JP2012134976A - 訪問先ネットワークでローミングのアンチステアリングを検出する方法、ネットワーク・モニタリング・システム、及びコンピュータの読出し可能な蓄積媒体 - Google Patents

訪問先ネットワークでローミングのアンチステアリングを検出する方法、ネットワーク・モニタリング・システム、及びコンピュータの読出し可能な蓄積媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】訪問先ネットワークがホーム・ネットワークによるローミングのステアリングを拒否するかを判断する。
【解決手段】ローミングのアンチステアリング活動を自動的に検出するシステム及び方法を開示している。訪問先ネットワークによる全てのインターナショナルMAPシグナリングを連続的にモニタするホーム・ネットワークでのモニタリング・システムによりこの方法を用いることができる。固有のアクティブなローミング・サービス利用者の数、固有のステアリングされたローミング・サービス利用者の数、固有のアンチステアリングされたローミング・サービス利用者の数を含む異なる形式のローミング加入者の数を見積もって、ローミングのアンチステアリングを検出する。異なる形式の加入者の数は、単独又は組合せで、しきい値と比較される。数がしきい値を超えれば、モニタリング・システムは、訪問先ネットワークがローミングのアンチステアリングの技術を用いているとホーム・ネットワークに警告する。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般に、ホーム及び訪れた一般モバイル・ネットワークの間のシグナリングのモニタリングに関し、特に、訪問先ネットワークがホーム・ネットワークによるローミングのステアリングを拒否するかの判断に関する。
モバイル・サービス・プロバイダは、典型的には、特定の国又は1つ以上の大都市サービス・エリア(Metropolitan Service Area:MSA)の如く特定された地理的エリア内での無線カバレージを提供する。サービス・プロバイダの加入者がそれらエリア内でのモバイル・サービスを要求するとき、加入者の携帯電話又はユーザ装置は、サービス・プロバイダのネットワークをサーチし、そのネットワークにアタッチする。加入者がそのサービス・プロバイダの指定カバレージ・エリアの外を訪問するとき、加入者の携帯電話は、サービスを得るためには、ローミングすべきかを検討し、他のサービス・プロバイダによるモバイル・ネットワークである訪問先ネットワークにアタッチしなければならない。加入者がアタッチして加入者の携帯電話が有効な装置であるかを確認するときに、訪問先ネットワークは、ホーム・ネットワークと情報を交換する。認証メッセージの交換が成功すると、ローミング加入者は、訪問先ネットワークからサービスを得る。
例えば、米国を本拠とするモバイル・ネットワークの加入者がヨーロッパに旅行する。ヨーロッパにいる間にモバイル・サービスを受けるには、米国を本拠にする加入者の携帯電話は、ヨーロッパのサービス・プロバイダのモバイル・ネットワークを探し、そこにアタッチしなければならない。ローミング・モバイル装置は、多数の可能性のある訪問先ネットワークを検出できる。典型的には、モバイル装置は、最強の信号を有する訪問先ネットワークにアタッチする。
しばしば、ホーム・モバイル・サービス・プロバイダは、ホーム・サービス・エリアの外側のエリア内でのカバレージを提供する好ましい外国サービス・プロバイダと契約上の合意を行う。かかる契約は、例えば、ホーム・ネットワークからのローミング加入者に低い課金レート及び/又は保証されたクラスのサービスを提供する。よって、ホーム・ネットワーク・サービス・プロバイダは、通常、その加入者のローミング装置が、推奨外国サービス・プロバイダにアタッチすることを望む。これを達成するためには、ホーム・ネットワークは、ローミングのステアリング(Steering of Roaming:SoR)を用いて、その加入者のモバイル装置を推奨訪問先ネットワークに案内しようとする。非推奨訪問先ネットワークのいくつかは、ローミング加入者をそのネットワークに維持するため、又はそのローミング加入者が他の訪問先ネットワークを利用するのを防ぐために、ローミングのアンチステアリング(Anti-Steering of Roaming:アンチSoR)技術を用いる。
特開2007−28223号公報 国際公開第2002/013567号パンフレット(特表2004−506359号公報
モニタリング・システムは、訪問先の一般モバイル・ネットワーク及びホームの一般モバイル・ネットワークの間のシグナリング・トラフィックを分析して、訪問先ネットワークがホーム・ネットワーク加入者に対するローミング技術のアンチステアリングを用いているかを判断する。モニタリング・システムは、例えば、訪問先ネットワークが加入者の手動切り離しをエミュレーションしているか、又はホーム・ネットワークからのメッセージの切り離しに応答していないかを検出する。
一実施例において、モニタリング・システムは、訪問先ネットワークでのローミングのアンチステアリングを検出する。モニタリング・システムは、訪問先ネットワークからホーム・ネットワークで受信したシグナリング・メッセージを捕捉する。シグナリング・メッセージは、ホーム・ネットワーク加入者をローミングすることによって訪問先ネットワークにアタッチする試みに対応する。モニタリング・システムは、アクティブなローミング加入者の数、ステアリングされたローミング加入者の数、訪問先ネットワークでアンチステアリングされたローミング加入者の数を見積る。モニタリング・システムは、次に、アクティブなローミング加入者、ステアリングされたローミング加入者及びアンチステアリングされたローミング加入者の見積り数を単独又は組合せで、予め選択された1つ以上のしきい値と比較する。単独又は他の見積り数と組合さった1つ以上の見積り数が、予め選択されたしきい値を超えると、モニタリング・システムは、ローミング活動の潜在的なアンチステアリングを識別する。
本発明の第1態様によれば、訪問先ネットワークでのローミングのアンチステアリングを検出する方法は;ホーム・ネットワークで受信した上記訪問先ネットワークでのローミング加入者からのシグナリング・メッセージを捕捉し;加入者毎に上記捕捉したメッセージを相関させ;上記訪問先ネットワークでのアクティブなローミング加入者の数を見積り;上記訪問先でのステアリングされたローミング加入者の数を見積り;上記訪問先ネットワークでのアンチステアリングされたローミング加入者の数を見積り;上記アクティブなローミング加入者、ステアリングされたローミング加入者及びアンチステアリングされたローミング加入者の見積り数を単独又は組合せて1つ以上の所定しきい値と比較し;上記1つ以上の見積り値が単独又は組合せでしきい値を超えたときにローミング活動の潜在的なアンチステアリングを識別する。
