JP2012172077A - 変性共役ジエン系共重合体、その製造方法、及び変性共役ジエン系共重合体組成物 - Google Patents
変性共役ジエン系共重合体、その製造方法、及び変性共役ジエン系共重合体組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012172077A JP2012172077A JP2011035993A JP2011035993A JP2012172077A JP 2012172077 A JP2012172077 A JP 2012172077A JP 2011035993 A JP2011035993 A JP 2011035993A JP 2011035993 A JP2011035993 A JP 2011035993A JP 2012172077 A JP2012172077 A JP 2012172077A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conjugated diene
- peak
- diene copolymer
- modified conjugated
- molecular weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
Abstract
【解決手段】変性率が75質量%以上の変性共役ジエン系共重合体であって、分子量分布曲線に、少なくとも3つのピーク(A)、(B)、(C)が存在し、前記分子量分布曲線の全体面積を100%としたときに、ピーク(A)面積が5〜39%、ピーク(C)面積が10%以上であり、ピーク(A)、(B)、(C)のピークトップ分子量が以下の範囲である変性共役ジエン系共重合体。ピーク(A):ピークトップの分子量が、10万〜30万。ピーク(B):ピークトップの分子量が、ピーク(A)のピークトップ分子量の1.5倍〜4.0倍。ピーク(C):ピークトップの分子量が、30万以上。
【選択図】図1
Description
具体的には、自動車走行時に路面との抵抗の小さいタイヤ用の材料が求められ、特に路面と直接に接するタイヤトレッドにおいて、転がり抵抗の小さい材料が求められている。また、自動車の省燃費化と併せて、安全性への改善要求も強まっている。
上述したような省燃費化及び安全性改善の要求は、自動車のタイヤ性能に寄与する部分が大きく、タイヤ用ゴムの開発、及びタイヤ用ゴム組成物の改良検討がなされている。
例えば、自動車のタイヤ性能として、省燃費性向上にはヒステリシスロスの小さい材料、操縦安定性向上にはウェットスキッド抵抗の高い材料、耐久性向上には耐摩耗性と破壊強度に優れた材料が求められている。
しかし、低ヒステリシスロス性能とウェットスキッド抵抗との関係、耐摩耗性とウェットスキッド抵抗との関係は、それぞれ背反関係にあるため、これらの要求性能をバランスよく維持しながら、各々の性能を向上させたタイヤ用ゴム組成物の開発が重要となる。
タイヤ用ゴム組成物の改良方法としては、BR(ブタジエンゴム)やSBR(スチレンブタジエンゴム)のような原料ゴムの改良、シリカやカーボンブラック等の補強用充填剤、加硫剤、可塑剤等の構造や組成改良が行われている。
例えば、特定構造のBRやSBRにシリカを補強用充填剤として配合して、タイヤ用ゴム組成物の混練り条件を調整し、低ヒステリシスロス性能とウェットスキッド抵抗性能のバランスを改良する検討もなされている。
しかし、シリカ表面は親水性であるため、共役ジエン系ゴムとの親和性が低く、カーボンブラックに比べて分散性が悪くなるため、耐摩耗性や破壊強度に劣るという欠点を有している。
この欠点を改良するために、共役ジエン系ゴムの活性末端を、アルコキシシリル基を有する化合物で変性することで、ゴム中におけるシリカの分散性を改良し、さらにゴム分子末端のアルコキシ基とシリカ表面の水酸基を結合させることで、ヒステリシスロスを低減化する技術が検討されている。
例えば、特許文献1には、非環状アミノ基、又は環状アミノ基を有するケイ素化合物を重合体活性末端に反応させて、分子量分布の各分子量成分の面積比を制御して得られる変性共役ジエン系重合体、及び当該変性共役ジエン系重合体とシリカとの組成物についての提案がなされており、特許文献2には、非環状アミノ基、又は環状アミノ基を有するケイ素化合物を重合体活性末端に反応させて、分子量分布の各分子量成分の面積比とピーク分子量比を制御して得られる変性共役ジエン系重合体、及び当該変性共役ジエン系重合体とシリカとの組成物についての提案がなされている。
そこで本発明は、低ヒステリシスロス性能とウェットスキッド抵抗性能に優れ、これらのバランスに優れ、かつ加工性も良好な、変性共役ジエン系共重合体組成物、これを構成する変性共役ジエン系共重合体、及びその製造方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は以下の通りである。
共役ジエン系炭化水素とビニル芳香族炭化水素とからなる共役ジエン系共重合体の末端に、アミノ基とアルコキシシリル基を有する変性基を有する変性共役ジエン系共重合体であって、
シリカ系ゲルを充填剤としたGPCカラムに、変性した成分が吸着する特性を利用したゲル浸透クロマトグラフィー測定によるカラムへの吸着量で求めた変性率が、75質量%以上であり、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による測定で得られる分子量分布曲線に、少なくとも3つのピーク(A)、(B)、(C)が存在し、前記分子量分布曲線の全体面積を100%としたときに、ピーク(A)の面積が5〜39%であり、ピーク(C)の面積が10%以上であり、ピーク(A)、(B)、(C)のピークトップ分子量が以下の範囲である変性共役ジエン系共重合体。
ピーク(A):ピークトップの分子量が、10万〜30万の範囲にある。
ピーク(B):ピークトップの分子量が、ピーク(A)のピークトップ分子量の1.5倍〜4.0倍の範囲にある。
ピーク(C):ピークトップの分子量が、30万以上である。
〔2〕
前記ビニル芳香族炭化水素の含有量が20〜50質量%である前記〔1〕に記載の変性共役ジエン系共重合体。
〔3〕
前記〔1〕に記載の変性共役ジエン系共重合体の製造方法であって、
炭化水素溶媒中、アニオン重合開始剤を用いて、共役ジエン系炭化水素とビニル芳香族炭化水素を共重合させて、共役ジエン系共重合体を得る工程と、
前記共役ジエン系共重合体の活性末端に、アミノ基とアルコキシシリル基を有する化合物を反応させる工程と、
を、有する変性共役ジエン系共重合体の製造方法。
〔4〕
前記アニオン重合開始剤が、ポリビニル芳香族化合物、共役ジエン系炭化水素、及び有機リチウムを反応させて得られる多官能アニオン重合開始剤である前記〔3〕に記載の変性共役ジエン系共重合体の製造方法。
〔5〕
極性化合物をさらに添加する工程を有する前記〔3〕又は〔4〕に記載の変性共役ジエン系共重合体の製造方法。
〔6〕
前記〔1〕又は〔2〕に記載の変性共役ジエン系共重合体100質量部に対して、シリカ系無機充填剤を0.5〜300質量部を含有する変性共役ジエン系共重合体組成物。
なお、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体は、共役ジエン系炭化水素とビニル芳香族炭化水素とからなる共役ジエン系共重合体の末端に、アミノ基とアルコキシシリル基を有する変性基を有する変性共役ジエン系共重合体であり、
シリカ系ゲルを充填剤としたGPCカラムに、変性した成分が吸着する特性を利用したゲル浸透クロマトグラフィー測定によるカラムへの吸着量で求めた変性率が、75質量%以上であり、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による測定で得られる分子量分布曲線に、少なくとも、下記の3つのピーク(A)、(B)、(C)が存在し、前記分子量分布曲線の全体面積を100%としたときに、ピーク(A)の面積が5〜39%であり、ピーク(C)の面積が10%以上であり、ピーク(A)、(B)、(C)のピークトップ分子量が以下の範囲である、変性共役ジエン系共重合体である。
ピーク(A):ピークトップの分子量が、10万〜30万の範囲にある。
ピーク(B):ピークトップの分子量が、ピーク(A)のピークトップ分子量の1.5倍〜4.0倍の範囲にある。
