JP2012183255A - スライドファスナー、鞄 - Google Patents

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隆幸 南
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Abstract

【課題】キリなどの先端が鋭利なものによるこじ開けを防止することのできるスライドファスナーを提供すること。
【解決手段】一枚のファスナーテープ11(12)の縁部11C(12C)に沿って設けられた噛合部材21(22)各々が、ファスナーテープ11(12)の表面11A(12A)及び裏面11B(12B)に縫着されたコイル状の二列のエレメント21A、21B(22A、22B)を有している。これにより、噛合部材21、22は、ファスナーテープ11を介して一体化されたエレメント21A及びエレメント21Bと、ファスナーテープ12を介して一体化されたエレメント22A及びエレメント22Bとの二箇所で噛合する。
【選択図】図3

Description

本発明は、鞄などの開口部に用いられるスライドファスナーに関し、特に、キリやボールペン、アイスピックなどのように先端が鋭利な棒部材(以下「キリ等」と称する。)によってスライドファスナーがこじ開けられることを防止するための技術に関する。
図10は一般的なスライドファスナー100の要部構成を示す模式断面図である。スライドファスナー100は、一対のファスナーテープ101、102において互いに対向する縁部101A、102Aの表面に縫着された一対のエレメント(務歯)103、104を備えている(図10(A)参照)。エレメント103、104は、ファスナーテープ101、102の縁部101A、102Aに沿って設けられたコイル状の連続エレメントである。
エレメント103、104は、不図示のスライダーの往復動により噛合及び離脱する。このスライドファスナー100は、例えば先端の尖ったキリ105が上方からエレメント103、104の噛合頭部に強く押しつけられたときに(図10(B)参照)、簡単にエレメント103、104が離脱してこじ開けられる(図10(C)参照)。なお、キリ105に代えてアイスピックやボールペンなどの先端が鋭利なものを用いた場合も同様である。
一方、例えば特許文献1には、二重構造のスライドファスナーが開示されている。図11は二重構造のスライドファスナー200の要部構成を示す模式断面図である。図11(A)に示すように、スライドファスナー200は、一対のファスナーテープ201、202において互いに対向する縁部の表面に縫着された一対のエレメント203、204を備えている。さらに、スライドファスナー200は、エレメント203、204の下方に、一対のエレメント303、304を備えている。この一対のエレメント303、304は、一対のファスナーテープ301、302において互いに対向する縁部の表面に縫着されている。なお、エレメント203、204及びエレメント303、304はコイル状の連続エレメントである。
このように構成されたスライドファスナー200は、エレメント203、204及びエレメント303、304の両方を離脱させることによってこじ開けることができる。具体的には、図11(B)に示すように、上方からキリ401がエレメント203、204の噛合頭部に押しつけられると、先にエレメント203、204が離脱する(図11(C)参照)。その後に、エレメント203、204を通り抜けたキリ401がエレメント303、304の噛合頭部に押しつけられることによってエレメント303、304が離脱することになる(図11(D)参照)。
国際公開第2010/122247号
上述のスライドファスナー200では、エレメント203、204が二枚のファスナーテープ201、202に固定されており、エレメント303、304が二枚のファスナーテープ301、302に固定されている。即ち、エレメント203及びエレメント303は独立しており、同様にエレメント204及びエレメント304も独立している。そのため、エレメント303、304の噛合による結合力がエレメント203、204の離脱防止に十分に寄与しておらず、スライドファスナー200は、キリ等によるこじ開けを効果的に防止できていない。具体的には、図11(C)、(D)に示したように、キリ401の先端で上方から押しつけられることにより、エレメント203及びエレメント204、エレメント303及び304の噛合状態が順次個別に解除されてしまう。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、キリ等の先端が鋭利なものによるこじ開けを防止することのできるスライドファスナーを提供することにある。
(1) 上記課題を解決するため、本発明は、一対のファスナーテープと、上記一対のファスナーテープにおいて互いに対向する縁部に沿って設けられた一対の噛合部材と、上記縁部に沿う第1方向へ移動されることにより上記一対の噛合部材を噛合及び離脱させるスライダーとを備え、上記噛合部材各々が、上記ファスナーテープの上記縁部の表面及び裏面に固定されたコイル状の第1連続エレメント及び第2連続エレメントを有してなるスライドファスナーとして構成されている。
本発明に係るスライドファスナーによれば、上記第1連続エレメント及び上記第2連続エレメントが一枚の上記ファスナーテープの表裏面に固定されることにより一体化されている。そのため、キリ等の先端が鋭利なものが上記噛合部材に押しつけられたときの力を上記第1連続エレメント及び上記第2連続エレメントで受け止めて、上記噛合部材の離脱防止を図ることができる。これにより、例えば海外旅行などに用いるキャリーバッグなどの鞄の開閉部に上記スライドファスナーを採用すれば、旅行中のキャリーバッグなどの鞄がこじ開けられることを防止できる。また、当該スライドファスナーは、一枚のファスナーテープで構成されるため、従来のように2枚のファスナーテープを縫合する場合に比べて鞄などへの取り付けを容易に行うことができる。
(2) 上記第1連続エレメント及び上記第2連続エレメントそれぞれが有する各エレメントは、上記第1方向へ等間隔に配置された同形状部材であり、上記ファスナーテープに固定された状態で共に上記第1方向へ傾倒しており、且つ、上記ファスナーテープの表面に垂直な第2方向に対応する位置に配置されたものである。この場合、上記第1連続エレメント及び上記第2連続エレメントは、上記各エレメントの中央部と上記ファスナーテープとが縫着されたものであることが望ましい。
これにより、上記二列のファスナーエレメントに対して上記ファスナーテープの表面に垂直な第2方向へ同時に縫針(縫糸)を容易に通すことができる。例えば、従来から上記ファスナーエレメントを上記ファスナーテープに縫着するために用いられているミシン等を利用して、上記二列のファスナーエレメントを同時に上記ファスナーテープの表裏面に縫着することが可能である。
(3) 上記スライダーは、互いに離間された第1プレート及び第2プレートと、第1プレート及び第2プレートを連結する連結柱と、を有する胴体を備えている。上記胴体は、上記第1方向における一方向への移動時に上記一対の噛合部材が噛合した状態で該噛合部材が挿通され、上記第1方向における他方向への移動時に上記一対の噛合部材が離脱した状態でそれぞれの噛合部材が別々に挿通される案内路を有する。上記第1プレートは、上記案内路側の内壁面に突設され、上記第1連続エレメントが有する各エレメントの表面側の幅方向両端を上記案内路に沿ってガイドする第1ガイド部を有する。上記第2プレートは、上記案内路側の内壁面に突設され、上記第2連続エレメントが有する各エレメントの裏面側の幅方向両端を上記案内路に沿ってガイドする第2ガイド部を有する。
これにより、上記スライダーの第1方向への移動時に、第1ガイド部及び第2ガイド部によって上記第1連続エレメント及び上記第2連続エレメントそれぞれが有する各エレメントの幅方向両端がガイドされる。このため、一対の噛合部材が噛合及び離脱する際に各エレメントが第2方向へずれることが防止される。これにより、一対の噛合部材が円滑に噛合又は離脱される。また、各ガイド部によって各エレメントの両端部をガイドさせることで、第1プレート及び第2プレートの各内壁面と各エレメントを縫い付けている縫糸との間に空隙を設けることが可能となり、これにより上記内壁面と縫糸とが擦れ合わなくなり、該縫糸のほころびを防止することができる。
(4) また、本発明は、一対のファスナーテープと、上記一対のファスナーテープにおいて互いに対向する縁部に沿って設けられた一対の噛合部材と、上記一対の噛合部材を噛合及び離脱させるスライダーとを備え、上記噛合部材が、上記ファスナーテープの表面に垂直な方向の位置が異なる第1噛合部及び第2噛合部を有し、上記ファスナーテープの縁部に沿って並べられた複数の単独エレメントであるスライドファスナーとして構成されてもよい。このような構成によっても、一体化されている上記第1噛合部及び上記第2噛合部の結合力によりこじ開けを防止することができる。
(5) さらに、本発明を、上述のいずれかに記載のスライドファスナーが開閉部に設けられてなる鞄として捉えてもよい。当該鞄では、キリ等の先端が鋭利なものによる開閉部のこじ開けを防止することができる。また、上記スライドファスナーが、一枚のファスナーテープで構成されおり、上記鞄の製造を容易に行うことができるため、従来のように二枚のファスナーテープを用いる場合に比べて生産性を高めることができる。
本発明に係るスライドファスナーによれば、キリ等の先端が鋭利なものによるこじ開けを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るスライドファスナー10が設けられた鞄1の外観模式図。 本発明の第1実施形態に係るスライドファスナー10の概略構成を示す模式平面図。 本発明の第1実施形態に係るスライドファスナー10の噛合部材21、22の概略構成を示す模式図。 本発明の第1実施形態に係るスライドファスナー10のスライダー31の概略構成を示す模式図。 本発明の第1実施形態に係るスライドファスナー10のこじ開け防止効果を説明するための図。 本発明の第2実施形態に係るスライドファスナー50の概略構成を示す模式平面図。 本発明の第2実施形態に係るスライドファスナー50の噛合部材61、62の概略構成を示す模式図。 本発明の第2実施形態に係るスライドファスナー50のスライダー71の概略構成を示す模式図。 本発明の第2実施形態に係るスライドファスナー50のこじ開け防止効果を説明するための図。 従来のスライドファスナー100の概略構成を示す模式図。 従来のスライドファスナー200の概略構成を示す模式図。
[第1実施形態]
以下、適宜図面を参照して本発明の第1実施形態に係るスライドファスナー10について説明する。例えば、スライドファスナー10は、図1に示すように、海外旅行などで使用されるキャリーバッグ1(鞄の一例)の開閉部に用いられる。特に、本第1実施形態に係るスライドファスナー10は、コイル状の連続エレメント(以下、「エレメント」と略称する。)を用いた所謂コイルファスナーである。なお、一般に、エレメントは務歯とも呼ばれている。
図2に示すように、スライドファスナー10は、一対のファスナーテープ11、12と、該ファスナーテープ11、12において対向する縁部11C、12Cに沿って設けられた一対の噛合部材21、22と、該噛合部材21、22に係合した一つのスライダー31とを備えている。ここに、噛合部材21、22は、噛合部材21、22が有する各エレメントの中央部とファスナーテープ11、12とが縫糸24によって縫着されることによって、ファスナーテープ11、12に固定されている。なお、図3及び図5では、図示簡略化のため縫糸24の記載が省略されており、図4では縫糸24が破線で示されている。
スライドファスナー10は、例えばファスナーテープ11、12において相対する縁部11C、12Cとは反対側の縁部11D、12Dがキャリーバッグ1の開口縁部に縫着されることにより該キャリーバッグ1の開閉に用いられる。ここに、ファスナーテープ11、12の取り付け手法は、縫着に限らず、公知の高周波溶着方法によって溶着してもよい。なお、スライドファスナー10について以下で説明しない部分は従来の一般的なスライドファスナーと同様である。
図3は、一対の噛合部材21、22の概略構成を説明するための要部模式図である。具体的に、図3(A)は図2におけるA−A矢視断面図、図3(B)は図2におけるB−B矢視断面図、図3(C)は図2における左側面図、図3(D)は図2における右側面図である。
図3(A)に示すように、ファスナーテープ11とファスナーテープ12とは一方の縁部11C、12Cが対向して配置されている。これにより、ファスナーテープ11とファスナーテープ12との間にスライドファスナー10で開閉される開口が形成される。なお、ファスナーテープ11、12はポリエステル、コットン、ポリ塩化ビニール、又はクロロプレン合成ゴムなどの素材で形成されている。また、ファスナーテープ11、12は、二枚に分離されているものに限らず、一枚のファスナーテープに切り込み(開口)が形成されることにより該切り込みの両側に形成される一対のファスナーテープとして捉えてもよい。
噛合部材21は、図2及び図3に示すように、一方のファスナーテープ11においてファスナーテープ12と対向する縁部11Cに沿って設けられている。噛合部材21は、ファスナーテープ11の縁部11Cの表面11Aに縫い付けられたエレメント21A(本発明の第1連続エレメントの一例)と、ファスナーテープ11の縁部11Cの裏面11Bに縫い付けられたエレメント21B(本発明の第2連続エレメントの一例)とを有している。即ち、二列のエレメント21A及びエレメント21Bを有する噛合部材21は一枚のファスナーテープ11に固定されており、エレメント21A及びエレメント21Bはファスナーテープ11の表面11Aに垂直な方向の異なる位置に配置されている。これにより、エレメント21A、21Bはファスナーテープ11を介して一体化された状態となる。
同じく、噛合部材22は、他方のファスナーテープ12においてファスナーテープ11と対向する縁部12Cに沿って設けられている。噛合部材22は、図3に示すように、ファスナーテープ12の縁部12Cの表面12Aに縫い付けられたエレメント22A(本発明の第1連続エレメントの一例)と、ファスナーテープ12の縁部12Cの裏面12Bに縫い付けられたエレメント22B(本発明の第2連続エレメントの一例)とを有している。即ち、エレメント22A及びエレメント22Bを有する噛合部材22は一枚のファスナーテープ12に固定されており、エレメント22A及びエレメント22Bはファスナーテープ12の表面12Aに垂直な方向の異なる位置に配置されている。これにより、エレメント22A、22Bはファスナーテープ12を介して一体化された状態となる。
エレメント21A、21B、22A、22Bの各々は、例えばポリアミド、ナイロン、又はポリエステルのモノフィラメント(単線)をコイル状に成型することにより、複数のコイル部(コイル状エレメント)が連続する連続エレメントである。なお、エレメント21A、21B、22A、22B各々の中空部25には芯紐23が挿通されている。また、エレメント21A、21B、22A、22B各々のコイル部は、その横断面(図3(A)参照)において楕円形状又は扁平形状を成している。ここで、エレメント21A、22Aが噛合した状態(図2参照)のエレメント21A、22Aの両端の幅(チェーン幅)は10mmであり、JIS−S3015規格における強度規格で定められた重量級(H)の区分(8.5mm〜12mm)に属する寸法に設定されている。なお、エレメント21B、22Bも同様である。
そして、エレメント21A及びエレメント22Aには、対向する端部に相互に係合する噛合頭部21C、22Cが所定間隔ごとに形成されている。同じく、エレメント21B及びエレメント22Bにも、対向する端部に相互に係合する噛合頭部21D、22Dが所定間隔ごとに形成されている。
具体的に、エレメント21A、22Aの噛合頭部21C、22Cは、コイル状に巻かれたモノフィラメントにおいてエレメント21A、22Aの長手方向の寸法が局所的に大きく形成された部分である。そして、エレメント21A、22Aは、エレメント21Aの噛合頭部21Cとエレメント22Aの噛合頭部22Cとがスライダー31のスライド方向(縁部11C、12Cに沿う方向、本発明の第1方向に相当)へ交互に配置されるように設けられている(図2参照)。これにより、エレメント21A、22Aがスライダー31によって交互に重ねられたとき、それぞれの噛合頭部21C、22Cが噛合して相互の移動を係止することとなる。なお、エレメント21B、22Bについても同様である。
また、エレメント21A、21B、22A、22B各々は、スライダー31のスライド方向に沿って同じ向きへ傾倒している。詳細には、エレメント21A、21B、22A、22B各々は、側面視(図3(C)、(D)参照)においてファスナーテープ11、12の表面11A、12Aに垂直な方向に対して所定角度傾斜している。これにより、エレメント21A、21B、22A、22B各々には、平面視で所定間隔ごとの隙間26(図2参照)が形成される。従って、その隙間26に縫着のための縫針を通すことにより、エレメント21A、21B、22A、22B各々をファスナーテープ11、12に縫着することができる。
ここで、図3(C)に示すように、エレメント21A及びエレメント21Bは同一形状に形成されたものである。また、エレメント21A及びエレメント21Bは、それらの各コイル部がスライダー31のスライド方向へ等間隔に配置されており、ファスナーテープ11の表面11Aに垂直な方向(本発明の第2方向に相当)に対応する位置に配置されている。したがって、エレメント21A及びエレメント21Bは、仮に一方をファスナーテープ11の表面11Aに垂直な方向へ移動させたときに他方と合致するような位置関係で配置されている。言い換えると、エレメント21A及びエレメント21Bのファスナーテープ11の表面11Aに垂直な方向の投影像は合致する。そのため、エレメント21A及びエレメント21Bを一枚のファスナーテープ11に縫着する縫着工程では、そのエレメント21A及びエレメント21Bに対してファスナーテープ11の表面11Aに垂直な方向に同時に縫糸24(図2参照)を通して簡単に縫い付けることができる。例えば、従来からコイル状のエレメントをファスナーテープに縫着するために用いられているミシン等を利用して、二列のエレメント21A、21Bを同時にファスナーテープ11の表裏面に縫着することが可能である。また、エレメント21A、21Bが同一形状であればよいため、従来に比べて部品種別を増加させる必要もない。なお、エレメント22A及びエレメント22Bについても同様である。もちろん、一つのスライダー31で同時に開閉することができれば、エレメント21A、21Bの形状が同一でない構成や、ファスナーテープ11の表面11Aに垂直な方向の投影像が合致しない構成であってもよい。例えば、エレメント21A、21Bがファスナーテープ11を対象軸とする線対称となるように配置された構成であってもよい。また、エレメント21Aのファスナーテープの表面11Aへの縫着と、エレメント21Bのファスナーテープの裏面11Bへの縫着とは個別に行ってもよい。
次に、スライダー31の構成について説明する。図4はスライダー31の構成例を示す模式図であって、図4(A)は図2におけるC−C矢視断面図、図4(B)は図2におけるD−D矢視断面図である。スライダー31は、例えばプレス加工やダイカストにより製造される金属製のスライダーである。もちろんスライダー31はプラスチック製であってもよい。ところで、一般的なスライダーは通常一対のエレメントを噛合及び離脱させるものであるため、その内部空間の高さ寸法は一つのエレメント(エレメント)及びファスナーテープの合計の厚みと同等である。
スライダー31は、エレメント21A及びエレメント21Bとエレメント22A及びエレメント22Bとを同時に噛合及び離脱させるものであって、図示しない引き手と、胴体36(本発明の胴体の一例)とを備えている。胴体36は、ファスナーテープ11,12に垂直な垂直方向へ離間された第1翼板34(本発明の第1プレートの一例)及び第2翼板35(本発明の第2プレートの一例)と、これら第1翼板34と第2翼板35とを上記垂直方向に連結するガイド柱37(本発明の連結柱の一例)とを有する。胴体36の内部空間に、噛合部材21、22が挿通される。つまり、胴体36の内部空間は、一対の噛合部材21、22を挿通するための案内路の役割を担う。なお、図4(A)、(B)に示すように、胴体36の内部空間の高さ寸法は、エレメント21A、エレメント21B及びファスナーテープ11の合計の厚みよりも大きく設計されている。
胴体36は、スライダー31が一方向へ移動されたときに一対の噛合部材21、22が噛合した状態で挿通される第1開口部38と、スライダー31が他方向へ移動されたときに一対の噛合部材21、22を離脱した状態でそれぞれの噛合部材21、22が別々に挿通される2つの第2開口部39とを有する。なお、ガイド柱37は、第1開口部38と第2開口部39との間の所定位置(例えば中間位置)から該第2開口部39へ向けて徐々に幅が広くなるように形成されている。
胴体36の内部空間は、第2開口部39から第1開口部38へ向かうにつれて徐々に幅が狭くなるように形成されている。このため、スライダー31が所定方向へスライドされると、噛合部材21、22が離脱した状態で第2開口部39に入り込み、第1開口部38へ抜ける過程において、噛合部材21、22それぞれが接する方向へ押しつけられる。これにより、一対の噛合部材21、22のエレメント21A及びエレメント21Bとエレメント22A及びエレメント22Bとが同時に噛合される。一方、スライダー31が反対方向へスライドされると、噛合部材21、22が噛合した状態で第1開口部38に入り込み、第2開口部38へ抜ける過程において、噛合部材21、22の噛合頭部がガイド柱37によって分離される。これにより、一対の噛合部材21、22のエレメント21A及びエレメント21Bとエレメント22A及びエレメント22Bとが同時に離脱される。これにより、ファスナーテープ11、12の相対する縁部で形成された開口が開閉される。
本第1実施形態では、第1翼板34にガイド部27A、27B、27C(いずれも本発明の第1ガイド部の一例)が設けられており、第2翼板35にガイド部28A、28B、28C(いずれも本発明の第2ガイド部の一例)が設けられている。ガイド部27Aは、ガイド柱37と第1開口部38との間の第1翼板34の内壁面34Aから下方へ突出している。図4(B)に示すように、第1開口部38側のガイド部27Aは、一対の噛合部材21、22の表面側(図4における上側)の噛合頭部へ向けて突出している。このガイド部27Aは、第1開口部38から第2開口部39へ向かうにつれて徐々に幅が広くなっている。ガイド部28Aは、ガイド柱37と第1開口部38との間の第2翼板35の内壁面35Aから上方へ突出している。図4(B)に示すように、第1開口部38側のガイド部28Aは、一対の噛合部材21、22の裏面側(図4における下側)の噛合頭部へ向けて突出している。このガイド部28Aは、第1開口部38から第2開口部39へ向かうにつれて徐々に幅が広くなっている。より具体的には、ガイド部27A及びガイド部28A各々は、第1開口部38からガイド柱37が存在しない領域においては、スライダー31の幅方向の中央部に形成されている。そして、ガイド柱37が存在する領域においては、ガイド部27A及びガイド部28A各々がガイド柱37に沿って形成されている。
また、ガイド部27B、27Cは、胴体36の内部空間の第1翼板34側の両端の隅部、つまり内壁面34Aの両端にそれぞれ設けられている。ガイド部27B、27Cは第1翼板34の内壁面34Aから下方へ突出している。このガイド部27B、27Cは、エレメント21A及びエレメント22Aの幅方向外側の端部に接触して各エレメント21A、22Aを第1開口部38から第2開口部39の方向へガイドする。また、ガイド部28B、28Cは、胴体36の内部空間の第2翼板35側の両端の隅部、つまり無い壁面35Aの両端にそれぞれ設けられている。ガイド部28B、28Cは第2翼板35の内壁面35Aから上方へ突出している。このガイド部28B、28Cは、エレメント21B及びエレメント22Bの幅方向外側の端部に接触して各エレメント21B、22Bを第1開口部38から第2開口部39の方向へガイドする。
スライダー31の胴体36では、第1翼板34の内壁面34Aとエレメント21A、22Aとの間に、該エレメント21A、22Aをファスナーテープ11に縫着する縫糸24が収まる空隙31Cが形成されている。また、スライダー31では、第2翼板35の内壁面35Aとエレメント21B、22Bとの間にも、該エレメント21B、22Bをファスナーテープ11に縫着する縫糸24が収まる空隙31Dが形成されている。一方、図4(B)に示すように、胴体36には、上述したように、ガイド部材27A〜27C及びガイド部材28A〜28Cが設けられているため、スライダー30のスライド時に、ガイド部材27A〜27C及びガイド部材28A〜28Cによって一対の噛合部材21、22がガイドされる。そのため、一対の噛合部材21、22が噛合又は離脱する際に各噛合部材21、22がファスナーテープ11に垂直な方向へずれない。これにより、一対の噛合部材21、22が円滑に噛合される。また、ガイド部材27A〜27C及びガイド部材28A〜28Cによって一対の噛合部材21、22をガイドさせることで、第1翼板34及び第2翼板35の各内壁面と縫糸24との間に空隙31C,31Dを設けることが可能となっており、これにより上記内壁面34A、35Aと縫糸24とが擦れ合わなくなり、縫糸24のほころびを防止することができる。
以下、図5を参照しつつ、スライドファスナー10のこじ開け防止効果について説明する。図5(A)、(B)は、スライドファスナー10の横断面を示す要部模式図である。なお、ここでは説明の便宜上、ファスナーテープ11、12の表面11A、12Aに垂直な方向を上下方向とする。また、ファスナーテープ11、12の表面11A、12Aにおけるスライダー31のスライド方向と垂直な方向を左右方向とする。
まず、図5(A)は、エレメント21A及びエレメント22Aが噛合し、エレメント21B及びエレメント22Bが噛合した状態を示している。そして、図5(B)に示すようにスライドファスナー10の上方からキリ41の先端がエレメント21A及びエレメント22Aの噛合頭部21C、22Cに押し当てられると、該エレメント21A及びエレメント22Aには下方向の力が作用する。
このとき、エレメント21A及びエレメント22Aの噛合頭部21C、22Cが下方向の力を受け、ファスナーテープ11、12にエレメント21A及びエレメント22Aの噛合頭部21C、22Cを頂部とする下方向の撓みが生じると、いずれ更に強い力を受けたときにエレメント21A及びエレメント22Aの噛合が解除されてしまう。
しかしながら、スライドファスナー10では、エレメント21A及びエレメント21Bが一枚のファスナーテープ11の表裏面に固定され、エレメント22A及びエレメント22Bが一枚のファスナーテープ12の表裏面に固定されている。即ち、エレメント21A、22Aはファスナーテープ11の表裏面に縫い合わされることで一体化され、エレメント21B、22Bはファスナーテープ12の表裏面に縫い合わされることで一体化されている。そのため、ファスナーテープ11、12の撓みは、エレメント21A及びエレメント22Aの噛合による結合力だけでなく、エレメント21B、22Bの噛合による結合力によっても防止される。
特に、キリ41の先端でエレメント21A、22Aの噛合頭部21C、22Cを下方に押圧してファスナーテープ11、12を下方に撓まし、エレメント21A、22Aの噛合頭部21C、22Cを離脱させるためには、下方に位置するエレメント21B、22Bの噛合が先に解除される必要がある。このとき、エレメント21A、22Aが噛合した状態で、先にエレメント21B、22Bが離脱するためには、エレメント21B、22Bがエレメント21A、22Aの噛合頭部21C、22Cを中心として回転運動することになる。
具体的には、エレメント21A、22Aにキリ41の先端が押し当てられると、図5(B)に太線矢印で示すように、エレメント21A、22Aには内側に引き寄せられる方向に力が作用するのに対し、エレメント21B、22Bには外側に離反する方向に力が作用することになる。しかしながら、噛合状態のエレメント21B、22Bは、それぞれの噛合頭部21D、22Dが相互に左右方向の移動を係止する力が強いため、左右方向には離脱させにくい。
また、エレメント21Aとエレメント21Bとがファスナーテープ11を介して一体化され、エレメント22Aとエレメント22Bとがファスナーテープ12を介して一体化されており、該エレメント21A、21Bとエレメント22A、22Bとの噛合箇所は上下方向に離間している。そのため、この二組のエレメント21A、22A及びエレメント21B、22Bの噛合を解除するには、一組のエレメント21A、22Aの噛合を解除する場合に比べて著しく大きな力が必要となる。
そのため、キリ41などの先端の尖った部材によりエレメント21A、22Aに下方向の押圧力を与えてエレメント21B、22Bを離脱させることは非常に困難である。特に、チェーン幅が10mmであるスライドファスナー10は、人間の力でこじ開けることはできなかった。
以上、説明したように、スライドファスナー10では、キリ41が噛合部材21、22に押し当てられたときの力を、二列のエレメント21A及びエレメント21Bとエレメント22A及びエレメント22Bとで同時に受けることにより、該噛合部材21、22の離脱防止を図ることができる。従って、スライドファスナー10を採用したキャリーバッグ等のこじ開けを防止することができる。
[第2実施形態]
以下、適宜図面を参照して本発明の第2実施形態に係るスライドファスナー50について説明する。例えば、スライドファスナー50は、図1に示すように、海外旅行などで使用されるキャリーバッグ1(鞄の一例)の開閉部に用いられる。特に、本第2実施形態に係るスライドファスナー50は、独立した金属製又はプラスチック製の単独エレメント(以下、「エレメント」と略称する)が並べて配置された金属ファスナー又はプラスチックファスナーである。なお、一般に、エレメントは務歯とも呼ばれている。
図6に示すように、スライドファスナー50は、一対のファスナーテープ51、52と、該ファスナーテープ51、52において対向する縁部51C、52Cに沿って設けられた一対の噛合部材61、62と、該噛合部材61、62に係合した一つのスライダー71とを備えている。
スライドファスナー50は、例えばファスナーテープ51、52の相対縁部51C、52Cとは反対側の縁部51D、52Dがキャリーバッグの開口縁部に縫着されることにより該キャリーバッグの開閉に用いられる。ここに、ファスナーテープ51、52の取り付け手法は、縫着に限らず、公知の高周波溶着方法によって溶着してもよい。なお、スライドファスナー50について以下で説明しない部分は従来の一般的なスライドファスナーと同様である。
図7は、一対の噛合部材61、62の概略構成を説明するための要部模式図である。具体的に、図7(A)は一対の噛合部材61、62の非噛合状態、図7(B)は一対の噛合部材61、62の噛合状態を示している。また、図7(C)は図6におけるF−F矢視断面図である。
図7(A)、(B)に示すように、ファスナーテープ51とファスナーテープ52とは一方の縁部51C、52Cが対向して配置されている。これにより、ファスナーテープ51とファスナーテープ52との間にスライドファスナー50で開閉される開口が形成される。なお、ファスナーテープ51、52はポリエステル、コットン、ポリ塩化ビニール、又はクロロプレン合成ゴムなどの素材で形成されている。また、ファスナーテープ51、52は、二枚に分離されているものに限らず、一枚のファスナーテープに切り込み(開口)が形成されることにより該切り込みの両側に形成される一対のファスナーテープとして捉えてもよい。
噛合部材61は、図6及び図7に示すように、一方のファスナーテープ51においてファスナーテープ52と対向する縁部51Cに沿って所定間隔で並べられた複数のエレメント61A(本発明の単独エレメントの一例)を有している。エレメント61A各々は、例えばファスナーテープ51の縁部51Cの表裏面を挟み込むことにより該ファスナーテープ51に固定されている。そして、エレメント61A各々の噛合頭部61Dには、ファスナーテープ51の縁部51Cの表面51A側に位置する噛合部61B(本発明の第1噛合部の一例)と、ファスナーテープ51の縁部51Cの裏面51B側に位置する噛合部61C(本発明の第2噛合部の一例)とが一体形成されている。即ち、エレメント61Aの噛合部61B及び噛合部61Cは、ファスナーテープ51の表面51Aに垂直な方向の異なる位置に配置されている。なお、噛合部61B、61Cのいずれか一方がファスナーテープ51と面一であって、他方が表面51A側又は裏面51B側に突出する位置に配置されることも他の実施例として考えられる。
噛合部材62は、他方のファスナーテープ52においてファスナーテープ51と対向する縁部52Cに沿って所定間隔で並べられた複数のエレメント62Aを有している。エレメント62A各々は、例えばファスナーテープ52の縁部52Cの表裏面を挟み込むことにより該ファスナーテープ52に固定されている。そして、エレメント62A各々の噛合頭部62Dには、ファスナーテープ52の縁部52Cの表面52A側に位置する噛合部62B(本発明の第1噛合部の一例)と、ファスナーテープ52の縁部52Cの裏面52B側に位置する噛合部62C(本発明の第2噛合部の一例)とが一体形成されている。即ち、エレメント62Aの噛合部62B及び噛合部62Cは、ファスナーテープ52の表面52Aに垂直な方向の異なる位置に配置されている。なお、噛合部62B、62Cのいずれか一方がファスナーテープ52と面一であって、他方が表面52A側又は裏面52B側に突出する位置に配置されることも他の実施例として考えられる。
エレメント61A、62Aは、スライダー71のスライド方向に交互に配置されるように設けられている(図6参照)。また、図7(C)に示すように、噛合部61B、61C、62B、62C各々には、スライダー71の移動方向の一方向の面に円弧状の突起部73が設けられており、他方の面には上記突起部73に対応する円弧状の凹部74が形成されている。そして、エレメント61A、62Aがスライダー71によって交互に重ねられたとき、噛合部61A各々の突起部73は噛合部62A各々の凹部74に嵌合し、噛合部62A各々の突起部73は噛合部61A各々の凹部74に嵌合する。これにより、エレメント61A、62Aの噛合頭部61D、62Dが噛合して相互の移動が係止されることになる。エレメント61A、62Aが噛合した状態(図6参照)のエレメント61A、62Aの両端の幅(チェーン幅)は10mmであり、JIS−S3015規格における強度規格で定められた重量級(H)の区分(8.5mm〜12mm)に属する寸法に設定されている。
次に、図8はスライダー71の構成例を示す模式図であって、図8(A)は図6におけるG−G矢視断面図、図8(B)は図6におけるH−H矢視断面図である。スライダー71は、例えばプレス加工やダイカストにより製造される金属製のスライダーである。もちろんスライダー71はプラスチック製であってもよい。
スライダー71は、エレメント61Aの噛合部61B、61Cとエレメント62Aの噛合部62B、62Cとを同時に噛合及び離脱させるものである。そのため、図8(A)、(B)に示すように、スライダー71の内部空間の高さ寸法は、噛合部61B、61Cを有するエレメント61Aとファスナーテープ51との合計の厚みとほぼ同等である。そして、スライダー71は、噛合部材61、62に係合した状態で該噛合部材61、62に沿って移動することにより、エレメント61A各々の噛合部61B、61Cとエレメント62A各々の噛合部62B、62Cとを同時に噛合及び離脱させる。即ち、ファスナーテープ51、52の相対する縁部で形成された開口が開閉される。
以下、図9を参照しつつ、スライドファスナー50のこじ開け防止効果について説明する。図9(A)、(B)は、スライドファスナー50の横断面を示す要部模式図である。なお、ここでは説明の便宜上、ファスナーテープ51、52の表面51A、52Aに垂直な方向を上下方向とする。また、ファスナーテープ51、52の表面51A、52Aにおけるスライダー71のスライド方向と垂直な方向を左右方向とする。
まず、図9(A)は、エレメント61Aの噛合部61B、61Cとエレメント62Aの噛合部62B、62Cとが噛合した状態を示している。そして、図9(B)に示すように、スライドファスナー50の上方からキリ81の先端がエレメント61A及びエレメント62Aの噛合頭部61D、62Dに押し当てられると、該エレメント61A及びエレメント62Aには下方向の力が作用する。
このとき、エレメント61A及びエレメント62Aの噛合頭部61D、62Dが下方向の力を受け、ファスナーテープ51、52にエレメント61A及びエレメント62Aの噛合頭部61D、62Dを頂部とする下方向の撓みが生じると、いずれ更に強い力を受けたときにエレメント61A及びエレメント62Aの噛合が解除されてしまう。
しかしながら、スライドファスナー50では、ファスナーテープ51に固定されたエレメント61Aとファスナーテープ52に固定されたエレメント62Aとが、噛合部61B、61Cと噛合部62B、62Cとの二箇所で噛合される。そのため、ファスナーテープ51、52の撓みは、一体化された噛合部61B、61Cと噛合部62B、62Cとの二箇所の噛合による結合力によって防止される。
具体的に、キリ81の先端でエレメント61A、62Aの噛合頭部61D、62Dを下方に押圧してファスナーテープ51、52を下方に撓まし、エレメント61A、62Aの噛合頭部61D、62Dを離脱させるためには、噛合部61B及び噛合部62Bよりも下方に位置する噛合部61C、62Cの噛合が先に解除される必要がある。そのため、キリ81などの先端の尖った部材によりエレメント61A、62Aに下方向の押圧力を与えてエレメント61A、62Aを離脱させることは非常に困難である。
具体的には、エレメント61A、62Aにキリ81の先端が押し当てられると、図9(B)に太線矢印で示すように、噛合部61B、噛合部62Bには内側に引き寄せられる方向に力が作用するのに対し、噛合部61C、噛合部62Cには外側に離反する方向に力が作用することになる。また、エレメント61A、62Aの噛合部61B、62Bと噛合部61C、62Cとの噛合箇所は上下方向に離間している。そのため、この二組の噛合部61B、62B及び噛合部61C、62Cを解除するには、一組の噛合部の噛合を解除する場合に比べて著しく大きな力が必要となる。
以上、説明したように、スライドファスナー50では、キリ81が噛合部材61、62のエレメント61A、62Aに押し当てられたときの力を、二つの噛合部61B及び噛合部61Cと噛合部62B及び噛合部62Cとで同時に受けることにより、該噛合部材61、62の離脱防止を図ることができる。従って、スライドファスナー50を採用したキャリーバッグ等のこじ開けを防止することができる。
なお、上述した第1実施形態及び第2実施形態は本発明が具体化された単なる一例であって、本発明の実施形態は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上述の各実施形態では、チェーン幅が10mmのファスナーについて例示したが、チェーン幅が10mmよりも小さいファスナーや大きいファスナーに対しても本発明は適用可能である。
1・・・鞄
10・・・スライドファスナー
11、12・・・ファスナーテープ
11A、12A・・・ファスナーテープの表面
11B、12B・・・ファスナーテープの裏面
11C、11D・・・ファスナーテープの縁部
12C、12D・・・ファスナーテープの縁部
21、22・・・噛合部材
21A、22A・・・エレメント(第1連続エレメント)
21B、22B・・・エレメント(第2連続エレメント)
21C、22C・・・噛合頭部
21D、22D・・・噛合頭部
23・・・芯紐
25・・・中空部
27A〜27C・・・突起部(第1ガイド部)
28A〜27C・・・突起部(第2ガイド部)
31・・・スライダー(開閉部材)
34・・・第1翼板(第1プレート)
35・・・第2翼板(第2プレート)
36・・・胴体
37・・・ガイド柱
38・・・第1開口部
39・・・第2開口部
31C、31D・・・空隙
50・・・スライドファスナー
51、52・・・ファスナーテープ
51A、52A・・・ファスナーテープの表面
51C、51D・・・ファスナーテープの縁部
52C、52D・・・ファスナーテープの縁部
61、62・・・噛合部材
61A、62A・・・エレメント
61B、61C・・・噛合部(第1噛合部)
62B、62C・・・噛合部(第2噛合部)
61D、62D・・・噛合頭部

Claims (5)

  1. 一対のファスナーテープと、上記一対のファスナーテープにおいて互いに対向する縁部に沿って設けられた一対の噛合部材と、上記縁部に沿う第1方向へ移動されることにより上記一対の噛合部材を噛合及び離脱させるスライダーとを備え、
    上記噛合部材各々が、上記ファスナーテープの上記縁部の表面及び裏面に固定されたコイル状の第1連続エレメント及び第2連続エレメントを有してなるスライドファスナー。
  2. 上記第1連続エレメント及び上記第2連続エレメントそれぞれが有する各エレメントは、上記第1方向へ等間隔に配置された同形状部材であり、上記ファスナーテープに固定された状態で共に上記第1方向へ傾倒しており、且つ、上記ファスナーテープの表面に垂直な第2方向に対応する位置に配置されたものであって、
    上記第1連続エレメント及び上記第2連続エレメントは、上記各エレメントの中央部と上記ファスナーテープとが縫着されたものである請求項1に記載のスライドファスナー。
  3. 上記スライダーは、
    互いに離間された第1プレート及び第2プレートと、第1プレート及び第2プレートを連結する連結柱と、を有する胴体を備え、
    上記胴体は、上記第1方向における一方向への移動時に上記一対の噛合部材が噛合した状態で該噛合部材が挿通され、上記第1方向における他方向への移動時に上記一対の噛合部材が離脱した状態でそれぞれの噛合部材が別々に挿通される案内路を有し、
    上記第1プレートは、上記案内路側の内壁面に突設され、上記第1連続エレメントが有する各エレメントの表面側の幅方向両端を上記案内路に沿ってガイドする第1ガイド部を有し、
    上記第2プレートは、上記案内路側の内壁面に突設され、上記第2連続エレメントが有する各エレメントの裏面側の幅方向両端を上記案内路に沿ってガイドする第2ガイド部を有する請求項1又は2に記載のスライドファスナー。
  4. 一対のファスナーテープと、上記一対のファスナーテープにおいて互いに対向する縁部に沿って設けられた一対の噛合部材と、上記縁部に沿う第1方向へスライドされることにより上記一対の噛合部材を噛合及び離脱させるスライダーとを備え、
    上記噛合部材が、上記ファスナーテープの表面に垂直な方向の位置が異なる第1噛合部及び第2噛合部を有し、上記ファスナーテープの縁部に沿って並べられた複数の単独エレメントであるスライドファスナー。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のスライドファスナーが開閉部に設けられてなる鞄。
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