JP2012189223A - 低摩擦摺動部材 - Google Patents

低摩擦摺動部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2012189223A
JP2012189223A JP2012137194A JP2012137194A JP2012189223A JP 2012189223 A JP2012189223 A JP 2012189223A JP 2012137194 A JP2012137194 A JP 2012137194A JP 2012137194 A JP2012137194 A JP 2012137194A JP 2012189223 A JP2012189223 A JP 2012189223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine
sliding
sliding member
concave portion
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012137194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5429329B2 (ja
Inventor
Yosuke Hizuka
洋輔 肥塚
Toshikazu Nanbu
俊和 南部
Yoshiteru Yasuda
芳輝 保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2012137194A priority Critical patent/JP5429329B2/ja
Publication of JP2012189223A publication Critical patent/JP2012189223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5429329B2 publication Critical patent/JP5429329B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

【課題】潤滑油の存在下で相対的に摺動する、ピストン及びシリンダなどの内燃機関用の摺動部材における、摺動面間に生じる摩擦及び摩耗を低減し得る低摩擦摺動部材を提供する。
【解決手段】潤滑油の存在下で相対的に摺動する内燃機関用の摺動部材の少なくとも一方の摺動部材の摺動面に多数の微細凹部を形成した低摩擦摺動部材であって、前記微細凹部は、多数の第1微細凹部間の摺動面に、摺動方向の幅及び深さが前記第1微細凹部より小さな値の第2微細凹部を形成し、前記第2微細凹部は、前記第1微細凹部間の摺動面を連続的に伸延する溝状に形成したことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、潤滑油の存在下で相対的に摺動する低摩擦摺動部材に関する。
例えば、ピストンおよびシリンダは、一般的に金属でできているため、高速で摺動することによる摺動面の摩耗や焼付きが問題となる。このような摩耗などを防止するには、摺動面相互間に粘性流体を介在させる方法があるが、摩擦などの低減は、十分でない。
更に摩擦などを低減するために、従来から、摺動面に凹凸面などを形成する方法が行われている。例えば、下記特許文献1では、潤滑油を介して互いに摺動する摺動部材において、潤滑油の油膜厚さを保持するよう、摺動部材の摺動面間の隙間に対する潤滑油の流入量と流出量がバランスするときの摺動面間の最接近距離を、摺動面に形成する凹凸部の最大高さよりも大きくする手段が開示されている。これにより、潤滑油の油膜厚さが確保され、摩擦が低減する。
しかし、上記のような従来の摺動部材においても、摩擦の低減を実現しうるものの、更なる摩擦の低減が要望されている。
特開2002−213612号公報(要約、図1参照)
本発明は、潤滑油の存在下で相対的に摺動する内燃機関用の低摩擦摺動部材における、摺動面間に生じる摩擦及び摩耗を低減し得る低摩擦摺動部材を提供することを目的とする。
本発明は、潤滑油の存在下で相対的に摺動する摺動部材の少なくとも一方の摺動部材の摺動面に多数の微細凹部を形成した低摩擦摺動部材であって、前記微細凹部は、多数の第1微細凹部間に、摺動方向の幅及び深さが前記第1微細凹部より小さな値の第2微細凹部を形成し、前記第2微細凹部は、前記第1微細凹部間の摺動面を連続的に伸延する溝状に形成したことを特徴とする低摩擦摺動部材である。
また、本発明は、潤滑油の存在下で相対的に摺動する摺動部材の少なくとも一方の摺動部材の摺動面に多数の微細凹部を形成した低摩擦摺動部材であって、前記微細凹部は、多数の第1微細凹部間に、摺動方向の幅及び深さが前記第1微細凹部より小さな値の第2微細凹部を形成し、前記第2微細凹部は、前記第1微細凹部間の表面粗さ(Rz)が、0.03μm≦Rz≦0.25μmであり、表面粗さのゆがみ(Rsk;JIS B 0601記載)の値が負であるランダム溝としたことを特徴とする低摩擦摺動部材である。
本発明の低摩擦摺動部材によれば、潤滑油の存在下で相対的に摺動する摺動部材の摺動面に多数の第1微細凹部を形成し、この第1微細凹部間に第2の微細凹部を形成したので、摺動面上での保油性が向上し、摺動面間に生じる摩擦を低減することができる。また、第2の微細凹部の摺動方向の幅及び深さを第1微細凹部より小さな値とすることにより負荷容量の低下による直接接触を発生させることなく、摩擦を低減することが可能となる。なお、本明細書においては、「微細凹部」とは、ミクロンオーダーの極めて小さな凹部をいう。
本発明の実施形態に係る低摩擦摺動部材が使用されるエンジンの要部を示す概略断面図である。 同低摩擦摺動部材の要部を示す概略斜視図である。 同低摩擦摺動部材の凹部を示す平面図である。 図3の4−4線に沿う端面図である。 第2微細凹部の種々の形状例を示す概略図である。 往復動試験機の要部を示す概略斜視図である。 Aはピン試験片の平面図、Bはピン試験片の側面図である。 Aは平板試験片の大きさを示す平面図、Bは平板試験片の側面図である。 比較例1の断面曲線を示すグラフである。 比較例2の断面曲線を示すグラフである。 実施例1の断面曲線を示すグラフである。
以下、本発明に係る低摩擦摺動面材について、詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る低摩擦摺動部材が使用されるエンジンの要部を示す概略断面図、図2は同低摩擦摺動部材の要部を示す概略斜視図、図3は同低摩擦摺動部材の凹部を示す平面図、図4は図3の4−4線に沿う端面図である。
本実施形態に係る低摩擦摺動部材は、例えば、図1に示すようなエンジンのピストン1とシリンダ2、クランクシャフト3とメタル軸受4などのように、潤滑油の存在下で摺動する部分の摩擦を大幅に低減するために使用される。
潤滑油の存在下で、相互に接して摺動する一対の摺動部材においては、一方の摺動部材に形成された摺動方向に平行な方向の凸部の長さが、他方の摺動部材に形成された摺動方向に平行な方向の凹部の長さよりも大きいと、摺動の際、潤滑油を凹部に閉じ込めることができ、摺動部材相互間に一定の油膜厚さを保持でき、低摩擦を実現することができる。しかし、凹部が大きすぎたり深すぎると、負荷容量が低下し直接接触が生じやすくなる。本発明者らは、このような知見に基づき本発明を完成させたものである。つまり、本発明は、負荷容量に与える影響が小さい状態で、潤滑油の保油性を向上させるために、摺動方向または潤滑油の流れ方向に対して小さく、深さが浅い凹部を形成したもので、シリンダ2のボアやメタル軸受4の内周面のような円弧状内面を有する部品側に適用して好適なものである。
さらに詳述する。本実施形態の低摩擦摺動部材は、潤滑油の存在下で、図2に示す矢印の方向に相対的に摺動する第1の摺動部材10と第2の摺動部材11とからなり、両摺動部材10,11の摺動面10a,11aには、大きな多数の第1微細凹部12と、これら第1微細凹部12間に形成され、第1微細凹部12より小さな多数の第2微細凹部13と、が形成されている。
第1微細凹部12は、図2〜4に示すように、摺動方向と直交する方向に扁平な凹部で、幅X1及び深さh1の値を有し、第2微細凹部13は、第1微細凹部12間の摺動面10a,11aに形成され、摺動方向において、第1微細凹部12の幅X1及び深さh1より小さな値である幅X2及び深さh2を有している。このように第1微細凹部12の間の平坦部に、油溜りとなる第2微細凹部13が存在すると、保油性が向上し摩擦の低減と,耐焼付き性の向上を行うことができる。
しかし、保油性の向上と摩擦の低減を図るには、第1微細凹部12や第2微細凹部13の大きさが問題で、この大きさは、摺動方向又は油の流れの方向に対して小さく、深さも浅いものとすべきである。本実施形態では、第2微細凹部13の摺動方向の幅X2と第1微細凹部12の摺動方向の幅X1との比(X2/X1)を、1/15〜2/3とし、第2微細凹部13の深さh2と第1微細凹部12の深さh1との比(h2/h1)を、1/10〜1/2としている。
第2微細凹部13が大きすぎると、面積率が大きくなりすぎるため、負荷容量が低下して直接接触が生じやすくなり、深さが深すぎる場合も同様である。したがって、負荷容量に与える影響が小さい状態で、表面の油の保油性を向上させるために、比X2/X1やh2/h1は、上記の値とすることが好ましいことが実験により確認されている。
負荷容量に与える影響や表面の保油性は、このような比のみでなく、第1微細凹部12と第2微細凹部13の摺動部材の摺動面10a,11a全体に対する比率、つまり、面積率(%)、深さ、個々の大きさなども重要な要素なため、これらについても明らかにする。
