JP2012193996A - ホッパ式計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数個所が複数個の荷重センサにて支持されたホッパを備えるホッパ式計量装置において、通常の計量作業の中でいずれの荷重センサのスパンが異常になっているかを、容易にかつ精確に検出することができるホッパ式計量装置を提供する。
【解決手段】計量容器としてのホッパ2を支持する3個のロードセル1A,1B,1Cを備えてなるホッパ式計量装置において、3個のロードセル1A,1B,1Cのうち、特定のロードセルの荷重出力信号とその特定のロードセル以外のロードセルの荷重出力信号とを比較する比較部52bと、比較部52bの比較結果の変化の大きさに基づいて、3個のロードセル1A,1B,1Cのうちのいずれのロードセルのスパンが異常であるかを検出するスパン異常検出部52cとを備えるものとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばホッパのような計量容器の複数個所を支持する複数個の荷重センサのうち、いずれの荷重センサのスパンが異常であるかを判定し、故障から復帰させるようにしたホッパ式計量装置に関するものである。
計量装置の中核部品である荷重センサが故障した場合に、その故障状態を容易、精確かつ速やかに判定し、容易に正常な状態に復帰させるという機能は、新たな荷重センサと交換するまでの当面の間において計量作業を継続することができる点で重要な機能であるといえる。ここで、荷重センサの出力が正常値から変動する要因としては、零点変動量が異常に大きくなることと、スパンの変動量が異常に大きくなることとがある。これら零点変動量およびスパン変動量の異常については、通常の計量作業中に特別な操作を必要とせずに判定することができ、異常があれば警報を発するようにすることが求められ、また、特別な操作を必要とせずに計量装置を正常な状態に復帰させることが求められる。
上記の故障要因のうち、零点の変動は、荷重センサ自身の故障ではなく、計量台への異物付着を要因とするものもあり、その量が小さい間は通常の計量作業の中で作業者が零点調整スイッチを操作するなどして容易に正常状態へ復帰させることができるので、異常状態にあるとはみなされず、特別な警報はなされない。言い換えれば、容易に正常な状態へ復帰させることができるような小さい零点の変動量をもって零点異常の警報を発すると、計量装置としては使いにくいものとなる。したがって、零点の異常は、零点が一方向へ継続的に変動した場合に零点調整操作を繰り返えせば正常に復帰させることができるものの、累積された零点変動量が大きな値になるときに異常として警報される。
一方、スパンの異常は、通常の作業の中で容易には修正することができない上に、ロードセル出力変動量の絶対値が小さくても異常が判定されなければならない。例えば、計量装置の精度が1/2000の仕様である場合、厳密にスパンの異常を判定するのであれば、被計量物がほぼ定格荷重に相当する荷重であっても被計量物の重量測定値として1/2000以上の変動量であればスパン異常を警報するような許容値が設定される。しかし、この値は小さいので単に重量測定値の変動量の大きさを判定して異常警報するようにすると、上述のように零点変動を要因とする不必要な異常警報が出力されてしまい、計量装置として使いにくいものとなる。また、反対に、小さい出力変動を無視する大きい許容値による判定であると、精確にスパン異常を検出・警報することができない。
従来、計量容器の複数個所が複数個の荷重センサによって支持されてなる計量装置の故障を診断する装置として、例えば特許文献1,2にて開示されるものがある。なお、故障は複数個の荷重センサの中で先ず1個から起きる場合が殆どであり、故障が同じ程度に同時進行する確率は極めて小さい。
特開平5−264375号公報 特開平9−280939号公報
上記特許文献1,2にて開示された故障診断装置においては、使用中に個別荷重センサの出力信号の変動の大きさによって故障検出を行うように構成されているが、変動要因が零点変動であってもスパン変動であっても区別なく故障検出を行うようにしているので、もしスパンの異常を精確に判定するために小さい変動量に対する警報の許容値を設定していると、個別ロードセル毎に変動する零点によって直ぐに警報が発せられることになり、計量装置が使いにくいものになる。また、反対に大きい許容値を設定すると、精確にスパンの異常を検出することができなくなる。
通常、計量装置では、計量容器を支持する複数の荷重センサの出力の和をもって重量測定値を求め、表示器にその重量測定値を表示するようにされている。無負荷であるにもかかわらず何らかの重量測定値が表示器に表示されていれば、計量装置に設けられた零点調整スイッチなどの零点調整手段で零点調整が行われる。
この零点調整手段は、荷重センサの出力和が0でない場合を表示値で確認して零点調整する手段である。しかし、複数の荷重センサの零点がそれぞれ移動したとしても、それら荷重センサの出力和が相殺して零である場合がある。
各荷重センサの出力信号の中には個別に零点変動量成分が含まれるので、精確にスパン変動を評価するには個々の荷重センサについての零点移動量を作業者が確認できる手段、および個々の荷重センサの出力別に零点調整する手段が必要である。しかし、特許文献1,2のものでは、通常の使用中に個別荷重センサの零点変動分に対する認識手段や零点調整手段が明らかにされていない。
精確にスパン異常を検出しようとすると、ロードセル個別に起きる零点変動を誤って荷重センサのスパン異常として検出し、警報してしまうことになる。
また、上述した問題点とは別に、仮に荷重センサの出力信号の中から零点変動成分が除去されていたとしても、以下の(1)〜(3)に述べるように、精確な異常判定ができないという問題点もある。
(1)実際の計量装置においては、計量容器(以下、「ホッパ」と呼ぶ。)を支持する荷重センサを、ホッパ内の被計量物の荷重を精確に均等に受けるように配置することができない。また、ホッパを、あらゆる断面において対称に製作することはできない。以上によって、仮に液体を収容したとしても複数の荷重センサの出力は互いに異なるものとなる。
(2)ホッパへの被計量物の供給装置(ホッパへの供給口)とホッパとの位置関係から、被計量物の流動性が液体ほどよくないものであれば、供給された被計量物はホッパのいずれかの側、言い換えればいずれかの荷重センサの側に偏る傾向がある。
これらを要因として、毎回の計量において荷重センサの出力信号の相互には計量装置の構造と被計量物の性状に特有の固定的な偏差が発生する。
(3)ホッパ式計量装置の被計量物としては、単一の固体でないもの、つまり粉体、粒体、液体が計量対象とされ、ホッパによって積載位置が規制を受けるが、被計量物が液体でなければホッパ内に毎回の計量において完全に均一に収容されることは殆どない。被計量物の見掛け比重の分布も毎回の計量において完全に均一でない。したがって、毎回の計量において、被計量物の性状に応じて、荷重センサの出力信号の相互の差はばらつく。
上記特許文献1,2のものでは、これらの問題への対策が明らかでなく、具体的な対処が施されていない。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、複数個所が複数個の荷重センサにて支持されたホッパを備えるホッパ式計量装置において、通常の計量作業の中でいずれの荷重センサのスパンが異常になっているかを、容易にかつ精確に検出することができるホッパ式計量装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明によるホッパ式計量装置は、
計量容器としてのホッパを支持する少なくとも3個の荷重センサを備えてなるホッパ式計量装置において、
前記荷重センサのうち、特定の荷重センサの荷重出力信号とその特定の荷重センサ以外の荷重センサの荷重出力信号とを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果の変化の大きさに基づいて、前記荷重センサのうちのいずれの荷重センサのスパンが異常であるかを検出するスパン異常検出手段と、
を備えることを特徴とするものである(第1発明)。
本発明において、
前記荷重センサからの荷重出力信号の零点を個別に手動または自動的に調整する零点調整手段が設けられるのが好ましい(第2発明)。
本発明において、
前記荷重センサからの荷重出力信号のうちの少なくとも1個の荷重出力信号が前記零点調整手段によって個別に設定された零点から変動しているのを識別する零点変動識別手段が設けられるのが好ましい(第3発明)。
本発明において、
前記荷重センサからの荷重出力信号の安定判別を行うとともに、前記荷重センサの安定重量値を生成する安定重量値生成手段と、
前記安定重量値生成手段によって生成された最新の安定重量値と、この最新の安定重量値の一つ前のタイミングにおいて生成された安定重量値との差を安定荷重変化量として各荷重センサ毎に算出する安定荷重変化量算出手段とが設けられ、
前記スパン異常検出手段は、前記荷重センサのうちの特定の荷重センサにおける前記安定荷重変化量算出手段により算出された安定荷重変化量と、前記特定の荷重センサ以外の荷重センサにおける前記安定荷重変化量算出手段により算出された安定荷重変化量との比較結果の変化の大きさに基づいて、前記荷重センサのうちのいずれの荷重センサのスパンが異常であるかを検出するものとすることができる(第4発明)。
本発明において、
前記スパン異常検出手段は、前記荷重センサが正常な時点での前記比較手段の比較結果と、この比較結果が得られた後に前記比較手段が算出する比較結果との変化の大きさに基づいて、前記荷重センサのうちのいずれの荷重センサのスパンが異常であるかを検出するものとすることができる(第5発明)。
本発明において、
前記比較手段の比較結果の変化の大きさは、
その変化の大きさのバラツキを減衰させる減衰演算をもって算出されるものとすることができる(第6発明)。
本発明において、
前記荷重センサが正常である時点の前記比較手段の比較結果の大きさを初期値として記憶する記憶手段が設けられ、
前記比較手段の比較結果の変化の大きさは、前記初期値が前記記憶手段によって記憶された以降の稼働運転における前記比較手段の比較結果の前記初期値からの変化の大きさであるものとすることができる(第7発明)。
本発明において、
前記比較手段の比較結果の変化の大きさは、前記比較手段の比較結果の1からの変化の大きさであるものとすることができる(第8発明)。
本発明において、
スパン異常を判定する境界値は、予め定めたスパン異常についての許容値に、前記比較手段の比較結果の変化の大きさのバラツキ量を決定するバラツキ量決定手段により決定したバラツキ量を加算した値に設定されるものとすることができる(第9発明)。