本発明の第2態様によれば、上記第1態様の方法は、更に、特定加入者が上記訪問先ネットワークで通信を成功裏に開始又は受信すると、アクティブなローミング加入者として特定ネットワーク加入者をカウントすることを特徴とする。
本発明の第3態様によれば、上記第2態様の方法は、上記訪問先ネットワークでの上記通信が音声コール、データ接続又はショート・メッセージ・サービス通信から選択された通信を含むことを特徴とする。
本発明の第4態様によれば、上記第1態様の方法は、更に、上記特定加入者に対して上記訪問先ネットワークから成功裏にアップデートしたロケーション・トランザクションを上記ホーム・ネットワークが実行しないと、ステアリングされたローミング加入者として特定加入者をカウントすることを特徴とする。
本発明の第5態様によれば、上記第4態様の方法は、システム障害、許可されないローミング、データ損失、予期せぬデータ値コードから成るグループから選択された応答コードによって、失敗したアップデート・ロケーション・トランザクションが拒絶されると、ステアリングされたローミング加入者として特定加入者がカウントされることを特徴とする。
本発明の第6態様によれば、上記第1態様の方法は、更に、成功したアップデート・ロケーション・トランザクションが続く所定期間内に、特定加入者が失敗したアップデート・ロケーション・トランザクションのシーケンスを行うと、アンチステアリングされたローミング加入者として特定ネットワーク加入者をカウントすることを特徴とする。
本発明の第7態様によれば、上記第1態様の方法は、更に、特定加入者がアップデート・ロケーション・トランザクションのシーケンスを実行すると、アンチステアリングされたローミング加入者として特定ネットワーク加入者をカウントとし、各アップデート・ロケーション・トランザクションが所定のインターバルで離れており、上記シーケンスに上記所定インターバルで成功したアップデート・ロケーション・トランザクションが続くことを特徴とする。
本発明の第8態様によれば、上記第1態様の方法は、更に、所定期間内に上記訪問先ネットワークによる複数のトランザクション・シーケンスを上記特定加入者が実行すると、アンチステアリングされたローミング加入者として特定ネットワーク加入者をカウントすることを特徴とする。
本発明の第9態様によれば、上記第1態様の方法は、更に、少なくとも1つのアンチステアリング・ローミング加入者に関連したメッセージを含むプロトコル・トレースを発生することを特徴とする。
本発明の第10態様によれば、ネットワーク・モニタリング・システムは;ホーム・ネットワーク及び1つ以上の訪問先ネットワークの間で交換されるメッセージを含むデータ・トラフィックをSS7リンクから捕捉するのに適する少なくとも1つのSS7インタフェースと;上記捕捉したデータ・トラフィックを蓄積するメモリと;上記訪問先ネットワークでのアクティブなローミング加入者の数を計算し、上記訪問先ネットワークでのステアリングされたローミング加入者の数を計算し、上記訪問先ネットワークでのアンチステアリングされたローミング加入者の数を計算し、上記アクティブなローミング加入者、ステアリングされたローミング加入者及びアンチステアリングされたローミング加入者の数を所定しきい値と比較し、上記比較に応じて上記訪問先ネットワークがローミング技術のアンチステアリングを用いているかを判断するのに適したプロセッサとを備えている。
本発明の第11態様によれば、上記第10態様のシステムは、上記データ・トラフィックが捕捉されると上記比較ステップをほぼ実時間で実行するのに上記プロセッサが適することを特徴とする。
本発明の第12態様によれば、上記第10態様のシステムは、上記メモリに蓄積された捕捉データ・トラフィックを用いて所定インターバルで上記比較ステップを実行するのに上記プロセッサが適することを特徴とする。
本発明の第13態様によれば、上記第12態様のシステムは、上記所定インターバルが操作者の選択した期間に対応することを特徴とする。
本発明の第14態様によれば、上記第12態様のシステムは、上記所定インターバルが捕捉データの所定量に対応することを特徴とする。
本発明の第15態様によれば、上記第10態様のシステムは、上記訪問先ネットワークのサービス・エリア内で動作するテスト・モバイル・ユニットを更に備え、上記テスト・モバイルは、上記モニタリング・システムに命令されるときに上記訪問先ネットワークにアタッチすると共に、上記訪問先ネットワークから受信したメッセージ・トラフィックを上記モニタリング・システムにレポートするのに適しているのを特徴とする。
本発明の第16態様によれば、コンピュータが読出し可能な蓄積媒体がネットワーク・モニタリング・システムを制御するインストラクションを備えており;上記インストラクションは、実行の際にプロセッサにより;ホーム・ネットワークで受信した訪問先ネットワークからのシグナリング・メッセージを捕捉し;ローミング・ホーム・ネットワーク加入者が上記訪問先ネットワークにアタッチしようとする試みに上記シグナリング・メッセージが対応し;上記訪問先ネットワークでのアクティブなローミング加入者の数を見積り;上記訪問先でのステアリングされたローミング加入者の数を見積り;上記訪問先ネットワークでのアンチステアリングされたローミング加入者の数を見積り;上記アクティブなローミング加入者、ステアリングされたローミング加入者及びアンチステアリングされたローミング加入者の見積り数を単独又は組合せて1つ以上の所定しきい値と比較し;上記1つ以上の見積り値が単独又は組合せでしきい値を超えたときにローミング活動の潜在的なアンチステアリングを識別する。
本発明の第17態様によれば、上記第16態様のコンピュータが読出し可能な蓄積媒体は、更に、上記特定加入者が上記訪問先ネットワークでの通信を成功裏に開始するか受信すると、アクティブなローミング加入者として上記特定ネットワークの加入者をカウントし;上記訪問先ネットワークでの上記通信は、音声コール、データ接続又はショート・メッセージ・サービス通信から成るグループから選択された通信を含むことを特徴とする。
本発明の第18態様によれば、上記第16態様のコンピュータが読出し可能な蓄積媒体は、更に、特定加入者に対して上記訪問先ネットワークからの成功したアップデート・ロケーション・トランザクションを上記ホーム・ネットワークが実行しないと、ステアリングされたローミング加入者として上記特定加入者をカウントし;システム故障、許可されないローミング、データ損失及び予期せぬデータ値コードから成るグループから選択された応答コードにより、失敗したアップデート・ロケーション・トランザクションが拒絶されると、ステアリングされたローミング加入者として上記特定加入者がカウントされることを特徴とする。
本発明の第19態様によれば、上記第16態様のコンピュータが読出し可能な蓄積媒体は、更に;成功したアップデート・ロケーション・トランザクションが続く所定期間内に失敗したアップデート・ロケーション・トランザクションの試験を上記特定加入者が実行すると、アンチステアリングされたローミング加入者として特定ネットワーク加入者をカウントし;上記特定加入者がアップデート・ロケーション・トランザクションのシーケンスを実行すると、アンチステアリングされたローミング加入者として特定ネットワーク加入者をカウントし、各アップデート・ロケーション・トランザクションが所定のインターバルで離れており、上記シーケンスに上記所定インターバルで成功したアップデート・ロケーション・トランザクションが続き;所定期間内で上記訪問先ネットワークにより複数のトランザクション・シーケンスを上記特定加入者が実行すると、アンチステアリングされたローミング加入者として特定ネットワーク加入者をカウントし、上記トランザクション・シーケンスの各々が少なくとも1つのキャンセル・ロケーション・メッセージ及び少なくとも1つのアップデート・ロケーション・メッセージの交換を含むことを特徴とする。
本発明の第20態様によれば、上記第16態様のコンピュータが読出し可能な蓄積媒体は、更に、少なくとも1つのアンチステアリング・ローミング加入者に関連したメッセージを含むプロトコル・トレースを発生することを特徴とする。
本発明の第21態様によれば、ネットワーク・モニタリング・システムは;ホーム・ネットワーク及び1つ以上の訪問先ネットワークの間で交換されるメッセージを含むデータ・トラフィックをSS7リンクから捕捉するのに適する少なくとも1つのSS7インタフェースと;上記捕捉したデータ・トラフィックを蓄積するメモリと;訪問先ネットワーク用の成功したローミングの数に対応するローミング変数を上記所定期間の初めにてゼロにリセットし、上記所定期間中に上記訪問先ネットワークにて個別の出て行くローミング加入者を追跡し、上記所定期間中に少なくとも1つの成功したサービスの試みを特定ローミング加入者が実行すると上記ローミング加入者をアクティブなローミング・サービス利用者として識別し、各アクティブなローミング・サービス利用者に対してローミング・サービス利用者変数の値を増分するのに適するプロセッサとを備える。
本発明の第22態様によれば、上記第21態様のネットワーク・モニタリング・システムは、更に、加入者のユーザ装置のIMSI又はMISIDNを用いてローミング加入者身元を決めることを特徴とする。
本発明の第23態様によれば、上記第21態様のネットワーク・モニタリング・システムは、上記所定期間が24時間の期間であることを特徴とする。
本発明の第24態様によれば、上記第21態様のネットワーク・モニタリング・システムは、モバイル音声コールの発信、モバイル音声コールの終了、SMSメッセージの発信及びSMSメッセージの終了から成るグループから、少なくとも1つの成功したサービスの試みを選択することを特徴とする。
よって、一般用語で本発明を説明することにより、添付図について説明を行う。
図1は、訪問先公衆モバイル・ネットワーク(Visited Public Mobile Network:VPMN)とユーザ装置(User Equipment:UE)との相互作用を説明する高レベルのブロック図である。 図2は、本発明の一実施例によるローミング活動のアンチステアリングを検出する処理を説明する流れ図である。
以下に添付図を参照して本発明を更に詳細に説明する。しかし、本発明は、多くの異なる形式で実施でき、ここでの説明の実施例に限定することを意図するものではない。むしろここでの開示が詳細且つ完全になるようにこれら実施例を提供し、当業者に本発明の範囲を充分に示すものである。当業者は、本発明の種々の実施例を用いることができよう。
図1は、訪問先公衆モバイル・ネットワーク(Visited Public Mobile Network:VPMN)102〜104とユーザ装置(User Equipment:UE)101との相互作用を説明する高レベルのブロック図である。UE101は、ホーム公衆モバイル・ネットワーク(Home Public Mobile Network:HPMN)105であり、装置がそのホーム・エリア、領域又は国で動作するとき、無線サービスをUE101に提供する。HPMN105が無線サービスを提供しないときは、UE101の如き加入者がローミングか、異なるエリア、領域又は国に出かけているときである。この状態にて、加入者は、他の公衆モバイル・ネットワークをサーチしなければならず、無線サービスを得るために他のネットワークにアクセスしようとする。例えば、UE101は、ローミング・プロバイダをサーチする間に、3つのVPMN102〜104を検出する。UE101は、典型的には、VPMN102〜104の信号強度を測定し、最強信号のVPMNに接続しようとする。UE101がVPMNの1つにアタッチすると、HPMN105は、UE101用の登録処理期間中にVPMNからの認証メッセージを受ける。UE101がローミングであり、特定VPMNにアタッチしていることを、VPMNからのアタッチ及び認証メッセージがHPMN105に知らせる。
HPMN105は、HPMNサービス・エリアの外側のエリア内の1つ以上の推奨VPMNを有する。例えば、HPMN105は、VPMN102のパートナであり、HPMN105のローミング加入者をサポートする。VPMN102は、推奨課金レート又は進化したサービスをHPMN105のローミング加入者に提供できる。その結果、HPMN105は、VPMNサービス・エリア内でローミングしている間、UE101を含む加入者がVPMN102を使用することを好む。UE101がVPMN102にアタッチすると、HPMN105は、UE101用の登録処理期間中にVPMNからの認証メッセージを受ける。HPMN105は、UE101がパートナ又は優先のVPMN102にアタッチしたと判断し、HPMN105は、認証データを提供して、UE101がVPMN102により登録できるようにする。
