JP2012132512A - 車両用ベルトクランプ - Google Patents

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Toshihiro Kawana
敏浩 川名
Kazuhide Saito
一英 齋藤
Toshihiko Suzuki
俊彦 鈴木
Tomoyuki Okada
朋之 岡田
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Abstract

【課題】被結束部材の高さ方向あるいは幅方向の寸法を規制することにより、所定の空間内に被結束部材を配置でき、前記空間の有効利用を図ることができる車両用ベルトクランプを提供する。
【解決手段】被結束部材の所定個所を結束するベルト2と、前記ベルトの係止歯を係止することにより、被結束部材を結束状態に保持するバックル3と、前記バックルを被固体部材に取り付けるための係止脚4と、前記バックル3の上面に設けられた第1の寸法規制部材11と、前記第1の寸法規制部材11に長さ寸法が調整可能に係止される、前記ベルトの基端側に設けられた第2の寸法規制部材12と、を備えている
【選択図】図1

Description

本発明は車両用ベルトクランプに関し、特に、被結束部材の高さ方向あるいは幅方向の寸法を規制し、所定の空間内に被結束部材を配置する車両用ベルトクランプに関する。
車両用ベルトクランプは、車両内に配線されるワイヤハーネス等の被結束部材を束ねるために用いられるものであって、図11で示すような車両用ベルトクランプが知られている。この従来の車両用ベルトクランプについて、図11に基づいて説明する。
図に示すように、このベルトクランプ50は、バックル51、ベルト52、スタビライザ53、係止脚54を有し、夫々が合成樹脂により一体的に成形されている。
そして、バックル51の上面51aに載せた被結束部材Wの外周をベルト52で巻き、前記ベルト52の先端をバックル51の導入路51bに挿通させる。この導入路51b内には係止片(図示せず)が形成され、ベルト52の表面に形成された係止歯(図示しない)が前記係止片に係止されることにより、被結束部材Wが結束状態に保持される。
このようにして、被結束部材Wの所定個所をベルトクランプ50で結束した後、各ベルトクランプ50の係止脚54を、車両等のボディパネルに予め開けられている取付孔に差し込む。これにより、ベルトクランプ50は車両等のボディパネルに取付けられ、被結束部材Wはベルトにより拘束された状態で車両ボディーに固定される。
特開2006−292033号公報
ところで、被結束部材Wを結束したベルトクランプ50を車両等のボディパネルに取り付ける際、車両等のボディパネルに取り付けられた電装部品等の部品との干渉を避けるために、前記部品を迂回する配線が行われることがあった。
この迂回配線について、図12、図13に基づいて具体的について説明する。尚、図12は、従来の車両用ベルトクランプを使用した迂回配線状態を示す平面図、図13は、図12のA−A断面図である。
図に示すように、電装部品等の部品Xは車両等のボディパネルP1に取り付けられ、また被結束部材Wを結束するベルトクランプ50は、車両等のボディパネルP2に取り付けられる。そして、このボディパネルP1とボディパネルP2の間隔Hは、前記部品Xの高さH1とベルトクランプ50の高さH2の和よりも小さな寸法になされている。
そのため、被結束部材Wを、部品Xの下方を引き回す配線を行うことができず、図12に示すように前記部品Xを迂回して配線せざるを得ず、被結束部材Wを余分に使用するという技術的課題があった。
また、前記部品Xを迂回して配線されるため、ボディパネル間の空間を有効に利用することができないという技術的課題があった。
特に、ベルトクランプ50の幅寸法L2より部品Xの下方空間の幅寸法L1が大きい場合に、ベルトクランプ50を部品Xの下方空間内に配置できれば、空間のより有効な利用を図ることができるにも拘らず、ベルトクランプの高さH2が前記部品の下方空間の高さ(H−H1)より高いため、配置することができないという技術的課題があった。
一方、図示しないが、ボディパネルP1とボディパネルP2の間隔Hが、前記部品Xの高さH1とベルトクランプ50の高さH2の和よりも大きな寸法に形成されている場合には、被結束部材Wを、部品Xの下方を引き回す配線を行うことができる。
しかしながら、ベルトクランプ50の幅寸法L2が部品Xの下方空間の幅寸法L1より大きい場合には、ベルトクランプ50を部品Xの下方空間内に配置した際、ベルトクランプ50が部品Xの下方空間からはみ出して配置される。
即ち、部品Xとベルトクランプ50の間の空間を有効に利用できないばかりか、部品Xの側方空間(幅方向の空間)を有効に利用することができないという技術的課題があった。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、被結束部材の高さ方向あるいは幅方向の寸法を規制することにより、所定の空間内に被結束部材を配置でき、前記空間の有効利用を図ることができる車両用ベルトクランプを提供することを目的とする。
前記した課題を解決するためになされた、本発明にかかる車両用ベルトクランプは、被結束部材の所定個所を結束するベルトと、前記ベルトの係止歯を係止することにより、被結束部材を結束状態に保持するバックルと、前記バックルを被固体部材に取り付けるための係止脚と、前記バックルの上面に設けられた第1の寸法規制部材と、前記第1の寸法規制部材に長さ寸法が調整可能に係止される、前記ベルトの基端側に設けられた第2の寸法規制部材と、を備えることを特徴としている。
このように、バックルの上面に設けられた第1の寸法規制部材と、前記第1の寸法規制部材に長さ寸法が調整可能に係止される、前記ベルトの基端側に設けられた第2の寸法規制部材とを備えため、前記第2の寸法規制部材によって、バックルからの長さ寸法を調整(可変)することができる。
その結果、被結束部材の高さ方向あるいは幅方向の寸法を所定の寸法に規制することができ、所定の空間内に被結束部材を配置でき、前記空間の有効利用を図ることができる。
ここで、前記第1の寸法規制部材は、バックルに形成された導入路に直交する方向に設けられた柱状部と、前記柱状部に形成された係止部とを備え、前記第2の寸法規制部材はベルトの基端部に設けられたL字状部材であって、ベルトの基端部に設けられた平板状の寸法規制部と、前記寸法規制部の一端部に、前記ベルトの湾曲方向側に、直角に屈曲して形成された被係止部とを備え、前記被係止部が、前記第1の寸法規制部材の係止部に係止されることが望ましい。
このように、第2の寸法規制部材がL字状部材に形成されているため、被結束部材の膨らみ等を抑制でき、正確な寸法規制をなすことができる。
また、第1の寸法規制部材の柱状部の導入路に直交する方向の一端部側に、前記第2の寸法規制部材が当接する、板状の抜止部が形成されていることが望ましい。
このように抜止部が形成されているため、第2の寸法規制部材を第1の寸法規制部材に挿入し、係止する際、第1の寸法規制部材から第2の寸法規制部材が脱落するのを防止することができる。
本発明によれば、被結束部材の高さ方向あるいは幅方向の寸法を規制することにより、所定の空間内に被結束部材を配置でき、前記空間の有効利用を図ることができる車両用ベルトクランプを得ることができる。
図1は、本発明にかかる車両用ベルトクランプの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、本発明にかかる車両用ベルトクランプの組立て動作を説明するための斜視図である。 図3は、本発明にかかる車両用ベルトクランプの組立てられた状態を示す正面図である。 図4は、本発明にかかる車両用ベルトクランプの第1の結束状態を示す正面図である。 図5は、本発明にかかる車両用ベルトクランプの第1の結束状態を示す斜視図である。 図6は、本発明にかかる車両用ベルトクランプの一実施形態の使用状態を示す平面図である。 図7は、図6のA−A断面図である。 図8は、本発明にかかる車両用ベルトクランプの第2の結束状態を示す正面図である。 図9は、本発明にかかる車両用ベルトクランプの第2の結束状態を示す斜視図である。 図10は、本発明にかかる車両用ベルトクランプの他の実施形態を示す正面図である。 図11は、従来の車両用ベルトクランプを示す正面図である。 図12は、従来の車両用ベルトクランプを使用した迂回配線状態を示す平面図である。 図13は、図12のA−A断面図である。
以下、本発明にかかる車両用ベルトクランプの一実施形態について、図1乃至図9に基づいて説明する。尚、以下に説明する一実施形態にあっては、高さ方向の寸法を規制する場合を例にとって説明するが、本発明にかかる車両用ベルトクランプは被結束部材の高さ方向あるいは幅方向の寸法を規制するものであり、高さ方向の寸法を規制するものに限定されるものでない。
