JP2012177656A - シャント抵抗式電流センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】熱膨張差による耐久性の問題を改善すると共にコスト面においても改善を図ることが可能なシャント抵抗式電流センサを提供する。
【解決手段】シャント抵抗式電流センサ1は、略平板形状のバスバ10と、バスバ10上に設置された配線基板20と、配線基板20上に設置され、バスバ10に流れる被測定電流の大きさを検出するために配線基板20に印加される電圧値を検出する電圧検出IC30とを備えている。また、バスバ10は、平板部から、その一部が立ち上げられて片持ち状に形成された接続端子部11を4つ有し、接続端子部11の自由端側に前記配線基板が搭載されて電気接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シャント抵抗式電流センサに関する。
従来、パルス電流や交流大電流等を測定するため、抵抗値が既知なシャント抵抗に被測定電流を流し、このシャント抵抗に生じる電圧降下を測定するシャント抵抗式電流センサが提案されている。このようなシャント抵抗式電流センサは、電圧降下を測定する際、電圧降下を測定するための電圧検出IC等が搭載される配線基板とシャント抵抗とを接続する必要がある。よって、シャント抵抗がバスバである場合、バスバと配線基板とを接続する必要がある。
しかし、バスバと配線基板とはそれぞれ熱膨張率が異なるため、熱膨張差によりバスバと配線基板とに応力が掛かってしまい、耐久性に問題が生じてしまう。そこで、熱膨張差による耐久性問題を改善するシャント抵抗式電流センサが提案されている(特許文献1及び2参照)。
特開2005−188972号公報 特開2005−188973号公報
しかし、特許文献1及び2に記載のシャント抵抗式電流センサは、可とう性が高い高価なフレキシブル配線板(配線基板)を使用したり、ピン状の接続部材が必要となったりするため、コスト面で改善の余地があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、熱膨張差による耐久性の問題を改善すると共にコスト面においても改善を図ることが可能なシャント抵抗式電流センサを提供することにある。
本発明のシャント抵抗式電流センサは、略平板形状のバスバと、前記バスバ上に設置された配線基板と、前記配線基板上に設置され、前記バスバに流れる被測定電流の大きさを検出するために配線基板に印加される電圧値を検出する電圧検出手段と、を備え、前記バスバは、平板部から、その一部が立ち上げられて片持ち状に形成された接続端子部を少なくとも2つ有し、当該接続端子部の自由端側に前記配線基板が搭載されて電気接続されていることを特徴とする。
本発明のシャント抵抗式電流センサによれば、バスバは、平板部から、その一部が立ち上げられて片持ち状に形成された接続端子部を少なくとも2つ有し、当該接続端子部の自由端側に配線基板が搭載されている。このため、仮にバスバと配線基板との熱膨張差により応力が発生したとしても、その応力が片持ち状に形成される接続端子部の弾性力により緩和される。よって、熱膨張差による耐久性の問題を改善することができる。また、配線基板を可とう性が高く高価なフレキシブル配線基板等にする必要がなく、しかも、接続端子部はバスバの平板部から、その一部が立ち上げられて形成されているため、ピン状の接続部材も必要がない。よって、コスト面で改善を図ることができる。
また、本発明のシャント抵抗式電流センサにおいて、バスバを平面視した場合において、前記少なくとも2つの接続端子部の総面積は、前記バスバのうち前記少なくとも2つの接続端子部を除く部位の総面積よりも小さくされていることが好ましい。
このシャント抵抗式電流センサによれば、バスバを平面視した場合において、少なくとも2つの接続端子部の総面積は、バスバのうち少なくとも2つの接続端子部を除く部位の総面積よりも小さくされている。このため、バスバに流れる電流の有効断面積が小さくなり過ぎず、被測定電流の流れに与える影響を極力抑えることができる。
また、本発明のシャント抵抗式電流センサにおいて、接続端子部それぞれは、幅方向の大きさが長さ方向の大きさよりも小さくされていることが好ましい。
このシャント抵抗式電流センサによれば、接続端子部それぞれは、幅方向の大きさが長さ方向の大きさよりも小さくされているため、接続端子部が撓みやすくなり応力を緩和し易くすることができる。
