JP2012144580A - 油膜形成性乳化組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記一般式(1)で示される化合物(例えば旭化成ケミカルズ社製ペリセア(登録商標))と、界面活性剤と、油溶性成分と、水とを含油することを特徴とする油膜形成性乳化組成物。
【化1】
(上記一般式(1)において、R1は炭素数1〜23の炭化水素基を示し、R2は水素又は炭素数1〜3の炭化水素基を示し、Yはカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基又はそれらの塩を示し、Zは−NR'−(R'は水素又は炭素数1〜10の炭化水素基)、−O−、又は−S−を示し、j、kは0、1、2のいずれかであり、かつj、kは同時に0ではなく、nは2〜20の整数を示す。Xは分子量100万以下の炭化水素鎖を示す。)
【選択図】なし
Description
[1]下記一般式(1)で示される化合物と、油溶性物質と、水とを含有することを特徴とする油膜形成性乳化組成物。
[2]前記一般式(1)で表される化合物が、下記一般式(2)で示される化合物であることを特徴とする[1]に記載の油膜形成性乳化組成物。
[3]一般式(1)で示される化合物を0.001〜20wt%、油溶性物質0.001〜80wt%、水を含む[1]又は[2]に記載の油膜形成性乳化組成物。
[4][1]〜[3]のいずれか一項に記載の油膜形成性乳化組成物を含有する染毛剤。
[5][1]〜[3]のいずれか一項に記載の油膜形成性乳化組成物を含有する香気持続性製剤。
[6][1]〜[3]のいずれか一項に記載の油膜形成性乳化組成物を含有する日焼け止め化粧料。
[7][1]〜[3]のいずれか一項に記載の油膜形成性乳化組成物を含有するワックス。
本発明の油膜形成性乳化組成物は、下記一般式(1)で示される化合物と、油溶性物質と水とを含有する組成物である。
油膜形成性乳化組成物とは油溶性物質が水に分散された組成物であるにもかかわらず、それが一旦対象物に塗布、乾燥されると、水に分散されにくい油膜が形成される組成物である。
まず、下記一般式(1)で示される化合物について説明する。
一般式(1)において、Xは、分子量100万以下の炭化水素鎖である。Xは、直鎖でも分枝鎖でも環状鎖でも芳香族炭化水素鎖でもよい。また、Xは、置換基を有していてもよく、特にカルボキシル基を有していることが好ましい。Xの炭素数は、好ましくは1〜40であり、分子量は28〜2000が好ましい。
以下で、本発明の組成物の製造方法について説明する。まず、一般式(1)で表される化合物の製造方法について述べる。
酸性アミノ酸は、分子中に存在するカルボキシル基の数がアミノ基より多いものである。例えば、カルボキシル基とアミノ基の数がそれぞれ2個と1個であるモノアミノジカルボン酸などが挙げられる。アミノ基の水素は、炭素数1〜3の炭化水素基で置換されていてもよい。酸性アミノ酸の具体例としては、グルタミン酸、アスパラギン酸が挙げられる。
また、m価のポリヒドロキシル化合物として、糖類も挙げられる。以下でその具体例を挙げる。
その他の糖類としては、ヘプトース、デオキシ糖、アミノ糖、チオ糖、セレノ糖、アルドン糖、ウロン酸、糖酸、ケトアルドン酸、アンヒドロ糖、不飽和糖、糖エステル、糖エーテル及びグリコシド等の残基でもよく、デンプン、グリコーゲン、セルロース、キチン及びキトサン等の多糖類又は上記した糖類を加水分解したものでもよい。
脂肪族ジアミン類としては、N,N'−ジメチルヒドラジン、エチレンジアミン、N,N'−ジメチルエチレンジアミン、ジアミノプロパン、ジアミノブタン、ジアミノペンタン、ジアミノヘキサン、ジアミノヘプタン、ジアミノオクタン、ジアミノノナン、ジアミノデカン、ジアミノドデカン、ジアミノアジピン酸、ジアミノプロパン酸、ジアミノブタン酸等が挙げられる。
本発明に用いられる油溶性物質としては特に制限はなく、例えば、香料、油分、油溶性薬剤などがあげられる。油溶性物質は1種以上を組み合わせて用いてもよい。
香料としては、天然香料、合成香料が挙げられる。これらの香料は1種以上配合して用いてもよい。
炭化水素類としては、例えば、オシメン、α−ピネン、β−ピネン、カンフェン、ミルセン、ジヒドロミルセン、リモネン、テルピノーレン、α−フェランドレン、p−サイメン、β−カリオフィレン、β−ファルネセン、ビサボレン、セドレン、バレンセン、ツヨプセン、ロンギホレンなどを挙げることができる。
油分としては、以下のものが挙げられる。
セタノール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ダイマージオール等の高級アルコール類。
ベンジルアルコール等のアラルキルアルコール及び誘導体。
液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類。
サポゲニン類。
サポニン類。
油溶性薬剤等としては、以下のものが挙げられる。
ビタミンCステアリン酸エステル、ビタミンCパルミチン酸エステル、ビタミンCジパルミチン酸エステル、ビタミンCテトライソパルミチン酸エステル、ビタミンCアルキルエーテル、トラネキサム酸誘導体、油溶性甘草エキスなどの美白剤、ビタミン類およびそれらの誘導体、抗炎症剤、アシル化アミノ酸などのアミノ酸誘導体、レチノール及びその誘導体、レチノイン酸及びその誘導体、アスタキサンチン、トコトリエノール、ユビキノンなどの抗老化剤、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸及びそれらの誘導体、スフィンゴ脂質、セラミド、リン脂質などの肌荒れ防止剤、β−カロテン、トコフェロール及びその誘導体などの抗酸化剤、γ−オリザノール、ニコチン酸ベンジル、ビオチン、エストラジオールなどの育毛剤、その他脂溶性植物エキス等が挙げられる。
本発明において油溶性物質の配合量は、0.001〜80wt%が好ましく、より好ましくは0.01〜70wt%、更に好ましくは0.1〜50wt%である。
本発明の組成物は、一般式(1)で示す化合物とは別に、界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤としては、特に限定されるものでないが、ノニオン系界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤等が挙げられる。特に、ノニオン系界面活性剤が好ましい。
レシチン、高分子乳化剤、グリセリン脂肪酸エステル、親油型モノステアリン酸グリセリン等のグリセリン脂肪酸エステル類、モノオレイン酸ポリグリセリル、ペンタオレイン酸ポリグリセリル、デカオレイン酸ポリグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル類、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ等のポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル等のポリオキシエチレンステロール・水素添加ステロール類、モノステアリン酸エチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンステアリン酸アミド等のポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミド類、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等を挙げる事ができる。
両性界面活性剤の具体例としては、以下のものが挙げられる。
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド等の脂肪族アミン塩、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、アルキルトリメチルアンモニウムサッカリン、塩化ジポリオキシエチレンアルキルメチルアンモニウム等のアルキル4級アンモニウム、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ラウリルピジニウム、塩化アルキルジメチル(エチルベンジル)アンモニウム等の環式4級アンモニウム塩等が挙げられる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸及びその塩等のアルキルエーテルカルボン酸型アニオン系界面活性剤、N−アシルサルコシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルアルキルタウリン塩等のN−アシル有機酸塩型アニオン系界面活性剤、α―オレフィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等のスルホン酸塩型アニオン系界面活性剤、アルキル硫酸エステル塩等の硫酸塩型アニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩等のリン酸塩型アニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩類等が挙げられる。
この中でも特に好ましいアニオン系界面活性剤はとしては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸及びその塩等のアルキルエーテルカルボン酸型アニオン系界面活性剤、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルアルキルタウリン塩等のN−アシル有機酸塩型アニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩類等を挙げる事ができる。
天然系界面活性剤としては、レシチン、ラノリン、コレステロール、フィトステロール、及びサポニン等が挙げられる。
ヒドロキシ化合物に制限はないが、例えば以下のものが挙げられる。
エチルアルコール、イソプロピルアルコール、等の1価のヒドロキシル化合物。
アドニトール、アラビトール、キシリトール及びトリグリセリン等の5価のヒドロキシル化合物。
又は上記した2〜6価のヒドロキシル化合物の脱水縮合物やポリグリセリン等が挙げられる。
また、m価のポリヒドロキシル化合物として、糖類も挙げられる。以下でその具体例を挙げる。
糖セラミド等の水溶性スフィンゴ脂質。
アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸−2−グルコシド等のアスコルビン酸グルコシド及びその脂肪酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩、パルミトイルアスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸リン酸エステル塩等のアスコルビン酸誘導体。
トコフェロールリン酸エステル等の水溶性ビタミンE類。
アルブチン、α−アルブチン等のヒドロキノン配糖体及びそのエステル類。
ヘスペリジン及び配糖体等の誘導体。西河柳エキス等の各種植物エキス等が挙げられる。
増粘剤としては、増粘を示す成分であれば特に限定されないが、キサンタンガム、カルボキシルビニルポリマー及びアクリル酸系ポリマーを挙げることができる。
ノニオン性高分子としては、アラビアゴム及びトラガントゴム等の天然ゴム類、サポニン等のグルコシド類、メチルセルロース、カルボキシセルロース及びヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、リグニンスルホン酸塩、セラック等の天然高分子、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩及びリン酸塩などの陰イオン性高分子やポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシド等を挙げることができる。
エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル及びステアリン酸ブチル等を、揮発性及び不揮発性の油分としては、金属石鹸、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコーン及び揮発性シリコーン等のシリコーン類等が挙げられる。
本発明の染毛剤は、本発明の油膜形成性乳化組成物に着色剤を配合した組成物を毛髪に塗布することにより、耐水性に優れる着色皮膜を毛髪表面に形成するものである。
本発明の染毛剤は着色剤を含んでもよい。
着色剤としては、無機顔料、有機顔料、パール顔料、積層粉体などが挙げられる。
有機顔料の具体例としては、レーキ、不溶性色素などが挙げられる。
上記の中では、毛髪上で美しい光沢を有し、明るい髪を演出する観点から、パール顔料を用いることが好ましい。
これらの着色剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いてもよい。
本発明の香気持続性製剤は本発明の油膜形成性乳化組成物に香気成分を配合した組成物を身体や毛髪等に塗布することにより、耐水性に優れる香気持続性皮膜をそれら表面に形成するものである。
本発明の日焼け止め化粧料は本発明の油膜形成性乳化組成物に紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を配合した組成物を身体や毛髪に塗布することにより、耐水性に優れる紫外線防護皮膜をそれら表面に形成するものである。
本発明の日焼け止め化粧料には、有機物質からなる紫外線吸収剤や紫外線散乱効果のある無機微粒子の少なくとも一方を配合するのが好ましい。
本発明の組成物は、家電製品、傘、衣料品、日用品、スポーツ用品等の表面の他、二輪車、自動車、航空機等の塗装面に撥水性を付与するのに好適である。
本発明のワックスは本発明の油膜形成性乳化組成物にワックスを配合した組成物を自動車や日用品等に塗布することにより、耐水性に優れる撥水性皮膜をそれら表面に形成するものである。
(油膜形成能)
油溶性赤色染料を配合した毛髪処理剤を表1のとおり調製した。調整した毛髪処理剤をクロロホルムで100倍希釈し、550nmの吸光度を分光光度計で測定することにより、毛髪処理剤中の油溶性成分の量と吸光度の関係を示す検量線を予め作成した。なお、顕微鏡観察の結果、表1の組成物はいずれも水中油型(O/W型)乳化組成物であった。
(注1)旭化成ケミカルズ(株)「ペリセアL−30」(29%)
(注2)ノベオン社「カーボポールEDT2020」(1%水溶液 水酸化NaでpH7に調製)
(注3)旭化成ケミカルズ(株)「アミノコート」
(注4)花王(株)「カルコール6098」
(注5)カネダ(株)「ハイコールK−160」
(注6)日光ケミカルズ(株)「MSG−ASEV」
(注7)日光ケミカルズ(株)「BC−20」
(注8)日光ケミカルズ(株)「HCO−20」
(注9)ナルコジャパン(株)「マーコート550」(10%)
(注10)和光純薬工業(株)「スダンIII(S0142)」
(染毛剤)
表2に示す組成で染毛剤を調製し、官能評価パネル20名により評価した。染毛剤を毛髪に塗布したのち流水で濯ぎ、ヘアドライアー乾燥した後、下記基準に従って染毛性を評価した。結果を表2に示した。なお、顕微鏡観察の結果、表2の組成物はいずれも水中油型(O/W型)乳化組成物であった。
○:20名中16名以上が、染毛性があると回答
△:20名中10〜15名が、染毛性があると回答。
×:20名中9名以下が、染毛性があると回答。
本発明の油膜形成性乳化組成物を含む実施例3と4は、比較例3と4に比べ染毛性が良好であることが、表2の結果より明白である。
(注1)旭化成ケミカルズ(株)「ペリセアL−30」(29%)
(注2)ノベオン社「カーボポールEDT2020」(1%水溶液 水酸化NaでpH7に調製)
(注3)花王(株)「カルコール6098」
(注4)カネダ(株)「ハイコールK−160」
(注5)日光ケミカルズ(株)「MSG−ASEV」
(注6)日光ケミカルズ(株)「BC−20」
(注7)日光ケミカルズ(株)「HCO−20」
(注8)マール社製「デュオクロムYB」
(注9)メルク社製「イリオジン524」
(香気持続性製剤)
表3に示す組成で香気持続性製剤を調製し、官能評価パネル20名により評価した。香気持続性製剤を毛髪に塗布したのち流水で濯ぎ、24時間後の毛髪の香気を下記基準に従って評価した。結果を表3に示した。なお、顕微鏡観察の結果、表3の組成物はいずれも水中油型(O/W型)乳化組成物であった。
○:20名中16名以上が、香気があると回答
△:20名中10〜15名が、香気があると回答。
×:20名中9名以下が、香気があると回答。
本発明の油膜形成性乳化組成物を含む実施例5と6は、比較例5と6に比べ香気持続性が良好であることが、表3の結果より明白である。
(注1)旭化成ケミカルズ(株)「ペリセアL−30」(29%)
(注2)ノベオン社「カーボポールEDT2020」(1%水溶液 水酸化NaでpH7に調製 )
(注3)旭化成ケミカルズ(株)「アミノコート」
(注4)花王(株)「カルコール6098」
(注5)カネダ(株)「ハイコールK−160」
(注6)日光ケミカルズ(株)「MSG−ASEV」
(注7)日光ケミカルズ(株)「BC−20」
(注8)日光ケミカルズ(株)「HCO−20」
(注9)ナルコジャパン(株)「マーコート550」(10%)
(注10)プロナロム社「P−102」
(注11)プロナロム社「P−093」
(日焼け止め化粧料)
表4に示す組成で日焼け止め化粧料を調製し、耐水性試験を実施した。なお、顕微鏡観察の結果、表4の組成物はいずれも水中油型(O/W型)乳化組成物であった。
耐水性は、FDA(米国食品医薬品局)に準じた方法で、SPF(Sun Protection Factor) 値を用いて評価した。ここでSPF値は、サンプル塗布部のMED/サンプル無塗布部のMEDで算出され、数値が高い程、紫外線防御効果が高い。MEDは最小紅斑量を示し、紫外線照射により紅斑が認められる最小の紫外線量である。
その後、隣接する部位に再度これら試料を塗布して十分に乾燥させた後、屋内プールで20分間水泳等の水中運動を行わせ、20分間の休憩をはさんで再び20分間水中運動を行わせ、次いでタオルを使わずに乾燥させた後、再びSPF値を測定し各被験者の平均値により表した。結果を表4に示した。
本発明の油膜形成性乳化組成物を含む実施例7と8は、比較例7と8に比べ浸水に伴うSPF値の低下が極めて少なく、耐水性が良好であることが、表4の結果より明白である。
(注1)旭化成ケミカルズ(株)「ペリセアLB−10」(10%)
(注2)日光ケミカルズ(株)「MSG−AV」
(注3)日光ケミカルズ(株)「BC−20」
(注4)日光ケミカルズ(株)「GO−440V」
(注5)花王(株)「カルコール220−80」
(注6)日光ケミカルズ(株)「Trifat S−308」」
(注7)東京化成工業(株)「4−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル」
(注8)東京化成工業(株)「2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン」
(注9)テイカ(株)「MT−500H」
(注10)大日本住友製薬(株)「エコーガム」(2%)
(自動車用ワックス)
表5に示す組成で自動車用ワックスを調製し、チオン電着塗装片面メラミン焼き付け塗装板( J I S G 3 1 4 1 ( S P c c S D )0 . 6 c m × 5 c m × 1 5 c m ) に塗布し、塗膜直後と浸水後(水道水に1時間浸漬)の塗膜の撥水性を接触角で評価した。結果を表5に示した。なお、顕微鏡観察の結果、表5の組成物はいずれも水中油型(O/W型)乳化組成物であった。
本発明の油膜形成性乳化組成物を含む実施例9と10は、比較例9と10に比べ浸水に伴う接触角の低下が極めて少なく、耐水性が良好であることが、表5の結果より明白である。
(注1)旭化成ケミカルズ(株)「ペリセアL−30」(29%)
(注2)日光ケミカルズ(株)「MSG−AV」
(注3)日光ケミカルズ(株)「BC−20」
(注4)日光ケミカルズ(株)「GO−440V」
(注5)横関油脂(株)「キャンデリラワックス」
(注6)横関油脂(株)「カルナウバワックス」
(注7)カネダ(株)「ハイコールK−160」
Claims (7)
- 前記一般式(1)で表される化合物が、下記一般式(2)で示される化合物であることを特徴とする請求項1に記載の油膜形成性乳化組成物。
(上記一般式(2)において、R1は炭素数1〜23の炭化水素基を示し、R2は水素又は炭素数1〜3の炭化水素基を示し、Yはカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基又はそれらの塩を示し、Zは−NR'−(R'は水素または炭素数1〜10の炭化水素基)、−O−、又は−S−を示し、X'は、カルボキシル基又はその塩、−NHR'基(R'は、水素、または炭素数1〜10の炭化水素基)、−OH基、−SH基のうち少なくともいずれか一つを有する炭素数が1〜20の炭化水素鎖を示し、j、kは0、1、2のいずれかであり、かつj、kは同時に0ではない。) - 一般式(1)で示される化合物を0.001〜20wt%、油溶性物質0.001〜80wt%、水を含む請求項1又は2に記載の油膜形成性乳化組成物。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の油膜形成性乳化組成物を含有する染毛剤。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の油膜形成性乳化組成物を含有する香気持続性製剤。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の油膜形成性乳化組成物を含有する日焼け止め化粧料。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の油膜形成性乳化組成物を含有するワックス。
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