UE101は、VPMN103が最強の信号であると判断し、VPMN103にアタッチしようとする。HPMN105は、UE101用の登録処理期間中にVPMN103からの認証メッセージを受ける。HPMN105は、UE101が非推奨又は未知のVMPNにアタッチしたと判断する。HPMN105は、VPMN103と同じエリアでパートナVPMN102がUE101にサービスしているとも判断する。次に、VPMN103から切り離れ、他のVMPNを探し、特にパートナVMPN102に再アタッチするように、HPMN105がUE101に命令する。
特定のVPMNにアタッチするようにHPMN105がUE101に指示するか指示しようとする処理は、ローミングのステアリング(Steering of Roaming:SoR)と呼ばれる。ローミングのステアリングは、HPMN105の如きホーム・ネットワークが用いる技術であり、推奨又はパートナ・ネットワーク(好ましくはVPMN)と交換されるローミング・トラフィックのパーセントを制御するために、UE101の如き加入者用の外に向かうローミング・トラフィックを管理する。典型的には、ローミングのステアリングは、ホーム・ネットワークがサービスをしない異国に出かける加入者に適用する。例えば、無線(over-the-air:OTA)ステアリング及びSS7ノード・ベース・レダイレクションを含むいくつかの異なる方法で、ローミングのステアリングを達成できる。
OTA動作において、UE101は、HPMN105が割り当てた推奨ネットワークのリストを維持する。UE101は、ローミングがHPMN105から離れるとき、VPMN102の如き推奨ネットワークの1つに接続しようとする。推奨ネットワーク・リストは、GSM(登録商標)MAPメッセージ、即ち、MTFSM63−(U)SMデータ・ダウンロードをUE101へ送るようにして、HPMN105によりアップデートできる。
SS7ノード・ベースのリダイレクションにおいて、UE101が訪問国でのVPMN103の如き他のネットワークにアタッチするとき、モバイル・アプリケーション・パート(Mobile Application Part:MAP)アップデート・ロケーション・メッセージは、VPMN103からSS7ネットワーク106を介してUE101用のホーム・ネットワーク105でのホーム・ロケーション・レジスタ(Home Location Resister:HLR)107に送られる。ホーム・ネットワーク105内に配置されたステアリング・プラットホーム108は、アップデート・ロケーション・メッセージを遮断し、発信されたメッセージからVPMN103を識別する。VPMN103がHPMN105用の推奨又はパートナ・ネットワークでなければ、ホーム・ネットワークは、そのネットワークから離れるようにローミング加入者をステアリングすることを望む。ステアリング・プラットホーム108は、アップデート・ロケーション・メッセージを拒否する。失敗したロケーション・アップデート手順は、UE101がVPMN103から切り離されるようにし、次の利用可能なネットワークへのアタッチを試みる。UE101は、利用可能なネットワークを再びサーチし、VPMN103の後の次に最強の信号のネットワークにアタッチしようとする。推奨VPMN102からメッセージが来るまで、HPMN105及びステップ・プラットホーム108は、UE101用にアップデート・ロケーション・メッセージを拒否し続ける。
MAPアップデート・ロケーション・メッセージへの返信にて異なる応答コードを送ることができる。ステアリング・プラットホーム108によりこれらメッセージも用いて、異なるVPMNへUE101をリダイレクションする。ステアリング・プラットホーム108は、ある応答コードを用いて、アップデート・ロケーション・メッセージを拒否し、他のVPMNへローミング加入者をステアリングする。3GPP_GSM(登録商標)_MAP規格において、例えば、アップデート・ロケーション・メッセージに応答するために許された値は、システム障害、許可されないローミング、データ損失及び予期せぬデータ値である。
UE101がVPMN104の如きあるローミング・プローブにアタッチするとき、訪問先ネットワークは、ホーム・ネットワーク105が実行しようとしているいかなるローミングのステアリングに対抗しようとする。ローミングのステアリングを対抗又は拒否する処理は、ローミングのアンチステアリング(アンチSoR)と呼ばれる。
非推奨VPMNがローミングのアンチステアリングを用いて、HPMNからのローミングのステアリングを無視する。非推奨VPMN104は、例えば、ローミング・トラフィックを捕捉するためのローミング加入者の身元と対応収益とを維持しようとするかもしれない。その代わりに、非推奨VPMN104は、推奨VPMN102の如き競合ネットワークで生じる収益を防ぐか最小にしようとするかもしれない。
訪問先ネットワークは、異なる形式のローミングのアンチステアリングを用いて、ローミングのステアリングの異なる形式に対抗する。SS7ノード・ベースのリダイレクション・メカニズムを無視するため、例えば、アンチSoR方法は、SS7シグナリングをあてにし、2つのメイン・カテゴリである強制手動モード又は周期的回復に入る。強制手動モードにおいて、VPMNアンチSoRプラットホームは、SoRプラットホームがアップデート・ロケーション・メッセージの拒否を止めるまで、HPMNへの連続的アップデート・ロケーションを発生する。ある数のアップデート・ロケーションを受信した後、HPMNSoRプラットホームは、加入者が手動で特定ネットワークを選択しようとしていると仮定する。周期的回復において、非推奨VPMNがMAPキャンセル・ロケーションをHPMNから受信するとき、VPMNのアンチSoRプラットホームは、MAPアップデート・ロケーションを出す。キャンセル・ロケーションであるアップデート・ロケーション・パターンが半連続シーケンスにて繰り返し、(非常に短時間のウィンドウを除いて)UEがモバイル終了又はモバイル発信サービスを実行できない。いくつかの場合において、VPMNにより他のシグナリングもサポートされて、ローミング加入者に対するサービス途絶のリスクを低減する。非推奨VPMNがこれらの方法を単独又は組合せで用いて、ホーム・ネットワークでのローミングのステアリングの活動に対抗する。一実施例において、非推奨VPMN104は、VPMN104及びHPMN105の間のSS7トラフィックをモニタするローミングのアンチステアリング・プラットホーム110を有する。