本発明において、
前記スパン異常検出手段が検出したスパンの異常な荷重センサのスパンを、前記許容値に基づいて補正するスパン補正手段が設けられるのが好ましい(第10発明)。
本発明においては、被計量物の積載位置を規制する構造の計量台である計量容器としてのホッパを支持する少なくとも3個の荷重センサのうち、特定の荷重センサの荷重出力信号とその特定の荷重センサ以外の荷重センサの荷重出力信号とが比較手段によって比較される。そして、この比較手段の比較結果の変化の大きさに基づいて、それら荷重センサのうちのいずれの荷重センサのスパンが異常であるかがスパン異常検出手段によって検出される。
本発明によれば、通常の計量作業の中で、ホッパを支持する少なくとも3個の荷重センサのうちいずれの荷重センサのスパンが異常になっているかを容易にかつ精確に検出することができる。
本発明の一実施形態に係るホッパ式計量装置の構造説明図で、平面図(a)および縦断面図(b) 本実施形態のホッパ式計量装置に適用される荷重センサとしてのロードセルの使用状態図で、ロバーバルロードセルに使用した状態図 本実施形態のホッパ式計量装置における故障診断装置の概略システム構成図 演算回路の構成を示すブロック図 ロードセル出力比較比率の変化量のバラツキの説明図
次に、本発明によるホッパ式計量装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<ホッパ式計量装置の概略説明>
図1(a)(b)に示されるホッパ式計量装置は、複数個所(3点:a,b,c点)が複数の荷重センサ1A,1B,1Cにて吊り下げ支持される計量容器としてのホッパ2を備えている。ここで、荷重センサ1A,1B,1Cとしては、ストレインゲージ式や磁歪式、弦振動式など種々のものがあり、いずれの方式のものであってもよい。本実施形態においては、荷重センサ1A,1B,1Cとして、金属弾性体に設けた伸縮起歪部にストレインゲージを貼り付けてなるストレインゲージ式のロードセルが用いられた例を示す。以下、荷重センサ1A,1B,1Cをロードセル1A,1B,1Cと表記することとする。
<ホッパの説明>
ホッパ2は、下部に設けられた排出ゲート3,3が閉じられている状態にあるときに、上方に設けられた供給装置4から供給される被計量物Mを収容して計量を行うことができ、計量完了後、排出ゲート3,3を開くことで内部の被計量物Mを落下させて排出することができるように構成されている。
<ロードセルの説明>
3個のロードセル1A,1B,1Cは、図1(a)に示されるように、円筒状のホッパ2の中心に対して、ロードセル1Aとロードセル1Bとが角度θを成すように、ロードセル1Aとロードセル1Cとが角度θを成すように、ロードセル1Bとロードセル1Cとが角度θを成すように、それぞれ配置されている。これらロードセル1A,1B,1Cは、平面視で、ホッパ2の中心点を基準にホッパ2をほぼ3等分するように配置される(θ≒θ≒θ)。
図2に示されるように、各ロードセル1A,1B,1Cはロバーバルロードセル、すなわち2本梁に2箇所起歪部が設けられた平行四辺型ロードセルである。本実施形態では、防水、防塵のため、起歪体の一部を金属蛇腹5(図1参照)で覆われたものが適用される。
各ロードセル1A,1B,1Cは、2つの梁(ビーム)6,7を有する起歪部8を備えている。起歪部8において、ビーム6にはストレインゲージ11,12が、ビーム7にはストレインゲージ13,14がそれぞれビームの長手方向に沿って貼り付けられている。起歪部8には、ホッパ2を吊り下げ支持するための吊り金具9(図1(b)参照)が結合されている。そして、ホッパ2内に被計量物Mが収容されると、その被計量物Mの重量に応じた荷重が起歪部8に作用し、ストレインゲージ12,14は、ゲージ接着面が伸びる方向の曲げ応力を受け、ストレインゲージ11,13は、ゲージ接着面が縮む方向の曲げ応力を受ける。
図3に示されるように、ストレインゲージ11,12,13,14は、フルブリッジ回路15を構成するように互いに接続されている。ここで、フルブリッジ回路15において、対向する辺を構成しているストレインゲージ12,14がどちらも引張力なら引張力を、対向する辺を構成しているストレインゲージ11,13がどちらも圧縮力なら圧縮力というように同じ型の力を受けるように結線されている。
フルブリッジ回路15において、対向する2つの接続点16,17には、励磁用の直流電圧が印加されている。これら接続点16,17と直角に位置する接続点18,19からは力又は荷重の検出電圧が取り出される。
上述のフルブリッジ回路15に対して故障診断装置20が設けられる。この故障診断装置20は、演算増幅器21と、アナログ−デジタル変換器(以下、「A/D変換器」と称する。)22と、演算回路23とを備えている。
演算増幅器21において、一側の入力端子21aはフルブリッジ回路15の接続点18に接続され、他側の入力端子21bはフルブリッジ回路15の接続点19に接続され、出力端子21cはA/D変換器22に接続されている。
A/D変換器22は、演算増幅器21からのアナログ荷重信号をデジタル荷重信号に変換するものである。フルブリッジ回路15から出力されるアナログ荷重信号は、演算増幅器21を経てアナログ荷重信号eo1とされ、このアナログ荷重信号eo1は、A/D変換器22によってデジタル荷重信号Wa1に変換される。このデジタル荷重信号Wa1は、演算回路23に入力されて以下で述べる出力式によって処理される。
図3に示されたA/D変換器22からの出力信号Wa1は、比較的短い時間間隔(例えば5msec)でもってアナログ荷重信号eo1をA/Dサンプリングしたデジタル信号で、演算回路23にてホッパ式計量装置の固有振動信号などが平滑フィルタリング処理され、例えば数100msecの時間間隔毎に後述の式(1)に与えられる。
各ロードセル1A,1B,1C(LC1,LC2,LC3)は、起歪部8(図2参照)を含む起歪体と図3に示されるA/D変換回路用の部品を、起歪体を囲むケース(金属蛇腹5:図1(b)参照)に内蔵したデジタルロードセルの構成をなしており、本実施形態のホッパ式計量装置の演算回路23に接続されている。なお、A/D変換回路をホッパ式計量装置側に設けることもできるが、起歪体と一体化したデジタルロードセルの構成とするのがより好適である。
演算回路23は、図4に示されるように、入出力回路(I/O)51と、中央演算処理装置(CPU)52と、メモリブロック(MEM:本発明の「記憶手段」に対応する。)53とを備えて構成されている。こうして、A/D変換器22の出力信号は、入出力回路51から中央演算処理装置52を介してメモリブロック53に読み込まれる。ここで、メモリブロック53は、データを入力、出力、演算のために一次記憶するRAMや設定データを継続記憶するEEPROMや所定プログラムを継続記憶するPROMなどの記憶素子(半導体素子)から成るものである。また、演算回路23には、表示装置(DIS)54やキースイッチ(KEY)55などが付設されており、重量値等は表示装置54に表示され、データの設定や零点調整などの操作はキースイッチ55によって実施される。
<ロードセルの出力信号の調整と処理の説明>
各ロードセル1A,1B,1Cの出力信号をそれぞれW1,W2,W3とする。これらの出力信号の処理には、それぞれ独立してスパン係数、零点重量記憶メモリ、初期重量記憶メモリが設けられる。
最初に、ロードセル単体の調整が行われる。この調整においては、図4に示されるのと同様の重量測定装置がデジタルロードセルに接続される。ここで、このロードセル調整用の重量測定装置には初期荷重記憶スイッチ、スパン係数設定スイッチが設けられる。
例えばロードセル1Aの調整に際しては、最初、スパン係数K1=1にセットし、ロードセル無負荷の状態にして初期荷重記憶スイッチを押し、ロードセル1Aの出力信号から得られるデジタル荷重信号Wa1を初期荷重Wi1として初期荷重記憶メモリに入れる。
ロードセル1Aの出力は、演算回路23において、次の処理式で演算される。
W1=K1・(Wa1−Wi1)
この時点で、K1=1であり、Wa1=Wi1になるから、調整用重量測定装置にはW1=0と表示される。W1は実際に計量器における被計量物Mの重量測定値としての表示値の分解能に比べ、例えば4倍の分解能を有するように設定される。
次に、ロードセル1A,1B,1Cに定格荷重を負荷し、定格荷重を高い分解能にて変換した値WMを設定する。スパン係数調整スイッチを押すと、W1=WMになるようにスパン係数K1が現在の1の値から置き換わり、重量表示はWMの値を表示するようにされる。このようにして決定されたスパン係数は、不揮発メモリに記憶され、ロードセル単体の調整が完了する。
次に、ホッパ式計量装置のホッパ2に、上述のようにロードセル単体の状態で、スパン係数が、同じ負荷荷重に対して同じ出力変化をするように調整されたロードセル1A,1B,1Cを組み込む。
すなわち、ロードセル1A,1B,1Cは同じ荷重に対して、全ての出力が等しくなるようにスパン係数が調整される。
この状態で計量装置用の重量測定装置に接続し、重量測定装置の初期荷重記憶スイッチを押すと、例えばロードセル1Aのブリッジ回路15から出力されるアナログ荷重信号はA/D変換され平滑処理された荷重信号Wa1が初期荷重記憶用メモリに入り、単体調整時に記憶された初期荷重値が変更される。
ホッパ式計量装置として使用中は零点変動分の調整(ホッパ2内に被計量物Mがない時に出力を0にする調整)が必要になるので、零点重量記憶メモリWz1が設けられ、ロードセル1Aの出力の処理式として、下記(1)式が設定される。他のロードセル1B,1Cについても同様の処理式が設定される。
・ロードセル1Aについて
W1=K1・(Wa1−Wi1)−Wz1
・ロードセル1Bについて
W2=K2・(Wa2−Wi2)−Wz2
・ロードセル1Cについて
W3=K3・(Wa3−Wi3)−Wz3 ・・・(1)
こうして、同じ荷重負荷に対して、全てのロードセル1A,1B,1Cの出力が等しくなるように、スパン係数K1〜K3が調整される。
被計量物Mの重量値WTは、3個のロードセル1A,1B,1Cのフルブリッジ出力でもって、下記(2)式で表される。
WT=W1+W2+W3 ・・・(2)
<零点調整手段(手動)の説明>
ホッパ式計量装置使用中の手動零点調整操作として、使用中に重量測定装置において零点調整スイッチ55a(図4参照:本発明における「零点調整手段」に対応する。)を操作すれば、3個のロードセル1A,1B,1Cの出力が共通に同時に零点調整されるようにすれば好適である。ここで、零点調整とは、例えばW1について、零点調整時点のW1の値をWz1へ加算し、W1=0とする処理である。
<零点調整手段(自動)の説明>
