JP2012147155A - P2p通信に関する情報提供方法、p2p通信に関する情報提供システム、移動端末、及びプログラム - Google Patents
P2p通信に関する情報提供方法、p2p通信に関する情報提供システム、移動端末、及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012147155A JP2012147155A JP2011002860A JP2011002860A JP2012147155A JP 2012147155 A JP2012147155 A JP 2012147155A JP 2011002860 A JP2011002860 A JP 2011002860A JP 2011002860 A JP2011002860 A JP 2011002860A JP 2012147155 A JP2012147155 A JP 2012147155A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- peer
- terminal
- mobile
- connection history
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims description 46
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 45
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims description 172
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 25
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 claims description 17
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 60
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 55
- 230000004044 response Effects 0.000 description 41
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 28
- 230000006870 function Effects 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 7
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 7
- 235000008694 Humulus lupulus Nutrition 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 239000012634 fragment Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 3
- HMUNWXXNJPVALC-UHFFFAOYSA-N 1-[4-[2-(2,3-dihydro-1H-inden-2-ylamino)pyrimidin-5-yl]piperazin-1-yl]-2-(2,4,6,7-tetrahydrotriazolo[4,5-c]pyridin-5-yl)ethanone Chemical compound C1C(CC2=CC=CC=C12)NC1=NC=C(C=N1)N1CCN(CC1)C(CN1CC2=C(CC1)NN=N2)=O HMUNWXXNJPVALC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- LDXJRKWFNNFDSA-UHFFFAOYSA-N 2-(2,4,6,7-tetrahydrotriazolo[4,5-c]pyridin-5-yl)-1-[4-[2-[[3-(trifluoromethoxy)phenyl]methylamino]pyrimidin-5-yl]piperazin-1-yl]ethanone Chemical compound C1CN(CC2=NNN=C21)CC(=O)N3CCN(CC3)C4=CN=C(N=C4)NCC5=CC(=CC=C5)OC(F)(F)F LDXJRKWFNNFDSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- YLZOPXRUQYQQID-UHFFFAOYSA-N 3-(2,4,6,7-tetrahydrotriazolo[4,5-c]pyridin-5-yl)-1-[4-[2-[[3-(trifluoromethoxy)phenyl]methylamino]pyrimidin-5-yl]piperazin-1-yl]propan-1-one Chemical compound N1N=NC=2CN(CCC=21)CCC(=O)N1CCN(CC1)C=1C=NC(=NC=1)NCC1=CC(=CC=C1)OC(F)(F)F YLZOPXRUQYQQID-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 2
- NIPNSKYNPDTRPC-UHFFFAOYSA-N N-[2-oxo-2-(2,4,6,7-tetrahydrotriazolo[4,5-c]pyridin-5-yl)ethyl]-2-[[3-(trifluoromethoxy)phenyl]methylamino]pyrimidine-5-carboxamide Chemical compound O=C(CNC(=O)C=1C=NC(=NC=1)NCC1=CC(=CC=C1)OC(F)(F)F)N1CC2=C(CC1)NN=N2 NIPNSKYNPDTRPC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- AFCARXCZXQIEQB-UHFFFAOYSA-N N-[3-oxo-3-(2,4,6,7-tetrahydrotriazolo[4,5-c]pyridin-5-yl)propyl]-2-[[3-(trifluoromethoxy)phenyl]methylamino]pyrimidine-5-carboxamide Chemical compound O=C(CCNC(=O)C=1C=NC(=NC=1)NCC1=CC(=CC=C1)OC(F)(F)F)N1CC2=C(CC1)NN=N2 AFCARXCZXQIEQB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000010267 cellular communication Effects 0.000 description 2
- 230000003203 everyday effect Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- VZSRBBMJRBPUNF-UHFFFAOYSA-N 2-(2,3-dihydro-1H-inden-2-ylamino)-N-[3-oxo-3-(2,4,6,7-tetrahydrotriazolo[4,5-c]pyridin-5-yl)propyl]pyrimidine-5-carboxamide Chemical compound C1C(CC2=CC=CC=C12)NC1=NC=C(C=N1)C(=O)NCCC(N1CC2=C(CC1)NN=N2)=O VZSRBBMJRBPUNF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- DEXFNLNNUZKHNO-UHFFFAOYSA-N 6-[3-[4-[2-(2,3-dihydro-1H-inden-2-ylamino)pyrimidin-5-yl]piperidin-1-yl]-3-oxopropyl]-3H-1,3-benzoxazol-2-one Chemical compound C1C(CC2=CC=CC=C12)NC1=NC=C(C=N1)C1CCN(CC1)C(CCC1=CC2=C(NC(O2)=O)C=C1)=O DEXFNLNNUZKHNO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- MKYBYDHXWVHEJW-UHFFFAOYSA-N N-[1-oxo-1-(2,4,6,7-tetrahydrotriazolo[4,5-c]pyridin-5-yl)propan-2-yl]-2-[[3-(trifluoromethoxy)phenyl]methylamino]pyrimidine-5-carboxamide Chemical compound O=C(C(C)NC(=O)C=1C=NC(=NC=1)NCC1=CC(=CC=C1)OC(F)(F)F)N1CC2=C(CC1)NN=N2 MKYBYDHXWVHEJW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003542 behavioural effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000001413 cellular effect Effects 0.000 description 1
- 238000005352 clarification Methods 0.000 description 1
- 230000002354 daily effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 230000002650 habitual effect Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】ソースピアを選択する際に用いられるピア選択指標の決定、又はソースピア候補の決定を行う際にモバイルピアの行動パタンを反映する。
【解決手段】情報提供サーバ600は、複数のモバイルピア200の各々の複数の無線エリアへの接続履歴を取得する。情報提供サーバ600は、複数のモバイルピア200に含まれるディスティネーションピアによって要求されるコンテンツの取得先としてのソースピアを複数のモバイルピア200の中から選択する際の指標となる指標情報、及びソースピアに適した少なくとも1つのソースピア候補のうち少なくとも一方を、上述の無線エリアへの接続履歴に基づいて決定する。そして、情報提供サーバ600は、上述の指標情報及びソースピア候補のうち少なくとも一方を、ディスティネーションピア又は他の情報提供サーバ600等に提供する。
【選択図】図3
【解決手段】情報提供サーバ600は、複数のモバイルピア200の各々の複数の無線エリアへの接続履歴を取得する。情報提供サーバ600は、複数のモバイルピア200に含まれるディスティネーションピアによって要求されるコンテンツの取得先としてのソースピアを複数のモバイルピア200の中から選択する際の指標となる指標情報、及びソースピアに適した少なくとも1つのソースピア候補のうち少なくとも一方を、上述の無線エリアへの接続履歴に基づいて決定する。そして、情報提供サーバ600は、上述の指標情報及びソースピア候補のうち少なくとも一方を、ディスティネーションピア又は他の情報提供サーバ600等に提供する。
【選択図】図3
Description
本発明は、P2P(Peer to Peer)通信を行うに際して、通信を開始するピアに対して通信相手とするピアの候補、又はを選択するための指標を提供可能なトラッカを備えた通信システムに関し、特にPeerが頻繁に移動する移動端末である場合にも効率よく前記指標を提供可能な技術に関する。
P2P通信システムとはP2Pを使った通信システムである。P2Pとは、ピアと呼ばれる端末が保持するコンテンツ、又はコンテンツの断片をピア同士が交換しあってコンテンツの取得あるいは提供(すなわち共有)を行う技術である。以降では特に必要がない限り、コンテンツの断片も含めてコンテンツと呼称する。また、コンテンツと呼ぶより一般的にファイル(データファイル)と呼称した方が適切な場合もあるが、本明細書では、ファイルを含めてコンテンツと呼称する。P2Pを大別すると、ハイブリッド型P2PとピュアP2Pとに分類される。
図1はハイブリッド型のP2P通信システムの構成例を示す図である。図1のシステムは、トラッカ100、ピア200、ネットワーク300、ネットワーク400を含む。トラッカ100は、複数のピア200の情報及び複数のピア200が保有するコンテンツの情報を収集する。また、トラッカ100は、コンテンツを要求するピア200(例えばピア200a)の要求に応じて、当該ピア200が要求するコンテンツを保持するピア200(例えばピア200b)を選択するための指標(以下、ピア選択指標)又は当該指標に基づいて選択されたピア200の情報を提供する。なお、以下では、コンテンツを要求するピア200を「ディスティネーションピア」と呼ぶ。また、コンテンツを保持しておりディスティネーションピアの通信相手のとなるピア200を「ソースピア」と呼ぶ。トラッカ100が提供するピア選択指標は、例えば、ソースピアの候補となる少なくとも1つのピアを特定するためのピア情報(e.g. IPアドレス)、複数のソースピアの候補の間に優先順位を与える評価値などを含む。ディスティネーションピアは、トラッカ100から受け取ったピア選択指標、又は当該指標に基づいて選択されたピア200の情報に基づいてソースピアを決定する。
ピア200は、ディスティネーションピア及びソースピアとして動作する。すなわち、ピア200は、1又は複数のコンテンツを保持可能であり、必要なコンテンツを他のピア200から取得でき、他のピア200の要求に応じて自身が保持するコンテンツを他のピア200に提供できる。ピア200は、他の2つのピア200間でののコンテンツの授受を中継する場合もある。例えば、図2のピア200bは、必要とするコンテンツをピア200a又はピア200cから取得することもあれば、ピア200a又はピア200cの要求に応じて自身が保持するコンテンツを提供することもある。さらに、ピア200aが要求するコンテンツの一部又はその全てをピア200cが保持する場合、ピア200bは、ピア200cが保持するコンテンツをピア200cからピア200aに中継する場合もある。
ピア200は、トラッカ100においてピア情報及びピアの保有するコンテンツの情報(以下、コンテンツ情報)を管理できるよう、P2P通信システムに参加した契機及び定期的な契機などに、ピア200に関する情報(ピア情報及びコンテンツ情報)をトラッカ100に通知する。そして、ピア200は、コンテンツを取得する際、目的のコンテンツを保持するピア200の情報を含むピア選択指標をトラッカ100から取得する。
