JP2012144585A - 基板の接着方法及び基板積層体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
第1の基板の表面に蒸着重合により有機物からなる第1の下地層を形成する第1の下地層形成工程と、第2の基板の表面に蒸着重合により有機物からなる第2の下地層を形成する第2の下地層形成工程と、前記第1の基板表面に形成された前記第1の下地層上に第1の単量体を蒸着させる第1の単量体蒸着工程と、前記第2の基板表面に形成された前記第2の下地層上に前記第1の単量体と反応して重合体を形成する第2の単量体を蒸着させる第2の単量体蒸着工程と、前記第1の基板と前記第2の基板とを前記単量体を蒸着させた側の面が対向するように載置し、前記第1の単量体を蒸着させた面と前記第2の単量体を蒸着させた面とを接触させると共に、前記第1の単量体と前記第2の単量体とを反応させて重合体を形成することにより、前記第1の基板と前記第2の基板とを接着する重合体形成工程とを有する。
【選択図】なし
Description
図1に示す真空蒸着装置10を用いて、第1の基板Saの表面に第1の下地層35aを設けた後、この第1の下地層35a上に第1の単量体13aを蒸着し、また、第2の基板Sbの表面に第2の下地層35bを設けた後、この第2の下地層35b上に第2の単量体13bを蒸着した。第1の基板Sa及び第2の基板Sbは、それぞれφ300mm(直径300mm)のシリコンウエハーとした。また、第1の単量体13aとして二無水ピロメリット酸(pyromellitic dianhydride)を用い、第2の単量体13bとして4,4’−ジアミノジフェニルエーテルを用いた。そして、第1の下地層35a及び第2の下地層35bは、第1の単量体13aと第2の単量体13bを蒸着重合させて形成した。
試験例1で得られた各シリコンウエハー積層体について、それぞれ5mm角に切断した。任意に抽出した10ピースをそれぞれ取り出し、第1の基板Sa及び第2の基板Sbの両面に5mmφのSUSの棒をエポキシ接着材で接着した。このSUS棒の片方を固定しもう一方のSUS棒に300kgの荷重をかけて、第1の基板Sa及び第2の基板Sbが剥離するかどうかを調べた。10ピースのうち剥離したピースの割合を、剥離確率として表2に記載する。また、第1の基板Saの表面に第1の下地層35aを設けずに第1の単量体13aを蒸着し、第2の基板Sbの表面に第2の下地層35bを設けずに第2の単量体13bを蒸着した以外は試験例1と同様の方法で作成した各シリコンウエハー積層体(表2において「下地層なし」と記載する。)についても、同様にして剥離確率を求めた。
第1の下地層35aを形成した後、第1の単量体蒸着膜22aを形成する前に、第1の下地層35aが形成された第1の基板Saを大気中に出し250℃で2時間加熱する工程を行ない、また、第2の下地層35bを形成した後、第2の単量体蒸着膜22bを形成する前に、第2の下地層35bが形成された第2の基板Sbを大気中に出し250℃で2時間加熱する工程を行なった以外は、試験例1と同様の操作を行った。結果を表3に示す。
試験例1で得られた各シリコンウエハー積層体の代わりに、試験例3で得られた各シリコンウエハー積層体を用いた以外は、試験例2と同様の操作を行った。結果を表4に示す。
第1の基板Saの表面に形成した第1の下地層35aを加熱し、また、第2の基板Sbの表面に形成した第2の下地層35bを加熱した後、これら下地層を形成した装置とは別の図1に示す真空蒸着装置を用いて、第1の単量体13aとして4,4’−ジフェニルメタンジイソシアナートを使用し蒸着するときの加熱温度を35℃とし、第2の単量体13bとして4,4’−ジアミノジフェニルメタンを使用し蒸着するときの加熱温度を70℃とし、第1の単量体と第2の単量体を反応させる時に第1の基板Sa及び第2の基板Sbを加熱する条件を180℃で3時間として、芳香族ポリ尿素膜を形成した以外は、試験例3と同様の操作を行ってシリコンウエハー積層体を作成し、このシリコンウエハー積層体について、試験例2と同様の操作を行った。結果を表5に示す。
第1の基板Saの表面に形成した第1の下地層35aを加熱し、また、第2の基板Sbの表面に形成した第2の下地層35bを加熱した後、これら下地層を形成した装置とは別の図1に示す真空蒸着装置を用いて、第1の単量体13aとしてテレフタル酸ジクロリドを使用し蒸着するときの加熱温度を90℃とし、第2の単量体13bとして4,4’−ジアミノジフェニルエーテルを使用し蒸着するときの加熱温度を50℃とし、第1の単量体と第2の単量体を反応させる時に第1の基板Sa及び第2の基板Sbを加熱する条件を200℃で1時間として、ポリアミド膜を形成した以外は、試験例3と同様の操作を行ってシリコンウエハー積層体を作成し、このシリコンウエハー積層体について、試験例2と同様の操作を行った。結果を表6に示す。
第1の下地層35aを形成した後、ニ無水ピロメリット酸(脱水剤)を蒸着させて第1の下地層35a上に第1の単量体蒸着膜22aを形成する際に、二無水ピロメリット酸の蒸着と同時に、二無水ピロメリット酸1モルに対して0.3モルとなるように1,10−フェナントロリンを第1の下地層35aの表面に蒸着させた以外は、試験例1と同様の操作を行ってシリコンウエハー積層体を作成し、このシリコンウエハー積層体について、試験例2と同様の操作を行った。結果を表7に示す。
Sb 第2の基板 10 真空蒸着装置
11 真空槽 12 基板保持部材
13a 第1の単量体 13b 第2の単量体
14a、14b タングステンボート 15a、15b シャッター
20 真空張り合わせ装置 21 真空槽
22a 第1の単量体蒸着膜 22b 第2の単量体蒸着膜
23 上部基板保持機構 24 上部基板保持板
25 上部基板保持ピック 26 下部基板支持台
27 ランプヒーター 30 押圧機構
31 荷重伝達棒 32 押し付け板
33 緩衝材 35a 第1の下地層 35b 第2の下地層
Claims (10)
- 第1の基板の表面に蒸着重合により有機物からなる第1の下地層を形成する第1の下地層形成工程と、
第2の基板の表面に蒸着重合により有機物からなる第2の下地層を形成する第2の下地層形成工程と、
前記第1の基板表面に形成された前記第1の下地層上に第1の単量体を蒸着させる第1の単量体蒸着工程と、
前記第2の基板表面に形成された前記第2の下地層上に前記第1の単量体と反応して重合体を形成する第2の単量体を蒸着させる第2の単量体蒸着工程と、
前記第1の基板と前記第2の基板とを前記単量体を蒸着させた側の面が対向するように載置し、前記第1の単量体を蒸着させた面と前記第2の単量体を蒸着させた面とを接触させると共に、前記第1の単量体と前記第2の単量体とを反応させて重合体を形成することにより、前記第1の基板と前記第2の基板とを接着する重合体形成工程とを有することを特徴とする基板の接着方法。 - 前記第1の下地層及び前記第2の下地層は、前記第1の単量体と前記第2の単量体とを反応させた重合体からなることを特徴とする請求項1に記載する基板の接着方法。
- 前記重合体形成工程では、前記第1の基板及び前記第2の基板を加熱することを特徴とする請求項1または2に記載する基板の接着方法。
- 前記重合体が、ポリ尿素、ポリアミド及びポリイミドから選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載する基板の接着方法。
- 前記第1の単量体は複数種の単量体からなり、前記第2の単量体は前記複数種の第1の単量体のそれぞれと反応する複数種の単量体からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載する基板の接着方法。
- 前記第1の単量体及び前記第2の単量体の少なくとも一方を蒸着する際に、脱水剤及びシランカップリング剤の少なくとも一方を蒸着させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載する基板の接着方法。
- 前記第1の下地層形成工程と前記第1の単量体蒸着工程との間に前記第1の下地層を加熱する工程を有し、前記第2の下地層形成工程と前記第2の単量体蒸着工程との間に前記第2の下地層を加熱する工程を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載する基板の接着方法。
- 前記第1の単量体は互いに反応して重合体を形成しないものであり、前記第2の単量体は互いに反応して重合体を形成しないものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載する基板の接着方法。
- 第1の基板の表面に蒸着重合により有機物からなる第1の下地層を形成し、この第1の下地層上に第1の単量体を蒸着させる第1の下地層形成及び第1の単量体蒸着工程と、
第2の基板の表面に蒸着重合により有機物からなる第2の下地層を形成し、この第2の下地層上に前記第1の単量体と反応して重合体を形成する第2の単量体を蒸着させる第2の下地層形成及び第2の単量体蒸着工程と、
前記第1の基板と前記第2の基板とを前記単量体を蒸着させた側の面が対向するように載置し、前記第1の単量体を蒸着させた面と前記第2の単量体を蒸着させた面とを接触させると共に、前記第1の単量体と前記第2の単量体とを反応させて重合体を形成することにより、前記第1の基板と前記第2の基板とを接着する重合体形成工程とを有することを特徴とする基板の接着方法。 - 第1の基板と第2の基板とが積層された基板積層体の製造方法であって、
第1の基板の表面に蒸着重合により有機物からなる第1の下地層を形成する第1の下地層形成工程と、
第2の基板の表面に蒸着重合により有機物からなる第2の下地層を形成する第2の下地層形成工程と、
前記第1の基板表面に形成された前記第1の下地層上に第1の単量体を蒸着させる第1の単量体蒸着工程と、
前記第2の基板表面に形成された前記第2の下地層上に前記第1の単量体と反応して重合体を形成する第2の単量体を蒸着させる第2の単量体蒸着工程と、
前記第1の基板と前記第2の基板とを前記単量体を蒸着させた側の面が対向するように載置し、前記第1の単量体を蒸着させた面と前記第2の単量体を蒸着させた面とを接触させると共に、前記第1の単量体と前記第2の単量体とを反応させて重合体を形成することにより、前記第1の基板と前記第2の基板とを接着する重合体形成工程とを有することを特徴とする基板積層体の製造方法。
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