また、自動零点補正機能として、各ロードセル1A,1B,1Cの出力の零点重量付近での安定状態を判別し、出力が安定状態であって、重量表示値のカウントレベルでは0表示であるが、内部カウントのレベルでは零から外れているときには、自動的に零点補正機能を各ロードセル1A,1B,1C毎に個別に実施する。この場合、各ロードセル1A,1B,1Cの出力信号を、被計量物Mの重量値としての最小単位の表示重量値の1カウントに対して少なくとも4倍以上大きいカウント数で表せるように高い分解能でもって処理する。
なお、かかる零点調整動作は、中央演算処理装置52の中の零点調整部52a(本発明における「零点調整手段」に対応する。)において実行される。
このようにロードセル1A,1B,1C毎に信号処理することによって、通常の計量作業の時点の各ロードセル1A,1B,1Cの出力毎の零点変動分が除去され、負荷荷重の大きさに精確に対応するものが得られるので、スパン異常の検出に対応させることが可能になる。
<比較手段、スパン異常検出手段の説明>
本実施形態では、3個のロードセル1A,1B,1Cのうち、特定のロードセルの出力信号とその特定のロードセル以外のロードセルの出力信号とを比較する演算処理が、中央演算処理装置52の中の比較部52b(本発明における「比較手段」に対応する。)において実行される。また、この比較部52bの比較結果の変化の大きさに基づいて、3個のロードセル1A,1B,1Cの中でスパンの異常なロードセルを検出する演算処理が、中央演算処理装置52の中のスパン異常検出部52c(本発明における「スパン異常検出手段」に対応する。)において実行される。
<確実なスパン異常の判定処理の説明>
ホッパ式計量装置の重量表示は、ホッパ2内の被計量物Mの重量値である上記のWTの値が表示レベルの分解能に換算されて表示される。この表示値を見ながら作業者は計量作業を行う。したがって、例えばロードセル1Aの出力とロードセル1Bの出力とが正負方向にそれぞれ同じ大きさの値で零点変動したり、3個のロードセル1A,1B,1Cの出力がそれぞれ零点変動していても加算値WTとしての零点が0になったりした場合、表示値は0になり、零点調整スイッチ55aは押されない。
本実施形態のロードセル1A,1B,1Cのスパンの異常検出は、各ロードセル1A,1B,1Cの出力を比較することで異常判定を行うものであるので、もし相互の零点が異なっていれば、荷重負荷による信号変化分が同じでも差が残りスパンの異常と判定してしまう。
<零点変動識別手段の説明>
精確にいずれか1個のロードセルのスパン異常を検出するためには、各ロードセル1A,1B,1Cの零点が個別に調整されていることを認識できる手段又は個別に零点変動を認識できる手段を設けることが必要である。
このため、本実施形態では、中央演算処理装置52の中に零点変動識別部52d(本発明における「零点変動識別手段」に対応する。)を設け、この零点変動識別部52dにおいて、ロードセル1A,1B,1Cの出力が個別に設定された零点から変動しているのを識別するようにされる。また、本実施形態では、いずれか1個のロードセル出力が零でない場合、あるいは、全てのロードセル出力が零の場合に、その旨を表示装置54にランプ表示あるいは文字表示させるための表示信号を生成する零点表示信号生成部52eを中央演算処理装置52の中に設けるように構成している。こうすることで、いずれか1個でもロードセル出力の零点が移動している場合に、作業者はそのことを表示装置54により容易に認識することができ、零点調整スイッチ55aを押すことで、全てのロードセル出力の零点調整を同時に実施することができる。ここで、零点調整スイッチ55aは、通常の重量表示用の零点調整スイッチと兼用とするのが好ましい。
上記の零点表示信号生成部52eによるサイン表示に関しては、ロードセル出力が零点付近の領域にあることを判別する境界重量値として下限値Wzl、上限値Wzuを定め、全てのロードセル1A,1B,1Cの中でいずれか1個の出力でも表示重量値より例えば4倍以上高い分解能で表された重量測定値が零点近傍領域内にない場合を検出し、零点近傍領域内にない場合はその旨のサイン(零点変動サイン)を表示させ、作業者に零点調整スイッチ55aを押す必要性の有無を認識させ、場合によっては零点調整スイッチ55aを押すのを促すことのできる構成とされる。この場合、上限値Wzu、下限値Wzlとしては、上記WTから換算された被計量物Mの重量値表示の最小表示量(最小目盛り値)の値が表示される手前の大きさの値が設定されるのが好ましい。
しかし、作業者がロードセル出力に対する零調整操作を忘れる場合もある。ロードセル出力に対して零点調整がなされず、いずれかのロードセル出力に零点移動があるままに計量するときは、スパンの異常は検出できないようにする必要がある。
対策として、下記に述べる安定重量値が下限値Wzl、上限値Wzuの範囲にあるときには、ロードセル出力は零点範囲にあるとして零点フラグを1にセットする。フラグは全てのロードセル1A,1B,1Cの全ての零点フラグに対して設ける。
また、負荷荷重の除去検出用として零点より少し正方向に離れた重量値Wzzを予め設定する。そして、ロードセル出力の(下記に述べる)安定重量値がWzz以下へ戻りながらも上記の下限値Wzl、上限値Wzuで定められる範囲内に無ければ零点フラグはリセットされる。
全てのハーフブリッジについての零点フラグがセットされていない計量においては、下記に述べるスパン異常検出のための分類集計演算を実施させない(分類集計用データとして採用しない。)。
次に、作業者の零点調整操作に頼れないホッパ式計量装置の場合、あるいは作業者がロードセル出力に対する零点調整操作を忘れる場合の対策について述べる。この対策としては、各ロードセル1A,1B,1Cの出力信号に対して次のように負荷荷重による変動量のみを算出する安定荷重変化量算出手段を設けることにより、自動的に精確にスパン異常を検出できるようにする。
<安定重量値生成手段の説明>
例えばロードセル1Aの出力W1について、このW1は、A/D変換器22から読み込まれる荷重信号を平滑処理した後、例えばTa=数100msecの時間間隔で生成されるものとし、この生成順に常に最新のM個のW1が用意されたM個のシフトレジスタに記憶されるようにし、記憶されたM個のW1における最大値−最小値が予め設定された安定限界の許容値以内であれば安定状態にあると判定する。こうしてロードセル1Aの出力に対して、時間間隔Ta毎に安定判別が逐次行われるとともに、シフトレジスタの平均値を算出して現在の重量測定用のW1、すなわちロードセル1Aの安定重量値とする。W1によって、最短でTa毎に安定が成立し被計量物Mの安定重量値が求められる。この演算処理は、中央演算処理装置52の中の安定重量値生成部52f(本発明における「安定重量値生成手段」に対応する。)において実行される。その他のロードセル1B,1Cの出力W2,W3についても同様である。
<安定荷重変化量算出手段の説明>
自動的に精確にスパン異常を検出するには、全てのロードセルの出力に対して次のように負荷荷重による変動量のみを算出する必要がある。このため、中央演算処理装置52の中に安定荷重変化量算出部52g(本発明における「安定荷重変化量算出手段」に対応する。)を設け、この安定荷重変化量算出部52gにおいて、最新の安定重量値と、この最新の安定重量値の一つ前のタイミングにおいて生成された安定重量値との差を安定荷重変化量として各ロードセル1A,1B,1C毎に算出する演算を実行させる。
なお、M個のW1の値が許容値を表す幅以内であれば安定と判定する。また、全てのロードセル1A,1B,1Cの出力に対して安定判別はTaの時間間隔で逐次行われる。
ホッパ2に被計量物Mを収容したとすると、あるタイミングで読み取ったW11の値によってシフトレジスタデータが許容値を外れ安定条件が成立しなくなることがある。しかし、安定条件を外れる1つ手前のタイミングでシフトレジスタに入った最新の値は、大抵は許容範囲の限界値である場合が想定されるので、安定重量値としてW1の値を算出するには、最も新しく入った値を除外し、M−1個でもって平均値を求めるのが適切である。
不安定になる直前の安定重量値(最新の安定重量値)を記憶するための安定重量値記憶レジスタを1個用意し、時間間隔Ta毎に連続的に安定重量値が生成されれば、安定重量値が生成されるたびに最新の安定重量値W1を前回安定重量値W1uとして安定重量値記憶レジスタの内容を更新する。こうして、全てのロードセル1A,1B,1Cの出力に対して、常に最新の安定重量値を安定重量値記憶レジスタに記憶させて最新の値に更新するようにし、それぞれの値を、W1u,W2u,W3uとする。そして、各ロードセル1A,1B,1Cの出力W1〜W3の安定重量値が揃って生成されたとき、全てのロードセル1A,1B,1Cの安定重量値と現在記憶している安定重量値とより下記(3)式で示される荷重変化量W1p〜W3pを算出する。
W1p=|W1−W1u|
W2p=|W2−W2u|
W3p=|W3−W3u| ・・・(3)
予め安定重量値の変化幅Whを定め、全ての荷重変化量が変化幅Whを超える大きさであるとき、すなわち下記(4)式が同時に成立するときには、各ロードセル1A,1B,1Cのスパン異常を判定するのに十分大きい荷重変化量W11p〜W24pであるとして、各ロードセル1A,1B,1Cの出力間でのスパン異常を判定する。ここで、Whの値としては、ホッパ式計量装置の定格荷重Wsに対して各ロードセル1A,1B,1Cには標準的に最大Ws/4の荷重が負荷されるので、その値の1/4として、Wh=Ws/16等の値が設定される。
W1p〜W3p>Wh ・・・(4)
<いずれのロードセル出力のスパンが異常であるかの検出についての説明>
計量を正常状態に復帰させるためには、3個のロードセル1A,1B,1Cの中のいずれのロードセルのスパンが異常で、そのスパンの増減状態が検出できなければならない。
<特定のロードセルと他の1個のロードセルの出力の相対比率に基づく判定>
3個のロードセル1A,1B,1Cの中で特定の1個のロードセルと他のロードセルとの出力の比率を相対比率として、下記のように定義する(上記の荷重変化量でもって表す)。ロードセル1A,1B,1Cの出力の比率を取れば、計量毎に被計量物Mの荷重の大きさが異なっても、スパンの変化量を一定の値として検出できるので、評価が正しくできる。
・ロードセル1Aに関わる相対比率を
r12=W1p/W2p、r13=W1p/W3p
・ロードセル1Bに関わる相対比率を
r21=W2p/W1p、r23=W2p/W3p
・ロードセル1Cに関わる相対比率を
r31=W3p/W1p、r32=W3p/W2p ・・・(5)
ここで、もしロードセル1Aのスパンがe(eは1に比べ十分小さい値)だけ増加したとすると、上記(5)式は下記(5)´式のようになる。なお、(5)´式では(5)式中の記号「p」を省略している。

