは、直管形ランプ20が脱落することを、より抑制することが可能となる。
なお、図5(a)では、図示していないが、直管形ランプ20の第2口金部23を保持するランプソケット10bも同様に、ソケット本体5の第2の受口面1bに、ソケット本体5の側壁6a側から中心部側に向かって、直管形ランプ20の重力が掛かる方向と垂直方向から直管形ランプ20の重力が掛かる方向に向かって斜めに傾斜した直管形ランプ20を保持可能な直線状溝部を設けた構成とすることができる。
さらに、ランプソケット10a,10bは、図1や図2に示すように、上述したソケット本体5の側壁6aから中心側に直線状溝部5c,5cだけで一表面5側の開口を備えた構成とする代わりに、図5(b)に示すように、直線状溝部5cが中心側で第1ランプピン24を直線方向と垂直方向に落とし込んで保持する保持部5fを備えてもよい。言い換えれば、ランプソケット10aは、ソケット本体5が、ソケット本体5の側壁6a側から中心部側に向かって設けられた略平行な2つの直線状溝部5c,5cと、直線状溝部5c,5cの中心部側の終端部に第1ランプピン24を直管形ランプ20の重力が掛かる方向に落とし込んで保持する保持部5fとを備えた構成としてもよい。
なお、図5(b)では図示していないが、直管形ランプ20の第2口金部23を保持するランプソケット10bも同様に、直線状溝部5dが中心側で第2ランプピン25を直線方向と垂直方向に落とし込んで保持する保持部5fを備えてもよい。すなわち、ランプソケット10bは、ソケット本体5が、ソケット本体5の側壁6a側から中心部側に向かって設けられた直線状溝部5dと、該直線状溝部5dの中心部側の終端部に第2ランプピン25を直管形ランプ20の重力が掛かる方向に落とし込んで保持する保持部5fとを備えた構成としてもよい。
図5(a)のランプソケット10aは、ランプソケット10aに対する直管形ランプ20の挿入方向が一定方向に定まった状態となる。なお、直管形ランプ20は、この状態で、発光ダイオードが照射面側を向くように装着されている。ランプソケット10aは、第1の導電板3aの一対の第1の接触片3ac,3acが直管形ランプ20の第1ランプピン24と電気的に接続されるとともに、直管形ランプ20の第1ランプピン24を機械的に保持する。この時、2本の第1ランプピン24,24は、ボディ6の内部に配置されている2個の第1の導電板3a,3aに電気的に接続されて、ランプソケット10a側から直管形ランプ20の発光ダイオードに直流電流を供給することができる。また、ランプソケット10aに装着された直管形ランプ20は、直管形ランプ20の重力が掛かる方向に落とし込んで保持する保持部5fに保持させることで、第1ランプピン24,24が直管形ランプ20の重力が掛かる方向からずれた位置となっている。そのため、図5(b)のランプソケット10aは、単に直管形ランプ20の重力が掛かる方向と垂直方向に直線状溝部5cだけを設けたものと比較して、ランプソケット10aから直管形ランプ20が脱落することを、より抑制することが可能となる。
すなわち、図5(a)と同様に、直管形ランプ20がはずれることを抑制する効果に加えて、図1と同じく、ランプソケット10aに対して重力が掛かる方向と垂直方向に単にずらすだけの比較的簡単な方法で直管形ランプ20を装着や装脱することが可能となる。
なお、保持部5fを構成する窪みは、直線状溝部5cの一表面5a側の開口から直管形ランプ20の折曲部24bが抜けることを防止するために、折曲部24bの板状突出部24aから外側に突出した部分の幅よりも狭くしている。また、直管形ランプ20が保持部5fを構成する窪みに嵌合されると、直管形ランプ20の自重により下方に配置されている第1の導電板3aの第1接触片3acと接触して給電するだけの構成としてもよい。
なお、本実施形態のランプソケット10aは、直管形ランプ20として片側給電方式のL形口金付直管形LEDランプを用いて説明したが、両側給電方式の直管形ランプを装着させるために用いてもよい。すなわち、ランプソケット10aは、直管形ランプ20の一端側の第1口金部22と当接するソケット本体5の一表面5a側だけで給電させる片側給電方式だけでなく、両側給電方式の直管形ランプを装着させるために、直管形ランプ20の一端側の第1口金部22と当接するランプソケット10aと、直管形ランプ20の他端側の第2口金部23と当接するランプソケット10bとから給電することが可能な構成としてもよい。
(実施形態2)
以下に、実施形態1で説明したランプソケット10a,10bを備える照明装置30について図6の概略構成図を参照して説明する。
本実施形態の照明装置30は、複数本(ここでは、2本)の直管形ランプ20を直線状に配置させることが可能な直方体状の照明器具31を備えている。照明器具31には、2本の直管形ランプ20の一端側の第1口金部22と当接して給電するための図1で示した実施形態1のランプソケット10aと、直管形ランプ20の他端側の第2口金部23と当接して接地端子となる第2ランプピン25と電気的に接続可能なランプソケット10bとを備えている。照明器具31の内部には、商用電源ACからの電源線が接続される端子台33と、端子台33を介して入力される商用電源ACからの交流電圧を直管形ランプ20に適合した所定の直流電圧に変換して降圧し直管形ランプ20に供給する点灯回路32が収納されている。点灯回路32の出力端子は、配線34を介してランプソケット10aと接続されている。ランプソケット10aは、ランプソケット10aに装着された直管形ランプ20の第1口金部22側から給電する。また、点灯回路32のアース端子部は、配線36を介して中央のランプソケット10bと、照明器具31の一方の端部(図6の右側)に設けたランプソケット10bとにそれぞれ電気的に接続されている。
照明装置30は、照明器具31の長手方向の両端部に直管形ランプ20を保持できるように照明器具31の本体にランプソケット10a,10bを突出させて備えている。すなわち、照明装置30は、直管形ランプ20における発光管21の両端に設けられた第1口金部22、第2口金部23をそれぞれ対応するランプソケット10a,10bに装着させることで直管形ランプ20を保持する。なお、照明装置30は、2本の直管形ランプ20をそれぞれ直線状に配設できるように、上述した各ランプソケット10a,10bを直管形ランプ20の第1口金部22および第2口金部23間の長さに応じて所定の間隔で配置している。