JP2012157375A - 着座検出装置 - Google Patents

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岳宏 下山
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Abstract

【課題】使用者が着座したときに着座の有無を検出し、低コストで構成可能な便座の着座検出装置を提供する。
【解決手段】着座検出装置10は、便座の内部の着座側若しくは便器側のいずれか一方に設けられたスイッチ12と、他方に設けられ、スイッチ12と対向する押圧部14と、スイッチ12及び押圧部14の少なくともいずれか一方の便座に立設され、スイッチ12又は押圧部14を先端に有する立設部11とを備え、便座の着座側の歪変形によって押圧部14とスイッチ12が当接する構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、便座への着座を検出する着座検出装置に関するものである。
従来の着座検出装置は、使用者が便座に着座した際に、便座の表面の歪みを歪ゲージを用いて検出する着座検出装置が特許文献1に開示され、便座のリムに設けられたスイッチによって着座検出を行う着座検出装置が特許文献2に開示されている。
この特許文献1の着座検出装置は、使用者が便座に着座していると検出したときのみ、局部洗浄装置、温風乾燥装置等を動作可能状態とする検出装置であり、中空となった便座内の便器側に歪ゲージを設けることで、使用者が便座に着座した際に生じる便座の微小な変形を歪ゲージによって検出し、使用者の着座を検出する構成となっている。
また、特許文献2の着座検出装置は、中空状の便座の下面に押圧部によって押圧する被押圧部を有し、被押圧部が押圧部によって上方に押圧されることでONとなるスイッチが便座に設けられている。このスイッチには、スイッチを覆うように略箱状の弾性部材(例えば、ゴム等)が中空となった便座の下面に取り付けられている。この弾性部材には、スイッチの被押圧部に接触して押圧する押圧部を有している。この押圧部は、便器のリム上に配設され、弾性部材に便座の自重のみが掛かった時には、被押圧部を押圧部が押圧せずスイッチはOFFであり、便座に使用者が着座した際は、被押圧部を押圧してスイッチがONとなる構成である。
実開平5−76398号公報 特開2009−284987号公報
上記した特許文献1の着座検出装置は、使用者が着座した際に、便座内部の便器側の微小な変形を歪ゲージで検出するため、外部からの衝撃等によるノイズを誤検出のおそれがある。このため、着座検出装置は、ノイズを取り除くための、信号増幅器などを組み込む必要があり、コストが増す。さらに、歪ゲージが便座の微小な変形をも検出できることで、使用者が局部洗浄等を行う際に、局部の洗浄に適した位置でない(例えば、使用者が前方に着座している)にも関わらず着座と検出されるおそれがある。
また、特許文献2の着座検出装置は、便座の下方にゴム弾性部材の被押圧部が便器のリム上に設けられている。このため、着座検知装置は、便座を下げた際の衝撃等による誤検出や寿命が縮むおそれがある。さらに、着座検出装置は、検出部分に対して便座の自重が常時掛かることになり、使用者が着座したと誤検出するおそれがある。
そこで、本発明は、使用者が着座したときに着座の有無を検出し、低コストで構成可能な便座の着座検出装置を提供する。
上記の課題を解決するために講じた手段は、便座の内部の着座側若しくは便器側のいずれか一方に設けられたスイッチと、他方に設けられ、スイッチと対向する押圧部と、スイッチ及び押圧部の少なくともいずれか一方の便座に立設され、スイッチ又は押圧部を先端に有する立設部とを備え、便座の着座側の歪変形によって押圧部とスイッチが当接する構成となっている。
また、着座時の荷重によりスイッチが押圧された場合に、一定以上の荷重を制限する係止部が、スイッチ側及び押圧部側の少なくともいずれか一方に設けられ、他方に向けて延びているとよい。
本発明によれば、着座検出装置は、従来技術のように歪ゲージを用いるようなセンサ(増幅器)が不要であり、スイッチのみで着座を検出することができるため、コストの削減が可能となる。また、着座検出装置は、便座内部に設けられているため、従来技術のように便座の下方の被押圧部に設けられた着座検出装置と比べてリム形状に関わらずに着座検出が可能となる。さらに、着座検出装置は、使用者が着座した際に、便座の着座部分の歪変形を利用して、押圧部がスイッチを押すことで着座を検出する構造であるため、未着座時の便座の自重及び便座を立てているときの衝撃等の誤検出を抑制できる。また、立設部によってスイッチ及び押圧部の位置を調整する(スイッチ及び押圧部を一定の距離にする)ため、従来のような樹脂製である便座の歪変形でも着座の検出が可能となる。
この着座検出装置は、スイッチ及び押圧部の少なくともいずれか一方に係止部を設けることで、スイッチに掛かる押圧部から受ける力を低減することが可能であるため、スイッチの不具合等を抑制することができる。このため、着座検出装置は、スイッチの耐久性を高めることができるので、スイッチの寿命を延ばすことができる。
本発明に係わる実施形態における着座検出装置を便器に取り付けた場合の斜視図である。 着座検出装置の便座に対して取り付ける位置を説明する説明図である。 使用者が未着座時の着座検出装置の図2におけるA−A断面図である。 使用者が着座時の着座検出装置の図2におけるA−A断面図である。 本発明に係わる第2実施形態の着座検出装置のA−A断面における変形例である。 本発明に係わる第3実施形態の着座検出装置のA−A断面における変形例である。
以下、本発明の実施形態に係わる着座検出装置10の構成について図1から図3を参照にして説明する。図1は、着座検出装置10を便器22に取り付けた場合の斜視図を示し、図2は、着座検出装置10の便座に取り付ける位置を説明する説明図を示している。図3は、着座検出装置10の構成を説明する図2におけるA−A断面図(使用者が着座していない場合)を示している。
図1より、この着座検出装置10は、便器22に設置された本体ハウジング23に対して回動可能に取り付けられた便座24に取り付けられ、使用者が便座24に着座したか否かを検出する。着座面の後方の本体ハウジング23内には、使用後に人体の局部洗浄を行う洗浄装置(図示せず)や乾燥した空気を流す乾燥装置(図示せず)や便器22内の消臭を行う消臭装置(図示せず)等が配設されており、着座検出装置10によって使用者が着座していると判断することで、これらの装置を正確に作動させることができる。
図2より、着座検出装置10は、便座24と便器22との間に配設され、便器の成形時のリム(図示せず)の歪みに対して便座のがたつきを抑制する凸部25aと凸部25bの間に設けられている。このため、使用者が便座24に対して凸部25aより浅く着座した際に、着座検知装置10は着座を検出しない構成とする。この凸部25a、25bは、凸部25aと凸部25bの間において便座24の歪変形が他の場所に比べて大きい。また、着座検出装置10が便座24の両側に設けられていることによって、片側にしか体重をかけない場合でも確実に検出することができる。
図3より、着座検出装置10は、便座24内部の空洞部分に設けられている。この便座24は、便座24の上方を形成し、使用者が着座する着座側(着座表面側)の表部材24a(便座ハウジング)と、便座24の下方を形成し、便器22側となる裏部材24b(便座ハウジング)とが嵌着する構成となっている。この裏部材24bのリム断面の略中央には、裏部材24b側から表部材24a側へ延びるボス部11(立設部)が立設され、先端に使用者の着座を検出するためにボス部11に取り付けられる固定部12aと固定部12aに設けられ、固定部12aからの突出部分に荷重が加わると作動する作動部12bとを有するスイッチ12が設けられている。このスイッチ12は、ボス部11に対して基板(図示せず)を介してねじ締めや爪止め等を用いて取り付けられている。また、表部材24aには、裏部材24bのボス部11に設けられたスイッチ12と同軸上の対向する部分にリブ状の押圧部14が設けられている。ボス部11は、使用者が便座24に着座した際に、便座24の表面の歪変形を考慮して、スイッチ12及び押圧部14との位置を調整する(スイッチ12及び押圧部14を一定の距離にする)ように設けられている。このスイッチ12及び押圧部14の位置関係は、数ミリ程度(例えば、5ミリ以下となるよう位置)とする。このスイッチ12は、ボス部11の先端に形成された係止部13によって固定部12aの周囲が囲まれている。この係止部13は、図2におけるA−A断面が突形状であり、表部材24a側へ向けて延びている。さらに、この係止部13は、スイッチ12の作動部12bが固定部12a内へと押し込められる最大の位置に対して少なくとも高さ方向の長さが長くなるように設けられている。この表部材24aの便座24内部の表面には、便座24表面を暖めるヒータ26と、ヒータ26の熱を効率よく表部材24aに伝達するアルミシート27が配設されている。着座検出装置10は、ヒータ26及びアルミシート27からの熱の影響を少なくするために、アルミシート27に設けられた隙間に配設される。また、便座24は、表部材24aに設けられた表部側係合部24cと、裏部材24bに設けられた裏部側係合部24dとによって便座24の側部で嵌着され、便座24の内部に空洞部分を形成している。嵌着する際は、表部側係合部24c又は裏部側係合部24dの一方に設けられた爪状の嵌着部(図示せず)と、他方に設けられた嵌着部を係止する被嵌着部(図示せず)とで便座24を嵌着する構造である。表部側係合部24cは、図2のA−A断面において凹部形状に形成されている。裏部側係合部24dは、表部側係合部24cと嵌着するために便座24内側よりも便座24外側が低くなるような段部形状を成し、内側部分が表部側の凹部形状の凹み部分に挿入される構造となっている。また、上記のような構成であれば、着座検出装置10は、簡素な構成で配設することが可能である。
次に、本発明の実施形態に係わる着座検出装置10の動作について、図3から図5を参照にして説明する。図4は着座検出装置10の構成を説明する図2におけるA−A断面図(使用者が着座している場合)を示している。
図3より、使用者が着座していない場合は、表部材24aの着座表面が歪む(湾曲する等)ことはないため、この着座検出装置10は、裏部材24bに設けられたスイッチ12と表部材24aに設けられた押圧部14とが接触することがないので着座と検出することはない。図4のように、使用者が着座した場合は、表部材24aの着座部分が歪むため、着座部分に設けられた押圧部14も着座部分の歪みに応じて下がることで裏部材24bに設けられた対向するスイッチ12との距離が縮められる。これによりスイッチ12が、押圧部14によって押されるので着座と検出する。この時、このスイッチ12は、スイッチ12の固定部12aの周囲を囲むように設けられた係止部13によって押圧部14の上下方向の変形量を規制する。この係止部13は、着座時の荷重によりスイッチ12が押圧された場合に、一定以上にスイッチ12に加わる荷重を制限するストッパとして機能する。この係止部13は、スイッチ12の作動部12bの上面が押し込められる最大の位置(例えば、押圧部14によって押されることで、作動部12bの面と固定部12aの面が同一面となる位置、押圧部14と固定部12aが当接する位置)に対して少なくとも固定部12a又は作動部12bのON時での最下点高くなるよう設定されている。これにより、スイッチ12の作動部12bが、押圧部14から受ける力を低減することで、スイッチ12の作動部12bの不具合を抑制し、スイッチ12の耐久性を高めることができ、スイッチ12の寿命を延ばすことでコスト削減にも繋がる。
(別実施形態)
次に、本発明の別実施形態に係わる着座検出装置10の構成について、図5及び図6を参照にして説明する。図5は本発明に係わる第2実施形態の着座検出装置30の説明図を示し、図6は、本発明に係わる第3実施形態の着座検出装置40の説明図を示している。
第2実施形態の着座検出装置30は、図5より、便座24の表部材24aにスイッチ32が設けられ、裏部材24bから表部材24a側へ延びるボス部31が形成され、先端にスイッチ32を押す押圧部34を備えている。この押圧部34には、押圧部34から延びるように設けられ、スイッチ32の押圧時(使用者が着座した際)に、スイッチ32の設置面32cと当接する係止部33が備えられている。この係止部33は、スイッチ32の押圧時にスイッチ32の周囲を覆うようにして設けられた断面が突形状である。押圧部34がスイッチ32の作動部32bを押し込む際に、この係止部33の突形状部分がスイッチ32の作動部32bを押し込められる最大の位置に対して少なくとも高くなるよう設けられている。このため、係止部33は、スイッチ32に掛かる荷重を制限することができ、スイッチ32の耐久性を増すことができる。また、このスイッチ32は、表部材24aに設けられているため、表部材24aの内部に設けられた着座表面を暖めるヒータ26を有するアルミシート27の配線に対して、同一面に配線を設けることができる。これにより、着座検出装置30は、ヒータ26やアルミシート27と同一面にスイッチ32を設けることで、表部材24a側に配線を集約できるため、組み付けが容易となり、コストの削減にも繋がる。
第3実施形態の着座検出装置30は、図6より、便座24の表部材24a及び裏部材24bの両側にボス部41が形成され、表部材24a側のボス部41に押圧部44が設けられ、裏部材24b側のボス部41にスイッチ42が設けられている。スイッチ42側のボス部41には、スイッチ42の側面を覆うように突形状の係止部43が設けられており、この係止部43は、スイッチ42の作動部42bを押し込む際に、スイッチ42の作動部42bを押し込められる最大の位置よりも手前の位置で押圧部44を規制する(スイッチ42に掛かる荷重を制限する)ように設けられている。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下に示す態様に変更してもよい。
・各実施形態に記載のスイッチ12及び押圧部14及びボス部11及び係止部13において、着座検出装置10は、スイッチ12及び押圧部14の設置場所(表部材24aまたは裏部材24b)や、ボス部11が設けられる数(スイッチ12及び押圧部14の片側若しくは両側)や、係止部13が設けられている場所及び数(スイッチ12側及び押圧部14側の片側若しくは両側)等の組み合わせをこれらに限定するものではない。例えば、着座検出装置10は、表部材24a及び裏部材24bの両側からボス部11が形成され、表部材24a側のボス部11にスイッチ12が設けられ、対向する裏部材24b側に押圧部14が設けられ、この押圧部14側に係止部13が形成されていてもよい。
・この着座検出装置10は、便座24の凸部25間に複数個設けられていてもよい。
・押圧部14及びボス部11及び係止部13は、表部材24aまたは裏部材24bに一体に成形されていてもよい。これにより、スイッチ12のみを取り付ければよく、組み付け工数の低減やコストの削減に繋がる。
・本実施形態の押圧部14が表部材24a又は裏部材24bに設けられている際には、リブ状に限定されない。例えば、表部材24a又は裏部材24bの便座24の内側表面と同一面上に押圧部14(作動部12bを押圧する面)を形成してもよい。
・ボス部11は、スイッチ12及び押圧部14の距離と便座24の材質によって異なる歪との関係によって長さ(高さ)が設定され、スイッチ12と押圧部14との位置関係(距離)を調整するものである。
・ボス部11は、便座24と一体になって成形されていてもよい。これにより、着座検出装置は、成形時のコストや組み付け工数の削減にもなる。
・ボス部11は、スイッチ12と同軸上で対向する位置に設けられているが、これに限定されることはない。押圧部14は、便座24の表部材24aである歪みの変形量や形状に応じて、押圧部14がスイッチ12の作動部12bを押すことが可能であれば同軸上になくてもよい。
・係止部13の形状は、本実施形態のようにスイッチ12の周囲を囲むように設けられており、突形状であることに限定されない。例えば、スイッチ12の両側の2点で支持するような形状であってもよい。
・本実施形態の便座24は、表部側係合部24c及び裏部側係合部24dのような嵌着構造でなくてもよい。例えば、便座24が、表部材24aと裏部材24bが溶着構造であり、空洞部分を形成してもよい。
・スイッチ12の電気的配線は、ボス部11を介して、便座24の外部(本体ハウジング23内等)へ導かれる構造であってもよい。
10、30、40 着座検出装置
11、31、41 ボス部(立設部)
12、32、42 スイッチ
13、33、43 係止部
14、34、44 押圧部
22 便器
24 便座

Claims (2)

  1. 便座への使用者の着座を検出する着座検出装置であって、
    便座の内部の着座側若しくは便器側のいずれか一方に設けられたスイッチと、
    他方に設けられ、前記スイッチと対向する押圧部と、
    前記スイッチ及び前記押圧部の少なくともいずれか一方の便座に立設され、前記スイッチ又は前記押圧部を先端に有する立設部とを備え、
    前記便座の着座側の歪変形によって前記押圧部と前記スイッチが当接する着座検出装置。
  2. 着座時の荷重により前記スイッチが押圧された場合に、一定以上の荷重を制限する係止部が、前記スイッチ側及び前記押圧部側の少なくともいずれか一方に設けられ、他方に向けて延びている請求項1に記載の着座検出装置。
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