r12=W1(1+e)/W2
=W1/W2+(W1/W2)・e=(W1/W2)・(1+e)
r13=W1/W3=(W1/W3)・(1+e)
r21=W2/{W1・(1+e)}≒(W1/W2)・(1−e)
r23=W2/W3
r31=W3/W1≒(W3/W1)・(1−e)
r32=W3/W2 ・・・(5)´
上記(5)式において、3個のロードセル1A,1B,1Cが均等に配置され、ホッパ2の形状もすべての断面において左右対称である場合に、均一に液体状の被計量物Mをホッパ2に収容すると、任意の重量Wxの負荷荷重に対してW1p=W2p=W3p=Wx/3となる。
この条件では、全てのロードセル1A,1B,1Cが正常な状態でのr12〜r31は1であり、
(1)ロードセル1Aのスパンがeだけ増加あるいは減少した場合、
(2)ロードセル1Bのスパンがeだけ増加あるいは減少した場合、
(3)ロードセル1Bのスパンがeだけ増加あるいは減少した場合、
としてそれぞれの相対比率は、下記表1に示されるようになる。
Figure 2012193996
任意の時点でロードセル1Aに関する2つの相対比率r12およびr13と、ロードセル1Bに関する2つの相対比率r21およびr23と、ロードセル1Cに関する相対比率r31およびr32とを調べて、3個のロードセル1A,1B,1Cのうちのそれぞれのロードセルに関わる相対比率の絶対値が2つとも1よりもeだけ大きく(小さく)変化していれば、そのロードセルのスパンがeを超えて変動していると特定される。
また、3個のロードセル1A,1B,1Cの中でスパンが変動しているロードセルが特定されると、そのときの相対比率が1よりも大きいか小さいかを調べれば、スパンの変動の増減を判断することができる。
しかし、全てのロードセル1A,1B,1Cのスパンが正常であっても、被計量物Mの積載位置を容器によって規制しても、上述したように、計量装置の実機では、以下の(1)〜(3)の要因により、相対比率r12〜r31は固定的な偏差やバラツキを有する。
(1)ホッパ2と供給装置4との位置関係からホッパ2への被計量物Mの収容状態に固定的な偏りがある。
(2)ホッパ2の形状寸法の誤差やロードセル1A,1B,1Cの配置のずれ(図1(a)において角度θ,θ,θが互いに等しくないことによるロードセル間の固定的な配分比率分)がある。
(3)被計量物Mの収容状態の分布が自然に毎回ばらつく(図1(b)中において、被計量物Mの上面を示す実線、一点鎖線、二点鎖線および点線を参照)。また、収容された被計量物Mの見掛け比重の分布も毎回均一ではない。
この点について述べると、たとえ被計量物Mをホッパ2に均等に収容させることができたとしても、各ロードセル1A,1B,1Cの配置やホッパ2の非対称、供給装置4の偏りによって、3個のロードセル1A,1B,1Cのそれぞれ負荷比率k1:k2:k3は1:1:1ではない。
ホッパ2に任意の大きさの負荷荷重Wxが収容されると、上記(5)式より、例えばr12,r13は下記(5)´´式のようになる。

r12=k1・Wx/(k2・Wx)=k1/k2≠1
r13=k2/k3≠1
・・・(5)´´

k1,k2,k3の値はそれぞれ1に近いが値は不明である。
つまり、任意の時点でr12〜r32について1と異なる数値が検出されてもそれがスパン異常によってそうなったものか、上記の固定的な偏差分によるものか不明である限りは判断できない。
上記(5)式のr12について、ホッパ2にWxの負荷が収容されたとき、ロードセル1Aにおいて、そのロードセル1Aが正常な時点でのr12をr12iとすると、
r12i=W1p/W2p=k1/k2
であり、
ロードセル1Aのスパンがeだけ増加した時点のr12をr12vとすると、
r12v=W1p(1+e)/(W2p)=k1・Wx(1+e)/(k2・Wx)=(k1/k2)・(1+e)
であり、変化量は、
r12v−r12i=(k1/k2)・e
となる。
ある時点のr12の値が(k1/k2)+(k1/k2)・eであることをもってロードセル1Aのスパンがどの程度変動しているかを判断しようとすると、k1,k2,k3の値が不明な状態であり、仮にk1/k2=0.99であるとすると、ある時点におけるr12は0.99+0.99eである。そうすると、ある時点でロードセル1Aにスパン変動がなく(e=0であっても)てもr1=0.99である。
したがって、任意の時点におけるr12を算出し、0.99の値を検出してもスパンの変動量は−0.01(1%)ではない。
すなわち、全てのロードセル1A,1B,1Cのスパンが正常な場合の相対比率を1として、1を基準にスパン変化を判断しようとしてもできない。
そこで、上記のように相対比率について全てのロードセル1A,1B,1Cが正常な時点の相対比率を記憶させ、任意の時点の相対比率と全てのロードセル1A,1B,1Cが正常な時点の相対比率によってスパン変化量のみを抽出すると、ロードセル1Aのスパンがeだけ変化したとき、r12はロードセル1Aのスパン変化eによって、スパン変化量が、
(k1/k2)・e=0.99e
と表される。
k1/k2は1でないがほぼ1に近い値であり、これを誤差を示す値とみなすのであれば1からの変化量として大きいが、スパン変動量の係数としてみれば、r12はほぼeに近い変動量であると判断することができる。
したがって、全てのロードセル1A,1B,1Cのスパンが正常な時点での相対比率をr12i,r13i,・・・,r32iとし、そこからある期間が経過した時点での相対比率をr12v,r13v,・・・,r32vとし、スパンの変化量を調べるものとする。
eの係数をほぼ1とみなして、ロードセル1Aのみスパンがeだけ増加した場合に異なる時点での相対比率の差を求めると、下記(6)式に示されるようになる。

E12=r12v−r12i=e
E13=r13v−r13i=e
E21=r21v−r21i=−e
E23=r23v−r23i=0
E31=r31v−r31i=−e
E32=r32v−r32i=0 ・・・(6)

また、ロードセル1Aのみスパンがeだけ減少した場合に異なる時点での相対比率の差を求めると、下記(7)式に示されるようになる。

E12=r12v−r12i=−e
E13=r13v−r13i=−e
E21=r21v−r21i=e
E23=r23v−r23i=0
E31=r31v−r31i=e
E32=r32v−r32i=0 ・・・(7)
そして、
(1)ロードセル1Aのスパンがeだけ増加あるいは減少した場合、
(2)ロードセル1Bのスパンがeだけ増加あるいは減少した場合、
(3)ロードセル1Cのスパンがeだけ増加あるいは減少した場合、
としてそれぞれの相対比率の正常な場合からの変化量は下記表2に示されるようになる。
Figure 2012193996
上記表2の変化量の表に基づいて、ある時点の変化量から下記の(1)〜(3)のような判断を下すことができる。

(1)ロードセル1Aに関わる相対比率差|E12|,|E13|が共にeを超えていれば、ロードセル1Aのスパンがeを超えて変化している。そのときの増減はE12,E13の極性で判定し、+であれば増加、−であれば減少。
(2)ロードセル1Bに関わる相対比率差|E21|,|E23|が共にeを超えていれば、ロードセル1Bのスパンがeを超えて変化している。そのときの増減はE21,E23の極性で判定し、+であれば増加、−であれば減少。
(3)ロードセル1Cに関わる相対比率差|E31|,|E32|が共にeを超えていれば、ロードセル1Cのスパンがeを超えて変化している。そのときの増減はE31,E32の極性で判定し、+であれば増加、−であれば減少。
しかし、r12〜r23は毎回の計量時に被計量物Mのホッパ2内の収容状態や密度(見掛け比重)の不均一さによってばらつく。
バラツキに対しては次のように対処する。ただし、被計量物Mが液体など、極めて均一にホッパ2内に収容され、密度も均一な物質の場合はr11〜r23に含まれるバラツキ量も小さいので平均回数を少なくすることができる。
<初期値登録運転の説明>
予め、基本計量回数Q、初期値登録運転の計量回数v・Qとするための整数vの値、初期値登録運転の許容回数Qhを設定する。収容バラツキによる各ロードセル1A,1B,1Cの出力のバラツキは正規分布するものとする。また、異常と判定するためのスパン変化率の許容値としてeを設定する。
初期値登録運転は調整時または始業時などの時点でロードセル1A,1B,1Cのスパン点検を行った直後に実施する運転とする。ロードセル1A,1B,1Cの点検は既知の重量を持つ負荷荷重をホッパ2に収容して重量表示値を既知の重量値と比較参照する等の方法で行う。
基本的にはある時点の相対比率を登録し、別の時点で相対比率を求めて登録値との間での相対比率の変化量をもってスパンの変動を検出する。
<バラツキ減衰演算手段の説明>
上述したように毎回の計量によるr12〜r23の値には、バラツキが存在する。したがって、下記のように平均値をもってバラツキを減衰させることによってスパン変化を検査する。なお、以下に述べるバラツキ減衰演算は、中央演算処理装置52の中のバラツキ減衰演算部52hにおいて実行される。
計量を実施する度にr12〜r32の値をそれぞれ加算するレジスタR12〜R32と、2乗値であるr12〜r32の値をそれぞれ加算するレジスタR12´〜R32´と、加算回数をカウントするカウンタCA12〜CA32とを用意する。
毎回、計量毎にr12〜r32とr12〜r32の値を算出し、それぞれのレジスタへ加算する。また、計量毎に各カウンタをインクリメントするという集計演算を実施する。
最初の基本計量回数Q回の計量が完了すると、計量回数Qによる集計演算結果によって、r12〜r32の平均値r12a〜r32aと標準偏差σ12〜σ32を求める。ここで、平均値r12a〜r32aの値をそれぞれDh12〜Dh32とする。
次回からの計量においてr12〜r32に対して、ここでは例えばr12に対して、下記(8)式に示されるように、r12に対して集計演算に採用する値に許容範囲を設ける。

Dh12=D12a±σ12 ・・・(8)

その結果、r12の約68%のものが採用され、大きいバラツキをもったものは集計に採用されない。r13〜r32に対しても同様に行う。r12〜r32の集計についてそれぞれに対する許容範囲Dh12〜Dh32が登録される。
このように、バラツキの大きいものを集計演算から除外しつつ、改めてr12〜r32のそれぞれについて集計回数がQの整数倍に到達する毎に、Q回分ずつの合計値と2乗合計値とを、それぞれv個のシフトレジスタへ順に記憶させる。
総集計回数がv・Qに到達したとき、それぞれのシフトレジスタの内容によってv・Q回分の集計によるr12〜r32について、平均値と標準偏差を算出する。
r12〜r32が同時にQ回に到達するとは限らないので、先にQ回に到達したものがあれば、他のものがQ回に到達するのを待って(その間は集計せず)Q回ずつの集計毎に同期を取って実施する。
全てのロードセル1A,1B,1Cのスパンが正常な状態である場合に、相対比率r12〜r32のそれぞれの平均値を初期値としてr12ai〜r32aiと表す。
また、上記のv・Q回の集計値による標準偏差をσ12i〜σ32iと表す。
平均値r12ai〜r32aiの標準偏差σ12ai〜σ32aiはそれぞれ、下記(9)式のように表される。

σ12ai=σ12i/(v・Q)1/2
σ13ai=σ13i/(v・Q)1/2
σ21ai=σ21i/(v・Q)1/2
σ23ai=σ23i/(v・Q)1/2
σ31ai=σ31i/(v・Q)1/2
σ32ai=σ32i/(v・Q)1/2 ・・・(9)

初期値として、r12ai〜r32aiと標準偏差σ12ai〜σ32aiはメモリに登録される。
<異常検出運転の説明>
初期値の登録が完了すると、それ以降は通常の計量作業を継続しながらスパン変動の異常を検出する(これを異常検出運転と呼ぶ。)。
やはりr12〜r32はそれぞれ許容範囲Dh12〜Dh32によって選択されて集計される。
やはり基本計量回数Q回を1単位とし、r12〜r32のそれぞれについて集計回数がQの整数倍に到達する毎に、Q回分ずつの合計値と2乗合計値とをそれぞれv個のシフトレジスタへ順に記憶させる。したがって、最新のQ回分の集計値が記憶され、最も古いQ回分の集計値は廃棄され、常に最新のv個分の集計値が保存されるようにする。
なお、毎回のr12〜r32は収容バラツキによって種々の大きさであるので、計量毎に算出されるr12〜r32のうちのいずれか、あるいは全てが上記(8)式の許容範囲を満足せず集計演算に参加しない場合が起きる。それ故それぞれは基本計量回数Qには同時に到達しないので、初期運転の時と同様に先にQ回に到達したものがあれば、それについては集計演算を中止し、他の全てがQ回に到達するのを待って全ての平均値の揃うタイミングに同期を取る。なお、基本計量回数Q回毎に同期を取り、Q回の到達する毎にQ個分の集計値はシフトされる。
Q回毎に、最新のv・Q回分のレジスタの内容でもって、平均値r12av〜r32avと、平均値r12av〜r32avの標準偏差σ12av〜σ32avとを求め、スパンの異常を検査する。
その時点のr12〜r32の平均値の初期値からの変化量は上述したように、
E12=r12av−r12ai
E13=r13av−r13ai
E21=r21av−r21ai
E23=r23av−r23ai
E31=r31av−r31ai
E32=r32av−r32ai
と求める。
一方、E12〜E32の標準偏差σ12ae〜σ32aeは、
σ12ae=(σ12ai+σ12av1/2
σ13ae=(σ13ai+σ13av1/2
σ21ae=(σ21ai+σ21av1/2
σ23ae=(σ23ai+σ23av1/2
σ31ae=(σ31ai+σ31av1/2
σ32ae=(σ32ai+σ32av1/2
と求める。
E12〜E32にはこのようにバラツキが含まれるので、図5に示されるように、E12にバラツキが含まれていても、確実に、例えば約95%の確率をもってE12が許容値eを超える変化をしていることを判定するには、|E12|についての判定境界値Rh12を
Rh12=e+2・σ12ae
と自動設定してE12の絶対値|E12|についての判定を行う。σ12aeの係数はロードセルの故障の程度を考慮して2以外の数値に定めてもよい。
同様に、|E13|〜|E32|についても
Rh13=e+2・σ13ae
Rh21=e+2・σ21ae
Rh23=e+2・σ23ae
Rh31=e+2・σ31ae
Rh32=e+2・σ32ae
と自動設定してそれぞれ|E13|〜|E32|の大きさの判定を行う。
ただし、収容バラツキの量は各ロードセル1A,1B,1Cに対してほぼ同一であるので、
Rh12≒Rh13≒・・・≒Rh32
である。したがって、σ12ae〜σ32aeを平均し、共通のRhをもって判定するようにしてもよい。
運転中にQ回の集計回数毎にE12〜E31とRh12〜Rh32をそれぞれ対応させて比較し、上述した下記の(1)〜(3)のような判断に基づいて、スパンの異常なロードセルと、スパンの増減を判定することができる。

(1)ロードセル1Aに関わる相対比率差|E12|,|E13|が共にそれぞれRh12,Rh13を超えていれば、ロードセル1Aのスパンがeを超えて変化している。そのときの増減はE12,E13の極性で判定し、+であれば増加、−であれば減少。
(2)ロードセル1Bに関わる相対比率差|E21|,|E23|が共にそれぞれRh21,Rh23を超えていれば、ロードセル1Bのスパンがeを超えて変化している。そのときの増減はE21,E23の極性で判定し、+であれば増加、−であれば減少。
(3)ロードセル1Cに関わる相対比率差|E31|,|E32|が共にそれぞれRh31,Rh32を超えていれば、ロードセル1Cのスパンがeを超えて変化している。そのときの増減はE31,E32の極性で判定し、+であれば増加、−であれば減少。
このように、スパン異常の許容値をeとしたが、収容バラツキによる相対偏差のバラツキが含まれるので、誤りなく確実にeを超えたスパン変動を判定するには上記のように境界値を設定して行う。
<特定のロードセルと残りのロードセルの出力和との相対比率に基づく判定の説明>
相対比率を、下記のように設定して判定を行うこともできる。

