JP2012153152A - インク吐出部のクリーニング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、前記インク吐出部の表面のインクを掻き取るための第1ブレード部材と、前記インク吐出部の表面を水溶性有機溶剤によって洗浄するための洗浄液ローラと、前記水溶性有機溶剤によって洗浄された前記インク吐出部の表面を水によって洗浄するための水ローラと、この水ローラによって洗浄された前記インク吐出部の表面の液体を掻き取るための第2ブレード部材と、前記第1ブレード部材、前記洗浄液ローラ、前記水ローラおよび前記第2ブレード部材を支持したケーシングと、を備え、前記ケーシングは、前記インク吐出部の表面の長手方向に沿って移動可能であり、前記第1ブレード部材、前記洗浄液ローラ、前記水ローラおよび第2ブレード部材は、前記ケーシングの移動に伴って、この順で前記インク吐出部の表面に接触するように配置されている、インク吐出部のクリーニング装置。
【選択図】図1
Description
(1)インク吐出部からインクを吐出させて画像を形成する画像形成装置におけるインク吐出部のクリーニング装置であって、
前記インク吐出部の表面のインクを掻き取るための第1ブレード部材と、
前記インク吐出部の表面を水溶性有機溶剤によって洗浄するための洗浄液ローラと、
前記水溶性有機溶剤によって洗浄された前記インク吐出部の表面を水によって洗浄するための水ローラと、
この水ローラによって洗浄された前記インク吐出部の表面の液体を掻き取るための第2ブレード部材と、
前記第1ブレード部材、前記洗浄液ローラ、前記水ローラおよび前記第2ブレード部材を支持したケーシングと、
を備え、
前記ケーシングは、前記インク吐出部の表面の長手方向に沿って移動可能であり、前記第1ブレード部材、前記洗浄液ローラ、前記水ローラおよび第2ブレード部材は、前記ケーシングの移動に伴って、この順で前記インク吐出部の表面に接触するように配置されている、
ことを特徴とする、インク吐出部のクリーニング装置。
(2)前記洗浄液ローラおよび水ローラが、いずれも弾性歯車である、(1)記載のインク吐出部のクリーニング装置。
(3)前記水溶性有機溶剤は溶解度パラメータ(SP値)が7〜14である、(1)または(2)に記載のインク吐出部のクリーニング装置。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載のクリーニング装置を備える画像形成装置。
(画像形成装置)
本発明に係るカラー画像形成装置としてのインクジェットプリンタ1を図1に示す。図1はインクジェットプリンタ1の構成を模式的に示す概略正面図である。このインクジェットプリンタ1は、図示しない外部のコンピュータなどに接続されており、このコンピュータから送信された画像情報に基づいて画像形成可能な装置であって、画像形成部2と、用紙収納部3と、用紙搬送部4と、昇降装置7と、排出部5とを備えている。
図3及び図4はクリーニング装置22の全体概略図である。図3はクリーニング装置22の断面図であり、図4はその平面図である。このクリーニング装置22はインク吐出面212を洗浄するための装置であって、インクジェットヘッド21の長手方向(図3および図5の矢印A1参照)に移動可能となっている。なお、画像形成時にはインク吐出を阻害しないようにインクジェットヘッド21の長手方向端部より外側に退避している。クリーニング装置22は各インクジェットヘッド21に対応して設けられており、廃インクタンク226kに接続されている。さらにクリーニング装置22は移動機構8(図5参照)によってインク吐出面212に沿って矢印A1の方向に移動される部分であって、第1ブレード部材221と、洗浄液ローラ222と、水ローラ223と、第2ブレード部材224と、規制板225a、225bと、ケーシング226とを備えている。
なお、洗浄液通過用スリット222cに代えて、複数の貫通孔を用いてもよい。
なお、水通過用スリット223cに代えて、等間隔に配置された複数の貫通孔であってもよい。
インクジェットプリンタ1に使用するインクには、従来より使用されるインクジェットプリンタ用インクがいずれも使用可能である。このインクは、着色剤(主として顔料)、樹脂、溶剤などを主要成分とし、必要に応じて、脱水剤や酸化防止剤などの各種添加剤をも含有したものである。前記樹脂としては特に制限されないが、例えばポリスチレン、アクリル系樹脂、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミドなどの重合体および共重合体、低分子量ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられ、これら樹脂の溶解度パラメータ(以下、SP値という)は一般に7〜14の範囲であるが、これに限定されるものではない。樹脂は、一般にインク総量に対して1〜20重量%程度含有される。
溶剤としては、通常、水単独、または水に水溶性有機溶剤を添加した水性媒体が使用される。インクには、さらに界面活性剤や防腐防カビ剤などが含有されていてもよい。
洗浄液として使用する水溶性有機溶剤としては、樹脂との相溶性が良いものが好ましく、例えばエタノール、イソプロピルアルコール、n−ヘキサノール、1,3−ブタンジオール、へキシレングリコール、エチレングリコール、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、2−ピロリドン、グリセリンなどのアルコール系、エーテル系などが挙げられる。
インクジェットヘッド21のインク吐出部211を洗浄する際には、第1ブレード部材221がインク吐出面212の長手方向の一端部に接触している状態から、クリーニング装置22が移動機構8によってインク吐出面212の長手方向に移動する。なお、洗浄動作の開始前において、クリーニング装置22はインクジェットヘッド21の後方に待避しており(図5参照)、洗浄動作の開始により前方へ移動する。これによりケーシング226がインク吐出面212の長手方向の他端部まで移動させられる。この移動によって第1ブレード部材221、洗浄液ローラ222、水ローラ223、第2ブレード部材224の順にインク吐出部211に接触していく。
次に本発明の第2の実施形態を説明するが、第1の実施形態と重複する説明は省略することがある。
図6及び図7は第2実施形態に係るクリーニング装置(以下、第2クリーニング装置6とする)の全体概略図である。図4は第2クリーニング装置6の断面図であり、図5はその平面図である。この第2クリーニング装置6はインク吐出面212を洗浄するための装置であって、第2クリーニング装置6の幅W2(図5の紙面に垂直な方向の長さ、図4参照)はインク吐出面212の短手方向の幅よりも広い。また、第2クリーニング装置6は各インクジェットヘッド21に対応して設けられており、廃インクタンク66nに接続されている。さらに第2クリーニング装置6は第1実施形態と同様の移動機構によってインク吐出面212に沿って図5の矢印A1の方向に移動される部分であって、第3ブレード部材61と、第1弾性歯車62と、第2弾性歯車63と、第4ブレード部材64と、規制板65a、65bと、第2ケーシング66とを備えている。
インクジェットヘッド21のインク吐出部211の洗浄の際には第3ブレード部材61がインク吐出部211の長手方向の一端に接触している状態からインク吐出部211の長手方向の他端まで第2ケーシング66が矢印A1方向に移動させられる。この移動によって第3ブレード部材61、第1弾性歯車62、第2弾性歯車63、第4ブレード部材64の順にインク吐出部211に接触していく。
(a)クリーニング装置を移動させる移動機構は上記の実施形態のものに限られず、上記と異なる機構のものが利用されてもよい。また、クリーニング装置を固定し、インクジェットヘッドを移動させる移動機構のものであってもよい。
(b)上記の実施形態では用紙上に画像が形成されているが、用紙以外の画像形成対象物に画像を形成する画像形成装置において上記のクリーニング装置が適用されてもよい。
(顔料分散液の作成)
顔料として、C.I.ピグメントレッド122を30重量%、スチレン−アクリル系樹脂(ジョンソン社製の「ジョンクリル61」)を30重量%、グリセリンを10重量%、イオン交換水を35重量%の割合で混合し、0.5mmのジルコニアビーズを用いて、ボールミルにて平均粒子径が100nmになるまで分散させて顔料分散液を作成した。なお、使用した上記スチレン−アクリル系樹脂のSP値は8〜12である。また、平均粒子径の測定は、顔料分散液をイオン交換水にて5倍に希釈した後、動的光散乱式粒径分布測定装置「LB−550」(HORIBA社製)を用いて行った。
次に、界面活性剤であるアセチレンジオールのエチレンオキサイド付加物(日信化学工業社製の「オルフィンE1010」)を0.5重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、2−ピロリドンを5重量%、上記顔料分散液を20重量%、水を69.5重量%の割合で混合し、充分に攪拌した後に、孔径5μmのフィルターを使用してろ過し、インクを作成した。
25℃、50%RH環境下において、インクが充填されたインクジェットヘッドのインク吐出面を空気中にさらした状態で1週間放置し、その後、水溶性有機溶剤としてトリエチレングリコールモノブチルエーテル(SP値8.5)を用いて、第一の実施形態のクリーニング方法によってインク吐出面のクリーニングを行った。クリーニング後、インク吐出面を加圧してパージし、前記クリーニング方法と同様の方法によって再度クリーニングを行った。
洗浄剤としてトリエチレングリコールモノブチルエーテルに代えて2−ピロリドン(SP値13.8)を用いた他は、実施例1と同様にしてクリーニングを行った。
洗浄剤としてトリエチレングリコールモノブチルエーテルに代えてグリセリン(SP値18.1)を用いた他は、実施例1と同様にしてクリーニングを行った。
顔料としてC.I.ピグメントレッド122を30重量%、アクリル系樹脂(東亜合成社製の「アクリルポリマーT540」)を30重量%、グリセリンを10重量%、イオン交換水を35重量%の割合で混合して顔料分散液を作成した他は、実施例1と同様にしてインクを作成した。ついで、洗浄用の水溶性有機溶剤としてトリエチレングリコールモノブチルエーテルおよび2−ピロリドンをそれぞれ用いた他は、実施例1と同様にしてクリーニングを行った。なお、使用した上記アクリル系樹脂のSP値は8〜12である。
洗浄液としてグリセリン(SP値18.1)を用いた他は、実施例4,5と同様にしてクリーニングを行った。
洗浄液として水(SP値23.4)のみを用いた他は、実施例1と同様にしてクリーニングを行った。
[比較例2]
洗浄液として水(SP値23.4)のみを用いた他は、実施例4,5と同様にしてクリーニングを行った。
前記クリーニングを終えた後、インクジェットヘッドの駆動周波数を20kHz、ノズル吐出面と記録媒体間の距離を1.0mm、記録媒体の搬送速度を847mm/secにて、光沢紙に1ドット1スペースの縦線を印画し、インクの不吐出の確認を行った。さらに線幅を測定し、線幅誤差が±20未満であるか否かについて確認を行った。これらの結果を表1に示す。
2 画像形成部
3 用紙収納部
4 用紙搬送部
7 昇降装置
5 排出部
22 クリーニング装置
21 インクジェットヘッド
211 インク吐出部
212 インク吐出面
221 第1ブレード部材
222 洗浄液ローラ
223 水ローラ
224 第2ブレード部材
6 第2クリーニング装置
61 第3ブレード部材
62 第1弾性歯車
63 第2弾性歯車
64 第4ブレード部材
Claims (4)
- インク吐出部からインクを吐出させて画像を形成する画像形成装置におけるインク吐出部のクリーニング装置であって、
前記インク吐出部の表面のインクを掻き取るための第1ブレード部材と、
前記インク吐出部の表面を水溶性有機溶剤によって洗浄するための洗浄液ローラと、
前記水溶性有機溶剤によって洗浄された前記インク吐出部の表面を水によって洗浄するための水ローラと、
この水ローラによって洗浄された前記インク吐出部の表面の液体を掻き取るための第2ブレード部材と、
前記第1ブレード部材、前記洗浄液ローラ、前記水ローラおよび前記第2ブレード部材を支持したケーシングと、
を備え、
前記ケーシングは、前記インク吐出部の表面の長手方向に沿って移動可能であり、前記第1ブレード部材、前記洗浄液ローラ、前記水ローラおよび第2ブレード部材は、前記ケーシングの移動に伴って、この順で前記インク吐出部の表面に接触するように配置されている、
ことを特徴とする、インク吐出部のクリーニング装置。 - 前記洗浄液ローラおよび水ローラが、いずれも弾性歯車である、請求項1記載のインク吐出部のクリーニング装置。
- 前記水溶性有機溶剤は溶解度パラメータ(SP値)が7〜14である、請求項1または2に記載のインク吐出部のクリーニング装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のクリーニング装置を備える画像形成装置。
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