JP2012193901A - 多室型空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】室外機における最小運転能力を確保するために停止している室内機を強制的に運転する場合でも、各部屋に存在する人に違和感や不快感を与えることなく室外機の運転を継続できる多室型空気調和装置を提供する。
【解決手段】室外機制御部210は、1台だけ運転している室内機4cのサーモオフ状態移行/解除の回数をカウントしており、この回数が所定時間内に所定回数以上、例えば、室内機4cが運転を開始してから30分間に5回以上であれば、管理テーブルを参照し、運転を停止していて、かつ、部屋に人が存在しない室内機の中で、一番定格運転能力が低い室内機4eを選択し、この室内機4eに調整運転を開始させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、1台の室外機に複数台の室内機が冷媒配管で接続された多室型空気調和装置に関する。
従来、1台の室外機に複数の室内機が冷媒配管で接続される多室型空気調和装置では、実際に運転される室内機の台数や、個々の室内機で要求される運転能力によって、室外機に備えられた圧縮機の負荷が大きく変動する。しかし、圧縮機の能力、つまり室外機の運転能力は一定範囲内に限定されるため、各室内機での運転能力も、室外機の運転能力の範囲に合わせて制約される。
例えば、多室型空気調和装置が暖房運転を行っている状況で、運転している室内機が1台であり、この室内機から要求される運転能力が室外機の最小運転能力を下回る場合は、室外機が最小運転能力で運転しても、当該室内機に対して供給される運転能力が過剰となる。このような状態では、当該室内機において室温が設定温度以上となることがある。
設定温度に対し室温が所定温度(例えば2℃)以上高くなると、室内機は室外機への能力要求信号(設定温度と室温との差に応じた室外機の圧縮機回転数を要求する信号)の送信を停止するとともに、室内膨張弁を閉じて送風ファンのみ間欠回転させる状態、所謂サーモオフ状態になる。一方、能力要求信号を受信しない室外機は、圧縮機を停止する。サーモオフ状態となった後、室温が所定温度、例えば、設定温度まで低下すると、室内機ではサーモオフ状態が解除されて室外機へ能力要求信号を送信し、これを受けた室外機は、圧縮機を所定の回転数で起動する。
室内機で必要とされる運転能力に対し室外機の運転能力が過剰となると、上述したように室温が設定温度以上となることがあるため、サーモオフ状態へ移行/解除が頻繁に行われる虞がある。この場合、サーモオフ状態が解除される度に、圧縮機が所定の回転数で起動するので、サーモオフ状態へ移行/解除が頻繁に行われると、消費電力が高くなるという問題があった。
尚、起動時の圧縮機の回転数は、圧縮機の最小回転数より高い回転数であり、最小回転数より高い回転数とするのは、圧縮機へ冷凍機油を早く回収して圧縮機内部での冷凍機油の不足を防ぐためである。
以上説明した問題を解決するものとして、例えば、特許文献1では、運転している室内機が要求する運転能力の合算値が室外機の最小運転能力を下回っている場合は、運転していない室内機の室内膨張弁を少しだけ開いて当該室内機を強制的に運転することによって室外機における必要最小運転能力を確保し、室外機を最小運転能力で運転しつづけるようにしてサーモオフ状態へ移行/解除が頻繁に行われることを防ぐ多室型空気調和装置が提案されている。
特開平7−190462号公報(第3〜4頁、第1図、第3図)
しかしながら、上述した多室型空気調和装置では、停止している室内機を強制的に運転する際に、当該室内機が設置されている部屋に人が存在すれば、部屋にいる人が運転指示を行っていないにも関わらず室内機が運転を開始することによって、この人に違和感を与えるという問題があった。また、室内機が強制的に運転を開始することによって、当該室内機の設置された部屋の室温が高く、あるいは、低くなる虞があり、これにより部屋に存在する人に不快感を与える虞があった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、室外機における最小運転能力を確保するために停止している室内機を強制的に運転する場合でも、各部屋に存在する人に違和感や不快感を与えることなく室外機の運転を継続できる多室型空気調和装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の多室型空気調和装置は、室外機と、室外機に冷媒配管接続された複数の室内機と、室外機や複数の室内機を制御する制御手段と、複数の室内機が設置される部屋の人の在否を検出する人検知手段とを備えたものである。制御手段は、複数の室内機の運転状態に関する情報と人検知手段の検出結果に関する情報とを取得する、あるいは、記憶している管理テーブルから複数の室内機の運転状態に関する情報と人検知手段の検出結果に関する情報とを抽出する。そして、制御手段は、運転中の室内機で必要とされる運転能力に対し室外機の最小運転能力が大きいと判断した場合は、取得した室内機の運転状態、人検知手段における検出結果、および予め定められた室内機の優先順位に応じて選択した室内機に調整運転開始を指示するものである。