加入者が用いるUE101は、ローミング期間中に特定のVPMNを用いることを望む。このオプションを加入者に提供するために、HPMN105は、UE101が手動モードで動作することを認め、加入者は、どの訪問先ネットワークを用いるかを手動で選択する。ローミング・プラットホーム110のアンチステアリングは、UE101のこの能力を活用する。アンチSoRプラットホーム110は、連続アップデート・ロケーション・メッセージを発生し、これらがUE101で開始されるようにこれらをHPMN105に送ることにより、強制手動ノードにて動作する。ローミングのステアリング・プラットホーム108は、アップデート・ロケーション・メッセージを最初に拒否するが、その理由は、これらが非推奨訪問先ネットワークから発信されるためである。しかし、ローミングのステアリング108は、加入者が特定ネットワークを手動で選択しようとしているという仮定でアップデート・ロケーション・メッセージの拒否を結局は停止する。例えば、15秒間隔で4つのアップデート・ロケーション・メッセージが受信された後、HPMNがアップデート・ロケーションの拒否を停止するということを3GPPTS24.008が規定している。この方法において、加入者の知識がなくても、VPMN104は、UE101からのメッセージを成功裏に模倣して、パートナVPMN102の如き推奨VPMNにUE101をHPMNがリダイレクションすることを防ぐ。その結果、加入者は、推奨訪問先ネットワークで利用できるよりも高速レート又は準標準サービスを非推奨VPMN104で受けることができる。
ローミング加入者が競合ネットワークにアタッチするのを防ぐだけで、非推奨VPMNは、加入者がそのネットワークにうまくアタッチするかを配慮しない。ローミングのアンチステアリング・プラットホーム110は、周期的な回復を用いて、UE101が他の訪問先ネットワークにアタッチするのを妨げる。UE101がVPMN104にアタッチしようとするとき、上述のようにアップデート・ロケーション・メッセージをHPMN105に送る。VPMN104が推奨VPMNでないため、UE101が他の訪問先ネットワークにアタッチするように強制しようとして、SoRプラットホーム108は、キャンセル・ロケーション又は他のMAPメッセージをVPMN104に送る。非推奨VPMN104がHPMN105からキャンセル・ロケーション・メッセージを受信するとき、アンチSoRプラットホーム110は、他のMAPアップデート・ロケーションをHPMN105に再度出す。SoRプラットホーム108は、キャンセル・ロケーション・メッセージを再度出す。アップデート・ロケーション/キャンセル・ロケーション・パターンは、連続又は準連続シーケンスにてアンチSoRプラットホーム110により繰り返される。その結果、UE101は、いかなるモバイル終了又はモバイル発信サービスも達成できない。よくても、UE101は、アンチSoR及びSoRプラットホームからのアップデート・ロケーション/キャンセル・ロケーションの交換の間で、非常に短時間のウィンドウの間だけサービスを受ける。
SS7モニタリング・システムを用いて、上述の如きローミングのアンチステアリングのアタックを検出できる。一実施例において、受動モニタリング・システムにより備えられたHPMNは、全ての国際的なMAPシグナリングを連続的にモニタする。MAPシグナリングを分析することにより、モニタリング・システムは、訪問先ネットワークでのアンチSoR動作を自動的に検出できる。
受動モニタリング・システムは、1つ以上のネットワーク・モニタリング・プローブ111を備える。図1に示すように、プローブ111は、ホーム・ネットワーク105で1つ以上のインタフェース又は相互接続リンクに結合される。プローブ111は、ステアリング・プラットホーム108からHLR107及びVPMN102〜104へのリンクに加えて、ホーム・ネットワーク105内の任意のインタフェース又は相互接続リンクにも結合できることが理解できよう。簡単にするため、図1は、ネットワーク105内の全てのモニタ可能なリンクを示すわけではない。プローブ111は、ネットワーク動作を中断することなく、インタフェースからのメッセージ・トラフィックを受動的に捕捉する。
図1に示すモニタリング・プローブ111は、ホーム・ネットワーク105での1つ以上のモニタリング・プローブを代表する。各モニタリング・プローブは、ネットワークでの1つ以上のリンクからのトラフィックを捕捉する。さらに、1つ以上のプローブ111が、あるリンクのトラフィックを捕捉できる。多数のプローブ111を用いれば、これらプローブを相互接続して、捕捉したトラフィックを共有及び交換できる。モニタリング・システムは、大量のシグナリング・トラフィックを扱うのに最適化された分布アーキテクチャを利用できる。モニタリング・システム及びプローブ111は、実時間、ネットワークにわたる全てのトランザクションのマルチプロトコル追跡、ベアラ/サービス加入者の付勢、リンク/インタフェース、及びノード状態モニタリングを提供できる。一実施例において、プローブ111は、テクトロニクス社製アイリス・アナライザ・ツールセット・アプリケーション並びにSpIプローブ及びG10プローブを含むGeoProbeプラットホームの一部でもよい。モニタリング・プローブは、SS7リンクから捕捉したデータ・トラフィックを分析するためのソフトウェア・アプリケーションを実行するプロセッサと、ソフトウェア・アプリケーション・インストラクション及び捕捉データ・トラフィックを蓄積するメモリとを備えている。ここで開示し記載した技術を用いて、ローミングのアンチステアリングを検出するために他のネットワーク・モニタリング装置又はプローブを用いることができることが理解できよう。
図2は、本発明の一実施例によるローミングのアンチステアリング動作を検出する処理を示す流れ図である。ホーム・ネットワーク内のリンクからのデータを捕捉するモニタリング・システムは、図2に示す処理を実行して、ホーム・ネットワークの加入者に対してローミングのアンチステアリング技術を訪問先ネットワークが適用するときに、検出を行う。ステップ201において、モニタリング・システムは、一実施例において、「インジケータ番号1」と指定された第1パラメータを見積る。これは、固有のアクティブ・ローミング・サービス利用者の数に対応する。所定期間にわたって訪問先ネットワークでローミングするホーム・ネットワーク加入者の数がどれくらいかの見積りが、インジケータ番号1である。
ステップ202において、モニタリング・システムは、一実施例において、「インジケータ番号2」と指定された第2パラメータを見積る。これは、固有のステアリング・ローミングの数に対応する。所定期間にわたってホーム・ネットワークが開始したローミング活動のステアリングを示すシグナリング・トラフィックに関連するホーム・ネットワーク加入者の数がどれくらいであるかの見積りが、インジケータ番号2である。ステップ203において、モニタリング・システムは、一実施例において、「インジケータ番号3」と指定された第3パラメータを見積る。これは、固有のアンチステアリング・ローミングの数に対応する。所定期間にわたって訪問先ネットワークが開始したローミング活動のアンチステアリングを示すシグナリングに関連したホーム・ネットワーク加入者の数がどれくらいかであるかの見積りが、インジケータ番号3である。
ステップ204にて、モニタリング・システムは、一実施例において、「インジケータ番号4」と指定された第4パラメータを見積る。これは、ホーム・ネットワークHLRの潜在的エリアシングに対応する。訪問先ネットワークからのトラフィックに応答するときに、訪問先ネットワークでのアンチステアリング・プラットホームがホーム・ネットワークHLRのアドレスを用いることを示すシグナリング・トラフィックの量の見積りが、インジケータ番号4である。
インジケータ番号1〜4パラメータは、特定の訪問先ネットワーク又は訪問先ネットワークのグループに関連する。インジケータ番号1〜4パラメータは、分、時、日又は他の時間での選択された期間の如き特定期間にわたり検出された活動に対応する。
ステップ205において、モニタリング・システムは、ローミング活動の可能なアンチステアリングに関する警告を発生する。設定可能なしきい値と、インジケータ番号1〜4パラメータ値との比較に基づいて、アンチSoR警告を決める。ホーム・ネットワーク・サービス・プロバイダの如きユーザは、インジケータ番号1〜4パラメータの各々に対するしきい値を確立又は選択できる。これらしきい値は、一般的であり、全ての訪問先ネットワークに適用されるか、1つ以上の特定訪問先ネットワーク用に特に選択される。個別のインジケータ及び/又は2つ以上のインジケータの種々の組合せの値を用いて、潜在的なアンチSoR活動を識別する。
ステップ206において、モニタリング・システムは、詳細なプロトコル・トレースを発生して、特定訪問先ネットワークでの任意の検出可能なローミングのアンチステアリング活動を確認する。
処理のステップ201〜204は、同時に及び/又はシーケンスで実行できることが理解できよう。これらステップは、任意の順序で実行でき、1回又は繰り返し実行できることが更に理解できよう。図2の処理は、モニタリング・システムで利用可能な処理能力及びリソースに応じて連続的に実行できる。インジケータの連続及び同時のモニタリングにより、モニタリング・システムは、アンチSoR活動のほぼ実時間の警告を発生できる。
代わりに、ホーム・ネットワーク及び訪問先ネットワークの間のトラフィック・トレースを時間と伴に捕捉する。選択したインターバルで、又は所望量のデータを捕捉したときに、モニタリング・システムは、捕捉したトラフィックをバッチ・モードで分析して、アンチSoR活動が前の期間に生じたかを判断する。アンチSoR活動の実時間及び経過的な両方の検出は、ホーム・ネットワーク・サービス・プロバイダに対する潜在的なビジネス価値がある。ホーム・ネットワーク・サービス・プロバイダは、技術的、商業的又は法務的な方法を用いて、訪問先ネットワークのアンチSoRに対抗しようとする。しかし、アンチSoR活動に対するホーム・ネットワーク・サービス・プロバイダが採る対策には、対策が有効になるまでに、長くなくても、日又は週の如きある程度の期間がかかる。
[インジケータ番号1の見積り:固有のアクティブなローミング・サービス利用者の数]
ホーム・ネットワークでのSS7リンクから受動的に捕捉したデータを用いて、ネットワーク・モニタリング・システムが、所定訪問先ネットワーク用の固有の成功したローミング・サービス利用者の数を見積もることができる。一実施例において、モニタリング・システムは、以下の処理を実行する。
1.各日の開始にて、選択した訪問先ネットワーク用のインジケータ番号1の値をゼロにリットする。
2.訪問先ネットワークにて、外に向かうローミング加入者(subscriber:SUB)の各々を追跡する。例えば、ユーザ装置のIMSI又はMSISDNを用いて、加入者の身元を判断できる。
3.その日の終わりにて、各SUB用のトラフィックを精査する。次の動作、即ち、モバイル発信音声コール、モバイル終了音声コール、モバイル発信SMS及びモバイル終了SMSの中で少なくとも1つの成功したサービスの試みをSUBが実行したならば、特定のSUBをアクティブ・ローミング・サービス利用者としてカウントし、その日に訪問先ネットワーク用のインジケータ番号1の値を増分する。
[インジケータ番号2の見積り:固有のステアリングされたローミング・サービス利用者の数]
以下の処理を用いて、所定訪問先ネットワーク用の固有のステアリングされたローミング・サービス利用者の数をモニタリング・システムにより見積もることができる。
1.各日の開始にて、選択された訪問先ネットワーク用のインジケータ番号2の値をゼロにリセットする。
2.訪問先ネットワークにて、外に向かうローミング加入者(SUB)の各々を追跡する。例えば、ユーザ装置のIMSI/MSISDNを用いて、加入者の身元を判断できる。
3.その日の終わりにて、各SUBのトラフィックを精査する。次の条件の両方が満足すれば、特定のSUBをステアリングされたローミング・サービス利用者としてカウントし、その日の訪問先ネットワーク用のインジケータ番号2の値を増分する。
a)訪問先ネットワークからの成功しないMAPアップデート・ロケーション・トランザクションをそのSUBが実行する。
b)SUBからの全ての失敗したMAPロケーション・トランザクションが、所定リスト内で識別された応答コードにより拒否される。応答コード・リストは、設定可能であり、例示又はディフォルトの実施例において、システム障害、許されないローミング、データ損失及び予期せぬデータ値であるコードを含む。応答コード・リストは、各訪問先ネットワークに対して異なった構成となる。
インジケータ番号2は、ステアリングされたローミング・サービス利用者の正確なカウントを提供できない。これは、異なる訪問先ネットワークにローミング加入者をステアリングするのにステアリング・プラットホームが用いた応答コードを、実際のネットワーク又は加入の問題をレポートするのにホーム・ネットワーク自体が用いるためである。しかし、インジケータ番号2の値は、アンチSoR活動の発見的検出の役割を果たす関連情報を提供する。
[インジケータ番号3の見積り:固有のアンチステアリングされたローミング・サービス利用者の数]
所定訪問先ネットワーク用の固有のアンチステアリングされたローミング・サービス利用者の数は、以下の条件を用いてモニタリング・システムにより見積もることができる。
1.各日の開始にて、選択された訪問先ネットワーク用のインジケータ番号3の値をゼロにリセットする。
2.訪問先ネットワークにて外に向かうローミング加入者(SUB)の各々を追跡する。加入者の身元は、例えば、ユーザ装置のIMSI/MSISDNを用いて判断できる。
3.その日の終わりにて、各SUB用のトラフィックを精査する。以下の条件の少なくとも1つを満足したならば、特定のSUBをアンチステアリングされたローミング・サービス利用者としてカウントし、その日の訪問先ネットワーク用のインジケータ番号3の値を増分する。
a)その特定SUBが、t秒の期間中に、訪問先ネットワークからのn個のMAPアップデート・ロケーション・トランザクションの少なくとも1個のシーケンスを実行する。ここでは、最初のn−1回のトランザクションが応答コードで失敗し、最後のトランザクションが成功する。t及び/又はnは、設定可能である。応答コードは、所定又は設定可能なリストにて任意のMAP応答コードである。例示的な実施例において、tのディフォルト値が20秒であり、nの値が5であり、応答コードの設定可能なリストが次のコードを含んでいる。すなわち、システム障害、許可されないローミング、データ損失、及び予期せぬデータ値である。MAP応答コードは、各訪問先ネットワークで異なって構成される。
b)この特定SUBは、訪問先ネットワークからのn個のMAPアップデート・ロケーション・トランザクションの少なくとも1個を実行する。ここで、MAPアップデート・ロケーションの試みは、最短がt秒で最長がt秒だけ離れた間隔である。また、最初のn−1回のトランザクションが応答コードRCで失敗し、最後のトランザクションが成功する。t、tの値が設定可能である。例示的な実施例において、t2のディフォルト値が35秒であり、t3のディフォルト値が40秒であり、nのディフォルト値が5である。応答コードは、所定又は設定可能なリストにて任意のMAP応答コードである。例示的な実施例において、応答コードの構成可能なリストは、システム障害、許可されないローミング、データ損失、及び予期せぬデータ値を含んでいる。
c)その特定SUBは、1時間の期間にてMAP手順の少なくともm回のシーケンスを実行する。ここで、各シーケンスは、訪問先ネットワークへのMAPキャンセル・ロケーションにより開始し、訪問先ネットワークからのMAPアップデート・ロケーションにより終了する。各シーケンスに含まれるMAP手順と、そのシーケンス内の引き続く手順の間の時間インターバルは、設定可能である。一実施例において、ディフォルトの構成は、20秒間隔未満で離れたMAPアップデート・ロケーション・トランザクション及びMAPキャンセル・ロケーションを備えたシーケンスである。mの値は、設定可能である。一実施例において、m=2のディフォルト値を用いる。
インジケータ番号3は、アンチステアリング・ローミングの正確なカウントを提供しない。これは、アンチSoRプラットホームでなく加入者又はユーザ装置が、ネットワークの選択を手動強制するためである。これは、インジケータ番号3の下でカウントされるMAP手順のシーケンスを含むことができる。さらに、アンチSoRの動きは、タイミング及びシグナリングの流れの観点からの変動を含み、上述の処理を用いて、検出を潜在的に避けることができる。しかし、インジケータ番号2の値は、アンチSoR活動の発見的な検出での役割を果たす関連情報を提供する。
[インジケータ番号4の見積り:訪問先ネットワークHLRの潜在的エリアシング]
アンチステアリング・プラットホームは、訪問先ネットワークHLRのアドレスを用いて、訪問先ネットワークに応答する。これが生じると、モニタリング・システムは、応答のみのMAPトランザクションをレポートする。インジケータ番号4の値は、応答のみのトランザクションの数をカウントする。インジケータ番号4を計算するのに用いる応答のみのトランザクションのリストは、設定可能であり、一実施例においては、アップデート・ロケーション/挿入加入者データ(Insert Subscriber Data)がディフォルトである。
[ローミングのアンチステアリングの可能な存在での警告の発生]
ローミングの可能なアンチステアリングの指示が検出されると、モニタリング・システムは、インジケータ番号1〜4に基づいて警告を発生する。
上述のインジケータ番号3の規則3に基づいてモニタリング・システムにより、ほぼ実時間の警告が発生される。モニタリング・システムでの処理パワーが充分ならば、システムは、この規則を連続的に評価でき、1つのSUBが規則3の第1又は第2条件のいずれかに一致したときに、警告を発生できる。
インジケータ番号4を用いて、モニタリング・システムは、ほぼ実時間の警告も発生する。インジケータ番号4の値が設定可能又は現在の時間インターバル内の設定可能又はプリセットのしきい値に達すると、モニタリング・システムは、訪問先ネットワークがアンチSoRを用いていると判断する。
一実施例において、モニタリング・システムは、以下のアプローチによる如くインジケータの組合せを用いて、アンチSoRレポートを発生できる。
もし、(インジケータ番号2/(インジケータ番号1+インジケータ番号2))<Xで
且つ(インジケータ番号3/インジケータ番号2)>Yならば、
アンチSoR活動をレポートする。
最初の式(インジケータ番号2/(インジケータ番号1+インジケータ番号2))は、ステアリングされたローミング加入者の総数の分数として、訪問先ネットワークによるステアリングの効率を計っている。
2番目の式(インジケータ1/インジケータ2)は、ステアリングの効果に対するアンチSoRの効果を計っている。
X及びYの値は、設定可能であり、各訪問先ネットワーク用に個別に選択される。X及びYは、訪問先ネットワーク用のステアリング・プラットホームの構成と、ステアリングされた加入者の要求パーセントに基づく。校正期間を用いて、X及びYの値を選択する。
インジケータ番号1及びインジケータ番号2は、発見的アプリケーションで単に見積もることができ、これは、可能なアンチSoRの必要性を確認する。かかる更なる確認は、訪問先ネットワークが法務的又は商業的活動を行う前に、必要である。
アンチSoRの確認をテスト・モビリティで得る。例えば、テスト・モバイル112を1つ以上のVPMN102〜104用のカバレージ・エリアシング内に配置する。訪問先ネットワーク105又はモニタリング・システム111は、リンク113を介してテスト・モバイル112と通信を行うが、これは、SS7シグナリング、インターネット接続、又は他の任意の通信方法である。訪問先ネットワーク105又はモニタリング・システム111は、VPMN104の如き選択された訪問先ネットワークにアタッチすることをテスト・モバイル112に指示する。アタッチ・メッセージがVPMN104からホーム・ネットワーク105に送られるとき、ステアリング・プラットホーム108は、テスト・モバイル112を他のVPMNにステアリングしようとして、アップデート・ロケーション・メッセージを拒否する。VPMN104がアンチSoRを用いていれば、アップデート・ロケーション・メッセージが拒否されたことをテスト・モバイル112に通知しない。ホーム・ネットワーク105及び/又はモニタリング・システム111がテスト・モバイル112へのバック・チャネル113接続を有するので、これらは、何のメッセージが実際に送られテスト・モバイル112で受信されたかをモニタできる。ホーム・ネットワーク105のインストラクションに基づいて送信又は受信された期待メッセージと実際のメッセージとを比較できる。アップデート・ロケーション又はキャンセル・ロケーション・メッセージが期待されたように伝送されないなどのように、実際のメッセージが期待メッセージと一致しなければ、アンチSoR活動を確認できる。
[何が検出されたかを確認するための詳細プロトコル・トレースの発生]
モニタリング・システムは、データ記録として、コール捕捉したMAPシグナリング・トラフィックのログをとり、完全なプロトコル・トレースを発生する能力がある。モニタリング・システムのアンチSoR検出処理が警告を発生するとき、それは、加入者の検出されたIMSI/MSISDNのリストも提供する。このリストを、プロトコル・トレース質問及び履歴的コール・トレース・アプリケーションに用いることができる。検出されたIMSI/MSISDNに対応するユーザ装置用に詳細なプロトコル・トレースを発生して、インジケータが示唆したようにアンチSoRが生じたかを確認できる。
本発明の多くの変更及び他の実施例が当業者には想定され、本発明は、上述及び添付図に示す利点を有する。よって、本発明は、開示した特定実施例に限定されないことを理解すべきである。特定の用語をここでは用いたが、これらは、汎用且つ説明のためのみであり、限定の目的ではない。
101:ユーザ装置(UE)
102;訪問先公衆モバイル・ネットワーク(VPMN)
103:VPMN
104:VPMN
105:HPMN
106:SS7ネットワーク
107:HLR
108:ステアリング・プラットホーム
110:ローミング・プラットホーム
111:モニタリング・プローブ(アンチSoRプラットホーム)
112:テスト・モバイル

Claims (4)

  1. 訪問先ネットワークでのローミングのアンチステアリングを検出する方法であって;
    ホーム・ネットワークで受信した上記訪問先ネットワークでのローミング加入者からのシグナリング・メッセージを捕捉し;
    加入者毎に上記捕捉したメッセージを相関させ;
    上記訪問先ネットワークでのアクティブなローミング加入者の数を見積り;
    上記訪問先でのステアリングされたローミング加入者の数を見積り;
    上記訪問先ネットワークでのアンチステアリングされたローミング加入者の数を見積り;
    上記アクティブなローミング加入者、ステアリングされたローミング加入者及びアンチステアリングされたローミング加入者の見積り数を単独又は組合せて1つ以上の所定しきい値と比較し;
    上記1つ以上の見積り値が単独又は組合せでしきい値を超えたときにローミング活動の潜在的なアンチステアリングを識別する方法。
  2. ホーム・ネットワーク及び1つ以上の訪問先ネットワークの間で交換されるメッセージを含むデータ・トラフィックをSS7リンクから捕捉するのに適する少なくとも1つのSS7インタフェースと;
    上記捕捉したデータ・トラフィックを蓄積するメモリと;
    上記訪問先ネットワークでのアクティブなローミング加入者の数を計算し、
    上記訪問先ネットワークでのステアリングされたローミング加入者の数を計算し、
    上記訪問先ネットワークでのアンチステアリングされたローミング加入者の数を計算し、
    上記アクティブなローミング加入者、ステアリングされたローミング加入者及びアンチステアリングされたローミング加入者の数を所定しきい値と比較し、
    上記比較に応じて上記訪問先ネットワークがローミング技術のアンチステアリングを用いているかを判断するのに適したプロセッサと
    を備えるネットワーク・モニタリング・システム。
  3. ネットワーク・モニタリング・システムを制御するインストラクションを備えており、上記インストラクションは、実行の際にプロセッサにより;
    ホーム・ネットワークで受信した訪問先ネットワークからのシグナリング・メッセージを捕捉し、ここで、ローミング・ホーム・ネットワーク加入者が上記訪問先ネットワークにアタッチしようとする試みに上記シグナリング・メッセージが対応し;
    上記訪問先ネットワークでのアクティブなローミング加入者の数を見積り;
    上記訪問先でのステアリングされたローミング加入者の数を見積り;
    上記訪問先ネットワークでのアンチステアリングされたローミング加入者の数を見積り;
    上記アクティブなローミング加入者、ステアリングされたローミング加入者及びアンチステアリングされたローミング加入者の見積り数を単独又は組合せて1つ以上の所定しきい値と比較し;
    上記1つ以上の見積り値が単独又は組合せでしきい値を超えたときにローミング活動の潜在的なアンチステアリングを識別する
    ことを行うことを特徴とするコンピュータが読出し可能な蓄積媒体
  4. ホーム・ネットワーク及び1つ以上の訪問先ネットワークの間で交換されるメッセージを含むデータ・トラフィックをSS7リンクから捕捉するのに適する少なくとも1つのSS7インタフェースと;
    上記捕捉したデータ・トラフィックを蓄積するメモリと;
    訪問先ネットワーク用の成功したローミングの数に対応するローミング変数を上記所定期間の初めにてゼロにリセットし、
    上記所定期間中に上記訪問先ネットワークにて個別の出て行くローミング加入者を追跡し、
    上記所定期間中に少なくとも1つの成功したサービスの試みを特定ローミング加入者が実行すると上記ローミング加入者をアクティブなローミング・サービス利用者として識別し、
    各アクティブなローミング・サービス利用者に対してローミング・サービス利用者変数の値を増分するのに適するプロセッサと
    を備えるネットワーク・モニタリング・システム。
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