JP2012137807A - Ic付冊子及びその製造方法 - Google Patents

Ic付冊子及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012137807A
JP2012137807A JP2010287722A JP2010287722A JP2012137807A JP 2012137807 A JP2012137807 A JP 2012137807A JP 2010287722 A JP2010287722 A JP 2010287722A JP 2010287722 A JP2010287722 A JP 2010287722A JP 2012137807 A JP2012137807 A JP 2012137807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
cover material
booklet
module
contact communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010287722A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiho Akazawa
志帆 赤澤
Chiaki Ishioka
千彰 石岡
Seiko Kanazawa
誠子 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2010287722A priority Critical patent/JP2012137807A/ja
Publication of JP2012137807A publication Critical patent/JP2012137807A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】製本工程時等におけるICモジュール内のICチップの破損や、ICモジュールとアンテナとの接触不良のないIC付き冊子を提供することを目的とする。
【解決手段】カバー材、見返し用紙、本紙紙片を有する冊子体であって、該カバー材及び見返し用紙の中心線を挟んだ2つの領域の一方の領域において、カバー材と見返し用紙との間に非接触通信部材が貼り合わされてなり、該非接触通信部材が、少なくとも貫通孔を有しアンテナが形成されているアンテナ基材と、該アンテナ基材の貫通孔内に収用され、アンテナと接続されたICモジュールを具備し、該ICモジュールが、接続板と接続板の片面に接続板と接続されたICチップとICチップを封止する樹脂封止部を有し、該ICモジュールは、カバー材側に樹脂封止部が位置するように配置されてなることを特徴とするIC付き冊子とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触通信が可能なIC付冊子及びその製造方法に関する。
従来、非接触通信が可能な冊子体としてICチップとアンテナを具備する非接触通信部材(インレイ)を冊子のカバーに取付けたIC付冊子が知られている(特許文献1参照)。
このような非接触通信部材において、ICチップはベアチップという形で用いられる場合もあるが、多くはアンテナと接続するための接続板(リードフレーム)と接続板の片面に接続板と接続されたICチップとICチップを封止する樹脂モールドを有するICモジュールという形で用いられることが多い。また、これらのICモジュールの厚みは一般的に300〜400μm程度でである。
このようなICモジュールを用いたインレイの構成として、アンテナを形成する基材を用い、この基材に開口(貫通孔)を設け、開口(貫通孔)内にICモジュールを納め、アンテナと接続する構成が知られている。このようにすることでICモジュールの厚みが基材内に吸収されるため薄型化を図ることができる。この構成では、ICモジュールの樹脂封止部と接続板が露出した状態となる。
また、アンテナを形成する基材が50〜150μm程度の薄い基材を用いる場合、ICモジュールを実装したアンテナ基材の上下にそれぞれICモジュールの樹脂封止部、接続板の大きさに相当する開口(貫通孔)を設けた基材を貼り合わせ、全体としてはICモジュールの出っ貼りがなく、基材内に収納された構成が知られている。この構成においても、ICモジュールの樹脂封止部、接続板が共に露出した状態となる。
このような冊子体は、通常図6に示すように、まず、基材の開口(貫通孔)にアンテナと接続されたICモジュールを実装してなるアンテナ基材1の上下に中間基材5、6を貼り合わせた非接触通信部材を用意し、その後カバー材9と貼り合わせ、別に用意してある糸綴じした本紙10及び見返し用紙8と貼り合わせ、折り目をつけて冊子体とする。
