JP2012135602A - 固定器具 - Google Patents
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Abstract
設置面や壁面特に筺体への工作を加えることなく、サービス性を損なうことなく十分な耐振性(耐震性)を確保する。
【解決手段】 キャスタ等で筺体を水平移動させて設置面側の固定ユニットの上に、筺体をスライドさせて乗り上げさせて、筺体側又は設置面側の固定ユニットに設けた粘着材を加圧する。
【選択図】 図1
Description
図1は本実施例に係る固定器具の概略構成を説明するための図である。図1の(a)は設置前の固定器具の斜視図である。また、図1の(b)は固定器具を図1の(a)中の一点鎖線の方向で切断した断面図である。固定器具1は筺体側固定ユニット100と設置面側固定ユニット200から成る。各ユニットについて詳しく説明した後、筺体の固定手順について詳しく説明する。
図2の(a)は筺体側固定ユニットの断面図である。筺体側固定ユニット(第一ユニット)100は第一部材としての板金101及び粘弾性体としての粘着材102から成る。また、板金(第一部材)101は固定対象としての筺体300の底面に粘着材(粘弾性体)102により貼り付けられる(図1の(b)参照)。
図2の(b)は設置面側固定ユニットの断面図である。設置面側固定ユニット(第二ユニット・固定ユニット)200は第二部材としての板金201と、ベース板202、粘着材203、高さ調整機構250から成る。また、ベース板202は設置面Fに粘着材(粘弾性体)203により貼り付けられる(図1の(b)参照)。また、設置面側固定ユニット200は筺体側固定ユニット100と当接する当接部(当接面)C2と、筺体側固定ユニットと締結するための丸穴204を備えている。
本実施例の粘着材102及び203はプロセブン株式会社製の耐震マットを用いた。なお、耐震マットはウレタンエラストマーを主成分とし、寸法は高さ(厚み)5mm、縦横100×100mmのものを用いた。また、粘弾性を持つ粘着材は加圧により耐剥離性が向上することが知られている。つまり、十分な耐震性を得るためには粘弾性部材を加圧した状態で用いることが好ましい。
図1の(b)は筺体側固定ユニット100を筺体300に、設置面側固定ユニット200を設置面Fへ張り付けた状態を説明するための図である。図1の(b)に示すように、ユニット同士が係合していない状態(設置前状態)において、キャスタ301は筺体300を移動可能に支持する。この状態において、各キャスタは筺体の全重量を支持している。以下に、筺体をキャスタで移動させてユニット同士を係合する際の動作について説明する。
図3はユニット同士の一部が当接した係合初期状態(図1から筺体をキャスタでY方向へ動かしていった状態)を説明するための図である。図3の(a)は固定器具1の斜視図である。係合初期段階において、設置面側固定ユニット200のテーパ部Tに筺体側固定ユニットの板金101が当接する。図3の(b)は図3の(b)の一点鎖線(Y軸)を断面とした固定器具の断面図である。係合初期状態における、設置面側固定ユニットの設置面から当接部C2までの高さa2とし、筺体固定ユニットの設置面から当接部C1までの高さをb2とする。この時、高さa2は高さb2よりも高くなっている(a2>b2)。なお、設置面からキャスタによって支持された状態における筺体の底面までの高さをd2、板金101と加圧前の粘着材102の厚みをc2とすると、d2=b2+c2となる。
なお、本実施例の固定器具ではa2は45mm、b2は44mm、c2は8mm、d2は52mmとなっている。
図4は設置面側固定ユニットの上に筺体が乗り上げ終えた設置状態(係合完了状態、固定状態)を説明するための図である。図4の(a)は斜視図、図4の(b)は図4の(a)中の一点鎖線(X軸方向)に沿った断面図、図4の(c)は一点鎖線(Y軸方向)に沿った断面図である。
図6は本実施例に係る固定器具の概略構成を説明するための図である。図6の(a)は設置前の固定器具の斜視図である。また、図6の(b)は固定器具を図6の(a)中の一点鎖線の方向で切断した断面図であり、図6の(c)は設置後の前記断面図である。固定器具50は筺体側固定ユニット150と設置面側固定ユニット400から成る。各ユニットについて詳しく説明した後、筺体の固定手順について詳しく説明する。