また、本発明のシャント抵抗式電流センサにおいて、接続端子部それぞれは、その一部が切り取られて他の部位より幅方向に細くされた細部が形成されていることが好ましい。
このシャント抵抗式電流センサによれば、接続端子部それぞれは、その一部が切り取られて他の部位より幅方向に細くされた細部が形成されているため、細部により一層応力を緩和し易くすることができる。
本発明によれば、熱膨張差による耐久性の問題を改善すると共にコスト面においても改善を図ることが可能なシャント抵抗式電流センサを提供することができる。
本発明の実施形態に係るシャント抵抗式電流センサを示す側面図である。 本発明の実施形態に係るシャント抵抗式電流センサを示す上面図である。 本実施形態に係るバスバを示す上面図である。 変形例に係るバスバを示す上面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るシャント抵抗式電流センサを示す側面図であり、図2は、本発明の実施形態に係るシャント抵抗式電流センサを示す上面図である。同図に示すシャント抵抗式電流センサ1は、バスバ10と、配線基板20と、電圧検出IC(電圧検出手段)30とを備えている。
バスバ10は、略平板形状の導電部材であって、例えば銅マンガン合金や銅ニッケル合金などにより構成されている。このバスバ10は、平板形状の鋼材からプレス成形により所望の形状に形成される。また、バスバ10はシャント抵抗の役割を果たし、被測定電流が流れるようになっている。
配線基板20は、所定の回路パターン21を有し、バスバ10上に設置されて回路パターン21に被測定電流の一部が流れる構成となっている。また、配線基板20は、4つのスルーホール22a,22bを備え、スルーホール22a,22bを介してバスバ10と電気接続されている。
電圧検出IC30は、配線基板20の回路パターン21上に設置され、バスバ10に流れる被測定電流の大きさを検出するために回路パターン21に印加される電圧値を検出するものである。この電圧検出IC30による電圧値の検出により、バスバ10に生じる電圧降下が測定される。
ここで、バスバ10は、4つの接続端子部11を有している。接続端子部11は、バスバ10の平板部から、その一部が立ち上げられて片持ち状に形成されている。これら接続端子部11は、4つのスルーホール22a,22bに対応した位置に形成されており、その自由端側がスルーホール22a,22bと半田付け等により電気接続される構成となっている。
なお、本実施形態において接続端子部11は4つであるが、特にこれに限らず、少なくとも2つあればよい。すなわち、配線基板20への電圧入力1側と入力2側の少なくとも2つあればよい。また、スルーホール22a,22bについても接続端子部11に対応して少なくとも2つあればよい。
また、バスバ10を平面視した場合(すなわち図2に示す上面視した場合)において、4つの接続端子部11の総面積は、バスバ10のうち4つの接続端子部11を除く部位の総面積よりも小さくされている。これにより、バスバ10に流れる電流の有効断面積が小さくなり過ぎず、被測定電流の流れに与える影響を極力抑えることができる。特に、接続端子部11の大きさは上記理由から極力小さいことが望ましい。
また、接続端子部11それぞれは、幅方向の大きさが長さ方向の大きさよりも小さくされている。すなわち、接続端子部11は、細くされていることが望ましい。
次に、本実施形態に係るシャント抵抗式電流センサ1の作用を説明する。まず、熱の影響によりバスバ10及び配線基板20の双方が熱膨張したとする。このとき、バスバ10と配線基板20との素材が異なることから、熱膨張率も異なることとなる。このため、膨張率差により応力が発生し、バスバ10と配線基板20とを電気的接続する接合部(すなわち半田部位)が破損して、電気的な接続がとれなくなってしまう可能性がある。
しかし、本実施形態に係るシャント抵抗式電流センサ1は接続端子部11を備えている。しかも、接続端子部11はバスバ10の平板部から、その一部が立ち上げられて片持ち状とされている。このため、接続端子部11の弾性力により応力が緩和されることとなる。これにより、接合部が応力により破損してしまう事態が抑制されることとなる。
また、配線基板20を可とう性が高く高価なフレキシブル配線基板等にする必要がない。すなわち、配線基板20自体が応力を緩和するものにする必要がない。しかも、接続端子部11はバスバ10の平板部から、その一部が立ち上げられて形成されているため、ピン状の接続部材も必要がない。
さらに、接続端子部11は幅方向の大きさが長さ方向の大きさよりも小さくされていることから形状が細くなり、より応力を緩和しやすくなり、一層接合部の破損を防止することができる。
加えて、接続端子部11をバスバ10の平面部よりも高くしているため、バスバ10と配線基板20との接触も避けることとなる。
このようにして、本実施形態に係るシャント抵抗式電流センサ1によれば、バスバ10は、平板部から、その一部が立ち上げられて片持ち状に形成された接続端子部11を4つ有し、当該接続端子部11の自由端側に配線基板20が搭載されている。このため、仮にバスバ10と配線基板20との熱膨張差により応力が発生したとしても、その応力が片持ち状に形成される接続端子部11の弾性力により緩和される。よって、熱膨張差による耐久性の問題を改善することができる。また、配線基板20を可とう性が高く高価なフレキシブル配線基板等にする必要がなく、しかも、接続端子部11はバスバ10の平板部から、その一部が立ち上げられて形成されているため、ピン状の接続部材も必要がない。よって、コスト面で改善を図ることができる。
また、バスバ10を平面視した場合において、4つの接続端子部11の総面積は、バスバ10のうち4つの接続端子部11を除く部位の総面積よりも小さくされている。このため、バスバ10に流れる電流の有効断面積が小さくなり過ぎず、被測定電流の流れに与える影響を極力抑えることができる。
また、接続端子部11それぞれは、幅方向の大きさが長さ方向の大きさよりも小さくされているため、接続端子部11が撓みやすくなり応力を緩和し易くすることができる。
また、配線基板20は電圧入力1側(スルーホール22a)と電圧入力2側(スルーホール22b)とがそれぞれ複数形成されているため、万が一応力により接合部が破損してしまったとしても、他の接合部が機能することとなり、測定を継続することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態に係るシャント抵抗式電流センサ1において、接続端子部11は上記実施形態に係る形状に限定されるものではない。図3は、本実施形態に係るバスバ10を示す上面図であり、図4は、変形例に係るバスバ10を示す上面図である。
図3に示すように、上記実施形態において接続端子部11は、バスバ10から立ち上げられ片持ち状に形成されている。しかし、図4に示すようにされていてもよい。すなわち、接続端子部12は、バスバ10から立ち上げられ片持ち状に形成された後、その一部が切り取られ他の部位よりも幅方向に小さくされた細部12aを有していてもよい。これにより、一層応力を緩和し易くできるからである。
なお、図4に示す例において細部12aは、接続端子部12の両側から略半円形に切り取られて形成されているが、特に略半円形に限らず、略長方形や略正方形など、他の形状に切り取られてもよい。
1…シャント抵抗式電流センサ
10…バスバ
11,12…接続端子部
12a…細部
20…配線基板
21…回路パターン
22…スルーホール
30…電圧検出IC(電圧検出手段)

Claims (4)

  1. 略平板形状のバスバと、
    前記バスバ上に設置された配線基板と、
    前記配線基板上に設置され、前記バスバに流れる被測定電流の大きさを検出するために配線基板に印加される電圧値を検出する電圧検出手段と、を備え、
    前記バスバは、平板部から、その一部が立ち上げられて片持ち状に形成された接続端子部を少なくとも2つ有し、当該接続端子部の自由端側に前記配線基板が搭載されて電気接続されている
    ことを特徴とするシャント抵抗式電流センサ。
  2. 前記バスバを平面視した場合において、前記少なくとも2つの接続端子部の総面積は、前記バスバのうち前記少なくとも2つの接続端子部を除く部位の総面積よりも小さくされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシャント抵抗式電流センサ。
  3. 前記接続端子部それぞれは、幅方向の大きさが長さ方向の大きさよりも小さくされている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のシャント抵抗式電流センサ。
  4. 前記接続端子部それぞれは、その一部が切り取られて他の部位より幅方向に細くされた細部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシャント抵抗式電流センサ。
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