カバー材と、見返し用紙及び本紙を糸綴じしたものの貼り合わせは、通常図7に示すように、ローラー23にカバー材を巻きつけながらカバー材に接着剤をロール塗工し、枚葉で搬送される見返し用紙及び本紙と貼り合わせされる。なお、見返し用紙及び本紙は、複数の本紙が中心線に沿って糸綴じされ、固定されていない状態であるため、ロールに巻きつけ搬送しながら接着剤を塗工することが困難であるため、通常はカバー材側に接着剤を設ける。
また、貼り合わせた積層体は、図8に示すようにローラー24、折りナイフ25を用い、ローラーで積層体の中心部を折り目材25で押しながらローラー24で挟むことにより折り目をつける。
そのため、非接触通信部材を貼り合わせたカバー材に接着剤をロール塗工法により設ける場合において、カバー材をロールに巻きつけて搬送するため、チップに曲げ負荷がかかり破損する可能性があるという問題がある。
また、従来の方法において、折り目形成工程では冊子が一対のローラーにより挟み込まれて両側から圧力がかかる。
一般的にカバー材は、コットンや紙などの材料からなる厚み百〜数百μm程度のものが用いられることが多い。そして本紙は用途にもよるが、中綴じ冊子であれば概ね150ページ以下ぐらい(例えばパスポートだと50ページ程度)のものが多く、また本紙は厚み百数十μm程度の紙材料を用いることが多い。
例えば、カバー材に厚み300μmの紙クロス材料を用い、見返し用紙と本紙に厚み110μmの紙を用いて、図6に示すような方法で本紙を20ページ含む冊子を作成した場合、表表紙/非接触通信部材/見返し用紙/本紙5枚/折りナイフ/本紙5枚/見返し用紙/中間部材/裏表紙といった構成になり、表表紙と裏表紙側から一対のローラーで挟み込まれ加圧することにより折り目がつけられる。
この時、非接触通信部材のICモジュールは、接続板側には、厚み300μmの紙クロス材料を介して圧力がかかり、樹脂封止側には厚み110μmの見返し用紙と厚み110μmの本紙5枚の合計660μmの紙材と折りナイフ、厚み110μmの本紙5枚と厚み110μmの見返し用紙と中間部材と厚み300μmの紙クロス材料を介して圧力がかかる。
すなわち、ICモジュールの接続板側には、厚み300μmの紙クロス材料が干渉材となって圧力が加わり、樹脂封止側には、厚み計660μmの紙材と折りナイフと厚み660μmを介して圧力が加わる。なお、各本紙は固定されていないため、ずれにより力を逃がすことができる。
ICモジュールは樹脂封止している側は、封止している樹脂により保護しているため、比較的外圧への耐性を有するが、接続板側は外圧への耐性が比較的低く、また外圧がかかるとICチップ本体の損傷だけでなくアンテナとの接続部分が外れる等の問題が起きる可能性がある。
上述した従来の方法を用いた場合、比較的外圧への耐性の低いICモジュールの接続板側に強い外圧が加わるため、ICモジュール内のICチップの破損やアンテナとICモジュールの接触不良等が発生する恐れがある。
米国特許第7059535号
本発明では、上記問題に鑑み、製本工程時等におけるICモジュール内のICチップの破損や、ICモジュールとアンテナとの接触不良のないIC付き冊子を提供することを目的とする。特に折り加工時のICモジュール内のICチップの破損や、ICモジュールとアンテナとの接触不良のないIC付き冊子を提供することを目的とする。
本発明は、カバー材と該カバー材に貼り合わされた見返し用紙と、見返し用紙に取付けられた一枚以上の本紙紙片を有し、カバー材、見返し用紙及び本紙紙片の中心線に沿って折り曲げ可能である冊子体であって、該カバー材及び見返し用紙の中心線を挟んだ2つの領域の一方の領域において、カバー材と見返し用紙との間に非接触通信部材が貼り合わされてなり、該非接触通信部材が、少なくとも貫通孔を有しアンテナが形成されているアンテナ基材と、該アンテナ基材の貫通孔内に収用され、アンテナと接続されたICモジュールを具備し、該ICモジュールが、接続板と接続板の片面に接続板と接続されたICチップとICチップを封止する樹脂封止部を有し、該ICモジュールは、カバー材側に樹脂封止部が位置するように配置されてなることを特徴とするIC付き冊子とする。
また、前記見返し用紙と非接触通信部材が、反応型ホットメルト樹脂を主成分とする接着剤により貼り合わされてなることを特徴とするとする。
また、前記見返し用紙と非接触通信部材が、耐塩化物イオン性接着剤により貼り合わされてなることを特徴とする。
また、前記カバー材及び見返し用紙の中心線を挟んだ2つの領域のうち、非接触通信部材が貼り合わされてない領域に中間部材を有することを特徴とする。
また、前記本紙紙片と見返し用紙が中心線に沿って中綴じされていることを特徴とする。
また、前記中心線上には非接触通信部材、中間部材を有さないことを特徴とするとする。
また、カバー材と該カバー材に貼り合わされた見返し用紙と、見返し用紙に取付けられた一枚以上の本紙紙片を有し、カバー材、見返し用紙及び本紙紙片の中心線に沿って折り曲げ可能である冊子体の製造方法であって、見返し用紙の中心線を挟んだ2つの領域の一方の領域において、見返し用紙と非接触通信部材を貼り合わせる工程、見返し用紙に一枚以上の本紙紙片を取り付ける工程、非接触通信部材が貼り合わされた見返し用紙の非接触通信部材側とカバー材を貼り合わせる工程、カバー材、見返し用紙及び本紙紙片の中心線に沿って折り曲げる工程、を有し、該非接触通信部材が、少なくとも貫通孔を有しアンテナが形成されているアンテナ基材と、該アンテナ基材の貫通孔内に収用され、アンテナと接続されたICモジュールを具備し、該ICモジュールが、接続板と接続板の片面に接続板と接続されたICチップとICチップを封止する樹脂封止部を有し、該ICモジュールは、カバー材側に樹脂封止部が位置するように配置されてなることを特徴とするIC付き冊子の製造方法とする。
また、前記折り曲げ工程が、本紙紙片側から中心線に沿って折りナイフを挿入しながら一対のローラー間に押し込み、カバー材側から加圧することを特徴とする。
また、前記見返し用紙に一枚以上の本紙紙片を取り付ける工程が、中綴じ方式により取り付けることを特徴とする。
本発明によれば、、製本工程時等におけるICモジュール内のICチップの破損や、ICモジュールとアンテナとの接触不良のないIC付き冊子とすることができる。特に折り加工時のICモジュール内のICチップの破損や、ICモジュールとアンテナとの接触不良のないIC付き冊子とすることができる。
本発明のIC付き冊子の一例を示す断面概略図である。 本発明のIC付き冊子の一例を示す概略図である。 本発明のICモジュールの一例を示す断面概略図である。 本発明の非接触通信部材の一例を示す断面概略図である。 本発明のIC付き冊子の製造方法の一例を示す概略図である。 従来のIC付き冊子の製造方法を示す概略図である。 カバー材と本紙の貼り合わせ方法の一例を示す概略図である。 折り加工の一例を示す概略図である。
以下、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のIC付き冊子の一例を示す断面概略図である。
図1において、IC付き冊子は、カバー材9と、見返し用紙8と、複数の本紙紙片10を有し、中心線(ヒンジ線)に沿って折り曲げ可能となっている。中心線によって分けられる2つの領域のうち、一方の領域におけるカバー材と見返し用紙の間に非接触通信部材7が、もう一方の領域におけるカバー材と見返し用紙の間に中間部材12が貼り合わされている。
本紙紙片と見返し用紙は中心線に沿って中綴じ方式により糸綴じされている。非接触通信部材は、貫通孔を有しアンテナ3が形成されているアンテナ基材1と、アンテナ基材の貫通孔内に収用され、アンテナと接続されたICモジュール2を具備し、両側に表側中間基材5、裏側中間基材6を貼り合わせてなる。ICモジュールは、接続板2bと接続板の片面に接続板と接続されたICチップ2aとICチップを封止する樹脂封止部を有し、カバー材側に樹脂封止部が位置するように配置されている。また、表側中間基材5、裏側中間基材6にはそれぞれ貫通孔が設けられ、アンテナ基材から突出しているICモジュールの接続板、樹脂封止部を収用している。
図5は、本発明のIC付き冊子の製法の一例を示す概略図である。
以下、図5を参考に説明する。
まず、非接触通信部材7及び中間部材12と、見返し用紙8を貼り合わせる。
非接触通信部材と中間部材は、例えば、ICモジュールが実装されたアンテナ基材を表側中間基材5、裏側中間基材6で挟んで貼り合わせたものを用いることができる。この時、中心線に沿って一方の領域に非接触通信部材を設ける。なお、中間部材は省略してもかまわない。
非接触通信部材に用いるアンテナ基材としては、特に限定するものではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系基材、ポリイミド系基材、ポリエチレンナフタレート(PEN)系基材、ポリカーボネート(PC)系基材などを用いることができる。また、紙基材をもちいてもかまわない。アンテナ基材は厚み50〜500μm程度のものを用いることができる。
アンテナ基材はアンテナコイルが形成されてなる。アンテナコイルは金属薄膜を用いたエッチング法、コイルを用いた巻き線法、導電性インキを用いた印刷法等の公知の手法により形成することができる。
アンテナ基材に打ち抜き加工等により貫通孔を設け、貫通孔内にICモジュールを収用し、アンテナコイルと接続する。
ICモジュールは、接続板と接続板の片面にICチップを有し、ICチップと接続板はボンディングワイヤーにより導通され、ICチップは樹脂により封止されている。ICモジュールの厚みは一般的に300〜400μm程度である。
ICモジュールとアンテナコイルの接続は、ICモジュールの接続板を用いて行う。具体的には、接続板とアンテナコイルを異方性導電性接着剤や半田などの導電性材料を用いて接続したり、アンテナコイルとして巻き線アンテナを用いる場合は、熱圧や超音波により接続することができる。
アンテナ基材として、厚み10から60μm程度のICモジュールより薄いものを用いた場合、必要に応じてアンテナ基材の両側に中間基材を貼り合わせてもよい。