ネットワーク300は、トラッカ100が配置されたネットワークである。ネットワーク300の管理者は、トラッカ100の管理者と同一であっても良いし、そうでなくても良い。ネットワーク400は、ピア200が接続しているネットワークである。
以上に述べたように、ハイブリッドP2Pは、トラッカ100を使うことで、確実かつ効率的なコンテンツの交換を実現する。一方、ピュアP2Pは、ピア情報及びコンテンツ情報を集中管理するトラッカ100を用いない。
さて、ネットワーク400が地理的に広大な範囲をカバーするネットワークであった場合、コンテンツの授受を行うピアを、なるべくネットワークトポロジ的、および地理的に近傍なピアとすることことが好ましい。このようなピア選択を行うことでトラヒックの局在化ができるため、ネットワーク400のネットワーク資源を有効に利用できる点で有利である。このためには、トラッカ100は、ネットワークトポロジの情報及びトラヒックの状況などのネットワーク400についての具体的な情報が必要となる。しかし、多くの場合、トラッカ100とネットワーク400の管理者が異なる。このため、トラッカ100は、ネットワーク400のトポロジ情報及びトラヒックの状況等の具体的な情報を用いることで、各ピア200に対して適切なピア選択指標を与えることが困難であった。
これを解決するために、上述したネットワークトポロジの情報及びトラヒックの状況を含むネットワーク情報のやり取りを実現するためのインタフェースの標準化、及びピア選択指標として利用される評価項目の標準化がIETF(The Internet Engineering Task Force)のALTO WG(Application -Layer Traffic Optimization Working Group)において開始されている。ALTO WGでは、図2に示すようにALTOサーバ500の利用によりこの問題に対処しようとしている。ALTOサーバ500は、標準化されたインタフェースにより、ネットワーク400に関するネットワーク情報をトラッカ100に対して提供する。トラッカ100は、ALTOサーバ500から取得した情報を活用して、より適切なピア選択を行うための評価指標(ピア選択指標、あるいはこのピア選択指標に基づいて選択されたソースピアの候補を、各ピア200に提供することが可能となる。これによりネットワーク400のネットワーク使用効率が改善するため、ネットワーク400の管理者もALTOサーバ500による情報提供により大きなメリットを享受できる。
図2において、各ピア200はALTOサーバ500に明示的にピア情報を通知することとしているが、図1の場合と同様に、トラッカ100に通知することとしても良い。ピア200からの明示的な通知が無い場合でも、ALTOサーバ500は、トラッカ100に対して十分な情報提供を行うための情報をネットワーク400内の管理ノード(図には記述せず)等から入手可能である。なお、ネットワーク400の管理者が主体的にP2Pアプリケーションを使用したサービス提供を行う場合は、ALTOサーバ500とトラッカ100が同一のノードとして配備されることもあり得る。
特許文献1には、上述したALTOサーバ500及びトラッカ100に相当するノードを含むハイブリッド型のP2P通信システムが開示されている。特許文献1に開示された配信制御サーバ(トラッカ100に相当)は、ディスティネーションピアの要求に応じてピアリストをディスティネーションピアに供給する。ピアリストは、複数のソースピア候補を識別するためのアドレス情報(e.g. IPアドレス)、及び複数のソースピア候補の間の優先順位を表わす評価値を含む。つまり、この評価値は、上述のピア選択指標に相当する。特許文献1は、ソースピア候補に対する評価値を決定するために以下の3つの基準を利用することを開示している。1つ目の基準では、ディスティネーションピアとソースピア候補間の経路が複数のピア候補の間で重複している場合に、重複する経路を持つピア候補の優先順位を下げる。2つ目の基準では、過去に作成したピアリストの履歴を保持しておき、利用回数の多い経路を利用することになるピア候補の優先順位を下げる。3つの目の基準では、過去の実績において、転送速度が高速であったソースピア候補の優先順位を上げる。
本願の発明者らは、上述したハイブリッド型のP2P通信システムでは以下に述べる問題があることを見出した。すなわち、スマートフォンと呼ばれる高機能な無線端末が普及するにつれ、P2P技術を使ったファイル交換を行うアプリケーションプログラムの無線端末での利用が増加することが予測される。ピアがスマートフォン、タブレットPC、ノートPC等のような移動性の高い端末(以下、モバイルピアと呼ぶ)である場合には、ピアの頻繁な移動が発生する。モバイルピアが頻繁に移動すると、ピア情報(例えば、ピアが接続するネットワーク400、ピアのIPアドレス)が頻繁に変化する。このため、モバイルピアが多く存在する場合、トラッカ100が過去のある時点におけるモバイルピアのピア情報に基づいてピア選択指標の決定、又はソースピア候補の決定を行ったとしても、ディスティネーションピアがコンテンツ取得を行う現時点においてもその決定が適切である可能性が低い。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、ソースピアを選択する際に用いられるピア選択指標の決定、又はソースピア候補の決定を行う際にモバイルピアの行動パタンを反映することが可能なP2P通信に関する情報提供方法、P2P通信に関する情報提供システム、移動端末、及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様は、P2P通信に関する情報提供を行う情報提供システムによって行われる情報提供方法を含む。ここで、前記P2P通信は、複数のエリアを含むネットワークに接続している移動性を有する複数の端末の間でコンテンツを交換するものである。当該方法は、以下のステップ(a)〜(c)を含む。
(a)前記複数の端末の各々の前記複数のエリアへの接続履歴を取得すること、
(b)前記複数の端末に含まれる第1の端末によって要求されるコンテンツの取得先としての第2の端末を前記複数の端末の中から選択する際の指標となる指標情報、及び前記第2の端末に適した少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記接続履歴に基づいて決定すること、及び
(c)前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記第1の端末又は前記P2P通信を制御する他のノードに提供すること。
(a)前記複数の端末の各々の前記複数のエリアへの接続履歴を取得すること、
(b)前記複数の端末に含まれる第1の端末によって要求されるコンテンツの取得先としての第2の端末を前記複数の端末の中から選択する際の指標となる指標情報、及び前記第2の端末に適した少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記接続履歴に基づいて決定すること、及び
(c)前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記第1の端末又は前記P2P通信を制御する他のノードに提供すること。
本発明の第2の態様は、P2P通信に関する情報提供を行う情報提供システムを含む。ここで、前記P2P通信は、複数のエリアを含むネットワークに接続している移動性を有する複数の端末の間でコンテンツを交換するものである。当該システムは、履歴取得部、決定部、及び提供部を含む。前記履歴取得部は、前記複数の端末の各々の前記複数のエリアへの接続履歴を取得する。前記決定部は、前記複数の端末に含まれる第1の端末によって要求されるコンテンツの取得先としての第2の端末を前記複数の端末の中から選択する際の指標となる指標情報、及び前記第2の端末に適した少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記接続履歴に基づいて決定する。前記提供部は、前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記第1の端末又は前記P2P通信を制御する他のノードに提供する。
本発明の第3の態様は、上述した本発明の第2の態様に係る情報提供システムに対して、前記複数のエリアへの接続履歴を送信するよう構成された移動端末を含む。
本発明の第4の態様は、上述した本発明の第1の態様に係る情報提供方法をコンピュータに行わせるためのプログラムである。
上述した本発明の各態様によれば、ソースピアを選択する際に用いられるピア選択指標の決定、又はソースピア候補の決定を行う際にモバイルピアの行動パタンを反映することが可能なP2P通信に関する情報提供方法、P2P通信に関する情報提供システム、移動端末、及びプログラムを提供できる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施の形態>
図3は、本発明の第1の実施の形態における移動通信システムの構成例を示すブロック図である。図3の構成例は、モバイルピア210、情報提供サーバ600、無線基地局700、及びネットワーク400を含む。
図3は、本発明の第1の実施の形態における移動通信システムの構成例を示すブロック図である。図3の構成例は、モバイルピア210、情報提供サーバ600、無線基地局700、及びネットワーク400を含む。
モバイルピア210は、無線通信機能を有し、移動性を有する端末である。モバイルピア210は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、ノートPC等である。モバイルピア210は、無線基地局710との間で無線通信を行い、無線基地局700を介してネットワーク400にアクセスする。
無線基地局700は、例えば、UTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)、E-UTRAN(Evolved UTRAN)、モバイルWiMAX(IEEE 802.16e)、無線LAN(local Area Network)等の無線通信技術によって、モバイルピア210との間で双方向の無線通信を行う。無線基地局700は、アクセスポイントと呼ばれる場合もある。図3に示した複数の無線基地局700は、全てが同じ無線通信技術を利用するものである必要はない。例えば、図3に示した複数の無線基地局700のうちの一部はUTRANの無線基地局であり、他の一部はモバイルWiMAX(IEEE 802.16e)の無線基地局であり、さらに他の一部は無線LANの無線基地局であってもよい。無線基地局700は、後述する「接続モバイルピア数の時間推移の情報」を生成するために、無線基地局700に接続しているモバイルピア210の数をカウントして、情報提供サーバ600に通知することとしても良い。
図3のネットワーク400は、複数のモバイルピア210がP2P通信を行う際のデータパケット転送経路となるあらゆるネットワークを含む。具体的に述べると、ネットワーク400は、無線基地局700を含む無線アクセスネットワーク、無線アクセスサービスを提供するセルラ通信事業者、ブロードバンド通信事業者、インターネットサービスプロバイダ等のコアネットワーク、並びにインターネット等のパケットデータネットワークを含む。無線アクセスネットワークは、UTRAN、E-UTAN、及びモバイルWiMAX等のセルラ通信ネットワーク、並びにスポット的なモバイルアクセスを提供する無線LAN等を含む。
情報提供サーバ600は、ネットワーク400に配置される。情報提供サーバ600は、背景技術にて説明したトラッカ100若しくはALTOサーバ500、又はこれら両方の機能を持つ。具体的に述べると、情報提供サーバ600は、モバイルピア210のピア情報(例えばモバイルピア210のIPアドレスなど)及びコンテンツ情報を収集する。そして、情報提供サーバ600は、収集したピア情報及びコンテンツ情報に基づいて、他のモバイルピア210からコンテンツの取得を行うモバイルピア210(ディスティネーションピア)に対して、コンテンツ取得先のモバイルピア210(ソースピア)を選択するためのピア選択指標、又は適切なソースピア候補を示す情報を提供する。
さらに、本実施の形態における情報提供サーバ600は、ピア選択指標、又は適切なソースピア候補を示す情報を生成するに際して、モバイルピア210の「無線エリアへの接続履歴」を用いることを特徴とする。ここで、無線エリアとは、ネットワーク400に含まれており、モバイルピア210が接続する部分的なネットワークを意味する。1つの無線エリアは、物理的又は論理的な部分ネットワークとすればよい。例えば、無線エリアは、無線基地局700単位、無線基地局700のカバレッジエリア単位、近接する複数の無線基地局700を含む基地局グループ単位、セルラ通信ネットワークにおける位置登録エリア(e.g. EPC(Evolved Packet Core)のトラッキングエリア、UMTS(Universal Mobile Telecommunications)パケットコアのルーティングエリア)単位、又は通信事業者単位で定義すればよい。モバイルピア210は、複数の無線エリアの間を移動する。モバイルピア210の「無線エリア」への接続履歴の一例は、ある時間範囲において、1つのモバイルピア210が移動しながら接続した複数の無線エリアの情報である。また、モバイルピア210の「無線エリア」への接続履歴の他の一例は、ある時間範囲において、1つの無線エリアに対して接続した複数のモバイルピア210の情報である。
以下では、情報提供サーバ600の構成例及び動作について詳しく説明する。図4は、図3に示した情報提供サーバ600が有する評価値生成部610の構成例を示すブロック図である。評価値生成部610は、ディスティネーションピアがソースピアを選択するために用いられるピア選択指標を生成するに際して、モバイルピア210の「無線エリア」への接続履歴を用いる。図4の例では、評価値生成部610は、ピア情報収集部611、接続履歴統計部612、接続ピア数計算部613、評価値計算部614、評価値要求処理部615、及び記憶部650を含む。
ピア情報収集部611は、モバイルピア210のピア情報及びコンテンツ情報を収集し、収集したピア情報及びコンテンツ情報を記憶部650に記録する。ここで、ピア情報収集部611によって収集されるピア情報は、無線エリアへのモバイルピア210の接続履歴を含む。具体的には、ピア情報は、送信元のモバイルピア210の識別子、接続した無線エリアの識別子とその無線エリアに接続した時刻情報を含むとよい。この場合、ピア情報収集部611は、モバイルピア210の識別子、無線エリアの識別子、及び無線エリアへの接続時刻情報を関連づけて記憶部650に記録すればよい。ここで、モバイルピア210の識別子は、移動通信システム上でモバイルピア210を一意に識別できる識別子とすればよい。例えば、モバイルピア210の識別子は、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、IMEI(International Mobile Equipment Identity)、又はGUTI(Globally Unique Temporary ID)とすればよい。無線エリアの識別子は、無線エリアの定義に応じて、例えば、無線基地局710の識別子、基地局グループの識別子、位置登録エリアの識別子、又は通信事業者の識別子を用いればよい。また、無線エリアへの接続時刻情報は、例えば、モバイルピア210の無線エリアへの接続開始の時点に対応する時刻情報である。無線エリアへの接続時刻情報は、モバイルピア210が無線エリアから出て行った時刻を含んでもよい。ピア情報収集部611が収集するピア情報は、モバイルピア210のバッテリ残量、サポートする無線通信方式の種類、処理性能、記録容量、コンテンツをやり取りした履歴(ファイル交換履歴)等をさらに含んでもよい。