上記のように構成した本発明の多室型空気調和装置によれば、運転中の室内機で必要とされる運転能力が室外機の必要最小運転能力に比べて低い場合に、運転状態と人検知手段における検出結果と予め定められた室内機の優先順位とに応じて選択した室内機に調整運転開始を指示する。これにより、室内機で必要とされる運転能力が室外機の最小運転能力より高くなり、室外機を継続して運転できるようになる。また、調整運転を行う室内機は、人が存在しない部屋に設置される室内機が選択されるため、部屋に存在する人に不快感を与えないようにすることができる。
本発明による多室型空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明による多室型空気調和装置の構成ブロック図である。 本発明による多室型空気調和装置の室外機に記憶される管理テーブルである。 本発明による多室型空気調和装置の室外機での処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施例としては、1台の室外機に5台の室内機が冷媒配管接続されている多室型空気調和装置を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1に示すように、本実施例の多室型空気調和装置1は、住宅やマンション等の室外に設置される1台の室外機2と、各部屋に設置され室外機2に液管5およびガス管6で並列に接続された5台の室内機4a〜4eとを備えている。詳細には、液管5は、一端が分岐して室内機4a〜4eの各々の一端に、他端が室外機2の閉鎖弁31に接続されており、ガス管6は、一端が分岐して室内機4a〜4eの各々の他端に、他端が室外機2の閉鎖弁32に接続されている。以上により多室型空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。
室外機2は、冷媒回路10の一部を構成する室外冷媒経路10xを備えている。室外冷媒回路10xは、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、アキュムレータ24と、液管5の他端が接続される閉鎖弁31と、ガス管6の他端が接続される閉鎖弁32とを有しており、これらが相互に冷媒配管で接続されている。また、室外機2は、室外ファン25を備えている。
圧縮機21は、後述するインバータ260により回転数が制御される図示しないモータによって駆動される能力可変型圧縮機である。圧縮機21の吐出側は四方弁22に接続され、圧縮機21の吸入側はアキュムレータ24の流出側に接続されている。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り替えるための弁である。四方弁22は、a〜dの4つのポートを備えており、ポートaが上述したように圧縮機21の吐出側に、ポートbが室外熱交換器23の一端に、ポートcがアキュムレータ24の流入側に、ポートdが閉鎖弁32に、それぞれ冷媒配管接続されている。
多室型空気調和装置1が暖房運転を行う際は、四方弁22のポートaとdとを連通するよう、また、ポートbとcとを連通するように切り替えて(図1の四方弁22における実線で示す状態)、室外熱交換器23を蒸発器として機能させる。この時、圧縮機21の吐出側は、閉鎖弁32を介してガス管6に接続されるとともに、圧縮機21の吸入側は、アキュムレータ24を介して室外熱交換器23の一端に接続される。
一方、多室型空気調和装置1が冷房運転を行う際は、四方弁22のポートaとbとを連通するよう、また、ポートcとdとを連通するように切り替えて(図1の四方弁22における破線で示す状態)、室外熱交換器23を凝縮器として機能させる。この時、圧縮機21の吐出側は、室外熱交換器23の一端に接続されるとともに、圧縮機21の吸入側は、アキュムレータ24を介して閉鎖弁32に接続される。
室外熱交換器23は、上述したように一端が四方弁22のポートbに接続され、他端が室外膨張弁30の一方のポートに接続されており、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。
室外ファン25は、後述するファンモータ260によって駆動される。室外ファン25が回転することによって、室外機2の図示しない吸込口から室外機2内部に外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換させた後、室外機2の図示しない吹出口から室外機2外に排出する。