第1微細凹部12の面積率(%)は、0.3%〜10%であることが好ましい。0.3%以下では、油膜を厚くする効果が十分に得られず、また,10%以上では負荷容量が低下し直接接触が発生しやすくなり、摩擦低減効果を十分に得ることができない。このような面積率は、例えば、表面観察写真を画像処理することにより算出することができる。
第1微細凹部12の深さに関しては、最大深さが0.5μm〜20μmであることが好ましい。0.5μm以下では、動圧効果が発揮されず、油閉じ込め効果が十分でないため、フリクション低現効果が十分に発現されない。20μmを超えると負荷容量の低下を招き、金属接触が発生しやすくなり、十分なフリクション低減が発現できない。このような凹部の深さの測定は、三次元表面構造解析顕微鏡NewView5032(ザイゴ株式会社製)を用い、非接触三次元白色光位相変調干渉方式などにより測定する。
第1微細凹部12の大きさは、短辺の長さが50μm〜150μmであり、長辺の長さを短辺の2倍以上10倍以下であることが望ましい。微細な凹部の短辺が50μm以下の場合、油が微細な凹部へ十分に流入せず動圧の効果が十分に得られず、150μm以上では負荷容量が低下し金属接触が起こりやすくなる虞がある。したがって、この範囲であれば、第1微細凹部12は、動圧効果を十分に発揮し、油膜を厚くすることでフリクション低減効果を発現できることになる。
一方、第2微細凹部13の面積率(%)は、0.5%〜20%であることが好ましい。0.5%以下の場合は、第2微細凹部13による油溜まりの効果が十分でなくフリクション低減効果が十分発現されず、20%以上になると負荷容量の低下により,摩擦特性の悪化が生じる。
第2微細凹部13の深さは、第1微細凹部12よりも浅く、最大深さが第1微細凹部12の最大深さの1/2〜1/10であることが好ましい。第2微細凹部13の深さが深すぎる場合、負荷容量の低下を招き、金属接触が発生しやすくなる。また、浅すぎる場合にも油を保持する能力がなくなり、金属接触が発生しやすくなる。
第2微細凹部13の大きさは、摺動方向に対する幅が第1微細凹部12の幅より小さく、摺動方向に対する幅が第1微細凹部12の幅の1/15〜2/3であることが好ましい。第2微細凹部13が小さすぎる場合には、油の保持効果がなくなり、金属接触が発生しやすくなる。また、大きすぎる場合には、負荷容量が低下し、金属接触が発生しやすくなる。
第1微細凹部12や第2微細凹部13の面積率(%)×深さ(μm)の値の合計は、30以下であることが好ましい。これら各凹部12と13の面積率(%)×深さ(μm)の値が30を超えると,負荷容量の低下と共に凹部に入り込む油の量が多くなるため,油膜が薄くなり,直接接触が発生しやすくなり、十分なフリクション低減が発現できないからである。
第1微細凹部12や第2微細凹部13の形状は、図3では矩形状をしたものであるが、これのみに制限されるものではなく、長方形、楕円、不定形などあらゆる形状が採用されうる。
特に、第2微細凹部13の形状は、保油性を向上させる油溜まりの役割として形成するため、それぞれが独立して形成されたものであってもよいが、連続した溝状であってもよい。図5A〜Eは第2微細凹部の種々の形状例を示す概略図である。
第2微細凹部13の形状に関しては、例えば、図5Aに示すように、図3に示すものよりさらに多数のものを第1微細凹部12間の摺動面11aに形成したものであってもよく、図5Bに示すように、第1微細凹部12間の摺動面11aで連続的に伸延する溝状であってもよい。溝状の第2微細凹部13の場合、図5Cに示すように、第1微細凹部12と平行に形成してもよい。場合によっては、第2微細凹部13は、図5Dに示すように、ドット状に形成したものであってもよい。ただし、このような形状の第2微細凹部13であっても、前述の面積率や深さとすべきである。
さらに、第2微細凹部13の形状は、図5Eに示すように、ランダムに筋状に形成したもの(以下、ランダム溝と称す)であっても油膜を保持する機能が発現できる。
第2微細凹部13をランダム溝15とした場合には、第1微細凹部12間の表面粗さRzが、0.03μm≦Rz≦0.25μmであることが好ましい。
表面粗さRzが0.03μm以下の場合には、表面が平滑なため油の保持効果が不十分になり、表面粗さRzが0.25μm以上の場合には、粗さが大きすぎ、粗さの凸部の増加に起因する直接接触が発生し、十分に摩擦が低減されないことになる。なお、表面粗さRzは、例えば、触針式表面形状測定装置FormTalysurf−120L(Taylor−Hobson社製)により測定される。
また、ランダム溝15は、表面粗さのゆがみ(Rsk;JIS B 0601記載)の値が負であることが好ましい。表面粗さのゆがみのRsk値を負とすれば、粗さ成分の表面から窪んだ部分の分布が増え、保油性に優れたものとなり、好ましい。