・ロードセル1Aについて、
r1=W1p/{(W2p+W3p)/2}
・ロードセル1Bについて、
r2=W2p/{(W3p+W1p)/2}
・ロードセル1Cについて、
r3=W3p/{(W1p+W2p)/2}
ここでもしロードセル1Aのスパンがe(eは1に比べ十分に小さい値)だけ増加したとすると、上記(5)式からr1,r2,r3は下記(5)´´´式のように表される(上記(5)式でpを省略する。)。
r1=W1(1+e)/{(W2+W3)/2}
=2・W1/(W2+W3)+{2・W1/(W2+W3)}・e
r2=W2/[{W3+W1・(1+e)}/2]
=2・(W2/W1)/[{(W3+W1)/W1}+e]
≒2・W2/(W3+W1)−{2・W2・W1/(W3+W1)}・e
r3=W3/[{W1・(1+e)+W2}/2]
=2・(W3/W1)/[{(W3+W1)/W1}+e]
≒2・W3/(W1+W2)−{2・W3・W1/(W1+W2)}/e
・・・(5)´´´
上記(5)式において、3個のロードセル1A,1B,1Cが均等に配置され、ホッパ2の形状も全ての断面において左右対称である場合に、均一に液体状の被計量物Mをホッパ2に収容すると、任意の重量Wxの負荷荷重に対して、W1p=W2p=W3p=Wx/3となる。
この場合は各ロードセル1A,1B,1Cの正常な状態でのr1,r2,r3は1であるので、ロードセル1Aのスパンがeだけ増加すると、
r1=1+e、r2=1−(e/2)、r3=1−(e/2)
である。
反対にロードセル1Aのスパンがeだけ減少すると、
r1=1−e、r2=1+(e/2)、r3=1+(e/2)
である。
任意の時点のr1,r2,r3を検出すれば、任意の時点でのスパン変動量eは1からの変化量として判明するので、上記と同様に相対偏差を初期値登録運転にてr1i〜r3iを登録させ、通常の運転にてr1v〜r3vを求めると、変化量は、
E1=r1v−r1i=e
E2=r2v−r2i=−(e/2)
E3=r3v−r3i=−(e/2)
である。
また、ロードセル1Aのみスパンがeだけ減少した場合は、
E1=r1v−r1i=−e
E2=r2v−r2i=(e/2)
E3=r3v−r3i=(e/2)
である。
同様に、ロードセル1Bのみスパンがeだけ増加した場合は、
E1=−(e/2)、E2=e、E3=−(e/2)
ロードセル1Bのみスパンがeだけ減少した場合は、
E1=(e/2)、E2=−e、E3=(e/2)
ロードセル1Cのみスパンがeだけ増加した場合は、
E1=−(e/2)、E2=−(e/2)、E3=e
ロードセル1Cのみスパンがeだけ減少した場合は、
E1=(e/2)、E2=(e/2)、E3=−e
となる。
したがって、計量作業を継続しながら逐次E1,E2,E3を検査し、基本的には下記(1)〜(6)のように判定することができる。
(1)E1のみE1>eが成立すればロードセル1Aのスパンがeを超えて増加。
(2)E1のみE1<−eが成立すればロードセル1Aのスパンがeを超えて減少。
(3)E2のみE2>eが成立すればロードセル1Bのスパンがeを超えて増加。
(4)E2のみE2<−eが成立すればロードセル1Bのスパンがeを超えて減少。
(5)E3のみE3>eが成立すればロードセル1Cのスパンがeを超えて増加。
(6)E3のみE3<−eが成立すればロードセル1Cのスパンがeを超えて減少。
バラツキに対して上述と同様に集計回数を定め、バラツキ量に応じた境界値を設定して平均値によって判定する。
<初期値登録運転の説明>
通常の計量作業を開始する前に被計量物Mによって十分な計量回数で調整が可能な場合は、調整モードにおいて、ロードセル1A,1B,1Cのスパンが正常であるとき、相対比率相互間の固定偏差分のみ含まれた(スパン移動分が含まれない)r1,r2,r3の値を初期値として求める(これを「初期値登録運転」と呼ぶ。)。
一般にバラツキを小さくするには多くの計量回数を必要とするので、調整モードとして扱うには実ラインにおいて困難な場合は、運転開始前に所定の負荷荷重によって重量測定値を確認し、ロードセル1A,1B,1Cが正常であることを確認した後に、次のように初期値の設定登録のための所定の期間を設け、r1,r2,r3の値を求めて登録する運転を実施する。
初期値登録運転は次のように実施される。
予め、基本計量回数Q、初期値登録運転の計量回数v・Qとするための整数vの値、初期値登録運転の許容回数Qhを設定する。
収容バラツキによる各ロードセル1A,1B,1Cの出力のバラツキは正規分布するものとする。
スパン異常と判定するためのスパン変化率の許容値としてeを設定する。
上述したように、毎回の計量によるr1,r2,r3の値にはバラツキが存在する。したがって、下記のように平均値をもってバラツキを減衰させてスパン変化を検査する。
計量を実施する度にr1,r2,r3の値をそれぞれ加算するレジスタR1,R2,R3と、2乗値であるr1,r2,r3の値をそれぞれ加算するレジスタR1´,R2´,R3´と、加算回数をカウントするカウンタCA1,CA2,CA3とを用意する。
毎回、計量毎にr1,r2,r3とr1,r2,r3の値を算出し、それぞれのレジスタへ加算する。また、計量毎に各カウンタCA1,CA2,CA3をインクリメントするという集計演算を実施する。
最初の基本回数Q回の計量が完了すると、計量回数Qによる集計演算結果によってr1,r2,r3の平均値r1a,r2a,r3aと標準偏差σ1,σ2,σ3を求める。
次回からの計量においてr1,r2,r3に対して、例えばr1に対して、下記(8)´式に示されるように、r1に対して集計演算に採用する値に許容範囲を設ける。

Dh1=D12a±σ1 ・・・(8)´

その結果、r1の約68%のものが採用され、大きいバラツキをもったものは集計に採用されない。r2,r3に対しても同様に行う。r1,r2,r3の集計についてそれぞれに対する許容範囲Dh1,Dh2,Dh3が登録される。
このように、バラツキの大きいものを集計演算から除外しつつ、改めてr1,r2,r3のそれぞれについて集計回数がQの整数倍に到達する毎に、Q回分ずつの合計値と2乗合計値とを、それぞれv個のシフトレジスタへ順に記憶させる。
総集計回数がv・Qに到達したとき、それぞれのシフトレジスタの内容によってv・Q回分の集計によるr1,r2,r3について、平均値と標準偏差を算出する。
r1,r2,r3が同時にQ回に到達するとは限らないので、先にQ回に到達したものがあれば、他のものがQ回に到達するとは限らないので、先にQ回に到達したものがあれば、他のものがQ回に到達するのを待って(その間は集計せず)Q回ずつの集計毎に同期を取って実施する。
全てのロードセル1A,1B,1Cのスパンが正常な状態である場合に、相対比率r1,r2,r3のそれぞれの平均値を初期値としてr1ai,r2ai,r3aiと表す。
また、上記のv・Q回の集計値による標準偏差をσ1i,σ2i,σ3iと表す。
平均値r1ai,r2ai,r3aiの標準偏差σ1ai,σ2ai,σ3aiはそれぞれ、下記(9)´のように表される。

