JP2012130136A - 集積回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハイサイドのスイッチング素子を大電力による破壊から保護する。
【解決手段】 ハイサイドのスイッチング素子の制御電極が接続される第1の端子と、ローサイドのスイッチング素子の制御電極が接続される第2の端子と、ハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子との接続点が接続される第3の端子と、第1の直流電圧が印加される第4の端子と、ハイサイドのスイッチング素子およびローサイドのスイッチング素子をそれぞれオン・オフ制御するための第1および第2のスイッチング信号を生成する信号生成回路と、第1および第2のスイッチング信号をそれぞれバッファリングして第1および第2の端子から出力する出力回路と、を有し、出力回路は、第3の端子と第4の端子との間の電圧が所定の電圧以上の場合に、ハイサイドのスイッチング素子をオフするための制御信号を出力する保護回路を含む。
【選択図】 図1
【解決手段】 ハイサイドのスイッチング素子の制御電極が接続される第1の端子と、ローサイドのスイッチング素子の制御電極が接続される第2の端子と、ハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子との接続点が接続される第3の端子と、第1の直流電圧が印加される第4の端子と、ハイサイドのスイッチング素子およびローサイドのスイッチング素子をそれぞれオン・オフ制御するための第1および第2のスイッチング信号を生成する信号生成回路と、第1および第2のスイッチング信号をそれぞれバッファリングして第1および第2の端子から出力する出力回路と、を有し、出力回路は、第3の端子と第4の端子との間の電圧が所定の電圧以上の場合に、ハイサイドのスイッチング素子をオフするための制御信号を出力する保護回路を含む。
【選択図】 図1
Description
本発明は、集積回路に関する。
液晶ディスプレイなどの電子機器で使用される直流電圧を生成する電源として、入力電圧をスイッチングして所望の直流電圧を生成するスイッチング電源が一般に知られている。
例えば、特許文献1の図16および17では、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御によってスイッチング信号を生成するスイッチング電源が開示されている。また、例えば、特許文献1の図15では、ヒステリシス制御(リップル制御)によってスイッチング信号を生成するスイッチング電源が開示されている。
このようにして、PWM制御やヒステリシス制御によってスイッチング信号を生成し、所望の直流電圧を生成することができる。
例えば、特許文献1の図16および17では、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御によってスイッチング信号を生成するスイッチング電源が開示されている。また、例えば、特許文献1の図15では、ヒステリシス制御(リップル制御)によってスイッチング信号を生成するスイッチング電源が開示されている。
このようにして、PWM制御やヒステリシス制御によってスイッチング信号を生成し、所望の直流電圧を生成することができる。
上記のようなスイッチング電源回路では、例えば図12に示すように、スイッチング制御回路12から出力されるスイッチング信号(Sa,Sb1)は、出力回路(14a,14c、特許文献1においてはドライバ37)によってバッファリングされ、スイッチング素子(3,2)に供給される。そして、出力回路14aおよび14cは、例えば図12に示すように、1段以上のCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)インバータで構成される。
ところで、例えば図13に示すように、スイッチング電源回路を集積回路1dとして構成した場合、スイッチング素子2および3の接続点(スイッチングノード)に接続される端子94が、端子97と短絡するなどして、グランド(接地電圧GND)に短絡される可能性があり得る。そして、スイッチング素子2は、この状態(グランド短絡状態)でオンとなると、大きな電流が流れ、当該大電流(大電力)によって破壊されたり発煙したりする場合もある。
また、例えば図14に示すように、ダイオードD1とともにブートストラップ回路を構成するコンデンサC1(ブートストラップコンデンサ)が、端子92に接続されない可能性もあり得る。そして、この状態(ブートオープン状態)では、スイッチング素子2は、ゲート・ソース間の閾値電圧Vt付近の電圧でオンとなり、オン抵抗Ronが高い状態で電流が流れ、当該大電力によって破壊されたり発煙したりする場合もある。
そのため、スイッチング電源回路用の集積回路は、スイッチング素子を内蔵する場合には、このような大電力を検知してスイッチング素子を保護する保護回路を備えることが望ましい。しかしながら、図12に示したような、外付けのスイッチング素子を駆動する集積回路では、当該大電力を直接検知することができない。
前述した課題を解決する主たる本発明は、第1の直流電圧が入力電極に入力されるハイサイドのスイッチング素子の制御電極が接続される第1の端子と、前記ハイサイドのスイッチング素子と直列に接続され、前記ハイサイドのスイッチング素子と相補的にオン・オフ制御されるローサイドのスイッチング素子の制御電極が接続される第2の端子と、前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点が接続される第3の端子と、前記第1の直流電圧が印加される第4の端子と、前記ハイサイドのスイッチング素子および前記ローサイドのスイッチング素子をそれぞれオン・オフ制御するための第1および第2のスイッチング信号を生成する信号生成回路と、前記第1および第2のスイッチング信号をそれぞれバッファリングして前記第1および第2の端子から出力する出力回路と、を有し、前記出力回路は、前記第3の端子と前記第4の端子との間の電圧が所定の電圧以上の場合に、前記ハイサイドのスイッチング素子をオフするための制御信号を出力する保護回路を含むことを特徴とする集積回路である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、ハイサイドのスイッチング素子を大電力による破壊から保護することができる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
<第1実施形態>
===スイッチング電源回路全体の構成の概略===
以下、図2を参照して、本発明の第1の実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成の概略について説明する。
===スイッチング電源回路全体の構成の概略===
以下、図2を参照して、本発明の第1の実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成の概略について説明する。
図2に示されているスイッチング電源回路は、集積回路1a、スイッチング素子2、3、コイル4、コンデンサ5、C1、C2、抵抗6、7、およびダイオードD1を含んで構成されている。また、集積回路1aは、端子91ないし98を備え、電圧調整回路11、スイッチング制御回路12、レベルシフト回路13a、および出力回路14a、15aを含んで構成されている。なお、本実施形態では、一例として、スイッチング素子2および3がいずれもNMOS(N-channel MOS:Nチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタである場合について説明する。
電圧調整回路11には、(第4の)端子91を介して入力電圧Vin(第1の直流電圧)が入力されている。また、電圧調整回路11からは、電圧VDDが出力されている。
スイッチング制御回路12(信号生成回路)には、電圧VDDが供給されている。また、スイッチング制御回路12には、端子98を介して帰還電圧Vfbが入力されている。そして、スイッチング制御回路12からは、スイッチング信号SaおよびSb1が出力されている。
(第2の)スイッチング信号Saは、出力回路14aに入力されている。また、出力回路14aからは、(第2の)端子96を介して駆動信号Ldrvが出力されている。なお、出力回路14aは、端子95および97間の電圧を電源とし、端子95には、電圧VDDが印加され、端子97は、グランドに接続されている。そして、端子95および97間には、コンデンサC2が接続されている。
一方、(第1の)スイッチング信号Sb1は、レベルシフト回路13aに入力されている。また、レベルシフト回路13aからは、スイッチング信号Sb2が出力されている。なお、レベルシフト回路13aは、端子92および97間の電圧を電源とし、(第5の)端子92には、電圧Vbtが印加されている。
出力回路15aには、スイッチング信号Sb2が入力されている。また、出力回路15aからは、(第1の)端子93を介して駆動信号Hdrvが出力されている。さらに、出力回路15aからスイッチング制御回路12には、ハイサイドイネーブル信号Henが入力されている。なお、出力回路15aは、端子92および94間の電圧と、端子91および97間の電圧とを電源とし、端子94には、電圧Vswが印加されている。そして、端子92および94間には、コンデンサC1が接続され、端子95には、ダイオードD1のアノードが接続され、端子92には、ダイオードD1のカソードが接続されている。
スイッチング素子2のドレイン(入力電極)には、入力電圧Vinが入力され、ゲート(制御電極)には、端子93を介して駆動信号Hdrvが入力されている。また、スイッチング素子3のソースは、端子97に接続され、ドレインは、スイッチング素子2のソースに接続され、ゲート(制御電極)には、端子96を介して駆動信号Ldrvが入力されている。そして、スイッチング素子2および3の接続点は、(第3の)端子94に接続されている。
コイル4の一端は、スイッチング素子2および3の接続点に接続され、他端は、コンデンサ5の一端に接続されている。また、コンデンサ5の他端は、グランドに接続されている。そして、コイル4とコンデンサ5との接続点は、出力電圧Vout(第2の直流電圧)を出力する、当該スイッチング電源回路の出力ノードとなっている。
抵抗6および7は、直列に接続され、抵抗6の一端が出力ノードに接続され、抵抗7の一端がグランドに接続されている。また、抵抗6および7の接続点は、端子98に接続され、当該接続点の電圧が帰還電圧Vfbとして集積回路1aに入力されている。
===スイッチング電源回路全体の動作の概略===
次に、本実施形態におけるスイッチング電源回路全体の動作の概略について説明する。
次に、本実施形態におけるスイッチング電源回路全体の動作の概略について説明する。
集積回路1aの電圧調整回路11は、入力電圧Vinから電圧VDDを生成し、電圧VDDは、スイッチング制御回路12および出力回路14aに供給され、電源として用いられる。また、コンデンサC1およびダイオードD1は、ブートストラップ回路を構成し、電圧VDDから、スイッチング素子2をオン・オフ制御するための電圧Vbt(ブートストラップ電圧)を生成する。
ハイサイドのスイッチング素子2は、駆動信号Hdrvに応じてオン・オフ制御され、入力電圧Vinをスイッチングして交流電圧に変換する。また、ローサイドのスイッチング素子3は、駆動信号Ldrvに応じて、スイッチング素子2と相補的にオン・オフ制御される。そして、スイッチング素子3、コイル4、およびコンデンサ5は、整流平滑回路を構成し、上記交流電圧を整流および平滑化して、直流電圧である出力電圧Voutを出力する。なお、コイル4に流れる電流I3は、スイッチング素子2がオンの間に流れる電流I1と、スイッチング素子3がオンの間に流れる電流I2との和となる。
抵抗6および7は、出力電圧Voutを分圧し、帰還電圧Vfbを生成する。また、スイッチング制御回路12は、帰還電圧Vfbに基づいて、出力電圧Voutが所望の目標電圧となるよう、PWM制御やヒステリシス制御によってスイッチング信号SaおよびSb1を生成する。ここで、スイッチング信号SaおよびSb1は、ハイ・レベルおよびロー・レベルの電圧がそれぞれ電圧VDDおよび接地電圧GNDであり、レベルシフト回路13aは、スイッチング信号Sb1(GND〜VDD)の振幅をレベルシフトして、スイッチング信号Sb2(GND〜Vbt)を出力する。
出力回路14aは、スイッチング信号Sa(GND〜VDD)をバッファリングして、駆動信号Ldrv(GND〜VDD)を端子96から出力する。一方、出力回路15aは、スイッチング信号Sb2(GND〜Vbt)をバッファリングして、駆動信号Hdrv(Vsw〜Vbt)を端子93から出力する。
なお、スイッチング素子2および3は、いずれもNMOSトランジスタであるので、それぞれ駆動信号HdrvおよびLdrvがハイ・レベルの間オンとなり、ロー・レベルの間オフとなる。したがって、出力電圧Voutが目標電圧より低い場合には、駆動信号Hdrvがハイ・レベルとなる時間、すなわち、スイッチング素子2のオン時間が相対的に長くなり、出力電圧Voutが上昇する。一方、出力電圧Voutが目標電圧より高い場合には、駆動信号Ldrvがハイ・レベルとなる時間、すなわち、スイッチング素子3のオン時間が相対的に長くなり、出力電圧Voutが低下する。
このようにして、本実施形態のスイッチング電源回路は、出力電圧Voutに応じて生成されるスイッチング信号(Sa,Sb1)を出力回路(14a,15a)によってバッファリングして、スイッチング素子(3,2)に供給する。
なお、後述するように、本実施形態のスイッチング電源回路において、出力回路15aは、スイッチング素子2をオンした場合に、前述したグランド短絡状態やブートオープン状態を検知すると、ハイサイドイネーブル信号Henをロー・レベルとする。そして、スイッチング制御回路12は、当該ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Hen(制御信号)に基づいて、スイッチング素子2をオフするようなスイッチング信号Sb1を出力する。
===レベルシフト回路および出力回路の構成===
以下、図1を参照して、本実施形態におけるレベルシフト回路および出力回路の構成について説明する。なお、ローサイドの出力回路14aは、図12に示した出力回路14aと同様の構成となっており、ここでは、レベルシフト回路13aおよびハイサイドの出力回路15aの構成について説明するものとする。
以下、図1を参照して、本実施形態におけるレベルシフト回路および出力回路の構成について説明する。なお、ローサイドの出力回路14aは、図12に示した出力回路14aと同様の構成となっており、ここでは、レベルシフト回路13aおよびハイサイドの出力回路15aの構成について説明するものとする。
図1に示されているレベルシフト回路13aは、(CMOS)インバータIV4、NMOSトランジスタN1、N2、およびPMOS(P-channel MOS:Pチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタP1、P2を含んで構成されている。また、出力回路15aは、インバータIV1ないしIV3、PMOSトランジスタP3ないしP5、電流源S1、および電流検知回路ISNを含んで構成されている。
スイッチング信号Sb1は、インバータIV4を介してNMOSトランジスタN1のゲートに入力されている。また、スイッチング信号Sb1は、NMOSトランジスタN2のゲートにも入力されている。さらに、NMOSトランジスタN1およびN2のソースは、いずれも端子97に接続されている。
PMOSトランジスタP1は、NMOSトランジスタN1と直列に接続され、PMOSトランジスタP2は、NMOSトランジスタN2と直列に接続されている。また、PMOSトランジスタP1およびP2のソースは、いずれも端子92に接続されている。そして、PMOSトランジスタP1のゲートは、PMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN2との接続点に接続され、PMOSトランジスタP2のゲートは、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1との接続点に接続されている。さらに、PMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN2との接続点は、スイッチング信号Sb2の出力ノードとなっている。
出力回路15aは、バッファ回路と保護回路とに大別することができる。バッファ回路は、3段のインバータIV1ないしIV3で構成され、保護回路は、PMOSトランジスタP3ないしP5、電流源S1、および電流検知回路ISNで構成されている。
インバータIV1ないしIV3は、端子92および94間の電圧を電源とし、それぞれの出力信号が次段のインバータに入力されるように、当該順序で直列に接続されている。そして、インバータIV1には、スイッチング信号Sb2が入力され、インバータIV3から出力される駆動信号Hdrvは、端子93を介してスイッチング素子2のゲートに入力されている。
ダイオード接続されたPMOSトランジスタP4のソースは、端子91に接続され、ドレインは、端子97に接続された電流源S1に接続されている。また、PMOSトランジスタP3のソースは、端子91に接続され、ドレインは、PMOSトランジスタP4のドレインに接続され、ゲートは、端子94に接続されている。さらに、PMOSトランジスタP5は、PMOSトランジスタP4とカレントミラー回路を構成し、PMOSトランジスタP5に流れる電流I5は、電流検知回路ISNに入力されている。そして、電流検知回路ISNから出力されるハイサイドイネーブル信号Henは、スイッチング制御回路12に入力されている。
===レベルシフト回路および出力回路の動作===
以下、図3ないし図5を適宜参照して、レベルシフト回路13aおよび出力回路15aの動作について説明する。
なお、以下の説明においては、一例として、Vin=15V、VDD=5V、GND=0Vとする。また、一例として、スイッチング素子を含むMOSトランジスタのゲート・ソース間の閾値電圧Vt(絶対値)を1.3Vとする。
以下、図3ないし図5を適宜参照して、レベルシフト回路13aおよび出力回路15aの動作について説明する。
なお、以下の説明においては、一例として、Vin=15V、VDD=5V、GND=0Vとする。また、一例として、スイッチング素子を含むMOSトランジスタのゲート・ソース間の閾値電圧Vt(絶対値)を1.3Vとする。
まず、図3を参照して、集積回路1aの端子94がグランド短絡状態でもなく、端子92がブートオープン状態でもない、通常時の動作について説明する。
レベルシフト回路13aは、スイッチング信号Sb1(GND〜VDD)の振幅をレベルシフトしつつ、論理レベルを反転して、スイッチング信号Sb2(GND〜Vbt)を出力する。また、インバータIV1ないしIV3は、スイッチング信号Sb2の論理レベルを反転して、駆動信号Hdrv(Vsw〜Vbt)を出力する。
レベルシフト回路13aは、スイッチング信号Sb1(GND〜VDD)の振幅をレベルシフトしつつ、論理レベルを反転して、スイッチング信号Sb2(GND〜Vbt)を出力する。また、インバータIV1ないしIV3は、スイッチング信号Sb2の論理レベルを反転して、駆動信号Hdrv(Vsw〜Vbt)を出力する。
したがって、図3に示すように、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvもハイ・レベルとなり、スイッチング素子2はオンとなる。また、スイッチング素子2がオンとなると、端子94の電圧Vswは、端子91の電圧Vinと等しくなるため、PMOSトランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgs(=Vin−Vsw)が0V(<Vt)となり、オフとなる。さらに、PMOSトランジスタP3がオフとなると、PMOSトランジスタP4およびP5にそれぞれ電流I4およびI5が流れることとなる。そして、電流検知回路ISNは、電流I5が流れていることを検知して、ハイ・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
一方、スイッチング信号Sb1がロー・レベルとなると、駆動信号Hdrvもロー・レベルとなり、スイッチング素子2はオフとなる。また、スイッチング素子2と相補的にオン・オフ制御されるスイッチング素子3がオンとなり、端子94の電圧Vswは、接地電圧GNDとなるため、PMOSトランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgsが15V(>Vt)となり、オンとなる。さらに、PMOSトランジスタP3がオンとなると、PMOSトランジスタP4およびP5には、電流が流れなくなる。そして、電流検知回路ISNは、電流I5が流れていないことを検知して、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
このようにして、通常時には、出力回路15aは、スイッチング信号Sb2をバッファリングして、スイッチング信号Sb1と同相の駆動信号Hdrvをスイッチング素子2に供給する。
