JP2012148659A - 燃料タンクカバー構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料タンク20上を前側のトレー部40と後側のポンプカバー部50を一体に形成した燃料タンクカバー30で覆う。トレー部40は上向きに開放する凹部とし、ポンプカバー部50は下向きに開放する凹部とし、凹凸を逆に形成する。燃料タンクカバー30の前部にはパッキン32を設け、フィラーネック25の周囲へ係止する。燃料タンクカバー30の後部には係合突部56を設け、爪56aでフランジ部24の係止突部24bに形成した係合穴24cへ係止する。燃料タンクカバー30の左右にはスライド係合部54を設け、それぞれフランジ部24の左右両側へスライド係合させる。
【選択図】図4
Description
本願はこのような要請の実現を目的とする。
この燃料タンクカバーは、給油口の周囲を覆うように設けられたトレー部と前記ポンプカバー部とを一体に形成するとともに、
前記トレー部に前記給油口を囲む開口部を形成し、この開口部に環状の弾性部材を嵌合して、外周部を前記開口部の内周に密着させ、前記弾性部材の内周部を前記給油口周囲に密着させ、
さらに燃料タンクカバーの周囲に前記燃料タンクとの係合部を設け、この係合部と前記弾性部材により、前記燃料タンクカバーを前記燃料タンクに取付けたことを特徴とする。
このトレー側凹部に隣接して、前記ポンプカバー部が下方に開放されたポンプ側凹部を形成するように、反対向きの凹部を組み合わせたことを特徴とする。
他方の端部に、前記係合部の一部をなすとともに、前記燃料タンクに設けられた係合穴へ差込みで係合する第1係合部を形成したことを特徴とする。
前記ポンプカバー部から前記係合部を連結する延出部を形成するとともに、この延出部の少なくとも一つに配管を固定する配管固定部を設けたことを特徴とする。
前記トレー部に、外部へ流体を排出する排出口を形成し、
このトレー部の底部を一方向へ傾斜させて配置し、この底部の最下部近傍に前記排出口を形成するとともに、
前記底部の傾斜方向端部から斜面状に隆起する傾斜ガイド壁を形成し、
平面視にて、前記傾斜ガイド壁を前記底部の傾斜方向と交わるように設け、
前記底部と前記傾斜ガイド壁との境界線を、その長さ方向一端が前記最下部よりも高い位置にあり、他端が前記最下部になるように前記傾斜方向に対して傾斜させたことを特徴とする。
前記燃料ポンプを固定するボルトを前記燃料タンクの上面に上方へ向かって設けるとともに、
前記燃料タンクカバーの下側面に前記ボルトの先端に向かって延出するリブを立設したことを特徴とする。
また、弾性部材であるパッキンを給油口周囲へ密着嵌合させ、かつ別の場所に設けた係合部により燃料タンクカバーを燃料タンクに取付けるため、締結部材により燃料タンクカバーを燃料タンクへ取付ける構造に比べて生産性が向上する。
図1は本実施形態に係る自動2輪車の外観を示す右側面図、図2は車体の左側面のうち燃料タンク回り部分をシート及び車体カバーを省いて示す図、図3は燃料タンク回り部分の平面図、図4は同斜視図、図5は同背面視図、図6は図2の6−6線断面図である。
車体前部は前部車体カバー4で覆われ、その鞍部4aを挟んでハンドル3の後方にシート5が配置されている。シート5は前後方向へ長いダブルシートであり、前半部がライダーシート5a、後半部がピニオンシート5bになっている。
シート5を開くと、ライダーシート5aの下方に配置されている燃料タンクの給油が可能になる。
リヤフレーム12は屈曲部12aで略水平に屈曲してさらに後方へ延び、屈曲部12aより前方部分をリヤフレーム前部12b、後方部分をリヤフレーム後部12cとする。
チェーンケース14はリヤフォーク15に固定され、リヤフォーク15の前端は図では見えないがリヤフレーム12の下部へ揺動自在に支持され、後端部は緩衝器9によりリヤフレーム12の屈曲部12aと連結されている。
燃料タンク20の上面のうち、燃料キャップ22が取付けられる給油口25aが形成されている前部はリヤフレーム12の屈曲部12aとほぼ同じ高さをなすが、後方側が一段低くなって段差をなしている。
ドレンチューブ31はタンク用ステー17の上で下方へ曲がり、後部車体カバー6の内側へ入るようになっている。符号19はリヤフェンダである。
トレー部40の後部一側方(本例では左側)には、外方へ張り出す排出部42が形成されている。この排出部42にドレンチューブ31の前端が接続されている。
この係合突部56は本願発明の第1係合部をなし、その位置は燃料タンクカバー30の前端部を燃料タンク20の上面前端部へ係合するパッキン32に対して前後方向でほぼ対極配置され、パッキン32と係合突部56を結ぶ線はほぼ車体中心線に沿ったものになる。
なお、燃料タンク20はフランジ部24の後端部左右ではボルト17bにより車体フレームに形成されたタンク用ステー17へ締結されている。
図9に示すように、タンクカバー30は燃料タンク20の上面を覆う樹脂製部材であり、全体が一方向へ傾斜し、この例では前方上がりに傾斜配置され、前端部はパッキン32にて給油口25aへ取付けられ、後端部は係合突部56にて燃料タンク20の後端部へ取付けられている(図3参照)。
このように凹凸を逆にして同一部材へ一体成形することで、燃料タンクカバー30を高さ方向で大型化することがない。しかも、剛性を高くすることができるので、機能性と剛性を両立できる。
トレー部40は周囲を囲む環状壁44により、給油時に給油口25aから溢れた流体を内側へ収容できるようになっている。傾斜ガイド壁43及び後壁42bは環状壁44の一部であって、その後部をなしている。
トレー部40の底部45前方には開口46が形成されている。この開口46の縁部は厚肉部46aになっており、ここにパッキン32の外周部が嵌合されるようになっている。
このため、境界線47の車体左側の端部47bと底部45の最下部45aとはほぼ同じ高さか、もしくは最下部45aの方が若干低くなる。
ドレンパイプ42aはパイプ状をなして排出部42の外方(斜め後方)へ突出し、このドレンパイプ42aにドレンチューブ31の前端が接続されている。
このように、底部45の前後方向における傾斜Cと、境界線47の傾斜Dにより、傾斜ガイド壁43へ流れて来た流体を傾斜ガイド壁43により最下部45aへスムーズに流して排出部42へ速やかに導くことができる。
また、切り欠き凹部58aの底部とボルト26aの先端との当接でも本体部51の下方移動を阻止できない場合は、さらにリブ58の先端とナット67へ当接することにより本体部51の下方移動を阻止できる。
したがって、シート5の荷重を燃料タンク20上面に逃がすことができ、ポンプカバー部50と燃料ポンプ60との干渉を回避することができる。
このとき、パッキン32の中央穴32bがフィラーネック25の上に来て係合突部56の爪56aが係合穴24cの上に来るよう、予め各部の位置を設定しておく。
Aに示すように、パッキン32は弾性を有するリング状のラバーから形成される。パッキン32の内外周は厚肉部をなし、内周側厚肉部32aは中央穴32bを囲むシール部をなし、その内径はフィラーネック25の外径より若干小さくなっている。外周側厚肉部32cの外周は開口46の内径よりも若干大きくなっている。
そこで、予め開口46の厚肉部46aに嵌合溝32dを外嵌するとパッキン32は開口46の内側へ密に取付けられる。
しかもパッキンの弾性により、固定時におけるガタツキを防止できる。
このように、燃料タンクカバー30の前部はパッキン32を利用してフィラーネック25の周囲へ簡単迅速に弾性嵌合で固定でき、このとき多少の寸法誤差が生じても、パッキン32の弾性によりこれを吸収することができる。
また、燃料タンクカバー30を弾性変形させて組み付けることなく、第2係合部をフランジに沿ってスライドさせることにより、スライド係合部54をフランジ部24に係合することができるため、燃料タンクカバー30の強度を高めた上で、生産性の向上を図ることができる。
また、トレー部40とポンプカバー部50がそれぞれ上下方向に反対向きの凹部を形成するため、燃料タンクカバー30を高さ方向で大型化することなく、その機能性と剛性を両立させることができる。
Claims (8)
- 車体フレームに支持される燃料タンクの上面に給油口を設け、さらに燃料タンク内に収容される燃料ポンプの上部に燃料吐出口を設け燃料タンクの上面に取付け、この燃料ポンプ上部を覆うポンプカバー部を備えて燃料タンクに取付けられる燃料タンクカバー構造において、
この燃料タンクカバー(30)は、給油口(25a)の周囲を覆うように設けられたトレー部(40)と前記ポンプカバー部(50)とを一体に形成するとともに、
前記トレー部(40)に前記給油口(25a)を囲む開口部(46)を形成し、この開口部(46)に環状の弾性部材(32)を嵌合して、外周部を前記開口部(46)の内周に密着させ、前記弾性部材(32)の内周部を前記給油口周囲に密着させ、
さらに燃料タンクカバー(30)の周囲に前記燃料タンク(20)との係合部(54,56)を設け、この係合部(54,56)と前記弾性部材(32)により、前記燃料タンクカバー(30)を前記燃料タンク(20)へ取付けたことを特徴とする燃料タンクカバー構造。 - 前記トレー部(40)は前記給油口(25a)の周囲を囲んで上方に開放されたトレー側凹部を形成し、
このトレー側凹部に隣接して、前記ポンプカバー部(50)が下方に開放されたポンプ側凹部を形成するように、反対向きの凹部を組み合わせたことを特徴とする請求項1に記載した燃料タンクカバー構造。 - 前記燃料タンクカバー(30)の対向する一対の端部の一方に前記開口部(46)を形成して前記弾性部材(32)を嵌合し、
他方の端部に、前記係合部(54,56)の一部をなすとともに、前記燃料タンク(20)に設けられた係合穴(24c)へ差込みで係合する第1係合部(56)を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載した燃料タンクカバー構造。 - 前記開口部(46)と前記第1係合部(56)の間に前記ポンプカバー部(50)を形成し、このポンプカバー部(50)における、前記開口部(46)と前記第1係合部(56)を結ぶ方向と略直交する方向の両端部に前記係合部(54,56)の一部をなす第2係合部(54)を設けたことを特徴とする請求項3に記載した燃料タンクカバー構造。
- 前記第2係合部(54)は、前記燃料タンク(20)の周縁に形成されたフランジ部(24)を上下に挟み、前記燃料タンク内方側に向けたコの字状に形成されることを特徴とする請求項4に記載した燃料タンクカバー構造。
- 前記ポンプカバー部(50)から前記係合部(54,56)を連結する延出部(55,52,53)を形成するとともに、この延出部(55,52,53)の少なくとも一つに配管を固定する配管固定部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載した燃料タンクカバー構造。
- 前記トレー部(40)に、外部へ流体を排出する排出口(42c)を形成し、
このトレー部(40)の底部(45)を一方向へ傾斜させて配置し、この底部(45)の最下部(45a)近傍に前記排出口(42c)を形成するとともに、
前記底部(45)の傾斜方向端部から斜面状に隆起する傾斜ガイド壁(43)を形成し、
平面視にて、前記傾斜ガイド壁(43)を前記底部(45)の傾斜方向(C)と交わるように設け、
前記底部(45)と前記傾斜ガイド壁(43)との境界線(47)を、その長さ方向一端が前記最下部(45a)よりも高い位置にあり、他端が前記最下部(45a)になるように前記傾斜方向(C)に対して傾斜させたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載した燃料タンクカバー構造。 - 前記燃料ポンプ(60)を固定するボルト(26a)を前記燃料タンク(20)の上面に上方へ向かって設けるとともに、
前記燃料タンクカバー(30)の下側面に前記ボルト(26a)の先端に向かって延出するリブ(58)を立設したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載した燃料タンクカバー構造。
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