JP2012169331A - トランス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トランス1は、磁性体からなるコア2と、一次コイル11と、二次コイル12とを備える。コア2は、柱状に形成された柱状部20を有する。一次コイル11および二次コイル12は、柱状部20を中心に被覆導線3(3a,3b)を巻回してなる。一次コイル11は、被覆導線3aを螺旋状に巻回した螺旋状コイル6であり、二次コイル12は、被覆導線3bを渦巻状に巻回した渦巻状コイル5である。
【選択図】図1
Description
また、図14に示すごとく、一次コイル91と二次コイル92とを両方とも渦巻状に巻回し、一次コイル91と二次コイル92とを軸線方向(X方向)に隣接配置した場合も、同様の問題が生じる。そのため、温度上昇を抑制できるトランスが望まれていた。
上記柱状部を中心に被覆導線を巻回してなる一次コイルおよび二次コイルとを備え、
該一次コイルと該二次コイルとのうち一方のコイルは、上記被覆導線を渦巻状に巻回した渦巻状コイルであり、他方のコイルは、上記被覆導線を螺旋状に巻回した螺旋状コイルであることを特徴とするトランスにある(請求項1)。
上記トランスは、例えば、電気自動車やハイブリッド車に搭載されたバッテリーを、商用電源(交流電源)を使って充電するための充電器に用いられる。
この場合には、螺旋状コイルと渦巻状コイルを合わせた全体の発熱量を低減することができる。すなわち、巻数が同じ場合には、螺旋状コイルの方が、渦巻状コイルよりも被覆導線の長さを短くしやすい。そのため、単位長さ当たりの発熱量が多いコイルを螺旋状コイルにし、単位長さ当たりの発熱量が少ないコイルを渦巻状コイルにすれば、単位長さ当たりの発熱量が多いコイルを短い被覆導線で形成することができ、コイル全体の発熱量を低減することが可能となる。そのため、トランスの温度上昇をより効果的に抑制できる。
この場合には、渦巻状コイルは第1渦巻状部分と第2渦巻状部分とを備えるため、渦巻状コイルの巻数を増やすことができる。また、第1渦巻状部分と第2渦巻状部分とが軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されているため、これら第1渦巻状部分と第2渦巻状部分との、空気への接触面積を増やすことができる。そのため、渦巻状コイルの放熱性を向上することが可能になる。また、第1渦巻状部分と第2渦巻状部分とを、所定間隔をおいて対向配置すると、これらの間の近接効果を低減できるため、渦巻状コイル全体の交流抵抗を低減でき、電流を流した際の発熱量を減少させることができる。
この場合には、螺旋状コイルは第1螺旋状部分と第2螺旋状部分とを備えるため、螺旋状コイルの巻数を増やすことができる。また、第1螺旋状部分と第2螺旋状部分とが径方向に所定間隔をおいて同芯状に配置されているため、これら第1螺旋状部分と第2螺旋状部分との、空気への接触面積を増やすことができる。そのため、螺旋状コイルの放熱性を向上することが可能になる。また、第1螺旋状部分と第2螺旋状部分とを、所定間隔をおいて同芯状に配置すると、これらの間の近接効果を低減できるため、螺旋状コイル全体の交流抵抗を低減でき、電流を流した際の発熱量を減少させることができる。
この場合には、放熱部材によって、一次コイルまたは二次コイルから発生した熱を放熱できるため、トランスの温度上昇をさらに効果的に抑制することができる。
この場合には、螺旋状コイルの発熱によって暖められた空気が、対流によって鉛直方向上側に上昇し、渦巻状コイルの下面に沿って、径方向外側に移動しやすくなる。そのため、暖められた空気がコイルの中心付近に留まることを防止でき、トランスの温度上昇を効果的に防止できる。
本発明の実施例にかかるトランスにつき、図1〜図4を用いて説明する。
本例のトランス1は、磁性体からなるコア2と、一次コイル11と、二次コイル12とを備える。コア2は、柱状に形成された柱状部20を有する。一次コイル11および二次コイル12は、柱状部20を中心に被覆導線3(3a,3b)を巻回してなる。
一次コイル11は、被覆導線3aを螺旋状に巻回した螺旋状コイル6であり、二次コイル12は、被覆導線3bを渦巻状に巻回した渦巻状コイル5である。
なお、被覆導線3は、必ずしも断面円形にする必要はなく、断面正方形状や、断面長方形状等、任意の形状にすることができる。
本例は、螺旋状コイル6及び渦巻状コイル5の形状を変更した例である。図5に示すごとく、本例では、柱状部20に垂直な平面P1に対して、渦巻状コイル5が傾斜している。すなわち、渦巻状コイル5を構成する被覆導線3bの中心を通る面P2が円錐面P2となっている。上記平面P1と円錐面P2とのなす角度θ1は、0°<θ1<45°であることがより好ましく、さらに好ましくは0°<θ1<22.5°である。
また、本例では、円錐面P2と円錐面P4とのなす角度θ3は、90°以上である。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
本例は、渦巻状コイル5及び螺旋状コイル6を複数層に積層した例である。図6に示すごとく、本例の渦巻状コイル5は、X方向に2段に積層されている。また、本例の螺旋状コイル6は、Y方向に2段に積層されている。
このように、渦巻状コイル5または螺旋状コイル6を複数段に積層すると、それぞれのコイル5,6の巻数を増やすことが可能になる。コイル5,6の積層数は、2段に限らず、3段以上にすることもできるが、積層数を増やしすぎると、コイル5,6の放熱性が低下するので、3段以下にすることが好ましい。
その他、実施例1と同様の構成及び作用効果を備える。
本例は、渦巻状コイル5の形状を変更した例である。図7に示すごとく、本例の渦巻状コイル5は、柱状部20を中心に被覆導線3bを渦巻状に巻回した第1渦巻状部分51および第2渦巻状部分52を備える。第1渦巻状部分51と第2渦巻状部分52とは、X線方向に所定間隔をおいて対向配置されている。第1渦巻状部分51および第二渦巻状部分52は1本の被覆導線3bからなる。第1渦巻状部分51は、第1フランジ部40aにおける、コア2の本体部23a側とは反対側の主面400aに接触するように巻回されている。また、第2渦巻状部分52は、第2フランジ部40bにおける、コア2の本体部23b側とは反対側の主面400bに接触するように巻回されている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
本例は、螺旋状コイル6の形状を変更した例である。図8に示すごとく、本例の螺旋状コイル6は、互いに半径が異なる第1螺旋状部分61および第2螺旋状部分62を備える。第1螺旋状部分61と第2螺旋状部分62とは、螺旋状コイル6のY方向に所定間隔をおいて同芯状に配置されている。第1螺旋状部分61および第2螺旋状部分62は1本の被覆導線3aからなる。第1螺旋状部分61は、保持部材4の円筒部48の外周面に接触するように巻回されている。また、保持部材4の第1フランジ部40aおよび第2フランジ部40bに、円筒状部材45が嵌合している。この円筒状部材45の外周面に、第2螺旋状部分62が螺旋状に巻回されている。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
本例は、図9に示すごとく、コア2内に放熱部材7を設けた例である。本例では、螺旋状コイル6に対してY方向に隣接する位置であって、渦巻状コイル5(第1渦巻状部分51、第2渦巻状部分52)に対してX方向に隣接する位置に、放熱部材7を配置してある。この放熱部材7によって、一次コイル11または二次コイル12から発生した熱を放熱するよう構成されている。渦巻状コイル5は、実施例4と同様に、第1渦巻状部分51と第2渦巻状部分52とを備える。また、螺旋状コイル6は、第2螺旋状部分62(図8参照)を備えていない。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
本例は、渦巻状コイル5の形状を変更した例である。図11、図12に示すごとく、本例の柱状部20は鉛直方向(V方向)を向いている。渦巻状コイル5は、実施例4と同様に第1渦巻状部分51と第2渦巻状部分52とからなる。第1渦巻状部分51は、螺旋状コイル6の鉛直方向(V方向)上側に形成されている。第1渦巻状部分51は、径方向(Y方向)外側へ向かうほど被覆導線3が鉛直方向(V方向)上側に位置するように巻回されている。
第2部分2bは、実施例1と同様に、板状の本体部23bを備える。この本体部23bの両端から一対の側壁部21b,22bが鉛直方向上側へ向かって突出している。また、本体部23bの中央から、側壁部21b,22bと同一方向に、柱部20bが突出している。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
上記構成にすると、コイル11,12の発熱によって暖められた空気8が、対流によって鉛直方向(V方向)上側に上昇し、渦巻状コイル5の下面に沿って、径方向(Y方向)外側に移動しやすくなる。また、コア2の収納空間Sは、開口部25a,25bにおいて外部空間と連通しているため、暖められた空気8をコア2の外部に効果的に排出できる。そのため、暖められた空気8がコイル11,12の中心付近に留まることを防止でき、トランス1の温度上昇を防止できる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
11 一次コイル
12 二次コイル
2 コア
3 被覆導線
4 保持部材
5 渦巻状コイル
6 螺旋状コイル
7 放熱部材
Claims (6)
- 柱状に形成された柱状部を有し、磁性体からなるコアと、
上記柱状部を中心に被覆導線を巻回してなる一次コイルおよび二次コイルとを備え、
該一次コイルと該二次コイルとのうち一方のコイルは、上記被覆導線を渦巻状に巻回した渦巻状コイルであり、他方のコイルは、上記被覆導線を螺旋状に巻回した螺旋状コイルであることを特徴とするトランス。 - 請求項1に記載のトランスにおいて、上記一次コイルと上記二次コイルとのうち、上記被覆導線の単位長さ当たりの発熱量が多いコイルが上記螺旋状コイルであり、上記被覆導線の単位長さ当たりの発熱量が少ないコイルが上記渦巻状コイルであることを特徴とするトランス。
- 請求項1または請求項2に記載のトランスにおいて、上記渦巻状コイルは、上記柱状部を中心に上記被覆導線を渦巻状に巻回した第1渦巻状部分および第2渦巻状部分を備え、該第1渦巻状部分と該第2渦巻状部分とは、上記柱状部の軸線方向に所定間隔をおいて対向配置されていることを特徴とするトランス。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のトランスにおいて、上記螺旋状コイルは、互いに半径が異なる第1螺旋状部分および第2螺旋状部分を備え、該第1螺旋状部分と該第2螺旋状部分とは、上記螺旋状コイルの径方向に所定間隔をおいて同芯状に配置されていることを特徴とするトランス。
- 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のトランスにおいて、上記螺旋状コイルに対して該螺旋状コイルの径方向に隣接する位置であって、上記渦巻状コイルに対して上記柱状部の軸線方向に隣接する位置に、上記一次コイルまたは上記二次コイルから発生した熱を放熱するための放熱部材が配置されていることを特徴とするトランス。
- 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のトランスにおいて、上記柱状部は鉛直方向を向いており、上記渦巻状コイルの少なくとも一部は、上記螺旋状コイルの鉛直方向上側に形成され、かつ上記螺旋状コイルの径方向外側へ向かうほど上記被覆導線が鉛直方向上側に位置するように巻回されていることを特徴とするトランス。
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