JP2012162969A - 照明付き階段 - Google Patents

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JP2012162969A
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政広 石橋
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Abstract

【課題】配線が外部に露出することがなく、また現場での配線作業を容易に行うことができて施工性のよい照明付き階段。
【解決手段】建築物の上階と下階とに掛け渡された桁1上に間隔をおいて設けられた踏板受け材2を介して複数の踏板3を設け、少なくとも一側部を開放した階段において、上記桁1には、その長手方向に沿って中空部(凹溝8と塞ぎカバー11とからなる)を形成し、この中空部内にコードを配線するとともに、上記踏板受け材2の側面に照明器具32を設け、照明器具32と桁1中のコードとを接続した。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも一側部を開放したオープン階段において、夜間でも踏板の位置がわかるように照明を設けた照明付き階段に関する。
建築物の上階と下階とを連絡する室内階段にはいろいろな構造のものが知られているが、建築物の上階と下階とに掛け渡された桁上に間隔をおいて複数の踏板を設け、少なくとも一側部を開放したオープン階段は、桁の上に踏板受け材を固定し、踏板受け材上に踏板を支持させただけの階段は、構造が単純でデザインがシンプルになるため、人気が高い。また、必要とされる桁数や部品点数の削減、施工の簡素化などの面でコストが低く抑えられ、有利である(特許文献1参照)。
ところで、左右の桁間に踏板と蹴込板とを設けた一般的な階段でも、オープン階段であっても、夜間に使用するときは踏板の位置がわからないと危険であるから、踏板の位置がわかるように照明を設ける必要がある場合がある。このような照明付きの階段としては、例えば、特許文献2のように、踏板の前端下面に照明器具を取り付けたものや、特許文献3のように、蹴込板の上部に照明器具を取り付けたものが知られている。そして、照明器具はほとんどの場合、踏板や蹴込板の中央に配置されている。
特開2005−320775号公報 特開平10−269841号公報 特開2004−190335号公報
しかしながら、踏板や蹴込板の中央部に照明器具を取り付ける構成では、配線が露出して外観が損なわれたり、施工現場での加工や配線などのわずらわしく面倒な作業を要し、施工手間がかかったりするという問題があった。
本発明は上記問題点を解消し、配線が外部に露出することがなく、また現場での配線作業を容易に行うことができ、意匠性や施工性のよい照明付き階段を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、建築物の上階と下階とに掛け渡された桁上に間隔をおいて設けられた踏板受け材を介して複数の踏板を設け、少なくとも一側部を開放した階段において、上記桁材には、その長手方向に沿って中空部を形成し、この中空部内にコードを配線するとともに、上記踏板受け材の側面に照明器具を設け、照明器具と桁材中のコードとを接続したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記照明器具は、上記踏板受け材の正面に配置したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、上記照明器具に接続するコードを上記踏板受け材の内部に配線したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記いずれかの踏板の下面に長手方向に沿う凹溝を形成し、この凹溝に接続用のコードを配線し、該コードの一端を上記桁に配置されたコードの一端に接続可能としたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4において、上記凹溝には上記コードを隠すためのカバーが設けられ、カバーの端部には上記コードを外部に通すための隙間を形成したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4において、上記凹溝を形成した踏板は最下段の踏板であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、桁材には、その長手方向に沿って中空部を形成し、この中空部内にコードを配線するとともに、上記踏板受け材の側面に照明器具を設け、照明器具と桁材中のコードとを接続している構成であり、コードを桁の中空部を通して配線することができるため、配線が外部に露出するのを極力防ぐことができ、階段全体の外観がよく、意匠性がよい。また、照明器具を踏板や蹴込板に取り付けるのではなく、踏板受け材に取り付けるので、施工性がよい。
請求項2に係る発明によれば、照明器具は、踏板受け材の正面に配置したので、下段の踏板を効率よく照らすことができる。
請求項3に係る発明によれば、照明器具に接続するコードを踏板受け材の内部に配線したから、コードの露出を防ぐことができる。
請求項4に係る発明によれば、桁が複数本設けられ、いずれか1本の桁の中空部にコードを設けた場合において、一段の踏板の下面に長手方向に沿う凹溝を形成し、この凹溝に接続用のコードを配線し、上記1本の桁のコードに接続可能としたから、桁が複数本あっても、配線することができる。また、配線の露出も最小限にできるため、意匠性がよい。
また、一段の踏板の下面に形成した凹溝に接続用のコードを配線し、該コードの一端を上記桁に配置されたコードの一端に接続可能としたから、複数の桁に照明器具を配置する構成であっても、上記接続用のコードを介して複数の桁に配線されたコードに接続することができる。
請求項5に係る発明によれば、凹溝には上記コードを隠すためのカバーが設けられ、カバーの端部には上記コードを外部に通すための隙間を形成したから、配線カバーによってコードを隠すことができるとともに、隙間からコードを逃がすことができるので、配線作業に支障はない。また、踏板の配線の露出も最小限にすることができるため、意匠性がよい。
請求項6に係る発明によれば、凹溝は最下段の踏板に設け、凹溝内のコードは外部からはほとんど見ることはできないので、意匠性が向上する。
本発明に係る階段の斜視図 上記階段の側面図 桁の断面図 踏板固定金具の斜視図 踏板受け材の分解斜視図 踏板受け材の取付状態を示す説明図 踏板受け材上に踏板を取り付ける状態を示す斜視図 照明装置の配線状態を踏板受け材を省略して示す一部断面図 照明装置の下部の配線状態を示す拡大正面図 桁と踏板を示す斜視図 踏板の下面の配線状態の要部の底面図
図1はオープン階段の一実施形態の斜視図、図2はその側面図である。これらの図において、階段は、建築物の上階部と下階部とに掛け渡された2本の桁(ササラ桁)1と、桁1に間隔をおいて設けられた踏板受け材2と、左右の踏板受け材2上に支持された踏板3とから構成され、一側には手摺4が設けられ、他側には壁5が設けられている。階段は両側がオープンになっていてもよい。
桁1は断面が図3に示すように、断面が略長方形の部材で、アルミニウムの押出形材からなり、中空部6の上部には上端に開口部7を有する上下2段の凹溝8が形成されている。下段の一側には斜めの取付片10が形成されている。また、桁1の凹溝8の開口部7には、上下の踏板受け材2間に塞ぎカバー11が取り付け可能に設けられ、開口部7に塞ぎカバー11を取り付けることにより、中空部が形成されるようになっている。
桁1の上端は斜めに切断されて上下階間の壁体12に当接され、固定金具13を介して固定されている。桁1の下端も斜めに切断されて下階の床面に当接され、固定金具14を介して固定されている。
桁1には、その上面の長手方向に沿って等間隔に踏板受け材2が固定されている。踏板受け材2は、図4〜図7に示されるように、踏板固定金具16と化粧カバー17とから構成されている。踏板固定金具16は、上部傾斜片18と中空の側壁部19と下部固定片20とから主に形成され、下部固定片20は中央の張り出し片21と両端の斜片22とからなり、上部傾斜片18の両端にはボルト孔15が形成され、その裏側にはナット23が固定されている。側壁部19の両側には緩衝材24が取り付けられている。
踏板固定金具16は、図6に示されるように、下部の張り出し片21と斜片22とを桁1の開口部7から2段凹溝8内に入れ、張り出し片21を上段の底部に当接し、斜片22を桁1の取付片10に当接し、斜片22と取付片10とをビス27で固定することにより取り付けられている。
化粧カバー17は筒状に形成され、踏板固定金具16の桁1上の周囲を覆うように嵌め込みにより配置されている。
踏板3は踏板受け材2上に配置され、図6、図7に示されるように、上方から挿通されたボルト28を踏板固定金具16の上部傾斜片18の裏側に設けられたナット23に螺着することにより固定されている。踏板3は木製でも合成樹脂製でも金属製でもよい。
また、階段の一側には手摺4が設けられている。この手摺4は、図1に示されるように、複数の踏板3の一端に立設された手摺柱30と、手摺柱30の上端に支持された手摺材31とから構成されている。
ところで、上記階段には照明装置が設けられている。この照明装置は、図8〜図10に示されるように、踏板受け材2の正面に照明器具(例えばLED)32を設け、照明器具32に配線されたコード33a、33bに接続したもので、照明器具32は図8に示されるように、踏板受け材2の化粧カバー17の正面の上部に取り付けられている。端部のコード33の端部にはプラグ34が取り付けられ、プラグ34は壁5の下部に配置されているコンセント35(図1参照)に差込み可能となっている。なお、図8には踏板固定金具16は省略されている。
一方の長いコード33aは、図6に示されるように、桁1の凹溝8の内部に配置され、照明器具32を取り付けた上下の踏板3の間に配置されている。凹溝8は塞ぎカバー11で塞がれているので、コード33aが外部に露出することはない。この実施形態の場合は、全踏板受け材2に照明器具32が取り付けられているので、上下に隣り合う踏板受け材2間に配置されている。そして、他方の短いコード33bは、その下方の桁1内コード33aの上端に接続されている。
ところで、図1の実施形態においては、照明器具32を設けた側の桁1と反対側の桁1側にコンセント35が設けられているので、桁1内コード33aは反対の桁1側に持ち込まなければならない。そのため、図9〜図11のように、最下段の踏板3aの下面の長手方向に凹溝37を形成し、この凹溝37内に接続用のコード33cを配線するとともに、図8〜図10に示されるように、一方の桁受け材2に設けたケーブルブッシング36から導出したコード33aの端部を接続用コード33cの一端に接続し、接続用コード33cの他端を反対側の桁受け材2に設けたケーブルブッシング36(図8、図10参照)に通した別の接続コード33dの一端に接続し、さらに接続コード33dの他端をプラグ34を取り付けたACコード33の端部に接続するように構成されている。
なお、図11に示されるように、接続用コード33cは角筒状又は断面コ字形のカバー38内を通した状態で凹溝37内に嵌合配置されている。カバー38は凹溝37よりも短く形成され、カバー38の端部には上記コード33cを外部に通すための隙間40が形成されている。
照明器具32はコントローラ41によって制御される。コントローラ41は、光センサによって周囲が所定の暗さや明るさになったときに照明器具32を点灯、消灯したり、光センサの感度や点灯時の光量の調整したりする。コントローラ41は、最下段の踏板3aの下面に固定すればよいが、踏板3の下面ではなく、桁1や踏板受け材2の側面や、建物の壁に取り付けてもよい。
上述の照明装置により、コード33のプラグ34をコンセント35に差し込むことにより、周囲が所定の暗さになったとき、照明器具32が自動的に点灯し、周囲が所定の明るさになったとき、照明器具32が自動的に消灯する。
上記階段構成によれば、工場では、図10に示したように、桁1に踏板受け材2を取付け、さらに照明装置まで組み付けた状態にし、接続用のコード33cも踏板の下側に取り付けた状態にして出荷することができる。これにより、施工現場では、わずかな数の結線作業で済むから、階段工事を短時間で終了することができる。このように、照明器具を踏板や蹴込板に取り付けるのではなく、踏板受け材に取り付けるので、施工性がよい。
また、桁1には、その長手方向に沿って凹溝8と塞ぎカバー11とからなる中空部を形成し、この中空部内にコード33aを配線するとともに、上記踏板受け材2の正面に照明器具32を設け、照明器具32と桁1中のコードとを接続している構成であり、コード33aを桁1の中空部を通して配線することができるため、配線が外部に露出するのを極力防ぐことができ、階段全体の外観がよく、意匠性がよい。
また、照明器具32は、踏板受け材2の正面に配置したので、下段の踏板3を効率よく照らすことができる。
さらに、照明器具32に直接に接続するコード33a、33bを踏板受け材2の内部に配線したから、コードの露出を防ぐことができる。
その上、一段の踏板の下面に形成した凹溝37に接続用のコード33cを配線し、該コード33cの一端を上記桁に配置されたコード33aの一端に接続可能としたから、複数の桁1に照明器具32を配置するような構成であっても、上記接続用のコード33cを介して複数の桁1に配線されたコードに接続することができる。また、踏板の配線の露出も最小限にすることができるため、意匠性がよい。
また、踏板3の凹溝37には接続用コード33cを隠すためのカバー38が設けられ、カバー38の端部には上記コードを外部に通すための隙間40を形成したから、カバー38によってコード33cを隠すことができるとともに、隙間40からコード33cを逃がすことができるので、配線作業に支障はない。
さらに、カバー38によって踏板3の配線の露出も最小限にすることができるとともに、凹溝37を最下段の踏板に設けたので、凹溝37内のコード33cを外部からはほとんど見ることはできないので、意匠性が向上する。
なお、接続用コード33cを収納するための凹溝37を備えた踏板3は、最下段の踏板3aが好ましいが、2段目又は3段目の踏板であってもよい。
また、照明器具32を壁5側の桁1に設けたときは、踏板3の下面に接続用コードを設ける必要がないのは当然である。
さらに、上記実施形態においては、照明器具32は一方の桁1側の踏板受け材2にのみ設けられているが、両方の桁1側の踏板受け材に設けてもよい。また、照明器具は踏板受け材の内側面又は外側面、あるいは左右の踏板受け材の向き合う対向側面に設けてもよい。さらに、照明器具32は上下の全ての踏板受け材2に設けてもよいが、一段おきに設けてもよく、左右の踏板受け材2に交互にジグザグ状に設けてもよい。
また、踏板受け部材は必ずしも上述のような二重構造のものに限定されない。
照明器具32は、踏板受け材2の正面に配置せず、踏板受け材2の側面に、光を斜めに照射するように設けてもよい。
当然のことであるが、コードは1本で済むようであれば、実施形態のように複数本を接続する必要はない。
1 桁
2 踏板受け材
3 踏板
6 中空部
32 照明器具
33a、33b、33c コード
38 カバー

Claims (6)

  1. 建築物の上階と下階とに掛け渡された桁上に間隔をおいて設けられた踏板受け材を介して複数の踏板を設け、少なくとも一側部を開放した階段において、上記桁には、その長手方向に沿って中空部を形成し、この中空部内にコードを配線するとともに、上記踏板受け材の側面に照明器具を設け、照明器具と桁中のコードとを接続したことを特徴とする照明器具付き階段。
  2. 上記照明器具は、上記踏板受け材の正面に配置したことを特徴とする、請求項1に記載の照明器具付き階段。
  3. 上記照明器具に接続するコードを上記踏板受け材の内部に配線したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の照明器具付き階段。
  4. 上記いずれかの踏板の下面に長手方向に沿う凹溝を形成し、この凹溝に接続用のコードを配線し、該コードの一端を上記桁に配置されたコードの一端に接続可能としたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の照明器具付き階段。
  5. 上記凹溝には上記コードを隠すためのカバーが設けられ、カバーの端部には上記コードを外部に通すための隙間を形成したことを特徴とする、請求項4に記載の照明器具付き階段。
  6. 上記凹溝を形成した踏板は最下段の踏板であることを特徴とする、請求項4に記載の照明器具付き階段。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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