ピーク(C):ピークトップの分子量が、少なくとも30万以上である。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体を構成する共役ジエン系炭化水素単量体としては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、3−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘプタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは一種のみを単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。これらの中で、1,3−ブタジエンが好ましい。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体を構成するビニル芳香族炭化水素単量体としては、例えば、スチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルエチルベンゼン、ビニルキシレン、ビニルナフタレン、ジフェニルエチレン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは一種のみを単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。これらの中で、スチレンが好ましい。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体は、共役ジエン系炭化水素とビニル芳香族炭化水素からなる共役ジエン系共重合体の末端が変性されており、アミノ基とアルコキシシリル基を有する変性基を有している。
共役ジエン系共重合体の活性末端を変性させる化合物としては、下記式(1)に示すような、1つ以上の窒素原子と2つ以上のアルコキシ基で置換されたシリル基を有する化合物や、その他の環状アザシラン化合物が挙げられる。
R3は炭素数1〜20のアルキレン基を示す。
R4、R5は、炭素数1〜6の炭化水素基であって、隣接する2つのNとともに5員環以上の環構造をなす。R4、R5は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
R6は、炭素数1〜20の炭化水素基、活性水素を持たないヘテロ原子で置換されている炭素数1〜20の炭化水素基又は3有機置換シリル基を示す。mは、2又は3の整数である。
なお、前記式(1)に示す化合物及び前記環状アザシラン化合物の具体例については、後述する。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体の分子量測定(GPC)で得られる分子量分布曲線には、少なくとも、下記の3つのピーク(A)、(B)、(C)が存在する。分子量分布曲線の全体面積を100%としたときに、ピーク(A)の面積が5〜39%であり、ピーク(C)の面積が10%以上である。
前記ピーク(A)、(B)、(C)のピークトップ分子量は、それぞれ以下の範囲にある。
ピーク(A):ピークトップの分子量が、10万〜30万の範囲にある。
ピーク(B):ピークトップの分子量が、前記ピーク(A)のピークトップ分子量の1.5倍〜4.0倍の範囲にある。
ピーク(C):ピークトップの分子量が、30万以上にある。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体の分子量分布曲線に存在しているピークの面積及び各ピークのトップの分子量を上記のように特定することにより、優れた加工性を有し、低ヒステリシスロス性能とウェットスキッド抵抗性能の各特性及びこれらの特性バランスに優れた変性共役ジエン系共重合体組成物、特に加硫物が得られる。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体における分子量分布曲線におけるピークの面積は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定で得られた分子量分布曲線に形成されている谷部に挟まれた山部の、分子量分布曲線全体に対する面積比率から計算する。
具体的に、図1に示す分子量分布曲線の一例を用いて説明すると、当該分子量分布曲線におけるピーク(A)の面積は、ピーク(A)の立ち上がり点と、ピーク(A)とピーク(B)の間の最も低い谷部、すなわちピーク(A)とピーク(B)との間の極小値を取る位置から降ろした垂線と、前記立ち上がり点と前記垂線との間の分子量分布曲線に囲まれた部分から求める。
分子量分布曲線におけるピーク(B)の面積は、ピーク(A)とピーク(B)の間の最も低い谷部、すなわちピーク(A)とピーク(B)との間の極小値を取る位置から降ろした垂線と、ピーク(B)とピーク(C)の間の最も低い谷部、すなわちピーク(B)とピーク(C)との間の極小値を取る位置から下ろした垂線と、これら二つの垂線の間の分子量分布曲線に囲まれた部分から求める。
分子量分布曲線におけるピーク(C)の面積は、ピーク(B)とピーク(C)の間の最も低い谷部、すなわちピーク(B)とピーク(C)との間の極小値を取る位置から下ろした垂線と、ピーク(C)の立ち上がり点と、前記立ち上がり点と前記垂線との間の分子量分布曲線に囲まれた部分から求める。
なお、分子量分布曲線全体の面積は、図1中、ピーク(A)の立ち上がり点と、ピーク(C)の立ち上がり点と、これらの間の分子量分布曲線に囲まれた領域全体の面積である。
ピーク(A)の面積の下限値は製造上の制約から規定され、ピーク(A)の面積が上記数値範囲にあれば、加工性が良好となり、加硫物製造工程において、加硫前の混練りされたシートの表面肌荒れとシートエッジ部分の荒れが改良された均質なシートが得られ、加工工程でのシート切れ等のトラブルを防ぐことができる。
ピーク(B)のピークトップ分子量が、前記ピーク(A)のピークトップの分子量の1.5倍〜4倍の範囲、より好ましくは1.5倍〜3倍の範囲であることにより、高い破壊強度、耐摩耗性が得られ、かつ良好な加工性が得られる。
ピーク(C)の面積は、分子量分布曲線の全体面積を100%としたとき、上述したように10%以上であり、ピーク(C)のピークトップの分子量が30万以上にあることにより、貯蔵時、輸送時における流動変形の発生を防止でき、製造工程中における搬送や、コンテナへの収納、混練機への搬入が容易になる、という利点が得られる。
ピーク(C)のピークトップ分子量は、30万以上であることが好ましく、より好ましくは40万以上、さらに好ましくは50万以上である。
分子量分布曲線におけるピーク(C)の面積は、10%〜50%の範囲が好ましく、より好ましくは20%〜50%の範囲、さらに好ましくは30%〜50%の範囲である。
ムーニー粘度は、後述する実施例に示すように、ムーニー粘度計を使用して、JIS K6300により、変性共役ジエン系共重合体を、100℃で予熱を1分間行った後に、ローターを毎分2回転させ4分後の粘度を測定することにより得られる。
変性共役ジエン系共重合体組成物のムーニー粘度は、第三段混練工程後の配合物(組成物)を、上記ムーニー粘度測定と同じ測定方法で粘度を測定することにより得られる。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体のムーニー粘度は40〜70程度であることが、加工性と性能バランスの観点から好ましい。ムーニー粘度が40より低くなると、変性共役ジエン系共重合体が、輸送時や保存時に流動変形(塑性変形)してしまい、変性共役ジエン系共重合体組成物を得るための練り段階で、取り扱い性が悪化したり、練り機に入り難くなったりする等の問題が生じるおそれがある。変性共役ジエン系共重合体のムーニー粘度が70以上になると粘度が上がり過ぎて、シリカ等の配合剤の分散不良や変性共役ジエン系共重合体組成物の粘度が上がってしまい、加工性を悪化させるおそれがある。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体は、当該変性共役ジエン系共重合体中のビニル芳香族炭化水素の含有量が20質量%〜50質量%の範囲であることが好ましく、より好ましくは20質量%〜40質量%、さらに好ましくは20質量%〜30質量%である。
ビニル芳香族炭化水素量が上記範囲であると、低ヒステリシスロス性能とウェットスキッド抵抗性能のバランスに優れ、耐摩耗性、破壊強度においても実用上良好な特性を有する変性共役ジエン系共重合体組成物の加硫物を得ることができる。
ビニル芳香族炭化水素の含有量は、分光光度計により測定でき、具体的には、後述する実施例に記載されている方法を参照して求めることができる。
<ビニル結合量>
上述した(工程1)、(工程2)により作製される、本実施形態の変性共役ジエン系共重合体の、共役ジエン結合単位中のビニル結合量は、特に限定されないが、10モル%以上70モル%以下であることが好ましく、25モル%以上65モル%以下であることがより好ましい。
ビニル結合量が上記範囲内であると、低ヒステリシスロス性能とウェットスキッド抵抗性能のバランスに優れ、耐摩耗性、破壊強度においても実用上良好な特性を有する変性共役ジエン系共重合体組成物の加硫物が得られる。
ビニル結合量は、後述する実施例において記載されている方法を参照して測定することができる。
また、本実施形態の変性共役ジエン系共重合体の、共役ジエン結合単位中のビニル結合量が上記範囲にあり、変性共役ジエン系共重合体のガラス転移温度が、−45℃以上−15℃以下の範囲にあるときに、低ヒステリシスロス性能とウェットスキッド抵抗性能のバランスが更に優れた変性共役ジエン系共重合体組成物の加硫物が得られる。
Tgは、後述する実施例において記載されている方法を参照して測定することができる。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体は、後述するように、補強用充填剤としてシリカを配合し、さらには加硫物とした場合に、低ヒステリシスロス性能とウェットスキッド抵抗性能のバランスに優れるものとするために、変性率、すなわち変性剤の官能基が反応している共役ジエン系共重合体の含有量、すなわち変性率が75質量%以上であるものとし、85質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましい。
変性率は、変性成分と非変性成分を分離できるクロマトグラフィーによって測定することができる。
測定方法としては、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で変性成分を吸着できるシリカ系カラムと変性成分を吸着しないポリスチレン系ゲルカラムを用いて、カラムに吸着しない標準ポリスチレンを内標として試料に添加して測定することで、得られたRIの差分から変性率を求めることができる。
具体的には、後述する実施例に記載の方法により測定できる。
本実施形態における変性共役ジエン系共重合体の製造方法は、下記(工程1)、(工程2)の製造工程を有する。
(工程1)
炭化水素溶媒中、アニオン重合開始剤を用いて、共役ジエン系炭化水素とビニル芳香族炭化水素を共重合させて、共役ジエン系共重合体を得る工程。
(工程2)
前記(工程1)で得られた共役ジエン系共重合体の活性末端に、アミノ基とアルコキシシリル基を有する化合物を反応させる工程。
炭化水素溶媒としては、例えば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等が用いられる。
重合に用いるビニル芳香族炭化水素単量体としては、例えば、スチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルエチルベンゼン、ビニルキシレン、ビニルナフタレン、ジフェニルエチレン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは一種のみを単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。これらの中で、スチレンが好ましい。
重合に用いる共役ジエン系炭化水素単量体としては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、3−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘプタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは一種のみを単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。これらの中で、1,3−ブタジエンが好ましい。
アニオン重合開始剤としては、例えば、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert −ブチルリチウム、n−プロピルリチウム、iso−プロピルリチウム、ベンジルリチウム等のモノ有機リチウム化合物挙げられる。
好ましくは、ポリビニル芳香族化合物、共役ジエン系炭化水素及び有機リチウムの3者を反応させることにより得られる多官能アニオン重合開始剤を用いる。
特に、ジビニルベンセン、ジイソプロペニルベンゼンが好ましく、これらのo−,m−,p−の異性体の混合物であってもよい。工業的利用を行う場合には、これら異性体混合物を用いる方が経済的に有利である。
多官能アニオン重合開始剤の調整に用いる共役ジエン系炭化水素としては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、3−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘプタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられ、好ましい単量体としては、1,3−ブタジエンが挙げられる。
多官能アニオン重合開始剤の調整に用いる有機リチウムとしては、例えば、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert −ブチルリチウム、n−プロピルリチウム、iso−プロピルリチウム、ベンジルリチウム等のモノ有機リチウム化合物挙げられ、好ましいモノ有機リチウム化合物としては、n−ブチルリチウムが挙げられる。
前記(工程1)において、共役ジエン系共重合体を製造する際の重合温度は、20℃〜120℃の範囲が好ましく、より好ましくは30℃〜100℃の範囲である。
なお、前記(工程1)においては、ビニル芳香族炭化水素と共役ジエン系炭化水素をランダムに共重合し、重合開始速度を調整して狭い分子量分布を得、共役ジエン系炭化水素のミクロ構造を調整するために、後述する極性化合物を添加してもよい。
極性化合物としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジメトキシベンゼン、2,2−ビス(2−オキソラニル)プロパン等のようなエーテル類、テトラメチルエチレンジアミン、ジピペリジノエタン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、キヌクリジン等のような第三級アミン化合物、カリウム−t−アミラート、カリウム−t−ブチラート等のようなアルカリ金属アルコキシド化合物、トリフェニルホスフィン等のようなホスフィン化合物等が挙げられる。
前記(工程2)においては、(工程1)で得られた共役ジエン系共重合体の活性末端に、アミノ基とアルコキシシリル基を有する化合物を反応させ、変性させる。
共役ジエン系共重合体の活性末端を変性させるアミノ基とアルコキシシリル基を有する化合物としては、上記式(1)に示すような、1つ以上の窒素原子と2つ以上のアルコキシ基で置換されたシリル基を有する化合物や、その他の環状アザシラン化合物を用いることができる。
例えば、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−4−メチルピペラジン、1−[3−(ジエトキシエチルシリル)プロピル]−4−メチルピペラジン、1−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]−3−メチルイミダゾリジン、1−[3−(ジエトキシエチルシリル)プロピル]−3−エチルイミダゾリジン、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−3−メチルヘキサヒドロピリミジン、1−[3−(ジメトキシメチルシリル)プロピル]−3−メチルヘキサヒドロピリミジン、3−[3−(トリブトキシシリル)プロピル]−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン、3−[3−(ジメトキシメチルシリル)プロピル]−1−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン、1−(2−エトキシエチル)−3−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]イミダゾリジン、(2−{3−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]テトラヒドロピリミジン−1−イル}エチル)ジメチルアミン、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−4−(トリメチルシリル)ピペラジン、1−[3−(ジメトキシメチルシリル)プロピル]−4−(トリメチルシリル)ピペラジン、1−[3−(トリブトキシシリル)プロピル]−4−(トリメチルシリル)ピペラジン、1−[3−(ジエトキシエチルシリル)プロピル]−3−(トリエチルシリル)イミダゾリジン、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−3−(トリメチルシリル)イミダゾリジン、1−[3−(ジメトキシメチルシリル)プロピル]−3−(トリメチルシリル)ヘキサヒドロピリミジン、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−3−(トリメチルシリル)ヘキサヒドロピリミジン、1−[4−(トリエトキシシリル)ブチル]−4−(トリメチルシリル)ピペラジン等が挙げられる。
これらの中でも1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−4−メチルピペラジン、1−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]−3−メチルイミダゾリジン、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−3−メチルヘキサヒドロピリミジン、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−4−(トリメチルシリル)ピペラジン、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−3−(トリメチルシリル)イミダゾリジン、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−3−(トリメチルシリル)ヘキサヒドロピリミジンが好ましく用いられ、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−4−メチルピペラジン、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−4−(トリメチルシリル)ピペラジンがより好ましい。
例えば、N−n−ブチル−アザ−2,2−ジメトキシシラシクロペンタン、N−エチル−アザ−2,2−ジエトキシ−4−メチルシラシクロペンタン、N−アリル−アザ−2,2−ジメトキシシラシクロペンタン、1−トリメチルシリル−2,2−ジメトキシ−1−アザ−2−シラシクロペンタン等が挙げられる。
変性反応に用いる変性剤、すなわち上述したアミノ基とアルコキシシリル基を有する化合物の添加タイミングについては、特に制限されるものではないが、前記(工程1)の重合反応温度、又は反応基内圧力がピークに達した後、1分以内に添加するのが好ましい。
変性反応時間についても特に制限されるものではないが、30秒以上反応させることが好ましい。
反応温度については、50℃〜120℃の温度範囲で行うことが好ましく、50℃〜100℃の温度範囲で行うことがより好ましい。
変性剤は、添加した変性剤中のシリル基に結合したアルコキシ基の合計モル数が、多官能アニオン重合開始剤に含まれるリチウムの合計モル数の1倍〜5倍の範囲となるように添加することが好ましく、より好ましくは1倍〜2.5倍の範囲となるように添加することが好ましい。
分子量分布曲線のピーク(A)のピーク面積を好ましくは5%〜19%に抑制する観点から、変性剤の添加速度は、遅い方が好ましい。添加した変性剤中のシリル基に結合したアルコキシ基1モルに対して、単位時間あたり0.8〜1000ミリモル/秒とすることが好ましい。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体組成物は、上述した変性共役ジエン系共重合体100質量部に対して、シリカ系無機充填剤を0.5〜300質量部含有する。
<シリカ系無機充填剤>
シリカ系無機充填剤とは、化学式SiO2、又はSi3Alを構成単位の主成分とする固体粒子のことをいい、例えばシリカ、クレイ、タルク、マイカ、珪藻土、ウォラストナイト、モンモリロナイト、ゼオライト、ガラス繊維等の無機繊維状物質等が挙げられる。
また、表面を疎水化したシリカ系無機充填剤や、シリカ系無機充填剤とシリカ系以外の無機充填剤の混合物も使用できる。
シリカとしては、乾式法ホワイトカーボン、湿式法ホワイトカーボン、合成ケイ酸塩系ホワイトカーボン、コロイダルシリカと呼ばれているもの等が使用できる。これらの中でも湿式シリカが好ましい。
変性共役ジエン系共重合体組成物において、良好な耐摩耗性、破壊特性を得る観点から、シリカ系無機充填剤のBET吸着法で求められる窒素吸着比表面積は、100〜300m2/gであることが好ましく、170〜250m2/gであることがより好ましい。
シリカ系無機充填剤の配合量が変性共役ジエン系重合体100質量部に対し0.5質量部以上であると、補強性充填剤としての機能を有効に発揮でき、300質量部以下であると、変性共役ジエン系重合体中において分散性が良好なものとなり、優れた加工性と、高い機械強度が得られる。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体組成物は、上述した変性共役ジエン系共重合体と、シリカ系充填剤とを混合することにより製造できる。
混合する方法は、特に制限されるものではなく、公知の方法が利用できる。
例えば、オープンロール、バンバリーミキサー、ニーダー、単軸スクリュー押出機、2軸スクリュー押出機、多軸スクリュー押出機等の一般的な混和機を用いた溶融混練方法、各成分を溶解混合後、溶剤を加熱除去する方法等が用いられる。
上記の中でも、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機による溶融混練法が、生産性、良混練性の観点から好ましい。
また、変性共役ジエン系共重合体と、シリカ系無機充填剤は、同時に全量を混練してもよく、それぞれを複数回に分けて混練してもよい。
(加硫剤)
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体組成物は、加硫剤を用いて加硫してもよい。
加硫剤としては、例えば、有機過酸化物及びアゾ化合物等のラジカル発生剤、オキシム化合物、ニトロソ化合物、ポリアミン化合物、硫黄、硫黄化合物が使用できる。
前記硫黄化合物には、一塩化硫黄、二塩化硫黄、ジスルフィド化合物、高分子多硫化合物等が挙げられる。
加硫剤の使用量は、変性共役ジエン系共重合体 100質量部に対し0.01〜20質量部が好ましく、より好ましくは、0.1〜15質量部の割合で用いられる。
これらの加硫促進剤の使用量は、変性共役ジエン系重合体100質量部に対し、0.01〜20質量部が好ましく、より好ましくは0.1〜15質量部の割合で用いられる。
また、加硫助剤として、亜鉛華、ステアリン酸等を必要に応じて使用してもよい。
これらの加硫助剤の使用量は、変性共役ジエン系重合体100質量部に対し、0.01〜20質量部が好ましく、より好ましくは0.1〜15質量部の割合で用いられる。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体組成物においては、加工性を改良するために、ゴム用軟化剤を配合してもよい。
ゴム用軟化剤としては、例えば、鉱物油又は液状若しくは低分子量の合成軟化剤が好ましいものとして挙げられる。
一般にゴムの軟化、増容、加工性向上等の目的で用いられるプロセスオイル又はエクステンダーオイルと呼ばれる鉱物油系ゴム用軟化剤は、芳香族環、ナフテン環、及びパラフィン鎖の混合物であり、パラフィン鎖の炭素数が全炭素中50%以上を占めるものがパラフィン系と呼ばれ、ナフテン環炭素数が30〜45%のものがナフテン系、芳香族炭素数が30% を超えるものが芳香族系と呼ばれる。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体組成物に用いるゴム用軟化剤としては、ナフテン系及び/又はパラフィン系のものが好ましい。
前記合成軟化剤としては、例えば、ポリブテン、低分子量ポリブタジエン等が使用可能であるが、前記鉱物油系ゴム用軟化剤の方が良好な結果を与える。
ゴム量軟化剤の配合量が上記範囲であると、加工性が良好なものとなり、また、ブリードアウトを防止でき、表面にベタツキを生じることも防止できる。
このようなゴム状重合体としては、例えば、共役ジエン系重合体又はその水添物、共役ジエン系化合物とビニル芳香族化合物とのランダム共重合体又はその水添物、非ジエン系重合体、天然ゴムが挙げられる。
具体的には、ブタジエンゴム又はその水添物、イソプレンゴム又はその水添物、スチレン−ブタジエンゴム又はその水添物、スチレン−ブタジエンブロック共重合体又はその水添物、スチレン−イソプレンブロック共重合体又はその水添物等のスチレン系エラストマー、アクリロニトリル−ブタジエンゴム又はその水添物等が挙げられる。
非ジエン系重合体としては、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、エチレン−ブテン−ジエンゴム、エチレン−ブテンゴム、エチエン−ヘキセンゴム、エチレン−オクテンゴム等のオレフィン系エラストマー、ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、α ,β−不飽和ニトリル−アクリル酸エステル−共役ジエン共重合ゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム等が挙げられる。
これらのゴム状重合体は、官能基を付与した変性ゴムであってもよい。
これらは、単独で用いてもよく、複数を組み合わせて用いてもよい。
変性共役ジエン系共重合体に、上述した各種ゴム状重合体を組み合わせ、変性共役ジエン系共重合体組成物を得る場合、ゴム状重合体は、一般に変性共役ジエン系共重合体100質量部に対して1〜400質量部が好ましく、より好ましくは5〜200質量部、さらに好ましくは10〜100質量部の割合で使用される。
本実施形態の変性共役ジエン系共重合体組成物には、発明の効果を損なわない範囲内で、必要に応じて、各種添加剤を配合することができる。
添加剤としては、軟化剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、耐候安定剤、老化防止剤、充填剤、着色剤、滑剤等が挙げられる。
製品の硬さや流動性の調節のために、必要に応じて配合することができる軟化剤としては、流動パラフィン、ヒマシ油、アマニ油等が挙げられる。
充填剤としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム等が挙げられる。
耐熱安定剤、帯電防止剤、耐候安定剤、老化防止剤、着色剤、滑剤としては、公知の材料を適用できる。
実施例及び比較例の試料の分析は、下記に示す方法により行った。
<(1)結合スチレン量>
試料をクロロホルム溶液とし、スチレンのフェニル基によるUV254nmの吸収により結合スチレン量(質量%)を測定した。測定装置としては、JASCO V−550を使用した。
試料を薄膜にして、パーキンエルマージャパン(株)FT−IR Spectrum100を用い、1回反射ATR法(減衰全反射法:attenuated total reflection)で、赤外線スペクトルを600〜1000cm-1の範囲で測定し、所定の波数における吸光度を使い、ハンプトン法の計算式に従い、ブタジエン部分のミクロ構造を求めた。
ポリスチレン系ゲルを充填剤としたカラムを3本連結して用いたGPCを使用して、クロマトグラムを測定し、標準ポリスチレンを使用した検量線により分子量を求め、分子量分布曲線を作成した。
上記分子量分布曲線から、ピークトップの分子量が10万〜30万の範囲にあるピーク(A)の、分子量分布曲線の全体面積に対する面積比率(%)を求めた。
上記分子量分布曲線から、ピークトップの分子量が前記ピーク(A)のピークトップ分子量の1.5倍〜4.0倍の範囲にあるピーク(B)が存在しているかを確認した。
上記分子量分布曲線から、ピークトップの分子量が30万以上のピーク(C)の、分子量分布曲線の全体面積に対する面積比率(%)を求めた。
溶離液としてはテトラヒドロフラン(THF)を使用した。
カラムは、ガードカラム:東ソー TSKguardcolumn HHR−H、カラム:東ソー TSKgel G6000HHR、TSKgel G5000HHR、TSKgel G4000HHRを使用した。
オーブン温度40℃、THF流量1.0mL/分の条件で、RI検出器(東ソー製 HLC8020)を用いて分子量の測定を行った。
試料は20mLのTHFに対して10mgを溶解したものを用い、200μL注入して測定した。
シリカ系ゲルを充填剤としたGPCカラムに、変性した成分が吸着する特性を利用し、試料及び分子量5000の標準ポリスチレン(ポリスチレンはカラムに吸着しない)を含む試料溶液を用いて、前記ポリスチレン系ゲルカラムのGPCと、シリカ系カラム(ガードカラム:DIOL 4.6×12.5mm 5micron、カラム:Zorbax PSM−1000S、PSM−300S、PSM−60S、オーブン温度40℃、THF流量0.5ml/分)のGPC(東ソー製CCP8020シリーズ ビルドアップ型GPCシステム:AS−8020、SD−8022、CCPS、CO−8020、RI−8021)の両クロマトグラムを、RI検出器を用いて測定し、それらの差分よりシリカカラムへの吸着量を測定し変性率を求めた。
試料は、20mLのTHFに対して10mgを標準ポリスチレン5mgとともに溶解し、200μL注入して測定した。
具体的な手順としては、ポリスチレン系カラムを用いたクロマトグラムのピーク面積の全体を100として、サンプルピーク面積をP1、標準ポリスチレンのピーク面積をP2とし、シリカ系カラムを用いたクロマトグラムのピーク面積の全体を100として、サンプルピーク面積をP3、標準ポリスチレンのピーク面積をP4として、変性率(%)は[1−(P2×P3)/(P1×P4)]×100の計算式により算出した。
ムーニー粘度計を使用し、JIS K6300により、変性共役ジエン系共重合体、及び第三混練工程後の変性共役ジエン系共重合体組成物を、100℃で予熱を1分間行った後に、ローターを2回転で回転させ4分後の粘度を測定した。
ISO22768:2006に従い、マックサイエンス社製DSC3200Sを用い、ヘリウム50ml/分の流通下、−100℃〜20℃/分で昇温しながらDSC曲線を記録し、DSC微分曲線のピークトップ(Inflection Point)をガラス転移温度とした。
本実施例、比較例で用いた、多官能アニオン重合開始剤は、以下の方法により調製した。
内容積10Lの攪拌機とジャケットを有するオートクレーブを反応器として使用して、反応器内にシクロヘキサンとノルマルブチルリチウムを添加して洗浄した後、窒素置換を行い、シクロヘキサン4583g、ジビニルベンゼン47.4g、1,3ブタジエン500gを加え、反応器内の温度を40℃に維持した後、n−ブチルリチウム溶液341gを加えて90分間反応させ、反応器内の温度を80℃まで昇温させた。
その後、反応器内で2時間放冷して多官能触媒を調製した。
上記原料のn−ブチルリチウム溶液は、n−ブチルリチウム/シクロヘキサンの重量混合比20/80の溶液とした。
前記ジビニルベンゼンは、m−ジビニルベンゼン、p−ジビニルベンゼン、エチルベンゼン等を含有し、ジビニルベンゼン濃度が57質量%であるジビニルベンゼン混合物(新日鐵化学製)を用いた。
実施例と比較例の変性共役ジエン系共重合体の重合反応は、以下の方法で行った。
内容積40Lの攪拌機とジャケットを有するオートクレーブを反応器として使用して、反応器内にシクロヘキサンとノルマルブチルリチウムを添加して洗浄した後、窒素置換を行い、下記表1に示す工程で、重合反応及び変性反応を行った。
前記n−ブチルリチウム溶液は、n−ブチルリチウム/シクロヘキサンの重量混合比20/80の溶液を使用した。
反応器内にシクロヘキサン20915g、スチレン779g、極性化合物として2,2−ビス(2−オキソラニル)プロパン4.5g、1,3ブタジエン2221gを加え、反応器内の温度を45℃に維持した後、多官能アニオン開始剤204gを加えて重合反応開始後、反応器内のピーク温度が83℃に達して重合反応が終了した。
重合反応終了1分後、反応器内に、変性剤として1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−4−メチルピペラジン5.6gを5秒以内の添加速度でフィードして、10分間の変性反応を行い、変性共役ジエン系重合体を得た。
上述した〔実施例1〕と同様の重合方法により、下記表1に記載の工程と条件に従い、重合反応と変性反応を行い、変性共役ジエン系共重合体を得た。
なお、表1中、重合工程における極性化合物としては2,2−ビス(2−オキソラニル)プロパンを用い、変性剤としては、1−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−4−メチルピペラジンを用いた。
下記表1に示す変性共役ジエン系共重合体を原料ゴムとして、以下に示す配合でゴム組成物を得た。
変性共役ジエン系重合体 70.0質量部
ポリブタジエンゴム(UBEPOL−150) 30.0質量部
シリカ 75.0質量部
(デグサ社製 Ultrasil VN3、窒素吸着比表面積:175m2/g)
カーボンブラック(N339) 5.0質量部
シランカップリング剤(デグサ社製Si69) 7.5質量部
S−RAEオイル
(ジャパンエナジー社製JOMOプロセスNC140) 37.5質量部
亜鉛華 2.5質量部
ステアリン酸 2.0質量部
老化防止剤
(N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン) 2.0質量部
硫黄 1.7質量部
加硫促進剤(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフィンアミド)1.7質量部
加硫促進剤(ジフェニルグアニジン) 1.5質量部
合計 236.4質量部
温度制御装置を付属した密閉混練機(内容量0.3リットル)を使用し、第一段の混練として、充填率65%、ローター回転数50/57rpmの条件で、原料ゴム、充填剤(シリカ及びカーボンブラック)、有機シランカップリング剤、プロセスオイル、亜鉛華、ステアリン酸を混練した。
この際、密閉混合機の温度を制御し、排出温度(配合物)は155〜160℃でゴム組成物を得た。
ついで、第二段の混練として、上記で得た配合物を室温まで冷却後、老化防止剤を加え、シリカの分散を向上させるため再度混練した。
この場合も、混合機の温度制御により排出温度(配合物)を155〜160℃に調整した。
冷却後、第三段の混練として、70℃に設定したオープンロールにて、硫黄、加硫促進剤を混練した。
その後、成型し、160℃で20分間、加硫プレスにて加硫し、後述する方法により所定の物性を測定した。
物性測定結果を下記表1に示した。
<(1)シート肌荒れ(加工性)>
第一段混練工程の配合物、及び第二段混練後の配合物をオープンロールでシート状にして、シートの表面とエッジ部の荒れ状態を目視で観察し、荒れの少ないものを良好として判断した。
<(2)粘弾性パラメータ>
レオメトリックス・サイエンティフィック社製粘弾性試験装置「ARES」を用い、ねじりモードで粘弾性パラメータを測定した。
0℃において周波数10Hz、歪み1%で測定したtanδをウェットスキッド性能の指標とした。指数値が大きいほどウェットスキッド性能が良好であることを示す。
また、50℃において周波数10Hz、歪み5%で測定したtanδを省燃費特性の指標とした。指数値が大きいほど省燃費性能が良好であることを示す。
<(3)引張強さ(破壊強度)>
JIS K6251の引張試験法により測定し、破断強度×破断伸び/2の値を破壊強度とした。
指数値が大きいほど破壊強度が良好であることを示す。
<(4)耐摩耗性>
アクロン摩耗試験機を使用し、荷重6ポンド、1000回転の摩耗量を測定し、指数化した。指数値の大きいほど耐摩耗性が優れることを示す。
Claims (6)
- 共役ジエン系炭化水素とビニル芳香族炭化水素とからなる共役ジエン系共重合体の末端に、アミノ基とアルコキシシリル基を有する変性基を有する変性共役ジエン系共重合体であって、
シリカ系ゲルを充填剤としたGPCカラムに、変性した成分が吸着する特性を利用したゲル浸透クロマトグラフィー測定によるカラムへの吸着量で求めた変性率が、75質量%以上であり、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による測定で得られる分子量分布曲線に、少なくとも3つのピーク(A)、(B)、(C)が存在し、前記分子量分布曲線の全体面積を100%としたときに、ピーク(A)の面積が5〜39%であり、ピーク(C)の面積が10%以上であり、ピーク(A)、(B)、(C)のピークトップ分子量が以下の範囲である変性共役ジエン系共重合体。
ピーク(A):ピークトップの分子量が、10万〜30万の範囲にある。
ピーク(B):ピークトップの分子量が、ピーク(A)のピークトップ分子量の1.5倍〜4.0倍の範囲にある。
ピーク(C):ピークトップの分子量が、30万以上である。 - 前記ビニル芳香族炭化水素の含有量が20〜50質量%である請求項1に記載の変性共役ジエン系共重合体。
- 請求項1に記載の変性共役ジエン系共重合体の製造方法であって、
炭化水素溶媒中、アニオン重合開始剤を用いて、共役ジエン系炭化水素とビニル芳香族炭化水素を共重合させて、共役ジエン系共重合体を得る工程と、
前記共役ジエン系共重合体の活性末端に、アミノ基とアルコキシシリル基を有する化合物を反応させる工程と、
を、有する変性共役ジエン系共重合体の製造方法。 - 前記アニオン重合開始剤が、ポリビニル芳香族化合物、共役ジエン系炭化水素、及び有機リチウムを反応させて得られる多官能アニオン重合開始剤である請求項3に記載の変性共役ジエン系共重合体の製造方法。
- 極性化合物をさらに添加する工程を有する請求項3又は4に記載の変性共役ジエン系共重合体の製造方法。
- 請求項1又は2に記載の変性共役ジエン系共重合体100質量部に対して、シリカ系無機充填剤を0.5〜300質量部を含有する変性共役ジエン系共重合体組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011035993A JP5698560B2 (ja) | 2011-02-22 | 2011-02-22 | 変性共役ジエン系共重合体、その製造方法、及び変性共役ジエン系共重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011035993A JP5698560B2 (ja) | 2011-02-22 | 2011-02-22 | 変性共役ジエン系共重合体、その製造方法、及び変性共役ジエン系共重合体組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012172077A true JP2012172077A (ja) | 2012-09-10 |
| JP5698560B2 JP5698560B2 (ja) | 2015-04-08 |
Family
ID=46975283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011035993A Active JP5698560B2 (ja) | 2011-02-22 | 2011-02-22 | 変性共役ジエン系共重合体、その製造方法、及び変性共役ジエン系共重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5698560B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015111669A1 (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ブロック共重合体組成物及び粘接着剤組成物 |
| WO2018021742A1 (ko) * | 2016-07-26 | 2018-02-01 | 주식회사 엘지화학 | 중합체 변성률 측정 방법 |
| KR20180012202A (ko) * | 2016-07-26 | 2018-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 중합체 변성률 측정 방법 |
| WO2018056025A1 (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | 日本エラストマー株式会社 | 変性共役ジエン系重合体、変性共役ジエン系重合体組成物、タイヤ、及び変性共役ジエン系重合体の製造方法 |
| RU2661220C2 (ru) * | 2013-09-27 | 2018-07-13 | ТРИНСЕО ЮРОП ГмбХ | Модифицированные эластомерные сополимеры с низким содержанием виниловых связей |
| WO2018147312A1 (ja) * | 2017-02-08 | 2018-08-16 | 日本エラストマー株式会社 | 共役ジエン系重合体、共役ジエン系重合体組成物、及びタイヤ |
| KR20190058021A (ko) * | 2017-11-21 | 2019-05-29 | 주식회사 엘지화학 | 고무 조성물 |
| WO2022080236A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | Zsエラストマー株式会社 | 共役ジエン系重合体、ゴム組成物、ゴム架橋物、およびタイヤ |
| WO2022080235A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | Zsエラストマー株式会社 | 共役ジエン系重合体、ゴム組成物、ゴム架橋物、およびタイヤ |
| US11377513B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-07-05 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Conjugated diene polymer and method for producing conjugated diene polymer |
| WO2022230725A1 (ja) * | 2021-04-27 | 2022-11-03 | Zsエラストマー株式会社 | 共役ジエン系重合体、ゴム組成物、ゴム架橋物、およびタイヤ |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101748915B1 (ko) | 2014-11-28 | 2017-06-19 | 주식회사 엘지화학 | 신규 음이온 중합 개시제 및 이를 이용한 공역디엔계 공중합체의 제조방법 |
| KR102124108B1 (ko) | 2017-09-29 | 2020-06-17 | 주식회사 엘지화학 | 중합체의 변성률 측정 방법 |
| KR20190038344A (ko) | 2017-09-29 | 2019-04-08 | 주식회사 엘지화학 | 고무 조성물 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05339312A (ja) * | 1992-06-10 | 1993-12-21 | Sumitomo Chem Co Ltd | ブタジエン系共重合体 |
| WO2007034785A1 (ja) * | 2005-09-22 | 2007-03-29 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | 共役ジエン系重合体およびその製造方法 |
| JP2009030027A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-02-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 共役ジエン系重合体、共役ジエン系重合体の製造方法および共役ジエン系重合体組成物 |
| JP2009091498A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Nippon Zeon Co Ltd | 共役ジエン重合体組成物の製造方法 |
| WO2010044252A1 (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-22 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 変性共役ジエン系重合体、その製造方法、変性共役ジエン系重合体組成物、及びタイヤ |
-
2011
- 2011-02-22 JP JP2011035993A patent/JP5698560B2/ja active Active
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05339312A (ja) * | 1992-06-10 | 1993-12-21 | Sumitomo Chem Co Ltd | ブタジエン系共重合体 |
| WO2007034785A1 (ja) * | 2005-09-22 | 2007-03-29 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | 共役ジエン系重合体およびその製造方法 |
| JP2009030027A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-02-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 共役ジエン系重合体、共役ジエン系重合体の製造方法および共役ジエン系重合体組成物 |
| JP2009091498A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Nippon Zeon Co Ltd | 共役ジエン重合体組成物の製造方法 |
| WO2010044252A1 (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-22 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 変性共役ジエン系重合体、その製造方法、変性共役ジエン系重合体組成物、及びタイヤ |
Cited By (40)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2661220C2 (ru) * | 2013-09-27 | 2018-07-13 | ТРИНСЕО ЮРОП ГмбХ | Модифицированные эластомерные сополимеры с низким содержанием виниловых связей |
| US10047173B2 (en) | 2013-09-27 | 2018-08-14 | Trinseo Europe Gmbh | Low vinyl bond modified elastomeric copolymers |
| US10472514B2 (en) | 2014-01-23 | 2019-11-12 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Block copolymer composition and adhesive composition |
| JPWO2015111669A1 (ja) * | 2014-01-23 | 2017-03-23 | 旭化成株式会社 | ブロック共重合体組成物及び粘接着剤組成物 |
| US20170002190A1 (en) | 2014-01-23 | 2017-01-05 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Block Copolymer Composition and Adhesive Composition |
| CN105934445A (zh) * | 2014-01-23 | 2016-09-07 | 旭化成株式会社 | 嵌段共聚物组合物和粘着粘结剂组合物 |
| WO2015111669A1 (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ブロック共重合体組成物及び粘接着剤組成物 |
| EA033260B1 (ru) * | 2014-01-23 | 2019-09-30 | Асахи Касеи Кабусики Кайся | Блок-сополимерная композиция и клеевая композиция |
| WO2018021742A1 (ko) * | 2016-07-26 | 2018-02-01 | 주식회사 엘지화학 | 중합체 변성률 측정 방법 |
| KR20180012202A (ko) * | 2016-07-26 | 2018-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 중합체 변성률 측정 방법 |
| US10928368B2 (en) | 2016-07-26 | 2021-02-23 | Lg Chem, Ltd. | Method for measuring polymer modification ratio |
| KR102115390B1 (ko) | 2016-07-26 | 2020-05-27 | 주식회사 엘지화학 | 중합체 변성률 측정 방법 |
| WO2018056025A1 (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | 日本エラストマー株式会社 | 変性共役ジエン系重合体、変性共役ジエン系重合体組成物、タイヤ、及び変性共役ジエン系重合体の製造方法 |
| US10822446B2 (en) | 2016-09-23 | 2020-11-03 | Japan Elastomer Co., Ltd. | Modified conjugated diene polymer, modified conjugated diene polymer composition, tire, and method for producing modified conjugated diene polymer |
| JPWO2018056025A1 (ja) * | 2016-09-23 | 2019-07-04 | 日本エラストマー株式会社 | 変性共役ジエン系重合体、変性共役ジエン系重合体組成物、タイヤ、及び変性共役ジエン系重合体の製造方法 |
| KR102186797B1 (ko) * | 2017-02-08 | 2020-12-04 | 닛뽕 엘라스토마 가부시끼가이샤 | 공액 디엔계 중합체, 공액 디엔계 중합체 조성물, 및 타이어 |
| US11248064B2 (en) | 2017-02-08 | 2022-02-15 | Japan Elastomer Co., Ltd. | Conjugated diene polymer, conjugated diene polymer composition, and tire |
| KR20190084345A (ko) * | 2017-02-08 | 2019-07-16 | 닛뽕 엘라스토마 가부시끼가이샤 | 공액 디엔계 중합체, 공액 디엔계 중합체 조성물, 및 타이어 |
| WO2018147312A1 (ja) * | 2017-02-08 | 2018-08-16 | 日本エラストマー株式会社 | 共役ジエン系重合体、共役ジエン系重合体組成物、及びタイヤ |
| US11377513B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-07-05 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Conjugated diene polymer and method for producing conjugated diene polymer |
| KR20190058021A (ko) * | 2017-11-21 | 2019-05-29 | 주식회사 엘지화학 | 고무 조성물 |
| WO2019103457A1 (ko) * | 2017-11-21 | 2019-05-31 | 주식회사 엘지화학 | 고무 조성물 |
| KR102295642B1 (ko) | 2017-11-21 | 2021-08-31 | 주식회사 엘지화학 | 고무 조성물 |
| CN111051361A (zh) * | 2017-11-21 | 2020-04-21 | 株式会社Lg化学 | 橡胶组合物 |
| JP2020529496A (ja) * | 2017-11-21 | 2020-10-08 | エルジー・ケム・リミテッド | ゴム組成物 |
| US11680153B2 (en) | 2017-11-21 | 2023-06-20 | Lg Chem, Ltd. | Rubber composition |
| EP4230432A4 (en) * | 2020-10-15 | 2024-11-06 | ZS Elastomers Co., Ltd. | CONJUGATED DIENE POLYMER, RUBBER COMPOSITION, CROSSLINKED RUBBER PRODUCT AND TIRE |
| CN116472185B (zh) * | 2020-10-15 | 2026-01-06 | 日本瑞翁株式会社 | 共轭二烯系聚合物、橡胶组合物、橡胶交联物和轮胎 |
| WO2022080235A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | Zsエラストマー株式会社 | 共役ジエン系重合体、ゴム組成物、ゴム架橋物、およびタイヤ |
| KR102958232B1 (ko) | 2020-10-15 | 2026-04-27 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | 공액 디엔계 중합체, 고무 조성물, 고무 가교물, 및 타이어 |
| JP7838484B2 (ja) | 2020-10-15 | 2026-04-01 | 日本ゼオン株式会社 | 共役ジエン系重合体、ゴム組成物、ゴム架橋物、およびタイヤ |
| JPWO2022080236A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | ||
| CN116472185A (zh) * | 2020-10-15 | 2023-07-21 | 瑞住合成橡胶株式会社 | 共轭二烯系聚合物、橡胶组合物、橡胶交联物和轮胎 |
| WO2022080236A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | Zsエラストマー株式会社 | 共役ジエン系重合体、ゴム組成物、ゴム架橋物、およびタイヤ |
| EP4230433A4 (en) * | 2020-10-15 | 2024-11-20 | ZS Elastomers Co., Ltd. | Conjugated-diene-based polymer, rubber composition, cross-linked rubber object, and tire |
| TWI900675B (zh) * | 2020-10-15 | 2025-10-11 | 日商日本瑞翁股份有限公司 | 共軛二烯系聚合物、橡膠組成物、橡膠交聯物及輪胎 |
| JPWO2022080235A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | ||
| JP7823579B2 (ja) | 2020-10-15 | 2026-03-04 | 日本ゼオン株式会社 | 共役ジエン系重合体、ゴム組成物、ゴム架橋物、およびタイヤ |
| JPWO2022230725A1 (ja) * | 2021-04-27 | 2022-11-03 | ||
| WO2022230725A1 (ja) * | 2021-04-27 | 2022-11-03 | Zsエラストマー株式会社 | 共役ジエン系重合体、ゴム組成物、ゴム架橋物、およびタイヤ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP5698560B2 (ja) | 2015-04-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5698560B2 (ja) | 変性共役ジエン系共重合体、その製造方法、及び変性共役ジエン系共重合体組成物 | |
| KR101281312B1 (ko) | 변성 공액 디엔계 중합체, 그의 제조 방법, 변성 공액 디엔계 중합체 조성물, 및 타이어 | |
| CN107636023B (zh) | 改性共轭二烯系聚合物及其制造方法、橡胶组合物以及轮胎 | |
| TWI648294B (zh) | Modified conjugated diene polymer, rubber composition, and tire | |
| JP5348763B2 (ja) | 変性共役ジエン−芳香族ビニル共重合体、その製造方法、及びその共重合体組成物 | |
| KR102826210B1 (ko) | 수소 첨가 공액 디엔계 중합체, 수소 첨가 공액 디엔계 중합체 조성물, 및 고무 조성물 그리고 수소 첨가 공액 디엔계 중합체의 제조 방법 | |
| KR102048919B1 (ko) | 변성 공액디엔계 중합체 및 이를 포함하는 고무 조성물 | |
| JP5964570B2 (ja) | 変性共役ジエン系重合体の製造方法、変性共役ジエン系重合体、変性共役ジエン系重合体組成物、及びタイヤ | |
| JP5964571B2 (ja) | 変性共役ジエン系重合体の製造方法、変性共役ジエン系重合体、及び変性共役ジエン系重合体組成物、及びタイヤ | |
| JP5971916B2 (ja) | 変性共役ジエン系重合体、その製造方法、変性共役ジエン系重合体組成物、及びタイヤ | |
| KR102141469B1 (ko) | 변성 공액 디엔계 중합체 및 그의 고무 조성물, 그리고 타이어 | |
| WO2016133154A1 (ja) | 変性共役ジエン系重合体及びその製造方法、ゴム組成物、並びにタイヤ | |
| CN101495522A (zh) | 改性共轭二烯系聚合物及其制造方法 | |
| JPWO2007081026A1 (ja) | ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ | |
| CN107075183A (zh) | 充气轮胎 | |
| JP2025175015A (ja) | 共役ジエン系重合体及びその製造方法、並びにゴム組成物。 | |
| WO2019221179A1 (ja) | 冬用タイヤトレッド用ゴム組成物および冬用空気入りタイヤ | |
| JP5534913B2 (ja) | 変性共役ジエン系ゴム組成物及び変性共役ジエン系ゴム組成物の製造方法 | |
| CN114058151A (zh) | 共轭二烯系聚合物组合物 | |
| JP5535877B2 (ja) | 変性共役ジエン系共重合体、その製造方法、及び変性共役ジエン系共重合体組成物 | |
| JP5844575B2 (ja) | 変性共役ジエン系重合体の製造方法、変性共役ジエン系重合体、変性共役ジエン系重合体組成物、及びタイヤ | |
| KR102922020B1 (ko) | 변성 공액디엔계 공중합체 및 이를 포함하는 고무 조성물 | |
| KR102890267B1 (ko) | 변성 공액디엔계 공중합체 및 이를 포함하는 고무 조성물 | |
| KR102059670B1 (ko) | 변성제, 이를 이용한 변성 공액디엔계 중합체의 제조방법 및 변성 공액디엔계 중합체 | |
| JP2013043978A (ja) | 変性共役ジエン系重合体の製造方法、変性共役ジエン系重合体、変性共役ジエン系重合体組成物、及びタイヤ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140210 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140716 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140724 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150127 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150213 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5698560 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |