JP2012153773A - ゴムロール用ゴム組成物及びゴムロール - Google Patents

ゴムロール用ゴム組成物及びゴムロール Download PDF

Info

Publication number
JP2012153773A
JP2012153773A JP2011012642A JP2011012642A JP2012153773A JP 2012153773 A JP2012153773 A JP 2012153773A JP 2011012642 A JP2011012642 A JP 2011012642A JP 2011012642 A JP2011012642 A JP 2011012642A JP 2012153773 A JP2012153773 A JP 2012153773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
component
weight
content
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011012642A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayuki Nakano
貞之 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2011012642A priority Critical patent/JP2012153773A/ja
Publication of JP2012153773A publication Critical patent/JP2012153773A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

【課題】耐摩耗性に優れるゴムロールが得られるエチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴム系のゴムロール用ゴム組成物を提供すること。
【解決手段】成分(A)〜(D)を特定量含有するゴムロール用ゴム組成物。
成分(A):ゴム成分(1)が60〜75重量%、ゴム成分(2)が40〜25重量%、[ゴム成分(1)のヨウ素価−ゴム成分(2)のヨウ素価]が5以上30以下である共重合体ゴム。
ゴム成分(1):エチレン単位が50〜80モル%、α−オレフィン単位が50〜20モル%、ヨウ素価が10〜45であるエチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴム
ゴム成分(2):エチレン単位が80モル%を超え95モル%以下、α−オレフィン単位が20モル%未満5モル%以上、ヨウ素価が0〜30であるエチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム
成分(B):補強剤
成分(C):軟化剤
成分(D):加硫剤
【選択図】なし

Description

本発明は、ゴムロール用ゴム組成物及びゴムロールに関するものである。
物流機器、事務機器等には、搬送ロール、給紙ロール、転写ロール、現像ロールとしてゴムロールが使用されている。
ゴムロールのゴム層に用いる材料としては、例えば、特許文献1には、エチレン−プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴムおよびアルキルベンゼン系オイルを含有するゴム組成物を加硫した加硫ゴムが記載されている。また、特許文献2には、エチレン−プロピレン−5−ビニル−2−ノルボルネン共重合体ゴムを含有するゴム組成物を加硫した加硫ゴムが記載されている。
特開平9−272767号公報 特開2005−330489号公報
しかしながら、エチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴムを含有するゴム組成物を加硫した加硫ゴムをゴム層として有する従来のゴムロールは耐摩耗性において、未だ十分満足のいくものではなかった。
かかる状況のもと、本発明が解決しようとする課題は、耐摩耗性に優れるゴムロールが得られるエチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴム系のゴム組成物、及び、該ゴム組成物を加硫して得られる加硫ゴムをゴム層として有するゴムロールを提供することにある。
本発明の第1は、下記成分(A)、(B)、(C)及び(D)を含有し、
成分(A)100重量部あたり、
成分(B)の含有量が20重量部以上150重量部以下であり、
成分(D)の含有量が0.01重量部以上15重量部以下であり、
成分(B)の含有量と成分(C)の含有量との重量比(成分(B)の含有量/成分(C)の含有量)が0.3〜0.7であるゴムロール用ゴム組成物にかかるものである。
成分(A):下記ゴム成分(1)及びゴム成分(2)からなり、ゴム成分(1)とゴム成分(2)との合計を100重量%として、ゴム成分(1)の含有量が60重量%以上75重量%以下であり、ゴム成分(2)の含有量が40重量%以下25重量%以上である共重合体ゴム。
ゴム成分(1):エチレンに基づく単量体単位の含有量が50モル%以上80モル%以下、α−オレフィンに基づく単量体単位の含有量が50モル%以下20モル%以上(ただし、エチレンに基づく単量体単位とα−オレフィンに基づく単量体単位との合計を100モル%とする。)であり、ヨウ素価が10以上45以下であるエチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴム
ゴム成分(2):エチレンに基づく単量体単位の含有量が80モル%を超え95モル%以下、α−オレフィンに基づく単量体単位の含有量が20モル%未満5モル%以上(ただし、エチレンに基づく単量体単位とα−オレフィンに基づく単量体単位との合計を100モル%とする。)であり、ヨウ素価が0以上30以下であり、[ゴム成分(1)のヨウ素価−ゴム成分(2)のヨウ素価]が5以上30以下であるエチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム
成分(B)補強剤
成分(C)軟化剤
成分(D)加硫剤
また、本発明の第2は、上記ゴム組成物が加硫された加硫ゴムをゴム層として有するゴムロールにかかるものである。
本発明により、耐摩耗性に優れるゴムロールが得られるエチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴム系のゴム組成物、及び、該ゴム組成物を加硫して得られる加硫ゴムをゴム層として有するゴムロールを提供することができる。
本発明に用いる成分(A)は、下記ゴム成分(1)及びゴム成分(2)からなり、ゴム成分(1)とゴム成分(2)との合計を100重量%として、ゴム成分(1)の含有量が60重量%以上75重量%以下であり、ゴム成分(2)の含有量が40重量%以下25重量%以上である共重合体ゴムである。
ゴム成分(1):エチレンに基づく単量体単位の含有量が50モル%以上80モル%以下、α−オレフィンに基づく単量体単位の含有量が50モル%以下20モル%以上(ただし、エチレンに基づく単量体単位とα−オレフィンに基づく単量体単位との合計を100モル%とする。)であり、ヨウ素価が10以上45以下であるエチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴム
ゴム成分(2):エチレンに基づく単量体単位の含有量が80モル%を超え95モル%以下、α−オレフィンに基づく単量体単位の含有量が20モル%未満5モル%以上(ただし、エチレンに基づく単量体単位とα−オレフィンに基づく単量体単位との合計を100モル%とする。)であり、ヨウ素価が0以上30以下であり、[ゴム成分(1)のヨウ素価−ゴム成分(2)のヨウ素価]が5以上30以下であるエチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム
ゴム成分(1)及びゴム成分(2)のα−オレフィンとしては、好ましくは、炭素原子数3〜20のα−オレフィンであり、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン等の直鎖状α−オレフィン;3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン等の分岐状α−オレフィンがあげられる。これらは、1種以上使用される。α−オレフィンとしては、好ましくは、プロピレン、1−ブテンであり、より好ましくはプロピレンである。
ゴム成分(1)及びゴム成分(2)の非共役ポリエンとしては、たとえば、1,4−ヘキサジエン、1,6−オクタジエン、2−メチル−1,5−ヘキサジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン等の鎖状非共役ジエン;シクロヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、メチルテトラインデン、5−ビニル−2−ノルボルネン、5−(2−プロペニル)−2−ノルボルネン、5−(3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(5−ヘプテニル)−2−ノルボルネン、5−(7−オクテニル)−2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、6−クロロメチル−5−イソプロペニル−2−ノルボルネン等の環状非共役ジエン;2,3−ジイソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−エチリデン−3−イソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−プロペニル−2,2−ノルボルナジエン、1,3,7−オクタトリエン、1,4,9−デカトリエン、6,10−ジメチル−1,5,9−ウンデカトリエン、5,9−ジメチル−1,4,8−デカトリエン、4−エチリデン−8−メチル−1,7−ノナジエン、13−エチル−9−メチル−1,9,12−ペンタデカトリエン、8,14,16−トリメチル−1,7,14−ヘキサデカトリエン、4−エチリデン−12−メチル−1,11−ペンタデカジエン等のトリエンがあげられる。これらは、1種以上使用される。非共役ポリエンとしては、好ましくは、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエンおよび5−ビニル−2−ノルボルネンからなる非共役ポリエン群から選ばれる少なくとも1種の化合物である。
ゴム成分(1)のエチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴムとしては、例えば、エチレン−プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジシクロペンタジエン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−5−ビニル−2−ノルボルネン共重合体ゴム、エチレン−1−ブテン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム、エチレン−1−ブテン−ジシクロペンタジエン共重合体ゴム、エチレン−1−ブテン−5−ビニル−2−ノルボルネン共重合体ゴムをあげることができる。
ゴム成分(1)のエチレンに基づく単量体単位(エチレン単位)の含有量は50モル%以上80モル%以下、α−オレフィンに基づく単量体単位(α−オレフィン単位)の含有量は50モル%以下20モル%以上である。耐摩耗性及び耐熱性を高めるために、好ましくは、エチレン単位の含有量は55モル%以上78モル%以下、α−オレフィン単位の含有量は45モル%以下22モル%以上であり、より好ましくは、エチレン単位の含有量は60モル%以上78モル%以下、α−オレフィン単位の含有量は40モル%以下22モル%以上である。ただし、エチレン単位の含有量とα−オレフィン単位の含有量の合計を100モル%とする。
ゴム成分(1)のヨウ素価(g/100gゴム)は10以上45以下である。耐摩耗性を高めるために、好ましくは10以上35以下であり、より好ましくは10以上30以下である。
ゴム成分(2)のエチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムとしては、エチレン−α−オレフィン共重合体ゴム、エチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴムをあげることができる。エチレン−α−オレフィン共重合体ゴムとしては、例えば、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−1−ブテン共重合体ゴム、エチレン−1−ヘキセン共重合体ゴム、エチレン−1−オクテン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−1−ブテン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−1−ヘキセン共重合体ゴムをあげることができる。エチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴムとしては、例えば、エチレン−プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジシクロペンタジエン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−5−ビニル−2−ノルボルネン共重合体ゴム、エチレン−1−ブテン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム、エチレン−1−ブテン−ジシクロペンタジエン共重合体ゴム、エチレン−1−ブテン−5−ビニル−2−ノルボルネン共重合体ゴムをあげることができる。