(実施例1)
図6は試験片を往復動させる試験機の要部を示す概略斜視図、図7Aはピン試験片の平面図、図7Bはピン試験片の側面図、図8Aは平板試験片の大きさを示す平面図、図8Bは平板試験片の側面図である。
実験は、図6に示すように、平坦な面に様々な凹形状を形成した平板試験片20上で、ピン試験片21に垂直荷重Wを掛けた状態で、両矢印方向に往復摺動させることにより行った。平板試験片20の大きさは、厚さ7mm、長さ60mm、幅40mmであるが、摺動面は、表面に第1微細凹部12と第2微細凹部13を形成した。ピン試験片21の大きさは、厚さ8mm、長さ40mm、高さ11.5mmで、先端面は、曲率半径Rを有しているが、CVD法を用いて、硬質炭素薄膜であるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)をコーティングした。
ピン試験片21に対する垂直荷重Wは、25kgf、速度は、600rpm、潤滑油は、5W30の油(油温度80℃)を0.8cc/minで滴下し、摩擦係数を測定し、後述の比較例1の場合の摩擦係数を「1」とし、これと比較した。
ここに、比較例1は、研磨加工により平滑な鏡面にした後に、その表面に第1微細凹部12のみを形成したもので、平坦部の表面粗さは、Rz=0.3μm、第1微細凹部12は、矩形状で、大きさが80μm×320μm、深さが3μm、面積率1%とした。
比較例2は、平坦部に第1微細凹部12を形成せず、平坦部の表面粗さをRz=3μmのクロスハッチ目で加工したものである。
実施例1は、平坦部の表面粗さをRz=0.3μmとし、第1微細凹部12は、矩形状で、大きさが80μm×320μm、深さが3μm、面積率1%とし、さらに第2の微細凹部13は、クロスハッチ状の溝で、摺動方向の長さX2が20μm、深さが1μm、面積率10%とした。
図9,10,11は、比較例1,2と実施例1の断面曲線を示すグラフであり、縦軸には表面粗さ、横軸に位置を示している。図9と図11には要部を拡大して示す図を併記しているが、この要部拡大図は、縦軸の表面粗さを1μm単位で示し、横軸の位置を200μm単位で示している。この図9〜11より明らかなように、比較例1の表面は極めて平滑な面であり、比較例2の表面は粗く、実施例1の表面は極めて平滑な面と粗い部分が併存している。
実施例としては、実施例1の他に実施例2〜7があるが、これら実施例2〜7は、実施例1と第2の微細凹部13が、下記のように相違している。つまり、実施例2〜7は、実施例1と同様、平坦部の表面粗さをRz=0.3μmに加工し、第1微細凹部12が、矩形状で、大きさが80μm×320μm、深さが3μm、面積率1%のものを形成し、さらに第2の微細凹部13をクロスハッチ状の溝としているが、実施例2〜7においては、第2の微細凹部13が、表1にも示しているが、下記の点で相違している。
実施例2では、第2の微細凹部13が、摺動方向の長さX2が20μm、深さが1μm、面積率25%である。
実施例3では、第2の微細凹部13が、摺動方向の長さX2が20μm、深さが1μm、面積率0.5%である。
実施例4では、第2の微細凹部13が、摺動方向の長さX2が20μm、深さが0.2μm、面積率10%である。
実施例5では、第2の微細凹部13が、摺動方向の長さX2が20μm、深さが2μm、面積率20%である。
実施例6では、第2の微細凹部13が、摺動方向の長さX2が60μm、深さが1μm、面積率10%である。
実施例7では、第2の微細凹部13が、摺動方向の長さX2が10μm、深さが1μm、面積率10%である。
実施例8,9は、第1微細凹部12の平坦部の表面粗さをRz=0.3μmに加工し、第1微細凹部12として、矩形状のもので、大きさが80μm×320μm、深さが3μm、とした点は、前記実施例と同様であるが、第1微細凹部12の面積率を5%とし、さらに第2の微細凹部13をクロスハッチ状の溝として形成している。ただし、実施例8は、第2の微細凹部13の面積率を20%とし、実施例9は、第2の微細凹部13の面積率を10%としている。
これら実施例および比較例における、第1微細凹部12と第2の微細凹部13の大きさ、深さ、面積率、深さと面積率の積をまとめるとともに実験結果を示すと、表1のようになる。
表1から明らかなように、研磨加工により鏡面にした表面に、比較的大きな第1微細凹部12を形成した比較例1や、細かなクロスハッチ目のみを有する比較例2よりも、本発明を適用した実施例の方が、大部分のものにおいて摩擦抵抗が減少していることがわかる。本発明を適用した実施例は、平滑な面に、比較的大きな第1微細凹部12と、クロスハッチ状の溝などからなる第2の微細凹部13とを形成したものであるが、第1微細凹部12自体の油溜りとしての機能に、第1微細凹部12の間の平坦部に形成した小さな第2微細凹部13による油溜りとしての機能が加わり、微細凹部全体としての保油性が大幅に向上し、摩擦低減効果が発揮されたものである。特に、第2微細凹部13が多数あるいは連続的に存在することにより、これが第1微細凹部12の保油性を、摺動面全体的にわたり補うことになり、摩擦抵抗の低減に大きく寄与することになっている。