図6の(b)の図面右上部分は筺体側固定ユニットの断面図である。筺体側固定ユニット(第一ユニット)150は、第一実施例同様、第一部材としての板金151及び粘弾性体としての粘着材152から成るが、設置面側固定ユニットと当接する当接部構成が第一実施例とは異なる。当接部(当接面)C1は、すり鉢状に板金を加工したガイド部材154から成り、筺体側固定ユニットの板金151とは別部品で形成されている。ガイド部材154は、筺体側固定ユニットの板金151との間に圧縮バネ153を介してシャフト155で係止されている。また、ガイド部材154はシャフト155の軸方向(図中Z方向)に移動可能に勘合係止されており、常に図中下方向(−Z方向)の荷重を受けつつシャフト155の頭部に突き当たり位置決めされている。ガイド部材154のすり鉢状の斜面は、後述する設置面側固定ユニットと当接し、当接部C2へ当接部C1を乗り上げ(担持させる)させるための機構としてのテーパ部Tとして機能する。上記構成のもと図1(b)の第一実施例で説明した場合と同様、板金(第一部材)151は固定対象としての筺体300の底面に粘着材(粘弾性体)152により貼り付けられる。また、筺体300は移動手段としてのキャスタ301を備えており、設置面Fをスライドして容易に移動することができる。
図6の(b)の図面左下部分は設置面側固定ユニットの断面図である。設置面側固定ユニット(第二ユニット・固定ユニット)400は第二部材としての板金401と、ベース板402、粘着材403、高さ調整機構452から成る。また、ベース板402は設置面Fに粘着材(粘弾性体)403により貼り付けられる。また、設置面側固定ユニット400は筺体側固定ユニット150と当接する当接部(当接面)C2と、筺体側固定ユニットのシャフト155と係止するための切り欠き部401aを備えている。
■(係合初期状態について)
図6(b)はユニット同士の一部が当接した係合初期状態(図6の(a)から筺体をキャスタでY方向へ動かしていった状態)を説明するための図である。図6の(a)は固定器具50の斜視図である。係合初期段階において、筺体側固定ユニット150のテーパ部Tに設置面側固定ユニットの板金401が当接する。図6の(b)は図6の(a)の一点鎖線(Y軸)を断面とした固定器具の断面図である。係合初期状態における、設置面側固定ユニットの設置面から当接部C2までの高さf1とし、筺体固定ユニットの設置面から当接部C1までの高さをd1とする。この時、高さf1は高さd1よりも高くなっている(f1>d1)。 (図7の(a)参照)。なお、本実施例の固定器具ではf1は27mm、d1は22mmとなっている。
ガイド部材154のテーパ部Tは板金401と当接する側端部の高さe1が中央部の高さd1よりも高くなるように加工されている。ガイド部材154はテーパ部Tが板金401に突き当たり、キャスタによってスライドすることにより容易に設置面側固定ユニットに乗り上げることができる。つまり、筺体をスライドさせることで、筺体側固定ユニット150は設置面側固定ユニット400によって担持される。
なお、図7の(b)に示すように筺体300の移動が完了したとき(移動ガイド部材154が板金401に乗り上がり、係合した状態)の圧縮バネ153の圧縮高さg2は13mm、バネ圧は4.5kgfである。
したがって、上記圧縮バネ153のバネ圧により粘着材152及び403の厚みは変形する(薄くなる)。本実施例では、加圧前に5mmであった粘着材は加圧により4.9mmとなる。
100、150 筺体側固定ユニット(第一ユニット)
200、400 設置面側固定ユニット(第二ユニット・固定ユニット)
C1 C2 接触部
102、152、203、403 粘着材(粘弾性部材)
T テーパ部
300 筺体
301 キャスタ
F 設置面
Claims (4)
- 筺体を移動可能に支持する移動手段を備える筺体を固定する固定器具であって、
筺体に固定される第一ユニットと、
筺体を設置する設置面に固定される第二ユニットと、
前記筺体と前記第一ユニットとの間、あるいは前記設置面と前記第二ユニットとの間の少なくとも一方に粘着材を備え、
前記第一ユニットと第二ユニットを締結する締結手段と、
移動手段で筺体を移動させたとき、筺体に取り付けられた前記第一ユニットを設置面に設置された前記第二ユニットに担持させる機構と、を備え、
設置面から筺体に取り付けられた前記第一ユニットの前記第二ユニットと接触する面までの距離は、設置面から前記第二ユニットの前記第一ユニットと接触する面までの距離よりも小さいことを特徴とする固定器具。 - 筺体に取り付けられた前記第一ユニットを前記第二ユニットで担持することで、筺体を移動可能に支持する移動手段が設置面から受ける圧力が小さくなることを特徴とする請求項1に記載の固定器具。
- 前記第二ユニットは前記第一ユニットと当接する当接面までの高さを調整する調整機構を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の固定器具。
- 前記第一ユニットを前記第二ユニットで担持させたとき、設置面から筺体へ向かう方向に加圧するための弾性部材を前記第一ユニットに備えることを特徴とする請求項1乃至3に記載の固定器具。
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