アキュムレータ24は、上述したように、流入側が四方弁22のポートcに接続され、流出側が圧縮機21の吸入側に接続されている。アキュムレータ24は冷媒を収容することが可能な容器であり、液冷媒とガス冷媒とを分離してガス冷媒のみを圧縮機21に吸入させる。
室外膨張弁30は、一方のポートが室外熱交換器23に接続され、他方のポートが閉鎖弁31を介して液管5に接続されている。室外膨張弁30は、室外熱交換器23が蒸発器として機能する場合は、その開度が室外熱交換器23における冷媒の過熱度(後述する低圧センサ52で検出した吸入圧力から算出した低圧飽和温度と、室外熱交換器23の四方弁22側に設けられた図示しない熱交出口温度センサで検出した冷媒出口温度との差)に応じて調整され、室外熱交換器23が凝縮器として機能する場合は、その開度が全開とされる。
室外機2には、各種のセンサが設けられており、圧縮機21の吐出圧力を検出する高圧センサ51と、圧縮機21の吸入圧力を検出する低圧センサ52とが設けられている。また、圧縮機21から吐出される冷媒の温度を検出する吐出温度センサ53と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度センサ54とが設けられている。尚、高圧センサ51および吐出温度センサ53は、圧縮機21と四方弁22との間の位置に、低圧センサ52および吸入温度センサ54は、圧縮機21とアキュムレータ24との間の位置に、それぞれ配置される。
また、室外熱交換器23には、室外熱交換器23を流れる冷媒の温度を検出する熱交温度センサ56が設けられている。室外熱交換器23と室外膨張弁30との間の位置には、室外熱交換器23に流入あるいは流出する冷媒の温度を検出する液側温度センサ55が設けられている。さらには、室外機2の図示しない吸込口付近には、外気温度を検出するための外気温度センサ57が設けられている。
5台の室内機4a〜4eは、各々に定められた定格運転能力を有し、室内機4a〜4eの順で後述する識別番号が001〜005と付与されている。室内機4a〜4eは、冷媒回路10の一部を構成する室内冷媒経路10a〜10eを備えており、室内冷媒回路10a〜10eは、主として室内熱交換器41a〜41eと、室内膨張弁42a〜42eとを有しており、これらが相互に冷媒配管で接続されている。また、室内機4a〜4eは、室内ファン43a〜43eを備えている。尚、室内機4a〜4eの構成は全て同じであるため、以下の説明では、室内機4aの構成について説明を行い、その他の室内機4b〜4eについては説明を省略する。
室内熱交換器41aは、一端がガス管6から流入あるいはガス管6に流出する高圧冷媒が流れる室内機4a内の冷媒配管に接続され、他端が室内膨張弁42aの一方のポートに接続されている。室内熱交換器41aは、室外機2の四方弁22が切り替えられることによって、多室型空気調和装置1が暖房運転を行う際には凝縮器として室内空気を加熱し、冷房運転を行う際には蒸発器として室内空気を冷却する。
室内ファン43aは、後述するファンモータ430aによって駆動される。室内ファン43aが回転することによって室内機4aの図示しない吸込口から室内機4a内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器41aにおいて冷媒と熱交換させた後、室内機4aの図示しない吹出口から室内に供給する。
室内膨張弁42aは、上述したように、一方のポートが室内熱交換器41aに接続され、他方のポートが液管5から流入あるいは液管5に流出する低圧冷媒が流れる室内機4a内の冷媒配管(液管側)に接続されている。室内膨張弁42aは、室内熱交換器41aが凝縮器として機能する場合は、その開度が要求される暖房能力に応じて調整され、室内熱交換器41aが蒸発器として機能する場合は、その開度が要求される冷房能力に応じて調整される。
室内機4aには、各種のセンサが設けられており、室内熱交換器41aの室内膨張弁42a側には、室内熱交換器41aから流出あるいは流入する冷媒の温度を検出する液側温度センサ45aが設けられている。また、室内熱交換器41aの液側温度センサ45aが設けられた側の反対側には、室内熱交換器41aに流入あるいは流出する冷媒の温度を検出するガス側温度センサ44aが設けられている。また、室内機4aの図示しない吸込口付近には、室内空気の温度を検出するための室温センサ46aが設けられている。さらには、室内機4aの図示しない前面パネルには、例えば、焦電センサやサーモパイル等の赤外線センサでなり、室内機4aが設置された部屋の人の在否を検出する人検知手段である人検知センサ47aが設けられている。
次に、図2を用いて多室型空気調和装置1の電気的な構成を説明する。室外機2は、上述した圧縮機21の他に、記憶部220と、通信部230と、整流回路250と、インバータ260と、ファンモータ270と、センサ入力部240と、インバータ260やファンモータ270を制御する制御手段である室外機制御部210とを備えている。
整流回路250は、交流電源300から供給される交流電源電圧を整流し脈流電圧を得る回路であり、ブリッジダイオード等で構成されている。インバータ260は、図示しない平滑コンデンサで平滑された直流電圧を入力して圧縮機21の図示しないモータ(例えば、3相ブラシレスモータ)をインバータ制御にて駆動する回路であり、複数のパワートランジスタ等のスイッチング素子や、スイッチング素子を保護するための複数のフリーホイールダイオードで構成されている。
ファンモータ270は、室外機2の室外ファン25を回転する。センサ入力部240は、室外機2に設けられた各圧力センサや各温度センサでの検出信号が入力され、検出値として室外機制御部210に出力する。
記憶部220は、ROMやRAMで構成されており、室外機2の制御プログラムや、各センサからの検出信号に対応した検出値、現在の室外機2の設定情報等を記憶する。通信部230は、各室内機4a〜4eとの通信を行うインターフェイスである。
室外機制御部210は、センサ入力部240を介して各センサでの検出値が入力されるとともに、各室内機4a〜4eから送信される室外機2の制御内容を含んだ通信データが通信部230を介して入力される。室外機制御部210は、これら入力された各種情報に基いてインバータ260、ファンモータ270、四方弁22および室外膨張弁30を制御する。
室内機4a〜4eは、センサ入力部420a〜420eと、ファンモータ430a〜430eとを備えている。尚、室内機4a〜4eの電気的な構成は全て同じであるため、以下の説明では、室内機4aの構成について説明を行い、その他の室内機4b〜4eについては説明を省略する。
ファンモータ430aは、室内機4aの室内ファン43aを回転する。センサ入力部420aは、室内機4aに設けられた各温度センサでの検出信号を入力し、検出値として室内機制御部410aに出力する。
室内機制御部410aは、センサ入力部420aを介して各センサでの検出値が入力されるとともに、室外機2から送信される制御内容を含んだ通信データが入力される。室内機制御部410aは、これら入力された各種情報に基いてファンモータ430aや室内膨張弁42aを制御する。
次に、本実施例の多室型空気調和装置1の暖房運転時及び除霜運転時/冷房運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1を用いて説明する。
暖房運転時は、四方弁22は、図1の実線で示される状態、すなわち、ポートaとポートdとを連通し、ポートbとポートcとを連通する状態となる。これにより、室外熱交換器23が蒸発器となり、室内熱交換器41a〜41eが全て凝縮器となる。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、四方弁22および閉鎖弁32を通過してガス管6に流入し、ガス管6から室内機4a〜4e内の冷媒配管を介して室内熱交換器41a〜41eに流入する。室内熱交換器41a〜41eに流入した高圧の冷媒は、室内熱交換器41a〜41eで室内空気と熱交換を行って凝縮する。これにより、室内機4a〜4eが設置された部屋の暖房が行われる。
室内熱交換器41a〜41eから流出した高圧の冷媒は、室内膨張弁42a〜42eを通過して減圧される。ここで、室内膨張弁42a〜42eは、例えば、室内機制御部410a〜410eが、液側温度センサ45a〜45eで検出した冷媒温度および室外機2から受信した高圧飽和温度(室外機2の高圧センサ51で検出した吐出圧力から算出したもので、室内熱交換器41a〜41e内の冷媒温度に相当する温度)から、室内熱交換器41a〜41e出口での冷媒過冷却度を求め、これに応じて開度を決定している。
室内機4a〜4eから流出した冷媒は液管5を流れ、閉鎖弁31を介して室外機2に流入する。室外機2に流入した中間圧の冷媒は、室外膨張弁30を通過する際に減圧されて低圧の冷媒となり、室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した低圧の冷媒は、外気と熱交換を行って蒸発する。そして、室外熱交換器23から流出した低圧の冷媒は、四方弁22およびアキュムレータ24を介して圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
尚、以上説明した暖房運転時の冷媒の流れは、図1において実線矢印で示しており、圧縮機21と四方弁22の間の冷媒の流れは矢印80(太線矢印)で、これ以外の冷媒の流れは矢印60(細線矢印)で、それぞれ示している。
除霜運転時及び冷房運転時は、四方弁22は、図1の破線で示される状態、すなわち、ポートaとポートbとを連通し、ポートcとポートdとを連通する状態となる。これにより、室外熱交換器23が凝縮器となり、室内熱交換器41a〜41eが全て蒸発器となる。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、四方弁22を通過して室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した高圧の冷媒は、外気と熱交換を行って凝縮する。室外熱交換器23から流出した高圧の冷媒は、室外機制御部210により全開とされた室外膨張弁30を通過し、閉鎖弁31を通過して液管5に流入する。
液管5を流れて室内機4a〜4eに流入した冷媒は、室内膨張弁42a〜42eを通過して減圧される。室内膨張弁42a〜42eを通過した低圧の冷媒は、室内熱交換器41a〜41eに流入し室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内機4a〜4eが設置された室内の冷房が行われる。ここで、室内膨張弁42a〜42eは、例えば、室内機4a〜4eの室内機制御部410a〜41oeが、液側温度センサ45a〜45eおよびガス側温度センサ44a〜44eで検出した冷媒温度から、室内熱交換器41a〜41e出口での冷媒過熱度を求め、これに応じて開度を決定している。
室内熱交換器41a〜41eから流出した低圧の冷媒はガス管6を流れ、閉鎖弁32を介して室外機2に流入する。そして、室外熱2に流入した低圧の冷媒は、四方弁22およびアキュムレータ24を介して圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
尚、以上説明した除霜運転時/冷房運転時の冷媒の流れは、図1において実線及び破線の矢印で示しており、圧縮機21と四方弁22の間の冷媒の流れは矢印80(太線矢印)で、これ以外の冷媒の流れは矢印70(破線矢印)で、それぞれ示している。
次に、図3に示す管理テーブル100について説明する。この管理テーブル100は、室外機2の記憶部220に記憶されている。管理テーブル100は、室内機4a〜4eの設置場所および識別番号の管理や、運転設定情報をリアルタイムで把握するためのものであり、室内機4a〜4eから現在の運転状態(運転中あるいは停止中であることを示すもの)を受信した場合や、使用者がリモコンを操作して設定温度や風量等を変更した場合にその内容を含んだ信号を室内機4a〜4eから受信し随時更新される。
管理テーブル100には、多室型空気調和装置1の設置時に規定される設定情報を示す項目と、通常の空調運転において更新される運転情報を示す項目とが表示されている。設置情報を示す項目としては、識別番号、設置場所および定格運転能力がある。
識別番号の項目は、多室型空気調和装置1内の通信において通信相手を識別するために用いられる。設置場所の項目は、多室型空気調和装置1が設置された建物における室内機4a〜4eの設置位置を示している。定格運転能力の項目は、室内機4a〜4eの定格運転能力を示している。
運転情報を示す項目としては、各室内機4a〜4eの運転状態を示す電源や、各室内機4a〜4eの運転情報である運転モード、設定温度、室温、人検知結果がある。電源の項目は、室内機4a〜4eの運転状態、つまりは室内機4a〜4eが運転中もしくは停止中であることを示しており、「ON」であれば運転中、「OFF」であれば停止中であることを示している。運転モードの項目は室内機4a〜4eの冷房/暖房の区別を、設定温度の項目は室内機4a〜4e毎に設定されている目標となる室温を、室温の項目は室内機4a〜4eが設置された部屋の現在の温度を、人検知結果の項目は室内機4a〜4eが設置された部屋における人の在否を人検知センサ47a〜47cで検出した結果を、それぞれ示している。尚、室温および人検知結果については、室内機4a〜4eが運転中/停止中であるに関わらず、常に室内機4a〜4eから室外機2に対し検出結果が送信され、その度に管理テーブル100を更新するものとする。
尚、以上の項目以外に、室内機4a〜4eでの風量や風向板動作を示す項目や、タイマー運転設定状態を示す項目等が管理テーブル100には設けられているが、本実施例の説明に直接関係がないため、記載を省略している。また、室外機2における圧縮機21や室外ファン25の回転数や、各センサで検出した値を記憶するテーブルも記憶部220に記憶されているが、本実施例の説明に直接関係がないため、記載と詳細な説明を省略する。
次に、図1乃至図3を用いて、本実施例の多室型空気調和装置1における、室外機2を継続運転させる動作について具体的に説明する。尚、以下の説明では、図3(A)に示すように、多室型空気調和装置1は暖房運転を行っており、室内機4a(識別番号:001、部屋Aに設置)と室内機4b(識別番号:002、部屋Bに設置)と室内機4d(識別番号:004、部屋Dに設置)とが定格運転能力が2.8kW、室内機4c(識別番号:003、部屋Cに設置)と室内機4e(識別番号:005、部屋Eに設置)とが定格運転能力が2.2kW、運転中のものが室外機4c1台のみ、部屋に人が存在するものが室内機4bおよび室内機4cであるとし、また、室外機2の最小運転能力が2.2kWであるとして説明する。
室内機4cにおいて、使用者が設定温度を22℃と設定している。暖房運転を開始して室温センサ46cで検出した温度が設定温度である22℃となれば、室内機4cで必要となる運転能力は定格運転能力である2.2kWより低くなり、例えば、1.1kWとなる。
室外機2の最小運転能力は2.2kWであるため、室内機4cで必要な運転能力である1.1kWより大きな運転能力が室内機4cに供給される。このような状態となれば、室温が設定温度を越えてしまう。室内機4cの室内機制御部410cは、室温センサ46cで検出した室温をセンサ入力部420cを介して取り込み、この室温が設定温度に比べて所定温度(例えば、2℃)以上高くなると、室内膨張弁42cを閉じるとともに室外機2に対し能力要求信号(設定温度と室温との差に応じた室外機2の圧縮機21の回転数を要求する信号)の送信を停止する状態、所謂サーモオフ状態に移行する。
尚、図3(A)では、設定温度が22℃である場合に、室温が25℃となった場合を示している。また、能力要求信号は、上記サーモオフ時以外は、常時室内機4cから室外機2に対して送信されているものである。また、サーモオフ時は、室内機制御部410cは室内ファン43cを間欠的に運転することで、室内空気を室内機4c内に取り込み、室温センサ46cで検出した室温を取り込んでいる。
一方、室外機2の室外機制御部210は、室内機4cからの制御信号に基いて室外機2の運転を開始するとともに、室内機4cが運転を開始した時点から時間計測を開始する。この時間計測は、後述する圧縮機21の停止を所定時間内に何回行ったかをカウントする際の「所定時間」を計測するために行う。そして、室外機制御部210は、室外機2の運転中に室内機4cからの能力要求信号の受信が停止すれば、室内機4cがサーモオフ状態に移行したと判断し、圧縮機21および室外ファン25を停止する。これにより、冷媒回路10での冷媒の流れが停止し、室内機4cの室内熱交換器41cにおける冷媒と室内空気との熱交換、および、室外機2の室外熱交換器23における冷媒と外気との熱交換が行われなくなる。
サーモオフ状態となれば、上述したように、冷媒回路10での冷媒の流れが停止し、室内機4cの室内熱交換器41cにおける冷媒と室内空気との熱交換が行われなくなり、この状態が続くと室内機4cが設置された部屋Cの室温が低下する。そして、室温が設定温度(22℃)となれば、室内機制御部410Cは、サーモオフ状態を解除し、室内膨張弁42cを開くとともに室内ファン43cを駆動する。そして、室外機2への能力要求信号の送信を再開する。
能力要求信号を受信した室外機2の室外機制御部210は、室内機4cにおいてサーモオフ状態が解除されたことを認識し、圧縮機21を所定の回転数で再起動するとともに、室外ファン25を駆動する。
上述したサーモオフ状態時において、室外機制御部210は、一旦圧縮機21を停止すれば、圧縮機21における吐出側の圧力と吸入側の圧力とが均圧となるまでの時間(以下、均圧時間と記載)、例えば3分間は、圧縮機21を再起動しない。そして、室外機制御部210は圧縮機21を停止してから均圧時間経過後に圧縮機21の停止回数を1回とカウント、つまり、室内機4cがサーモオフ状態に1回移行したとカウントする。室外機制御部210は、均圧時間経過後に圧縮機21を再起動するが、この時室内機4cから能力要求信号を受信していない場合は、室外機制御部210は再びあるいは継続して圧縮機21を停止し、圧縮機21の停止回数が2回とカウントする。
室外機制御部210は、室内機4cの運転を開始した時点からの圧縮機21の停止回数をカウントして記憶部220に記憶する。そして、この回数が室内機4cの運転を開始した時点から所定時間内に所定回数以上、例えば、室内機4cの運転を開始してから30分間に5回以上であれば、室外機制御部210は、室内機4cが頻繁にサーモオフ状態に移行している、つまり、室外機2の最小運転能力に対し室内機4cで必要とされる運転能力が低いと判断し、室内機で必要とされる能力を室外機2の最小運転能力以上とするために停止している室内機を強制的に運転する調整運転の開始条件が成立したと判断する。
室内機4cの運転を開始してから30分間に圧縮機21の停止回数が5回以上となった場合は、室外機制御部210は、室内機4cの運転を開始した時点から計測していた時間をリセット(タイマーリセット)する。そして、管理テーブル100を参照し、運転を停止していて、かつ、部屋に人が存在しない室内機を抽出し、これらの中で予め定められた調整運転を行う際の優先順位が最も高い室内機を選択し、この室内機に調整運転を開始させる。尚、本実施例における優先順位は、室内機の定格運転能力が一番低いものを最も優先順位が高くなるよう、また、順次定格運転能力が高くなるにつれてその優先順位を下げるよう、予め設定している。この時、同じ定格運転能力の室内機が複数台存在する場合の優先順位は、室内機が設置される部屋の広さや人の存在時間等を考慮して、例えば、多室型空気調和装置1の管理者等が予め設定すればよい。
具体的には、図3(B)に示すように、運転を停止していて、かつ、人が不在の部屋に設置された室内機は、室内機4a、室内機4dおよび室内機4eであり、この中で優先順位が最も高いもの、つまり、定格運転能力が一番低いものは室内機4eであるため、室外機制御部210は、この室内機4eに調整運転開始信号を送信する。
調整運転開始信号を受信した室内機4eの室内機制御部410eは、室内ファン43eを駆動するとともに、室内膨張弁42eを、室内熱交換器41e出口での冷媒過冷却度に応じた開度として、室内機4eの調整運転を開始する。
室内機4cと室内機4eの定格運転能力は同じ2.2kWであるため、室内熱交換器41c出口での冷媒過冷却度と室内熱交換器41e出口での冷媒過冷却度とは同じ値となる。従って、室内機4eも室内機4cと同様に1.1kWでの運転となり、室内機4cおよび室内機4eで必要とされる運転能力と室外機2の最小運転能力とが等しくなって室内機4cにとって過剰な運転能力が供給されることがなくなるので、頻繁なサーモオフ状態への移行/解除を防止することができる。
室外機制御部210は、調整運転開始信号を送信してからの時間を計測し、この時間が所定時間、例えば、30分経過すれば、室内機4eに調整運転停止信号を送信して室内機4eを停止する。また、室外機制御部210は、室内機4cが運転を開始してから所定時間内に調整運転開始の条件が成立しなかった場合(所定時間内にサーモオフ状態となった回数が4回以下である場合)は、所定時間経過後にタイマーリセットを行い、再び時間計測を開始して能力要求信号の受信状態を監視する。
以上説明した多室型空気調和装置1では、室外機2の最小運転能力に対し、運転している1台の室内機で必要な運転能力が小さい場合でも、人が存在しない部屋に設置され、運転を停止している室内機で調整運転することで、室内機で必要な運転能力を室外機2の最小運転能力以上として、運転している室内機で頻繁にサーモオフ状態移行/解除が行われることを防ぐことができる。また、調整運転は人の存在しない部屋に設置された室内機を選択して行うので、部屋に存在する人が運転指示を行っていないにも関わらず室内機が稼働するといった違和感を部屋に存在する人に与えることがなく、また、調整運転による室温の上昇あるいは低下により人に不快感を与えることがない。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、本発明における多室型空気調和装置1での処理の流れについて説明する。図4のフローチャートは、5台の室内機4a〜4eのうち、いずれか1台の室内機が運転している状態(図3の管理テーブル100に記載の状態)における、室外機2の室外機制御部210での処理の流れを説明するものであり、STはステップを表し、これに続く数字はステップの番号を表している。
尚、図4のフローチャート以外の処理、例えば、室外機2における四方弁22の切り替えや使用者の指示した設定温度に対応した圧縮機21の回転数や室外膨張弁30の開度調整等といった、その他の一般的な室外機2での処理については説明を省略している。また、各室内機4a〜4eにおける室内ファン43a〜43eの駆動制御や室内膨張弁42a〜42eの開度調整等といった、一般的な室内機4a〜4eでの処理についても説明を省略している。
室外機制御部210は、時間計測を開始し(ST1)、運転している1台の室内機(以下、室内機と記載)から能力要求信号を受信しているか否かを判断する(ST2)。能力要求信号を受信していなければ(ST2−No)、室外機制御部210は、圧縮機21を停止する(ST3)。尚、上述したように、能力要求信号を受信していなければ、室外機制御部210は、圧縮機21とともに室外ファン25も停止するが、図4におけるフローチャートでは室外ファン25の停止に関する記載は省略している。
次に、室外機制御部210は、圧縮機21を停止してから均圧時間である3分が経過したか否かを判断する(ST4)。3分経過していなければ(ST4−No)、室外機制御部210は、ST4に処理を戻して圧縮機21の停止を継続する。3分経過すれば(ST4−Yes)、室外機制御部210は、圧縮機21の停止回数をカウントして記憶部220に記憶する(ST5)。
次に、室外機制御部210は、ST1で時間計測を開始してから所定時間である30分が経過したか否かを判断する(ST6)。30分経過していなければ(ST6−No)、室外機制御部210は、ST2に処理を戻し、ST2からST5までの処理を繰り返す。
30分経過していれば(ST6−Yes)、室外機制御部210は、記憶部220から圧縮機21の停止回数を読み出し、停止回数が5回以上であるか否かを判断する(ST7)。停止回数が4回以下であれば(ST7−No)、室外機制御部210は、タイマーリセットを行ってST1で開始した時間計測をリセットし(ST8)、ST1に処理を戻す。
停止回数が5回以上であれば(ST7−Yes)、室外機制御部210は、タイマーリセットを行ってST1で開始した時間計測をリセットする(ST10)。そして、室外機制御部210は、記憶部220に記憶している管理テーブル100を参照し、停止している室内機のうち、人が存在しない部屋に設置されている室内機を抽出し、これらの中で優先順位が一番高い室内機を選択し、この室内機に調整運転開始信号を送信して(ST11)、当該室内機で調整運転を開始させる。
次に、室外機制御部210は、ST10で時間計測を開始してから所定時間である30分が経過したか否かを判断する(ST12)。30分経過していなければ(ST12−No)、室外機制御部210は、ST12に処理を戻す。30分経過していれば(ST12−Yes)、室外機制御部210は、調整運転を行っている室内機に調整運転停止信号を送信して(ST13)、調整運転を行っている室内機を停止させる。そして、室外機制御部210は、ST1に処理を戻す。
尚、ST2において、能力要求信号を受信していれば(ST2−Yes)、室外機制御部210は、受信した能力要求信号に基いた室外機2の運転を行い(ST9)、ST1に処理を戻す。
以上説明したように、本発明の多室型空気調和装置によれば、運転中の室内機で必要とされる運転能力が室外機の必要最小運転能力に比べて低い場合に、運転状態と人検知手段における検出結果と予め定められた室内機の優先順位とに応じて選択した室内機に調整運転開始を指示する。これにより、室内機で必要とされる運転能力が室外機の最小運転能力より高くなり、室外機を継続して運転できるようになる。また、調整運転を行う室内機は、人が存在しない部屋に設置される室内機が選択されるため、部屋に存在する人に不快感を与えないようにすることができる。
1 空気調和装置
2 室外機
4a〜4e 室内機
5 液管
6 ガス管
10 冷媒回路
10a〜10e 室内冷媒回路
10x 室外冷媒回路
21 圧縮機
22 四方弁
23 室外熱交換器
24 アキュムレータ
25 室外ファン
30 室外膨張弁
31 閉鎖弁
32 閉鎖弁
41a〜41e 室内熱交換器
42a〜42e 室内膨張弁
43a〜43e 室内ファン
44a〜44e ガス側温度センサ
45a〜45e 液側温度センサ
46a〜46e 室温センサ
47a〜47e 人検知センサ
51 高圧センサ
52 低圧センサ
53 吐出温度センサ
54 吸入温度センサ
55 液側温度センサ
56 熱交温度センサ
57 外気温度センサ
100 管理テーブル
210 室外機制御部
220 記憶部
230 通信部
240 センサ入力部
250 整流回路
260 インバータ
270 ファンモータ
300 交流電源
410a〜410e 室内機制御部
420a〜420e センサ入力部
430a〜430e ファンモータ

Claims (4)

  1. 室外機と、同室外機に冷媒配管接続された複数の室内機と、前記室外機や複数の前記室内機を制御する制御手段と、複数の前記室内機が設置される部屋の人の在否を検出する人検知手段とを備えた多室型空気調和装置であって、
    前記制御手段は、複数の前記室内機の運転状態に関する情報と、前記人検知手段の検出結果に関する情報とを取得し、運転中の前記室内機で必要とされる運転能力に対し前記室外機の最小運転能力が大きいと判断した場合は、取得した前記室内機の運転状態と、前記人検知手段における検出結果と、予め定められた前記室内機の優先順位に応じて選択した前記室内機に調整運転開始を指示することを特徴とする多室型空気調和装置。
  2. 室外機と、同室外機に冷媒配管接続された複数の室内機と、前記室外機や複数の前記室内機を制御する制御手段と、記憶部と、複数の前記室内機が設置される部屋の人の在否を検出する人検知手段とを備えた多室型空気調和装置であって、
    前記記憶部には、複数の前記室内機毎に、同室内機の運転状態と、前記人検知手段の検出結果とを対応させた管理テーブルが記憶されており、
    前記室外機制御部は、運転中の前記室内機で必要とされる運転能力に対し前記室外機の最小運転能力が大きいと判断した場合は、前記管理テーブルから抽出した前記運転状態および前記人検知手段の検出結果と、予め定められた前記室内機の優先順位とに応じて選択した前記室内機に調整運転開始を指示することを特徴とする多室型空気調和装置。
  3. 前記前記室外機制御部は、前記管理テーブルを参照し、停止している複数の前記室内機のうち、人が存在しない部屋に設置された前記室内機の中から前記優先順位が一番高い前記室内機を選択し、同室内機に前記調整運転開始を指示することを特徴とする請求項2に記載の多室型空気調和装置。
  4. 前記室外機制御部は、運転している前記室内機が1台である場合、前記室内機におけるサーモオフ回数をカウントし、同サーモオフ回数が所定時間内に所定回数以上となれば、前記調整運転を行う前記室内機を選択し、同室内機に前記調整運転開始を指示することを特徴とする請求項2また請求項3に記載の多室型空気調和装置。
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