このような本発明の低摩擦摺動部材を、潤滑油の存在下で摺動する内燃機関用の摺動部材、例えば、シリンダ、メタル軸受などの、円弧状内面を形成するものに適用すると、第1微細凹部12や第2微細凹部13が、保油性を向上させる油溜まりの役割を発揮し、これら凹部に入り込む油の量が多くなり、負荷容量の低下や油膜が薄くなる事態を防止し、金属同士の直接接触が発生せず、摩擦抵抗が低減する好ましい内燃機関になる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。例えば、上述した実施形態では、平坦な低摩擦摺動部材に第1微細凹部12や第2微細凹部13を形成したものであるが、これのみでなく、他の種々の形状を有するもの、例えば、ある程度湾曲したものあるいは円弧状の面を有するもの、又は球面のものなどにも適用することもできる。
本発明は、潤滑油の存在下で摺動する摺動部材の摺動摩擦を低減した内燃機関用部品、特に、ピストンやシリンダあるいは軸受部材に利用することができる。
10,11…摺動部材、
10a,11a…摺動面、
12…第1微細凹部、
13…第2微細凹部。

Claims (2)

  1. 潤滑油の存在下で相対的に摺動する摺動部材の少なくとも一方の摺動部材の摺動面に多数の微細凹部を形成した低摩擦摺動部材であって、
    前記微細凹部は、多数の第1微細凹部間に、摺動方向の幅及び深さが前記第1微細凹部より小さな値の第2微細凹部を形成し、
    前記第2微細凹部は、前記第1微細凹部間の摺動面を連続的に伸延する溝状に形成したことを特徴とする低摩擦摺動部材。
  2. 潤滑油の存在下で相対的に摺動する摺動部材の少なくとも一方の摺動部材の摺動面に多数の微細凹部を形成した低摩擦摺動部材であって、
    前記微細凹部は、多数の第1微細凹部間に、摺動方向の幅及び深さが前記第1微細凹部より小さな値の第2微細凹部を形成し、
    前記第2微細凹部は、前記第1微細凹部間の表面粗さ(Rz)が、
    0.03μm≦Rz≦0.25μm
    であり、表面粗さのゆがみ(Rsk;JIS B 0601記載)の値が負であるランダム溝としたことを特徴とする低摩擦摺動部材。
JP2012137194A 2012-06-18 2012-06-18 低摩擦摺動部材 Expired - Fee Related JP5429329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012137194A JP5429329B2 (ja) 2012-06-18 2012-06-18 低摩擦摺動部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012137194A JP5429329B2 (ja) 2012-06-18 2012-06-18 低摩擦摺動部材

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006152381A Division JP2007321860A (ja) 2006-05-31 2006-05-31 低摩擦摺動部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012189223A true JP2012189223A (ja) 2012-10-04
JP5429329B2 JP5429329B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=47082608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012137194A Expired - Fee Related JP5429329B2 (ja) 2012-06-18 2012-06-18 低摩擦摺動部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5429329B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016143741A1 (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 住友重機械工業株式会社 摺動部材、摺動機構、及び摺動部材の製造方法
TWI641758B (zh) * 2015-02-23 2018-11-21 日商山葉發動機股份有限公司 Air-cooled engine, cylinder block member for air-cooled engine, and vehicle with air-cooled engine