ピア情報収集部611によって収集されて記憶部650に格納されるピア情報のうち、無線エリアへの接続履歴に関する部分の記録フォーマットの具体例を図5に示す。図5の例では、モバイルピア210毎に、モバイルピア210の識別子(MobilePeer#1、MobilePeer#2)、無線エリアの識別子としての無線基地局710の識別子(AccessPoint#1、AccessPoint#2など)、及び無線エリアへの接続開始時刻(Time_1-1、Time1-2など)が記録されている。図5に示すような、モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴を示すテーブルを以下では、「無線エリア接続履歴テーブル」と呼ぶ。
ピア情報収集部611は、例えば、1日毎又は数日毎に各モバイルピア210から無線エリア接続履歴を収集し、最新の履歴(無線エリア接続履歴テーブル)だけでなく数回分の履歴を記憶部350に記録してもよい。ピア情報収集部611は、記憶部350の容量を考慮して、十分に古くなった履歴を削除すればよい。例えば、ピア情報収集部611は、1日毎に無線エリア接続履歴を収集し、最新の7日間の無線エリア接続履歴を記憶部350に記録してもよい。また、ピア情報収集部611は、直前の情報を上書き更新することによって、最新の情報のみを記憶部350に保存することとしてもよい。
ピア情報収集部611に対するモバイルピア210の無線エリア接続履歴の通知は、モバイルピア210自身によって行われてもよいし、無線基地局700によって行われてもよい。また、ピア情報収集部611に対するモバイルピア210の無線エリア接続履歴の通知は、モバイルピア210及び無線基地局700のいずれとも異なる他のノードによって行われてもよい。例えば、モバイルピア210の無線エリア接続履歴をモバイルピア210又は無線基地局700から収集するノードをネットワーク400に配置しておき、当該ノードからピア情報収集部611に無線エリア接続履歴を送信してもよい。例えば、本実施の形態を3GPP(Third Generation Partnership Project)のEPS(Evolved Packet System)に適用する場合、移動端末(モバイルピア210)の移動管理を行うMME(Mobility Management Entity)、又は移動端末(モバイルピア210)の位置登録を行うHSS(Home Subscriber Server)がモバイルピア210の無線エリア接続履歴を収集し、MME又はHSSからピア情報収集部611に無線エリア接続履歴を送信してもよい。また、通信事業者が管理するOAM(Operation and Maintenance)システム、EMS(Element Management System)、又はNMS(network Management System)がモバイルピア210の無線エリア接続履歴を収集し、これらの管理システムからピア情報収集部611に無線エリア接続履歴を送信してもよい。
また、図5の例では、モバイルピア210毎に無線エリアへの接続履歴を保持する例を示した。しかしながら、無線エリア接続履歴として、無線エリア毎にモバイルピア210の接続数の履歴を保持してもよい。無線エリア毎のモバイルピア210の接続数の履歴は、無線基地局700、MME、HSS、OAMシステム、EMS、NMS等が収集すればよい。
接続履歴統計部612は、モバイルピア210の無線エリア接続履歴に対する統計処理を行うことによって、平均化された(平滑化された)無線エリア接続履歴を作成する。以下では、平均化された(平滑化された)無線エリア接続履歴を「無線エリア接続履歴の統計情報」と呼ぶ。無線エリア接続履歴の統計情報は記憶部650に記録される。無線エリア接続履歴の統計情報を記録する際のフォーマットは、図5に示した無線エリア接続履歴テーブルと同様としてもよいし、図5と異なるフォーマットとしてもよい。
なお、接続履歴統計部612は、必ずしも設ける必要はない。例えば、モバイルピア210又は無線基地局700等の無線エリア接続履歴の送信元において予め適切な統計処理が行われている場合には、情報提供サーバ600(評価値生成部610)において改めて統計処理を行う必要はない。また、無線エリア接続履歴に対する統計処理は、無線エリア接続履歴を平均化又は平滑化することによって、モバイルピア210の例外的又は特異的な行動特性の影響を避け、モバイルピア210の習慣的な行動特性を反映するために行うものである。よって、モバイルピア210の例外的又は特異的な行動特性の影響を排除する必要が無い場合には、接続履歴統計部612を設ける必要はない。
ここで、接続履歴統計部612により行われる無線エリア接続履歴の統計処理の具体例について説明する。ここでは、1日単位でn(nは正の整数)日間分の無線エリア接続履歴が各モバイルピア210について収集されている場合を考える。接続履歴統計部612は、記憶部350を参照することにより、ある1つのモバイルピア210についてn日分の無線エリア接続履歴を読み出す。そして、接続履歴統計部612は、最も接続していた日数の多い無線エリアを各時刻について判定することで、当該モバイルピア210の平均化された(平滑化された)無線エリア接続履歴(すなわち無線エリア接続履歴の統計情報)を作成する。この処理の概要を図6に示す。図6において、AP1、AP2、・・・、AP9は、無線基地局700を示す。またt0、t1、t2、・・・、t6は、新たな無線基地局700に接続した時刻を示す。上述した接続履歴統計部612による操作により、直近のn日分の無線エリア接続履歴から、図6の最下部に示した無線エリア接続履歴の統計情報が生成される。
無線エリア接続履歴の統計情報は、上述した具体例とは異なる方法により計算しても構わない。また、上述したように、接続履歴統計部612による統計処理を行うことなく、1日のみの接続履歴を使うこととしても良い。つまり、以降にて説明する無線エリア接続履歴の統計情報を使った処理については、統計処理を行っていない無線エリア接続履歴それ自体を使った処理としても良い。しかしながら、例えば数日分の無線エリア接続履歴を用いて統計処理を行って得られた統計情報を用いた方が、モバイルピア210がある時刻に接続している無線基地局700を推測するには適している。
次に、図4に示した接続ピア数計算部613について説明する。接続ピア数計算部613は、記憶部650に記録された無線エリア接続履歴の統計情報を用いて、各無線エリアにおけるモバイルピア210の接続数の時間的推移を計算する。計算された各無線エリアにおける接続モバイルピア数の推移情報は記憶部650に記録される。
図7は、ある無線エリア(ここではいずれかの基地局700)における接続モバイルピア数の推移情報の具体例を示している。図7のt10、t11、t12、・・・、t112は時刻を示している。また、図7の1K、3K、・・・は、当該無線エリアに接続しているモバイルピア210の数が各期間(t10〜t11の間、t11〜t12の間、・・・)において1000台、3000台、・・・であることを示している。各期間でのモバイルピアの接続数は、期間内での平均値であってもよいし、期間中に接続するモバイルピア210の総数であってもよい。図7の例では、説明の簡単化のために、1日を12等分して2時間毎の接続ピア数を示しているが、より細かい粒度でモバイルピア210の接続数の時間推移を求めても良い。
なお、図7の例では、無線エリアにおける接続モバイルピア数の時間推移の情報を、モバイルピア210単位で集計された無線エリア接続履歴及びその統計情報から求めることとした。しかしながら、無線エリアにおける接続モバイルピア数の時間推移の情報は、例えば、無線基地局700が接続モバイルピア数を測定し、測定された接続モバイルピア数を収集することによって得てもよい。
図4に示した評価値計算部614は、モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴を考慮して、ピア選択指標としての評価値を計算する。具体的には、評価値計算部614は、ディスティネーションピアによるコンテンツの取得が行われる時点において、相対的に多くのモバイルピア210が接続していると推定される無線エリアに接続しているピア210がソースピアとして選択されやすくなるように評価値(ピア選択指標)を決定する。評価値計算部614によってモバイルピア210毎に計算された評価値は、モバイルピア210の識別子と対応づけられて記憶部650に記録される。
ここで、評価値計算の具体例として「ソーシャビリティ値」を計算する例を説明する。評価値計算部614は、記憶部650に記録されている"モバイルピア210毎の無線エリア接続履歴の統計情報"及び"無線エリア毎の接続モバイルピア数の時間推移情報"を用いて、モバイルピア210毎のソーシャビリティ値を計算する。本実施の形態のソーシャビリティ値は、ソースピア候補となるモバイルピア210の"無線エリア接続履歴"に基づいて推測される当該モバイルピア210の時間的及び空間的な行動パタンを考慮して、当該モバイルピア210がモバイルピア密度の高い無線エリアに位置する可能性の高さを"無線エリア毎の接続モバイルピア数の時間推移情報"に基づいて評価するパラメータである。本実施の形態のソーシャビリティ値は、他のモバイルピア210が近隣に多く存在すると推測される場合にその値が大きくなるよう定義される。言い換えると、ソーシャビリティ値は、モバイルピア210の行動パタンの中に相対的に多くのモバイルピア210が接続していると推定される無線エリアが含まれている場合に、その値が大きくなるよう定義される。
モバイルピア210のソーシャビリティ値は、例えば、以下の式(1)を用いて計算すればよい。
ここで、Θiは、あるモバイルピア210がi番目に接続した無線エリアに滞在した時間である。Φiは、Θiの時間帯において当該無線エリアに接続していたモバイルピア210の数の平均を示す。
式(1)を用いたソーシャビリティ値の計算の具体例について図8を用いて説明する。図8の最下部には、モバイルピアXに関する無線エリアへの接続履歴の統計情報が示されている。この情報は、上述したように、接続履歴統計部612によって生成される。モバイルピアXは、統計的には、時刻t0から時刻t1までの期間に無線エリアAP1に接続し、時刻t1から時刻t2までの期間に無線エリアAP3に接続している。このとき、Θ1=t1−t0であり、Θ2=t2−t1である。同様にして、i番目のΘiが求められる。
次に、無線エリアAP1の接続モバイルピア数の時間推移の情報を用いて、Θ1期間、すなわち時刻t0から時刻t1の間に無線エリアAP1に接続しているモバイルピア210の数の平均Φ1を求める。なお、無線エリアAP1の接続モバイルピア数の時間推移の情報は、上述したように、接続ピア数計算部613によって生成される。平均Φ1を求める場合と同様に、Φ2、・・・、Φiを求めることができる。そして、1番目に接続した無線エリアからm番目に接続した無線エリアまでの間でΘiとΦiの積和する計算する。そして、得られた積和値をモバイルピアXについてのソーシャビリティ値とする。
なお、図8では、1日分の無線エリア接続履歴の統計情報、および接続モバイルピア数の時間推移の情報を使ってソーシャビリティ値を計算する例を示した。しかしながら、例えば、事前に決定しておいた時間範囲においてのみソーシャビリティ値を計算することとしても良い。また、特定の無線エリアに接続している時間帯や、接続ピア数がある閾値以上となる無線エリアに接続している時間帯、といったように特定の条件を満たした時間帯についてのみソーシャビリティ値を計算することとしても良い。
図4に戻り説明を続ける。評価値要求処理部615は、モバイルピア210又は他の情報提供サーバ600などの要求に応じて、ディスティネーションピアが求めるコンテンツを保持しており、かつ評価値計算部614によって得られた評価値(e.g. ソーシャビリティ値)が所定の閾値以上であるモバイルピア210の情報をソースピアの候補として応答する。評価値要求処理部615は、モバイルピア210の識別子とソーシャビリティ値を対応づけた情報を応答することとしても良い。さらに、評価値要求処理部615は、ソーシャビリティ値が大きい順にモバイルピア210をランク付けしたランク情報を応答に加えることとしても良い。さらに、評価値要求処理部615は、モバイルピア210や他の情報提供サーバ600などから要求されたモバイルピア210についてのソーシャビリティ値を応答することとしても良い。このように、評価値要求処理部615に届く情報要求信号に含まれる情報と、それに対する応答に含まれる情報には様々なバリエーションが考えられる。以下に、要求と応答の組み合わせの5つの例1−1〜1−5を示す。
(例1−1)
要求:
- 要求するコンテンツ識別子
応答:
- 要求されたコンテンツを保持しており、ソーシャビリティ値が上位n番目(nは所定の値)まで、あるいは所定の閾値以上となるモバイルピア210のリスト(リストはソーシャビリティ値、又はランク情報を含んでも良い)
要求:
- 要求するコンテンツ識別子
応答:
- 要求されたコンテンツを保持しており、ソーシャビリティ値が上位n番目(nは所定の値)まで、あるいは所定の閾値以上となるモバイルピア210のリスト(リストはソーシャビリティ値、又はランク情報を含んでも良い)
(例1−2)
要求:
- 要求するコンテンツ識別子(必須ではない);及び
- 上位m番目までのソーシャビリティ値を持つモバイルピア210の要求を意味する情報
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、上位m番目(mは所定の値)までのモバイルピア210のリスト(リストはソーシャビリティ値、又はランク情報を含んでも良い)
要求:
- 要求するコンテンツ識別子(必須ではない);及び
- 上位m番目までのソーシャビリティ値を持つモバイルピア210の要求を意味する情報
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、上位m番目(mは所定の値)までのモバイルピア210のリスト(リストはソーシャビリティ値、又はランク情報を含んでも良い)
(例1−3)
要求:
- 要求するコンテンツ識別子(必須ではない);及び
- ソーシャビリティ値に対する閾値
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、要求に含まれる閾値よりも高いソーシャビリティ値を持つモバイルピア210のリスト(リストはソーシャビリティ値、又はランク情報を含んでも良い)
要求:
- 要求するコンテンツ識別子(必須ではない);及び
- ソーシャビリティ値に対する閾値
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、要求に含まれる閾値よりも高いソーシャビリティ値を持つモバイルピア210のリスト(リストはソーシャビリティ値、又はランク情報を含んでも良い)
(例1−4)
例1−2及び例1−3の組み合わせ
例1−2及び例1−3の組み合わせ
(例1−5)
要求:
- ソーシャビリティ値の算出対象とするモバイルピア210の識別子のリスト
応答:
- 要求されたモバイルピア210に対応するソーシャビリティ値
要求:
- ソーシャビリティ値の算出対象とするモバイルピア210の識別子のリスト
応答:
- 要求されたモバイルピア210に対応するソーシャビリティ値
上述したように、モバイルピア210のピア情報が、モバイルピア210のバッテリ残量、サポートする無線通信方式の種類、端末の処理性能、記録容量、これまでやり取りしたコンテンツの履歴などを含む場合は、評価値要求処理部615は、ソーシャビリティ値と共にこれらの情報を考慮した上でソースピアの候補を決定してもよい。また、評価値要求処理部615は、ソーシャビリティ値と共にこれらの情報を追加的なピア選択指標として要求元のモバイルピア210又は他の情報提供サーバ600に通知しても良い。
記憶部650は、上述したように、無線エリア接続履歴、無線エリア接続履歴の統計情報、接続モバイルピア数の時間推移の情報、評価値(e.g. ソーシャビリティ値)を記録する。
続いて以下では、モバイルピア210の構成例及び動作について説明する。図9は、モバイルピア210の構成例を示すブロック図である。図9の例は、モバイルピア210が少なくとも1つのソースピア候補を含むリストを受信し、当該リストに基づいてソースピアを決定する場合に対応する。
ピア情報通知部211は、接続する無線エリアが変化したタイミングなどで、当該モバイルピア210の接続している無線エリア情報、当該モバイルピア210の識別子、接続時刻情報を含んだピア情報通知信号を情報提供サーバ600に送信する。ここで、ピア情報通知信号は、前記したとおり、当該モバイルピア210のバッテリ残量、サポートする無線通信方式の種類、処理性能、記憶容量、これまでコンテンツをやり取りした履歴等を含んでも良い。
情報取得部212は、コンテンツを取得する際に、情報提供サーバ600にソースピア候補の情報又はピア選択指標を要求するための情報要求信号を送信する。そして情報取得部212は、情報要求信号に対する応答として、情報提供サーバ600からソーシャビリティ値が高いモバイルピア210の識別子のリスト(つまりソースピア候補のリスト)等を取得する。この際、情報取得部212が送信する情報要求信号とその応答それぞれに格納される情報は、先に記述したとおり様々なパタンが考えられる。
ピア選択部213は、情報取得部212によって取得されたソースピア候補に含まれるモバイルピア210のいずれかをソースピアに決定する。ソースピアの決定にあたっては、ピア選択部213は、ソーシャビリティ値、又はソーシャビリティ値に基づくランク情報を考慮に入れてもよい。バッテリ残量などの他の指標が利用できる場合、ピア選択部213は、さらにそれらの指標を利用してソースピアを決定しても良い。
ここで、ソースピアを決定する際に、ソーシャビリティ値の高さを指標として用いる意義を説明する。ソーシャビリティ値が高いモバイルピア210は、相対的に多くのモバイルピア210が接続している無線エリアに帰属していることを意味する。BitTorrentなどのP2Pアプリケーションでは、ソースピアはディスティネーションピアから要求されたコンテンツの断片(BitTorrentではピースと呼ばれる)を更に他のピアから収集し、これをディスティネーションピアに送る方法が使われる。このコンテンツの断片の収集に関わるピアはスウォーム(Swarm)と呼ばれる。ソーシャビリティ値が高いことは、無線エリア間を移動していく中で遭遇するピアが多いことを示す。これはすなわち、スウォームが同一無線エリアに存在する確率が高くなることを意味する。結果として、コンテンツをやり取りする際のトラヒックが局所化されることとなり、ネットワーク資源の効率的な使用や、コンテンツ授受に要する時間短縮が実現できる。
なお、無線LANの場合と違い、3GPPで規定された移動通信システムでは、モビリティアンカー(つまりSGSN(Serving GPRS Support Node)又はS-GW(Serving Gateway))までトラヒックを流すことなく無線基地局700でトラフィックを折り返えすことは基本的にできない。この場合は、トラヒック負荷の局在化はできない。しかし、トラヒックをアクセス網近くでモバイルピア210に折り返すことを可能とするいくつかの技術(例えばSIPTO(Selected IP Traffic Offload))の検討が進んでおり、トラヒックを無線基地局700、又は無線アクセスネットワーク内で折り返すことが可能となってきている。WiMAXについても、経路最適化による無線基地局700に近いところでのトラヒック折り返しが検討されている。よって、3GPP又はWiMAX準拠の移動通信システムも本実施の形態の有力な適用先といえる。
次に、図10のフローチャートを用いて、評価値生成部610による評価値(具体的にはソーシャビリティ値)を計算するまでの手順を説明する。始めにステップS100では、ピア情報収集部611は、各モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴を収集する。ステップS101では、接続履歴統計部612は、各モバイルピア210に関して無線エリアへの接続履歴の統計情報を生成する。ステップS102では、接続ピア数計算部613は、各無線エリアにおける接続モバイルピア数の時間推移を計算する。ステップS103では、評価値計算部614は、各モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴(又はその統計情報)、及び各無線エリアに関する接続モバイルピア数の時間推移の情報を用いて、各モバイルピア210について評価値(ここではソーシャビリティ値)を計算する。この後、評価値要求処理部615は、モバイルピア210又は他の情報提供サーバ600から受信した要求信号に応じて、ステップS103で計算されたソーシャビリティ値に基づいて決定した少なくとも1つのソースピア候補を応答する。
なお、上述した本実施の形態の説明では、評価値(ピア選択指標)としてソーシャビリティ値を用いる場合を具体的に説明したが、これに加えてモバイルピア210が接続する無線基地局700の負荷、モバイルピア210の収容に関わるノード(例えば、PDN‐GW(Packet Data Network Gateway)、S-GW(Serving Gateway)、GGSN(Gateway GPRS Support Node)、SGSN(Serving GPRS Support Node)、LMA(Local Mobility Anchor)、MAG(Mobile Access Gateway)など)の負荷を追加の評価値として用いても良い。また、評価値計算部614は、ソーシャビリティ値及びこれらの負荷情報を用いて評価値を計算しても良い。
本実施の形態で述べたソーシャビリティ値を用いる具体例によれば、ソースピアを決定する際に、モバイルピア210の"無線エリア接続履歴"に基づいて推測される当該モバイルピア210の時間的及び空間的な行動パタンを考慮することができる。具体的に述べると、ソーシャビリティ値を用いる具体例によれば、モバイルピア210の"無線エリア接続履歴"に基づいて推測される当該モバイルピア210の行動パタンを考慮して、当該モバイルピア210がモバイルピア密度の高い無線エリアに位置する可能性が高いほど、当該モバイルピア210を優先的にソースピア候補として選択することができる。言い換えると、より多くのモバイルピア210群に接する可能性の高いモバイルピア210をソースピアとして優先的に選択できる。したがって、コンテンツ取得完了までの時間短縮やネットワーク資源の効率的な使用が実現できる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態では、モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴、及びモバイルピア210が接続する無線エリア間の距離に基づいて決定される距離パラメータ(近接パラメータ)を、コンテンツ取得先とするモバイルピア210を選択する際の評価値として使用する。ここでは、第1の実施の形態との差分となる要素を含む評価値生成部610について重点的に説明を行う。
本発明の第2の実施の形態では、モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴、及びモバイルピア210が接続する無線エリア間の距離に基づいて決定される距離パラメータ(近接パラメータ)を、コンテンツ取得先とするモバイルピア210を選択する際の評価値として使用する。ここでは、第1の実施の形態との差分となる要素を含む評価値生成部610について重点的に説明を行う。
本実施の形態の評価値生成部610は、ピア情報収集部611、接続履歴統計部612、無線エリア間距離取得部616、評価値計算部617、評価値要求処理部618、及び記憶部650を含む。このうち、ピア情報収集部611及び接続履歴統計部612は、第1の実施の形態と同じ機能を持てばよいため説明を省略する。
無線エリア間距離取得部616は、モバイルピア210が接続可能な複数の無線エリア間の距離を取得する。無線エリア間の距離は、地理的・物理的な距離であっても良いし、ホップ数などの論理的な距離であってもよい。具体的な無線エリア間の距離は、無線エリアの定義に応じて定義すればよい。例えば、無線エリアを無線基地局700単位で定義する場合には、無線エリア間の距離は無線基地局700間の距離と定義すればよい。以下では、無線エリア間の距離として無線基地局700間の距離を用いる場合を例にとって具体的に説明する。無線基地局700間の距離は地理的な距離でも良いし、無線基地局700のセル単位で計測したホップ数でも良いし、無線基地局700が接続されたネットワーク400におけるネットワークトポロジ上のホップ数でも良い。これらで表現される無線基地局700間の距離は、外部のデータベースに事前に保持しておき、そのデータベースから取得することが考えられる。また、地理的な距離を用いる場合、無線基地局700がGPS(Global Positioning system)で測定した位置情報を情報提供サーバ600に通知し、通知された基地局700の位置情報に基づいて無線エリア間距離取得部616が無線基地局700間の距離を求めても良い。このように、当業者であれば無線基地局700間の距離を取得する方法として様々な方法を考えることができる。本実施の形態における無線基地局700間の距離はどのような方法によって取得されても良い。
無線エリア間距離取得部616は、無線基地局700間の距離を取得するか、これを計算により求めた後、2つの無線基地局700の識別子と対応づけてこの距離情報を記憶部650に記録する。無線エリア間距離取得部616が無線基地局700間の距離を取得するタイミングは特に限定されない。例えば、無線エリア間距離取得部616は、無線基地局700間の距離の取得を事前に実施しておくこととしても良いし、後で説明する近接パラメータという評価値を求める際に実施することとしても良い。
評価値計算部617は、評価値要求処理部615が受信した情報要求信号に含まれている要求元のモバイルピア210の識別子を使用して、記憶部650から当該モバイルピア210についての無線エリア接続履歴の統計情報を読み出す。さらに、評価値計算部617は、要求元のモバイルピア210が要求するコンテンツを保持する他のモバイルピアの無線エリア接続履歴の統計情報を順次読み出し、要求元のモバイルピア210(つまりディスティネーションピア)とコンテンツを保持する他のモバイルピア(つまりソースピア候補)との間の"近接パラメータ(Proximity parameter)"を求める。ここで、本実施の形態の近接パラメータは、ディスティネーションピア及びソースピア候補の"無線エリア接続履歴"に基づいて推測されるこれらのモバイルピアの時間的及び空間的な行動パタンを考慮して、行動パタン上におけるこれら2つのモバイルピアの距離の近さを"無線エリア間の距離"に基づいて評価するパラメータである。本実施の形態の近接パラメータは、行動パタン上におけるこれら2つのモバイルピアの距離が近いほど、値が小さくなるように定義される。言い換えると、近接パラメータは、ディスティネーションピアとソースピア候補の時間的及び空間的な行動パタンの類似の度合いを示す。本実施の形態の近接パラメータは、ディスティネーションピア及びソースピア候補の無線エリアへの接続履歴と、無線エリア間の距離を用いて計算される。
例えば、近接パラメータは、以下の式(2)を用いて計算すればよい。
式(2)において、Proximity(i,j)は、モバイルピアiとモバイルピアjの近接パラメータを示す。モバイルピアiは、情報要求信号の送信元モバイルピア210(つまりディスティネーションピア)を表し、モバイルピアjは、モバイルピアiが要求するコンテンツを保持するモバイルピア210(つまりソースピア候補)を表す。なお、情報要求信号の送信元が、モバイルピア210ではないノード(他の情報提供サーバ600等)である場合においては、情報要求信号がコンテンツの情報を含まない場合も考えられる。この場合は、コンテンツの保有の有無は考慮されない。AP(i,t)は、モバイルピアiが時刻tに統計的に接続していていると推定される無線基地局700を示す。同様に、AP(j,t)は、モバイルピアjが時刻tに統計的に接続していていると推定される無線基地局700を示す。Dist(x、y)は、無線基地局xと無線基地局yの間の距離を表す。
式(2)では、時刻t1からt2までの範囲で、モバイルピアiが接続していると推定される無線基地局700とモバイルピアjが接続していた無線基地局700との間の距離の和を計算する。例えば、1日分の無線エリア接続履歴の統計情報を用いる場合には、式(2)を用いて1日分の和を求めればよい。また、1日分の無線エリア接続履歴の統計情報を利用可能な場合であっても、その一部の時間帯に関して近接パラメータを計算しても良い。例えば、評価値計算部617は、ディスティネーションピアから関心のある一部の時間帯の情報を取得し、この関心のある一部の時間帯について近接パラメータを計算しても良い。一部の時間帯は、例えば、ディスティネーションピアがコンテンツの取得を行う時間帯である。また、モバイルピア210の数が多くなると、近接パラメータを計算すべきモバイルピアの組の数が大きくなる。この場合は、モバイルピアiが現在時刻において接続している無線基地局700との距離が所定の閾値以内である無線基地局700に接続しているモバイルピア210に絞って近接パラメータを計算することとしても良い。
評価値要求処理部618は、モバイルピア210または他の情報提供サーバ600などから情報要求信号を受信した場合、情報要求元への応答するソースピア候補のリストに含めるモバイルピア210を、ディスティネーションピアとの近接パラメータが小さいものから優先的に選択する。例えば、評価値要求処理部618は、情報要求元のモバイルピア210(ディスティネーションピア)が要求するコンテンツを保持しているモバイルピア210うち、ディスティネーションピアとの近接パラメータが小さい方から上位n番目まで(例えば10番目まで)であるモバイルピア210の識別子を含むソースピア候補リストを応答してもよい。また、例えば、評価値要求処理部618は、情報要求元のモバイルピア210(ディスティネーションピア)が要求するコンテンツを保持しているモバイルピア210うち、ディスティネーションピアとの近接パラメータが所定の閾値以下であるモバイルピア210の識別子を含むソースピア候補リストを応答してもよい。ソースピア候補リストは、近接パラメータ若しくは近接パラメータの小さいものから順位付けしたランク情報、又はこれら両方を含んでもよい。また、上述したように情報要求信号の送信元がモバイルピア210とは異なるノード(他の情報提供サーバ600等)である場合は、情報要求信号がコンテンツの情報を含まない場合も考えられる。この場合は、コンテンツの保有の有無は考慮されない。
評価値要求処理部618に届く情報要求信号に含まれる情報と、それに対する応答に含まれる情報には様々なバリエーションが考えられる。以下に、要求と応答の組み合わせの6つの例2−1〜2−6を示す。
(例2−1)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;及び
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない)
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、要求元のモバイルピア210との近接パラメータが小さい方から上位n番目(nは所定の値)まで、又は近接パラメータが所定の閾値以下であるモバイルピア識別子のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
(例2−1)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;及び
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない)
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、要求元のモバイルピア210との近接パラメータが小さい方から上位n番目(nは所定の値)まで、又は近接パラメータが所定の閾値以下であるモバイルピア識別子のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
(例2−2)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);及び
- 上位m番目までの近接パラメータを持つモバイルピア210の要求を意味する情報
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、要求元のモバイルピア210との近接パラメータが小さい方から上位m番目までのモバイルピア210のリスト (リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);及び
- 上位m番目までの近接パラメータを持つモバイルピア210の要求を意味する情報
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、要求元のモバイルピア210との近接パラメータが小さい方から上位m番目までのモバイルピア210のリスト (リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
(例2−3)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);及び
- 近接パラメータ閾値
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、要求元のモバイルピア210との近接パラメータが指定された近接パラメータ閾値以下であるモバイルピア210のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);及び
- 近接パラメータ閾値
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、要求元のモバイルピア210との近接パラメータが指定された近接パラメータ閾値以下であるモバイルピア210のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
(例2−4)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);及び
- 近接パラメータを計算する時間範囲 (式(2)のt1及びt2に相当する。計算開始時刻(t1)と、時間幅(delta_t)を指定しても良い(この場合、t2= t1 + delta_t)。)
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、指定された時間範囲において計算された近接パラメータが小さい方から上位n番目(nは所定の値)まで、あるいは近接パラメータが所定の閾値以下であるモバイルピア210のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);及び
- 近接パラメータを計算する時間範囲 (式(2)のt1及びt2に相当する。計算開始時刻(t1)と、時間幅(delta_t)を指定しても良い(この場合、t2= t1 + delta_t)。)
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、指定された時間範囲において計算された近接パラメータが小さい方から上位n番目(nは所定の値)まで、あるいは近接パラメータが所定の閾値以下であるモバイルピア210のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
(例2−5)
例2−2、例2−3、及び例2−4の組み合わせ
例2−2、例2−3、及び例2−4の組み合わせ
(例2−6)
要求:
- 第1のモバイルピア210の識別子;及び
- 少なくとも1つの第2のモバイルピア210の識別子
応答:
- 第1のモバイルピア210と少なくとも1つの第2のモバイルピア210との間の近接パラメータ
要求:
- 第1のモバイルピア210の識別子;及び
- 少なくとも1つの第2のモバイルピア210の識別子
応答:
- 第1のモバイルピア210と少なくとも1つの第2のモバイルピア210との間の近接パラメータ
上述のとおり、情報要求信号は、モバイルピア210とは異なるノード(他の情報提供サーバ600等)から送られるケースも想定される。特に、例2−6のパタンについては、他の情報提供サーバ600等のモバイルピア210とは異なるノードから情報要求信号が届いた場合に行うと良い。
さらに、モバイルピア210のピア情報として、モバイルピア210のバッテリ残量、サポートする無線通信方式の種類、端末の処理性能、記録容量、これまでやり取りしたコンテンツの履歴といった情報が含まれる場合は、評価値要求処理部618は、近接パラメータと共にこれらの情報を考慮した上で要求元に対する応答に含めるソースピアの候補を決定してもよい。また、評価値要求処理部618は、近接パラメータと共にこれらの情報を追加的なピア選択指標として要求元のモバイルピア210又は他の情報提供サーバ600に通知しても良い。
続いて以下では、第2の実施の形態におけるモバイルピア210の構成例及び動作について説明する。本実施の形態におけるモバイルピア210は、図9に示した第1の実施の形態におけるモバイルピア210と同じほぼ構成とすればよい。ただし、第2の実施の形態における情報取得部212は、情報要求信号への応答として情報管理サーバ600から受信するお応答信号に含まれる評価値がソーシャビリティ値ではなく近接パラメータである点が第1の実施の形態と異なる。また、第2の実施の形態におけるピア選択部213は、ソースピアを選択するためのピア選択指標としてソーシャビリティ値ではなく近接パラメータを用いる点が第1の実施の形態と異なる。
次に、図12〜図14のフローチャートを用いて本実施の形態における評価値生成部610の動作の流れを説明する。ここでは、以下の4つの条件を想定した動作を説明する。
・無線エリアの位置情報を事前に取得し、無線エリア間の距離を事前に計算しておく;
・情報要求信号は、要求元のモバイルピア210(ディスティネーションピア)の識別子、及び要求するコンテンツ識別子を含む;
・情報応答信号は、要求元のモバイルピア210との近接パラメータが小さい方から上位n番目(nは所定の値)となるモバイルピア210のリストを含む(すなわち例2−1のケース);及び
・近接パラメータの計算は、情報要求信号を受信したタイミングで実施される。
・無線エリアの位置情報を事前に取得し、無線エリア間の距離を事前に計算しておく;
・情報要求信号は、要求元のモバイルピア210(ディスティネーションピア)の識別子、及び要求するコンテンツ識別子を含む;
・情報応答信号は、要求元のモバイルピア210との近接パラメータが小さい方から上位n番目(nは所定の値)となるモバイルピア210のリストを含む(すなわち例2−1のケース);及び
・近接パラメータの計算は、情報要求信号を受信したタイミングで実施される。
図12のフローチャートは、評価値生成部610が、無線エリア接続履歴の統計情報を生成するまでの処理を示している。図12のステップS200及びS201の処理内容は、図10に示したステップS100及びS101と同様とすれば良い。
図13のフローチャートは、無線エリア間の距離を求める処理手順を示している。ステップS300では、無線エリア間距離取得部616は、各無線基地局700の地理的な位置若しくはネットワークトポロジ上の位置、あるいは基地局700間の距離の情報を収集する。これらの情報の収集は、上述したように、各無線基地局700から位置情報を取得しても良い。また、無線エリア間距離取得部616は、無線基地局700の位置又は無線基地局700間の距離が保持されたデータベースにアクセスすることで、これらの情報を取得してもよい。ステップS301では、無線エリア間距離取得部616は、2つの無線基地局700の各組み合わせに関して無線基地局700間の距離を計算する。なお、ステップS300で既に無線基地局700間の距離を取得できている場合は、ステップS301は省略すればよい。
図14のフローチャートは、情報要求信号に対する応答を行う処理手順を示している。ステップS400では、評価値要求処理部618は、モバイルピア210又は他の情報提供サーバ600などから情報要求信号を受信し、当該情報要求信号から要求元のモバイルピア210(ディスティネーションピア)の識別子、及び要求されるコンテンツのコンテンツ識別子を取得する。
ステップS401では、評価値計算部617は、ステップS400で取得されたディスティネーションピアの識別子を使って、記憶部650からディスティネーションピアについての無線エリア接続履歴の統計情報を読み出す。また、評価値計算部617は、ディスティネーションピア以外のモバイルピア210の無線エリア接続履歴の統計情報も取得し、これらの接続履歴の統計情報も読み出す。評価値計算部617は、記憶部650に記憶されている無線エリア間の距離情報を読み出す。そして、評価値計算部617は、これらの情報を用いて、例えば式(2)に従って、ディスティネーションピアと他のモバイルピア210間の近接パラメータを計算する。
ステップS402では、評価値要求処理部618は、ステップS401で得られた近接パラメータをチェックし、要求されたコンテンツを保持し、ディスティネーションピアとの近接パラメータが小さい方から上位n(nは所定の数字、たとえば10)番目までであるモバイルピア210をソースピア候補として選択する。そして、評価値要求処理部618は、選択されたソースピア候補の識別子のリストを含む情報応答信号を要求元のモバイルピア210(つまりディスティネーションピア)又は他の情報提供サーバ600に送信する。情報応答信号は、ソースピア候補の識別子に加えて、近接パラメータ若しくはランク情報又はこれら両方を含んでも良い。
なお、上述した本実施の形態の説明では、評価値(ピア選択指標)として近接パラメータを用いる場合を具体的に説明したが、これに加えてモバイルピア210が接続する無線基地局700の負荷、モバイルピア210の収容に関わるノード(例えば、PDN‐GW、S-GW、GGSN、SGSN、LMA、MAGなど)の負荷を追加の評価値として用いても良い。また、評価値計算部614は、ソーシャビリティ値及びこれらの負荷情報を用いて評価値を計算しても良い。
本実施の形態で述べた、近接パラメータを用いる具体例によれば、ソースピアを決定する際に、モバイルピア210の"無線エリア接続履歴"に基づいて推測される当該モバイルピア210の時間的及び空間的な行動パタンを考慮することができる。具体的に述べると、本実施の形態の近接パラメータを用いる具体例によれば、モバイルピア210の"無線エリア接続履歴"に基づいて推測されるモバイルピア210の行動パタンを考慮して、行動パタン上におけるディスティネーションピアとソースピア候補の距離が近いほど、当該ソースピア候補を優先的にソースピアとして選択することができる。言い換えると、ディスティネーションピアが位置する無線エリアに近接した無線エリアに滞在し、さらに行動パタン(無線エリアの推移パタン)がディスティネーションピアの行動パタンに類似したソースピア候補をソースピアとして優先的に選択できる。したがって、コンテンツ取得完了までの時間短縮やネットワーク資源の効率的な使用が実現できる。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態では、上述した第2の実施の形態の変形例について説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴、及びモバイルピア210が接続する無線エリア間の距離に基づいて決定される距離パラメータ(近接パラメータ)を、コンテンツ取得先とするモバイルピア210を選択する際の評価値として使用する。さらに、本実施の形態では、情報提供サーバ600に対する情報要求元のノード(ディスティネーションピアとなるモバイルピア210、他の情報提供サーバ600等)によって指定された時間範囲及び無線エリアを用いる。そして、この指定された時間範囲において、この指定された無線エリアに近い無線エリアに接続しているモバイルピア210が優先的にソースピア候補に決定されるように、近接パラメータを用いたモバイルピア210の評価を行う。ここでは、第2の実施の形態との差分となる要素を含む評価値生成部610及びモバイルピア210について説明を行う。
本発明の第3の実施の形態では、上述した第2の実施の形態の変形例について説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴、及びモバイルピア210が接続する無線エリア間の距離に基づいて決定される距離パラメータ(近接パラメータ)を、コンテンツ取得先とするモバイルピア210を選択する際の評価値として使用する。さらに、本実施の形態では、情報提供サーバ600に対する情報要求元のノード(ディスティネーションピアとなるモバイルピア210、他の情報提供サーバ600等)によって指定された時間範囲及び無線エリアを用いる。そして、この指定された時間範囲において、この指定された無線エリアに近い無線エリアに接続しているモバイルピア210が優先的にソースピア候補に決定されるように、近接パラメータを用いたモバイルピア210の評価を行う。ここでは、第2の実施の形態との差分となる要素を含む評価値生成部610及びモバイルピア210について説明を行う。
本実施の形態の評価値生成部610は、ピア情報収集部611、接続履歴統計部612、無線エリア間距離取得部616、評価値計算部619、評価値要求処理部620、及び記憶部650を含む。このうち、ピア情報収集部611、接続履歴統計部612、及び無線エリア間距離取得部616は、第2の実施の形態と同じ機能を持てばよいため説明を省略する。
評価値計算部619は、評価値要求処理部620が受信した情報要求信号に含まれている要求元のモバイルピア210(つまりディスティネーションピア)の識別子および要求対象のコンテンツ識別子に加えて、情報要求信号によって指定される少なくとも1つの時間範囲および無線エリアの組合せを取得する。評価値計算部619は、情報要求信号によって指定された時間範囲において、ディスティネーションピアを除く他のモバイルピア210(つまりソースピア候補)と情報要求信号によって指定された無線エリアとの"近接パラメータ"を求める。すなわち、本実施の形態の近接パラメータは、ソースピア候補の無線エリア接続履歴に基づいて推測されるこれらのモバイルピアの時間的及び空間的な行動パタンを考慮して、ソースピア候補と情報要求信号によって指定された無線エリアとの距離の近さを評価するパラメータである。本実施の形態の近接パラメータは、ソースピア候補と情報要求信号によって指定された無線エリアとの距離が近いほど、値が小さくなるように定義される。本実施の形態の近接パラメータは、ソースピア候補の無線エリアへの接続履歴と、無線エリア間の距離を用いて計算される。
例えば、近接パラメータは、以下の式(3)を用いて計算すればよい。
式(3)において、Proximity(AP_directed, j, t1, t2)は、情報要求信号によって指定された無線エリアAP_directedと、指定された時間範囲(t1〜t2)にソースピア候補であるモバイルピアjが接続すると予測される無線エリアとの近接パラメータを示す。AP_directedは、情報要求信号によって指定された無線エリアの識別子である。t1及びt2はそれぞれ、情報要求元のモバイルピア210が指定した評価値算出開始時刻、評価値算出終了時刻を示す。AP(j,t)は、モバイルピアjが時刻tにおいて統計的に接続していると推定される無線基地局710の識別子を示す。Dist(x、y)は、無線基地局xと無線基地局yの距離を表す。式(3)では、時刻t1からt2までの範囲で、モバイルピアjが接続していると推定される無線基地局700と情報要求信号によって指定された無線エリア(AP_directed)との間の距離の和を計算する。なおモバイルピア210の数が多くなると、近接パラメータを計算すべきモバイルピアの組の数が大きくなる。この場合は、情報要求信号によって指定された無線エリア(無線基地局)との距離が所定の閾値以内である無線基地局700に接続しているモバイルピア210に絞って近接パラメータを計算することとしても良い。
なお、式(3)のt2は、基本的にはt1よりも大きい値となる(t2>t1)。しかしながら、t2とt1が同じ値であっても良い(t2=t1)。この場合、式(3)を変形して得られる以下の式(4)により、ある時刻t(t=t1=t2)における近接パラメータを求めればよい。
t2とt1が同じ値で更にt1が現在時刻である場合、情報要求信号は、t1及びt2の指定を含まなくても良い。この場合、評価値計算部619は、t1及びt2がともに現在時刻であると見なして処理を実施すれば良い。また、価値計算部619は、情報要求信号によって指定される時間範囲および無線エリアの組合せが複数である場合は、これら複数の組合せについて式(3)又は式(4)により近接パラメータを算出すればよい。
評価値要求処理部620は、モバイルピア210または他の情報提供サーバ600などから情報要求信号を受信した場合、当該情報要求信号に含まれるモバイルピア210の情報、コンテンツ識別子、並びに評価値の計算を行うべき時間範囲及び無線エリアの組合せを評価値計算部619に供給する。また、評価値要求処理部620は、評価値計算部619により算出された近接パラメータを用いて、情報要求元への応答するソースピア候補のリストに含めるモバイルピア210を、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが小さいものから優先的に選択する。例えば、評価値要求処理部620は、要求されたコンテンツを保持しているモバイルピア210のうち、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが小さい方から上位n番目まで(例えば10番目まで)であるモバイルピア210の識別子を含むソースピア候補リストを応答してもよい。また、例えば、評価値要求処理部620は、要求されたコンテンツを保持しているモバイルピア210のうち、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが所定の閾値以下であるモバイルピア210の識別子を含むソースピア候補リストを応答してもよい。ソースピア候補リストは、近接パラメータ若しくは近接パラメータの大きいものから順位付けしたランク情報、又はこれら両方を含んでもよい。また、上述したように情報要求信号の送信元がモバイルピア210とは異なるノード(他の情報提供サーバ600等)である場合は、情報要求信号がコンテンツの情報を含まない場合も考えられる。この場合は、コンテンツの保有の有無は考慮されない。
評価値要求処理部620に届く情報要求信号に含まれる情報と、それに対する応答に含まれる情報には様々なバリエーションが考えられる。以下に、要求と応答の組み合わせの6つの例2−1〜2−6を示す。
(例3−1)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);
- 無線エリア情報;及び
- 時間範囲情報 (場合によっては省略可能)
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが小さい方から上位n番目(nは所定の値)まで、又は近接パラメータが所定の閾値以下であるモバイルピア210のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
(例3−1)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);
- 無線エリア情報;及び
- 時間範囲情報 (場合によっては省略可能)
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが小さい方から上位n番目(nは所定の値)まで、又は近接パラメータが所定の閾値以下であるモバイルピア210のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
(例3−2)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);
- 無線エリア情報;
- 時間範囲情報 (場合によっては省略可能);及び
- 上位m番目までの近接パラメータを持つモバイルピア210の要求を意味する情報
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが小さい方から上位m番目までのモバイルピア210のリスト (リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);
- 無線エリア情報;
- 時間範囲情報 (場合によっては省略可能);及び
- 上位m番目までの近接パラメータを持つモバイルピア210の要求を意味する情報
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが小さい方から上位m番目までのモバイルピア210のリスト (リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
(例3−3)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);
- 無線エリア情報;
- 時間範囲情報 (場合によっては省略可能);及び
- 近接パラメータ閾値
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが指定された近接パラメータ閾値以下となるモバイルピア210のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
要求:
- 要求元のモバイルピア210の識別子;
- 要求するコンテンツ識別子 (必須ではない);
- 無線エリア情報;
- 時間範囲情報 (場合によっては省略可能);及び
- 近接パラメータ閾値
応答:
- 指定されたコンテンツを保有するモバイルピア210のうち(コンテンツ識別子が指定されていた場合)、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが指定された近接パラメータ閾値以下となるモバイルピア210のリスト(リストは近接パラメータ、又はランク情報を含んでも良い)
(例3−4)
例3−2及び例3−3の組み合わせ
例3−2及び例3−3の組み合わせ
(例3−5)
要求:
- 評価対象とすべき少なくとも1つのモバイルピア210の識別子;
- 無線エリア情報;及び
- 時間範囲情報 (場合によっては省略可能)
応答:
-情報要求信号によって指定された無線エリアと情報要求信号によって指定されたモバイルピア210との近接パラメータのリスト
要求:
- 評価対象とすべき少なくとも1つのモバイルピア210の識別子;
- 無線エリア情報;及び
- 時間範囲情報 (場合によっては省略可能)
応答:
-情報要求信号によって指定された無線エリアと情報要求信号によって指定されたモバイルピア210との近接パラメータのリスト
上述のとおり、情報要求信号は、モバイルピア210とは異なるノード(他の情報提供サーバ600等)から送られるケースも想定される。特に、例3−5のパタンについては、他の情報提供サーバ600等のモバイルピア210とは異なるノードから情報要求信号が届いた場合に行うと良い。
さらに、モバイルピア210のピア情報として、モバイルピア210のバッテリ残量、サポートする無線通信方式の種類、端末の処理性能、記録容量、これまでやり取りしたコンテンツの履歴といった情報が含まれる場合は、評価値要求処理部620は、近接パラメータと共にこれらの情報を考慮した上で要求元に対する応答に含めるソースピアの候補を決定してもよい。また、評価値要求処理部620は、近接パラメータと共にこれらの情報を追加的なピア選択指標として要求元のモバイルピア210又は他の情報提供サーバ600に通知しても良い。
続いて以下では、第3の実施の形態におけるモバイルピア210の構成例及び動作について説明する。本実施の形態におけるモバイルピア210は、第2の実施の形態におけるモバイルピア210とほぼ同様に、近接パラメータを評価値として使ってソースピアを選択する。ただし、本実施の形態のモバイルピア210は、近接パラメータの計算対象とすべき無線エリア(無線基地局700の識別子など)と時間範囲の指定を含む情報要求信号を生成する点が第2の実施の形態と異なる。以下では、この相違点に関係する要素に着目してモバイルピア210の構成及び動作を説明する。
第3の実施の形態におけるモバイルピア210は、図16は、本実施の形態のモバイルピア210の構成例を示すブロック図である。図16の例は、モバイルピア210が少なくとも1つのソースピア候補を含むリストを受信し、当該リストに基づいてソースピアを決定する場合に対応する。図16のピア情報通知部211は、第1及び第2の実施の形態におけるモバイルピア210のピア情報通知部211と同様の機能を持てばよい。
情報取得部214は、コンテンツを取得する際に、情報提供サーバ600に情報要求信号を送信する。情報要求信号は、要求元のモバイルピア210の識別子、要求するコンテンツ識別子、並びに近接パラメータを求めるべき無線エリア及び時間範囲を指定する情報を含む。ただし、場合によっては、情報要求信号は、これらの情報の一部のみを含んでも良いし、さらに他の情報を含んでも良い。
情報取得部214は、情報要求信号に対する応答として、情報提供サーバ600から近接パラメータが相対的に小さい値となるモバイルピア210(つまりソースピア候補)のリストを取得する。この際、情報要求信号とこれに対する応答となる情報応答信号に含まれる情報は、既に書いたとおり様々なパタンが考えられる。
ピア選択部215は、情報取得部214によって取得されたソースピア候補に含まれるモバイルピア210のいずれかをソースピアに決定する。ソースピアの決定にあたっては、ピア選択部215は、情報取得部214により取得された近接パラメータ、又は近接パラメータに基づくランク情報を考慮に入れてもよい。バッテリ残量などの他の指標が利用できる場合、ピア選択部215は、さらにそれらの指標を利用してソースピアを決定しても良い。
次に図17のフローチャートを用いて本実施の形態における評価値生成部610と、モバイルピア210の動作を説明する。ここでは、第3の実施の形態において特徴となる機能に注目して説明を行う。ここでは、以下の5つの条件を想定した動作を説明する。
・無線エリアの位置情報を事前に取得し、無線エリア間の距離を事前に計算しておく;
・情報要求信号は、要求元のモバイルピア210(ディスティネーションピア)の識別子、要求するコンテンツ識別子、並びに近接パラメータ計算の対象とすべき無線エリア(ここでは無線基地局700の識別子)及び時間範囲の情報を含む;
・情報応答信号は、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが小さい方から番目(nは所定の値)となるモバイルピア210のリストを含む(すなわち例3−1のケース);
・近接パラメータの計算は、情報要求信号を受信したタイミングで実施される;及び
・無線エリアの識別単位は、無線基地局700単位とする。
・無線エリアの位置情報を事前に取得し、無線エリア間の距離を事前に計算しておく;
・情報要求信号は、要求元のモバイルピア210(ディスティネーションピア)の識別子、要求するコンテンツ識別子、並びに近接パラメータ計算の対象とすべき無線エリア(ここでは無線基地局700の識別子)及び時間範囲の情報を含む;
・情報応答信号は、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが小さい方から番目(nは所定の値)となるモバイルピア210のリストを含む(すなわち例3−1のケース);
・近接パラメータの計算は、情報要求信号を受信したタイミングで実施される;及び
・無線エリアの識別単位は、無線基地局700単位とする。
図17のフローチャートは、評価値生成部610が、情報要求信号を受信してから、評価値として近接パラメータを応答するまでの処理を示している。ステップS500では、評価値要求処理部620は、モバイルピア210又は他の情報提供サーバ600などから情報要求信号を受信する。評価値要求処理部620は、受信した情報要求信号から、要求元のモバイルピア210(ディスティネーションピア)の識別子、コンテンツ識別子、近接パラメータ計算の対象とすべき無線エリア(無線基地局700の識別子)及び時間範囲の情報を取得する。
ステップS501では、評価値計算部619は、ステップS500で取得されたディスティネーションピアの識別子、コンテンツ識別子、並びに近接パラメータ計算の対象とすべき無線基地局700の識別子及び時間範囲の組合せを使って、式(3)又は式(4)に従って近接パラメータを計算する。
ステップS502では、評価値要求処理部618は、ステップS501で得られた近接パラメータをチェックし、要求されたコンテンツを保有し、さらに、情報要求信号によって指定された無線エリアとの近接パラメータが小さい方から上位n(nは所定の数字、たとえば10)番目までであるモバイルピア210をソースピア候補として選択する。そして、評価値要求処理部620は、選択されたソースピア候補の識別子のリストを含む情報応答信号を要求元のモバイルピア210(つまりディスティネーションピア)又は他の情報提供サーバ600に送信する。情報応答信号は、ソースピア候補の識別子に加えて、近接パラメータ若しくはランク情報又はこれら両方を含んでも良い。
本実施の形態で述べた、近接パラメータを用いる具体例によれば、ソースピアを決定する際に、モバイルピア210の"無線エリア接続履歴"に基づいて推測される当該モバイルピア210の時間的及び空間的な行動パタンを考慮することができる。具体的に述べると、本実施の形態の近接パラメータを用いる具体例によれば、モバイルピア210の"無線エリア接続履歴"に基づいて推測されるこれらのモバイルピアの行動パタンを考慮して、ディスティネーションピアがソースピアを選択する際に、任意の時間範囲において、ディスティネーションピアが位置する無線エリアの近くの無線エリアに接続すると予測されるモバイルピアを優先的にソースピアとして選択することができる。これにより、例えば、コンテンツ取得中に当該モバイルピアが接続する無線エリアから離れてゆくモバイルピアや、将来近くの無線エリアに移動してくるモバイルピアを考慮に入れたソースピア選択が可能となる。
<その他の実施の形態>
上述した本発明の第1〜第3の実施の形態は、適宜組み合わせて実施してもよい。
上述した本発明の第1〜第3の実施の形態は、適宜組み合わせて実施してもよい。
第1〜第3の実施の形態で説明したソースピアを選択するための評価値の具体例、すなわち、ソーシャビリティ値及び近接パラメータは、モバイルピア210の行動パタンを反映させた評価値の一例である。ソーシャビリティ値及び近接パラメータは、モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴を用いて計算されている点に特徴がある。ソースピアを選択するための評価値は、モバイルピア210の無線エリアへの接続履歴を用いて計算される他のパラメータとしてもよい。
第1〜第3の実施の形態では、評価値生成部610の機能が1つのノード(情報提供サーバ600)に配置される例を示した。しかしながら、背景技術で説明したトラッカ100とALTOサーバ500の機能分担のように、評価値生成部610が持つ複数の機能(接続履歴統計部612の機能、接続ピア数計算部613、評価値計算部614、評価値要求処理部615、及び無線エリア間距離取得部616など)は、複数のノードに分散配置されても良い。言い換えると、評価値生成部610が持つ複数の機能は、ソースピアの決定に使用される情報(ピア選択指標、ソースピア候補)を提供する情報提供システムとしてネットワーク400に配置されていれば良い。
第1〜第3の実施の形態では、モバイルピア211がネットワーク400に無線通信機能により接続すること、言い換えるとモバイルピア211がネットワーク400に含まれる複数の無線エリアのいずれかに接続することを前提として説明した。しかしながら、モバイルピア211は、有線通信機能を有しても良く、ネットワーク400に有線通信機能によって接続してもよい良い。つまり、モバイルピア211の接続先は、必ずしも"無線"エリアである必要は無く、"有線"エリアであってもよい。
第1〜第3の実施の形態で説明した記憶部650は、1つの記憶装置でもよいし、物理的に分離した複数の記憶装置であってもよい。ここで、記憶装置は、半導体メモリ若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの組合せを含む。
発明の第1〜第3の実施の形態で説明した評価値生成部610の機能、及びモバイルピア210の機能は、いずれもASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)等の半導体処理装置を用いて実現してもよい。また、これらの機能は、マイクロプロセッサ等のコンピュータにプログラムを実行させることによって実現してもよい。具体的には、図10、12、13、14、17のうち少なくとも1つに示したアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含むプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給される。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
100 トラッカ
200 モバイルピア
210 モバイルピア
211 ピア情報通知部
212 第1の実施の形態における情報取得部
213 第1の実施の形態におけるピア選択部
214 第2の実施の形態における情報取得部
215 第2の実施の形態におけるピア選択部
300 トラッカが配置されるネットワーク
400 モバイルピアを収容するネットワーク
500 ALTOサーバ
600 情報提供サーバ
610 評価値計算部
611 ピア情報収集部
612 接続履歴統計部
613 接続ピア数計算部
614 第1の実施の形態における評価値計算部
615 第1の実施の形態における評価値要求処理部
616 無線エリア間距離取得部
617 第2の実施の形態における評価値計算部
618 第2の実施の形態における評価値要求処理部
619 第3の実施の形態における評価値計算部
620 第3の実施の形態における評価値要求処理部
650 記憶部
700 無線基地局
200 モバイルピア
210 モバイルピア
211 ピア情報通知部
212 第1の実施の形態における情報取得部
213 第1の実施の形態におけるピア選択部
214 第2の実施の形態における情報取得部
215 第2の実施の形態におけるピア選択部
300 トラッカが配置されるネットワーク
400 モバイルピアを収容するネットワーク
500 ALTOサーバ
600 情報提供サーバ
610 評価値計算部
611 ピア情報収集部
612 接続履歴統計部
613 接続ピア数計算部
614 第1の実施の形態における評価値計算部
615 第1の実施の形態における評価値要求処理部
616 無線エリア間距離取得部
617 第2の実施の形態における評価値計算部
618 第2の実施の形態における評価値要求処理部
619 第3の実施の形態における評価値計算部
620 第3の実施の形態における評価値要求処理部
650 記憶部
700 無線基地局
Claims (36)
- P2P通信に関する情報提供を行う情報提供システムによって行われる情報提供方法であって、
前記P2P通信は、複数のエリアを含むネットワークに接続している移動性を有する複数の端末の間でコンテンツを交換するものであり、
前記方法は、
前記複数の端末の各々の前記複数のエリアへの接続履歴を取得すること、
前記複数の端末に含まれる第1の端末によって要求されるコンテンツの取得先としての第2の端末を前記複数の端末の中から選択する際の指標となる指標情報、及び前記第2の端末に適した少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記接続履歴に基づいて決定すること、及び
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記第1の端末又は前記P2P通信を制御する他のノードに提供すること、
を備える、情報提供方法。 - 前記複数のエリアの各々における前記複数の端末の接続数の時間的推移を取得することをさらに備え、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方は、前記接続履歴及び前記接続数の時間的推移に基づいて決定される、
請求項1に記載の情報提供方法。 - 前記複数の端末のうち前記第1の端末とは異なる少なくとも1つの評価対象端末に関して、前記接続履歴及び前記接続数の時間的推移に基づいて、第1の評価パラメータを求めることをさらに備え、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方は、前記第1の評価パラメータを用いて決定される、
請求項2に記載の情報提供方法。 - 前記第1の評価パラメータは、前記評価対象端末が、端末密度の高い無線エリアに位置する可能性の高さを表わす、請求項3に記載の情報提供方法。
- 前記第1の評価パラメータは、前記接続履歴に基づいて推定される前記評価対象端末の時間的及び空間的な行動パタンの中に、前記接続数の時間的推移に基づいて相対的に多くの端末が接続していると推定されるエリアが含まれているか否かに応じて、その値が変化するよう定義される、請求項3又は4に記載の情報提供方法。
- 前記第1の評価パラメータは、前記評価対象端末の前記接続履歴に含まれる複数のエリアの各々について、前記評価対象端が接続していた時間内におけるエリア内の端末数を求めるとともに、これらの端末数を所定の時間範囲にわたって合計することによって計算される、請求項3〜5のいずれか1項に記載の情報提供方法。
- 前記第1の評価パラメータはソーシャビリティ値である、請求項3〜6のいずれか1項に記載の情報提供方法。
- 前記複数のエリア間の地理的又はネットワークトポロジ上の距離情報を取得することをさらに備え、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方は、前記接続履歴及び前記距離情報に基づいて決定される、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報提供方法。 - 前記複数の端末のうち前記第1の端末とは異なる少なくとも1つの評価対象端末に関して、前記接続履歴及び前記距離情報に基づいて、第2の評価パラメータを求めることをさらに備え、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方は、前記第2の評価パラメータを用いて決定される、
請求項8に記載の情報提供方法。 - 前記第2の評価パラメータは、前記第1の端末と前記評価対象端末の時間的及び空間的な行動パタンの類似の度合いを表わす、請求項9に記載の情報提供方法。
- 前記第2の評価パラメータは、前記接続履歴及び前記距離情報に基づいて計算された前記第1の端末及び前記評価対象端末の間の距離を所定の時間範囲にわたって合計することによって計算される、請求項9又は10に記載の情報提供方法。
- 前記第1の評価パラメータは近接パラメータである、請求項9〜11のいずれか1項に記載の情報提供方法。
- 前記複数のエリア間の地理的又はネットワークトポロジ上の距離情報を取得すること、及び
前記第1の端末又は前記他ノードによって指定される第1のエリア及び第1の時間範囲を取得すること、
をさらに備え、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方は、前記接続履歴、前記距離情報、並びに前記第1のエリア及び第1の時間範囲に基づいて決定される、
請求項1〜12のいずれか1項に記載の情報提供方法。 - 前記複数の端末のうち前記第1の端末とは異なる少なくとも1つの評価対象端末に関して、前記接続履歴、前記距離情報、並びに前記第1のエリア及び第1の時間範囲に基づいて、第3の評価パラメータを求めることをさらに備え、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方は、前記第3の評価パラメータを用いて決定される、
請求項13に記載の情報提供方法。 - 前記第3の評価パラメータは、前記第1の時間範囲における前記評価対象端末又は前記評価対象端末が接続するエリアと前記第1のエリアとの近接度合いを表わす、請求項14に記載の情報提供方法。
- 前記第3の評価パラメータは、前記第1のエリアと、前記接続履歴に基づいて得られる前記第1の時間範囲において前記評価対象端末が接続するエリアとの距離を用いて計算される、請求項14又は15に記載の情報提供方法。
- 前記接続履歴は、前記複数の端末に含まれる少なくとも1つの端末に関して複数回にわたって取得された接続履歴から得られる統計的な接続履歴を含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載の情報提供方法。
- P2P通信に関する情報提供を行う情報提供システムであって、
前記P2P通信は、複数のエリアを含むネットワークに接続している移動性を有する複数の端末の間でコンテンツを交換するものであり、
前記情報提供システムは、
前記複数の端末の各々の前記複数のエリアへの接続履歴を取得する履歴取得手段と、
前記複数の端末に含まれる第1の端末によって要求されるコンテンツの取得先としての第2の端末を前記複数の端末の中から選択する際の指標となる指標情報、及び前記第2の端末に適した少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記接続履歴に基づいて決定する決定手段と、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記第1の端末又は前記P2P通信を制御する他のノードに提供する提供手段と、
を備える、情報提供システム。 - 前記複数のエリアの各々における前記複数の端末の接続数の時間的推移を取得する手段をさらに備え、
前記決定手段は、前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記接続履歴及び前記接続数の時間的推移に基づいて決定する、
請求項18に記載の情報提供システム。 - 前記決定手段は、
前記複数の端末のうち前記第1の端末とは異なる少なくとも1つの評価対象端末に関して、前記接続履歴及び前記接続数の時間的推移に基づいて、第1の評価パラメータを求め、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記第1の評価パラメータを用いて決定する、
請求項19に記載の情報提供システム。 - 前記第1の評価パラメータは、前記評価対象端末が、端末密度の高い無線エリアに位置する可能性の高さを表わす、請求項20に記載の情報提供システム。
- 前記第1の評価パラメータは、前記接続履歴に基づいて推定される前記評価対象端末の時間的及び空間的な行動パタンの中に、前記接続数の時間的推移に基づいて相対的に多くの端末が接続していると推定されるエリアが含まれているか否かに応じて、その値が変化するよう定義される、請求項20又は21に記載の情報提供システム。
- 前記第1の評価パラメータは、前記評価対象端末の前記接続履歴に含まれる複数のエリアの各々について、前記評価対象端が接続していた時間内におけるエリア内の端末数を求めるとともに、これらの端末数を所定の時間範囲にわたって合計することによって計算される、請求項20〜22のいずれか1項に記載の情報提供システム。
- 前記第1の評価パラメータはソーシャビリティ値である、請求項20〜23のいずれか1項に記載の情報提供システム。
- 前記複数のエリア間の地理的又はネットワークトポロジ上の距離情報を取得する手段をさらに備え、
前記決定手段は、前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記接続履歴及び前記距離情報に基づいて決定する、
請求項18〜24のいずれか1項に記載の情報提供システム。 - 前記決定手段は、
前記複数の端末のうち前記第1の端末とは異なる少なくとも1つの評価対象端末に関して、前記接続履歴及び前記距離情報に基づいて、第2の評価パラメータを求め、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記第2の評価パラメータを用いて決定する、
請求項25に記載の情報提供システム。 - 前記第2の評価パラメータは、前記第1の端末と前記評価対象端末の時間的及び空間的な行動パタンの類似の度合いを表わす、請求項26に記載の情報提供システム。
- 前記第2の評価パラメータは、前記接続履歴及び前記距離情報に基づいて計算された前記第1の端末及び前記評価対象端末の間の距離を所定の時間範囲にわたって合計することによって計算される、請求項26又は27に記載の情報提供システム。
- 前記第1の評価パラメータは近接パラメータである、請求項26〜28のいずれか1項に記載の情報提供システム。
- 前記複数のエリア間の地理的又はネットワークトポロジ上の距離情報を取得する手段、及び
前記第1の端末又は前記他ノードによって指定される第1のエリア及び第1の時間範囲を取得する手段、
をさらに備え、
前記決定手段は、前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記接続履歴、前記距離情報、並びに前記第1のエリア及び第1の時間範囲に基づいて決定する、
請求項18〜29のいずれか1項に記載の情報提供システム。 - 前記決定手段は、
前記複数の端末のうち前記第1の端末とは異なる少なくとも1つの評価対象端末に関して、前記接続履歴、前記距離情報、並びに前記第1のエリア及び第1の時間範囲に基づいて、第3の評価パラメータを求め、
前記指標情報及び前記少なくとも1つの候補端末のうち少なくとも一方を、前記第3の評価パラメータを用いて決定する、
請求項30に記載の情報提供システム。 - 前記第3の評価パラメータは、前記第1の時間範囲における前記評価対象端末又は前記評価対象端末が接続するエリアと前記第1のエリアとの近接度合いを表わす、請求項31に記載の情報提供システム。
- 前記第3の評価パラメータは、前記第1のエリアと、前記接続履歴に基づいて得られる前記第1の時間範囲において前記評価対象端末が接続するエリアとの距離を用いて計算される、請求項31又は32に記載の情報提供方法。
- 前記接続履歴は、前記複数の端末に含まれる少なくとも1つの端末に関して複数回にわたって取得された接続履歴から得られる統計的な接続履歴を含む、請求項18〜33のいずれか1項に記載の情報提供システム。
- 請求項18〜34のいずれか1項に記載の情報提供システムに対して、前記複数のエリアへの接続履歴を送信するよう構成された移動端末。
- 請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに行わせるためのプログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011002860A JP2012147155A (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | P2p通信に関する情報提供方法、p2p通信に関する情報提供システム、移動端末、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011002860A JP2012147155A (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | P2p通信に関する情報提供方法、p2p通信に関する情報提供システム、移動端末、及びプログラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012147155A true JP2012147155A (ja) | 2012-08-02 |
Family
ID=46790294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011002860A Pending JP2012147155A (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | P2p通信に関する情報提供方法、p2p通信に関する情報提供システム、移動端末、及びプログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012147155A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014086026A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 情報伝達装置及びそのプログラム |
| JP2016517651A (ja) * | 2013-03-12 | 2016-06-16 | アルカテル−ルーセント | 移動体ネットワークを介するip接続によって伝送されるアプリケーション層トラフィックの最適化 |
| JPWO2014148570A1 (ja) * | 2013-03-21 | 2017-02-16 | シャープ株式会社 | 通信端末、基地局装置および制御装置 |
| CN111381969A (zh) * | 2020-03-16 | 2020-07-07 | 北京隆普智能科技有限公司 | 一种分布式软件的管理方法及其系统 |
-
2011
- 2011-01-11 JP JP2011002860A patent/JP2012147155A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014086026A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 情報伝達装置及びそのプログラム |
| JP2016517651A (ja) * | 2013-03-12 | 2016-06-16 | アルカテル−ルーセント | 移動体ネットワークを介するip接続によって伝送されるアプリケーション層トラフィックの最適化 |
| US9832703B2 (en) | 2013-03-12 | 2017-11-28 | Alcatel Lucent | Optimization of application layer traffic carried by an IP connection over a mobile network |
| JPWO2014148570A1 (ja) * | 2013-03-21 | 2017-02-16 | シャープ株式会社 | 通信端末、基地局装置および制御装置 |
| JP2019106734A (ja) * | 2013-03-21 | 2019-06-27 | シャープ株式会社 | 通信端末 |
| US10779116B2 (en) | 2013-03-21 | 2020-09-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Communication terminal, base station device, and control device |
| CN111381969A (zh) * | 2020-03-16 | 2020-07-07 | 北京隆普智能科技有限公司 | 一种分布式软件的管理方法及其系统 |
| CN111381969B (zh) * | 2020-03-16 | 2021-10-26 | 北京康吉森技术有限公司 | 一种分布式软件的管理方法及其系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11765645B2 (en) | Method and system for multi-access edge computing (MEC) selection and load balancing | |
| CN113261244B (zh) | 联合mec主机和upf选择的网络节点 | |
| EP3580955B1 (en) | System and method of network policy optimization | |
| CN106658405B (zh) | 用于增强网络拓扑信息的方法和设备 | |
| US9485612B2 (en) | Method and apparatus for peer-to-peer service in wireless communication system | |
| JP5926249B2 (ja) | 無線遠隔通信ネットワークを管理するための方法 | |
| CN117546451A (zh) | 用于在生产者网络功能(nf)选择期间使用基于时隙跟踪的生产者nf性能来优化网络流量分配的方法、系统和计算机可读介质 | |
| JP6959243B2 (ja) | サーバ装置及び通信方法 | |
| US12219469B2 (en) | Methods, systems and wireless communication devices for handling cloud computing resources | |
| JP5713022B2 (ja) | 無線通信システム、無線通信方法、移動局、制御方法及び基地局 | |
| Alfoudi et al. | Seamless mobility management in heterogeneous 5G networks: A coordination approach among distributed SDN controllers | |
| EP4409957A1 (en) | Trajectory data collection in mobile telecommunication systems | |
| EP3785466B1 (en) | Dynamically distributing processing among nodes in a wireless mesh network | |
| JP2012147155A (ja) | P2p通信に関する情報提供方法、p2p通信に関する情報提供システム、移動端末、及びプログラム | |
| US9031560B2 (en) | Condition reporting to enable possible reduction in radio network inefficiencies | |
| JP2016039445A (ja) | 自己最適化移動体通信システム | |
| CN112449382B (zh) | 一种数据传输方法和服务器 | |
| Abdullah et al. | A network selection algorithm based on enhanced access router discovery in heterogeneous wireless networks | |
| JP2020137067A (ja) | エッジコンピューティングシステム、エッジホストコンピュータ装置、管理装置、コンピュータプログラム及びエッジホスト決定方法 | |
| KR101364705B1 (ko) | 무선 네트워크 상의 혼잡을 줄이는 네트워크 관리 방법 및 시스템 | |
| KR102182793B1 (ko) | 이동 통신 시스템에서의 추적 영역 할당 방법 및 장치 | |
| Saravanan et al. | Location and Priority based vertical handoff approach for seamless mobility | |
| Kumar et al. | Agent assisted mobility and load aware fast handoff scheme in wireless mesh networks | |
| JP2024145875A (ja) | サーバ装置、制御方法及びプログラム | |
| CN120786397A (zh) | 无线通信系统中的节点、用户设备及其执行的方法 |
