JP2012177823A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿カバーの回動時に、原稿載置台に載置された原稿の位置ずれを防止する機構を備えつつも、原稿の正確な載置が当該機構によって妨げられない機構を提供する。
【解決手段】原稿が載置される透明部材23を備えた原稿台22と、透明部材23を露出する開姿勢、透明部材23を覆う閉姿勢、及び開姿勢と閉姿勢との間であって透明部材23を露出する中間姿勢に回動可能な原稿カバー24と、原稿カバー24の下面から突出する突出姿勢、及び原稿カバー24に没入される没入姿勢に姿勢変化可能な押さえ部材80と、原稿カバー24が中間姿勢であるときに押さえ部材80を突出姿勢とし、原稿カバー24の中間姿勢から開姿勢への回動に連動して押さえ部材80を没入姿勢とし、カバー部材80が中間姿勢よりも閉姿勢側であるときに、押さえ部材80を透明部材23との当接によって没入姿勢へ姿勢変化可能とする連動機構85と、を備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、原稿載置台に載置された原稿の画像の読み取りが可能な画像読取装置に関する。
従来より、ガラス板などの透明部材が上面に設けられた原稿載置台を備え、透明部材に載置された原稿の画像を読み取ることができる画像読取装置が知られている。このような画像読取装置の多くは、原稿載置台の上方に、回動可能な原稿カバーを備えている。ユーザは、原稿カバーが上方に回動された状態、つまり原稿カバーが開かれた状態で、原稿を透明部材に載置する。その後、ユーザは、原稿カバーを下方に回動させる。これにより、透明部材及び原稿が、原稿カバーによって覆われる。この状態において、原稿の画像は、透明部材の下方に配置されたイメージセンサによって読み取られる。
しかし、上述のように構成された画像読取装置においては、原稿カバーが回動される際に生じる風圧によって、透明部材に載置された原稿の位置がずれてしまうおそれがある。このような問題を防止するため、例えば、特許文献1には、上記の原稿カバーに加えて、原稿の一部のみを押さえる第2の原稿カバーを備えた原稿読取装置が開示されている。当該原稿読取装置においては、原稿が原稿載置台に載置された後であって原稿カバーが回動される前に、原稿の一部を第2の原稿カバーによって押さえることができる。これにより、原稿カバーが回動される際に風圧が生じても、原稿の位置がずれることが防止可能である。
昭62−47267号公報
しかし、特許文献1に記載された原稿読取装置においては、特許文献1の図1及び図3に示されるように、原稿が原稿載置台に載置される際、第2の原稿カバーが原稿載置台の視認の妨げとなってしまう。このため、原稿を原稿載置台に正確に載置することが困難である。
また、原稿が原稿載置台に載置された後、ユーザは、第2の原稿カバーで原稿を押さえるために、第2の原稿カバーを手動で下方へ回動させる必要がある。また、原稿が原稿載置台に載置されるとき或いは原稿が原稿載置台に載置された後に、原稿載置台及び原稿が視認されるために、ユーザは、第2の原稿カバーを手動で上方へ回動させる必要がある。つまり、特許文献1に記載された原稿読取装置においては、ユーザに余計な操作を強いてしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、原稿カバーの回動時に、原稿載置台に載置された原稿の位置がずれることを防止する機構を備えつつも、原稿を原稿載置台に正確に載置することが当該機構によって妨げられることのない画像読取装置を提供することにある。
(1) 本発明の画像読取装置は、上面に原稿が載置される透明部材が設けられた原稿載置台と、上記透明部材を介して原稿の画像読取りを行う読取部と、上記原稿載置台の上方に、第1軸を中心として回動可能に設けられており、上記透明部材を露出する第1姿勢、上記透明部材の上面を覆う第2姿勢、及び上記第1姿勢と上記第2姿勢との間であって上記透明部材を露出する第3姿勢に回動可能なカバー部材と、上記カバー部材の下面側に設けられており、上記カバー部材の下面から突出する第4姿勢、及び上記カバー部材に没入される第5姿勢に姿勢変化可能な押さえ部材と、上記カバー部材の回動に連動して上記押さえ部材を姿勢変化させるものであって、上記カバー部材が上記第3姿勢であるときに上記押さえ部材を上記第4姿勢とし、上記カバー部材が上記第3姿勢から上記第1姿勢へ回動されることに連動して上記押さえ部材を上記第5姿勢とし、上記カバー部材が上記第3姿勢よりも上記第2姿勢側であるときに、上記押さえ部材を上記透明部材との当接によって上記第5姿勢へ姿勢変化可能とする連動機構と、を備えている。
カバー部材が第1姿勢の場合、押さえ部材は連動機構によって第5姿勢へ姿勢変化される。これにより、透明部材に載置される原稿を視認することが容易となる。カバー部材が第1姿勢から第3姿勢へ回動されると、押さえ部材は連動機構によって第4姿勢へ回動される。更に、カバー部材が第3姿勢から第2姿勢側へ回動されると、押さえ部材は透明部材と当接する。これにより、透明部材に載置された原稿が、押さえ部材によって押さえられる。その結果、原稿の位置がカバー部材の回動時にずれることが防止可能となる。カバー部材が第3姿勢から第2姿勢へ回動されると、押さえ部材は連動機構によって第5姿勢へ回動される。これにより、透明部材に載置された原稿は、カバー部材及び押さえ部材によって覆われる。
(2) 上記連動機構は、上記カバー部材に設けられており、上記カバー部材が上記第3姿勢及び上記第3姿勢よりも上記第1姿勢側であるときに、上記カバー部材の上記第2姿勢から上記第1姿勢への回動向きの上流側から上記押さえ部材に当接される第1当接部を更に備えている。上記押さえ部材は、上記第1当接部と当接されることによって、上記透明部材から離間してもよい。
上述の構成によれば、押さえ部材が透明部材を覆っている状態において、第1当接部が押さえ部材を押すことによって、押さえ部材は透明部材から離間される。つまり、当接させて押すという簡易な手段によって、押さえ部材を姿勢変化させることができる。
(3) 上記押さえ部材の重心の位置は、上記カバー部材が上記第3姿勢よりも上記第1姿勢側であるときに、上記第5姿勢側に重力が作用する位置である。