DE102019219445A1 (de) * 2019-12-12 2021-06-17 Federal-Mogul Nürnberg GmbH Kolben und Verfahren zur Herstellung desselben
DE102020209624A1 (de) 2020-07-30 2022-02-03 Federal-Mogul Nürnberg GmbH Kolben und Kolbenbolzen und Verfahren zur Herstellung und Verbrennungsmotor mit einem solchen Kolben und/ oder Kolbenbolzen

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180028159A (ko) * 2016-09-08 2018-03-16 현대자동차주식회사 전단저항 감소 패턴을 갖는 엔진

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0754849A (ja) * 1993-05-31 1995-02-28 Ntn Corp ころがりまたはすべり運動する機械部品
JP2002213612A (ja) * 2000-11-20 2002-07-31 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関用摺動部品及びそれを用いた内燃機関
JP2002235852A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Nissan Motor Co Ltd 低摩擦摺動部材
JP2004225728A (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Nissan Motor Co Ltd 摺動部材、クランクシャフト、および可変圧縮比エンジン
JP2004278705A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Nissan Motor Co Ltd 摺動部材、クランクシャフト、および可変圧縮比エンジン
JP2004340248A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Daido Metal Co Ltd 摺動部材
JP2005320934A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Toyo Drilube Co Ltd 往復運動部材
JP2006017218A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Nissan Motor Co Ltd 摺動装置
JP2006077856A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Nissan Motor Co Ltd 低摩擦摺動部材

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0754849A (ja) * 1993-05-31 1995-02-28 Ntn Corp ころがりまたはすべり運動する機械部品
JP2002213612A (ja) * 2000-11-20 2002-07-31 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関用摺動部品及びそれを用いた内燃機関
JP2002235852A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Nissan Motor Co Ltd 低摩擦摺動部材
JP2004225728A (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Nissan Motor Co Ltd 摺動部材、クランクシャフト、および可変圧縮比エンジン
JP2004278705A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Nissan Motor Co Ltd 摺動部材、クランクシャフト、および可変圧縮比エンジン
JP2004340248A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Daido Metal Co Ltd 摺動部材