図に示すように、車両用ベルトクランプ1は、従来のベルトクランプと同様に、被結束部材Wの所定個所を結束するベルト2と、前記ベルト2の係止歯2aが係止片(図示せず)に係止されることにより、被結束部材Wを結束状態に保持するバックル3を備えている。また、車両用ベルトクランプ1は、車両等のボディパネル(被固体部材)の取付け孔(図示せず)に差し込むことによって取り付けられる係止脚4と、前記係止脚4を車両等のボディパネル(被固体部材)に取り付けた際、ベルトクランプ1の取付け状態を安定させるスタビライザ5とを有している。
この車両用ベルトクランプ1にあっては、この高さ規制部材10(寸法規制部材)が設けられている点に特徴がある。この高さ規制部材10は前記ベルト2とバックル3との間に設けられ、高さ規制部材10は、バックル3の上面3aに設けられた、高さ方向に延設された第1の高さ規制部材11(第1の寸法規制部材)と、ベルト2の基端側に設けられた第2の高さ規制部材12(第2の寸法規制部材)とを備えている。
前記第1の高さ規制部材11は、バックル3に形成された導入路3bに直交する方向に(導入路3bの幅方向)に設けられ、上方(高さ方向)に延設された柱状部11aと、前記柱状部11aの側面(導入路3bと直交する面)に形成された複数の凸状の板部からなる係止部11bとを備えている。
この係止部11bは、導入路3bの導入口3b1方向及び導出口3b2方向に延設され、上方(高さ方向)に所定の間隔をもって形成され複数の板部によって構成されている。
また、前記柱状部11aの前記導入路3bに直交する方向の一端部側には、板状の抜止部11cが形成されている。
この第1の高さ規制部材11、バックル3、係止脚4、スタビライザ5は硬質の合成樹脂、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド等により一体的に成形される。
前記第2の高さ規制部材12はベルト2の基端部に設けられたL字状部材である。この第2の高さ規制部材12は、ベルト2の基端部に設けられた平板状の高さ規制部12aと、前記高さ規制部12aの一端部に、前記ベルト2の湾曲方向側に、直角に屈曲して形成された被係止部12bとから構成されている。この被係止部12bは、前記第1の高さ規制部材11に係止されるものである。
このように、第2の寸法規制部材がL字状部材に形成されているため、被結束部材の膨らみ等を抑制でき、正確な寸法規制をなすことができる。
前記高さ規制部12aの上面には、高さ規制部12aと一体に成形された、撓みを抑制するための補強部12a1が設けられている。この補強部材12a1は半円弧状断面を有し、被係止部12b端側からベルト2端側に延設されている。
また、前記被係止部12bには、前記高さ規制部材11の柱状部11a、係止部11bが挿入される段付き溝部12b1形成されている。この段付き溝部12b1はベルト2の延設方向と直交する方向に延びており、この段付き溝部12b1の一端側及び底面側に、前記柱状部11a、係止部11bが挿入される挿入口が開口している。
この第2の高さ規制部材12、ベルト2は、第1の高さ規制部材11、バックル3、係止脚4、スタビライザ5と同一の材料、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド等で成形される。
このように構成された第2の高さ規制部材12を、第1の高さ規制部材11に取り付けるには、図2に示す矢印方向から、係止部11bを被係止部12b内に挿入することにより、前記段付き溝部12b1(被係止部12b)を係止部11bに係止する。
これにより第1の高さ規制部材11と第2の高さ規制部材12とが一体化し、高さ規制部材10を有する車両用ベルトクランプ1が構成される。
尚、係止部11bが被係止部12b内に挿入された際、第2の高さ規制部材12が抜止部11cに当接する。これにより、第1の寸法規制部材から第2の寸法規制部材が脱落するのを防止することができる。
そして、このように構成された車両用ベルトクランプ1を用いて被結束部材Wを結束する際には、まず部品等との干渉を考慮して、許容されるベルトクランプ50の高さを調べる。
この調査の結果、ベルトクランプ50の高さを最も低く(高さh1)する必要がある場合には、図4に示すように、前記第2の高さ規制部材12が最も低位置に取付けられる。
即ち、第2の高さ規制部材12の段付き溝部12b1の全てが係止部11bに係止されるように、係止部11bが被係止部12b内に挿入、一体化される。
そして、図5に示すように、バックル3の上面3aに載せた被結束部材Wの外周をベルト2で巻き、前記ベルト2の先端をバックル3の導入路3bに挿通させる。この導入路3b内には係止片(図示せず)が形成され、ベルト2の表面に形成された係止歯2aが前記係止片に係止されることにより、被結束部材Wは結束状態に保持される。
このようにして被結束部材Wの所定個所をベルトクランプ1で結束した後、図6、図7に示すように、各ベルトクランプ1は、前記係止脚4を車両等のボディパネルに予め開けられている取付孔(いずれも図示しない)に差し込むことにより、ベルトクランプ1は車両等のボディパネルに取り付けられる。その結果、被結束部材Wは、ベルトにより拘束された状態で車両ボディーに固定される。
このとき、図7に示すように、このボディパネルP1とボディパネルP2の間隔Hは、前記部品Xの高さH1とベルトクランプ1の高さh1の和よりも大きい。
そのため、被結束部材Wを、部品Xの下方を引き回す配線を行うことができ、図6に示すように直線状に配線でき、被結束部材Wの使用量を抑制することができる。また、部品Xの下方の空間を有効利用することができる。
また、ベルトクランプ1が異なる場所で用いられる場合には、許容されるベルトクランプ1の高さも異なる。
例えば、図8、図9に示すように、段付き溝部12b1の段部を間隔Δh(係止部11bの板部を間隔Δh)で形成され、ベルトクランプ1の高さを最も低い場合(高さh1)から2Δh高くできる場合には、第2の高さ規制部材12の段付き溝部12b1の上から2段目以下に第1の高さ規制部材11の係止部11bを挿入し、係止させ、一体化する(図8では、理解を容易にするために係止部11bを斜線で示す)。
これにより、ベルトクランプ1の高さはh2(h1+2Δh)とすることができる。
このように、第2の高さ規制部材12の段付き溝部12b1への係止部11bの挿入位置を調整することにより、第1の高さ規制部材11の高さを調整することができ、ベルトクランプ1を配置する空間の高さに応じた最適な高さになすことができる。
尚、上記実施形態にあっては、被係止部12bとして段付き溝部12b1を示したが、段付き溝部12b1の形を変え、鋸歯形状になしても良い。
即ち、図10に示すように、複数の凸状の板部からなる係止部の形状を、上方に行くに従って先細りになる傾斜面11eを有する鋸歯形状の係止部11dとし、被係止部の溝部の形状を前記係止部11dに対応した、鋸歯形状の溝部12b2としても良い。
このように、係止部11d、溝部12b2が形成されている場合には、第2の高さ規制部材12を第1の高さ規制部材11上方から挿入する(押し込む)ことにより一体化できる。
また、上記実施形態にあっては、ベルトクランプ1を配置する空間の高さに応じた最適な高さになすことができる旨説明したが、使用の仕方によってはベルトクランプ1を配置する空間の幅に応じた最適な幅になすことができる。
即ち、このベルトクランプ1にあっては、一方向の長さ寸法を最適な長さ寸法に調整でき、高さ方向あるいは幅方向の長さ寸法を所定の長さ寸法に規制することができる。
1 ベルトクランプ
2 ベルト
3 バックル
4 係止脚
5 スタビライザ
10 高さ規制部材(寸法規制部材)
11 第1の高さ規制部材(第1の寸法規制部材)
11a 柱状部
11b 係止部
11c 抜止板
11d 係止部
11e 斜面部
12 第2の高さ規制部材(第2の寸法規制部材)
12a 高さ規制部(寸法規制部材)
12a1 補強部
12b 被係止部
12b1 段付き溝部
12b2 鋸歯状溝部

Claims (3)

  1. 被結束部材の所定個所を結束するベルトと、
    前記ベルトの係止歯を係止することにより、被結束部材を結束状態に保持するバックルと、
    前記バックルを被固体部材に取り付けるための係止脚と、
    前記バックルの上面には設けられた第1の寸法規制部材と、
    前記第1の寸法規制部材に長さ寸法が調整可能に係止される、前記ベルトの基端側に設けられた第2の寸法規制部材と、
    を備えることを特徴とする車両用ベルトクランプ。
  2. 前記第1の寸法規制部材は、バックルに形成された導入路に直交する方向に設けられた柱状部と、前記柱状部に形成された係止部とを備え、
    前記第2の寸法規制部材はベルトの基端部に設けられたL字状部材であって、ベルトの基端部に設けられた平板状の寸法規制部と、前記寸法規制部の一端部に、前記ベルトの湾曲方向側に、直角に屈曲して形成された被係止部とを備え、
    前記被係止部が、前記第1の寸法規制部材の係止部に係止されることを特徴とする請求項1に記載された車両用ベルトクランプ。
  3. 第1の寸法規制部材の柱状部の前記導入路に直交する方向の一端部側に、前記第2の寸法規制部材が当接する、板状の抜止部が形成さていることを特徴とする請求項2に記載された車両用ベルトクランプ。
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