上述の構成によれば、カバー部材が第3姿勢よりも第1姿勢側に回動されることに連動して、押さえ部材は重力の作用によってカバー部材に没入可能である。
(4) 上記連動機構は、上記カバー部材に設けられており、上記カバー部材が上記第3姿勢及び上記第3姿勢よりも上記第1姿勢側であるときに、上記カバー部材の上記第2姿勢から上記第1姿勢への回動向きの上流側から上記押さえ部材に当接される第1当接部と、上記原稿載置台に設けられた第2当接部と、上記第1軸と同方向に延び且つ上記カバー部材に回転可能に取り付けられた第2軸を中心として回動可能であり、上記カバー部材が上記第3姿勢及び上記第3姿勢よりも上記第1姿勢側であるときに上記第2当接部と当接され、上記カバー部材が上記第3姿勢及び上記第1姿勢の間を回動する過程において、上記第2当接部に押されることによって回動する第1回動部材と、上記第2軸と同方向に延び且つ上記カバー部材に回転可能に取り付けられた第3軸を中心として回動可能であり、上記第1回動部材の回動によって回動するように上記第1回動部材と連結されており、回動することによって上記押さえ部材を上記カバー部材の回動向きと同じ向きへ回動させるように上記押さえ部材と連結されている第2回動部材と、を備えている。
カバー部材が第2姿勢から第3姿勢へ回動されると、カバー部材に設けられた第1当接部が、カバー部材の回動向きの上流側から押さえ部材と当接される。また、カバー部材が第2姿勢から第3姿勢へ回動されると、当該回動に伴って移動したカバー部材に設けられた第1回動部材が、第2当接部と当接される。
カバー部材が第3姿勢から第1姿勢側へ回動されると、押さえ部材は、第1当接部に押されることによって、カバー部材と同じ向きに回動される。また、カバー部材が第3姿勢から第1姿勢側へ回動されると、第1回動部材は、第2当接部に押されることによって回動する。第1回動部材と連結された第2回動部材は、第1回動部材の回動に伴って回動される。第2回動部材と連結された押さえ部材は、第2回動部材の回動に伴って、カバー部材と同じ向きに回動される。なお、カバー部材が第1姿勢から第3姿勢側へ回動される場合、上記と同様の動作によって、押さえ部材はカバー部材と同じ向きに回動される。
つまり、押さえ部材は、第1当接部に押されることによって回動されるだけでなく、第2回動部材の回動に伴って回動される。よって、押さえ部材は、カバー部材が第3姿勢及び第1姿勢の間を回動される間に、第4姿勢及び第5姿勢の間を回動可能である。以上より、本構成によれば、連動機構の動作が好適に実現可能である。
(5) 上記連動機構は、上記押さえ部材を上記第4姿勢側に付勢する付勢部材を更に備えていてもよい。
上述の構成によれば、押さえ部材を透明部材及び透明部材に載置された原稿に押しつけることができる。よって、原稿載置台に載置された原稿の位置がずれることが低減可能である。
(6) 上記カバー部材は、上記原稿載置台に対して上下方向に移動可能に上記原稿載置台と係合されている。
上述の構成によれば、原稿載置台の透明部材に厚みのある原稿が載置された状態で、カバー部材が第1姿勢から第2姿勢に回動された場合、カバー部材、及びカバー部材に設けられている押さえ部材は、原稿載置台に対して上向きに移動する。よって、上述の構成によれば、厚みのある原稿が透明部材に載置される場合に、押さえ部材が邪魔になることが防止可能である。
(7) 上記透明部材は、上面の一部に、上記読取部による画像読取りが可能な最小サイズの原稿が載置される最小サイズ原稿載置領域を有している。上記押さえ部材は、その下面の全てが上記最小サイズ原稿載置領域内において上記透明部材と当接する位置に設けられている。
上述の構成によれば、押さえ部材の下面とカバー部材の下面との境界部が、透明部材に載置された原稿の外側にはみ出さない。これにより、読取部が透明部材を介して原稿の画像読取りを行う際、当該境界部が読み取られてしまうことが防止できる。
本発明の画像読取装置は、押さえ部材及び連動機構を備えている。そして、カバー部材の回動時に原稿載置台に載置された原稿の位置がずれることが、押さえ部材及び連動機構によって防止可能である。また、本発明の画像読取装置においては、カバー部材が第1姿勢の場合、押さえ部材は連動機構によって第5姿勢へ回動される。よって、透明部材に載置される原稿を視認することが容易となる。したがって、原稿を原稿載置台に正確に載置することが、押さえ部材によって妨げられることが防止可能である。
図1は、複合機10の外観斜視図であり、(A)には原稿カバー24が閉姿勢の状態が示されており、(B)には原稿カバー24が中間姿勢の状態が示されている。 図2は、複合機10の外観斜視図であり、(A)には原稿カバー24が中間姿勢及び開姿勢の間の状態が示されており、(B)には原稿カバー24が開姿勢の状態が示されている。 図3は、スキャナ部12の平面図及び断面図であり、(A)には原稿カバー24の平面図が示されており、(B)には図3(A)のA−A線断面図が示されている。 図4は、下部カバー60Bの外観斜視図である。 図5は、図4において各部品が分解された状態の分解斜視図である。 図6は、図3(A)のB−B線断面図であり、(A)には原稿カバー24が閉姿勢の状態が示されており、(B)には原稿カバー24が中間姿勢の状態が示されている。 図7は、図3(A)のB−B線断面図であり、(A)には原稿カバー24が中間姿勢及び開姿勢の間の状態が示されており、(B)には原稿カバー24が開姿勢の状態が示されている。 図8は、図3(A)のC−C線断面図であり、(A)には原稿カバー24が閉姿勢の状態が示されており、(B)には原稿カバー24が中間姿勢の状態が示されている。 図9は、図3(A)のC−C線断面図であり、(A)には原稿カバー24が中間姿勢及び開姿勢の間の状態が示されており、(B)には原稿カバー24が開姿勢の状態が示されている。 図10は、変形例における図3(A)のB−B線断面を模式的に示した図であり、(A)には原稿カバー24が閉姿勢の状態が示されており、(B)には原稿カバー24が中間姿勢の状態が示されており、(C)には原稿カバー24が中間姿勢及び開姿勢の間の状態が示されており、(D)には原稿カバー24が開姿勢の状態が示されている。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、ベクトルにおいて矢印を考慮して起点から終点に向かう進みが向きと表現され、ベクトルにおいて矢印を考慮せずに起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、以下の説明では、複合機10が使用可能に設置された状態(図1(A)の状態)を基準として上下方向7が定義され、本体開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。
