JP2012163665A - 映像表示方法及び映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像の組み合わせにかかわらず可能な限り2画面を表示することができる映像表示方法及び映像表示装置等を提供する。
【解決手段】第1の映像信号に対応した第1の映像を表示し、第2の映像信号に対応した第2の映像を表示する映像表示方法は、第1の映像信号に対する第1のスケーリング処理をフレームメモリーへの映像信号の蓄積処理の前に行った場合に、ノイズが発生するか否かを判定する第1の前段配置ノイズ判定ステップと、第2の映像信号に対する第2のスケーリング処理を蓄積処理の前に行った場合に、ノイズが発生するか否かを判定する第2の前段配置判定ステップと、それぞれのノイズ発生の判定結果に応じて第1のスケーリング処理及び蓄積処理の処理順序、第2のスケーリング処理及び蓄積処理の処理順序を変更して第1の映像及び第2の映像を表示するステップとを含む。
【選択図】図8
【解決手段】第1の映像信号に対応した第1の映像を表示し、第2の映像信号に対応した第2の映像を表示する映像表示方法は、第1の映像信号に対する第1のスケーリング処理をフレームメモリーへの映像信号の蓄積処理の前に行った場合に、ノイズが発生するか否かを判定する第1の前段配置ノイズ判定ステップと、第2の映像信号に対する第2のスケーリング処理を蓄積処理の前に行った場合に、ノイズが発生するか否かを判定する第2の前段配置判定ステップと、それぞれのノイズ発生の判定結果に応じて第1のスケーリング処理及び蓄積処理の処理順序、第2のスケーリング処理及び蓄積処理の処理順序を変更して第1の映像及び第2の映像を表示するステップとを含む。
【選択図】図8
Description
本発明は、映像表示方法及び映像表示装置等に関し、特に映像信号のスケーリング処理を行う映像表示方法及び映像表示装置等に関する。
従来のプロジェクター等の映像表示装置には、複数の映像ソースから2つの映像ソースを選択し、1つの表示デバイスに2画面で表示することが可能なものがある。映像ソースとしては、パーソナルコンピューター(Personal Computer:PC)、DVD(Digital Versatile Disc)、VTR(Video Tape Recorder)、その他の映像機器、インターネット等がある。
このような映像表示装置は、各画面のサイズを変更して表示する。そのため、映像表示装置は、映像信号処理等を行うために映像信号をバッファリングするフレームメモリーや、映像信号に対してスケーリング処理を行うスケーラーを備えている。スケーラーは、例えば、表示する画面毎に設けられており、フレームメモリーの前段側又は後段側のいずれかに固定して配置されている。
図12に、スケーラーがフレームメモリーの前段側に配置される場合の説明図を示す。図12は、画面毎にスケーラーがスケーリング処理を行い、2画面表示を行う場合の配置を表す。
この場合、第1のスケーラーSC1及び第2のスケーラーSC2が、フレームメモリーFMの前段側に設けられ、それぞれインプットスケーラーとして用いられる。そのため、第1の映像用の映像信号は、第1のスケーラーSC1によりスケーリング処理が行われた後、フレームメモリーFMに格納される。同様に、第2の映像用の映像信号は、第2のスケーラーSC2によりスケーリング処理が行われた後、フレームメモリーFMに格納される。フレームメモリーFMからはスケーリング処理後の第1の映像信号及び第2の映像信号が読み出されて、それぞれ第1の映像及び第2の映像の表示に用いられる。
この場合、第1のスケーラーSC1及び第2のスケーラーSC2が、フレームメモリーFMの前段側に設けられ、それぞれインプットスケーラーとして用いられる。そのため、第1の映像用の映像信号は、第1のスケーラーSC1によりスケーリング処理が行われた後、フレームメモリーFMに格納される。同様に、第2の映像用の映像信号は、第2のスケーラーSC2によりスケーリング処理が行われた後、フレームメモリーFMに格納される。フレームメモリーFMからはスケーリング処理後の第1の映像信号及び第2の映像信号が読み出されて、それぞれ第1の映像及び第2の映像の表示に用いられる。
このようなインプットスケーラーとして用いられる場合、拡大率を大きくすると、スケーラー内のデータ取り込み処理が追いつかなくなり、映像の一部が欠損し、表示画面にノイズが発生することがある。例えば、低解像度の入力映像信号を拡大して表示するとき、拡大率を大きくすると映像の一部が欠損する事態となる。このとき、アウトプットスケーラーとして、スケーラーをフレームメモリーFMの後段側に配置する必要がある。
図13に、スケーラーがフレームメモリーの後段側に配置される場合の説明図を示す。図13は、画面毎にスケーラーがスケーリング処理を行い、2画面表示を行う場合の配置を表す。
この場合、第1のスケーラーSC1及び第2のスケーラーSC2が、フレームメモリーFMの後段側に設けられ、それぞれアウトプットスケーラーとして用いられる。そのため、第1の映像用の映像信号は、フレームメモリーFMに格納された後、フレームメモリーFMから読み出されて第1のスケーラーSC1によりスケーリング処理が行われる。同様に、第2の映像用の映像信号は、フレームメモリーFMに格納された後、フレームメモリーFMから読み出されて第2のスケーラーSC2によりスケーリング処理が行われる。そして、スケーリング処理後の第1の映像信号及び第2の映像信号が、それぞれ第1の映像及び第2の映像の表示に用いられる。
この場合、第1のスケーラーSC1及び第2のスケーラーSC2が、フレームメモリーFMの後段側に設けられ、それぞれアウトプットスケーラーとして用いられる。そのため、第1の映像用の映像信号は、フレームメモリーFMに格納された後、フレームメモリーFMから読み出されて第1のスケーラーSC1によりスケーリング処理が行われる。同様に、第2の映像用の映像信号は、フレームメモリーFMに格納された後、フレームメモリーFMから読み出されて第2のスケーラーSC2によりスケーリング処理が行われる。そして、スケーリング処理後の第1の映像信号及び第2の映像信号が、それぞれ第1の映像及び第2の映像の表示に用いられる。
このようなアウトプットスケーラーとして用いられる場合、縮小率を大きくすると、フレームメモリーへのアクセス速度がボトルネックとなって、十分に映像信号を供給できなくなり、映像が破綻し、表示画面にノイズが発生することがある。例えば、高解像度の入力映像信号を縮小して表示するとき、縮小率を大きくすると映像の一部が欠損する事態となる。
このようなフレームメモリーとスケーラーとを備えた映像表示装置については、種々提案されている。例えば特許文献1には、画面毎に設けられるスケーラーがフレームメモリーの前段側に配置して、2画面を表示するようにした映像表示装置が開示されている。
従来のように映像表示装置による表示画像が低解像度の場合は、映像信号に対して縮小処理を行うことが多くなる。そのため、図12に示すインプットスケーラーとして第1のスケーラーSC1及び第2のスケーラーSC2をフレームメモリーFMの前段側に配置することが望ましい。
しかしながら、近年の映像表示装置による表示画像の高解像度化が進むと、2画面を表示する場合、一方の画像を拡大して表示する必要性が高まってきた。そのため、スケーラーがフレームメモリーの前段側に固定して配置されていると、一方の画像を表示することができないことがあるという問題がある。このように、従来では、映像の組み合わせによって2画面を表示することができないことがあり、ノイズが発生するおそれのある信号を非対応としたり、映像を表示させないという手段を採用したりしていた。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の幾つかの態様によれば、映像の組み合わせにかかわらず可能な限り2画面を表示することができる映像表示方法及び映像表示装置等を提供することができる。
(1)本発明の第1の態様は、第1の映像信号に対応した第1の映像を第1の表示画面に表示し、第2の映像信号に対応した第2の映像を第2の表示画面に表示する映像表示方法が、前記第1の映像信号に対する第1のスケーリング処理をフレームメモリーへの映像信号の蓄積処理の前に行った場合に、前記第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第1の前段配置ノイズ判定ステップと、前記第2の映像信号に対する第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の前に行った場合に、前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第2の前段配置判定ステップと、前記第1の前段配置ノイズ判定ステップの判定結果に応じて前記第1のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序を変更して、前記第1のスケーリング処理後の映像信号に基づいて前記第1の映像を表示する第1の表示ステップと、前記第2の前段配置ノイズ判定ステップの判定結果に応じて前記第2のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序を変更して、前記第2のスケーリング処理後の映像信号に基づいて前記第2の映像を表示する第2の表示ステップとを含む。
本態様によれば、スケーリング処理毎に、蓄積処理の前にスケーリング処理を行ったときに画面にノイズが発生するか否かを判定し、その判定結果に応じて、各スケーリング処理と蓄積処理の処理順序を変更するようにしたので、従来では映像信号の組み合わせによって表示できない場合でも、各画面にノイズを発生させることなく第1の表示画面及び第2の表示画面を表示することができるようになる。
(2)本発明の第2の態様に係る映像表示方法は、第1の態様において、前記第1のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行った場合に、前記第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第1の後段配置ノイズ判定ステップと、前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行った場合に、前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第2の後段配置ノイズ判定ステップと、前記第1のスケーリング処理及び前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行った場合に、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第3の後段配置ノイズ判定ステップとを含み、前記第1の表示ステップは、前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ、前記第1の後段配置ノイズ判定ステップ及び前記第3の後段配置ノイズ判定ステップのいずれかの判定結果に応じて前記第1のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序を変更して、前記第1のスケーリング処理後の映像信号に基づいて前記第1の映像を表示し、前記第2の表示ステップは、前記第2の前段配置ノイズ判定ステップ、前記第2の後段配置ノイズ判定ステップ及び前記第3の後段配置ノイズ判定ステップのいずれかの判定結果に応じて前記第2のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序を変更して、前記第2のスケーリング処理後の映像信号に基づいて前記第2の映像を表示する。
本態様においては、スケーリング処理毎に、蓄積処理の前にスケーリング処理を行ったときに画面にノイズが発生するか否かを判定すると共に、蓄積処理の後にスケーリング処理を行ったときに画面にノイズが発生するか否かを判定する。そして、これらのいずれかの判定結果に応じて、各スケーリング処理と蓄積処理の処理順序を変更するようにしたので、従来では映像信号の組み合わせによって表示できない場合でも、各画面にノイズを発生させることなく第1の表示画面及び第2の表示画面を表示することができるようになる。
(3)本発明の第3の態様に係る映像表示方法では、第2の態様において、前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生しないと判定された場合、前記第1の表示ステップでは、前記第1のスケーリング処理を前記蓄積処理の前に行うと共に、前記第2の表示ステップでは、前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の前に行い、前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて、前記第1の表示画面にノイズが発生し、且つ、前記第2の表示画面にノイズが発生しないと判定され、前記第1の後段配置判定ステップにおいて前記第1の表示画面にノイズが発生しないと判定された場合、前記第1の表示ステップでは、前記第1のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行うと共に、前記第2の表示ステップでは、前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の前に行い、前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生すると判定され、前記第3の後段配置ノイズ判定ステップにおいてノイズが発生しないと判定された場合、前記第1の表示ステップでは、前記第1のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行うと共に、前記第2の表示ステップでは、前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行う。
本態様によれば、画面に対応したスケーリング処理毎に、スケーリング処理と蓄積処理との処理順序に対応したノイズ発生の判定結果に応じて各スケーリング処理と蓄積処理の処理順序を変更するようにしている。これにより、従来では映像信号の組み合わせによって表示できない場合でも、各画面にノイズを発生させることなく第1の表示画面及び第2の表示画面を表示することができるようになる。
(4)本発明の第4の態様に係る映像表示方法では、第3の態様において、前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて、前記第1の表示画面にノイズが発生し、且つ、前記第2の表示画面にノイズが発生しないと判定され、前記第1の後段配置判定ステップにおいて前記第1の表示画面にノイズが発生すると判定された場合、前記第1の表示ステップ及び前記第2の表示ステップの少なくとも1つでは、非対応メッセージを表示する。
本態様によれば、表示不可能な場合に非対応メッセージを表示するようにしたので、ノイズが発生する可能性の高い第1の表示画面及び第2の表示画面を表示する必要がなくなる。
(5)本発明の第5の態様に係る映像表示方法では、第3の態様又は第4の態様において、前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生すると判定され、前記第3の後段配置ノイズ判定ステップにおいてノイズが発生すると判定された場合、前記第1の表示ステップ及び前記第2の表示ステップの少なくとも1つでは、非対応メッセージを表示する。
本態様によれば、表示不可能な場合に非対応メッセージを表示するようにしたので、ノイズが発生する可能性の高い第1の表示画面及び第2の表示画面を表示する必要がなくなる。
(6)本発明の第6の態様に係る映像表示方法では、第2の態様において、前記第1の後段配置ノイズ判定ステップは、前記第1の映像信号の種類と、前記第1のスケーラーの垂直方向のスケーリング率と、前記フレームメモリーの帯域とに基づいて、前記第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、前記第2の後段配置ノイズ判定ステップは、前記第2の映像信号の種類と、前記第2のスケーラーの垂直方向のスケーリング率と、前記フレームメモリーの帯域とに基づいて、前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、前記第3の後段配置ノイズ判定ステップは、前記第1の映像信号の種類と、前記第2の映像信号の種類と、前記第1のスケーラーの垂直方向のスケーリング率と、前記第2のスケーラーの垂直方向のスケーリング率と、前記帯域とに基づいて、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
本態様によれば、非常に簡素に、スケーリング処理を蓄積処理の後に行ったときに画面にノイズが発生するか否かを判定することができるようになる。
(7)本発明の第7の態様に係る映像表示方法では、第1の態様において、前記第1の前段配置ノイズ判定ステップは、前記第1の映像信号の種類と、前記第1のスケーラーの水平方向のスケーリング率と、前記フレームメモリーの帯域とに基づいて、前記第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、前記第2の前段配置ノイズ判定ステップは、前記第2の映像信号の種類と、前記第2のスケーラーの水平方向のスケーリング率と、前記フレームメモリーの帯域とに基づいて、前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
本態様によれば、非常に簡素に、スケーリング処理を蓄積処理の前に行ったときに画面にノイズが発生するか否かを判定することができるようになる。
(8)本発明の第8の態様は、第1の映像信号に対応した第1の映像を第1の表示画面に表示し、第2の映像信号に対応した第2の映像を第2の表示画面に表示する映像表示装置が、フレームメモリーと、前記第1の映像信号に対して第1のスケーリング処理を行う第1のスケーラーと、前記第2の映像信号に対して第2のスケーリング処理を行う第2のスケーラーと、前記フレームメモリーへの映像信号の蓄積処理と前記第1のスケーリング処理との処理順序、及び前記蓄積処理と前記第2のスケーリング処理との処理順序を切り替えて、前記第1のスケーリング処理後の映像信号及び前記第2のスケーリング処理後の映像信号を生成する映像信号処理部と、前記映像信号処理部によって生成された前記第1のスケーリング処理後の映像信号及び前記第2のスケーリング処理後の映像信号に基づいて、前記第1の映像及び前記第2の映像を表示する映像表示部とを含み、前記映像信号処理部は、前記第1のスケーリング処理、前記第2のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序に対応した前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面におけるノイズ発生の判定結果に応じて、前記第1のスケーリング処理と前記蓄積処理との処理順序、及び前記第2のスケーリング処理と前記蓄積処理との処理順序を切り替える。
本態様においては、画面に対応したスケーリング処理毎に、スケーリング処理とフレームメモリーへの蓄積処理との処理順序に対応したノイズ発生の判定結果に応じてスケーリング処理と蓄積処理との処理順序を変更するようにしている。これにより、従来では映像信号の組み合わせによって表示できない場合でも、各画面にノイズを発生させることなく第1の表示画面及び第2の表示画面を表示することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の課題を解決するために必須の構成要件であるとは限らない。
以下、本発明に係る映像表示装置として、プロジェクターを例に説明するが、本発明に係る映像表示装置は、プロジェクターに限定されるものではない。
以下、本発明に係る映像表示装置として、プロジェクターを例に説明するが、本発明に係る映像表示装置は、プロジェクターに限定されるものではない。
〔第1の実施形態〕
《映像表示装置の構成》
図1に、本発明の第1の実施形態に係る映像表示装置としてのプロジェクターの構成例のブロック図を示す。このプロジェクターは、いわゆる液晶3板式液晶プロジェクターである。
プロジェクター100は、ランプ51と、操作部53と、操作受付部55と、入力端子T1〜T6と、入力セレクター56a,56bと、識別部57a,57bと、映像コンバーター58a,58bと、映像信号処理部59とを備えている。更に、プロジェクター100は、フレームメモリー60と、映像信号補正部61と、OSD(On Screen Display)メモリー62と、液晶パネル駆動部63と、光学部64(映像表示部)と、投射レンズ65とを備えている。更にまた、プロジェクター100は、制御部66と、記憶部67と、電源部68と、ランプ駆動部69とを備えている。また、プロジェクター100は、操作部53とは別に、プロジェクター100を遠隔操作するためのリモコン54も備えている。
《映像表示装置の構成》
図1に、本発明の第1の実施形態に係る映像表示装置としてのプロジェクターの構成例のブロック図を示す。このプロジェクターは、いわゆる液晶3板式液晶プロジェクターである。
プロジェクター100は、ランプ51と、操作部53と、操作受付部55と、入力端子T1〜T6と、入力セレクター56a,56bと、識別部57a,57bと、映像コンバーター58a,58bと、映像信号処理部59とを備えている。更に、プロジェクター100は、フレームメモリー60と、映像信号補正部61と、OSD(On Screen Display)メモリー62と、液晶パネル駆動部63と、光学部64(映像表示部)と、投射レンズ65とを備えている。更にまた、プロジェクター100は、制御部66と、記憶部67と、電源部68と、ランプ駆動部69とを備えている。また、プロジェクター100は、操作部53とは別に、プロジェクター100を遠隔操作するためのリモコン54も備えている。
光学部64は、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bと、クロスダイクロイックプリズム73とを備えている。液晶ライトバルブ52R,52G,52Bは、光変調素子であり、それぞれが赤色光、緑色光、青色光用として設けられる。クロスダイクロイックプリズム73は、ダイクロイック膜71,72を備えている。
このようなプロジェクター100では、光源としてのランプ51が放射した白色光が、赤色光、青色光、及び緑色光で構成される光の3原色成分に分離される。そして、表示部としての各色光用の液晶ライトバルブ52R,52G,52Bにより、映像ソースから供給される映像信号に応じて色光毎に変調された後、再度合成されたフルカラーの変調光が投射レンズ65によりスクリーンSCに拡大投射される。
ランプ51は、例えば、高圧水銀ランプや、メタルハライドランプ及びハロゲンランプ等の高輝度が得られる放電式ランプである。
操作部53は、プロジェクター100の本体上面に設けられており、プロジェクター100を操作するための複数の操作用ボタンを備えている。複数の操作用ボタンには、「電源ボタン」や、「映像探索ボタン」、「ソース選択ボタン」(いずれも図示せず)等が含まれている。「電源ボタン」は、プロジェクター100を起動及びシャットダウンするための操作用ボタンである。「映像探索ボタン」は、映像信号を供給している映像ソースを探索するための操作用ボタンである。「ソース選択ボタン」は、所望の映像ソースを選択するための操作用ボタンである。
リモコン54は、プロジェクター100を遠隔操作するための操作手段であり、操作部53と同様にプロジェクター100を操作するための複数の操作用ボタンを備えている。また、複数の操作用ボタンには2画面表示を開始・終了するための「2画面設定ボタン」も含まれる。
操作受付部55は、ユーザーにより操作部53又はリモコン54への操作がなされると、当該操作を受付け、制御部66へ各種動作のトリガーとなる操作信号を送る。
入力端子T1〜T6は、複数の映像ソースとしての外部電子機器から供給される映像信号を、映像信号毎にプロジェクター100に入力するための入力端子である。第1の実施形態では、外部電子機器として、パーソナルコンピューターPC1,PC2,PC3、デジタルプレーヤーDV、ビデオプレーヤーVI、及びブルーレイディスクプレーヤーBDを例に説明する。
入力端子T1,T2は、例えば、ミニD−Sub15ピン端子であり、パーソナルコンピューターPC1,PC2から供給されるアナログRGB信号に対応している。また、D−Sub15ピン端子の持つ15ピンの信号線の使用割り当てを変えることにより、コンポーネント信号も入力することができる。
入力端子T3は、例えば、DVI−D端子であり、パーソナルコンピューターPC3から供給されるデジタルRGB信号に対応している。
入力端子T4は、例えば、S端子であり、DVDプレーヤーDVや、Sビデオプレーヤー等から供給されるS信号に対応している。
入力端子T5は、例えば、RCA端子であり、ビデオプレーヤーVIや、TVチューナー等から供給されるコンポジット信号に対応している。
入力端子T6は、例えば、HDMI端子であり、ブルーレイディスクプレーヤーBDや、DVDプレーヤーDV等から供給されるデジタルRGB信号やデジタルコンポーネント信号に対応している。
プロジェクター100の入力端子としては、上記の映像入力端子の他に、各種端子が設けられているが、説明を簡単にするため図示を省略している。このような端子としては、音声信号を入力するための、例えば、ステレオミニジャック等の音声入力端子や、外部のパーソナルコンピューターとプロジェクター100との間で各種の情報のやり取りを行うためのUSB端子、RS232C端子等がある。
入力端子T3は、例えば、DVI−D端子であり、パーソナルコンピューターPC3から供給されるデジタルRGB信号に対応している。
入力端子T4は、例えば、S端子であり、DVDプレーヤーDVや、Sビデオプレーヤー等から供給されるS信号に対応している。
入力端子T5は、例えば、RCA端子であり、ビデオプレーヤーVIや、TVチューナー等から供給されるコンポジット信号に対応している。
入力端子T6は、例えば、HDMI端子であり、ブルーレイディスクプレーヤーBDや、DVDプレーヤーDV等から供給されるデジタルRGB信号やデジタルコンポーネント信号に対応している。
プロジェクター100の入力端子としては、上記の映像入力端子の他に、各種端子が設けられているが、説明を簡単にするため図示を省略している。このような端子としては、音声信号を入力するための、例えば、ステレオミニジャック等の音声入力端子や、外部のパーソナルコンピューターとプロジェクター100との間で各種の情報のやり取りを行うためのUSB端子、RS232C端子等がある。
以下、外部電子機器である、パーソナルコンピューターPC1,PC2,PC3、デジタルプレーヤーDV、ビデオプレーヤーVI、及びブルーレイディスクプレーヤーBDのことを、映像ソース名での表現も交えながら説明する。
具体的には、パーソナルコンピューターPC1,PC2のことを、映像ソース名では、「Computer1」,「Computer2」と表記する。同様に、パーソナルコンピューターPC3を「DVI-D」、DVDプレーヤーDVを「S-Video」、ビデオプレーヤーVIを「Video」、ブルーレイ(登録商標)ディスクプレーヤーBDを「HDMI」とそれぞれ表記する。
具体的には、パーソナルコンピューターPC1,PC2のことを、映像ソース名では、「Computer1」,「Computer2」と表記する。同様に、パーソナルコンピューターPC3を「DVI-D」、DVDプレーヤーDVを「S-Video」、ビデオプレーヤーVIを「Video」、ブルーレイ(登録商標)ディスクプレーヤーBDを「HDMI」とそれぞれ表記する。
入力セレクター56aは、入力端子T1〜T6の選択スイッチであり、制御部66からの選択信号に従い、6つの入力端子T1〜T6のうち、いずれか1つを選択する。これにより、選択された入力端子に対応する映像ソースが、映像信号Vinを供給している場合、プロジェクター100は、当該映像信号Vinによる映像を投射する。
プロジェクター100のデフォルトの映像ソースは、「Computer1」となっている。プロジェクター100が起動した後、例えば、ユーザーがリモコン54の「映像探索ボタン」を操作することで、映像ソースを、「Computer1」、「Computer2」、「DVI-D」、「S-Video」、「Video」、「HDMI」の順番切り替えることができる。リモコン54の「映像探索ボタン」の操作に対応して、入力セレクター56aは、入力端子T1〜T6を順番に選択する。
また、プロジェクター100のシャットダウン時には、シャットダウンの時点で選択されていた映像ソース情報が記憶部67に記憶され、次回起動時において、記憶されていた映像ソース情報に従い、対応する映像ソースに切り替えられる。
また、プロジェクター100のシャットダウン時には、シャットダウンの時点で選択されていた映像ソース情報が記憶部67に記憶され、次回起動時において、記憶されていた映像ソース情報に従い、対応する映像ソースに切り替えられる。
識別部57aは、例えば、コンパレーターであり、入力セレクター56aにより選択されている映像ソースから映像信号Vinが供給されているか否かを識別し、映像信号Vinの入力の有無を伝える識別信号を制御部66に送る。識別部57aは、例えば、映像信号Vinに含まれている同期信号の有無を確認することにより、映像信号Vinの入力の有無を識別する。
映像コンバーター58aは、アナログ映像信号VinをA/D変換し、デジタル映像信号Dinとして出力する。これは、映像信号Vinに各種の映像信号処理を施すために行なわれる。また、映像コンバーター58aは、デコーダーを内蔵している。
具体的には、映像コンバーター58aは、映像信号Vinが映像ソース「Computer1」、「Computer2」のアナログRGB信号の場合は、そのままA/D変換処理を含む映像信号処理を施す。映像信号Vinが映像ソース「S-Video」のS信号、又は「Video」のコンポジット信号の場合は、内蔵するデコーダーにより、コンポーネント信号に変換してからA/D変換処理を含む映像信号処理を施す。映像ソース「DVI-D」、「HDMI」のデジタル信号の場合は、A/D変換処理は行われない。
具体的には、映像コンバーター58aは、映像信号Vinが映像ソース「Computer1」、「Computer2」のアナログRGB信号の場合は、そのままA/D変換処理を含む映像信号処理を施す。映像信号Vinが映像ソース「S-Video」のS信号、又は「Video」のコンポジット信号の場合は、内蔵するデコーダーにより、コンポーネント信号に変換してからA/D変換処理を含む映像信号処理を施す。映像ソース「DVI-D」、「HDMI」のデジタル信号の場合は、A/D変換処理は行われない。
入力セレクター56b、識別部57b、映像コンバーター58bは、それぞれ入力セレクター56a、識別部57a、映像コンバーター58aと同等の役割を持ち、2画面表示を行う際に、両者は独立して各処理を行う。リモコン54の「2画面設定ボタン」を操作すると、入力セレクター56bは、入力端子T1〜T6のうち、入力セレクター56aにより選択されている映像ソースと異なる映像ソース、又は同一の映像ソースを選択する。識別部57bは、入力セレクター56bにより選択されている映像ソースからの信号の有無を識別し、映像コンバーター58bは、映像信号Vinに各種の映像信号処理を施す。
映像信号処理部59は、映像信号Dinを、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bで表示するのに適した信号とするために、映像データをフレームメモリー60に書き込み、所定の条件で読み出す等の映像信号処理を行う。映像信号処理には、映像信号Dinで表される映像を拡大及び縮小するスケーリング処理(拡大縮小処理)や、1秒間における描画更新回数を示すフレームレート変換、インターレース信号のプログレッシブ変換等が含まれる。映像信号Dinは、このような映像信号処理が施され、デジタル映像信号Dscとして出力される。
映像信号補正部61は、映像信号Dscの有する階調値を液晶ライトバルブ52R,52G,52Bで表示するのに適した階調値に変換するγ補正や、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bに固有の輝度むら等に起因する色むら補正処理を施す。そして、映像信号補正部61は、ガンマ補正処理や色むら補正処理後の映像信号に対してD/A変換を施したアナログ映像信号Voutを出力する。
また、映像信号補正部61は、例えば、映像信号Vinにて表される映像に、映像ソース名を重畳させるというような、OSD機能を司る。映像信号補正部61は、制御部66からのOSD信号に従い、OSDメモリー62から、例えば、「映像ソース名」や、映像ソースの「探索画面」を読み出し、映像信号Dscに重畳する。
映像信号補正部61は、映像信号Vinが入力されていない場合、「スタンバイ画面」をOSDメモリー62から読み出し、「スタンバイ画面」を表す映像信号Voutを生成して出力する。この「スタンバイ画面」には、例えば、青色ベタの画面に「映像ソース名」と、「映像信号が入力されていません」という文字が表される。
映像信号補正部61は、映像信号Vinが入力されていない場合、「スタンバイ画面」をOSDメモリー62から読み出し、「スタンバイ画面」を表す映像信号Voutを生成して出力する。この「スタンバイ画面」には、例えば、青色ベタの画面に「映像ソース名」と、「映像信号が入力されていません」という文字が表される。
OSDメモリー62は、不揮発性のメモリーであり、「映像ソース名」や、映像ソースの「探索画面」の各種態様、「スタンバイ画面」等、OSDに用いられるプロジェクター100の操作状態を示す画面や各種文字パターン等を記憶している。
液晶パネル駆動部63は、液晶ドライバーであり、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bに映像信号Voutや駆動電圧を供給する。液晶パネル駆動部63は、映像信号Voutに対応した駆動電圧に基づいて液晶ライトバルブ52R,52G,52Bのそれぞれを駆動することで、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bに映像を写し出す。
光学部64は、インテグレーター光学系と、分離光学系(いずれも図示せず)と、合成光学系とを含んで構成されている。インテグレーター光学系は、ランプ51が放射する白色光を輝度分布の安定した略平行光に変換する。分離光学系は、輝度分布の安定した白色光を光の3原色である赤色、緑色、青色の各色光成分に分離して各色光用の液晶ライトバルブ52R,52G,52Bに供給する。合成光学系は、液晶ライトバルブ52R,52G,52Bにて色光毎に映像信号Voutに応じて変調された各色光の変調光をクロスダイクロイックプリズム73により再度合成する。
液晶ライトバルブ52R,52G,52Bからの各色光の変調光は、クロスダイクロイックプリズム73により合成され、映像信号Voutに応じて変調されたフルカラーで略平行光の変調光として射出される。クロスダイクロイックプリズム73では、ダイクロイック膜71が青色光を反射し緑色光を透過させ、ダイクロイック膜72が赤色光を反射し緑色光を透過させる。
投射レンズ65は、凸レンズ等の複数のレンズから構成されており、クロスダイクロイックプリズム73からの変調光を拡大して投射光とし、スクリーンSCに映像を投射する。投射レンズ65は、投射光の拡大率を調整するズーム機能や、投射光の焦点を調整するフォーカス機能を有している。
制御部66は、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)を含んで構成され、バスBusを介して、プロジェクター100を構成する各部との信号のやり取りを行い、また、操作受付部55からの操作信号等に基づいて各部の動作を制御する。
記憶部67は、例えば、フラッシュメモリー等データの書き換えが可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部67には、プロジェクター100の動作を指示及び制御するための様々な制御プログラムや、ファームウェア、及び付随するデータが記憶されている。
制御プログラムには、映像信号を供給している映像ソースを探索するための探索支援プログラムとしての「映像探索プログラム」や、後述するスケーリング処理(スケーラー)の配置判定を行うための「配置判定プログラム」が含まれている。付随するデータとしては、例えば、「映像探索プログラム」を実行する前に入力セレクターが選択していた入力端子名や、「配置判定プログラム」で用いられる定数や必要に応じてテーブル情報等が含まれる。
記憶部67は、例えば、フラッシュメモリー等データの書き換えが可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部67には、プロジェクター100の動作を指示及び制御するための様々な制御プログラムや、ファームウェア、及び付随するデータが記憶されている。
制御プログラムには、映像信号を供給している映像ソースを探索するための探索支援プログラムとしての「映像探索プログラム」や、後述するスケーリング処理(スケーラー)の配置判定を行うための「配置判定プログラム」が含まれている。付随するデータとしては、例えば、「映像探索プログラム」を実行する前に入力セレクターが選択していた入力端子名や、「配置判定プログラム」で用いられる定数や必要に応じてテーブル情報等が含まれる。
電源部68は、外部電源80からの交流電力をプラグから導き、内蔵するAC/DC変換部(いずれも図示せず)にて変圧、整流及び平滑する等の処理を施すことにより安定化させた直流電圧をプロジェクター100の各部に供給する。
ランプ駆動部69は、電源部68からの電力供給を受け、放電式ランプであるランプ51を点灯するために高電圧を発生して放電経路を形成するイグナイター回路と、点灯後の安定した点灯状態を維持するためのバラスト回路(いずれも図示せず)を備えている。
《映像信号処理部》
以上のような構成を有するプロジェクター100は、スクリーンSC上で、1種類又は2種類の映像ソースからの映像信号に対応した2つの映像を2画面表示することができる。このとき、映像信号処理部59は、制御部66による制御により、スクリーンSCの2画面にノイズが発生しないように、フレームメモリー60への映像信号の蓄積処理と、映像信号に対するスケーリング処理との処理順序を切り替える。
以上のような構成を有するプロジェクター100は、スクリーンSC上で、1種類又は2種類の映像ソースからの映像信号に対応した2つの映像を2画面表示することができる。このとき、映像信号処理部59は、制御部66による制御により、スクリーンSCの2画面にノイズが発生しないように、フレームメモリー60への映像信号の蓄積処理と、映像信号に対するスケーリング処理との処理順序を切り替える。
具体的には、映像信号処理部59は、2画面表示する各画面の第1のスケーリング処理、第2のスケーリング処理及び蓄積処理の処理順序に対応した表示画面におけるノイズ発生の判定結果に応じて、第1のスケーリング処理と蓄積処理との処理順序及び第2のスケーリング処理と蓄積処理との処理順序を切り替えることができる。このノイズ判定は、制御部66又は映像信号処理部59において行われる。
図2に、図1の映像信号処理部59の構成例のブロック図を示す。図2において、図1と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
映像信号処理部59は、メモリーコントローラー200と、第1のスケーラー210と、第2のスケーラー220と、デインタレーサー230と、バスBus1,Bus2とを備えている。第1のスケーラー210及び第2のスケーラー220は、それぞれ2画面表示の画面毎に設けられるスケーラーである。
映像信号処理部59は、メモリーコントローラー200と、第1のスケーラー210と、第2のスケーラー220と、デインタレーサー230と、バスBus1,Bus2とを備えている。第1のスケーラー210及び第2のスケーラー220は、それぞれ2画面表示の画面毎に設けられるスケーラーである。
メモリーコントローラー200は、フレームメモリー60へのアクセス制御を行う。具体的には、メモリーコントローラー200は、第1のスケーラー210、第2のスケーラー220及びデインタレーサー230のいずれかとフレームメモリー60とを制御して、フレームメモリー60への映像信号の書き込みを制御する。また、メモリーコントローラー200は、第1のスケーラー210、第2のスケーラー220及びデインタレーサー230のいずれかとフレームメモリー60とを制御して、フレームメモリー60からの映像信号の読み出しを制御する。
図3に、図2の第1のスケーラー210の構成例のブロック図を示す。
図4に、図2の第2のスケーラー220の構成例のブロック図を示す。
第1のスケーラー210は、仮想的にフレームメモリー60の前段側又は後段側に配置が切り替え可能に構成され、第1の映像信号(例えば映像コンバーター58aからの映像信号Din)に対して第1のスケーリング処理を行う。第1のスケーラー210は、バスBus1上の映像信号に対して、所与のスケーリング率で第1のスケーリング処理を行い、第1のスケーリング処理後の映像信号をバスBus2へ出力する。第1のスケーラー210は、図3に示すように、第1のHスケーラー212と、第1のVスケーラー214とを備えている。第1のHスケーラー212は、バスBus1上の映像信号に対して、所与の水平方向のスケーリング率でスケーリング処理を行う。第1のVスケーラー214は、第1のHスケーラー212により行われたスケーリング処理後の映像信号に対して、所与の垂直方向のスケーリング率でスケーリング処理を行う。第1のVスケーラー214により行われたスケーリング処理後の映像信号が、バスBus2へ出力される。
図4に、図2の第2のスケーラー220の構成例のブロック図を示す。
第1のスケーラー210は、仮想的にフレームメモリー60の前段側又は後段側に配置が切り替え可能に構成され、第1の映像信号(例えば映像コンバーター58aからの映像信号Din)に対して第1のスケーリング処理を行う。第1のスケーラー210は、バスBus1上の映像信号に対して、所与のスケーリング率で第1のスケーリング処理を行い、第1のスケーリング処理後の映像信号をバスBus2へ出力する。第1のスケーラー210は、図3に示すように、第1のHスケーラー212と、第1のVスケーラー214とを備えている。第1のHスケーラー212は、バスBus1上の映像信号に対して、所与の水平方向のスケーリング率でスケーリング処理を行う。第1のVスケーラー214は、第1のHスケーラー212により行われたスケーリング処理後の映像信号に対して、所与の垂直方向のスケーリング率でスケーリング処理を行う。第1のVスケーラー214により行われたスケーリング処理後の映像信号が、バスBus2へ出力される。
第2のスケーラー220は、仮想的にフレームメモリー60の前段側又は後段側に配置が切り替え可能に構成され、第2の映像信号(例えば映像コンバーター58bからの映像信号Din)に対して第2のスケーリング処理を行う。第2のスケーラー220は、バスBus1上の映像信号に対して、所与のスケーリング率で第2のスケーリング処理を行い、第2のスケーリング処理後の映像信号をバスBus2へ出力する。第2のスケーラー220は、図4に示すように、第2のHスケーラー222と、第2のVスケーラー224とを備えている。第2のHスケーラー222は、バスBus1上の映像信号に対して、所与の水平方向のスケーリング率でスケーリング処理を行う。第2のVスケーラー224は、第2のHスケーラー222により行われたスケーリング処理後の映像信号に対して、所与の垂直方向のスケーリング率でスケーリング処理を行う。第2のVスケーラー224により行われたスケーリング処理後の映像信号が、バスBus2へ出力される。
ここで、「スケーリング率」は、「拡大率」又は「縮小率」を意味し、スケーラーによるスケーリング処理が拡大処理のときは「拡大率」を指し、縮小処理のときは「縮小率」を指す。
デインタレーサー230は、バスBus1上の映像信号をプログレッシブ変換し、プログレッシブ変換後の映像信号をバスBus2へ出力する。
バスBus1は、バスBusに接続される。バスBus1には、映像コンバーター58aから映像信号Din、映像コンバーター58bからの映像信号Dinが出力される。
バスBus2は、バスBus1と同様に、バスBusに接続される。バスBus2に出力される映像信号が、映像信号処理部59が出力する映像信号Dscとなる。
バスBus1は、バスBusに接続される。バスBus1には、映像コンバーター58aから映像信号Din、映像コンバーター58bからの映像信号Dinが出力される。
バスBus2は、バスBus1と同様に、バスBusに接続される。バスBus2に出力される映像信号が、映像信号処理部59が出力する映像信号Dscとなる。
フレームメモリー60は、メモリーコントローラー200の制御により、バスBus1,Bus2のいずれかの映像信号を書き込んだり(蓄積処理)、蓄積していた映像信号を読み出してバスBus1,Bus2のいずれかに出力したりする。
即ち、第1のスケーラー210は、2画面表示の第1の表示画面に表示される第1の映像に対応した第1の映像信号に対して第1のスケーリング処理を行う。第2のスケーラー220は、2画面表示の第2の表示画面に表示される第2の映像に対応した第2の映像信号に対して第2のスケーリング処理を行う。
このとき、バスBus1に出力された第1の映像信号に基づいて第1のスケーラー210が出力したバスBus2上の映像信号をフレームメモリー60に書き込むことで、第1のスケーリング処理を蓄積処理の前に行うことができる。このとき、第1のスケーラー210がフレームメモリー60の前段側に仮想的に配置(前段配置)されたことを意味する。
このとき、バスBus1に出力された第1の映像信号に基づいて第1のスケーラー210が出力したバスBus2上の映像信号をフレームメモリー60に書き込むことで、第1のスケーリング処理を蓄積処理の前に行うことができる。このとき、第1のスケーラー210がフレームメモリー60の前段側に仮想的に配置(前段配置)されたことを意味する。
また、バスBus1を介して第1の映像信号を蓄積したフレームメモリー60から、再び、バスBus1へ出力した第1の映像信号に基づいて、第1のスケーラー210が出力したバスBus2上の映像信号をデジタル映像信号Dscとして出力する。従って、第1のスケーリング処理を蓄積処理の後に行うことができる。このとき、第1のスケーラー210がフレームメモリー60の後段側に仮想的に配置(後段配置)されたことを意味する。
同様に、バスBus1に出力された第2の映像信号に基づいて第2のスケーラー220が出力したバスBus2上の映像信号をフレームメモリー60に書き込むことで、第2のスケーリング処理を蓄積処理の前に行うことができる。このとき、第2のスケーラー220がフレームメモリー60の前段側に仮想的に配置(前段配置)されたことを意味する。
また、バスBus1を介して第2の映像信号を蓄積したフレームメモリー60から、再び、バスBus1へ出力した第2の映像信号に基づいて、第2のスケーラー220が出力したバスBus2上の映像信号をデジタル映像信号Dscとして出力する。従って、第2のスケーリング処理を蓄積処理の後に行うことができる。このとき、第2のスケーラー220がフレームメモリー60の後段側に仮想的に配置(後段配置)されたことを意味する。
以上のように、映像信号処理部59において、第1のスケーラー210で処理される第1の映像信号の信号経路を切り替えることで、第1のスケーラー210の配置を、フレームメモリー60の前段側又は後段側に仮想的に切り替える。同様に、映像信号処理部59において、第2のスケーラー220で処理される第2の映像信号の信号経路を切り替えることで、第2のスケーラー220の配置を、フレームメモリー60の前段側又は後段側に仮想的に切り替える。制御部66(又は映像信号処理部59)は、スケーラー毎に、次のような配置判定方法で、スケーラー(スケーリング処理)の仮想的な配置を決定する。以下では、制御部66が、スケーラーの仮想的な配置を決定するものとして説明する。
《配置判定方法》
第1の実施形態では、制御部66は、各スケーラーに入力される映像信号の種類や解像度に応じてスケーラーの配置をスケーラー毎に決定する。
第1の実施形態では、制御部66は、各スケーラーに入力される映像信号の種類や解像度に応じてスケーラーの配置をスケーラー毎に決定する。
図5に、第1の実施形態におけるスケーラー配置判定方法のフロー図の一例を示す。図5のスケーラー配置判定方法がソフトウェア処理で実現されるときは、図5の各処理を実行するための制御プログラムが記憶部67に格納される。
まず、制御部66は、スケーラーに入力される映像信号がVideo信号であるか否かを判定する(ステップS10)。ここで、Video信号は、図1において例えば、映像ソース「HDMI」、「S-Video」、「Video」からの映像信号を意味する。映像信号がVideo信号であると判定されたとき(ステップS10:Y)、制御部66は、当該スケーラーをフレームメモリー60の後段側に配置するように設定し(ステップS12)、一連の処理を終了する(エンド)。
まず、制御部66は、スケーラーに入力される映像信号がVideo信号であるか否かを判定する(ステップS10)。ここで、Video信号は、図1において例えば、映像ソース「HDMI」、「S-Video」、「Video」からの映像信号を意味する。映像信号がVideo信号であると判定されたとき(ステップS10:Y)、制御部66は、当該スケーラーをフレームメモリー60の後段側に配置するように設定し(ステップS12)、一連の処理を終了する(エンド)。
映像信号がVideo信号ではないと判定されたとき(ステップS10:N)、制御部66は、映像信号がTV系信号であるか否かを判定する(ステップS14)。ここで、TV系信号は、図1において例えば、映像ソース「HDMI」、「S-Video」、「Video」からの映像信号を意味する。映像信号がTV系信号であると判定されたとき(ステップS14:Y)、制御部66は、その映像信号の垂直解像度が予め決められた垂直解像度HD1と一致するか否かを判定する(ステップS16)。映像信号の垂直解像度が垂直解像度HD1と一致すると判定されたとき(ステップS16:Y)、制御部66は、当該スケーラーをフレームメモリー60の後段側に配置するように設定し(ステップS12)、一連の処理を終了する(エンド)。
ステップS16において映像信号の垂直解像度が垂直解像度HD1と一致しないと判定されたとき(ステップS16:N)、制御部66は、当該スケーラーをフレームメモリー60の前段側に配置するように設定する(ステップS18)。その後、一連の処理を終了する(エンド)。
ステップS14において映像信号がTV系信号ではないと判定されたとき(ステップS14:N)、制御部66は、映像信号がインターレース信号であり、且つ、予め決められた水平解像度がHD2より小さいか否かを判定する(ステップS20)。映像信号がインターレース信号であり、且つ、予め決められた水平解像度がHD2より小さいと判定されたとき(ステップS20:Y)、制御部66は、当該スケーラーをフレームメモリー60の後段側に配置するように設定する(ステップS22)。その後、一連の処理を終了する(エンド)。一方、映像信号がインターレース信号であり、且つ、予め決められた水平解像度がHD2より小さいと判定されないとき(ステップS20:N)、制御部66は、当該スケーラーをフレームメモリー60の前段側に配置するように設定する(ステップS18)。その後、一連の処理を終了する(エンド)。
以上のように、制御部66は、映像信号の種類及び解像度に応じて各スケーラーの配置を決定し、決定した配置に応じて、映像信号処理部59は、スケーリング処理と蓄積処理の処理順序を変更することができる。
《2画面表示》
プロジェクター100では、起動後にリモコン54の「2画面設定ボタン」の操作がなされると、操作受付部55から制御部66へ操作信号が送られる。操作信号を受信した制御部66は、入力セレクター56a及び入力セレクター56bにより、入力端子T1〜T6のいずれかを選択させ、対応する映像信号にて表される映像を2画面として投射させる。このとき、入力セレクター56aにて選択された入力端子を介して入力される第1の映像信号に対応する第1の映像を第1の表示画面に表示する。第1の映像信号は、第1のスケーラー210により第1のスケーリング処理が施される。また、入力セレクター56bにて選択された入力端子を介して入力される第2の映像信号に対応する第2の映像は第2の表示画面に表示する。第2の映像信号は、第2のスケーラー220により第2のスケーリング処理が施される。なお、入力セレクター56a及び入力セレクター56bにより、互いに異なる映像ソース又は同一の映像ソースから映像信号を各入力セレクターに選択させるようにしてもよい。
プロジェクター100では、起動後にリモコン54の「2画面設定ボタン」の操作がなされると、操作受付部55から制御部66へ操作信号が送られる。操作信号を受信した制御部66は、入力セレクター56a及び入力セレクター56bにより、入力端子T1〜T6のいずれかを選択させ、対応する映像信号にて表される映像を2画面として投射させる。このとき、入力セレクター56aにて選択された入力端子を介して入力される第1の映像信号に対応する第1の映像を第1の表示画面に表示する。第1の映像信号は、第1のスケーラー210により第1のスケーリング処理が施される。また、入力セレクター56bにて選択された入力端子を介して入力される第2の映像信号に対応する第2の映像は第2の表示画面に表示する。第2の映像信号は、第2のスケーラー220により第2のスケーリング処理が施される。なお、入力セレクター56a及び入力セレクター56bにより、互いに異なる映像ソース又は同一の映像ソースから映像信号を各入力セレクターに選択させるようにしてもよい。
図6に、2画面表示中の画面配置の一例を示す。
第1の実施形態では、第1のスケーリング処理後の映像信号を用いた第1の映像を表示する第1の表示画面DISP1、第2のスケーリング処理後の映像信号を用いた第2の映像を表示する第2の表示画面DISP2が左右に並んで表示されている。
第1の表示画面DISP1は、第1のスケーラー210により第1の映像信号に対して所与の縮小率で縮小処理(広義には、スケーリング処理)が施された映像信号により表示された映像を表示している。
第2の表示画面DISP2は、第2のスケーラー220により第2の映像信号に対して所与の拡大率で拡大処理(広義には、スケーリング処理)が施された映像信号により表示された映像を表示する。
第1の実施形態では、第1のスケーリング処理後の映像信号を用いた第1の映像を表示する第1の表示画面DISP1、第2のスケーリング処理後の映像信号を用いた第2の映像を表示する第2の表示画面DISP2が左右に並んで表示されている。
第1の表示画面DISP1は、第1のスケーラー210により第1の映像信号に対して所与の縮小率で縮小処理(広義には、スケーリング処理)が施された映像信号により表示された映像を表示している。
第2の表示画面DISP2は、第2のスケーラー220により第2の映像信号に対して所与の拡大率で拡大処理(広義には、スケーリング処理)が施された映像信号により表示された映像を表示する。
映像表示部としての光学部64は、映像信号処理部59によって生成された第1のスケーリング処理後の映像信号及び第2のスケーリング処理後の映像信号に基づいて第1の映像及び第2の映像を表示する。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、第1の映像信号及び第2の映像信号の組み合わせに応じて、画面毎にスケーリング処理と蓄積処理の処理順序を変更することができる。これにより、従来では第1の映像信号及び第2の映像信号の組み合わせによって表示できない場合でも、各画面にノイズを発生させることなく2画面を表示することができるようになる。
〔第2の実施形態〕
第1の実施形態における配置判定方法を、各スケーラーに入力される映像信号の種類や解像度に応じてスケーラーの配置をスケーラー毎に決定していたが、これに限定されるものではない。プロジェクターの高解像度化や映像ソースの種類の多様化が進み、単純にスケーラーの配置を決定することができなくなる場合に、第1の実施形態における配置判定方法では十分ではない可能性がある。そこで、第2の実施形態では、映像信号の種類と解像度と画面サイズとに応じて、予め決められたテーブル情報に基づいて、それぞれのスケーラーの配置を決定する。
第1の実施形態における配置判定方法を、各スケーラーに入力される映像信号の種類や解像度に応じてスケーラーの配置をスケーラー毎に決定していたが、これに限定されるものではない。プロジェクターの高解像度化や映像ソースの種類の多様化が進み、単純にスケーラーの配置を決定することができなくなる場合に、第1の実施形態における配置判定方法では十分ではない可能性がある。そこで、第2の実施形態では、映像信号の種類と解像度と画面サイズとに応じて、予め決められたテーブル情報に基づいて、それぞれのスケーラーの配置を決定する。
図7に、第2の実施形態における配置判定方法で用いられるテーブル情報の一例を示す。図7は、映像信号の種類と解像度と画面サイズに応じて各スケーラーの配置を表す。
図7において、「均等」は第1の表示画面DISP1と第2の表示画面DISP2の画面サイズを同一にすることを表す。「左拡大」は図5の第1の表示画面DISP1を所与の拡大率で拡大し、図5の第2の表示画面DISP2を所与の縮小率で縮小することを表す。「右拡大」は図5の第1の表示画面DISP1を所与の縮小率で縮小し、図5の第2の表示画面DISP2を所与の拡大率で拡大することを表す。予め決められたメニュー設定項目の中から、操作部53の操作によって図7の画面サイズ、画面配置が指定される。また、HDTV信号及びSDTV信号は、TV系信号であり、図1において例えば、映像ソース「HDMI」、「S-Video」、「Video」からの映像信号である。
図7において、「均等」は第1の表示画面DISP1と第2の表示画面DISP2の画面サイズを同一にすることを表す。「左拡大」は図5の第1の表示画面DISP1を所与の拡大率で拡大し、図5の第2の表示画面DISP2を所与の縮小率で縮小することを表す。「右拡大」は図5の第1の表示画面DISP1を所与の縮小率で縮小し、図5の第2の表示画面DISP2を所与の拡大率で拡大することを表す。予め決められたメニュー設定項目の中から、操作部53の操作によって図7の画面サイズ、画面配置が指定される。また、HDTV信号及びSDTV信号は、TV系信号であり、図1において例えば、映像ソース「HDMI」、「S-Video」、「Video」からの映像信号である。
第2の実施形態では、第1の実施形態とほぼ同様の構成で実現することができる。第2の実施形態における構成が第1の実施形態における構成と異なる点は、記憶部67に記憶される制御プログラム等の内容である。
記憶部67には、図7に対応したテーブル情報が予め記憶されている。制御部66は、映像信号が入力されると、映像信号毎に記憶部67に記憶されるテーブル情報を参照し、スケーラー毎に配置を決定する。このとき、制御部66は、入力される映像信号の種類と解像度と画面サイズとをキーに、スケーラー毎に前段側に配置するか後段側に配置するかを決定する。
以上説明したように、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1の映像信号及び第2の映像信号の組み合わせに応じて、画面毎にスケーリング処理と蓄積処理の処理順序を変更することができる。このとき、テーブル情報の項目を更に追加することで、第1の実施形態よりも簡単に、より最適なスケーラーの配置を決定することができる。従って、従来では第1の映像信号及び第2の映像信号の組み合わせによって表示できない場合でも、各画面にノイズを発生させることなく2画面(図5参照)を表示することができるようになる。
〔第3の実施形態〕
第1の実施形態又は第2の実施形態では、予め決められた条件に応じてスケーラーの配置を決定していたが、これらに限定されるものではない。第3の実施形態では、2画面表示を行った際に、表示画面毎にノイズが発生するか否かを予測して判定することで、表示画面毎にスケーラーの配置を決定する。具体的には、スケーラー毎に、フレームメモリー60の前段側に配置したときに表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、その判定結果に応じてスケーラー毎に配置を決定する。
第1の実施形態又は第2の実施形態では、予め決められた条件に応じてスケーラーの配置を決定していたが、これらに限定されるものではない。第3の実施形態では、2画面表示を行った際に、表示画面毎にノイズが発生するか否かを予測して判定することで、表示画面毎にスケーラーの配置を決定する。具体的には、スケーラー毎に、フレームメモリー60の前段側に配置したときに表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、その判定結果に応じてスケーラー毎に配置を決定する。
第3の実施形態では、第1の実施形態とほぼ同様の構成で実現することができる。第3の実施形態における構成が第1の実施形態における構成と異なる点は、記憶部67に記憶される制御プログラム等の内容である。
図8に、第3の実施形態におけるプロジェクターによる映像表示方法の処理例のフロー図を示す。図8の方法がソフトウェア処理で実現されるときは、図8の各処理を実行するための制御プログラムが記憶部67に格納され、制御部66が制御プログラムに従ってプロジェクター100の各部を制御する。
まず、プロジェクター100は、識別部57a,57bにおいて、入力される映像信号が変化するか否かを監視する(ステップS30)。映像信号が変化したことが検出されると(ステップS30:Y)、制御部66は、入力セレクター56aを介して入力される第1の映像信号について、第1のスケーリング処理の前段配置ノイズ判定を行う(ステップS32、第1の前段配置ノイズ判定ステップ)。即ち、ステップS32では、制御部66が、第1のスケーリング処理を蓄積処理の前に行うとき第1の映像信号に対応した第1の映像を表示する第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
まず、プロジェクター100は、識別部57a,57bにおいて、入力される映像信号が変化するか否かを監視する(ステップS30)。映像信号が変化したことが検出されると(ステップS30:Y)、制御部66は、入力セレクター56aを介して入力される第1の映像信号について、第1のスケーリング処理の前段配置ノイズ判定を行う(ステップS32、第1の前段配置ノイズ判定ステップ)。即ち、ステップS32では、制御部66が、第1のスケーリング処理を蓄積処理の前に行うとき第1の映像信号に対応した第1の映像を表示する第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
第1のスケーラー210をフレームメモリー60の前段側に配置した場合、第1のスケーラー210の第1のHスケーラー212の拡大率を大きくすると、第1のHスケーラー212内のデータ取り込み処理が追いつかなくなる。そのため、第1の映像信号に対応した第1の映像の一部が欠損して、該映像を表示する画面にノイズが発生する。そこで、ステップS32における前段配置ノイズ判定は、式(1)に従って、表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
式(1)において、第1のHスケーラー212の拡大率(広義にはスケーリング率)をHscale1、第1のスケーラー210に入力される第1の映像信号のドットクロックの周波数をDtc1、フレームメモリー60の帯域をMC(単位を周波数)とする。また、Ka1、Kb1は定数である。Hscale1は、第1のスケーラー210の水平方向のスケーリング率ということができる。ドットクロックの周波数Dtc1は、第1の映像信号の種類に対応している。式(1)によれば、非常に簡素な式で、前段配置ノイズ判定を行うことができる。
式(1)が真のとき、画面にノイズが発生しないと判定し(ステップS34:N)、制御部66は、第1のスケーラー210を前段側に配置するように設定する(ステップS36)。式(1)が偽のとき、画面にノイズが発生すると判定し(ステップS34:Y)、制御部66は、第1のスケーラー210を後段側に配置するように設定する(ステップS38)。
ステップS36又はステップS38に続いて、制御部66は、入力セレクター56bを介して入力される第2の映像信号について、第2のスケーリング処理の前段配置ノイズ判定を行う(ステップS40、第2の前段配置ノイズ判定ステップ)。即ち、ステップS40では、制御部66が、第2のスケーリング処理を蓄積処理の前に行うとき第2の映像信号に対応した第2の映像を表示する第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
第2のスケーラー210をフレームメモリー60の前段側に配置した場合、第2のスケーラー220の第2のHスケーラー222の拡大率を大きくすると、第2のHスケーラー222内のデータ取り込み処理が追いつかなくなる。そのため、第2の映像信号に対応した第2の映像の一部が欠損して、該映像を表示する画面にノイズが発生する。そこで、ステップS40における前段配置ノイズ判定は、式(2)に従って、表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
式(2)において、第2のHスケーラー222の拡大率(広義にはスケーリング率)をHscale2、第2のスケーラー220に入力される第2の映像信号のドットクロックの周波数をDtc2、フレームメモリー60の帯域をMC(単位を周波数)とする。また、Ka2、Kb2は定数である。Hscale2は、第2のスケーラー220の水平方向のスケーリング率ということができる。ドットクロックの周波数Dtc2は、第2の映像信号の種類に対応している。式(2)によれば、非常に簡素な式で、前段配置ノイズ判定を行うことができる。
式(2)が真のとき、画面にノイズが発生しないと判定し(ステップS42:N)、制御部66は、第2のスケーラー220を前段側に配置するように設定する(ステップS44)。式(2)が偽のとき、画面にノイズが発生すると判定し(ステップS42:Y)、制御部66は、第2のスケーラー220を後段側に配置するように設定する(ステップS46)。
ステップS30において映像信号の変化が検出されないとき(ステップS30:N)、ステップS44又はステップS46に続いて、映像信号処理部59等は、スケーラー毎に決定された配置に対応した処理順序で映像信号を生成する。例えば、映像信号処理部59において、決定された第1のスケーラー210及び第2のスケーラー220の配置で、画面毎にスケーリング処理の映像信号が生成される。そして、プロジェクター100は、画面毎に、第1の映像を投射して第1の表示画面に表示し、第2の映像を投射して第2の表示画面に表示し(ステップS48)、ステップS30に戻る(リターン)。
即ち、ステップS48は、第1の表示ステップとして、映像表示部としての光学部64が、ステップS32の判定結果に応じて第1のスケーリング処理及び蓄積処理の処理順序を変更して、第1のスケーリング処理後の映像信号に基づいて第1の映像を表示する。また、ステップS48は、第2の表示ステップとして、映像表示部としての光学部64が、ステップS40の判定結果に応じて第2のスケーリング処理及び蓄積処理の処理順序を変更して、第2のスケーリング処理後の映像信号に基づいて第2の映像を表示する。
以上説明したように、第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1の映像信号及び第2の映像信号の組み合わせに応じて、画面毎にスケーリング処理と蓄積処理の処理順序を変更することができる。このとき、画面毎にノイズが発生するか否かを判定し、その判定結果に応じてスケーラーの配置を決定するようにしたので、第1の実施形態又は第2の実施形態よりも多くの映像の組み合わせに対応して、最適な2画面表示が可能となる。
〔第4の実施形態〕
第3の実施形態では、スケーリング処理をフレームメモリーへの蓄積処理の前に行うときのノイズの発生のみを判定していたが、これに限定されるものではない。第4の実施形態では、2画面表示を行った際に、スケーリング処理毎に、スケーリング処理をフレームメモリーへの蓄積処理の前や後に行ったときに表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、その判定結果に応じてスケーラー毎に配置を決定する。
第3の実施形態では、スケーリング処理をフレームメモリーへの蓄積処理の前に行うときのノイズの発生のみを判定していたが、これに限定されるものではない。第4の実施形態では、2画面表示を行った際に、スケーリング処理毎に、スケーリング処理をフレームメモリーへの蓄積処理の前や後に行ったときに表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、その判定結果に応じてスケーラー毎に配置を決定する。
図9に、第4の実施形態における配置判定方法の説明図を示す。
第4の実施形態では、第1のスケーリング処理及び第2のスケーリング処理を、フレームメモリーへの蓄積処理の前に行った場合にノイズが発生するか否かを順次判定する。そして、その判定結果に応じて、図9に示すようなスケーラーの配置判定を行う。
第4の実施形態では、第1のスケーリング処理及び第2のスケーリング処理を、フレームメモリーへの蓄積処理の前に行った場合にノイズが発生するか否かを順次判定する。そして、その判定結果に応じて、図9に示すようなスケーラーの配置判定を行う。
即ち、第1のスケーリング処理及び第2のスケーリング処理を蓄積処理の前に行ったときに両方にノイズが発生しないと判定されたとき、第1のスケーラー210及び第2のスケーラー220の両方をフレームメモリー60の前段側に配置するように設定する。
第1のスケーリング処理及び第2のスケーリング処理の一方のみノイズが発生すると判定されたとき、ノイズが発生すると判定されたスケーリング処理について、蓄積処理後に行った場合に、更にノイズが発生するか否かを判定する。
蓄積処理後に行った場合でもノイズが発生すると判定されたときは、正常な2画面表示が不可能になるので、この映像の組み合わせでは表示できないことをOSDメッセージ(非対応メッセージ)等で表示する。
一方、蓄積処理後に行った場合にノイズが発生しないと判定されたときは、対応するスケーラーを後段側に配置するように設定する。
蓄積処理後に行った場合でもノイズが発生すると判定されたときは、正常な2画面表示が不可能になるので、この映像の組み合わせでは表示できないことをOSDメッセージ(非対応メッセージ)等で表示する。
一方、蓄積処理後に行った場合にノイズが発生しないと判定されたときは、対応するスケーラーを後段側に配置するように設定する。
第1のスケーリング処理及び第2のスケーリング処理の両方がノイズが発生すると判定されたとき、両スケーリング処理を蓄積処理後に行ったときにノイズが発生するか否かを判定する。
蓄積処理後でもノイズが発生すると判定されたときは、正常な2画面表示が不可能になるので、この映像の組み合わせでは表示できないことをOSDメッセージ等で表示する。
一方、蓄積処理後に行った場合にノイズが発生しないと判定されたときは、両スケーラーを後段側に配置するように設定する。
蓄積処理後でもノイズが発生すると判定されたときは、正常な2画面表示が不可能になるので、この映像の組み合わせでは表示できないことをOSDメッセージ等で表示する。
一方、蓄積処理後に行った場合にノイズが発生しないと判定されたときは、両スケーラーを後段側に配置するように設定する。
第4の実施形態では、第1の実施形態とほぼ同様の構成で実現することができる。第4の実施形態における構成が第1の実施形態における構成と異なる点は、記憶部67に記憶される制御プログラム等や、OSDメモリー62に非対応メッセージに対応した情報が新たに記憶される点である。
図10及び図11に、第4の実施形態におけるプロジェクターによる映像表示方法の処理例のフロー図を示す。図10及び図11の方法がソフトウェア処理で実現されるときは、図10及び図11の各処理を実行するための制御プログラムが記憶部67に格納され、制御部66が制御プログラムに従ってプロジェクター100の各部を制御する。
まず、プロジェクター100は、識別部57a,57bにおいて、入力される映像信号が変化するか否かを監視する(ステップS50)。映像信号が変化したことが検出されると(ステップS50:Y)、制御部66は、入力セレクター56aを介して入力される第1の映像信号について、第1のスケーリング処理の前段配置ノイズ判定を行う(ステップS52、第1の前段配置ノイズ判定ステップ)。ステップS52は、第3の実施形態におけるステップS32と同様である。
まず、プロジェクター100は、識別部57a,57bにおいて、入力される映像信号が変化するか否かを監視する(ステップS50)。映像信号が変化したことが検出されると(ステップS50:Y)、制御部66は、入力セレクター56aを介して入力される第1の映像信号について、第1のスケーリング処理の前段配置ノイズ判定を行う(ステップS52、第1の前段配置ノイズ判定ステップ)。ステップS52は、第3の実施形態におけるステップS32と同様である。
ステップS52の判定の結果、ノイズが発生すると判定されたとき(ステップS54:Y)、制御部66は、入力セレクター56bを介して入力される第2の映像信号について、第2のスケーリング処理の前段配置ノイズ判定を行う(ステップS56、第2の前段配置ノイズ判定ステップ)。ステップS56は、第3の実施形態におけるステップS40と同様である。
ステップS56の判定の結果、ノイズが発生しないと判定されたとき(ステップS58:N)、制御部66は、第1のスケーリング処理の後段配置ノイズ判定を行う(ステップS60、第1の後段配置ノイズ判定ステップ)。即ち、ステップS60では、制御部66が、第1のスケーリング処理を蓄積処理の後に行うとき第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
第1のスケーラー210をフレームメモリー60の後段側に配置した場合、第1のスケーラー210の第1のVスケーラー214の縮小率を大きくすると、フレームメモリー60のバス帯域の限界を超える。そのため、第1の映像信号に対応した第1の映像が破綻して、該映像を表示する画面にノイズが発生する。そこで、ステップS60における後段配置ノイズ判定は、式(3)に従って、表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
式(3)において、第1のVスケーラー214の拡大率(広義にはスケーリング率)をVscale1、第1のHスケーラー212に入力される第1の映像信号の横幅の周波数をHin1、第1の映像信号の水平周波数をHfreq1、フレームメモリー60の帯域をMC(単位を周波数)とする。また、Ka3、Kb3は定数である。Vscale1は、第1のスケーラー210の垂直方向のスケーリング率ということができる。横幅の周波数Hin1、水平周波数Hfreq1は、第1の映像信号の種類に対応している。式(3)によれば、非常に簡素な式で、後段配置ノイズ判定を行うことができる。
式(3)が真のとき、画面にノイズが発生しないと判定し(ステップS62:N)、制御部66は、第1のスケーラー210を後段側、第2のスケーラー220を前段側に配置するように設定する(ステップS64)。その後、映像信号処理部59において、決定された第1のスケーラー210及び第2のスケーラー220の配置で、画面毎にスケーリング処理後の映像信号が生成される。そして、プロジェクター100は、画面毎に、第1の映像を投射して第1の表示画面に表示し、第2の映像を投射して第2の表示画面に表示し(ステップS66)、ステップS50に戻る(リターン)。ステップS66は、ステップS48と同様に、第1の表示ステップ及び第2の表示ステップに対応する。
式(3)が偽のとき、画面にノイズが発生すると判定し(ステップS62:Y)、制御部66は、この映像信号の組み合わせで2画面表示は不可能と判断する。そのため、制御部66による制御で、プロジェクター100は、組み合わせ非対応メッセージをOSDメッセージで画面に表示し(ステップS68)、ステップS50に戻る。OSDメモリー62には、予め「組み合わせ非対応メッセージ用画面」や、「非対応メッセージ」に対応した情報が記憶されている。映像信号補正部61は、OSDメモリー62から読み出した「組み合わせ非対応メッセージ用画面」に「非対応メッセージ」を表した映像信号Voutを生成する。これにより、プロジェクター100は、非対応メッセージを表示することができる。
一方、ステップS56の判定の結果、ノイズが発生すると判定されたとき(ステップS58:Y)、制御部66は、第1のスケーリング処理及び第2のスケーリング処理の後段配置ノイズ判定を行う(ステップS70、第3の後段配置ノイズ判定ステップ)。即ち、ステップS70では、制御部66が、第1のスケーリング処理及び第2のスケーリング処理を蓄積処理の後に行うとき第1の表示画面及び第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
ステップS70における後段配置ノイズ判定は、式(4)に従って、表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。式(4)において、第1のVスケーラー214の拡大率(広義にはスケーリング率)をVscale1、第1のHスケーラー212に入力される第1の映像信号の横幅の周波数をHin1、第1の映像信号の水平周波数をHfreq1、フレームメモリー60の帯域をMC(単位を周波数)とする。また、第2のVスケーラー224の拡大率(広義にはスケーリング率)をVscale2、第2のHスケーラー222に入力される第2の映像信号の横幅の周波数をHin2、第2の映像信号の水平周波数をHfreq2とする。また、Ka4,Ka5,Kb4は定数である。Vscale1は、第1のスケーラー210の垂直方向のスケーリング率ということができる。Vscale2は、第2のスケーラー220の垂直方向のスケーリング率ということができる。第1の映像信号の横幅の周波数Hin1、水平周波数Hfreq1は、第1の映像信号の種類に対応し、第2の映像信号の横幅の周波数Hin2、水平周波数Hfreq2は、第2の映像信号の種類に対応している。式(4)によれば、非常に簡素な式で、後段配置ノイズ判定を行うことができる。
式(4)が真のとき、画面にノイズが発生しないと判定し(ステップS72:N)、制御部66は、第1のスケーラー210を後段側、第2のスケーラー220を後段側に配置するように設定する(ステップS74)。その後、ステップS66に進む。
式(4)が偽のとき、画面にノイズが発生すると判定し(ステップS72:Y)、制御部66は、この映像信号の組み合わせで2画面表示は不可能と判断する。そのため、制御部66による制御で、プロジェクター100は、組み合わせ非対応メッセージをOSDメッセージで画面に表示し(ステップS68)、ステップS50に戻る。
ステップS52の判定の結果、ノイズが発生しないと判定されたとき(ステップS54:N)、制御部66は、入力セレクター56bを介して入力される第2の映像信号について、第2のスケーリング処理の前段配置ノイズ判定を行う(ステップS76、第2の前段配置ノイズ判定ステップ)。ステップS76は、第3の実施形態におけるステップS40と同様である。
ステップS76の判定の結果、ノイズが発生しないと判定されたとき(ステップS78:N)、制御部66は、第1のスケーラー210を前段側、第2のスケーラー220を前段側に配置するように設定する(ステップS80)。その後、ステップS66に進む。
ステップS76の判定の結果、ノイズが発生すると判定されたとき(ステップS78:Y)、制御部66は、第2のスケーリング処理の後段配置ノイズ判定を行う(ステップS82、第2の後段配置ノイズ判定ステップ)。即ち、ステップS82では、制御部66が、第2のスケーリング処理を蓄積処理の後に行うとき第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
第2のスケーラー220をフレームメモリー60の後段側に配置した場合、第1のスケーラー220の第2のVスケーラー224の縮小率を大きくすると、フレームメモリー60のバス帯域の限界を超える。そのため、第2の映像信号に対応した第2の映像が破綻して、該映像を表示する画面にノイズが発生する。そこで、ステップS82における後段配置ノイズ判定は、式(5)に従って、表示画面にノイズが発生するか否かを判定する。
式(5)において、第2のVスケーラー224の拡大率(広義にはスケーリング率)をVscale2、第2のHスケーラー222に入力される第2の映像信号の横幅の周波数Hin2、第2の映像信号の水平周波数をHfreq2、フレームメモリー60の帯域をMC(単位を周波数)とする。また、Ka6、Kb5は定数である。Vscale2は、第2のスケーラー220の垂直方向のスケーリング率ということができる。横幅の周波数Hin2、水平周波数Hfreq2は、第2の映像信号の種類に対応している。式(5)によれば、非常に簡素な式で、後段配置ノイズ判定を行うことができる。
式(5)が真のとき、画面にノイズが発生しないと判定し(ステップS84:N)、制御部66は、第1のスケーラー210を前段側、第2のスケーラー220を後段側に配置するように設定する(ステップS86)。その後、ステップS66に進む。
式(5)が偽のとき、画面にノイズが発生すると判定し(ステップS84:Y)、制御部66は、この映像信号の組み合わせで2画面表示は不可能と判断する。そのため、制御部66による制御で、プロジェクター100は、組み合わせ非対応メッセージをOSDメッセージで画面に表示し(ステップS68)、ステップS50に戻る。
以上のように、図9のステップS66は、第1の表示ステップとして、ステップS52、ステップS60及びステップS70のいずれかの判定結果に応じて第1のスケーリング処理及び蓄積処理の処理順序を変更して、第1のスケーリング処理後の映像信号に基づいて第1の映像を表示する。また、ステップS66は、第2の表示ステップとして、ステップS56、ステップS76、ステップS82及びステップS70のいずれかの判定結果に応じて第2のスケーリング処理及び蓄積処理の処理順序を変更して、第2のスケーリング処理後の映像信号に基づいて第2の映像を表示する。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、第1の映像信号及び第2の映像信号の組み合わせに応じて、画面毎にスケーリング処理と蓄積処理の処理順序を変更することができる。このとき、スケーラー毎に、前段配置及び後段配置についてノイズが発生するか否かを判定し、その判定結果に応じてスケーラーの配置を決定するようにしたので、第1の実施形態又は第2の実施形態よりも多くの映像の組み合わせに対応して、最適な2画面表示が可能となる。
以上、本発明に係る映像表示方法及び映像表示装置等を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記のいずれかの実施形態に限定されるものではない。例えば、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、次のような変形も可能である。
(1)上記の実施形態では、2画面表示機能をもつプロジェクターを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。3画面以上の複数画面表示機能を持つプロジェクターにも適用することができる。例えば、プロジェクターに、入力セレクター、識別部、映像コンバーターをそれぞれ複数(3つ以上)搭載し、複数の映像ソースの映像を複数画面で表示することができる。
(2)上記の実施形態では、映像ソースとして「Computer1」、「Comuter2」、「DVI-D」、「S-Video」、「Video」、「HDMI」の6種類を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、映像ソースとして「コンポーネントビデオ」と「BNC」を加え、それぞれに対応する入力端子、ミニD−Sub15ピン端子とBNC端子とを増設した構成であってもよい。また、USB等のシリアル通信端子やLAN等の通信手段による映像ソースを用いてもよい。
(3)上記の実施形態では、本発明に係る映像表示装置が、光変調素子として3枚の液晶ライトバルブを用いた液晶3板式の投射型プロジェクターである例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明に係る映像表示装置としてのプロジェクターは、赤、緑、青色のカラーフィルターが規則的に格子状に配置され、1枚でフルカラーの変調光を射出することが可能な単板の液晶ライトバルブを用いる構成であってもよい。また、反射型液晶表示装置や、ティルトミラーデバイスを用いる構成を有するプロジェクターであってもよい。
(4)上記の実施形態では、本発明に係る映像表示装置としてのプロジェクターは、光源として放電式ランプを用いる例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、LEDやレーザー等の固体光源を光源に用いるプロジェクターであってもよい。
(5)上記の実施形態では、本発明に係る映像表示装置として、フロント型のプロジェクターを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明に係る映像表示装置は、リア型のプロジェクションテレビ、液晶テレビ、プラズマテレビ、CRTテレビ、パーソナルコンピューターモニター、有機ELディスプレイ等であってもよい。
(5)上記の実施形態において、映像表示方法及び映像表示装置等として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
51…ランプ、 52R,52G,52B…液晶ライトバルブ、 53…操作部、
54…リモコン、 55…操作受付部、 56a,56b…入力セレクター、
57a,57b…識別部、 58a,58b…映像コンバーター、
59…映像信号処理部、 60,FM…フレームメモリー、 61…映像信号補正部、
62…OSDメモリー、 63…液晶パネル駆動部、 64…光学部、
65…投射レンズ、 66…制御部、 67…記憶部、 68…電源部、
69…ランプ駆動部、 71,72…ダイクロイック膜、
73…クロスダイクロイックプリズム、 80…外部電源、 100…プロジェクター、
200…メモリーコントローラー、 210,SC1…第1のスケーラー、
212…第1のHスケーラー、 214…第1のVスケーラー、
220,SC2…第2のスケーラー、 222…第2のHスケーラー、
224…第2のVスケーラー、 230…デインタレーサー、
BD…ブルーレイディスクプレーヤー、 Bus,Bus1,Bus2…バス、
Din,Dsc,Vin,Vout…映像信号、 DISP1…第1の表示画面、
DISP2…第2の表示画面、 DV…DVDプレーヤー、
PC1〜PC3…パーソナルコンピューター、 SC…スクリーン、
T1〜T6…入力端子、 VI…ビデオプレーヤー
54…リモコン、 55…操作受付部、 56a,56b…入力セレクター、
57a,57b…識別部、 58a,58b…映像コンバーター、
59…映像信号処理部、 60,FM…フレームメモリー、 61…映像信号補正部、
62…OSDメモリー、 63…液晶パネル駆動部、 64…光学部、
65…投射レンズ、 66…制御部、 67…記憶部、 68…電源部、
69…ランプ駆動部、 71,72…ダイクロイック膜、
73…クロスダイクロイックプリズム、 80…外部電源、 100…プロジェクター、
200…メモリーコントローラー、 210,SC1…第1のスケーラー、
212…第1のHスケーラー、 214…第1のVスケーラー、
220,SC2…第2のスケーラー、 222…第2のHスケーラー、
224…第2のVスケーラー、 230…デインタレーサー、
BD…ブルーレイディスクプレーヤー、 Bus,Bus1,Bus2…バス、
Din,Dsc,Vin,Vout…映像信号、 DISP1…第1の表示画面、
DISP2…第2の表示画面、 DV…DVDプレーヤー、
PC1〜PC3…パーソナルコンピューター、 SC…スクリーン、
T1〜T6…入力端子、 VI…ビデオプレーヤー
Claims (8)
- 第1の映像信号に対応した第1の映像を第1の表示画面に表示し、第2の映像信号に対応した第2の映像を第2の表示画面に表示する映像表示方法であって、
前記第1の映像信号に対する第1のスケーリング処理をフレームメモリーへの映像信号の蓄積処理の前に行った場合に、前記第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第1の前段配置ノイズ判定ステップと、
前記第2の映像信号に対する第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の前に行った場合に、前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第2の前段配置判定ステップと、
前記第1の前段配置ノイズ判定ステップの判定結果に応じて前記第1のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序を変更して、前記第1のスケーリング処理後の映像信号に基づいて前記第1の映像を表示する第1の表示ステップと、
前記第2の前段配置ノイズ判定ステップの判定結果に応じて前記第2のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序を変更して、前記第2のスケーリング処理後の映像信号に基づいて前記第2の映像を表示する第2の表示ステップと
を含むことを特徴とする映像表示方法。 - 請求項1において、
前記第1のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行った場合に、前記第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第1の後段配置ノイズ判定ステップと、
前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行った場合に、前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第2の後段配置ノイズ判定ステップと、
前記第1のスケーリング処理及び前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行った場合に、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定する第3の後段配置ノイズ判定ステップとを含み、
前記第1の表示ステップは、
前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ、前記第1の後段配置ノイズ判定ステップ及び前記第3の後段配置ノイズ判定ステップのいずれかの判定結果に応じて前記第1のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序を変更して、前記第1のスケーリング処理後の映像信号に基づいて前記第1の映像を表示し、
前記第2の表示ステップは、
前記第2の前段配置ノイズ判定ステップ、前記第2の後段配置ノイズ判定ステップ及び前記第3の後段配置ノイズ判定ステップのいずれかの判定結果に応じて前記第2のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序を変更して、前記第2のスケーリング処理後の映像信号に基づいて前記第2の映像を表示することを特徴とする映像表示方法。 - 請求項2において、
前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生しないと判定された場合、
前記第1の表示ステップでは、前記第1のスケーリング処理を前記蓄積処理の前に行うと共に、前記第2の表示ステップでは、前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の前に行い、
前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて、前記第1の表示画面にノイズが発生し、且つ、前記第2の表示画面にノイズが発生しないと判定され、前記第1の後段配置判定ステップにおいて前記第1の表示画面にノイズが発生しないと判定された場合、
前記第1の表示ステップでは、前記第1のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行うと共に、前記第2の表示ステップでは、前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の前に行い、
前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生すると判定され、前記第3の後段配置ノイズ判定ステップにおいてノイズが発生しないと判定された場合、
前記第1の表示ステップでは、前記第1のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行うと共に、前記第2の表示ステップでは、前記第2のスケーリング処理を前記蓄積処理の後に行うことを特徴とする映像表示方法。 - 請求項3において、
前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて、前記第1の表示画面にノイズが発生し、且つ、前記第2の表示画面にノイズが発生しないと判定され、前記第1の後段配置判定ステップにおいて前記第1の表示画面にノイズが発生すると判定された場合、
前記第1の表示ステップ及び前記第2の表示ステップの少なくとも1つでは、非対応メッセージを表示することを特徴とする映像表示方法。 - 請求項3又は4において、
前記第1の前段配置ノイズ判定ステップ及び前記第2の前段配置ノイズ判定ステップにおいて、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生すると判定され、前記第3の後段配置ノイズ判定ステップにおいてノイズが発生すると判定された場合、
前記第1の表示ステップ及び前記第2の表示ステップの少なくとも1つでは、非対応メッセージを表示することを特徴とする映像表示方法。 - 請求項2において、
前記第1の後段配置ノイズ判定ステップは、
前記第1の映像信号の種類と、前記第1のスケーラーの垂直方向のスケーリング率と、前記フレームメモリーの帯域とに基づいて、前記第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、
前記第2の後段配置ノイズ判定ステップは、
前記第2の映像信号の種類と、前記第2のスケーラーの垂直方向のスケーリング率と、前記フレームメモリーの帯域とに基づいて、前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、
前記第3の後段配置ノイズ判定ステップは、
前記第1の映像信号の種類と、前記第2の映像信号の種類と、前記第1のスケーラーの垂直方向のスケーリング率と、前記第2のスケーラーの垂直方向のスケーリング率と、前記帯域とに基づいて、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定することを特徴とする映像表示方法。 - 請求項1において、
前記第1の前段配置ノイズ判定ステップは、
前記第1の映像信号の種類と、前記第1のスケーラーの水平方向のスケーリング率と、前記フレームメモリーの帯域とに基づいて、前記第1の表示画面にノイズが発生するか否かを判定し、
前記第2の前段配置ノイズ判定ステップは、
前記第2の映像信号の種類と、前記第2のスケーラーの水平方向のスケーリング率と、前記フレームメモリーの帯域とに基づいて、前記第2の表示画面にノイズが発生するか否かを判定することを特徴とする映像表示方法。 - 第1の映像信号に対応した第1の映像を第1の表示画面に表示し、第2の映像信号に対応した第2の映像を第2の表示画面に表示する映像表示装置であって、
フレームメモリーと、
前記第1の映像信号に対して第1のスケーリング処理を行う第1のスケーラーと、
前記第2の映像信号に対して第2のスケーリング処理を行う第2のスケーラーと、
前記フレームメモリーへの映像信号の蓄積処理と前記第1のスケーリング処理との処理順序、及び前記蓄積処理と前記第2のスケーリング処理との処理順序を切り替えて、前記第1のスケーリング処理後の映像信号及び前記第2のスケーリング処理後の映像信号を生成する映像信号処理部と、
前記映像信号処理部によって生成された前記第1のスケーリング処理後の映像信号及び前記第2のスケーリング処理後の映像信号に基づいて、前記第1の映像及び前記第2の映像を表示する映像表示部とを含み、
前記映像信号処理部は、
前記第1のスケーリング処理、前記第2のスケーリング処理及び前記蓄積処理の処理順序に対応した前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面におけるノイズ発生の判定結果に応じて、前記第1のスケーリング処理と前記蓄積処理との処理順序、及び前記第2のスケーリング処理と前記蓄積処理との処理順序を切り替えることを特徴とする映像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011022450A JP2012163665A (ja) | 2011-02-04 | 2011-02-04 | 映像表示方法及び映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011022450A JP2012163665A (ja) | 2011-02-04 | 2011-02-04 | 映像表示方法及び映像表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012163665A true JP2012163665A (ja) | 2012-08-30 |
Family
ID=46843124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011022450A Withdrawn JP2012163665A (ja) | 2011-02-04 | 2011-02-04 | 映像表示方法及び映像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012163665A (ja) |
-
2011
- 2011-02-04 JP JP2011022450A patent/JP2012163665A/ja not_active Withdrawn
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