JP2012147738A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】縦回し式の強制分草装置による分草作用を、一つの引起し経路に導入される複数の茎稈列同士の間で有効に発揮させるようにして、引起し経路での茎稈引起し作用が良好に行えるようにする。
【解決手段】引起し装置30による一つの引起し経路r2に対して、複数の茎稈列が導入可能であるように構成された茎稈導入経路R1を、引起し経路r2の前方側に設け、茎稈導入経路R1に、引起し装置30の一つの引起し経路r2に導入される複数の茎稈列同士を分草するように、その茎稈導入経路R1の左右幅方向での中間位置に強制分草装置40を配設し、引起し装置30の前面と強制分草装置40の後端縁との間に、強制分草装置40で茎稈導入経路R1内の引起し経路r2から遠い側に分草された茎稈a1の穂先側が通過可能な通路空間Sを設けてある。
【選択図】図6
【解決手段】引起し装置30による一つの引起し経路r2に対して、複数の茎稈列が導入可能であるように構成された茎稈導入経路R1を、引起し経路r2の前方側に設け、茎稈導入経路R1に、引起し装置30の一つの引起し経路r2に導入される複数の茎稈列同士を分草するように、その茎稈導入経路R1の左右幅方向での中間位置に強制分草装置40を配設し、引起し装置30の前面と強制分草装置40の後端縁との間に、強制分草装置40で茎稈導入経路R1内の引起し経路r2から遠い側に分草された茎稈a1の穂先側が通過可能な通路空間Sを設けてある。
【選択図】図6
Description
本発明は、縦回し式の強制分草装置を引起し装置の前方側に設けてあるコンバインに関する。
このような縦回し式の強制分草装置を備えたコンバインとしては、下記[1]及び[2]に記載のものが知られている。
[1]左右一対の引起し装置を、引起し爪同士が対向するように配設して、左右の引起し装置同士の間に引起し経路を形成するとともに、縦回し式の強制分草装置を、引起し装置の前方側で、かつ、刈取対象茎稈列と非刈取対象茎稈列とを分草するように、刈取作用範囲の最も未刈側箇所に設けてあるコンバイン(特許文献1参照)。
[2]左右一対の引起し装置を、引起し爪同士が対向するように配設するとともに、左右の引起し装置の引起し爪が対向する一対の引起し経路同士の間に縦回し式の強制分草装置を配設して、左右の引起し装置同士の間に左右に分離された一対の引起し経路を構成し、その引起し経路の前方側に、一つの引起し経路に対して複数の茎稈列が導入可能であるように構成された茎稈導入経路を設け、前記縦回し式の強制分草装置は、隣り合う茎稈導入経路同士の間で分草処理を行うように構成してあるコンバイン(特許文献2参照)。
[1]左右一対の引起し装置を、引起し爪同士が対向するように配設して、左右の引起し装置同士の間に引起し経路を形成するとともに、縦回し式の強制分草装置を、引起し装置の前方側で、かつ、刈取対象茎稈列と非刈取対象茎稈列とを分草するように、刈取作用範囲の最も未刈側箇所に設けてあるコンバイン(特許文献1参照)。
[2]左右一対の引起し装置を、引起し爪同士が対向するように配設するとともに、左右の引起し装置の引起し爪が対向する一対の引起し経路同士の間に縦回し式の強制分草装置を配設して、左右の引起し装置同士の間に左右に分離された一対の引起し経路を構成し、その引起し経路の前方側に、一つの引起し経路に対して複数の茎稈列が導入可能であるように構成された茎稈導入経路を設け、前記縦回し式の強制分草装置は、隣り合う茎稈導入経路同士の間で分草処理を行うように構成してあるコンバイン(特許文献2参照)。
上記[1]のように、縦回し式の強制分草装置を刈取作用範囲の最も未刈側箇所に設けたものでは、刈取対象茎稈列と非刈取対象茎稈列とを分草する点では有用なものであるが、刈取作用範囲内に存在する複数の茎稈列同士は、前記縦回し式の強制分草装置による分草作用を受けることなく引起し経路へ導入される。
したがって、このように未刈側の非刈取対象茎稈列と刈取対象茎稈列とを分草する構造のものでは、刈取作用範囲内に存在する複数の茎稈列同士の間での茎稈の絡み付きに対しては有効な分草作用を与えることができないものである。
したがって、このように未刈側の非刈取対象茎稈列と刈取対象茎稈列とを分草する構造のものでは、刈取作用範囲内に存在する複数の茎稈列同士の間での茎稈の絡み付きに対しては有効な分草作用を与えることができないものである。
上記[2]のように、縦回し式の強制分草装置を、隣り合う茎稈導入経路同士の間に設けて分草処理を行うように構成したものでは、刈取作用範囲内に存在する茎稈列に対して分草作用を与えることができるものではあるが、茎稈導入経路に複数の茎稈列が導入され、その複数の茎稈列を一つの引起し経路へ導入するような場合に、複数の茎稈列同士の間での分草を行うことはできない。したがって狭い引起し経路へ、茎稈列同士の絡み付きが解されていない状態の複数の茎稈列を導入したとき、それぞれの茎稈列に対する引起し装置の引起し作用がスムーズに行われずに、茎稈の脱粒や搬送乱れを招く要因となる虞がある。
本発明の目的は、縦回し式の強制分草装置による分草作用を、一つの引起し経路に導入される複数の茎稈列同士の間で有効に発揮させるようにして、引起し経路での茎稈引起し作用が良好に行えるようにしたコンバインを提供することにある。
上記目的を達成するために講じた本発明の技術手段は、次の点に構成上の特徴、及び作用効果がある。
〔解決手段1〕
解決手段1にかかる発明では、機体左右方向に沿う回動軸心周りで回動する無端回動帯を備えた縦回し式の強制分草装置を、引起し装置の前方側に設けてあるコンバインであって、前記引起し装置による一つの引起し経路に対して、複数の茎稈列が導入可能であるように構成された茎稈導入経路を、前記引起し経路の前方側に設け、前記茎稈導入経路に、前記引起し装置の一つの引起し経路に導入される複数の茎稈列同士を分草するように、その茎稈導入経路の左右幅方向での中間位置に前記強制分草装置を配設し、前記引起し装置の前面と前記強制分草装置の後端縁との間に、前記強制分草装置で前記茎稈導入経路内の前記引起し経路から遠い側に分草された茎稈の穂先側が通過可能な通路空間を設けてあることを特徴とする。
解決手段1にかかる発明では、機体左右方向に沿う回動軸心周りで回動する無端回動帯を備えた縦回し式の強制分草装置を、引起し装置の前方側に設けてあるコンバインであって、前記引起し装置による一つの引起し経路に対して、複数の茎稈列が導入可能であるように構成された茎稈導入経路を、前記引起し経路の前方側に設け、前記茎稈導入経路に、前記引起し装置の一つの引起し経路に導入される複数の茎稈列同士を分草するように、その茎稈導入経路の左右幅方向での中間位置に前記強制分草装置を配設し、前記引起し装置の前面と前記強制分草装置の後端縁との間に、前記強制分草装置で前記茎稈導入経路内の前記引起し経路から遠い側に分草された茎稈の穂先側が通過可能な通路空間を設けてあることを特徴とする。
〔解決手段1にかかる発明の作用及び効果〕
上記解決手段1にかかる本発明によると、引起し経路の前方側に構成された茎稈導入経路で、縦回し式の強制分草装置が一つの引起し経路に導入される前の複数の茎稈列同士を分草するものであるから、引起し経路には分草処理された後の茎稈列が送り込まれ、スムーズな引起し作業が行われ易いものである。
また、引起し装置の前面と強制分草装置の後端縁との間には、前記強制分草装置によって引起し経路から遠い側に分草された茎稈の穂先側が通過可能な通路空間が形成されているので、この通路空間を利用して前記引起し経路から遠い側に存在する茎稈列の穂先側を引起し経路側へ導入することができる。
上記解決手段1にかかる本発明によると、引起し経路の前方側に構成された茎稈導入経路で、縦回し式の強制分草装置が一つの引起し経路に導入される前の複数の茎稈列同士を分草するものであるから、引起し経路には分草処理された後の茎稈列が送り込まれ、スムーズな引起し作業が行われ易いものである。
また、引起し装置の前面と強制分草装置の後端縁との間には、前記強制分草装置によって引起し経路から遠い側に分草された茎稈の穂先側が通過可能な通路空間が形成されているので、この通路空間を利用して前記引起し経路から遠い側に存在する茎稈列の穂先側を引起し経路側へ導入することができる。
上記のように一つの引起し経路に対して複数の茎稈列を導入するにあたって、その引起し経路に導入される前の複数の茎稈列に対して茎稈導入経路に位置する縦回し式の強制分草装置による分草作用を与えて分草しながらも、分草後に再び一つの引起し経路へ導入して一つの引起し経路で引起し作用を与えることができる。
したがって、一つの引起し経路に対して複数の茎稈列を導入するようにして機体の小型化を図りながらも、複数の茎稈列が導入される一つの引起し経路での茎稈列同士の絡み付きによる穂部の引きちぎり等が生じる虞が少なくなり、良好な引起し作用が行われ易くなる利点がある。
したがって、一つの引起し経路に対して複数の茎稈列を導入するようにして機体の小型化を図りながらも、複数の茎稈列が導入される一つの引起し経路での茎稈列同士の絡み付きによる穂部の引きちぎり等が生じる虞が少なくなり、良好な引起し作用が行われ易くなる利点がある。
〔解決手段2〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記強制分草装置は、前記引起し装置の下端部における左右方向での横移動経路の前方側に設けてあるということである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記強制分草装置は、前記引起し装置の下端部における左右方向での横移動経路の前方側に設けてあるということである。
〔解決手段2にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段2にかかる発明の構成によると、強制分草装置で分草された後の茎稈導入経路の茎稈は、引起し装置の下端部における横移動経路で引起し経路側への横移動操作を受けるので、引起し装置の前面と強制分草装置の後端縁との間に形成される通路空間を通して茎稈の穂先側がスムーズに引起し経路側に移送されやすいという利点がある。
上記の解決手段2にかかる発明の構成によると、強制分草装置で分草された後の茎稈導入経路の茎稈は、引起し装置の下端部における横移動経路で引起し経路側への横移動操作を受けるので、引起し装置の前面と強制分草装置の後端縁との間に形成される通路空間を通して茎稈の穂先側がスムーズに引起し経路側に移送されやすいという利点がある。
〔解決手段3〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記強制分草装置は、前記茎稈導入経路の左右幅内に設けた固定分草具の支持杆に下端側を支持されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記強制分草装置は、前記茎稈導入経路の左右幅内に設けた固定分草具の支持杆に下端側を支持されていることである。
〔解決手段3にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段3にかかる発明の構成によると、茎稈導入経路の左右幅内で茎稈列を分草する固定分草具を支持するための支持杆を利用して、強制分草装置の下端側を支持するものであるから、強制分草装置の下端側を支持するためだけの特別な支持手段を機体後方側から延出するなどの大掛かりな支持構造を要さず、固定分草具の支持杆を利用し、簡単な連結部材を用いるなどして、構造簡単に構成し得る利点がある。
上記の解決手段3にかかる発明の構成によると、茎稈導入経路の左右幅内で茎稈列を分草する固定分草具を支持するための支持杆を利用して、強制分草装置の下端側を支持するものであるから、強制分草装置の下端側を支持するためだけの特別な支持手段を機体後方側から延出するなどの大掛かりな支持構造を要さず、固定分草具の支持杆を利用し、簡単な連結部材を用いるなどして、構造簡単に構成し得る利点がある。
〔解決手段4〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記強制分草装置は、上方側よりも下方側で後方の引起し装置との前後方向間隔が広くなるように前記引起し装置よりも緩傾斜姿勢に傾斜させて配設してあるということである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記強制分草装置は、上方側よりも下方側で後方の引起し装置との前後方向間隔が広くなるように前記引起し装置よりも緩傾斜姿勢に傾斜させて配設してあるということである。
〔解決手段4にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段4にかかる発明の構成によると、縦回し式の強制分草装置が緩傾斜姿勢に配設されたことで、倒伏度合いの大きい茎稈列に対する分草を緩やかな傾斜によって良好に行い易くなる。
そして、前記強制分草装置の後方側における通路空間の下部が広くなっているので、例えば倒伏した茎稈の稈身方向の途中箇所が屈曲した姿勢に癖づけられた状態のものであったり、分草中に屈曲してしまうような腰の弱い茎稈であっても、その屈曲姿勢のままで引起し経路側へ無理なく移行させやすいという利点がある。
上記の解決手段4にかかる発明の構成によると、縦回し式の強制分草装置が緩傾斜姿勢に配設されたことで、倒伏度合いの大きい茎稈列に対する分草を緩やかな傾斜によって良好に行い易くなる。
そして、前記強制分草装置の後方側における通路空間の下部が広くなっているので、例えば倒伏した茎稈の稈身方向の途中箇所が屈曲した姿勢に癖づけられた状態のものであったり、分草中に屈曲してしまうような腰の弱い茎稈であっても、その屈曲姿勢のままで引起し経路側へ無理なく移行させやすいという利点がある。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
〔コンバインの全体構成〕
まず、本発明を適用したコンバインの全体構成について説明する。
図1には自脱形コンバインの全体側面が示されている。図2は前記コンバインの全体平面図であり、図3は、同コンバインの正面図である。
このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1(以下、走行装置1と略称する。)を備えた走行機体と、この走行機体の機体フレーム2の前部に連結された刈取り部3と、前記機体フレーム2の後部側に走行機体左右方向に並べて脱穀装置4と穀粒タンク5とが並設されている。
前記機体フレーム2の前部の機体左右方向一端側には、操縦者が搭座する運転座席7を設けた運転部6が設けてあり、前記運転座席7の下方側における機体フレーム2上には、前記走行装置1、及び前記刈取り部3や脱穀装置4等の各種作業装置に対して駆動用の動力を供給するエンジン8が装備されている。
〔コンバインの全体構成〕
まず、本発明を適用したコンバインの全体構成について説明する。
図1には自脱形コンバインの全体側面が示されている。図2は前記コンバインの全体平面図であり、図3は、同コンバインの正面図である。
このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1(以下、走行装置1と略称する。)を備えた走行機体と、この走行機体の機体フレーム2の前部に連結された刈取り部3と、前記機体フレーム2の後部側に走行機体左右方向に並べて脱穀装置4と穀粒タンク5とが並設されている。
前記機体フレーム2の前部の機体左右方向一端側には、操縦者が搭座する運転座席7を設けた運転部6が設けてあり、前記運転座席7の下方側における機体フレーム2上には、前記走行装置1、及び前記刈取り部3や脱穀装置4等の各種作業装置に対して駆動用の動力を供給するエンジン8が装備されている。
上記構造のコンバインでは、刈取り部3を下降作業状態にして走行機体を走行させると、刈取り部3で刈り取り対象の植立茎稈を引起し処理するとともに刈取り処理し、刈取った茎稈を脱穀装置4に供給する。
脱穀装置4では、脱穀フィードチェーン4aを走行機体の前記運転部6が位置する側とは反対側の横端側に位置させて備え、刈取り部3からの刈取り茎稈の株元側を脱穀フィードチェーン4aによって受け継いで走行機体後方向きに挟持搬送し、刈取り茎稈の穂先側を扱室(図示せず)に供給して走行機体前後向きの軸芯まわりに回動する扱胴4bによって脱穀処理する。穀粒タンク5は、脱穀装置4からの脱穀粒を供給されて貯留し、かつ穀粒排出用オーガ5aの作動によって穀粒タンク5外へ取り出し可能に構成されている。
脱穀装置4では、脱穀フィードチェーン4aを走行機体の前記運転部6が位置する側とは反対側の横端側に位置させて備え、刈取り部3からの刈取り茎稈の株元側を脱穀フィードチェーン4aによって受け継いで走行機体後方向きに挟持搬送し、刈取り茎稈の穂先側を扱室(図示せず)に供給して走行機体前後向きの軸芯まわりに回動する扱胴4bによって脱穀処理する。穀粒タンク5は、脱穀装置4からの脱穀粒を供給されて貯留し、かつ穀粒排出用オーガ5aの作動によって穀粒タンク5外へ取り出し可能に構成されている。
〔刈取り部の構成〕
刈取り部3は、機体フレーム2の前部の運転部側と反対の横端側に横軸芯Pまわりに上下揺動自在に連結された前処理フレーム10を備え、この前処理フレーム10に対して、植立茎稈を引き起こすための左右一対の引起し装置30、左右の茎稈列同士を分離するための縦回し式の強制分草装置40、植立茎稈を刈り取るバリカン型の切断装置13、及び刈り取られた茎稈を後方の脱穀装置4側へ向けて搬送する後方搬送装置14等を支持させてある。
前記前処理フレーム10には、図示しないが内部に動力伝達軸を内装してあって、前記エンジン8からの動力を、前記引起し装置30、前記強制分草装置40、及び前記切断装置13、等の各作業装置に伝達するように構成されている。
刈取り部3は、機体フレーム2の前部の運転部側と反対の横端側に横軸芯Pまわりに上下揺動自在に連結された前処理フレーム10を備え、この前処理フレーム10に対して、植立茎稈を引き起こすための左右一対の引起し装置30、左右の茎稈列同士を分離するための縦回し式の強制分草装置40、植立茎稈を刈り取るバリカン型の切断装置13、及び刈り取られた茎稈を後方の脱穀装置4側へ向けて搬送する後方搬送装置14等を支持させてある。
前記前処理フレーム10には、図示しないが内部に動力伝達軸を内装してあって、前記エンジン8からの動力を、前記引起し装置30、前記強制分草装置40、及び前記切断装置13、等の各作業装置に伝達するように構成されている。
前記前処理フレーム10は、機体フレーム2側の固定部に上下揺動自在に枢支連結された主フレーム10aと、この主フレーム10aの先端部に機体左右方向に並べて連結された三本の導入分草フレーム10bとを備えるとともに、一本の補助分草フレーム10cを備え、夫々の分草フレーム10b,10cの先端側には、前記引起し装置30よりも機体前方側に位置する固定分草具としてのデバイダ12a,12b,12c,12dが取り付けてある。
前記前処理フレーム10は、機体フレーム2との間に架設した油圧シリンダ11の伸縮作動によって、機体フレーム2に対して前記横軸芯Pまわりで上下揺動可能に装備させてあり、刈取り部3の全体を、前記デバイダ12a,12b,12c,12dが地面近くに下降した下降作業状態と、前記デバイダ12a,12b,12c,12dが地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降可能に構成してある。
前記前処理フレーム10は、機体フレーム2との間に架設した油圧シリンダ11の伸縮作動によって、機体フレーム2に対して前記横軸芯Pまわりで上下揺動可能に装備させてあり、刈取り部3の全体を、前記デバイダ12a,12b,12c,12dが地面近くに下降した下降作業状態と、前記デバイダ12a,12b,12c,12dが地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降可能に構成してある。
上記の機体左右方向に並べて連結された三本の導入分草フレーム10bは、前記デバイダ12a,12b,12c,12dのうちで、機体左右方向で最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aと、最も脱穀フィードチェーン4aから遠く運転部6に近い位置の右外側のデバイダ12bと、その左右のデバイダ12a,12bの中間に位置する中央デバイダ12cとを支持するように構成してある。
前記脱穀フィードチェーン4aは、コンバインの走行機体上での未刈側の端部に配設してあり、この脱穀フィードチェーン4aに最も近い位置の左外側のデバイダ12aは、刈取り部3での刈り幅Wの最も未刈側端部(左側端部)位置に相当する箇所に設けられている。また、最も脱穀フィードチェーン4aから遠く運転部6に近い位置の右外側のデバイダ12bは、刈取り部3での刈り幅Wの最も既刈り側端部(右側端部)位置に相当する箇所に設けられている。
前記中間に位置する中央のデバイダ12cと、その左右両外側のデバイダ12a,12bとの間には、図3,5,6に示すように左右一対の茎稈導入経路R1,R2が形成され、各茎稈導入経路R1,R2は、夫々2条分の茎稈列が導入可能な経路幅W1,W2に設定されている。
前記脱穀フィードチェーン4aは、コンバインの走行機体上での未刈側の端部に配設してあり、この脱穀フィードチェーン4aに最も近い位置の左外側のデバイダ12aは、刈取り部3での刈り幅Wの最も未刈側端部(左側端部)位置に相当する箇所に設けられている。また、最も脱穀フィードチェーン4aから遠く運転部6に近い位置の右外側のデバイダ12bは、刈取り部3での刈り幅Wの最も既刈り側端部(右側端部)位置に相当する箇所に設けられている。
前記中間に位置する中央のデバイダ12cと、その左右両外側のデバイダ12a,12bとの間には、図3,5,6に示すように左右一対の茎稈導入経路R1,R2が形成され、各茎稈導入経路R1,R2は、夫々2条分の茎稈列が導入可能な経路幅W1,W2に設定されている。
そして、前記最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aと、前記中間に位置する中央のデバイダ12cとの間には、前記一本の補助分草フレーム10cに支持させて茎稈導入経路R1の幅W1内に位置するように、この茎稈導入経路R1内に導入された2条の茎稈列同士の間に進入する小型のデバイダ12dを配設してある。
前記左右両外側のデバイダ12a,12bを支持する導入分草フレーム10b,10bには、前記各デバイダ12a,12bの背部に相当する箇所から、後方に至るほど導入茎稈の株元側を前記中央デバイダ12cが位置する刈取り部3での刈り幅Wの中央側へ寄せるように案内して、前記引起し装置30の後述する引起し経路r2に近づけるための補助ガイド杆18,18が取り付けられている。
また、図2及び図3に示すように、前記左右両外側のデバイダ12a,12bを支持する導入分草フレーム10b,10bと、前記引起し装置30の後述する引起しケース31の横外側縁とにわたって、刈取り部3の横外側を覆う横カバー19を設けてあり、この横カバー19に、前記左右両外側のデバイダ12a,12b、あるいは刈り幅Wの最も未刈側端部に位置する縦回し式の強制分草装置40によって分草された刈取対象茎稈の穂先側が刈り幅Wの中央側へ寄せられるように、後方に至るほど前記刈り幅Wの中央側へ寄るように傾斜した案内面19aを形成してある。
また、図2及び図3に示すように、前記左右両外側のデバイダ12a,12bを支持する導入分草フレーム10b,10bと、前記引起し装置30の後述する引起しケース31の横外側縁とにわたって、刈取り部3の横外側を覆う横カバー19を設けてあり、この横カバー19に、前記左右両外側のデバイダ12a,12b、あるいは刈り幅Wの最も未刈側端部に位置する縦回し式の強制分草装置40によって分草された刈取対象茎稈の穂先側が刈り幅Wの中央側へ寄せられるように、後方に至るほど前記刈り幅Wの中央側へ寄るように傾斜した案内面19aを形成してある。
〔引起し装置の構成〕
前記左右一対の引起し装置30,30は、図3乃至図5に示すように、前記デバイダ12a,12b,12c,12dよりも機体後方側に位置し、上端側ほど機体後方側に位置した傾斜姿勢の引起しケース31と、この引起しケース31内の下部に設けた大小二つの案内輪体32a,32bと、前記引起しケース31内の上部に設けた入力スプロケット33と、テンション輪体34とを備えるとともに、前記案内輪体32a,32bと前記入力スプロケット33と前記テンション輪体34とにわたって巻回された無端帯状の引起しチェーン35を備え、かつ引起しチェーン35に対して所定間隔おきに引起し爪36を起伏揺動自在に取り付けて構成してある。この左右一対の引起し装置30,30は、互いに同一構造のもので左右対称に構成されている。
前記左右一対の引起し装置30,30は、図3乃至図5に示すように、前記デバイダ12a,12b,12c,12dよりも機体後方側に位置し、上端側ほど機体後方側に位置した傾斜姿勢の引起しケース31と、この引起しケース31内の下部に設けた大小二つの案内輪体32a,32bと、前記引起しケース31内の上部に設けた入力スプロケット33と、テンション輪体34とを備えるとともに、前記案内輪体32a,32bと前記入力スプロケット33と前記テンション輪体34とにわたって巻回された無端帯状の引起しチェーン35を備え、かつ引起しチェーン35に対して所定間隔おきに引起し爪36を起伏揺動自在に取り付けて構成してある。この左右一対の引起し装置30,30は、互いに同一構造のもので左右対称に構成されている。
前記左右の引起しケース31の夫々は、前記前処理フレーム10から一体的に立設された左右一対の伝動ケース15(図1参照)によって上部側が支持され、下部側が前記左右両外側のデバイダ12a,12bを夫々支持する左右外側の導入分草フレーム10b,10bから延出された支持杆16によって支持されている。
前記支持杆16は、左右外側の導入分草フレーム10b,10bから上向きに立ち上がる縦杆部分16aとその上端から中央側へ向けて横向きに屈曲させた横杆部分16bとでL字状に形成してあり、横杆部分16bは、前記引起しケース31の下端よりも高い位置で縦杆部分16aの上端と引起しケース31の下部とにわたって設けてある。したがって、横杆部分16bの下方には、後述する引起し経路r2に供給される植立茎稈の株元側が支持杆16の存在位置よりも後方側へ入り込むことを許す空間が形成される。
前記支持杆16は、左右外側の導入分草フレーム10b,10bから上向きに立ち上がる縦杆部分16aとその上端から中央側へ向けて横向きに屈曲させた横杆部分16bとでL字状に形成してあり、横杆部分16bは、前記引起しケース31の下端よりも高い位置で縦杆部分16aの上端と引起しケース31の下部とにわたって設けてある。したがって、横杆部分16bの下方には、後述する引起し経路r2に供給される植立茎稈の株元側が支持杆16の存在位置よりも後方側へ入り込むことを許す空間が形成される。
前記前処理フレーム10から一体的に立設された左右一対の伝動ケース15には図示しない伝動軸が内装されていて、前記引起しケース31の上部に設けた入力スプロケット33に対して前記エンジン8の動力が入力可能であるように構成してある。
また、この入力スプロケット33の駆動軸33aは、後述する縦回し式の強制分草装置40へ動力を伝達するための出力軸を兼ねるものである。
また、この入力スプロケット33の駆動軸33aは、後述する縦回し式の強制分草装置40へ動力を伝達するための出力軸を兼ねるものである。
前記引起しチェーン35は、前記スプロケット33の回動によって駆動され、このスプロケット33と前記テンション輪体34と前記一対の案内輪体32a,32bとに沿って回動して各引起し爪36を移動操作する。これにより、各引起し爪36は、図5に示すように、引起しケース31の下方に引起しケース下端31bに沿って位置する走行機体横向きの直線的な横移動経路r1を、左右両外側のデバイダ12a,12b側から中央のデバイダ12cが存在する側へ向けて移動する。
このとき、前記一対の案内輪体32a,32bの周面と、それらの案内輪体32a,32bよりも引起しチェーン35の回動方向での上手側箇所で引起しケース31に支持させて設けてある起立ガイド37とが、引起し爪36の基部に接触して引起し爪36を起立させるように操作する。
この起立操作によって引起しチェーン35に対して起立した姿勢となった引起し爪36は、引起し爪36の先端側が引起しケース31の下方外側へ突出して、前記横移動経路r1に突出した状態となる。この横移動経路r1では、左右両外側のデバイダ12a,12b側から中央のデバイダ12cが存在する側へ移動する過程で植立茎稈の株元側を係止して、その植立茎稈を後述する引起し経路r2に向けて引き寄せるように作用する。
このとき、前記一対の案内輪体32a,32bの周面と、それらの案内輪体32a,32bよりも引起しチェーン35の回動方向での上手側箇所で引起しケース31に支持させて設けてある起立ガイド37とが、引起し爪36の基部に接触して引起し爪36を起立させるように操作する。
この起立操作によって引起しチェーン35に対して起立した姿勢となった引起し爪36は、引起し爪36の先端側が引起しケース31の下方外側へ突出して、前記横移動経路r1に突出した状態となる。この横移動経路r1では、左右両外側のデバイダ12a,12b側から中央のデバイダ12cが存在する側へ移動する過程で植立茎稈の株元側を係止して、その植立茎稈を後述する引起し経路r2に向けて引き寄せるように作用する。
前記左右一対の引起し装置30,30は、前記中央のデバイダ12cの左右両側に振り分けて配設された左右の引起しケース31側から、互いに相対向する方向に爪先端側を向けて各引起し爪36が突出するように、前記引起しチェーン35に対して引起し爪36が図示しない爪起立ガイドに案内されて起立しながら移動する範囲を設定してあり、その引起し爪36が起立して上昇移動する範囲によって引起し経路r2が構成される。
つまり、引起し経路r2は、引起しケース31の下部で引起し爪36を左右方向で移動させる前記横移動経路r1の終端に引き続いて、引起し爪36を上向きに移動させる経路であり、下端は前記一対の案内輪体32a,32bのうち、中央のデバイダ12cに近い側の案内輪体32aの周面を移動する引起し爪36の先端軌跡によって形成され、上端は前記入力スプロケット33の周面を移動する引起し爪36の先端軌跡によって形成される。
つまり、引起し経路r2は、引起しケース31の下部で引起し爪36を左右方向で移動させる前記横移動経路r1の終端に引き続いて、引起し爪36を上向きに移動させる経路であり、下端は前記一対の案内輪体32a,32bのうち、中央のデバイダ12cに近い側の案内輪体32aの周面を移動する引起し爪36の先端軌跡によって形成され、上端は前記入力スプロケット33の周面を移動する引起し爪36の先端軌跡によって形成される。
前記左右一対の引起し装置30,30の夫々の引起し経路r2の経路幅W3(図6参照)は、前記茎稈導入経路R1,R2の経路幅W1,W2よりも遙かに小さく、前記横移動経路r1で掻き寄せられた2条分の茎稈穂先側を導入可能で、前記引起しケース31から突出する引起し爪36の突出長さと同程度の左右方向幅に設定されている。
そして、前記各引起し経路r2は、前記茎稈導入経路R1,R2の経路幅W1,W2内に位置しているが、前記左右両外側のデバイダ12a,12bからは離れ、前記中央のデバイダ12cに近い位置で、その中央のデバイダ12cを支持する導入分草フレーム10bの左右に振り分けて設けてある。
そして、前記各引起し経路r2は、前記茎稈導入経路R1,R2の経路幅W1,W2内に位置しているが、前記左右両外側のデバイダ12a,12bからは離れ、前記中央のデバイダ12cに近い位置で、その中央のデバイダ12cを支持する導入分草フレーム10bの左右に振り分けて設けてある。
前記引起し経路r2の上端に至った引起し爪36は、図示しない爪起立ガイドから外れて倒伏しながら前記引起しチェーン35によって引起しケース31の内部に引き込まれ、図示しない戻り経路を移動して前記案内輪体32a,32bに到達すると再び引起し爪36が起立し、前記横移動経路r1、及び引起し経路r2を移動するように構成されている。
〔強制分草装置の構成〕
前記引起し装置30の前方側には、絡み合った植立茎稈の茎稈列同士の絡みを解すための強制分草装置40が配設されている。
この強制分草装置40は、分草ケース41内に、前記引起し装置30の引起しチェーン35と同様な無端帯状の駆動チェーン42、その駆動チェーン42を回転駆動させる駆動スプロケット43、駆動チェーン42を周面で案内する回転体44、及び前記引起し装置30の引起し爪36と同様な分草爪45を備えており、茎稈列同士の絡み合った穂先側を解すように梳き作用を与えて、左右の茎稈列同士を分離させるためのものである。
前記引起し装置30の前方側には、絡み合った植立茎稈の茎稈列同士の絡みを解すための強制分草装置40が配設されている。
この強制分草装置40は、分草ケース41内に、前記引起し装置30の引起しチェーン35と同様な無端帯状の駆動チェーン42、その駆動チェーン42を回転駆動させる駆動スプロケット43、駆動チェーン42を周面で案内する回転体44、及び前記引起し装置30の引起し爪36と同様な分草爪45を備えており、茎稈列同士の絡み合った穂先側を解すように梳き作用を与えて、左右の茎稈列同士を分離させるためのものである。
前記駆動チェーン42は、走行機体の左右方向に沿う回動軸心周りで回動するように、前記駆動スプロケット43及び回転体44の回動軸心p1,p2が機体左右方向に沿わせて設けてあり、この駆動スプロケット43及び回転体44に巻回される駆動チェーン42が前記回動軸心p1,p2の周りで回動する縦回し式のもので構成されている。
前記駆動チェーン42に装着された分草爪45は、図4において前記回動軸心p1,p2で時計回りに回動する駆動スプロケット43及び回転体44に巻回された駆動チェーン42の回動にともなって、分草ケース41の前方側に爪先端側を突出させた起立姿勢で上昇移動しながら植立茎稈に梳き作用を与えて茎稈列を左右に分草し、分草ケース41の後方側では分草爪45をケース内に引退させて下降移動するように構成されている。
前記駆動チェーン42に装着された分草爪45は、図4において前記回動軸心p1,p2で時計回りに回動する駆動スプロケット43及び回転体44に巻回された駆動チェーン42の回動にともなって、分草ケース41の前方側に爪先端側を突出させた起立姿勢で上昇移動しながら植立茎稈に梳き作用を与えて茎稈列を左右に分草し、分草ケース41の後方側では分草爪45をケース内に引退させて下降移動するように構成されている。
分草ケース41内を下降移動する過程では倒伏姿勢にある前記分草爪45は、前記分草ケース41の下端側に至ると、前記回転体44の周面に基端側を接当させるように案内されて起立させられ、図4に一点鎖線で示したような爪先端軌跡を描いて分草ケース41の下端側の後方側から前方側へ向けて起立しながら移動する。
そして、起立した分草爪45は、その起立姿勢を図示しない周知の起立ガイドに案内されながら上昇移動し、分草ケース41の上端近くで前記起立ガイドの終端(上端)を過ぎると、図示しないストッパーに接当して倒伏姿勢に姿勢変更され、前記駆動スプロケット43の外周側を回動して分草ケース41内で倒伏姿勢に維持されながら下降移動する。
前記駆動スプロケット43への動力伝達は、前記左右一対の引起し装置30,30のうち、未刈側に位置する引起し装置30の入力スプロケット33の駆動軸33aから、引起しケース31の前面側に突出させた中継伝動ケース50内のベベルギヤ51、及び伝動軸52を介して、分草ケース41内の前記駆動スプロケット43へ動力を伝達するように構成してある。
そして、起立した分草爪45は、その起立姿勢を図示しない周知の起立ガイドに案内されながら上昇移動し、分草ケース41の上端近くで前記起立ガイドの終端(上端)を過ぎると、図示しないストッパーに接当して倒伏姿勢に姿勢変更され、前記駆動スプロケット43の外周側を回動して分草ケース41内で倒伏姿勢に維持されながら下降移動する。
前記駆動スプロケット43への動力伝達は、前記左右一対の引起し装置30,30のうち、未刈側に位置する引起し装置30の入力スプロケット33の駆動軸33aから、引起しケース31の前面側に突出させた中継伝動ケース50内のベベルギヤ51、及び伝動軸52を介して、分草ケース41内の前記駆動スプロケット43へ動力を伝達するように構成してある。
前記強制分草装置40は、図3乃至図5に示すように、前記デバイダ12a,12b,12c,12dよりも機体後方側で、前記引起し装置30よりも前方側に位置するように配設され、かつ、前記各デバイダ12a,12b,12c,12dのうちで、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側と、前記一本の補助分草フレーム10cに支持されて茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側との二箇所に設けてあり、この茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側に設けられた強制分草装置40が本発明の強制分草装置40に相当する。
そして、各強制分草装置40の下端部は、前記左外側のデバイダ12aを支持する導入分草フレーム10b、及び前記茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dを支持する補助分草フレーム10cに連結板17を介して夫々支持され、各強制分草装置40の上端部は、前記動力伝達用の中継伝動ケース50を介して前記未刈側に位置する引起し装置30に支持されている。
前記連結板17は、図4に示すように、分草ケース41の下端側における分草爪45の起立開始箇所の左横側方(未刈側)に位置して、前記分草爪45の起立開始箇所における前記一点鎖線で示した爪先端軌跡を含む爪軌跡を横側方から遮蔽するように設けてあり、倒伏姿勢から起立姿勢への分草爪45の起立途中で横側方から茎稈や雑草が絡まることを抑止するように、その前後方向幅及び上下方向寸法を有したもので構成してある。
前記連結板17は、図4に示すように、分草ケース41の下端側における分草爪45の起立開始箇所の左横側方(未刈側)に位置して、前記分草爪45の起立開始箇所における前記一点鎖線で示した爪先端軌跡を含む爪軌跡を横側方から遮蔽するように設けてあり、倒伏姿勢から起立姿勢への分草爪45の起立途中で横側方から茎稈や雑草が絡まることを抑止するように、その前後方向幅及び上下方向寸法を有したもので構成してある。
図4及び図6に示すように、前記強制分草装置40は、後方の引起し装置30の引起しケース31の前面との間に、前記強制分草装置40で分草された茎稈導入経路R1内の茎稈a1,a2のうちで、前記引起し経路r2から遠い側に分草された茎稈a1の穂先側が通過することを許すための通路空間Sを設けてある。
前記引起しケース31の前面に取り付けられる前記中継伝動ケース50が前記引起し装置30の入力スプロケット33の駆動軸33aから動力を伝達され、かつその駆動軸33aの存在位置よりも、引起しケース31の上端程度まで上方側へ持ち上げられた位置で強制分草装置40に対して連結されているので、通路空間Sの上端箇所は、前記引起しケース31側から分草ケース41に向けて前方側へ延出された前記中継伝動ケース50の前後向き部分53となる。
また、通路空間Sの下端箇所は、前記茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dを支持する補助分草フレーム10cの上縁となる。つまり、補助分草フレーム10cの上側には、連結板17を連結するブラケット17aの後端から切断装置13に至る範囲において、引起し装置30などと連結された部材が存在しないように構成してある。したがって、前記引起し経路r2から遠い側に分草された茎稈a1が、図7に示すように、補助分草フレーム10cの上側に凭れた姿勢で引き起こし作用を受けながら後方の切断装置13側へ移行する際に、その後方側への移行が妨げられることを回避できるようにしてある。
前記引起しケース31の前面に取り付けられる前記中継伝動ケース50が前記引起し装置30の入力スプロケット33の駆動軸33aから動力を伝達され、かつその駆動軸33aの存在位置よりも、引起しケース31の上端程度まで上方側へ持ち上げられた位置で強制分草装置40に対して連結されているので、通路空間Sの上端箇所は、前記引起しケース31側から分草ケース41に向けて前方側へ延出された前記中継伝動ケース50の前後向き部分53となる。
また、通路空間Sの下端箇所は、前記茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dを支持する補助分草フレーム10cの上縁となる。つまり、補助分草フレーム10cの上側には、連結板17を連結するブラケット17aの後端から切断装置13に至る範囲において、引起し装置30などと連結された部材が存在しないように構成してある。したがって、前記引起し経路r2から遠い側に分草された茎稈a1が、図7に示すように、補助分草フレーム10cの上側に凭れた姿勢で引き起こし作用を受けながら後方の切断装置13側へ移行する際に、その後方側への移行が妨げられることを回避できるようにしてある。
前記中継伝動ケース50は、前後向き部分53の前端部に横向き部分54を備えて、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側に位置する強制分草装置40と、前記一本の補助分草フレーム10cに支持されて茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側に位置する強制分草装置40とを連結する部材としても役立っている。
〔茎稈の処理状態の説明〕
上記のように構成された強制分草装置40、及び前記引起し装置30による茎稈の分草及び引起しの作用状態を図6に基づいて説明する。
刈取り部3での刈り幅W内に、機体左右方向で最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aと中央デバイダ12cとの間に、複数条の茎稈a1,a2,を導入可能な左側の茎稈導入経路R1が存在し、最も脱穀フィードチェーン4aから遠く運転部6に近い位置の右外側のデバイダ12bと前記中央デバイダ12cとの間に、複数条の茎稈a3,a4,を導入可能な右側の茎稈導入経路R2が存在している。
夫々の茎稈導入経路R1,R2の機体進行方向での後方側には、それぞれ横移動経路r1と引起し経路r2とを備える引起し装置30が配備され、一方の引起し装置30の引起し経路r2に対して一方の茎稈導入経路R1(またはR2)からの複数条の茎稈a1,a2(またはa3,a4)が導入されるように配備されている。
上記のように構成された強制分草装置40、及び前記引起し装置30による茎稈の分草及び引起しの作用状態を図6に基づいて説明する。
刈取り部3での刈り幅W内に、機体左右方向で最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aと中央デバイダ12cとの間に、複数条の茎稈a1,a2,を導入可能な左側の茎稈導入経路R1が存在し、最も脱穀フィードチェーン4aから遠く運転部6に近い位置の右外側のデバイダ12bと前記中央デバイダ12cとの間に、複数条の茎稈a3,a4,を導入可能な右側の茎稈導入経路R2が存在している。
夫々の茎稈導入経路R1,R2の機体進行方向での後方側には、それぞれ横移動経路r1と引起し経路r2とを備える引起し装置30が配備され、一方の引起し装置30の引起し経路r2に対して一方の茎稈導入経路R1(またはR2)からの複数条の茎稈a1,a2(またはa3,a4)が導入されるように配備されている。
前記強制分草装置40は、刈取り部3での刈り幅W内で、機体左右方向で最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側に、未刈茎稈a0と刈取対象茎稈a1〜a4とを分離するための強制分草装置40が配設され、前記左外側のデバイダ12aと前記中央のデバイダ12cとの間に設けられた小型のデバイダ12dの後方側に、茎稈導入経路R1の幅W1内に導入された複数条の茎稈a1,a2を分草するためのもう一つの強制分草装置40が配設されている。
前記左外側のデバイダ12aの後方側に位置する強制分草装置40によって分草された未刈側の茎稈a0の条列と、その未刈側の茎稈a0の隣の刈取対象の茎稈a1の条列とは、前記刈り幅Wの内側と外側とに分草され、内側に分草された茎稈a1が引起し装置30の引起し経路r2に送り込まれる。
前記小型のデバイダ12dの後方側で、茎稈導入経路R1の幅W1内に導入された複数条の茎稈a1,a2を分草するための前記もう一つの強制分草装置40によって分草された茎稈a1,a2の条列は、その強制分草装置40の左右に分草されたのち、ともに引起し装置30の引起し経路r2に送り込まれる。
前記小型のデバイダ12dの後方側で、茎稈導入経路R1の幅W1内に導入された複数条の茎稈a1,a2を分草するための前記もう一つの強制分草装置40によって分草された茎稈a1,a2の条列は、その強制分草装置40の左右に分草されたのち、ともに引起し装置30の引起し経路r2に送り込まれる。
このとき、前記茎稈導入経路R1の幅W1内に導入された複数条の茎稈a1,a2を分草するための前記もう一つの強制分草装置40によって、その強制分草装置40の左側、つまり、前記茎稈導入経路R1のうちで、左外側のデバイダ12aと前記小型のデバイダ12dとの間に形成される経路部分に分草された茎稈a1の条列は、その株元側を前記引起し装置30の横移動経路r1を移動する引起し爪31によって引起し経路r2側へ移行させられながら、穂先側が前記通路空間Sを通過し、引起し経路r2での引起し作用を受けることになる(図6,7参照)。
すなわち、左外側のデバイダ12aと前記小型のデバイダ12dとの間に形成される経路部分に分草された茎稈a1は、図6,7に示すように、刈取り部3の横外側を覆う横カバー19に形成された、後方に至るほど刈り幅Wの中央側へ寄るように傾斜した形状の案内面19aに穂先側を案内されて、刈り幅Wの中央側への倒れ込み傾向を持つ状態で後方移動しながら、株元側近くが図7に示すように、引起し装置30の横移動経路r1を移動する引起し爪31によって引起し経路r2側へ移行させられる。そして、引起し爪31によって横移動経路r1を移動させられる前記茎稈a1の株元側近くは、引起し爪31による強制的な刈り幅Wの中央側への掻き込み作用を受け、刈り幅Wの中央側へ押されて、前記連結板17の後端縁と引起し装置30の引起しケース31の前面との間を通り、図7に示すように屈曲させられながら、補助分草フレーム10cの上縁に沿って後方の切断装置13に至り、株元を切断される。
また、前記茎稈導入経路R1のうちで、前記小型のデバイダ12dと前記中央デバイダ12cとの間に形成される経路部分に分草された茎稈a2の条列は、そのまま直接的に前記引起し経路r2に送り込まれて引起し作用を受けることになる。
すなわち、左外側のデバイダ12aと前記小型のデバイダ12dとの間に形成される経路部分に分草された茎稈a1は、図6,7に示すように、刈取り部3の横外側を覆う横カバー19に形成された、後方に至るほど刈り幅Wの中央側へ寄るように傾斜した形状の案内面19aに穂先側を案内されて、刈り幅Wの中央側への倒れ込み傾向を持つ状態で後方移動しながら、株元側近くが図7に示すように、引起し装置30の横移動経路r1を移動する引起し爪31によって引起し経路r2側へ移行させられる。そして、引起し爪31によって横移動経路r1を移動させられる前記茎稈a1の株元側近くは、引起し爪31による強制的な刈り幅Wの中央側への掻き込み作用を受け、刈り幅Wの中央側へ押されて、前記連結板17の後端縁と引起し装置30の引起しケース31の前面との間を通り、図7に示すように屈曲させられながら、補助分草フレーム10cの上縁に沿って後方の切断装置13に至り、株元を切断される。
また、前記茎稈導入経路R1のうちで、前記小型のデバイダ12dと前記中央デバイダ12cとの間に形成される経路部分に分草された茎稈a2の条列は、そのまま直接的に前記引起し経路r2に送り込まれて引起し作用を受けることになる。
右側の記茎稈導入経路R2に導入された茎稈a3,a4の条列は、前記二箇所の強制分草装置40による分草作用を受けることなく、その株元側を右側の引起し装置30の横移動経路r1を移動する引起し爪31によって引起し経路r2側へ移行させられて、引起し経路r2での引起し作用を受けることになる。
〔別実施形態の1〕
図8は本発明における別の実施形態を示すものであり、この実施形態では、側面視における強制分草装置40の配設姿勢を、前記引起し装置30の引起しケース31に対して平行に配設するのではなく、水平面に対する前記引起しケース31の傾斜角度よりも緩やかな傾斜角度となるような緩傾斜の姿勢で配設してある。
これによって、強制分草装置40の後縁と引起し装置30の引起しケース31の前面との間に形成される通路空間Sは、下部側の前後幅L1が上部側の前後幅L2よりも広くなり、下部側における茎稈の通過が楽に行われ易くなる。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成されている。
図8は本発明における別の実施形態を示すものであり、この実施形態では、側面視における強制分草装置40の配設姿勢を、前記引起し装置30の引起しケース31に対して平行に配設するのではなく、水平面に対する前記引起しケース31の傾斜角度よりも緩やかな傾斜角度となるような緩傾斜の姿勢で配設してある。
これによって、強制分草装置40の後縁と引起し装置30の引起しケース31の前面との間に形成される通路空間Sは、下部側の前後幅L1が上部側の前後幅L2よりも広くなり、下部側における茎稈の通過が楽に行われ易くなる。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成されている。
〔別実施形態の2〕
縦回し式の強制分草装置40は、実施の形態で示したように、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側と、前記一本の補助分草フレーム10cに支持されて茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側との二箇所に設けたものに限らず、茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側の一箇所のみに設けたものであってもよく、また、右側の茎稈導入経路R2の幅W2内にも小型のデバイダ12dを位置させてその部位の後方側に設けてもよい。
さらに、実施の形態で示したような4条刈りのコンバインに限らず、種々の複数条数の茎稈列を刈り取るコンバインに適用することができる。要は、一つの引起し経路r2に対して複数条の茎稈を導入する茎稈導入経路R1,R2で、茎稈列同士を分草することができる位置に配設されるものであればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様である。
縦回し式の強制分草装置40は、実施の形態で示したように、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側と、前記一本の補助分草フレーム10cに支持されて茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側との二箇所に設けたものに限らず、茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側の一箇所のみに設けたものであってもよく、また、右側の茎稈導入経路R2の幅W2内にも小型のデバイダ12dを位置させてその部位の後方側に設けてもよい。
さらに、実施の形態で示したような4条刈りのコンバインに限らず、種々の複数条数の茎稈列を刈り取るコンバインに適用することができる。要は、一つの引起し経路r2に対して複数条の茎稈を導入する茎稈導入経路R1,R2で、茎稈列同士を分草することができる位置に配設されるものであればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様である。
〔別実施形態の3〕
引起し装置30の横移動経路r1は、実施の形態で示したような直線的な経路で構成されたものに限らず、単一の案内輪体32a(又は32b)を用いて引起し爪36が円弧軌跡を描いて移動するように構成されたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様である。
引起し装置30の横移動経路r1は、実施の形態で示したような直線的な経路で構成されたものに限らず、単一の案内輪体32a(又は32b)を用いて引起し爪36が円弧軌跡を描いて移動するように構成されたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様である。
〔別実施形態の4〕
前記茎稈導入経路R1に設けられる縦回し式の強制分草装置40は、実施の形態で示したように、引起し装置30の引起しケース31の直前方位置に配設されたものであるに限らず、その茎稈導入経路R1に導入される複数の茎稈列同士を分草することが可能な位置に設けられるものであればよく、例えば、引起し装置30の引起し爪36が存在する引起し経路r2の直前方位置に配設されたものであってもよい。
その他の構成は前述の実施形態のものと同様である。
前記茎稈導入経路R1に設けられる縦回し式の強制分草装置40は、実施の形態で示したように、引起し装置30の引起しケース31の直前方位置に配設されたものであるに限らず、その茎稈導入経路R1に導入される複数の茎稈列同士を分草することが可能な位置に設けられるものであればよく、例えば、引起し装置30の引起し爪36が存在する引起し経路r2の直前方位置に配設されたものであってもよい。
その他の構成は前述の実施形態のものと同様である。
〔別実施形態の5〕
縦回し式の強制分草装置40は、実施の形態で示したように、縦回し式の駆動チェーン42が走行機体の左右方向に沿う水平姿勢でかつ進行方向に直交する方向の回動軸心p1,p2周りで回動する構造のものに限らず、図9に示すように、分草ケース41が全体的に上端側ほど刈り幅W内で引き起こし経路r2側に近付くように傾斜した構造のものであってもよい。この場合、駆動チェーン42を巻回する駆動スプロケット43及び回転体44の回動軸心p1,p2は、正面視で少し刈り幅Wの外側ほど高くなるように傾斜した姿勢となる。
この強制分草装置40は、茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側の一箇所のみに設けたものであってもよく、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側と、前記茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側との二箇所に設けたものであってもよい。また、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側にのみ設けたものであってもよい。
その他の構成は前述の実施形態のものと同様である。
縦回し式の強制分草装置40は、実施の形態で示したように、縦回し式の駆動チェーン42が走行機体の左右方向に沿う水平姿勢でかつ進行方向に直交する方向の回動軸心p1,p2周りで回動する構造のものに限らず、図9に示すように、分草ケース41が全体的に上端側ほど刈り幅W内で引き起こし経路r2側に近付くように傾斜した構造のものであってもよい。この場合、駆動チェーン42を巻回する駆動スプロケット43及び回転体44の回動軸心p1,p2は、正面視で少し刈り幅Wの外側ほど高くなるように傾斜した姿勢となる。
この強制分草装置40は、茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側の一箇所のみに設けたものであってもよく、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側と、前記茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側との二箇所に設けたものであってもよい。また、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側にのみ設けたものであってもよい。
その他の構成は前述の実施形態のものと同様である。
〔別実施形態の6〕
縦回し式の強制分草装置40は、実施の形態で示したように、縦回し式の駆動チェーン42が走行機体の左右方向に沿う水平姿勢でかつ進行方向に直交する方向の回動軸心p1,p2周りで回動する構造のものに限らず、図10に示すように、分草ケース41が前方側ほど刈り幅W内で引き起こし経路r2側に近付くように傾斜した構造のものであってもよい。この場合、駆動チェーン42を巻回する駆動スプロケット43及び回転体44の回動軸心p1,p2は、平面視で少し刈り幅Wの中央側に近付くように前後方向で傾斜した姿勢となる。
この強制分草装置40は、茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側の一箇所のみに設けたものであってもよく、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側と、前記茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側との二箇所に設けたものであってもよい。また、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側にのみ設けたものであってもよい。
その他の構成は前述の実施形態のものと同様である。
縦回し式の強制分草装置40は、実施の形態で示したように、縦回し式の駆動チェーン42が走行機体の左右方向に沿う水平姿勢でかつ進行方向に直交する方向の回動軸心p1,p2周りで回動する構造のものに限らず、図10に示すように、分草ケース41が前方側ほど刈り幅W内で引き起こし経路r2側に近付くように傾斜した構造のものであってもよい。この場合、駆動チェーン42を巻回する駆動スプロケット43及び回転体44の回動軸心p1,p2は、平面視で少し刈り幅Wの中央側に近付くように前後方向で傾斜した姿勢となる。
この強制分草装置40は、茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側の一箇所のみに設けたものであってもよく、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側と、前記茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dの後方側との二箇所に設けたものであってもよい。また、最も脱穀フィードチェーン4aに近い位置の左外側のデバイダ12aの後方側にのみ設けたものであってもよい。
その他の構成は前述の実施形態のものと同様である。
〔別実施形態の7〕
図11乃至図13は、本発明における強制分草装置40のさらに別の実施形態を示すものであり、この実施形態では、側面視における強制分草装置40の配設姿勢を、水平面に対する引起しケース31の傾斜角度よりも緩やかな傾斜角度となるような緩傾斜の姿勢で配設するにあたり、次のように構成してもよい。
すなわち、図11に示すように、強制分草装置40の後縁と引起し装置30の引起しケース31の前面との間に形成される通路空間Sの、下部側の前後幅L1が上部側の前後幅L2よりも少し広くなるように構成したもの、あるいは、図12に示すように、前記通路空間Sの下部側の前後幅L1が、図11に示す構造のものよりも、より広くなってさらに緩傾斜状態となるように構成したもの、あるいは、下部側の前後幅L1と上部側の前後幅L2とが略同じとなる構成を、後述するダルマ孔部46への伝動軸52の取付位置を上下に変更することによって選択できるように構成してもよい。
図11乃至図13は、本発明における強制分草装置40のさらに別の実施形態を示すものであり、この実施形態では、側面視における強制分草装置40の配設姿勢を、水平面に対する引起しケース31の傾斜角度よりも緩やかな傾斜角度となるような緩傾斜の姿勢で配設するにあたり、次のように構成してもよい。
すなわち、図11に示すように、強制分草装置40の後縁と引起し装置30の引起しケース31の前面との間に形成される通路空間Sの、下部側の前後幅L1が上部側の前後幅L2よりも少し広くなるように構成したもの、あるいは、図12に示すように、前記通路空間Sの下部側の前後幅L1が、図11に示す構造のものよりも、より広くなってさらに緩傾斜状態となるように構成したもの、あるいは、下部側の前後幅L1と上部側の前後幅L2とが略同じとなる構成を、後述するダルマ孔部46への伝動軸52の取付位置を上下に変更することによって選択できるように構成してもよい。
この図11及び図12に示す実施形態のものでは、何れも引起しケース31側から延出された中継伝動ケース50に対して分草ケース41を取り付けるにあたり、図11及び図12に示すように、分草ケース41の機体左右方向での内側の横側面に、上下方向に並ぶ三つの円形孔を部分的に重複させた形状のダルマ孔部46を形成し、そのダルマ孔部46を分草ケース41のケース外側から閉塞するように、分草ケース41の横側面に接当する当て板部材47を前記中継伝動ケース50に取り付けてある。中継伝動ケース50の前後向き部分53に連なる横向き部分54には、前記分草ケース41の横側面に当てつけられるフランジ部(図示せず)をケース端部に形成してあり、そのフランジ部を介して中継伝動ケース50を分草ケース41の横側面にボルト連結するとともに、当て板部材47を分草ケース41の横側面に対して連結ボルト48を用いて連結することにより、分草ケース41の上部側を中継伝動ケース50に支持させてある。
前記当て板部材47は、分草ケース41の前記ダルマ孔部46の形成範囲よりも上下方向で長く形成してあり、図13(a)は、図11に示すように中継伝動ケース50の伝動軸52が前記ダルマ孔部46の上下長さ方向の中間に位置する状態で、当て板部材47を分草ケース41の横側面に対して連結した構造を示している。前記ダルマ孔部46の個々の円形孔に相当する部位の径は、前記伝動軸52に外嵌したカラー部分の外径よりも僅かに大きい程度で、伝動軸52をカラー部分ごと挿抜可能であるように構成してある。そして、前記ダルマ孔部46の個々の円形孔に相当する部位の重複部分は前記伝動軸52に外嵌したカラー部分の外径よりも短い寸法に形成され、前記カラー部分を外嵌した伝動軸52がダルマ孔部46内で上下の円形孔に相当する部位間を移動することがないように構成してある。
図12に示すように、中継伝動ケース50の伝動軸52が前記ダルマ孔部46の上下長さ方向の上部に位置する状態で取り付ける場合には、図13(b)に示すように、分草ケース41の横側面に対して当て板部材47を上方側へ位置をずらして連結すればよい。
図12に示すように、中継伝動ケース50の伝動軸52が前記ダルマ孔部46の上下長さ方向の上部に位置する状態で取り付ける場合には、図13(b)に示すように、分草ケース41の横側面に対して当て板部材47を上方側へ位置をずらして連結すればよい。
分草ケース41の下部側は、前述した実施形態のものと同様に、左外側のデバイダ12aを支持する導入分草フレーム10b、又は、茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dを支持する補助分草フレーム10cに連結板17を介して支持されている。ただし、図11に示す構造の分草ケース41と図12に示す構造の分草ケース41とでは、下部側の前後方向位置が異なっているので、その下部側の位置に合致するように前記左外側のデバイダ12aを支持する導入分草フレーム10b、又は、茎稈導入経路R1の幅W1内に位置する小型のデバイダ12dを支持する補助分草フレーム10cの前方側への延出長さを異ならせてある。
また、分草ケース41内において上部の駆動スプロケット43と下部の回転体44との間に巻回される駆動チェーン42の長さも、図11に示す構造の分草ケース41と図12に示す構造の分草ケース41とでは異なるので、それぞれの駆動スプロケット43と下部の回転体44との間隔に適応した異なる長さの駆動チェーン42を巻回してある。
尚、ダルマ孔部46の上下長さ方向の下部に中継伝動ケース50の伝動軸52が位置する状態で分草ケース41を取り付ける場合には、分草ケース41の横側面に対して当て板部材47を下方側へ位置をずらして連結すればよい。この状態では、前記通路空間Sの下部側の前後幅L1と上部側の前後幅L2とが略同じとなるものであり、前記駆動スプロケット43と下部の回転体44との間隔に適応した異なる長さの駆動チェーン42、及び補助分草フレーム10cの前方側への延出長さも適応した構造のものを採用すればよい。
また、分草ケース41内において上部の駆動スプロケット43と下部の回転体44との間に巻回される駆動チェーン42の長さも、図11に示す構造の分草ケース41と図12に示す構造の分草ケース41とでは異なるので、それぞれの駆動スプロケット43と下部の回転体44との間隔に適応した異なる長さの駆動チェーン42を巻回してある。
尚、ダルマ孔部46の上下長さ方向の下部に中継伝動ケース50の伝動軸52が位置する状態で分草ケース41を取り付ける場合には、分草ケース41の横側面に対して当て板部材47を下方側へ位置をずらして連結すればよい。この状態では、前記通路空間Sの下部側の前後幅L1と上部側の前後幅L2とが略同じとなるものであり、前記駆動スプロケット43と下部の回転体44との間隔に適応した異なる長さの駆動チェーン42、及び補助分草フレーム10cの前方側への延出長さも適応した構造のものを採用すればよい。
図13では、中継伝動ケース50の端部に駆動スプロケット43を装着して、中継伝動ケース50内の伝動軸52が分草ケース41の片側の側面のみを貫通し、分草ケース41の反対側の側面は閉塞されている構造のものを示したが、中継伝動ケース50内の伝動軸52が分草ケース41の両側面を貫通した構造としてもよい。この場合には、前記ダルマ孔部46、及びそのダルマ孔部46を分草ケース41のケース外側から閉塞する当て板部材47も分草ケース41の両側面に設けるとよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成されている。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成されている。
本発明のコンバインとしては、稲・麦などの穀稈を収穫対象とするものに限らず、大豆などの作物や、その他の絡みやすい茎稈を収穫対象とするものにも適用することができる。
10b,10c 支持杆
12a,12d 固定分草具
30 引起し装置
40 強制分草装置
a1 茎稈
R1 茎稈導入経路
r1 横移動経路
r2 引起し経路
S 通路空間
12a,12d 固定分草具
30 引起し装置
40 強制分草装置
a1 茎稈
R1 茎稈導入経路
r1 横移動経路
r2 引起し経路
S 通路空間
Claims (4)
- 機体左右方向に沿う回動軸心周りで回動する無端回動帯を備えた縦回し式の強制分草装置を、引起し装置の前方側に設けてあるコンバインであって、
前記引起し装置による一つの引起し経路に対して、複数の茎稈列が導入可能であるように構成された茎稈導入経路を、前記引起し経路の前方側に設け、
前記茎稈導入経路に、前記引起し装置の一つの引起し経路に導入される複数の茎稈列同士を分草するように、その茎稈導入経路の左右幅方向での中間位置に前記強制分草装置を配設し、
前記引起し装置の前面と前記強制分草装置の後端縁との間に、前記強制分草装置で前記茎稈導入経路内の前記引起し経路から遠い側に分草された茎稈の穂先側が通過可能な通路空間を設けてあることを特徴とするコンバイン。 - 前記強制分草装置は、前記引起し装置の下端部における左右方向での横移動経路の前方側に設けてある請求項1記載のコンバイン。
- 前記強制分草装置は、前記茎稈導入経路の左右幅内に設けた固定分草具の支持杆に下端側を支持されている請求項1又は2記載のコンバイン。
- 前記強制分草装置は、上方側よりも下方側で後方の引起し装置との前後方向間隔が広くなるように前記引起し装置よりも緩傾斜姿勢に傾斜させて配設してある請求項1〜3のいずれか一項記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011009937A JP2012147738A (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2011009937A JP2012147738A (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | コンバイン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012147738A true JP2012147738A (ja) | 2012-08-09 |
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ID=46790681
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| JP2011009937A Pending JP2012147738A (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | コンバイン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012147738A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105940856A (zh) * | 2016-06-13 | 2016-09-21 | 合肥雄川机械销售有限公司 | 一种粮食作物切割收集装置 |
-
2011
- 2011-01-20 JP JP2011009937A patent/JP2012147738A/ja active Pending
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