[複合機10]
図1(A)に示されるように、複合機10は、概ね薄型の直方体に形成されている。複合機10は、その上部に、記録用紙などの原稿(本発明の原稿の一例)に記録された画像をイメージセンサ(不図示、本発明の読取部の一例)によって読み取って画像データを取得するスキャナ部12(本発明の画像読取装置の一例)を備えている。また、複合機10は、その下部に、上記画像データなどに基づいて、記録用紙などの被記録媒体に画像を記録するプリンタ部11を備えている。複合機10は、正面に本体開口13が形成された筐体14を有している。給紙トレイ20及び排紙トレイ21が、本体開口13から前後方向8に挿抜可能である。給紙トレイ20には、所望のサイズの被記録媒体が載置される。
[プリンタ部11]
プリンタ部11は、被記録媒体が通過する搬送路(不図示)と、搬送路に設けられており、被記録媒体を搬送する少なくとも一つのローラ対(不図示)と、外部機器から受信した画像データ、或いはスキャナ部12によって原稿から読み取られた画像データなどに基づいて、被記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方式の記録部(不図示)と、を備えている。なお、記録部は、インクジェット記録方式に限らず、例えば電子写真方式であってもよい。
[搬送路]
搬送路は、複合機10に装着された給紙トレイ20の奥側(複合機10の後側)から上方且つ複合機10の正面側(前側)へ曲がった湾曲路と、湾曲路と連続して形成されており、複合機10の背面側(後側)から正面側に延びた直線路とで構成されている。直線路は、湾曲路との連結部から記録部の下側を通過して排紙トレイ21の上側まで延びている。給紙トレイ20から給送ローラ(不図示)によって湾曲路に給送された被記録媒体は、ローラ対によって湾曲路及び直線路を介して搬送された後、排紙トレイ21の上側へ排出される。搬送路は、所定間隔を隔てて互いに対向する2つのガイド部材(不図示)により区画されることによって形成されている。
[記録部]
記録部は、直線路の上側に配置されている。記録部は、直線路に対向可能な位置に設けられた記録ヘッド(不図示)と、記録ヘッドを搭載したキャリッジ(不図示)とを備えている。記録ヘッドには、インクカートリッジ(不図示)から供給されたインクを直線路に向けて吐出するための複数のノズルが形成されている。キャリッジは、左右方向9に往復移動可能に構成されている。キャリッジが左右方向9へ往復移動されながら、インクがノズルから直線路に沿って搬送される被記録媒体に吐出される。これにより、被記録媒体に画像が記録される。
[スキャナ部12]
図1及び図2に示されるように、スキャナ部12は、フラットベッドスキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)として機能する。スキャナ部12は、上面に原稿が載置される原稿台22(本発明の原稿載置台の一例)と、原稿の画像読取りを行うイメージセンサと、原稿を覆うことが可能な原稿カバー24(本発明のカバー部材の一例)と、原稿カバー24と共に原稿を覆うことが可能な押さえ部材80(本発明の押さえ部材の一例)と、原稿カバー24の姿勢変化に連動して押さえ部材80を姿勢変化させる連動機構85(図4及び図5参照、本発明の連動機構の一例)と、を備えている。
[原稿台22及びプラテンガラス23]
図1(B)及び図2に示されるように、原稿台22は、その上面に、原稿が載置されるプラテンガラス23(本発明の透明部材の一例)を有している。イメージセンサによって読み取られる原稿は、プラテンガラス23に載置される。プラテンガラス23は、1枚の透明なガラス板やアクリル板などからなる透過板である。イメージセンサは、原稿台22の内部、つまりプラテンガラス23の下側に設けられている。
本実施形態において、原稿は、プラテンガラス23の左後端71(図2参照)を基準として載置される。詳細には、原稿は、左後端71を基準として、一辺が左右方向9に延びたプラテンガラス23の後端の辺に合わせられ、別の一辺が前後方向8に延びたプラテンガラス23の左端の辺に合わせられることによって、プラテンガラス23に載置される。
プラテンガラス23には、プラテンガラス23の左右方向9及び前後方向8に延びた辺の長さの範囲内で、種々のサイズの原稿が載置可能である。つまり、プラテンガラス23は、その上面に、種々のサイズの原稿に対応した原稿載置領域を有している。そして、プラテンガラス23が有する原稿載置領域には、本実施形態の複合機10において、イメージセンサによる画像読取りが可能な最小サイズの原稿がプラテンガラス23に載置される場合の最小サイズ原稿載置領域64(本発明の最小サイズ原稿載置領域に相当)が含まれる。本実施形態において、最小サイズ原稿載置領域64は、図1(B)及び図2に破線で示された枠の範囲内の領域である。つまり、プラテンガラス23は、その上面の一部に、最小サイズ原稿載置領域64を有している。
[原稿カバー24]
図1及び図2に示されるように、スキャナ部12には、原稿台22の上方に配置されており、プラテンガラス23を覆うように原稿台22に対して開閉自在な原稿カバー24が設けられている。図3(B)に示されるように、原稿カバー24は、カバー本体60及び蝶番61を備えている。
図1(A)に示されるように、カバー本体60は、プラテンガラス23の上方に配置される。図1〜図3に示されるように、カバー本体60は、上部カバー60A及び下部カバー60Bで構成されている。
上部カバー60Aは、下側が開放された薄板箱形状である。但し、図1(A)に示されるように、上部カバー60Aの上面における後方左側部分には、上側に突出された凸部63が形成されている。凸部63の下側には空間が形成されている。当該空間には、後述する押さえ部材80(図5参照)及び連動機構85(図5参照)が収容される。
図1(B)及び図2に示されるように、下部カバー60Bは、上部カバー60Aの開放された下側から上部カバー60Aに嵌め込まれることによって、上部カバー60Aに取り付けられる。
図4及び図5に示されるように、下部カバー60Bにおける上部カバー60Aの凸部63に対応する位置には、取り付け部65が形成されている。取り付け部65は、下部カバー60Bの上面から立設され且つ左右方向9に延びた前壁74及び後壁75、下部カバー60Bの上面から立設され且つ前後方向8に延びた複数の側壁72、下部カバー60Bの上面に形成された開口73などを備えている。
複数の側壁72には、後述する押さえ部材80が取り付けられる2つの軸66、後述する第1回動部材89(本発明の第1回動部材の一例)が取り付けられる2つの軸孔67、後述する第2回動部材91(本発明の第2回動部材の一例)が取り付けられるそれぞれ2つの軸孔68及び長孔69、及び後述する付勢部材が取り付けられるそれぞれ2つの突起71及び引っ掛け部101が形成されている。また、下部カバー60Bの後端付近における左右両端付近には、開口52(図5参照)が形成されている。そして、各開口52には、左右方向9に延びた第1軸62(本発明の第1軸に相当)が形成されている。
図5に示されるように、蝶番61は、2個設けられている。図3(B)に示されるように、蝶番61は、後述される原稿台22の凹部70に挿入可能な形状である。また、図5に示されるように、蝶番61は、本実施形態においては概ね四角柱形状である。また、本実施形態において、蝶番61の一方の端部は、フック形状に構成されている。また、本実施形態において、蝶番61は樹脂で構成されている。これにより、図3(B)に示されるように、蝶番61の一方の端部は、開口52に形成された第1軸62に引っ掛けることが可能である。そして、これにより、蝶番61は、第1軸62を中心として回動可能となる。
一方、原稿台22の後端部における左右方向9の両端部には、凹部70が形成されている。凹部70の各々には、蝶番61が挿入される。図1(B)及び図2には、蝶番61が凹部70に挿入された状態が示されている。原稿カバー24は、蝶番61が凹部70に挿入された状態において、原稿台22に固定されていない。よって、原稿カバー24は、蝶番61が凹部70に挿入された状態において、上下方向7に摺動可能である。つまり、原稿カバー24は、原稿台22に対して上下方向7に移動可能に原稿台22と係合されている。
また、上述したように、蝶番61は、第1軸62を中心として回動可能である。つまり、カバー本体60は、蝶番61が静止している状態において、第1軸62を中心として回動可能である。すなわち、蝶番61が凹部70に挿入されることによって、原稿カバー24が原稿台22に取り付けられている状態において、原稿カバー24は、原稿台22に対して、第1軸62を中心として回動可能である。詳細には、原稿カバー24は、図7(B)に示される矢印16の方向に回動することによって、原稿台22に対して閉じられた閉姿勢(図1(A)参照、本発明の第2姿勢に相当)、原稿台22に対して開かれた開姿勢(図2参照、本発明の第1姿勢に相当)、及び閉姿勢と開姿勢との間の姿勢である中間姿勢(図1(B)参照、本発明の第3姿勢に相当)の間で姿勢変化可能である。
図1(A)に示されるように、原稿カバー24が閉姿勢をとった場合、プラテンガラス23の上面は原稿カバー24に覆われる。図2に示されるように、原稿カバー24が開姿勢をとった場合、プラテンガラス23の上面が開放される。つまり、プラテンガラス23が露出される。図1(B)に示されるように、原稿カバー24が中間姿勢をとった場合、開姿勢をとった場合と同様に、プラテン23の上面が開放、つまり露出される。しかし、原稿カバー24が中間姿勢をとった場合、プラテンガラス23の上面の一部は、後述する押さえ部材80によって覆われる。
図2に示される状態で、好ましくは図2(B)に示される状態で、ユーザは、原稿の読取面が下向きとなるようにプラテンガラス23に原稿を載置する。原稿カバー24の下面には、プラテンガラス23を覆うように第1原稿押さえ26が設けられている。第1原稿押さえ26は、プラテンガラス23上に載置された原稿を押さえるために、スポンジ及び白板などで構成されている。原稿カバー24が閉じられると、プラテンガラス23に載置された原稿は、原稿カバー24の第1原稿押さえ26、及び後述する押さえ部材80の第2原稿押さえ27(図2参照)を介してプラテンガラス23へ向けて押圧される。この状態で、イメージセンサがプラテンガラス23に沿って走査され、原稿の画像読み取りが行われる。
[イメージセンサ]
原稿台22の内部にイメージセンサが配置されている。イメージセンサは、プラテンガラス23を介して原稿の画像を読取る。イメージセンサは、CIS及びキャリッジなどから構成されている。CISは、光源、レンズ、及び受光素子を備える。CISは、光源から原稿へ時分割に光を照射して原稿からの反射光を読み取る。具体的には、CISは、光源からプラテンガラス23を介して原稿に光を照射し、当該原稿からの反射光をレンズにより受光素子に集光して電気信号(画像信号)に変換する。受光素子は、例えばチップ単位で原稿の主走査方向(前後方向8)に並べて配置されている。光源及びレンズは、受光素子と同方向に配列されている。本実施形態において、光源は、レッド(R)・グリーン(G)・ブルー(B)の3色の発光素子(発光ダイオード:LED)を備えている。CISは、これら3色の発光素子を順に点灯させて原稿へ時分割に光を照射し、原稿からの反射光を原稿のカラー画像として読み取る。このように構成されたCISは、プラテンガラス23に沿って原稿の副走査方向(左右方向9)へ往復動するキャリッジに搭載されている。キャリッジの移動により、CISがプラテンガラス23上の原稿に対して相対的に移動される。
[押さえ部材80]
図1(B)及び図2に示されるように、押さえ部材80は、原稿カバー24の下面側に設けられている。図5に示されるように、押さえ部材80は、第2原稿押さえ27が設けられた本体部81と、本体部の両端部から突出された突出部82とで構成されている。
本体部81の下面は、第2原稿押さえ27で構成されている。第2原稿押さえ27は、第1原稿押さえ26と同様に、スポンジ及び白板などで構成されている。突出部82は、その先端部がフック形状に構成されている。各突出部82の先端部は、下部カバー60Bに設けられた軸66のそれぞれに引っ掛けられている。これにより、押さえ部材80は、軸66を中心として回動可能である。突出部82が下部カバー60Bに取り付けられた状態が、図4に示されている。図2及び図4に示されるように、押さえ部材80が下部カバー60Bに取り付けられた状態において、第2原稿押さえ27は、下部カバー60Bの上面に形成された開口73(図5参照)を介して、原稿カバー24の下面側から露出されている。
図5〜図9に示されるように、本体部81には、被当接部83が形成されている。被当接部83は、後述する第1当接部86(図6〜図9参照)と当接可能な面である。
図5に示されるように、各突出部82の左右方向9の内側の面には、内側へ突出する突起84が形成されている。各突起84には、長孔75が形成されている。各突起84は、下部カバー60Bに形成された長孔69に挿通されている。
押さえ部材80は、原稿カバー24の下面から突出する突出姿勢(図1(B)参照、本発明の第4姿勢に相当)、及び原稿カバー24に没入される没入姿勢(図1(A)及び図2(B)参照、本発明の第5姿勢に相当)に姿勢変化可能である。図1(B)に示されるように、押さえ部材80が突出姿勢をとった場合、プラテンガラス23の上面の一部が押さえ部材80に押さえられた状態となる。このとき、プラテンガラス23の上面の他の部分は露出された状態となる。押さえ部材80が図1(A)に示されるような状態で没入姿勢をとった場合、プラテンガラス23の上面は、第1原稿押さえ26及び第2原稿押さえ27によって押さえられた状態となる。押さえ部材80が図2(B)に示されるような状態で没入姿勢をとった場合、プラテンガラス23の上面は露出された状態となる。
第2原稿押さえ27の下面は矩形である。第2原稿押さえ27の下面の前後方向8の長さは、最小サイズ原稿載置領域64の前後方向8の長さよりも短い。また、第2原稿押さえ27の下面の左右方向9の長さは、最小サイズ原稿載置領域64の左右方向9の長さよりも短い。また、第2原稿押さえ27の下面の端部、つまり上記矩形を構成する4辺は、最小サイズ原稿載置領域64に位置している。以上より、押さえ部材80は、その下面の全て、つまり開口73を介して原稿カバー24の下面側から露出されている第2原稿押さえ27の全てが最小サイズ原稿載置領域64内においてプラテンガラス23と当接する位置に設けられている。よって、最小サイズ原稿載置領域64が本実施形態とは異なる位置である場合、押さえ部材80は、最小サイズ原稿載置領域64の位置に対応する位置に配置される。
なお、本実施形態において説明された構成は、第2原稿押さえ27の全てが最小サイズ原稿載置領域64内においてプラテンガラス23と当接する位置に押さえ部材80が設けられている構成であった。しかし、押さえ部材80は、上記のような位置に設けられていなくてもよい。例えば、第2原稿押さえ27の面積が、最小サイズ原稿載置領域64の面積より大きくてもよい。
[連動機構85]
図4及び図5に示されるように、連動機構85は、下部カバー60Bの取り付け部65及びその近傍に設けられている。連動機構85は、第1当接部86(図6〜図9参照、本発明の第1当接部の一例)、第2当接部87(図6〜図9参照、本発明の第2当接部の一例)、第1回動部材89、第2回動部材91、及びダブルトーションバネ92(本発明の付勢部材の一例)で構成されている。
図6〜図9に示されるように、第1当接部86は、原稿カバー24に設けられている。図6(B)に示されるように、第1当接部86は、原稿カバー24が中間姿勢及び中間姿勢よりも開姿勢側であるときに、原稿カバー24の閉姿勢から開姿勢への回動向き(図6(A)の矢印17の向き)の上流側から、押さえ部材80に形成された被当接部83に当接される。
図6〜図9に示されるように、第2当接部87は、原稿台22に設けられている。以下に詳述する。原稿台22の後端近傍には、原稿台22の上面から上方へ突出した凸部51が形成されている。凸部51の左右方向9の位置は、取り付け部65に形成された2つの軸孔67(図5参照)の間である。取り付け部65の2つの軸孔67の間には、開口73とは別の開口53が形成されている。そして、凸部51は、開口53を介して、取り付け部65が設けられている空間まで突出されている。凸部51の外周面は曲面で構成されている。そして、当該曲面が、本発明の第2当接部87である。
図4に示されるように、第1回動部材89及び第2回動部材91は、原稿カバー24の下部カバー60Bに回動可能に取り付けられている。以下の第1回動部材89及び第2回動部材91の説明において、第1回動部材89及び第2回動部材91が原稿カバー24に取り付けられた状態で、上下方向7、前後方向8、及び左右方向9が定義される。
図5に示されるように、第1回動部材89は、左右方向9に延びた概ね平板形状の部材である。また、第1回動部材89は、右側または左側から視認した場合に、概ね中間位置において鈍角に屈曲された形状の部材である。第1回動部材89の右面及び左面の屈曲位置には、左右方向9の外側へ突出された突起93(本発明の第2軸に相当)が形成されている。また、第1回動部材の右面及び左面の上下方向7の上端部には、左右方向9の外側へ突出された突起94が形成されている。つまり、突起93、94は、第1軸62と同方向に延びている。突起93は、下部カバー60Bに形成された軸孔67に挿通される。つまり、突起93は、軸孔67に回転可能に取り付けられる。これにより、第1回動部材89は、突起93を中心として回動可能である。また、突起94は、後述する第2回動部材91に形成された長孔97に挿通される。
図6(A)に示されるように、第1回動部材89の下端は、原稿カバー24が中間姿勢よりも閉姿勢側であるときに、第2当接部87を含む何れの部材とも当接されていない。一方、図6(B)及び図7に示されるように、第1回動部材89の下端は、原稿カバー24が中間姿勢及び中間姿勢よりも開姿勢側であるときに第2当接部87と当接される。これにより、後述するように、第1回動部材89は、原稿カバー24が中間姿勢及び開姿勢の間を回動する過程において、第2当接部87に押されることによって回動する。
図5に示されるように、第2回動部材91は、左右方向9に延びた概ね平板形状の部材である。第2回動部材91の右面及び左面の上端位置には、左右方向9の外側へ突出された突起95(本発明の第3軸に相当)が形成されている。第2回動部材91は、左右両端において、下方及び前方斜め下方に延びた突起を有している。下方に延びた突起の先端には、左右方向9の外側へ突出された突起96が形成されている。つまり、突起95、96は、突起93と同方向に延びている。前方斜め下方に延びた2つの突起の先端の各々おける左右方向9の内側の面には、長孔97が形成されている。
突起95は、下部カバー60Bに形成された軸孔68に挿通される。つまり、突起95は、原稿カバー24に形成された軸孔68に回転可能に取り付けられる。これにより、第2回動部材91は、突起95を中心として回動可能である。
長孔97には、第1回動部材89の突起94が挿入される。これにより、後述するように、原稿カバー24の回動に連動して第1回動部材89が回動した場合に、第1回動部材89の回動に連動して、第2回動部材91が回動する。つまり、第2回動部材91は、第1回動部材89の回動によって回動するように第1回動部材89と遊びを有して連結されている。
突起96は、押さえ部材80の突起84に形成された長孔75に挿通されている。これにより、後述するように、原稿カバー24の回動に連動して第1回動部材89が回動し、第1回動部材89の回動に連動して第2回動部材91が回動した場合に、第2回動部材91の回動に連動して、押さえ部材80が回動する。このときの押さえ部材80の回動向きは、第1回動部材89の回動向きと同じ向きである。つまり、第2回動部材91は、回動することによって押さえ部材80を原稿カバー24の回動向きと同じ向きへ回動させるように押さえ部材80と遊びを有して連結されている。
なお、上記の遊びは必ずしも必要ではない。例えば、第2回動部材91または第1回動部材89の少なくとも一方にバネなどの付勢部材が取り付けられ、回動部材91、89が当該付勢部材の付勢力によって位置を変えることができる場合、第2回動部材91及び第1回動部材89の連結には、遊びは不要である。また、第2回動部材91または押さえ部材80の少なくとも一方にバネなどの付勢部材が取り付けられ、第2回動部材91または押さえ部材80が当該付勢部材の付勢力によって位置を変えることができる場合、第2回動部材91及び押さえ部材80の連結には、遊びは不要である。
図5に示されるように、ダブルトーションバネ92は、両端に設けられたコイル部98と、各コイル部98から延びている第1アーム部99と、両コイル部98を結んでいる第2アーム部100とで構成されている。ダブルトーションバネ92がどこにも取り付けられていない状態においては、第1アーム部99と第2アーム部100は所定の角度をなして、コイル部98から延出されている。
図4に示されるように、コイル部98は、突起71に取り付けられる。第1アーム部99は、取り付け部65の左右両端の外側に設けられた引っ掛け部101に引っ掛けられる。第2アーム部100は、下部カバー60Bに取り付けられた押さえ部材80を上側から押さえるようにして配置されている。ダブルトーションバネ92は、第1アーム部99及び第2アーム部100のなす角が上記所定の角度よりも大きな角度である状態で、取り付けられている。これにより、第1アーム部99及び第2アーム部100には上記所定の角度に戻ろうとする力が働く。その結果、第2アーム部100は、押さえ部材80を下側、つまり突出姿勢側へ付勢する。
[原稿カバー24及び押さえ部材80の姿勢変化]
以下、原稿カバー24及び押さえ部材80の姿勢変化が説明される。図6(A)及び図8(A)に示されるように、原稿カバー24が閉姿勢である場合、押さえ部材80は、凸部63の下側の空間に収容されている。つまり、押さえ部材80は、没入姿勢である。ここで、押さえ部材80は、ダブルトーションバネ92による下側への付勢力に抗った状態である。これは、押さえ部材80は、プラテンガラス23に当接されているために、付勢力によって下側へ回動することができないためである。また、原稿カバー24の自重による下側への力は、ダブルトーションバネ92による付勢力、つまり押さえ部材80に対して原稿カバー24を相対的に上側へ回動させようとする力よりも、大きい。このため、原稿カバー24は、ダブルトーションバネ92による付勢力に抗って、閉姿勢を維持する。
また、原稿カバー24が閉姿勢である場合、第1当接部86は、被当接部83から離間されている。また、第1回動部材89は、第2当接部87から離間されている。
図6(A)及び図8(A)に示される状態から、原稿カバー24が矢印17の向きに回動されると、原稿カバー24に取り付けられている第1回動部材89及び第2回動部材91の位置が変わる。一方、原稿カバー24が回動されても、押さえ部材80は回動されない。押さえ部材80は、ダブルトーションバネ92によって下側へ付勢されているからである。
図6(B)及び図8(B)に示されるように、原稿カバー24が回動されることによって中間姿勢をとると、押さえ部材80は、凸部63に収容されなくなる。つまり、押さえ部材80は、原稿カバー24の下面側から突出された状態となる。すなわち、押さえ部材80は、原稿カバー24の閉姿勢から中間姿勢への姿勢変化に連動して、没入姿勢から突出姿勢に姿勢変化される。
また、原稿カバー24が中間姿勢である場合、第1当接部86は、下側から、つまり原稿カバー24の回動向きの上流側から被当接部83と当接されている。また、第1回動部材89は、第2当接部87と当接されている。
図6(B)及び図8(B)に示される状態から、原稿カバー24が矢印17の向きに回動すると、第1当接部86が被当接部83を押す。これにより、押さえ部材80が矢印17の向きに回動される。その結果、押さえ部材80がプラテンガラス23から離間される。そして、押さえ部材80が回動されると、第1回動部材89は、その位置を変えようとする。しかし、第1回動部材89の移動は、第2当接部87によって阻まれる。その結果、第1回動部材89は、第2当接部87に押されることによって、矢印18(図6(B)参照)の向きに回動する。すると、第1回動部材89と連結されている第2回動部材91は、矢印19(図6(B)及び図8(B)参照)の向きに回動する。なお、第1回動部材89及び第2回動部材91はお互いに近付くように回動されているが、第1回動部材89及び第2回動部材91は遊びを有して連結されているため、このような回動は可能である。
図8(B)に示されるように、第2回動部材91が矢印19の向きに回動すると、第2回動部材91及び押さえ部材80の連結部分は概ね後向きに回動される。つまり、押さえ部材80は、第2回動部材91によって矢印19の向きに引っ張られる。これにより、押さえ部材80は、矢印40の向きに回動する。以上の結果、原稿カバー24及び押さえ部材80は、図7(A)及び図9(A)に示される状態となる。
図7(A)及び図9(A)に示される状態から、原稿カバー24が矢印17の向きに更に回動されると、上述した動作、つまり第1回動部材89の矢印18の向きへの回動、第2回動部材91の矢印19の向きへの回動、及び押さえ部材80の矢印40の向きへの回動が継続される。その結果、図7(B)及び図9(B)に示されるように、原稿カバー24は開姿勢に姿勢変化される。
図7(B)及び図9(B)の状態において、押さえ部材80は、凸部63に収容される。つまり、押さえ部材80は、原稿カバー24の中間姿勢から開姿勢への姿勢変化に連動して、突出姿勢から没入姿勢に姿勢変化される。
原稿カバー24が開姿勢(図7(B)及び図9(B)に示される状態)から閉姿勢(図6(A)及び図8(A)に示される状態)に回動される場合、連動機構85は上述と逆の動作をする。つまり、第1回動部材89が矢印18と逆向きへ回動し、第2回動部材91が矢印19と逆向きへの回動し、押さえ部材80が矢印40と逆向きへ回動する。
以上より、連動機構85は、原稿カバー24の回動に連動して押さえ部材80を姿勢変化させるものである。また、連動機構85は、原稿カバー24が中間姿勢であるときに押さえ部材80を突出姿勢とする(図6(B)及び図8(B)参照)。また、連動機構85は、原稿カバー24が中間姿勢から開姿勢へ回動されることに連動して押さえ部材80を姿勢没入とする(図7(B)及び図9(B)参照)。また、連動機構85は、原稿カバー24が中間姿勢よりも閉姿勢側であるときに、押さえ部材80をプラテンガラス23との当接によって没入姿勢へ姿勢変化可能とする(図6(A)及び図8(A)参照)。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、図2(B)に示されるように、原稿カバー24が開姿勢の場合、押さえ部材80は連動機構85によって没入姿勢へ姿勢変化される。これにより、プラテンガラス23に載置される原稿を視認することが容易となる。原稿カバー24が開姿勢から中間姿勢へ回動されると、押さえ部材80は連動機構85によって突出姿勢へ回動される。更に、原稿カバー24が中間姿勢から閉姿勢側へ回動されると、図1(B)に示されるように、押さえ部材80はプラテンガラス23と当接する。これにより、プラテンガラス23に載置された原稿が、押さえ部材80によって押さえられる。その結果、原稿の位置が原稿カバー24の回動時にずれることが防止可能となる。原稿カバー24が中間姿勢から閉姿勢へ回動されると、押さえ部材80は連動機構85によって没入姿勢へ回動される。これにより、図1(A)に示されるように、プラテンガラス23に載置された原稿は、原稿カバー24及び押さえ部材80によって覆われる。したがって、原稿を原稿台22に正確に載置することが、押さえ部材80によって妨げられることが防止可能である。
また、本実施形態によれば、原稿カバー24が閉姿勢から中間姿勢へ回動されると、原稿カバー24に設けられた第1当接部86が、原稿カバー24の回動向きの上流側から押さえ部材80と当接される(図6(B)参照)。また、原稿カバー24が閉姿勢から中間姿勢へ回動されると、当該回動に伴って移動した原稿カバー24に設けられた第1回動部材89が、第2当接部87と当接される(図6(B)参照)。
原稿カバー24が中間姿勢から開姿勢側へ回動されると、押さえ部材80は、第1当接部86に押されることによって、原稿カバー24と同じ向き(矢印40の向き、図8(B)参照)に回動される。また、原稿カバー24が中間姿勢から開姿勢側へ回動されると、第1回動部材89は、第2当接部87に押されることによって回動する。第1回動部材89と連結された第2回動部材91は、第1回動部材89の回動に伴って回動される。第2回動部材91と連結された押さえ部材80は、第2回動部材91の回動に伴って、原稿カバー24と同じ向き(矢印40の向き、図8(B)参照)に回動される。なお、原稿カバー24が開姿勢から中間姿勢側へ回動される場合、上記と同様の動作によって、押さえ部材80は原稿カバー24と同じ向きに回動される。
つまり、押さえ部材80は、第1当接部86に押されることによって回動されるだけでなく、第2回動部材91の回動に伴って回動される。よって、押さえ部材80は、原稿カバー24が中間姿勢及び開姿勢の間を回動される間に、突出姿勢及び没入姿勢の間を回動可能である。以上より、本実施形態によれば、連動機構85の動作が好適に実現可能である。
また、上述の実施形態によれば、原稿カバー24は、原稿台22に対して上下方向7に摺動可能である。よって、原稿台22のプラテンガラス23に厚みのある原稿が載置された状態で、原稿カバー24が開姿勢から閉姿勢に回動された場合、原稿カバー24、及び原稿カバー24に設けられている押さえ部材80は、原稿台22に対して上向きに移動する。よって、上述の実施形態によれば、厚みのある原稿がプラテンガラス23に載置される場合に、押さえ部材80が邪魔になることが防止可能である。
また、上述の実施形態によれば、押さえ部材80の第2原稿押さえ27と原稿カバー24の第1原稿押さえ26との境界部が、プラテンガラス23に載置された原稿の外側にはみ出さない。これにより、イメージセンサがプラテンガラス23を介して原稿の画像読取りを行う際、当該境界部が読み取られてしまうことが防止できる。
[実施形態の変形例]
上述の実施形態においては、連動機構85が、第1当接部86、第2当接部87、第1回動部材89、及び第2回動部材91を備えている構成が説明された。そして、このような構成の場合、原稿カバー24の回動に連動して第1回動部材98が回動され、第1回動部材89の回動に連動して第2回動部材91が回動され、第2回動部材91の回動に連動して押さえ部材80が回動された。しかし、連動機構85は、上述の実施形態のような構成に限らない。
例えば、連動機構85が、第2当接部87、第1回動部材89、及び第2回動部材91の代わりに、図10に示されるように、第1当接部86及び重り28で構成されていてもよい。重り28は、押さえ部材80に取り付けられる。本変形例において、重り28が取り付けられる位置は、押さえ部材80の回動軸(軸66)の真上よりもやや前方である。これにより、押さえ部材80の重心の位置は、重り28が取り付けられた位置となる。
図10(A)に示されるように、原稿カバー24が閉姿勢である場合、重り28は、重力によって、押さえ部材80に下向きの力を付与する。これにより、押さえ部材80の第2原稿押さえ27は、プラテンガラス23を押さえる。このとき、押さえ部材80は、原稿カバー24に没入された没入姿勢をとる。
図10(A)に示される状態から原稿カバー24が矢印17の向きに回動しても、上述の実施形態と同様に、図10(B)に示されるように原稿カバー24が中間姿勢の状態となるまで、つまり第1当接部86が被当接部83と当接するまでは、押さえ部材80は回動されない。つまり、押さえ部材80は、原稿カバー24の回動に伴って、原稿カバー24から突出された状態となる(図10(B)参照)。すなわち、押さえ部材80は、原稿カバー24の閉姿勢から中間姿勢への姿勢変化に連動して、没入姿勢から突出姿勢へ姿勢変化される。
図10(B)に示される状態から原稿カバー24が矢印17の向きに回動すると、被当接部83が第1当接部86に押されることによって、押さえ部材80は矢印18の向きに回動する。すると、図10(C)に示されるように、重り28が、軸66よりも後側の位置となる。このとき、重り28による重力Gは、押さえ部材80を後方へ回動させる力成分G1と、押さえ部材80を前方へ回動させる力成分G2とで構成される。そして、力成分G1は、力成分G2よりも大きい。よって、押さえ部材80は、矢印40の向きに回動する。そして、図10(D)に示されるように、原稿カバー24が、矢印17の向きに回動されることによって、開姿勢となった状態において、押さえ部材80は、原稿カバー24に没入された状態、つまり没入姿勢となる。以上より、押さえ部材80の重心の位置は、原稿カバー24が中間姿勢よりも開姿勢側であるときに、没入姿勢側に重力が作用する位置である。
12・・・スキャナ部
22・・・原稿台
23・・・プラテンガラス(透明部材)
24・・・原稿カバー
62・・・第1軸
64・・・最小サイズ原稿載置領域
80・・・押さえ部材
85・・・連動機構
86・・・第1当接部
87・・・第2当接部
89・・・第1回動部材
91・・・第2回動部材
93・・・突起
95・・・突起

Claims (7)

  1. 上面に原稿が載置される透明部材が設けられた原稿載置台と、
    上記透明部材を介して原稿の画像読取りを行う読取部と、
    上記原稿載置台の上方に、第1軸を中心として回動可能に設けられており、上記透明部材を露出する第1姿勢、上記透明部材の上面を覆う第2姿勢、及び上記第1姿勢と上記第2姿勢との間であって上記透明部材を露出する第3姿勢に回動可能なカバー部材と、
    上記カバー部材の下面側に設けられており、上記カバー部材の下面から突出する第4姿勢、及び上記カバー部材に没入される第5姿勢に姿勢変化可能な押さえ部材と、
    上記カバー部材の回動に連動して上記押さえ部材を姿勢変化させるものであって、上記カバー部材が上記第3姿勢であるときに上記押さえ部材を上記第4姿勢とし、上記カバー部材が上記第3姿勢から上記第1姿勢へ回動されることに連動して上記押さえ部材を上記第5姿勢とし、上記カバー部材が上記第3姿勢よりも上記第2姿勢側であるときに、上記押さえ部材を上記透明部材との当接によって上記第5姿勢へ姿勢変化可能とする連動機構と、を備えている画像読取装置。
  2. 上記連動機構は、
    上記カバー部材に設けられており、上記カバー部材が上記第3姿勢及び上記第3姿勢よりも上記第1姿勢側であるときに、上記カバー部材の上記第2姿勢から上記第1姿勢への回動向きの上流側から上記押さえ部材に当接される第1当接部を更に備え、
    上記押さえ部材は、
    上記第1当接部と当接されることによって、上記透明部材から離間する請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 上記押さえ部材の重心の位置は、
    上記カバー部材が上記第3姿勢よりも上記第1姿勢側であるときに、上記第5姿勢側に重力が作用する位置である請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 上記連動機構は、
    上記カバー部材に設けられており、上記カバー部材が上記第3姿勢及び上記第3姿勢よりも上記第1姿勢側であるときに、上記カバー部材の上記第2姿勢から上記第1姿勢への回動向きの上流側から上記押さえ部材に当接される第1当接部と、
    上記原稿載置台に設けられた第2当接部と、
    上記第1軸と同方向に延び且つ上記カバー部材に回転可能に取り付けられた第2軸を中心として回動可能であり、上記カバー部材が上記第3姿勢及び上記第3姿勢よりも上記第1姿勢側であるときに上記第2当接部と当接され、上記カバー部材が上記第3姿勢及び上記第1姿勢の間を回動する過程において、上記第2当接部に押されることによって回動する第1回動部材と、
    上記第2軸と同方向に延び且つ上記カバー部材に回転可能に取り付けられた第3軸を中心として回動可能であり、上記第1回動部材の回動によって回動するように上記第1回動部材と連結されており、回動することによって上記押さえ部材を上記カバー部材の回動向きと同じ向きへ回動させるように上記押さえ部材と連結されている第2回動部材と、を備えている請求項1から3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 上記連動機構は、
    上記押さえ部材を上記第4姿勢側に付勢する付勢部材を更に備えている請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 上記カバー部材は、上記原稿載置台に対して上下方向に移動可能に上記原稿載置台と係合されている請求項1から5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 上記透明部材は、上面の一部に、上記読取部による画像読取りが可能な最小サイズの原稿が載置される最小サイズ原稿載置領域を有しており、
    上記押さえ部材は、その下面の全てが上記最小サイズ原稿載置領域内において上記透明部材と当接する位置に設けられている請求項1から6のいずれか1から3のいずれかに記載の画像読取装置。
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