中間基材としては、熱可塑性を有する多孔質シート基材や紙基材を用いることができる。多孔質シート基材としては、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重体)等の樹脂を単体もしくは組み合わせからなる材料を用いて、シリカ等の多孔質粒子を混合する、樹脂の混練時に空気を加えて発泡させる、又は延伸後に穿孔加工する等の方法で得ることができる。また、市販の、インクジェットやオフセット等に対する印刷適正を付与した樹脂シート又は合成紙等の紙シートを用いてもよい。具体的には例えばPPG社製ポリオレフィン系合成紙「Teslin(登録商標)」やユポ・コーポレーション製ポリプロピレン系合成紙「YUPO(登録商標)」等が挙げられる。また、中間基材の厚みは100〜200μm程度である。
中間基材を用いる場合、ICモジュールの接続板、樹脂封止部のサイズに相当する貫通孔を設け、アンテナ基材から突出したICモジュールの接続板、樹脂封止部の位置と合わせて貼り合わせることができる。
アンテナ基材と中間基材の貼り合わせは、水溶性接着剤等公知の接着剤を用いて貼り合わせることができる。例えば、EVA(エチレンビニルアセテート)系接着剤、EAA(エチレンアクリル酸共重合樹脂)系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリオレフィン系接着剤、ナイロン系接着剤等の水溶性接着剤を用いることができる。
ICモジュールは、後述するカバー材側に樹脂封止部が位置し、見返し用紙側に接続板が位置するように配置される。カバー材は後述するように100〜500μm程度のコットン材料、紙材料、PVC材料などからなり、見返し用紙、本紙紙片はページ数にもよるが、厚み110〜180μmと厚み110〜130μm程度の紙材料を複数枚設ける。本紙紙片の枚数にもよるが、非接触通信部材に設けられているICモジュールから見てカバー材側より、見返し用紙及び本紙紙片側の方が厚みがあり耐衝撃性に優れる。さらに、本紙紙片は固定されていないため、ページ間のずれにより衝撃を逃がすことができる。そのため、上記構成にすることで、比較的外圧への耐性の低い接続板側をが耐衝撃性に優れる見返し用紙及び本紙紙片側にすることで、製本工程時などにかかる外圧によるICモジュールのICチップの破損、ICモジュールの接続板とアンテナとの接続不良を低減することができる。
中間部材は、前述の中間基材と同様の材料を用いて単層または多層に積層したものを用いることができる。
非接触通信部材に中間基材を用いる場合、中間基材の中心線を挟んで分けられる領域のうち、一方の領域にアンテナ基材を配置し、さらに中間基材を貼り合わせて、非接触通信部材と中間部材を一度に設けることができる。
非接触通信部材、中間部材は、冊子化した際の中心線上には設けないことが好ましい。例えば前述のように非接触通信部材と中間部材を一度に設ける場合、中間基材の中心線近傍を打ち抜くか押圧により薄膜化してもよい。このようにすることで冊子を折り曲げる時に折り曲げやすくなる。
見返し用紙は、カバー材の見返し面に貼り合わせる用紙で、特に限定するものではないが、厚み110〜180μm程度の紙材料を用いることができる。また、適宜印刷されているものを用いることができる。
非接触通信部材、中間部材と見返し用紙の貼り合わせは接着剤を用いて貼り合わせることができる。中でも反応型ホットメルト樹脂を用いて貼り合わせることが好ましい。
反応型ホットメルト樹脂としては主成分として、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)系、ポリウレタン系を含むもの等が挙げられる。
反応型ホットメルト樹脂は、これらの樹脂を加熱溶融した状態で塗付し、貼り合わせて冷却固化した後は、空気中や被貼り合わせ材料に含まれる水分(湿気)と架橋反応することにより、柔軟性のあるシート状の層となり、従来の水系接着剤やホットメルト系接着剤に比べ、優れた耐熱性・耐久性・耐水性・耐湿性を有するものとなる。そのため、インレイと本紙の取付けられた見返し用紙を痕跡が残らないように分離することが困難となる。
また、水系の接着剤等でインレイと見返し用紙の貼り合わせている場合、見返し用紙と水系接着剤は塩素イオンなどに対するバリア性がないため、インレイのアンテナやアンテナとICチップの接続部等が腐食する場合がある。反応型ホットメルト接着剤は、水分や、塩素イオンなどに対して一定のバリア性があるため、見返し用紙側からの水分、塩素イオン(塩化物イオン)の浸入を防ぐことができ、アンテナやアンテナとICモジュール(ICチップ)の接合部等のさび、腐食を防ぐことができる。特に本発明では、見返し用紙側にICモジュールの接続板が配置されるため、反応型ホットメルト樹脂の効果が発揮される。また、反応型ホットメルト樹脂は湿気硬化型であることが好ましい。湿気効果型であれば前述した水分等のバリア性が高く好ましいものとなる。