なお、前述したように、スイッチング制御回路12は、ハイサイドイネーブル信号Henがロー・レベルの場合に、スイッチング素子2をオフするように、スイッチング信号Sb1をロー・レベルとする。しかしながら、通常時においては、ハイサイドイネーブル信号Henがロー・レベルとなるのは、スイッチング信号Sb1がロー・レベルの場合であるため、ハイサイドイネーブル信号Henは、スイッチング素子2のオン・オフ制御に影響を与えない。
次に、図4を参照して、集積回路1aの端子94がグランドに短絡されたグランド短絡状態の場合の動作について説明する。
通常時と同様に、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvもハイ・レベルとなり、スイッチング素子2はオンとなる。しかしながら、グランド短絡状態では、端子94の電圧Vswは、接地電圧GNDとなるため、PMOSトランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgsが15V(>Vt)となり、オンとなる。そのため、PMOSトランジスタP4およびP5には、電流が流れなくなり、電流検知回路ISNは、電流I5が流れていないことを検知して、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
通常時と同様に、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvもハイ・レベルとなり、スイッチング素子2はオンとなる。しかしながら、グランド短絡状態では、端子94の電圧Vswは、接地電圧GNDとなるため、PMOSトランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgsが15V(>Vt)となり、オンとなる。そのため、PMOSトランジスタP4およびP5には、電流が流れなくなり、電流検知回路ISNは、電流I5が流れていないことを検知して、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
したがって、図4に示すように、スイッチング制御回路12は、スイッチング信号Sb1をハイ・レベルからロー・レベルへと切り替えることによって、駆動信号Hdrvもロー・レベルとし、スイッチング素子2をオフする。
このようにして、グランド短絡状態においては、出力回路15aの保護回路は、ゲート・ソース間電圧Vgs(=Vin−Vsw)が閾値電圧Vt(所定の電圧)以上となり、PMOSトランジスタP3がオンとなる場合に、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Hen(制御信号)を出力して、スイッチング素子2をオフする。したがって、スイッチング素子2は、大きな電流が流れ続けることはなく、大電力による破壊から保護されている。
次に、図5を参照して、集積回路1aの端子92にコンデンサC1が接続されていないブートオープン状態の場合の動作について説明する。この場合、ダイオードD1の順方向降下電圧VDを0.7Vとすると、端子92の電圧Vbtは、4.3V(=VDD−VD)となる。
通常時と同様に、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvもハイ・レベルとなる。しかしながら、ブートオープン状態では、駆動信号Hdrvのハイ・レベルの電圧は4.3V(=Vbt)であるため、端子94の電圧Vswは、スイッチング素子2が閾値電圧Vt付近の電圧でオンとなる、3V(=Vbt−Vt)付近に次第に収束する。この場合、PMOSトランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgsが12V(>Vt)となり、オンとなる。そのため、PMOSトランジスタP4およびP5には、電流が流れなくなり、電流検知回路ISNは、電流I5が流れていないことを検知して、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
したがって、図5に示すように、スイッチング制御回路12は、スイッチング信号Sb1をハイ・レベルからロー・レベルへと切り替えることによって、駆動信号Hdrvもロー・レベルとし、スイッチング素子2をオフする。
このようにして、ブートオープン状態においても、グランド短絡状態と同様に、出力回路15aの保護回路は、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力して、スイッチング素子2をオフする。したがって、スイッチング素子2は、オン抵抗Ronが高い状態で電流が流れ続けることはなく、大電力による破壊から保護されている。
<第2実施形態>
===スイッチング電源回路全体の構成の概略===
以下、図6を参照して、本発明の第2の実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成の概略について説明する。
===スイッチング電源回路全体の構成の概略===
以下、図6を参照して、本発明の第2の実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成の概略について説明する。
図6に示されているスイッチング電源回路は、集積回路1b、スイッチング素子3、8、コイル4、コンデンサ5、C1、C2、および抵抗6、7を含んで構成されている。また、集積回路1bは、端子91、93ないし99を備え、電圧調整回路11、スイッチング制御回路12、レベルシフト回路13b、および出力回路14a、15bを含んで構成されている。なお、本実施形態では、ハイサイドのスイッチング素子8がPMOSトランジスタであり、ローサイド側の構成は、第1実施形態のスイッチング電源回路と同様である。以下、主としてハイサイド側の構成について説明する。
電圧調整回路11には、端子91を介して入力電圧Vinが入力されている。また、電圧調整回路11からは、電圧VDDおよびVin−5が出力されている。
スイッチング制御回路12から出力されるスイッチング信号Sb1は、レベルシフト回路13bに入力されている。また、レベルシフト回路13bからは、スイッチング信号Sb2が出力されている。なお、レベルシフト回路13bは、端子91および97間の電圧を電源とし、端子97は、グランドに接続されている。
スイッチング制御回路12から出力されるスイッチング信号Sb1は、レベルシフト回路13bに入力されている。また、レベルシフト回路13bからは、スイッチング信号Sb2が出力されている。なお、レベルシフト回路13bは、端子91および97間の電圧を電源とし、端子97は、グランドに接続されている。
出力回路15bには、スイッチング信号Sb2および端子94の電圧Vswが入力されている。また、出力回路15bからは、端子93を介して駆動信号Hdrvが出力されている。さらに、出力回路15bからスイッチング制御回路12には、ハイサイドイネーブル信号Henが入力されている。なお、出力回路15bは、端子91および99間の電圧と、端子91および97間の電圧とを電源とし、端子99には、電圧Vin−5が印加されている。そして、端子91および99間には、コンデンサC1が接続されている。なお、本実施形態では、ブートストラップ電圧を生成するためのダイオードは不要である。
