JP2012129406A - 化学的機械的研磨法およびそれに用いられるスラリー - Google Patents
化学的機械的研磨法およびそれに用いられるスラリー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012129406A JP2012129406A JP2010280633A JP2010280633A JP2012129406A JP 2012129406 A JP2012129406 A JP 2012129406A JP 2010280633 A JP2010280633 A JP 2010280633A JP 2010280633 A JP2010280633 A JP 2010280633A JP 2012129406 A JP2012129406 A JP 2012129406A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- slurry
- polymer
- chemical mechanical
- mechanical polishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
【解決手段】重合体(a)、研磨砥粒(b)および水(c)を含有し、重合体(a)が、環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)の構造単位、並びに水酸基と反応性のある官能基を2個以上有する化合物(a−2)の構造単位を含む、化学的機械的研磨用スラリー。
【選択図】なし
Description
図1〜図5は、半導体装置の製造プロセスでのシャロー・トレンチ分離領域の形成工程を段階的に示した模式断面図である。なお、図1〜5は、基板(ウエハ)1中に1個の半導体装置の部分が形成されることを示しているが、実際には、1枚の基板に対してシャロー・トレンチ分離領域を有する半導体装置が複数作製され、ダイシングによって、個々の半導体装置(チップ)に分離される。また、図中の各部の寸法は、理解を容易にするために設定したもので、各部と各部との間の寸法比は、実際のものとは必ずしも一致しない。
重合体(a)が、環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)の構造単位、並びに水酸基と反応性のある官能基を2個以上有する化合物(a−2)の構造単位を含むことを特徴とする、
化学的機械的研磨用スラリー。
[2] 重合体(a)が、環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)100質量部に対して、化合物(a−2)10〜1,000質量部を反応させて得られたものである、上記[1]に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
[3] 重合体(a)の重量平均分子量が、1,900〜500,000である上記[1]または[2]に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
[4] 重合体(a)の含有量が、スラリー全量中、0.01〜10.0質量%である上記[1]〜[3]のいずれか一つに記載の化学的機械的研磨用スラリー。
[5] 環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)が、シクロデキストリンである上記[1]〜[4]のいずれか一つに記載の化学的機械的研磨用スラリー。
[6] シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、2−ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリンおよび2−ヒドロキシブロピル−β−シクロデキストリンからなる群より選ばれる少なくとも一つである上記[5]に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
[7] 化合物(a−2)の分子量が、50〜10,000である上記[1]〜[6]のいずれか一つに記載の化学的機械的研磨用スラリー。
[8] 化合物(a−2)が、多価カルボン酸である上記[7]に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
[9] 化合物(a−2)が、クエン酸、イソクエン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、酒石酸、リンゴ酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、シトラコン酸、オキサロ酢酸、グルタミン酸、オキサロコハク酸、オキソグルタル酸、アスパラギン酸、ジグリコール酸、シトラマル酸、ヘミメリト酸、トリメリト酸、トリメシン酸、プレーニト酸、メロファン酸、ピロメリト酸、ベンゼンペンタカルボン酸、メリト酸、アコニット酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、イミノ二酢酸(IDA)、トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸(cyDTA)、O,O’−ビス(2−アミノフェニル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラミン六酢酸(TTHA)、グリコールエーテルジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(GEDTA)、ニトリロトリス(メチルホスホン酸)、ヒドロキシイミノ二酢酸(HIDA)、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、1,3−プロパンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(PDTA)およびブタンテトラカルボン酸からなる群より選ばれる少なくとも一つである上記[8]に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
[10] 上記[1]〜[9]のいずれか一つに記載の化学的機械的研磨用スラリーを用いる化学的機械的研磨法。
(i)エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等の水酸基含有化合物;
(ii)クエン酸、イソクエン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、酒石酸、リンゴ酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、シトラコン酸、オキサロ酢酸、グルタミン酸、オキサロコハク酸、オキソグルタル酸、アスパラギン酸、ジグリコール酸、シトラマル酸、ヘミメリト酸、トリメリト酸、トリメシン酸、プレーニト酸、メロファン酸、ピロメリト酸、ベンゼンペンタカルボン酸、メリト酸、アコニット酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、イミノ二酢酸(IDA)、トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸(cyDTA)、O,O’−ビス(2−アミノフェニル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラミン六酢酸(TTHA)、グリコールエーテルジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(GEDTA)、ニトリロトリス(メチルホスホン酸)、ヒドロキシイミノ二酢酸(HIDA)、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、1,3−プロパンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(PDTA)およびブタンテトラカルボン酸等の多価カルボン酸およびこれらの塩;
(iii)メチレンビスフェニルジイソシアネート(MDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)等のイソシアネート類;
が挙げられる。
(i)好ましくは、多価カルボン酸およびイソシアネート類からなる群より選ばれる少なくとも一つであり、
(ii)より好ましくは、クエン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、酒石酸、リンゴ酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、マレイン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)からなる群より選ばれる少なくとも一つであり、
(iii)さらに好ましくは、クエン酸、コハク酸、グルタル酸、酒石酸、リンゴ酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)からなる群より選ばれる少なくとも一つであり、
(iv)特に好ましくは、クエン酸、コハク酸、グルタル酸、酒石酸、リンゴ酸およびエチレンジアミン四酢酸(EDTA)からなる群より選ばれる少なくとも一つである。
(i)環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)と化合物(a−2)とを含む有機溶媒中に触媒を添加し、系外に水分を除去しながら、それらを加熱する方法、
(ii)環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)と化合物(a−2)とを水中に溶解させ、そこに酸触媒を添加した後、乾固させながら、それらを重合する方法、
(iii)カルボジイミド等の縮合剤を用いて、環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)と化合物(a−2)とを反応させる方法
等が挙げられる。
(i)環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)の構造単位並びに化合物(a−2)の構造単位を有する前記重合体と、ポリエチレングリコールとを共重合して得られる共重合体、または
(ii)環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)の構造単位並びに化合物(a−2)の構造単位を有する前記重合体と、水酸基と反応性のある官能基を両末端に有する変性ポリエチレングリコールとを共重合して得られる共重合体
を、重合体(a)として使用することもできる。前記のポリエチレングリコールおよび変性ポリエチレングリコールの分子量ないし重量平均分子量は、好ましくは100〜10,000である。
下記実施例1〜23および比較例3で得られた重合体の重量平均分子量(ポリエチレングリコール標準による換算値)を、GPC装置(Waters製「150C」)にGPCカラム(東ソー株式会社製「GMPWXL」)を接続し、200mMリン酸塩水溶液を移動相として用いて、測定した。測定結果を表1〜4に示す。なお、表1〜4では重量平均分子量を「Mw」と記載する。
標準緩衝液(フタル酸塩pH緩衝液:pH4.00(25℃)、中性リン酸塩pH緩衝液:pH7.00(25℃)、ホウ酸塩pH緩衝液:pH9.00(25℃))を用いて、pHメータ(株式会社堀場製作所製「pHメータ F22」)を3点較正した。下記実施例および比較例で得られたCMP用スラリーに較正したpHメータの電極を入れて、2分間以上経過してpH値が安定した後に、その値を測定した。測定結果を表1〜4に示す。
試験基板としてSKW製パターンウエハ「SKW3−2」を用いた。前記ウエハは、図2に示すように、酸化絶縁膜2(酸化ケイ素)、ストッパ膜3(窒化ケイ素)、溝4、絶縁膜5(酸化ケイ素)が形成されたものである(酸化絶縁膜2の厚さ:10nm、ストッパ膜3の厚さ:150nm、ストッパ膜3の幅:100μm、溝4の深さ(ストッパ膜3の表面から溝4の底部までの距離):500nm、溝4の幅:100μm、絶縁膜5の平均厚さ:600nm)。研磨装置(MAT社製「BC−15」)の基板保持部に前記ウエハを固定した。一方、研磨定盤にはΦ380mmの研磨パッド(ニッタ・ハース社製「IC1400」同心円溝)を両面テープで貼り付けた。コンディショナー(アライドマテリアル社製、直径19.0cm)を用い、圧力3.48kPa、定盤回転数100rpm、コンディショナー回転数140rpmで同方向に回転させ、純水を定量送液ポンプ(東京理科器械株式会社製「RP−1000」)にて毎分150mLで供給しながら60分間、研磨パッドのコンディショニングを行った。前記研磨パッド上に、下記実施例および比較例で得られたCMP用スラリーを、毎分120mLで供給しながら、前記ウエハを研磨した(研磨定盤の回転速度100rpm、ウエハの回転速度99rpm、ウエハへの荷重23.4kPa)。ストッパ膜3(窒化ケイ素)上の絶縁膜5(酸化ケイ素)が消失し、ストッパ膜3が露出した時点をジャスト研磨として研磨を終了し、ウエハを蒸留水で洗浄し、乾燥した。また、ジャスト研磨後のストッパ膜3と絶縁膜5との間の段差D2(図4)は、表面粗さ測定機を用いて測定した。詳しくは、表面粗さ測定機(株式会社ミツトヨ製小形表面粗さ測定機「SJ−400」)を用い、標準スタイラス、測定レンジ:80μm、JIS2001、GAUSSフィルタ、カットオフ値λc:2.5mm、カットオフ値λs:8.0μmの設定でジャスト研磨後のウエハを測定し、断面曲線から段差D2を算出した。測定結果を表1〜4に示す。
(重合体(a)の合成)
環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)としてα−シクロデキストリン(日本食品加工株式会社製)50g、および化合物(a−2)としてエチレンジアミン四酢酸(同仁化学研究所製)50gを用いて、重合体(a)を合成した。詳しくは、これらを1L合成フラスコ中で0.5Lの蒸留水に溶解させ、その中に硫酸(和光純薬株式会社製)0.5gを加えた。反応系を80℃に昇温し、水を除去し、乾固させて、α−シクロデキストリンおよびエチレンジアミン四酢酸に由来する構造単位を含む重合体(a)を得た。
研磨砥粒(b)として酸化セリウム砥粒(昭和電工株式会社製研磨剤「GPL−C1010」、スラリー中の酸化セリウム砥粒含有量:10質量%、酸化セリウム砥粒の平均粒径:200nm)50g、前記重合体(a)4g、および蒸留水(c)を1Lメスシリンダー中で混合し、マグネチックスターラーで撹拌しながら、塩酸(和光純薬工業株式会社製)を加えてpHを5.0とした後、蒸留水を加えてCMP用スラリー全量を1,000gとして、重合体(a)の含有量が0.4質量%であり、研磨砥粒(b)の含有量が0.5質量%であるCMP用スラリーを得た。
pHを5.5としたこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
pHを4.5としたこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
実施例1で得られた重合体(a)1gを使用して、CMP用スラリー中の重合体(a)の含有量を0.1質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
実施例1で得られた重合体(a)15gを使用して、CMP用スラリー中の重合体(a)の含有量を1.5質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
エチレンジアミン四酢酸5gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
α−シクロデキストリン5gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
実施例1で得られた重合体(a)を、分画分子量600〜1,000の透析膜(スペクトラム・ラボラトリーズ社製)を用いて精製し、精製した重合体(a)を使用したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)としてβ−シクロデキストリン(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)としてγ−シクロデキストリン(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)としてメチル−β−シクロデキストリン(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)として2−ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)として2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(日本食品加工株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
化合物(a−2)としてコハク酸(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
化合物(a−2)としてグルタル酸(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
化合物(a−2)として酒石酸(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
化合物(a−2)としてリンゴ酸(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
化合物(a−2)としてクエン酸(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
化合物(a−2)としてクエン酸(和光純薬工業株式会社製)5gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)としてα−シクロデキストリン5g、および化合物(a−2)としてクエン酸(和光純薬工業株式会社製)50gを使用して重合体(a)を合成したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
(重合体(a)の合成)
環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)としてα−シクロデキストリン(和光純薬工業株式会社製)50g、およびジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社製)250gを1L合成フラスコに投入した。窒素ガス雰囲気下で撹拌しながら反応系を90℃に昇温した後、化合物(a−2)としてのクエン酸(和光純薬工業株式会社製)50gおよびジメチルスルホキシド250gの混合物を、1時間かけて滴下した。クエン酸の滴下終了後に90℃で24時間撹拌してから冷却し、次いで4,500gのアセトンを加え、重合体(a)を沈殿させ、沈殿物をメンブレンフィルター(孔径3μm、アドバンテック社製)で濾過して、α−シクロデキストリンおよびクエン酸に由来する構造単位を含む重合体(a)を得た。
上記のようにして得られた重合体(a)を使用したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
(重合体(a)の合成)
窒素ガス雰囲気下で、環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)としてα−シクロデキストリン(和光純薬工業株式会社製)50g、およびジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社製)500gを1L合成フラスコに投入した。さらに、エステル化反応の縮合剤としてジイソプロピルカルボジイミド39gを加え、25℃で4時間撹拌した。次いで、ジメチルスルホキシド500gに溶解したクエン酸(和光純薬工業株式会社製)50gを、化合物(a−2)として、1時間かけて滴下した。クエン酸の滴下終了後に25℃で24時間撹拌してから、4,500gのアセトンを加え、重合体(a)を沈殿させ、沈殿物をメンブレンフィルター(孔径3μm、アドバンテック社製)で濾過して、α−シクロデキストリンおよびクエン酸に由来する構造単位を含む重合体(a)を得た。
上記のようにして得られた重合体(a)を使用したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
(重合体(a)の合成)
窒素ガス雰囲気下で、環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)としてα−シクロデキストリン(和光純薬工業株式会社製)50g、およびジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社製)500gを1L合成フラスコに投入した。70℃に加熱しながら、ジメチルスルホキシド500gに溶解したヘキサメチレンジイソシアネート(和光純薬工業株式会社製)8.6gを、化合物(a−2)として、1時間かけて滴下した。ヘキサメチレンジイソシアネートの滴下終了後に25℃で4時間撹拌してから、4,500gのアセトンを加え、重合体を沈殿させ、沈殿物をメンブレンフィルター(孔径3μm、アドバンテック社製)で濾過して、α−シクロデキストリンおよびヘキサメチレンジイソシアネートに由来する構造単位を含む重合体(a)を得た。
上記のようにして得られた重合体(a)を使用したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
重合体(a)の代わりにα−シクロデキストリン(和光純薬工業株式会社製)5g、研磨砥粒(b)として酸化セリウム砥粒(昭和電工株式会社製研磨剤「GPL−C1010」、スラリー中の酸化セリウム砥粒含有量:10質量%)50g、および蒸留水(c)を1Lメスシリンダー中で混合し、マグネチックスターラーで撹拌しながら、塩酸(和光純薬工業株式会社製)を加えてpHを5.0とした後、蒸留水を加えてCMP用スラリー全量を1,000gとして、α−シクロデキストリンの含有量が0.4質量%であり、研磨砥粒(b)の含有量が0.5質量%であるCMP用スラリーを得た。
重合体(a)の代わりにエチレンジアミン四酢酸(和光純薬工業株式会社製)5g、研磨砥粒(b)として酸化セリウム砥粒(昭和電工株式会社製研磨剤「GPL−C1010」、スラリー中の酸化セリウム砥粒含有量:10質量%)50g、および蒸留水(c)を1Lメスシリンダー中で混合し、マグネチックスターラーで撹拌しながら、塩酸(和光純薬工業株式会社製)を加えてpHを5.0とした後、蒸留水を加えてCMP用スラリー全量を1,000gとして、エチレンジアミン四酢酸の含有量が0.4質量%であり、研磨砥粒(b)の含有量が0.5質量%であるCMP用スラリーを得た。
(重合体の合成)
環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)の代わりにグルコース(和光純薬工業株式会社製)50g、および化合物(a−2)としてエチレンジアミン四酢酸(同仁化学研究所製)50gを用いて、重合体を合成した。詳しくは、これらを1L合成フラスコ中で0.5Lの蒸留水に溶解させ、その中に硫酸(和光純薬株式会社製)0.5gを加えた。反応系を80℃に昇温し、水を除去し、乾固させて、グルコースおよびエチレンジアミン四酢酸に由来する構造単位を含む重合体を得た。
重合体(a)の代わりに上記のようにして得られた重合体を使用したこと以外は実施例1と同様にして、CMP用スラリーを調製した。
2 酸化絶縁膜(酸化ケイ素など)
3 ストッパ膜(窒化ケイ素など)
4 溝(エッチング部分)
5 絶縁膜(酸化ケイ素など)
6 シャロー・トレンチ分離領域
D1 初期段差
D2 段差
D3 段差増加量
Claims (10)
- 重合体(a)、研磨砥粒(b)および水(c)を含有し、
重合体(a)が、環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)の構造単位、並びに水酸基と反応性のある官能基を2個以上有する化合物(a−2)の構造単位を含むことを特徴とする、
化学的機械的研磨用スラリー。 - 重合体(a)が、環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)100質量部に対して、化合物(a−2)10〜1,000質量部を反応させて得られたものである、請求項1に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
- 重合体(a)の重量平均分子量が、1,900〜500,000である請求項1または2に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
- 重合体(a)の含有量が、スラリー全量中、0.01〜10.0質量%である請求項1〜3のいずれか一項に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
- 環状オリゴ糖および/またはその誘導体(a−1)が、シクロデキストリンである請求項1〜4のいずれか一項に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
- シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、2−ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリンおよび2−ヒドロキシブロピル−β−シクロデキストリンからなる群より選ばれる少なくとも一つである請求項5に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
- 化合物(a−2)の分子量が、50〜10,000である請求項1〜6のいずれか一項に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
- 化合物(a−2)が、多価カルボン酸である請求項7に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
- 化合物(a−2)が、クエン酸、イソクエン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、酒石酸、リンゴ酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、シトラコン酸、オキサロ酢酸、グルタミン酸、オキサロコハク酸、オキソグルタル酸、アスパラギン酸、ジグリコール酸、シトラマル酸、ヘミメリト酸、トリメリト酸、トリメシン酸、プレーニト酸、メロファン酸、ピロメリト酸、ベンゼンペンタカルボン酸、メリト酸、アコニット酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、イミノ二酢酸(IDA)、トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸(cyDTA)、O,O’−ビス(2−アミノフェニル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラミン六酢酸(TTHA)、グリコールエーテルジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(GEDTA)、ニトリロトリス(メチルホスホン酸)、ヒドロキシイミノ二酢酸(HIDA)、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、1,3−プロパンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(PDTA)およびブタンテトラカルボン酸からなる群より選ばれる少なくとも一つである請求項8に記載の化学的機械的研磨用スラリー。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の化学的機械的研磨用スラリーを用いる化学的機械的研磨法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010280633A JP5725832B2 (ja) | 2010-12-16 | 2010-12-16 | 化学的機械的研磨法およびそれに用いられるスラリー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010280633A JP5725832B2 (ja) | 2010-12-16 | 2010-12-16 | 化学的機械的研磨法およびそれに用いられるスラリー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012129406A true JP2012129406A (ja) | 2012-07-05 |
| JP5725832B2 JP5725832B2 (ja) | 2015-05-27 |
Family
ID=46646128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010280633A Expired - Fee Related JP5725832B2 (ja) | 2010-12-16 | 2010-12-16 | 化学的機械的研磨法およびそれに用いられるスラリー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5725832B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013140984A (ja) * | 2011-12-30 | 2013-07-18 | Cheil Industries Inc | Cmpスラリー組成物及びそれを用いた研磨方法 |
| JP2014117794A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Fujibo Holdings Inc | ダイヤモンドラッピング用樹脂定盤及びそれを用いたラッピング方法 |
| JP2015076494A (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-20 | 東亞合成株式会社 | 半導体用濡れ剤及び研磨用組成物 |
| JP2015227446A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-17 | 花王株式会社 | サファイア板用研磨液組成物 |
| WO2016017812A1 (ja) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | Hoya株式会社 | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 |
| JP2016196530A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 日立化成株式会社 | 研磨剤、研磨剤用貯蔵液及び研磨方法 |
| JP2016199659A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 日立化成株式会社 | 研磨液、研磨液セット及び基体の研磨方法 |
| JP2019099590A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | 花王株式会社 | 研磨液組成物 |
| WO2020100985A1 (ja) * | 2018-11-15 | 2020-05-22 | 花王株式会社 | 研磨液組成物 |
| JP2021517358A (ja) * | 2018-03-14 | 2021-07-15 | シーエムシー マテリアルズ,インコーポレイティド | Sti用途のcmp組成物 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006511511A (ja) * | 2002-12-02 | 2006-04-06 | アクチメックス ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ | 活性物質としてプロポリスを有する四種組成物 |
| WO2009058277A1 (en) * | 2007-10-29 | 2009-05-07 | Ekc Technology, Inc. | Novel nitrile and amidoxime compounds and methods of preparation |
| JP2010056199A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Fujifilm Corp | 研磨用組成物及びそれを用いた研磨方法 |
| JP2011103410A (ja) * | 2009-11-11 | 2011-05-26 | Kuraray Co Ltd | 化学的機械的研磨用スラリー |
| JP2012079879A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kuraray Co Ltd | 化学的機械的研磨法およびそれに用いられるスラリー |
-
2010
- 2010-12-16 JP JP2010280633A patent/JP5725832B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006511511A (ja) * | 2002-12-02 | 2006-04-06 | アクチメックス ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ | 活性物質としてプロポリスを有する四種組成物 |
| WO2009058277A1 (en) * | 2007-10-29 | 2009-05-07 | Ekc Technology, Inc. | Novel nitrile and amidoxime compounds and methods of preparation |
| JP2010056199A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Fujifilm Corp | 研磨用組成物及びそれを用いた研磨方法 |
| JP2011103410A (ja) * | 2009-11-11 | 2011-05-26 | Kuraray Co Ltd | 化学的機械的研磨用スラリー |
| JP2012079879A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kuraray Co Ltd | 化学的機械的研磨法およびそれに用いられるスラリー |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013140984A (ja) * | 2011-12-30 | 2013-07-18 | Cheil Industries Inc | Cmpスラリー組成物及びそれを用いた研磨方法 |
| JP2014117794A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Fujibo Holdings Inc | ダイヤモンドラッピング用樹脂定盤及びそれを用いたラッピング方法 |
| JP2015076494A (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-20 | 東亞合成株式会社 | 半導体用濡れ剤及び研磨用組成物 |
| JP2015227446A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-17 | 花王株式会社 | サファイア板用研磨液組成物 |
| WO2016017812A1 (ja) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | Hoya株式会社 | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 |
| JPWO2016017812A1 (ja) * | 2014-07-31 | 2017-04-27 | Hoya株式会社 | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 |
| JP2016196530A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 日立化成株式会社 | 研磨剤、研磨剤用貯蔵液及び研磨方法 |
| JP2016199659A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 日立化成株式会社 | 研磨液、研磨液セット及び基体の研磨方法 |
| JP2019099590A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | 花王株式会社 | 研磨液組成物 |
| JP7045171B2 (ja) | 2017-11-28 | 2022-03-31 | 花王株式会社 | 研磨液組成物 |
| JP2021517358A (ja) * | 2018-03-14 | 2021-07-15 | シーエムシー マテリアルズ,インコーポレイティド | Sti用途のcmp組成物 |
| JP7404255B2 (ja) | 2018-03-14 | 2023-12-25 | シーエムシー マテリアルズ リミティド ライアビリティ カンパニー | Sti用途のcmp組成物 |
| WO2020100985A1 (ja) * | 2018-11-15 | 2020-05-22 | 花王株式会社 | 研磨液組成物 |
| JP2020084186A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 花王株式会社 | 研磨液組成物 |
| TWI819140B (zh) * | 2018-11-15 | 2023-10-21 | 日商花王股份有限公司 | 研磨液組合物、磁碟基板之製造方法、及基板之研磨方法 |
| JP7396868B2 (ja) | 2018-11-15 | 2023-12-12 | 花王株式会社 | 研磨液組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP5725832B2 (ja) | 2015-05-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5725832B2 (ja) | 化学的機械的研磨法およびそれに用いられるスラリー | |
| KR101359092B1 (ko) | 화학적 기계적 연마용 슬러리 및 그것을 이용하는 기판의 연마 방법 | |
| CN104471684B (zh) | 用于化学机械抛光的浆料和化学机械抛光方法 | |
| JP5481166B2 (ja) | 化学的機械的研磨用スラリー | |
| JP5290769B2 (ja) | Cmpスラリー及びこれを用いる半導体ウェハーの研磨方法 | |
| US20220017783A1 (en) | Polishing liquid, polishing liquid set, and polishing method | |
| KR20150048790A (ko) | 연마제, 연마제 세트 및 기체의 연마 방법 | |
| WO2013157554A1 (ja) | シリコンウェーハ用研磨液組成物 | |
| TW201430115A (zh) | 研磨用組成物 | |
| JP5551042B2 (ja) | 化学的機械的研磨法およびそれに用いられるスラリー | |
| KR20220100501A (ko) | 반도체 공정용 조성물 및 이를 이용한 반도체 소자 제조방법 | |
| JP5516594B2 (ja) | Cmp研磨液、並びに、これを用いた研磨方法及び半導体基板の製造方法 | |
| WO2004101702A9 (en) | Ceria abrasive for cmp | |
| TWI896724B (zh) | 研磨用組成物及其製造方法、研磨方法以及基板的製造方法 | |
| US20220208552A1 (en) | Semiconductor process polishing composition and polishing method of substrate applied with polishing composition | |
| TW200930798A (en) | Metal-polishing composition | |
| US20250066641A1 (en) | Polishing slurry composition and method of manufacturing integrated circuit device using the same | |
| JP2011146423A (ja) | 基板の研磨方法 | |
| HK1175309B (en) | Slurry for chemical mechanical polishing and polishing method for substrate using same | |
| JP2022056348A (ja) | 研磨用組成物およびその製造方法、研磨方法ならびに基板の製造方法 | |
| HK1208559B (en) | Slurry for chemical mechanical polishing and chemical mechanical polishing method |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131003 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140902 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141028 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150310 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150331 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5725832 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