ゴム成分(2)のエチレン単位の含有量は80モル%を超え95モル%以下、α−オレフィン単位の含有量が20モル%未満5モル%以上である。耐摩耗性及び強度を高めるために、好ましくは、エチレン単位の含有量は80モル%以上90モル%以下、α−オレフィン単位の含有量が20モル%以下10モル%以上であり、より好ましくは、エチレン単位の含有量は80モル%以上85モル%以下、α−オレフィン単位の含有量が20モル%以下15モル%以上である。ただし、エチレン単位の含有量とα−オレフィン単位の含有量の合計を100モル%とする。
ゴム成分(2)のヨウ素価(g/100gゴム)は0以上30以下である。耐摩耗性および耐候性を高めるために、好ましくは0以上25以下であり、より好ましくは0以上20以下である。
[ゴム成分(1)のヨウ素価−ゴム成分(2)のヨウ素価]は5以上30以下である。該値は、耐摩耗性および強度を高めるために、好ましくは6以上である。また、該値は、耐熱性を高めるために、好ましくは25以下であり、より好ましくは20以下である。
成分(A)中のゴム成分(1)の含有量は、60重量%以上75重量%以下であり、ゴム成分(2)の含有量は40重量%以下25重量%以上である。耐摩耗性及び混練加工性を高めるために、好ましくは、ゴム成分(1)の含有量は63重量%以上72重量%以下であり、ゴム成分(2)の含有量は37重量%以下28重量%以上である。ただし、ゴム成分(1)とゴム成分(2)の合計を100重量%とする。
成分(A)の極限粘度[η]は、耐摩耗性、混練加工性を高めるために、好ましくは1dl/g以上10dl/g以下であり、より好ましくは1.5dl/g以上8dl/g以下であり、更に好ましくは1.8dl/g以上5dl/g以下である。該極限粘度[η]は、テトラリン中、135℃で測定される。
成分(A)の分子量分布(ポリスチレン換算Z平均分子量(Mz)と数平均分子量(Mn)の比:Mz/Mw)は、耐摩耗性、混練加工性を高めるために、好ましくは2以上7以下である。また、分子量分布は、耐摩耗性を高めるために、単峰性であることが好ましい。
成分(A)の製造方法としては、直列に連結した2つの反応槽を用いて、ゴム成分(1)とゴム成分(2)とのいずれか一方を第1反応槽で製造し、第1反応槽で製造されたゴム成分を第2反応槽に供給し、該ゴム成分の存在下、他方のゴム成分を第2反応槽で製造する方法をあげることができる。例えば、エチレン、α−オレフィン、非共役ポリエン、溶媒、水素および重合触媒を第1反応槽に供給し、ゴム成分(1)とゴム成分(2)とのいずれか一方を第1反応槽で製造し、第1反応槽で製造されたゴム成分、エチレン、α−オレフィン、非共役ポリエン、溶媒、水素および重合触媒を第2反応槽に供給し、他方のゴム成分を第2反応槽で製造する方法があげられる。
ゴム成分(1)の製造に用いられる重合触媒としては、好適には、下記一般式(1)で表されるバナジウム化合物と下記一般式(2)で表される有機アルミニウム化合物とを重合触媒成分とする重合触媒である。
一般式(1)
VO(OR)m3-m(式中、Rは炭素原子数1〜8の直鎖状炭化水素基を表し、Xはハロゲン原子を表し、mは0≦m≦3を充足する数を表す。)
一般式(2)
R”jAlX”3-j(式中、R”は炭化水素基を表し、X”はハロゲン原子を表し、jは0<j≦3を充足する数を表す。)
一般式(1)において、Rは炭素原子数1〜8の直鎖状炭化水素基を表し、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基などの炭素原子数1〜8の直鎖状アルキル基をあげることができる。好ましくは、炭素原子数1〜3の直鎖状アルキル基である。Xはハロゲン原子を表し、塩素原子などをあげることができる。また、mは0≦m≦3を充足する数を表し、好ましくは0≦m≦2を充足する数である。
一般式(1)で表されるバナジウム化合物において、mが0を超える化合物は、VOCl3、VO(OCH3)Cl2、VO(OC25)Cl2、VO(O(n-C37))Cl2、VO(O(n-C49))Cl2、VO(O(n-C511))Cl2、VO(O(n-C613))Cl2、VO(O(n-C715))Cl2、VO(O(n-C817))Cl2、VO(OCH30.5Cl2.5、VO(OC250.5Cl2.5、VO(O(n-C37))0.5Cl2.5、VO(O(n-C49))0.5Cl2.5、VO(O(n-C511))0.5Cl2.5、VO(O(n-C613))0.5Cl2.5、VO(O(n-C715))0.5Cl2.5、VO(O(n-C817))0.5Cl2.5、VO(OCH31.5Cl0.5、VO(OC251.5Cl0.5、VO(O(n-C37))1.5Cl0.5、VO(O(n-C49))1.5Cl0.5、VO(O(n-C511))1.5Cl0.5、VO(O(n-C613))1.5Cl0.5、VO(O(n-C715))1.5Cl0.5、VO(O(n-C817))1.5Cl0.5、VO(OCH30.8Cl2.2、VO(OC250.8Cl2.2、VO(O(n-C37))0.8Cl2.2、VO(O(n-C49))0.8Cl2.2、VO(O(n-C511))0.8Cl2.2、VO(O(n-C613))0.8Cl2.2、VO(O(n-C715))0.8Cl2.2、VO(O(n-C817))0.8Cl2.2等をあげることができる。好ましくは、VOCl3、VO(OC25)Cl2、VO(OC250.5Cl2.5、VO(OC251.5Cl0.5、VO(OC250.8Cl2.2である。
一般式(1)で表されるバナジウム化合物は、VOX3とROHとを所定のモル比で反応させる方法により得られる。例えば、VOCl3とC25OHとの反応は、次式で示される。
VOCl3 + m・C25OH → VO(OC25mCl3-m + m・HCl
一般式(2)において、R”は炭化水素基を表し、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などの炭素原子数1〜10のアルキル基をあげることができる。X”はハロゲン原子を表し、塩素原子などをあげることができる。また、jは0<j≦3を充足する数を表し、好ましくは1≦m≦2を充足する数である。
一般式(2)で表される有機アルミニウム化合物としては、(C252AlCl、(n-C492AlCl、(iso-C492AlCl、(n-C6132AlCl、(n-C251.5AlCl1.5、(n-C491.5AlCl1.5、(iso-C491.5AlCl1.5、(n-C6131.5AlCl1.5、C25AlCl2、(n-C49)AlCl2、(iso-C49)AlCl2、(n-C613)AlCl2等が例示できる。
ゴム成分(2)の製造に用いられる重合触媒としては、好適には、下記一般式(3)で表されるバナジウム化合物と上記一般式(2)で表される有機アルミニウム化合物とを重合触媒成分とする重合触媒である。
一般式(3)
VO(OR’)nX’3-n(式中、R’は炭素原子数3〜8の第2級または第3級炭化水素基を表し、X’はハロゲン原子を表し、nは0<n≦3を充足する数を表す。)
一般式(3)において、R’は炭素原子数3〜8の第2級または第3級炭化水素基を表し、例えば、iso−プロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などの炭素原子数3〜8の第2級または第3級アルキル基をあげることができる。好ましくは、炭素原子数3〜4の第2級または第3級アルキル基である。X’はハロゲン原子を表し、塩素原子などをあげることができる。また、nは0<n≦3を充足する数を表し、好ましくは0.5<n≦2を充足する数である。
一般式(3)で表されるバナジウム化合物としては、VO(O(iso-C37))Cl2、VO(O(iso-C37))0.5Cl2.5、VO(O(iso-C37))1.5Cl0.5、VO(O(iso-C37))0.8Cl2.2等をあげることができる。好ましくは、VO(O(iso-C37))0.8Cl2.2である。
一般式(3)で表されるバナジウム化合物は、VOX’3とR’OHとを所定のモル比で反応させる方法により得られる。例えば、VOCl3とiso-C37OHとの反応は、次式で示される。
VOCl3 + n・iso-C37OH
→ VO(O(iso-C37nCl3-n + n・HCl
ゴム成分(1)及びゴム成分(2)の製造において、上記有機アルミニウム化合物の使用量と上記バナジウム化合物の使用量のモル比(有機アルミニウム化合物のモル/バナジウム化合物のモル)は、好ましくは、2.5〜50である。
溶媒としては、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環族炭化水素等の不活性溶媒を用いることができる。
重合温度は、通常、−20℃〜200℃であり、好ましくは0℃〜150℃であり、より好ましくは20℃〜120℃である。また、重合圧力は、通常、0.1MPa〜10MPaであり、好ましくは0.1MPa〜5MPaであり、より好ましくは0.1MPa〜3MPaである。
本発明に用いる成分(B)は、補強剤である。補強剤としては、カーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、微粉タルク、微粉ケイ酸アルミニウムがあげられる。カーボンブラックとしては、SRF、GPF、FEF、MAF、HAF、ISAF、SAF、FT、MTがあげられ、これらのカーボンブラックは、シランカップリング剤などの表面処理剤で表面処理されていてもよい。
ゴム組成物中の成分(B)の含有量は、成分(A)を100重量部として、20重量部以上であり、耐摩耗性、特に、加硫剤として有機過酸化物を使用した加硫ゴムの耐摩耗性を高めるために、好ましくは30重量部以上であり、より好ましくは50重量部以上であり、更に好ましくは60重量部以上である。また、ゴム組成物中の成分(B)の含有量は、成分(A)を100重量部として、耐摩耗性を高めるために、150重量部以下であり好ましくは130重量部以下であり、より好ましくは110重量部以下であり、更に好ましくは100重量部以下である。
本発明に用いる成分(C)は、軟化剤である。軟化剤としては、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリンなどの石油系軟化剤;コールタール、コールタールピッチなどのコールタール系軟化剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油などの脂肪油系軟化剤;トール油、サブ、蜜ロウ、カルナウバロウ、ラノリンなどのロウ類、リシノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛などの脂肪酸及び脂肪酸塩;石油樹脂、アタクチックポリプロピレン、クマロンインデン樹脂などの合成高分子物質があげられる。
成分(B)の含有量と成分(C)の含有量との重量比(成分(B)の含有量/成分(C)の含有量)は、0.3以上であり、耐摩耗性を高めるために、好ましくは0.35以上であり、より好ましくは0.4以上であり、更に好ましくは0.42以上である。また、当該重量比は、0.7以下であり、耐摩耗性を高めるために、好ましくは0.65以下であり、より好ましくは0.6以下である。なお、成分(C)の含有量には油展共重合体ゴムの調製段階で添加する軟化剤も含まれる。また、ゴム組成物中の成分(C)の含有量は、成分(A)を100重量部として、140重量部以上250重量部以下が好ましい。
本発明に用いる成分(D)は、加硫剤である。加硫剤としては、硫黄、硫黄系化合物、有機過酸化物があげられる。硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、表面処理硫黄、不溶性硫黄があげられる。
有機過酸化物としては、ジクミルパーオキシド、α,α’−ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−(第三ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、ジ第三ブチルペルオキシド、ジ第三ブチルペルオキシド−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、および第三ブチルヒドロペルオキシドなどをあげることができる。好ましくは、ジクミルパーオキシド、α,α’−ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、ジ第三ブチルペルオキシド、ジ第三ブチルペルオキシド−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンであり、より好ましくは、α,α’−ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、ジ第三ブチルペルオキシド−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンである。
加硫剤としては、耐熱性を高めるために、好ましくは、有機過酸化物である。
ゴム組成物中の成分(D)の含有量は、成分(A)を100重量部として、0.01重量部以上15重量部以下である。成分(D)として、硫黄及び/又は硫黄系化合物を使用する場合、硫黄および硫黄系化合物の合計含有量は、成分(A)を100重量部として、好ましくは0.01重量部以上10重量部以下であり、より好ましくは0.1重量部以上5重量部以下である。また、成分(D)として、有機過酸化物を使用する場合、有機過酸化物の含有量は、好ましくは0.1重量部以上15重量部以下であり、より好ましくは1重量部以上8重量部以下である。
ゴム組成物は、添加剤、例えば、加硫助剤、加硫促進剤、発泡剤、発泡助剤、安定剤、消泡剤を含有していてもよい。
硫黄または硫黄系化合物に対する加硫助剤としては、酸化マグネシウム、酸化亜鉛などの金属酸化物があげられる。好ましくは、酸化亜鉛である。該加硫助剤の含有量は、成分(A)を100重量部として、好ましくは1重量部以上20重量部以下である。
有機過酸化物に対する加硫助剤としては、トリアリルイソシアヌレート、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド、メタクリル酸、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、i−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、トリデシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、2−エトキシエチルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、アリルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、メタアクリロキシエチルホスフェート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、N−メチロールメタクリルアミド、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、メタクリル酸アルミニウム、メタクリル亜鉛、メタクリル酸カルシウム、メタクリル酸マグネシウム、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等があげられる。該加硫助剤の含有量は、成分(A)を100重量部として、好ましくは0.05重量部以上15重量部以下であり、より好ましくは0.1重量部以上8重量部以下である。
加硫促進剤としては、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、N,N’−ジメチル−N,N’−ジフェニルチウラムジスルフィド、N,N’−ジオクタデシル−N,N’−ジイソプロピルチウラムジスルフィド、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾール−スルフエンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾール−スルフエンアミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフエンアミド、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,4−ジニトロフエニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6−ジエチル−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾール、ジベンゾチアジル−ジスルフイド、ジフエニルグアニジン、トリフエニルグアニジン、ジオルソトリルグアニジン、オルソトリル−バイ−グアナイド、ジフエニルグアニジン−フタレート、アセトアルデヒド−アニリン反応物、ブチルアルデヒド−アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒドアンモニア、2−メルカプトイミダゾリン、チオカルバニリド、ジエチルチオユリア、ジブチルチオユリア、トリメチルチオユリア、ジオルソトリルチオユリア、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルチオカルバミン酸亜鉛、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチルフエニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフエニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、ジブチルキサントゲン酸亜鉛、エチレンチオウレアがあげられる。加硫促進剤の含有量は、成分(A)を100重量部として、好ましくは0.05重量部以上20重量部以下であり、より好ましくは0.1重量部以上8重量部以下である。
発泡剤としては、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム等の無機発泡剤;N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン等のニトロソ化合物;アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノベンゼン、バリウムアゾジカルボキシレート等のアゾ化合物;ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラジド、P,P’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホニルヒドラジド等のスルホニルヒドラジド化合物;カルシウムアジド、4,4’−ジフェニルジスルホニルアジド、P−トルエンスルホニルアジド等のアジド化合物があげられる。発泡剤の含有量は、成分(A)を100重量部として、好ましくは0.01重量部以上15重量部以下であり、より好ましくは0.05重量部以上8重量部以下である。
発泡助剤としては、サリチル酸、フタル酸、ステアリン酸、しゅう酸等の有機酸;尿素またはその誘導体があげられる。発泡助剤の含有量は、成分(A)を100重量部として、好ましくは0.01重量部以上15重量部以下であり、より好ましくは0.05重量部以上8重量部以下である。
安定剤としては、アミン系老化防止剤、ヒンダードフェノール系老化防止剤、イオウ系老化防止剤があげられる。安定剤の含有量は、成分(A)を100重量部として、好ましくは0.01重量部以上15重量部以下であり、より好ましくは0.05重量部以上8重量部以下である。
消泡剤としては、酸化カルシウムがあげられる。消泡剤の含有量は、成分(A)を100重量部として、好ましくは0.05重量部以上20重量部以下であり、より好ましくは0.1重量部以上8重量部以下である。
ゴム組成物は、必要に応じて、樹脂を含有していてもよい。樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリブテン、ポリ−4−メチル−ペンテン−1、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリフェニレンエーテルなどがあげられる。ポリエチレン系樹脂としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等をあげることができる。
ゴム組成物の調製方法としては、公知のゴム配合物の調製方法を用いることができる。例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、インターミックスなどのインターナルミキサーを用いて、成分(A)、成分(B)、成分(C)及び必要に応じて安定剤などの添加剤を、80℃〜170℃の温度で3分間〜10分間混練して、一次混練品を調製し、次いで、オープンロールなどのロ−ル類あるいはニーダーを用いて、温度40℃〜80℃で、一次混練品に、成分(D)、必要に応じて加硫促進剤、加硫助剤などを加えて、5分間〜30分間混練することにより調製することができる。上記のインターナルミキサーでの混練温度が、成分(D)、加硫促進剤および加硫助剤の分解温度よりも低い場合には、成分(D)、加硫促進剤および加硫助剤を同時に混練することもできる。
本発明のゴム組成物は、物流機器、家電製品、事務機器等のゴムロールに用いられる。ゴムロールとしては、搬送用ロール、給紙用ロール、帯電用ロール、転写用ロール、現像用ロール、導電用ロールなどがあげられる。
ゴムロールは、本発明のゴム組成物を加硫して得られる加硫ゴムをゴム層として有する。該加硫ゴムの製造方法としては、ゴム組成物を、公知の成形機(例えば、押出成形機、カレンダーロール成形機、プレス成形機、インジェクション成形機、トランスファー成形機など)によって、所望形状を有する成形体に成形し、該成形と同時に又は該成形の後に、成形体を加熱あるいは電子線照射して加硫する方法があげられる。また、必要に応じ、加硫後に、加硫ゴムを賦形してもよい。上記成形機としては、好ましくは、プレス成形機、インジェクション成形機またはトランスファー成形機である。
加熱により加硫する方法においては、熱空気、ガラスビーズ流動床、UHF(極超短波電磁波)、スチーム、LCM(熱溶融塩槽)などの加熱手段を有する加熱槽;金型を用いることができる。加熱手段としては、好ましくは、LCM加熱槽又は金型である。加熱温度は、好ましくは130℃〜270℃であり、加熱時間は、好ましくは1分間〜30分間である。
電子線照射により加硫する方法においては、電子線のエネルギーは、好ましくは0.1MeV〜10MeVであり、より好ましくは0.3MeV〜2MeVである。また、吸収線量が0.5Mrad〜35Mradとなるように照射することが好ましく、吸収線量が0.5Mrad〜10Mradとなるように照射することがより好ましい。
本発明のゴム組成物を加硫して得られる加硫ゴムの硬度(JIS K6253 タイプA)は、好ましくは15〜70であり、より好ましくは20〜60であり、更に好ましくは25〜55である。
以下、実施例及び比較例によって本発明を更に詳細に説明する。
[測定・評価方法]
(1)エチレン単位量およびプロピレン単位量
共重合体ゴムをホットプレス機により厚み約0.1mmのフィルムに成形し、赤外分光光度計(日本分光工業社製 IR−810)により該フィルムの赤外吸収スペクトルを測定した。該赤外吸収スペクトルから、文献(赤外吸収スペクトルによるポリエチレンのキャラクタリゼーション 高山、宇佐美 等著 又は Die Makromolekulare Chemie,177,461(1976)Mc Rae,M.A.,MadamS,W.F.等著)記載の方法に従って、エチレン単位量およびプロピレン単位量を求めた。
(2)ヨウ素価
共重合体ゴムをホットプレス機により厚み約0.5mmのフィルムに成形した。赤外分光光度計により該フィルムの5−エチリデン−2−ノルボルネン由来のピーク(1688cm-1の吸収ピーク)の強度を測定した。該ピーク強度から二重結合のモル含量を求め、該モル含量からヨウ素価を算出した。
(3)分子量分布
ゲル・パーミエイション・クロマトグラフ(GPC)法によって、下記の条件(1)〜(9)で、z平均分子量(Mz)と数平均分子量(Mn)を測定し、分子量分布(Mz/Mw)を求めた。
(1)装置:Waters製150C
(2)分離カラム:昭和電工社製Shodex Packed ColumnA−80M
(3)測定温度:140℃
(4)キャリア:オルトジクロロベンゼン
(5)流量:1.0mL/分
(6)試料濃度:約1mg/1mL
(7)試料注入量:400μL
(8)検出器:示差屈折
(9)分子量標準物質:標準ポリスチレン
(4)極限粘度
極限粘度は、ウベローデ型粘度計を用い、135℃のテトラリン溶液中で測定した。
(5)耐摩耗性
耐摩耗性は、アクロン摩耗試験機(上島製作所製)により、JIS K6264−1993に規定のアクロン摩耗試験に準拠して測定した。試験片として、JIS K6264−1993に規定のリング状試験片を用いた。試験片と摩耗輪との角度を10°、摩耗輪を試験片に押し付ける荷重を2N、試験片の回転速度を250rpm、摩耗輪の回転数を1000回の条件で、予備運転を行った。次に、試験片と摩耗輪との角度を10°、摩耗輪を試験片に押し付ける荷重を2N、試験片の回転速度を250rpm、摩耗輪の回転数を500回の条件で本試験運転を行った。本試験運転前の試験片重量、本試験運転後の試験片重量及び試験片の密度から、本試験運転での摩耗輪1000回転当たりの摩耗容積を求めた。
実施例1
(共重合体ゴムの調製)
攪拌機を備えたステンレススチール製の温度を45℃に保った第1重合槽に、単位時間・第1重合槽の単位容積あたり、ヘキサンを0.755kg/(hr・L)、エチレンを41.8g/(hr・L)、プロピレンを89.5g/(hr・L)の速度で供給した。VOCl3を29.1mg/(hr・L)、エタノールを14.0mg/(hr・L)の速度(VOCl3/エタノール=1/1.8(モル比))で、第1重合槽に供給した。なお、VOCl3とエタノールとは、重合槽に供給する前に、ラインミキサーで混合・攪拌した。また、エチルアルミニウムセスキクロライド(EASC)を166mg/(hr・L)、水素を0.050NL/(hr・L)の速度で第1重合槽に供給した。更に5−エチリデン−2−ノルボルネンを3.5g/(hr・L)の速度で第1重合槽に供給した。
第1重合槽からは、重合槽内の重合溶液の量が一定となるように、重合溶液を抜き出した。第1重合槽から抜き出された重合溶液を分析した結果、第1重合槽で、単位時間・第1重合槽の単位容積あたり、40g/(hr・L)の共重合体ゴムが生成していた。該共重合体ゴムのエチレン単位量/プロピレン単位量(モル比)は0.75/0.25であり、ヨウ素価は11(g/100gゴム)であった。
第1重合槽と同容積の攪拌機を備えたステンレススチール製の温度を60℃に保った第2重合槽に、第1重合槽から抜き出した重合溶液をフィードした。単位時間・第2重合槽の単位容積あたり、ヘキサンを0.423kg/(hr・L)、エチレンを18.0g/(hr・L)の速度で第2重合槽に供給した。VO(O(iso−C37))0.8Cl2.2を9.7mg/(hr・L)の速度で第2重合槽に供給した。また、エチルアルミニウムセスキクロライド(EASC)を34mg/(hr・L)、水素を0.080NL/(hr・L)の速度で第2重合槽に供給した。
第2重合槽からは、重合槽内の重合溶液の量が一定となるように、重合溶液を抜き出した。第2重合槽から抜き出された重合溶液を分析した結果、該重合溶液中の共重合体ゴムの含有量は、単位時間・第2重合槽の単位容積あたり、55g/(hr・L)であった。
第2重合槽から抜き出された重合溶液に、当該重合溶液中の共重合体ゴム100重量部あたり30重量部のパラフィン系オイル(出光興産社製 ダイアナPW380)を添加し、重合溶液から重合溶媒を除去して、油展共重合体ゴム(以下、EPDM−Aと記す。)を調製した。
EPDM−Aを分析したところ、EPDM−A中の共重合体ゴムのエチレン単位量/プロピレン単位量(モル比)は0.77/0.23であり、ヨウ素価は11(g/100gゴム)であり、極限粘度は3.1dl/g、分子量分布は2.2であった。
第2重合槽では、単位時間・第2重合槽の単位容積あたり、15g/(hr・L)の共重合体ゴムが生成し、該共重合体ゴムのエチレン単位量/プロピレン単位量(モル比)は0.83/0.17であり、ヨウ素価は5(g/100gゴム)であることがわかった。
(ゴム組成物の調製)
工程(1)
130重量部のEPDM−Aと、5重量部の酸化亜鉛(正同化学社製 酸化亜鉛2種)と、1重量部のステアリン酸と、80重量部のFEFカーボンブラック(旭カーボン社製 旭60G)と、150重量部のパラフィン系オイル(出光興産社製 ダイアナPS430)をバンバリーミキサーで混練して、混練物を得た。混練においては、混練開始時のバンバリーミキサーの温度を80℃とし、ローター回転数を60rpmとし、混練時間を5分間とした。
工程(2)
上記混練物と、該混練物中のEPDM−A 130重量部あたり、7重量部のジクミルパーオキサイド(日油社製 パークミルD(40)有効成分60%)、2重量部のエチレングリコールジメタクリレート(三菱レイヨン社製 アクリエステルEDをロール温度50℃の8インチのオープンロールで混合して、ゴム組成物を得た。
(加硫成形体の調製)
工程(2)で得られたゴム組成物を、170℃で25分間圧縮成形して、成形と加硫とを同時に行い、JIS K6264−1993に規定のリング状試験片(加硫成形体)を作成した。該試験片の評価結果を表1に示す。
比較例1
(共重合体ゴムの調製)
攪拌機を備えたステンレススチール製の温度を42℃に保った第1重合槽に、単位時間・第1重合槽の単位容積あたり、ヘキサンを0.776kg/(hr・L)、エチレンを51.3g/(hr・L)、プロピレンを63.2g/(hr・L)、エタノールを3.7mg/(hr・L)の速度で供給した。VO(O(iso−C37))0.8Cl2.2を8.7mg/(hr・L)の速度で第1重合槽に供給した。また、エチルアルミニウムセスキクロライド(EASC)を75.3mg/(hr・L)、水素を0.050NL/(hr・L)の速度で第1重合槽に供給した。更に5−エチリデン−2−ノルボルネンを2.4g/(hr・L)の速度で第1重合槽に供給した。
第1重合槽からは、重合槽内の重合溶液の量が一定となるように、重合溶液を抜き出した。第1重合槽から抜き出された重合溶液を分析した結果、第1重合槽で、単位時間・第1重合槽の単位容積あたり、50g/(hr・L)の共重合体ゴムが生成していた。該共重合体ゴムのエチレン単位量/プロピレン単位量(モル比)は0.83/0.17であり、ヨウ素価は8(g/100gゴム)であった。
第1重合槽と同容積の攪拌機を備えたステンレススチール製の温度を45℃に保った第2重合槽に、第1重合槽から抜き出した重合溶液をフィードした。単位時間・第2重合槽の単位容積あたり、ヘキサンを0.427kg/(hr・L)、エチレンを17.9g/(hr・L)、エタノールを2.5mg/(hr・L)の速度で第2重合槽に供給した。VO(O(iso−C37))0.8Cl2.2を5.8mg/(hr・L)の速度で第2重合槽に供給した。また、エチルアルミニウムセスキクロライド(EASC)を51mg/(hr・L)、水素を0.200NL/(hr・L)の速度で第2重合槽に供給した。
第2重合槽からは、重合槽内の重合溶液の量が一定となるように、重合溶液を抜き出した。第2重合槽から抜き出された重合溶液を分析した結果、該重合溶液中の共重合体ゴムの含有量は、単位時間・第2重合槽の単位容積あたり、74g/(hr・L)であった。
第2重合槽から抜き出された重合溶液に、当該重合溶液中の共重合体ゴム100重量部あたり30重量部のパラフィン系オイル(出光興産社製 ダイアナPW380)を添加し、重合溶液から重合溶媒を除去して、油展共重合体ゴム(以下、EPDM−Bと記す。)を調製した。
EPDM−Bを分析したところ、EPDM−B中の共重合体ゴムのエチレン単位量/プロピレン単位量(モル比)は0.83/0.17であり、ヨウ素価は9(g/100gゴム)であり、極限粘度は3.1dl/g、分子量分布は3であった。
第2重合槽では、単位時間・第2重合槽の単位容積あたり、24g/(hr・L)の共重合体ゴムが生成し、該共重合体ゴムのエチレン単位量/プロピレン単位量(モル比)は0.83/0.17であり、ヨウ素価は9(g/100gゴム)であることがわかった。
(ゴム組成物の調製、加硫成形体の調製)
EPDM−AにかえてEPDM−Bを用いた以外は、実施例1の「ゴム組成物の調製」および「加硫成形体の調製」と同様にして、リング状試験片を作成した。該試験片の評価結果を表1に示す。
Figure 2012153773

Claims (5)

  1. 下記成分(A)、(B)、(C)及び(D)を含有し、
    成分(A)100重量部あたり、
    成分(B)の含有量が20重量部以上150重量部以下であり、
    成分(D)の含有量が0.01重量部以上15重量部以下であり、
    成分(B)の含有量と成分(C)の含有量との重量比(成分(B)の含有量/成分(C)の含有量)が0.3〜0.7であるゴムロール用ゴム組成物。
    成分(A):下記ゴム成分(1)及びゴム成分(2)からなり、ゴム成分(1)とゴム成分(2)との合計を100重量%として、ゴム成分(1)の含有量が60重量%以上75重量%以下であり、ゴム成分(2)の含有量が40重量%以下25重量%以上である共重合体ゴム。
    ゴム成分(1):エチレンに基づく単量体単位の含有量が50モル%以上80モル%以下、α−オレフィンに基づく単量体単位の含有量が50モル%以下20モル%以上(ただし、エチレンに基づく単量体単位とα−オレフィンに基づく単量体単位との合計を100モル%とする。)であり、ヨウ素価が10以上45以下であるエチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体ゴム
    ゴム成分(2):エチレンに基づく単量体単位の含有量が80モル%を超え95モル%以下、α−オレフィンに基づく単量体単位の含有量が20モル%未満5モル%以上(ただし、エチレンに基づく単量体単位とα−オレフィンに基づく単量体単位との合計を100モル%とする。)であり、ヨウ素価が0以上30以下であり、[ゴム成分(1)のヨウ素価−ゴム成分(2)のヨウ素価]が5以上30以下であるエチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム
    成分(B)補強剤
    成分(C)軟化剤
    成分(D)加硫剤
  2. 成分(A)のα−オレフィンがプロピレンであり、非共役ポリエンが、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエンおよび5−ビニル−2−ノルボルネンからなる非共役ポリエン群から選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 成分(A)の分子量分布が2以上7以下である請求項1または2に記載のゴム組成物。
  4. 成分(A)が、直列に連結した2つの反応槽を用いて、ゴム成分(1)及びゴム成分(2)のいずれか一方を第1反応槽で製造し、第1反応槽で製造されたゴム成分を第2反応槽に供給し、他方のゴム成分を第2反応槽で製造する方法により得られた共重合体ゴムである請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴム組成物が加硫された加硫ゴムをゴム層として有するゴムロール。
JP2011012642A 2011-01-25 2011-01-25 ゴムロール用ゴム組成物及びゴムロール Pending JP2012153773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011012642A JP2012153773A (ja) 2011-01-25 2011-01-25 ゴムロール用ゴム組成物及びゴムロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011012642A JP2012153773A (ja) 2011-01-25 2011-01-25 ゴムロール用ゴム組成物及びゴムロール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012153773A true JP2012153773A (ja) 2012-08-16

Family

ID=46835853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011012642A Pending JP2012153773A (ja) 2011-01-25 2011-01-25 ゴムロール用ゴム組成物及びゴムロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012153773A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118511A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Hitachi Metals Ltd 樹脂組成物及びこれを用いた電線・ケーブル
JP2017155159A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 三井化学株式会社 籾摺りロールおよび該籾摺りロールの製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003212930A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Jsr Corp エチレン・α−オレフィン・非共役ジエン共重合ゴム及びエチレン・α−オレフィン・非共役ジエン共重合ゴム組成物並びにゴム配合物及び防振ゴム
JP2010222576A (ja) * 2009-02-27 2010-10-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 共重合体ゴム組成物、ゴム発泡体及び自動車用シール材
JP2010222575A (ja) * 2009-02-27 2010-10-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 共重合体ゴム組成物、成形体及び自動車用シール材

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003212930A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Jsr Corp エチレン・α−オレフィン・非共役ジエン共重合ゴム及びエチレン・α−オレフィン・非共役ジエン共重合ゴム組成物並びにゴム配合物及び防振ゴム
JP2010222576A (ja) * 2009-02-27 2010-10-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 共重合体ゴム組成物、ゴム発泡体及び自動車用シール材
JP2010222575A (ja) * 2009-02-27 2010-10-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 共重合体ゴム組成物、成形体及び自動車用シール材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118511A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Hitachi Metals Ltd 樹脂組成物及びこれを用いた電線・ケーブル
JP2017155159A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 三井化学株式会社 籾摺りロールおよび該籾摺りロールの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5743013B2 (ja) 共重合体ゴム組成物、ゴム発泡体及び自動車用シール材
JP5768916B2 (ja) 共重合体ゴム組成物、成形体及び自動車用シール材
JP5682271B2 (ja) 防振ゴム用ゴム組成物及び防振ゴム
JP2011174004A (ja) 電気絶縁体用ゴム組成物及び電気絶縁体
JP5956919B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン共重合体
JP5560765B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ポリエン系共重合体ゴム組成物の製造方法
JP2012153773A (ja) ゴムロール用ゴム組成物及びゴムロール
JP6265675B2 (ja) ゴム組成物の製造方法、加硫されたゴム組成物成形体、および防振材
JP4742724B2 (ja) 防振材
JP2011174003A (ja) パッキン用ゴム組成物及びパッキン
JP2011174002A (ja) ゴムホース用ゴム組成物及びゴムホース
JP5065924B2 (ja) 加硫可能なゴム組成物
JP3633060B2 (ja) 低結晶性エチレン系ランダム共重合体およびその組成物
JP5006158B2 (ja) 加硫可能なゴム組成物
JP2854101B2 (ja) 加硫可能なゴム組成物
JP2758433B2 (ja) 加硫可能なゴム組成物
US20040242782A1 (en) Rubber composition and vulcanized rubber
JP2006249215A (ja) 押出し成形加硫ゴム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150331