JP2005320934A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Toyo Drilube Co Ltd 往復運動部材
JP2006017218A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Nissan Motor Co Ltd 摺動装置
JP2006077856A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Nissan Motor Co Ltd 低摩擦摺動部材

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI641758B (zh) * 2015-02-23 2018-11-21 日商山葉發動機股份有限公司 Air-cooled engine, cylinder block member for air-cooled engine, and vehicle with air-cooled engine
WO2016143741A1 (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 住友重機械工業株式会社 摺動部材、摺動機構、及び摺動部材の製造方法
JPWO2016143741A1 (ja) * 2015-03-10 2017-12-21 住友重機械工業株式会社 摺動部材、摺動機構、及び摺動部材の製造方法
DE102019219445A1 (de) * 2019-12-12 2021-06-17 Federal-Mogul Nürnberg GmbH Kolben und Verfahren zur Herstellung desselben
US12037960B2 (en) 2019-12-12 2024-07-16 Federal-Mogul Nurnberg Gmbh Piston and method for producing same
DE102020209624A1 (de) 2020-07-30 2022-02-03 Federal-Mogul Nürnberg GmbH Kolben und Kolbenbolzen und Verfahren zur Herstellung und Verbrennungsmotor mit einem solchen Kolben und/ oder Kolbenbolzen

Also Published As

Publication number Publication date
JP5429329B2 (ja) 2014-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5429329B2 (ja) 低摩擦摺動部材
JP3712052B2 (ja) 低摩擦摺動部材
US6739238B2 (en) Sliding structure for a reciprocating internal combustion engine and a reciprocating internal combustion engine using the sliding structure
CN105849444B (zh) 组合油环
CN105452637A (zh) 滑动组件
JP3890495B2 (ja) 内燃機関用摺動部品及びそれを用いた内燃機関
JP2014224601A (ja) すべり軸受
WO2019008780A1 (ja) 組合せオイルリング
CN103201487B (zh) 在内壁面形成有凹凸的气缸
JP4779841B2 (ja) 内燃機関
JP2015535574A (ja) 周期的に異なる溝を備えるピストンリング
JP2007321860A (ja) 低摩擦摺動部材
JP2016056935A (ja) オイルリング
JP2008223663A (ja) エンジンのピストン
JP2018504550A (ja) 滑動面を機械要素に製造する方法
JP2017096396A (ja) 半割軸受
JP2008095721A (ja) 摺動部材
JP2018009705A (ja) オイルリング
JP4956769B2 (ja) 低摩擦摺動部材
CN105008733A (zh) 滑动轴承
CN113906208B (zh) 内燃机的滑动结构
JP7045383B2 (ja) ピストンリング
Liu et al. Friction behaviors of rough chromium surfaces under starving lubrication conditions
KR20110071176A (ko) 엔진의 실린더라이너 보어의 미세그루브 구조
JP5983061B2 (ja) すべり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees