JP2012152006A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分布巻き方式でステータコア2に配される3相巻線は、2つの群11、12に分けられており、群毎に、それぞれの巻き始めからステータコア2の周方向へ波状に巻かれている。また、第1群11と第2群12は、それぞれ波状に巻かれる際に、第1層から出た群が第2層へ入り、第2層から出た群が第1層に入るように巻かれ、スロット7内で、第1群11と第2群12とが径方向に交互に配置される。これによれば、第1群11と第2群12の巻線長さ、第1群11と第2群12とが受ける漏れ磁束の影響の受け方が均一化される。このため、巻線抵抗及びリアクタンスが均一化し、インピーダンスを均一化することができる。
【選択図】図1
Description
そして、電機子巻線を巻装する方法としては、予め成形した導体セグメントを電機子鉄心に装着する方法(特許文献1参照)があるが、この方法では、電機子鉄心に装着する前に、導体セグメントを成形する工程と、電機子鉄心に導体セグメントを組み付ける工程とを経なければならず、製造工程が増加するという問題点がある。
そして、直接連続的に巻く際の巻きやすさの観点から、電機子巻線を幾つかのグループに分けて巻く方法がある。
請求項1に記載の回転電機は、周方向に並ぶ複数のティースを有する電機子鉄心と、
ティース間のスロット内に分布巻き方式で配されるm相巻線(mは正の整数)より形成された電機子巻線とを備える。
そして、スロット内で、第1のm相巻線群と第2のm相巻線群とが径方向に交互に配置されるように巻かれているため、第1のm相巻線群と第2のm相巻線群との間の巻線長さ、第1のm相巻線群と第2のm相巻線群とが受ける漏れ磁束の影響の受け方が均一化される。このため、巻線抵抗及びリアクタンスが均一化し、インピーダンスを均一化することができる。
請求項2に記載の回転電機によれば、各相の導線は、コイルエンド部においてスロット根元側に捻られている。
請求項3に記載の回転電機によれば、各相の導線は、電機子鉄心の周方向おいて一方向に波状に巻回されて、巻き始め位置に到達したら、その位置から一方向とは逆方向に波状に巻回されることの繰り返しによって、電機子鉄心に巻線されている。
また、巻き方向を切り替える際に、導線にテンションを加えて、導線のたるみをとることもできる。
請求項4に記載の回転電機によれば、電機子鉄心は、ティースのスロット根元側に、ティース同士を磁気的に接続するバックヨークを有しており、各相の導線の両端は、バックヨーク側に引き出されて結線されている。
これによれば、コイルエンド高さを高くすることなく結線処理ができる。
実施例1の回転電機の構成を、図1〜図6を用いて説明する。
実施例1の回転電機は、3相交流モータであって、ステータコア2(電機子鉄心)と、このステータコア2に分布巻き方式で巻装されるステータコイル3(電機子巻線)とを有するステータ(電機子)を備える。
そして、このステータコイル3に3相交流電流を流すことにより回転磁界を形成し、回転磁界内に配されるロータ(図示せず)を回転させる。なお、ロータは永久磁石型、電磁石型、鉄心型等、様々な態様をとり得る。
また、本実施例では、例えば、42個のスロット7が周方向に並んで形成されている。
本実施例の3相巻線は、2つの群(第1の3相巻線群11と第2の3相巻線群12)に分かれている(図1、図2参照)。
第1の3相巻線群11(以下、第1群11と呼ぶ)は、U相コイルを形成する導線U1と、V相コイルを形成する導線V1と、W相コイルを形成する導線W1とからなっている。
第2の3相巻線群12(以下、第2群12と呼ぶ)は、U相コイルを形成する導線U2と、V相コイルを形成する導線V2と、W相コイルを形成する導線W2とからなっている。
なお、各導線は、外周に絶縁被覆が施された被覆線であり、線径は例えば1〜2mm程度である。
すなわち、第1群11の導線U1の巻き始めは1番目のスロット7に配され、導線V1の巻き始めは2番目のスロット7に配され、導線W1の巻き始めは3番目のスロット7に配される。
すなわち、第2群12の導線U2の巻き始めは4番目のスロット7に配され、導線V2は5番目のスロット7に配され、導線W2は6番目のスロット7に配される。
例えば、第2群12の導線U2の巻き始めは、第1群11の導線U1の巻き始めが配される1番目のスロット7から3スロット進んだ4番目のスロット7に配されている。
なお、本実施例では、スロット7がステータコア2の径方向外側に開口しているため、スロット先端側とは径方向外側であり、スロット根元側とは径方向内側(バックヨーク側)となる。
また、第2群12(導線U2、V2、W2)の巻き始めは、4〜6番目のスロット7の第1層に配される。
なお、各群は、3本の導線を1セットとして、ノズル巻線装置等によってステータコア2に直接連続的に巻きつけられる。
各導線は、それぞれ3スロット(mスロット(m=3))ピッチで巻かれるため、各スロット7には、それぞれ同相の導線が配されることになる(図1〜3参照)。
つまり、第1群11の各導線U1、V1、W1は、1〜3番目のスロット7から軸方向他端側へ引き出されて、それぞれ3スロット進んだ次のスロット7へ挿入される。この際、次のスロット(4〜6番目のスロット7)では第2層に配される。なお、上述のように、4〜6番目のスロット7の第1層には、第2群12の導線U2、V2、W2がそれぞれ配されている。
これにより、スロット7内で、第1群11と第2群12とが径方向に交互に配置される。
次に、図4を用いて、各導線(U1、V1、W1、U2、V2、W2)のコイルエンド部20での取り回し態様を説明する。なお、図4は、2周目以降の各導線の図示が省略されている。
すなわち、各導線は、ステータコア2の軸方向端面を渡る際に、スロット根元側(径方向内側)に押し付けるように巻かれ、コイルエンド部20は内側に凸となる弧を描くように巻かれる。
なお、各導線は、スロット7から引き出された後、径方向内側に押しつけて倒しこみながら、ステータコア2の軸方向端面を渡らせて、コイルエンド部20を形成している。
次に、図5を用いて、各導線のステータコア2の周方向における巻き方向について説明する。
本実施例では、各導線が、ステータコア2の周方向おいて一方向に波状に巻回されて、周方向において巻き始め位置に到達したら、その位置から一方向とは逆方向に波状に巻回されることの繰り返しによって、ステータコア2に巻線されている。
各導線の巻き始め端及び巻き終わり端の結線処理について、図6を用いて説明する。
各相の導線の両端(巻き始め端25と巻き終わり端(図示せず))は、バックヨーク側に引き出されて結線されている。
そして、ステータコア2の軸方向他端側では、巻き終わり端がコイルエンド部20を横断してバックヨーク側に取り回されており、ステータコア2の軸方向他端面上で、各導線の巻き始め端25と巻き終わり端が任意の接続態様に結線される。
本実施例のステータコイル3を形成する3相巻線は、2つの群に分けられており、第1群11と第2群12は、群毎に、それぞれの巻き始めからステータコア2の周方向へ波状に巻かれている。
導線をステータコア2に直接連続的に巻きつけていく場合には、1つの3相巻線を群に分けずに巻くよりも、2つの群に分けた方が巻線作業が行いやすい。
これによれば、スロット根元側への捻じることで、各導線が引っ張られ、たるみを除くことができる。このため、たるみによるインピーダンスの不均一を低減できる。また、スプリングバックによる巻きほぐれを防止することができる。
また、巻き方向を切り替える際に、各導線にテンションを加えて、各導線のたるみをとることもできる。これにより、各導線の長さを調節し、異なる群間、異なる相間でのインピーダンスの均一化を図ることができる。
例えば、コイルエンド部20上で結線する場合は、コイルエンド高さが高くなってしまうが、本実施例では、各導線の両端をバックヨーク側に引き出してコイルエンド部20と干渉しない位置で結線処理がなされるため、結線処理によってコイルエンド高さが高くなることはない。
本発明の実施態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、回転電機は3相交流モータであったが、複数相のコイルを有する回転電機であればよく、3相交流モータに限られない。
また、ロータが電機子となる回転電機にも本発明を適用することができる。
また、実施例1では、軸方向一端側でバックヨーク側に引き出された巻き始め端25が、貫通穴30を通って、ステータコア2の軸方向他端側に引き出されていたが、貫通穴30を設けなくてもよい。すなわち、巻き終わり端を軸方向一端側のバックヨーク側へ取り回し、ステータコアの軸方向一端側のバックヨーク6上で結線してもよい。
3 ステータコイル(電機子巻線)
5 ティース
6 バックヨーク
7 スロット
11 第1群(第1の3相巻線群)
12 第2群(第2の3相巻線群)
20 コイルエンド部
25 巻き始め端
U1、V1、W1、U2、V2、W2 導線
Claims (4)
- 周方向に並ぶ複数のティースを有する電機子鉄心と、
前記ティース間のスロット内に分布巻き方式で配されるm相巻線(mは正の整数)より形成された電機子巻線とを備える回転電機において、
前記m相巻線は、第1のm相巻線群と第2のm相巻線群との2つのグループに分けられており、
前記第1のm相巻線群を構成する各相の導線の巻き始めは、1番目〜m番目のスロットにそれぞれ配され、
前記第2のm相巻線群を構成する各相の導線の巻き始めは、(m+1)番目〜2m番目のスロットにそれぞれ配され、
前記m相巻線群毎に、それぞれの巻き始めから、前記電機子鉄心の周方向に波状に巻かれており、
前記電機子鉄心の径方向において、前記スロットが径方向に開口する側をスロット先端側、その反対をスロット根元側とし、前記スロット内の巻線位置において、スロット根元側を第1層、スロット先端側を第2層と定義すると、
前記第1のm相巻線群と前記第2のm相巻線群とは、第1層から出たm相巻線群が第2層へ入り、第2層から出たm相巻線群が第1層に入るように巻かれ、
前記スロット内で、前記第1のm相巻線群と前記第2のm相巻線群とが径方向に交互に配置されていることを特徴とする回転電機。 - 請求項1に記載の回転電機において、
前記各相の導線は、記電機子鉄心の軸方向端面から突出するコイルエンド部においてスロット根元側に捻られていることを特徴とする回転電機。 - 請求項または2に記載の回転電機において、
前記各相の導線は、前記電機子鉄心の周方向おいて一方向に波状に巻回されて、巻き始め位置に到達したら、その位置から前記一方向とは逆方向に波状に巻回されることの繰り返しによって、前記電機子鉄心に巻線されていることを特徴とする回転電機。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の回転電機において、
前記電機子鉄心は、前記ティースのスロット根元側に、前記ティース同士を磁気的に接続するバックヨークを有しており、
前記各相の導線の両端は、前記バックヨーク側に引き出されて結線されていることを特徴とする回転電機。
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