次に非接触通信部材を貼り合わせた見返し用紙に本紙紙片を取り付ける。
本紙紙片の取り付けは、例えば見返し用紙、本紙紙片の中心線に沿って糸綴じする、いわゆる中綴じ方式によって取り付けることができる。
本紙紙片としては、特に限定するものではないが、厚み110〜130μm程度の紙材料を用いることができる。本紙紙片は複数設けることができ、例えばパスポート用途であれば通常約32〜100ページで程度あるため、8〜25枚程度用いることができる。
次に見返し用紙の非接触通信部材、中間部材側とカバー材を貼り合わせる。
カバー材としては、公知の材料を用いることができる。例えば、コットン材料、紙材料、PVC材料を用いることができる。カバー材の厚みは一般的に100〜500μm程度である。
カバー材の貼り付けに用いる接着剤としては、EVA(エチレンビニルアセテート)系接着剤、ポリウレタン系接着剤などの反応型ホットメルト系接着剤や、EAA(エチレンアクリル酸共重合樹脂)系接着剤、ポリエステル系接着剤を用いることができる。
接着剤の塗布方法は公知のコーティング方法を用いることができる。例えば図7に示すようにカバー材側にロールコーターを用いて接着剤を塗布することができる。
非接触通信部材を貼り合わせた見返し用紙に本紙紙片を取り付け、カバー材を貼り合わせたら、中心線(ヒンジ線)に沿って折り目をつける折加工を施す。
折り加工としては、図8に示すように、本紙紙片側から折りナイフを挿入しながら、冊子のカバー側を外側に一対のローラー間に押し込み折り目をつけることができる。
また、本発明では、以下の関係を満たすことが望ましい。
「カバー材の厚み<見返し用紙の厚み+本紙紙片の厚み/2」
折り加工時には、一対のローラーからICモジュールに加わる圧力は、カバー側がカバーにより衝撃が緩和され、見返し用紙側は、見返し用紙、本紙紙片、カバーにより衝撃が緩和される。ここで、冊子の中心に折りナイフを挿入しており、折りナイフは硬質材料で形成されているため、この折ナイフとICモジュールの間に位置する見返し用紙の厚み+本紙紙片の厚み/2がカバー材より厚くすることで、ローラー間に一定の圧力をかけてもICモジュールが破損しにくくなる。
1・・・・アンテナ基材
2・・・・ICモジュール
2a・・・ICチップ
2b・・・接続板
2c・・・ボンディングワイヤ
2d・・・封止樹脂
3・・・・アンテナ
4・・・・インレット
5・・・・表側中間基材
6・・・・裏側中間基材
7・・・・非接触通信部材
8・・・・見返し用紙
9・・・・カバー材
10・・・本紙紙片
11・・・糸綴じ部
12・・・中間部材
21・・・液タンク
22・・・ローラー
23・・・ローラー
24・・・ローラー
25・・・折りナイフ

Claims (9)

  1. カバー材と該カバー材に貼り合わされた見返し用紙と、見返し用紙に取付けられた一枚以上の本紙紙片を有し、カバー材、見返し用紙及び本紙紙片の中心線に沿って折り曲げ可能である冊子体であって、
    該カバー材及び見返し用紙の中心線を挟んだ2つの領域の一方の領域において、カバー材と見返し用紙との間に非接触通信部材が貼り合わされてなり、
    該非接触通信部材が、少なくとも貫通孔を有しアンテナが形成されているアンテナ基材と、該アンテナ基材の貫通孔内に収用され、アンテナと接続されたICモジュールを具備し、
    該ICモジュールが、接続板と接続板の片面に接続板と接続されたICチップとICチップを封止する樹脂封止部を有し、
    該ICモジュールは、カバー材側に樹脂封止部が位置するように配置されてなることを特徴とするIC付き冊子。
  2. 本紙紙片と見返し用紙が中心線に沿って中綴じされていることを特徴とする請求項1記載のIC付き冊子。
  3. 前記見返し用紙と非接触通信部材が、反応型ホットメルト樹脂を主成分とする接着剤により貼り合わされてなることを特徴とする請求項1または2に記載のIC付き冊子。
  4. 前記見返し用紙と非接触通信部材が、耐塩化物イオン性接着剤により貼り合わされてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のIC付き冊子。
  5. 前記カバー材及び見返し用紙の中心線を挟んだ2つの領域のうち、非接触通信部材が貼り合わされてない領域に中間部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のIC付き冊子。
  6. 前記中心線上には非接触通信部材、中間部材を有さないことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のIC付き冊子。
  7. カバー材と該カバー材に貼り合わされた見返し用紙と、見返し用紙に取付けられた一枚以上の本紙紙片を有し、カバー材、見返し用紙及び本紙紙片の中心線に沿って折り曲げ可能である冊子体の製造方法であって、
    見返し用紙の中心線を挟んだ2つの領域の一方の領域において、見返し用紙と非接触通信部材を貼り合わせる工程、
    見返し用紙に一枚以上の本紙紙片を取り付ける工程、
    非接触通信部材が貼り合わされた見返し用紙の非接触通信部材側とカバー材を貼り合わせる工程、
    カバー材、見返し用紙及び本紙紙片の中心線に沿って折り曲げる工程、を有し、
    該非接触通信部材が、少なくとも貫通孔を有しアンテナが形成されているアンテナ基材と、該アンテナ基材の貫通孔内に収用され、アンテナと接続されたICモジュールを具備し、
    該ICモジュールが、接続板と接続板の片面に接続板と接続されたICチップとICチップを封止する樹脂封止部を有し、
    該ICモジュールは、カバー材側に樹脂封止部が位置するように配置されてなることを特徴とするIC付き冊子の製造方法。
  8. 前記折り曲げ工程が、本紙紙片側から中心線に沿って折りナイフを挿入しながら一対のローラー間に押し込み、カバー材側から加圧することを特徴とする請求項7に記載のIC付き冊子の製造方法。
  9. 前記見返し用紙に一枚以上の本紙紙片を取り付ける工程が、中綴じ方式により取り付けることを特徴とする請求項8または9に記載のIC付き冊子の製造方法。
JP2010287722A 2010-12-24 2010-12-24 Ic付冊子及びその製造方法 Pending JP2012137807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010287722A JP2012137807A (ja) 2010-12-24 2010-12-24 Ic付冊子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010287722A JP2012137807A (ja) 2010-12-24 2010-12-24 Ic付冊子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012137807A true JP2012137807A (ja) 2012-07-19

Family

ID=46675201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010287722A Pending JP2012137807A (ja) 2010-12-24 2010-12-24 Ic付冊子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012137807A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014119784A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Toppan Printing Co Ltd Ic付冊子及びその製造方法
JP2018092481A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 凸版印刷株式会社 冊子体用非接触通信媒体、および、冊子体
JP2021140804A (ja) * 2015-12-14 2021-09-16 大日本印刷株式会社 ヒンジ付積層体、ヒンジ付積層体配列シート、ヒンジ付積層体の製造方法
US20220184988A1 (en) * 2019-03-07 2022-06-16 Covestro Intellectual Property Gmbh & Co. Kg Layer structure for producing a hinge, in particular for producing multi-layered book covers

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003220774A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Shoei Machinery Mfg Co Ltd 中綴じ製本方法
JP2004334268A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Dainippon Printing Co Ltd 紙片icタグと紙片icタグ付き書籍・雑誌、紙片icタグ付き書籍
JP2005313520A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Toppan Printing Co Ltd 非接触ic付冊子とその製造方法および非接触icインレット
US20090120564A1 (en) * 2007-10-11 2009-05-14 Christophe Halope Radio frequency identification device support for passport and its manufacturing method
WO2009104303A1 (ja) * 2008-02-22 2009-08-27 凸版印刷株式会社 トランスポンダ及び冊子体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003220774A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Shoei Machinery Mfg Co Ltd 中綴じ製本方法
JP2004334268A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Dainippon Printing Co Ltd 紙片icタグと紙片icタグ付き書籍・雑誌、紙片icタグ付き書籍
JP2005313520A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Toppan Printing Co Ltd 非接触ic付冊子とその製造方法および非接触icインレット
US20090120564A1 (en) * 2007-10-11 2009-05-14 Christophe Halope Radio frequency identification device support for passport and its manufacturing method
WO2009104303A1 (ja) * 2008-02-22 2009-08-27 凸版印刷株式会社 トランスポンダ及び冊子体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014119784A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Toppan Printing Co Ltd Ic付冊子及びその製造方法
JP2021140804A (ja) * 2015-12-14 2021-09-16 大日本印刷株式会社 ヒンジ付積層体、ヒンジ付積層体配列シート、ヒンジ付積層体の製造方法
JP7226471B2 (ja) 2015-12-14 2023-02-21 大日本印刷株式会社 ヒンジ付積層体、ヒンジ付積層体配列シート、ヒンジ付積層体の製造方法
JP2018092481A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 凸版印刷株式会社 冊子体用非接触通信媒体、および、冊子体
US20220184988A1 (en) * 2019-03-07 2022-06-16 Covestro Intellectual Property Gmbh & Co. Kg Layer structure for producing a hinge, in particular for producing multi-layered book covers
US12576625B2 (en) * 2019-03-07 2026-03-17 Covestro Deutschland Ag Layer structure for producing a hinge, in particular for producing multi-layered book covers

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5287731B2 (ja) トランスポンダ及び冊子体
KR101163300B1 (ko) 안테나 시트, 트랜스폰더 및 책자체
JP5130887B2 (ja) 非接触icインレット、カバー付き非接触icインレット、非接触icインレット付き冊子、及びこれらの製造方法
JP2012137807A (ja) Ic付冊子及びその製造方法
JP2010257416A (ja) 情報記録媒体、非接触型ic付データキャリア、および情報記録媒体の製造方法
JP2011237969A (ja) 非接触型情報媒体及びこれを内蔵した冊子
JP4525159B2 (ja) 非接触ic付冊子とその製造方法および非接触icインレット
JP2000153681A (ja) 非接触ic記憶媒体を有する冊子状印刷物
JP6281226B2 (ja) 非接触型情報媒体および非接触型情報媒体付属冊子
JP2014211789A (ja) 非接触型情報媒体及び非接触型情報媒体付属冊子
JP5929032B2 (ja) Ic付き冊子
JP2012073725A (ja) 非接触通信媒体、冊子及びその製造方法
JP2011183636A (ja) 非接触型情報媒体付属冊子
JP2008087396A (ja) Icチップ付き冊子
JP2012160108A (ja) 非接触型情報記録媒体
JP2015116686A (ja) 非接触型情報媒体及び非接触型情報媒体付属冊子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141007