スイッチング素子8のソース(入力電極)には、入力電圧Vinが入力され、ドレインは、スイッチング素子3のドレインに接続され、ゲート(制御電極)には、端子93を介して駆動信号Hdrvが入力されている。そして、スイッチング素子8および3の接続点は、端子94に接続されている。
===スイッチング電源回路全体の動作の概略===
次に、本実施形態におけるスイッチング電源回路全体の動作の概略について説明する。
次に、本実施形態におけるスイッチング電源回路全体の動作の概略について説明する。
集積回路1bの電圧調整回路11は、入力電圧Vinから電圧VDDおよびVin−5を生成する。また、電圧VDDは、スイッチング制御回路12および出力回路14aに供給され、電源として用いられる。一方、電圧Vin−5は、出力回路15bに供給され、電源として用いられる。
スイッチング制御回路12は、帰還電圧Vfbに基づいてスイッチング信号SaおよびSb1を生成する。ここで、スイッチング信号SaおよびSb1は、ハイ・レベルおよびロー・レベルの電圧がそれぞれ電圧VDDおよび接地電圧GNDであり、レベルシフト回路13bは、スイッチング信号Sb1(GND〜VDD)の振幅をレベルシフトして、スイッチング信号Sb2(GND〜Vin)を出力する。
出力回路14aは、スイッチング信号Sa(GND〜VDD)をバッファリングして、駆動信号Ldrv(GND〜VDD)を端子96から出力する。一方、出力回路15bは、スイッチング信号Sb2(GND〜Vin)をバッファリングして、駆動信号Hdrv(Vin−5〜Vin)を端子93から出力する。そして、スイッチング素子8および3は、それぞれ駆動信号Hdrvおよび駆動信号Ldrvに応じて、相補的にオン・オフ制御される。
なお、スイッチング素子8は、PMOSトランジスタであるので、駆動信号Hdrvがハイ・レベルの間オフとなり、ロー・レベルの間オンとなる。一方、スイッチング素子3は、NMOSトランジスタであるので、駆動信号Ldrvがハイ・レベルの間オンとなり、ロー・レベルの間オフとなる。したがって、出力電圧Voutが目標電圧より低い場合には、駆動信号HdrvおよびLdrvがロー・レベルとなる時間、すなわち、スイッチング素子8のオン時間が相対的に長くなり、出力電圧Voutが上昇する。一方、出力電圧Voutが目標電圧より高い場合には、駆動信号HdrvおよびLdrvがハイ・レベルとなる時間、すなわち、スイッチング素子3のオン時間が相対的に長くなり、出力電圧Voutが低下する。
このようにして、本実施形態のスイッチング電源回路は、出力電圧Voutに応じて生成されるスイッチング信号(Sa,Sb1)を出力回路(14a,15b)によってバッファリングして、スイッチング素子(3,8)に供給する。
なお、本実施形態のスイッチング電源回路において、出力回路15bは、スイッチング素子8をオンした場合に、グランド短絡状態を検知すると、ハイサイドイネーブル信号Henをロー・レベルとする。そして、スイッチング制御回路12は、当該ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henに基づいて、スイッチング素子8をオフするようなスイッチング信号Sb1を出力する。
===レベルシフト回路および出力回路の構成===
以下、図7を参照して、本実施形態におけるレベルシフト回路および出力回路の構成について説明する。ここでは、レベルシフト回路13bおよびハイサイドの出力回路15bの構成について説明するものとする。
以下、図7を参照して、本実施形態におけるレベルシフト回路および出力回路の構成について説明する。ここでは、レベルシフト回路13bおよびハイサイドの出力回路15bの構成について説明するものとする。
図7に示されているレベルシフト回路13bは、インバータIV4、NMOSトランジスタN1、N2、およびPMOSトランジスタP1、P2を含んで構成されている。また、出力回路15bは、インバータIV1、IV2、PMOSトランジスタP3ないしP5、電流源S1、および電流検知回路ISNを含んで構成されている。なお、レベルシフト回路13bの構成は、PMOSトランジスタP1およびP2のソースが端子91に接続されている点を除いて、レベルシフト回路13aと同様である。
出力回路15bのうち、バッファ回路は、2段のインバータIV1およびIV2で構成され、保護回路は、PMOSトランジスタP3ないしP5、電流源S1、および電流検知回路ISNで構成されている。なお、出力回路15bにおいて、保護回路の構成は、出力回路15aと同様である。
インバータIV1およびIV2は、端子91および99間の電圧を電源とし、当該順序で直列に接続されている。そして、インバータIV1には、スイッチング信号Sb2が入力され、インバータIV2には、インバータIV1の出力信号が入力され、インバータIV2から出力される駆動信号Hdrvは、端子93を介してスイッチング素子8のゲートに入力されている。
===レベルシフト回路および出力回路の動作===
以下、図8を適宜参照して、レベルシフト回路13bおよび出力回路15bの動作について説明する。
なお、以下の説明においては、一例として、Vin=15V、Vin−5=10V、GND=0Vとする。また、MOSトランジスタのゲート・ソース間の閾値電圧Vtとして、第1実施形態と同様の一例を用いることとする。
以下、図8を適宜参照して、レベルシフト回路13bおよび出力回路15bの動作について説明する。
なお、以下の説明においては、一例として、Vin=15V、Vin−5=10V、GND=0Vとする。また、MOSトランジスタのゲート・ソース間の閾値電圧Vtとして、第1実施形態と同様の一例を用いることとする。
まず、集積回路1bの端子94がグランド短絡状態でない、通常時の動作について説明する。
レベルシフト回路13bは、スイッチング信号Sb1(GND〜VDD)の振幅をレベルシフトしつつ、論理レベルを反転して、スイッチング信号Sb2(GND〜Vin)を出力する。また、インバータIV1およびIV2は、スイッチング信号Sb2の論理レベルを反転せずに、駆動信号Hdrv(Vin−5〜Vin)を出力する。
レベルシフト回路13bは、スイッチング信号Sb1(GND〜VDD)の振幅をレベルシフトしつつ、論理レベルを反転して、スイッチング信号Sb2(GND〜Vin)を出力する。また、インバータIV1およびIV2は、スイッチング信号Sb2の論理レベルを反転せずに、駆動信号Hdrv(Vin−5〜Vin)を出力する。
したがって、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvはロー・レベルとなり、スイッチング素子8はオンとなる。そして、第1実施形態と同様に、電流検知回路ISNは、ハイ・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。一方、スイッチング信号Sb1がロー・レベルとなると、駆動信号Hdrvはハイ・レベルとなり、スイッチング素子8はオフとなる。そして、第1実施形態と同様に、電流検知回路ISNは、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
このようにして、通常時には、出力回路15bは、スイッチング信号Sb2をバッファリングして、スイッチング信号Sb1と逆相の駆動信号Hdrvをスイッチング素子8に供給する。
次に、図8を参照して、集積回路1bの端子94がグランドに短絡されたグランド短絡状態の場合の動作について説明する。
通常時と同様に、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvはロー・レベルとなり、スイッチング素子8はオンとなる。しかしながら、グランド短絡状態では、端子94の電圧Vswは、接地電圧GNDとなるため、PMOSトランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgsが15V(>Vt)となり、オンとなる。そのため、PMOSトランジスタP4およびP5には、電流が流れなくなり、電流検知回路ISNは、電流I5が流れていないことを検知して、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
通常時と同様に、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvはロー・レベルとなり、スイッチング素子8はオンとなる。しかしながら、グランド短絡状態では、端子94の電圧Vswは、接地電圧GNDとなるため、PMOSトランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgsが15V(>Vt)となり、オンとなる。そのため、PMOSトランジスタP4およびP5には、電流が流れなくなり、電流検知回路ISNは、電流I5が流れていないことを検知して、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
したがって、図8に示すように、スイッチング制御回路12は、スイッチング信号Sb1をハイ・レベルからロー・レベルへと切り替えることによって、駆動信号Hdrvをハイ・レベルとし、スイッチング素子8をオフする。
このようにして、グランド短絡状態においては、出力回路15bの保護回路は、ゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vt以上となり、PMOSトランジスタP3がオンとなる場合に、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力して、スイッチング素子8をオフする。したがって、スイッチング素子8は、大きな電流が流れ続けることはなく、大電力による破壊から保護されている。
<第3実施形態>
===スイッチング電源回路全体の構成の概略===
以下、図9を参照して、本発明の第3の実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成の概略について説明する。
===スイッチング電源回路全体の構成の概略===
以下、図9を参照して、本発明の第3の実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成の概略について説明する。
図9に示されているスイッチング電源回路は、集積回路1c、スイッチング素子3、8、コイル4、コンデンサ5、C1、C2、および抵抗6、7を含んで構成されている。また、集積回路1cは、端子91、93、94、96ないし98を備え、スイッチング制御回路12、および出力回路14b、15cを含んで構成されている。なお、本実施形態では、第2実施形態と同様に、ハイサイドのスイッチング素子8がPMOSトランジスタである。
スイッチング制御回路12には、入力電圧Vinが供給されている。また、スイッチング制御回路12には、端子98を介して帰還電圧Vfbが入力されている。そして、スイッチング制御回路12からは、スイッチング信号SaおよびSb1が出力されている。
出力回路14bには、スイッチング信号Saが入力され、出力回路14bからは、端子96を介して駆動信号Ldrvが出力されている。一方、出力回路15cには、スイッチング信号Sb1および端子94の電圧Vswが入力され、出力回路15cからは、端子93を介して駆動信号Hdrvが出力されている。さらに、出力回路15cからスイッチング制御回路12には、ハイサイドイネーブル信号Henが入力されている。なお、出力回路14bおよび15cは、いずれも端子91および97間の電圧を電源とし、端子97は、グランドに接続されている。そして、端子91および97間には、コンデンサC1が接続されている。
スイッチング素子8のソース(入力電極)には、入力電圧Vinが入力され、ドレインは、スイッチング素子3のドレインに接続され、ゲート(制御電極)には、端子93を介して駆動信号Hdrvが入力されている。そして、スイッチング素子8および3の接続点は、端子94に接続されている。
===スイッチング電源回路全体の動作の概略===
次に、本実施形態におけるスイッチング電源回路全体の動作の概略について説明する。
次に、本実施形態におけるスイッチング電源回路全体の動作の概略について説明する。
集積回路1cのスイッチング制御回路12は、帰還電圧Vfbに基づいてスイッチング信号SaおよびSb1を生成する。ここで、スイッチング信号SaおよびSb1は、ハイ・レベルおよびロー・レベルの電圧がそれぞれ入力電圧Vinおよび接地電圧GNDであり、出力回路14bは、スイッチング信号Sa(GND〜Vin)をバッファリングして、駆動信号Ldrv(GND〜Vin)を端子96から出力する。一方、出力回路15cは、スイッチング信号Sb1(GND〜Vin)をバッファリングして、駆動信号Hdrv(GND〜Vin)を端子93から出力する。そして、スイッチング素子8および3は、第2実施形態と同様に、それぞれ駆動信号Hdrvおよび駆動信号Ldrvに応じて、相補的にオン・オフ制御される。
このようにして、本実施形態のスイッチング電源回路は、出力電圧Voutに応じて生成されるスイッチング信号(Sa,Sb1)を出力回路(14b,15c)によってバッファリングして、スイッチング素子(3,8)に供給する。
なお、本実施形態のスイッチング電源回路において、出力回路15cは、スイッチング素子8をオンした場合に、グランド短絡状態を検知すると、ハイサイドイネーブル信号Henをロー・レベルとする。そして、スイッチング制御回路12は、当該ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henに基づいて、スイッチング素子8をオフするようなスイッチング信号Sb1を出力する。
===出力回路の構成===
以下、図10を参照して、本実施形態における出力回路の構成について説明する。なお、ローサイドの出力回路14bは、端子91および97間の電圧を電源とする点を除いて、図12に示した出力回路14aと同様の構成となっており、ここでは、ハイサイドの出力回路15cの構成について説明するものとする。
以下、図10を参照して、本実施形態における出力回路の構成について説明する。なお、ローサイドの出力回路14bは、端子91および97間の電圧を電源とする点を除いて、図12に示した出力回路14aと同様の構成となっており、ここでは、ハイサイドの出力回路15cの構成について説明するものとする。
図10に示されている出力回路15cは、インバータIV1ないしIV3、PMOSトランジスタP3ないしP5、電流源S1、および電流検知回路ISNを含んで構成されている。
出力回路15cのうち、バッファ回路は、3段のインバータIV1ないしIV3で構成され、保護回路は、PMOSトランジスタP3ないしP5、電流源S1、および電流検知回路ISNで構成されている。なお、出力回路15cにおいて、保護回路の構成は、出力回路15aおよび15bと同様である。
インバータIV1ないしIV3は、端子91および97間の電圧を電源とし、それぞれの出力信号が次段のインバータに入力されるように、当該順序で直列に接続されている。そして、インバータIV1には、スイッチング信号Sb1が入力され、インバータIV3から出力される駆動信号Hdrvは、端子93を介してスイッチング素子8のゲートに入力されている。
===出力回路の動作===
以下、図11を適宜参照して、出力回路15cの動作について説明する。
なお、以下の説明においては、一例として、Vin=15V、GND=0Vとする。また、MOSトランジスタのゲート・ソース間の閾値電圧Vtとして、第1および第2実施形態と同様の一例を用いることとする。
以下、図11を適宜参照して、出力回路15cの動作について説明する。
なお、以下の説明においては、一例として、Vin=15V、GND=0Vとする。また、MOSトランジスタのゲート・ソース間の閾値電圧Vtとして、第1および第2実施形態と同様の一例を用いることとする。
まず、集積回路1cの端子94がグランド短絡状態でない、通常時の動作について説明する。
インバータIV1ないしIV3は、スイッチング信号Sb1(GND〜Vin)の論理レベルを反転して、駆動信号Hdrv(GND〜Vin)を出力する。したがって、第2実施形態と同様に、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvはロー・レベルとなり、スイッチング素子8はオンとなり、電流検知回路ISNは、ハイ・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。一方、スイッチング信号Sb1がロー・レベルとなると、駆動信号Hdrvはハイ・レベルとなり、スイッチング素子8はオフとなり、電流検知回路ISNは、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
このようにして、通常時には、出力回路15cは、スイッチング信号Sb1をバッファリングして、スイッチング信号Sb1と逆相の駆動信号Hdrvをスイッチング素子8に供給する。
インバータIV1ないしIV3は、スイッチング信号Sb1(GND〜Vin)の論理レベルを反転して、駆動信号Hdrv(GND〜Vin)を出力する。したがって、第2実施形態と同様に、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvはロー・レベルとなり、スイッチング素子8はオンとなり、電流検知回路ISNは、ハイ・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。一方、スイッチング信号Sb1がロー・レベルとなると、駆動信号Hdrvはハイ・レベルとなり、スイッチング素子8はオフとなり、電流検知回路ISNは、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
このようにして、通常時には、出力回路15cは、スイッチング信号Sb1をバッファリングして、スイッチング信号Sb1と逆相の駆動信号Hdrvをスイッチング素子8に供給する。
次に、図11を参照して、集積回路1cの端子94がグランドに短絡されたグランド短絡状態の場合の動作について説明する。
通常時と同様に、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvはロー・レベルとなり、スイッチング素子8はオンとなる。しかしながら、グランド短絡状態では、端子94の電圧Vswは、接地電圧GNDとなるため、PMOSトランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgsが15V(>Vt)となり、オンとなる。そのため、PMOSトランジスタP4およびP5には、電流が流れなくなり、電流検知回路ISNは、電流I5が流れていないことを検知して、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
通常時と同様に、スイッチング信号Sb1がハイ・レベルとなると、駆動信号Hdrvはロー・レベルとなり、スイッチング素子8はオンとなる。しかしながら、グランド短絡状態では、端子94の電圧Vswは、接地電圧GNDとなるため、PMOSトランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgsが15V(>Vt)となり、オンとなる。そのため、PMOSトランジスタP4およびP5には、電流が流れなくなり、電流検知回路ISNは、電流I5が流れていないことを検知して、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力する。
したがって、図11に示すように、スイッチング制御回路12は、スイッチング信号Sb1をハイ・レベルからロー・レベルへと切り替えることによって、駆動信号Hdrvをハイ・レベルとし、スイッチング素子8をオフする。
このようにして、グランド短絡状態においては、出力回路15cの保護回路は、ゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vt以上となり、PMOSトランジスタP3がオンとなる場合に、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力して、スイッチング素子8をオフする。したがって、スイッチング素子8は、大きな電流が流れ続けることはなく、大電力による破壊から保護されている。
前述したように、集積回路1aないし1cにおいて、スイッチングノードが接続される端子94と、入力電圧Vinが印加される端子91との間の電圧(Vin−Vsw)が所定の電圧Vt以上の場合に、ロー・レベルのハイサイドイネーブル信号Henを出力することによって、グランド短絡状態の場合やブートオープン状態の場合に、ハイサイドのスイッチング素子をオフして、大電力による破壊から保護することができる。
また、バッファ回路を1段以上のCMOSインバータインバータで構成することによって、通常時には、スイッチング信号Sb1(Sa)をバッファリングして、同相または逆相の駆動信号Hdrv(Ldrv)をスイッチング素子に供給することができる。
また、ハイサイドのスイッチング素子2がNMOSトランジスタである場合に、スイッチング信号Sb1を出力回路15aによってバッファリングして、スイッチング素子2に供給することによって、グランド短絡状態だけでなく、ブートオープン状態も検知して、ハイサイドのスイッチング素子をオフして、大電力による破壊から保護することができる。
また、PチャネルMOSトランジスタP3のソースを端子91に接続し、ゲートを端子94に接続することによって、ゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vt以上となり、PMOSトランジスタP3がオンとなる場合に、グランド短絡状態やブートオープン状態を検知することができる。
また、出力回路15aないし15cをそれぞれスイッチング電源回路用の集積回路1aないし1cに用いることによって、外付けのスイッチング素子を駆動する方式のスイッチング電源回路においても、ハイサイドのスイッチング素子を大電力による破壊から保護することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、スイッチング電源回路用の集積回路1aないし1cについて説明したが、これに限定されるものではない。出力回路15aないし15cは、例えばモータ駆動回路用のプリドライバなど、外付けのMOSトランジスタを駆動する他の集積回路にも用いることができる。
1a〜1d 集積回路
2、3、8 スイッチング素子
4 コイル
5 コンデンサ
6、7 抵抗
11 電圧調整回路
12 スイッチング制御回路
13a〜13c レベルシフト回路
14a〜14c、15a〜15c 出力回路
91〜99 端子
P1〜P5 PMOS(Pチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタ
N1、N2 NMOS(Nチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタ
C1、C2 コンデンサ
D1 ダイオード
S1 電流源
ISN 電流検知回路
IV1〜IV4 (CMOS)インバータ
2、3、8 スイッチング素子
4 コイル
5 コンデンサ
6、7 抵抗
11 電圧調整回路
12 スイッチング制御回路
13a〜13c レベルシフト回路
14a〜14c、15a〜15c 出力回路
91〜99 端子
P1〜P5 PMOS(Pチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタ
N1、N2 NMOS(Nチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタ
C1、C2 コンデンサ
D1 ダイオード
S1 電流源
ISN 電流検知回路
IV1〜IV4 (CMOS)インバータ
Claims (5)
- 第1の直流電圧が入力電極に入力されるハイサイドのスイッチング素子の制御電極が接続される第1の端子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子と直列に接続され、前記ハイサイドのスイッチング素子と相補的にオン・オフ制御されるローサイドのスイッチング素子の制御電極が接続される第2の端子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点が接続される第3の端子と、
前記第1の直流電圧が印加される第4の端子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子および前記ローサイドのスイッチング素子をそれぞれオン・オフ制御するための第1および第2のスイッチング信号を生成する信号生成回路と、
前記第1および第2のスイッチング信号をそれぞれバッファリングして前記第1および第2の端子から出力する出力回路と、
を有し、
前記出力回路は、前記第3の端子と前記第4の端子との間の電圧が所定の電圧以上の場合に、前記ハイサイドのスイッチング素子をオフするための制御信号を出力する保護回路を含むことを特徴とする集積回路。 - 前記出力回路は、少なくとも、前記第1および第2のスイッチング信号がそれぞれ入力されるCMOSインバータを含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
- 一端が前記第3の端子に接続され、前記ハイサイドのスイッチング素子を駆動するための電圧を供給するブートストラップコンデンサの他端が接続される第5の端子をさらに有し、
前記ハイサイドのスイッチング素子および前記ローサイドのスイッチング素子は、いずれもNチャネルMOSトランジスタであり、
前記出力回路は、少なくとも、前記第3の端子と前記第5の端子との間の電圧を電源とし、前記第1のスイッチング信号が入力されるCMOSインバータを含むことを特徴とする請求項2に記載の集積回路。 - 前記保護回路は、
ソースが前記第4の端子に接続され、ゲートが前記第3の端子に接続されるPチャネルMOSトランジスタを含み、
前記PチャネルMOSトランジスタがオンとなる場合に、前記ハイサイドのスイッチング素子をオフするための前記制御信号を出力することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の集積回路。 - 前記信号生成回路は、前記第3の端子の電圧を整流および平滑化した第2の直流電圧に応じて前記第1および第2のスイッチング信号を生成することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の集積回路。
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018180753A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 株式会社村田製作所 | 電源装置 |
| US10340910B2 (en) | 2017-09-21 | 2019-07-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Drive circuit |
-
2010
- 2010-12-14 JP JP2010278424A patent/JP2012130136A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018180753A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 株式会社村田製作所 | 電源装置 |
| JPWO2018180753A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2019-12-12 | 株式会社村田製作所 | 電源装置 |
| US10630180B2 (en) | 2017-03-31 | 2020-04-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Power supply apparatus |
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