σ1ai=σ1i/(v・Q)1/2
σ2ai=σ2i/(v・Q)1/2
σ3ai=σ3i/(v・Q)1/2 ・・・(9)´

初期値として、r1ai,r2ai,r3aiと標準偏差σ1ai,σ2ai,σ3aiはメモリに登録される。
<異常検出運転の説明>
初期値の登録が完了すると、それ以降は通常の計量作業を継続しながらスパン変動の異常を検出する(これを異常検出運転と呼ぶ。)。
やはりr1,r2,r3はそれぞれ許容範囲Dh1,Dh2,Dh3によって選択されて集計される。
やはり基本計量回数Q回を1単位とし、r1,r2,r3のそれぞれについて集計回数がQの整数倍に到達する毎に、Q回分ずつの合計値と2乗合計値とをそれぞれv個のシフトレジスタへ順に記憶させる。したがって、最新のQ回分の集計値が記憶され、最も古いQ回分の集計値は廃棄され、常に最新のv個分の集計値が保存されるようにする。
なお、毎回のr1,r2,r3は収容バラツキによって種々の大きさであるので、計量毎に算出されるr1,r2,r3のうちのいずれか、あるいは全てが上記(8)´式の許容範囲を満足せず集計演算に参加しない場合が起きる。それ故それぞれは基本計量回数Qには同時に到達しないので、初期運転の時と同様に先にQ回に到達したものがあれば、それについては集計演算を中止し、他の全てがQ回に到達するのを待って全ての平均値の揃うタイミングに同期を取る。なお、基本計量回数Q回毎に同期を取り、Q回の到達する毎にQ個分の集計値はシフトされる。
Q回毎に、最新のv・Q回分のレジスタの内容でもって、平均値r1av,r2av,r3avと、平均値r1av,r2av,r3avの標準偏差σ1av,σ2av,σ3avとを求め、スパンの異常を検査する。
その時点のr1,r2,r3の平均値の初期値からの変化量は上述したように、
E1=r1av−r1ai
E2=r2av−r2ai
E3=r3av−r3ai
と求める。
一方、E1,E2,E3の標準偏差σ1ae,σ2ae,σ3aeは、
σ1ae=(σ1ai+σ1av1/2
σ2ae=(σ2ai+σ2av1/2
σ3ae=(σ3ai+σ3av1/2
と求める。
<バラツキ量決定手段の説明>
E1にはこのようにバラツキが含まれるので、図5に示されるように、E1にバラツキが含まれていても、確実にE1が許容値eを超える変化をしていることを判定するには判定境界値Rh1として許容値eに推定バラツキ量を加え、
Rh1=e+2・σ1ae
と自動設定してE1についての判定を行う。これによって2シグマ、つまり約95%の確率でeを超える変化が判定されるが、更に確率を上げるために2以上の値を設定してもよい。また、自動設定方式でなく、予めバラツキ量の予想固定値を設定する方式であってもよい。
なお、ここで、バラツキ量を決定するための演算は、中央演算処理装置52の中のバラツキ量決定部52i(本発明における「バラツキ量決定手段」に対応する。)において実行される。
同様に、
Rh2=e+2・σ2ae
Rh3=e+2・σ3ae
と自動設定してそれぞれE2,E3の大きさの判定を行う。
ただし、収容バラツキの量は各ロードセル1A,1B,1Cに対してほぼ同一であるので、
Rh1≒Rh2≒Rh3
である。したがって、Rh1〜Rh3の平均値Rhをもって境界値としてもよい。
運転中にQ回の集計回数毎にE1とRh1,−Rh1,E2とRh2,−Rh2,E3とRh3,−Rh3とを比較し、下記(1)〜(6)の判定をする。
(1)E1のみE1>Rh1が成立すればロードセル1Aのスパンがeを超えて増加。
(2)E1のみE1<−Rh1が成立すればロードセル1Aのスパンがeを超えて減少。
(3)E2のみE2>Rh2が成立すればロードセル1Bのスパンがeを超えて増加。
(4)E2のみE2<−Rh2が成立すればロードセル1Bのスパンがeを超えて減少。
(5)E3のみE3>Rh3が成立すればロードセル1Cのスパンがeを超えて増加。
(6)E3のみE3<−Rh3が成立すればロードセル1Cのスパンがeを超えて減少。
<バラツキ減衰演算についての説明>
上記では収容バラツキによるr1,r2,r3のバラツキを平均値を求めることによって減衰させたが、他の手段によって行ってもよい。
例えば、基本計量回数Q回毎に中央値を求めて代表値とし、v個の代表値による平均値、標準偏差を求める方法、あるいは基本計量回数Q毎に最小2乗法によって直線式を求め、直線式上の、中央の回数である(Q/2)回における値を代表値とし、v個の代表値による平均値、標準偏差を求めるなど種々のバラツキ減衰演算を用いてもよい。
ロードセルの配置の不均等性やホッパ2の非対称性、供給装置4の偏りが、異常を警報する精度の観点から無視でき、収容バラツキのみが無視できない場合は、初期値登録運転の過程にてv・Q個の集計が完了した時点を異常検出・判定開始のタイミングとして、バラツキを減衰させた相対比率を求め、それ以降も集計回数がQ個に到達する度に最新の集計回数v・Q個によってバラツキを減衰させた相対比率を求め、バラツキを減衰させた相対比率の1からの変化量の大きさを判定する。この場合、判定境界値Rh1は、
Rh1=e+2・σ1av
とする。
<正常な計量への復帰法についての説明>
計量作業の正常への復帰について、自動復帰と手動復帰の選択手段を備え、自動・手動復帰を選択することができるようにする。
自動復帰が選択されている場合は下記のスパン補正計算が自動的に実施される。手動復帰の場合はスパン復帰スイッチが設けてあって、スパン異常警報が発せられたとき手動でスパン復帰スイッチを押すと、スパン補正計算が実施される。
<スパン補正手段の説明>
以下に述べるスパン補正の演算は、中央演算処理装置52の中のスパン補正部52j(本発明における「スパン補正手段」に対応する。)において実行される。
例えば、ロードセル1Aについてeを超えるスパン増加が判定された場合、E12の値はスパン変化率の増加分であるからW1のスパン係数K1を、K1(1−e)に置き換える。または安全を見込んでK1・(1−q・e)、0<q<1と補正する。
補正が完了すると、集計に用いたレジスタは全てリセットし次の補正に備える。
自動、手動に関わらず、復帰処理を終えると、復帰処理済みサインを表示する。
復帰処理後も、ロードセルの異常判定表示は残し、故障したロードセルの交換に備える。
従来のように、故障したロードセルの出力を他のロードセルの出力信号を使用して置き換えると、故障したロードセルに掛かっていた固定偏差分やバラツキ分の荷重が検出できず毎回の被計量物Mの重量測定値は大きい誤差になるという問題点が生じる。
本実施形態では、スパンの異常なロードセルの出力をスパン補正するようにしたので、毎回の計量において、上記の固定偏差分やバラツキ分があってもそれらを反映した精確な出力によって精確重量測定値を得ることができる。
以上は、ホッパ式計量装置が種々の大きさの荷重を持つ被計量物を計量する場合の比較手段として説明した。
しかし、毎回、ほぼ同一の大きさの荷重を持つ被計量物を計量する場合は、比較手段として、特定の荷重センサの荷重信号とその特定の荷重センサ以外の荷重センサの荷重信号の差を用いても、スパンの変動量を毎回同一の値として検出できるので、差に対する許容値を設定し、同様にして異常を評価することができる。
以上、本発明のホッパ式計量装置について、一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明のホッパ式計量装置は、例えばホッパのような計量容器に被計量物を収容するようにした計量器で使用される荷重センサに生じるスパンの異常を検出する用途に好適に用いることができる。
1A〜1C ロードセル
2 ホッパ(計量容器)
8 起歪部
11〜14 ストレインゲージ
15 フルブリッジ回路(ホイートストーンブリッジ回路)
52 中央演算処理装置
52a 零点調整部(零点調整手段)
52b 比較部(比較手段)
52c スパン異常検出部(スパン異常検出手段)
52d 零点変動識別部(零点変動識別手段)
52e 零点表示信号生成部
52f 安定重量値生成部(安定重量値生成手段)
52g 安定荷重変化量算出部(安定荷重変化量算出手段)
52h バラツキ減衰演算部(バラツキ減衰演算手段)
52i バラツキ量決定部(バラツキ量決定手段)
52j スパン補正部(スパン補正手段)
55a 零点調整スイッチ(零点調整手段)

Claims (10)

  1. 計量容器としてのホッパを支持する少なくとも3個の荷重センサを備えてなるホッパ式計量装置において、
    前記荷重センサのうち、特定の荷重センサの荷重出力信号とその特定の荷重センサ以外の荷重センサの荷重出力信号とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果の変化の大きさに基づいて、前記荷重センサのうちのいずれの荷重センサのスパンが異常であるかを検出するスパン異常検出手段と、
    を備えることを特徴とするホッパ式計量装置。
  2. 前記荷重センサからの荷重出力信号の零点を個別に手動または自動的に調整する零点調整手段が設けられる請求項1に記載のホッパ式計量装置。
  3. 前記荷重センサからの荷重出力信号のうちの少なくとも1個の荷重出力信号が前記零点調整手段によって個別に設定された零点から変動しているのを識別する零点変動識別手段が設けられる請求項2に記載のホッパ式計量装置。
  4. 前記荷重センサからの荷重出力信号の安定判別を行うとともに、前記荷重センサの安定重量値を生成する安定重量値生成手段と、
    前記安定重量値生成手段によって生成された最新の安定重量値と、この最新の安定重量値の一つ前のタイミングにおいて生成された安定重量値との差を安定荷重変化量として各荷重センサ毎に算出する安定荷重変化量算出手段とが設けられ、
    前記スパン異常検出手段は、前記荷重センサのうちの特定の荷重センサにおける前記安定荷重変化量算出手段により算出された安定荷重変化量と、前記特定の荷重センサ以外の荷重センサにおける前記安定荷重変化量算出手段により算出された安定荷重変化量との比較結果の変化の大きさに基づいて、前記荷重センサのうちのいずれの荷重センサのスパンが異常であるかを検出する請求項1に記載のホッパ式計量装置。
  5. 前記スパン異常検出手段は、前記荷重センサが正常な時点での前記比較手段の比較結果と、この比較結果が得られた後に前記比較手段が算出する比較結果との変化の大きさに基づいて、前記荷重センサのうちのいずれの荷重センサのスパンが異常であるかを検出する請求項1に記載のホッパ式計量装置。
  6. 前記比較手段の比較結果の変化の大きさは、その変化の大きさのバラツキを減衰させる減衰演算をもって算出される請求項1に記載のホッパ式計量装置。
  7. 前記荷重センサが正常である時点の前記比較手段の比較結果の大きさを初期値として記憶する記憶手段が設けられ、
    前記比較手段の比較結果の変化の大きさは、前記初期値が前記記憶手段によって記憶された以降の稼働運転における前記比較手段の比較結果の前記初期値からの変化の大きさである請求項6に記載のホッパ式計量装置。
  8. 前記比較手段の比較結果の変化の大きさは、前記比較手段の比較結果の1からの変化の大きさである請求項6に記載のホッパ式計量装置。
  9. スパン異常を判定する境界値は、予め定めたスパン異常についての許容値に、前記比較手段の比較結果の変化の大きさのバラツキ量を決定するバラツキ量決定手段により決定したバラツキ量を加算した値に設定される請求項1に記載のホッパ式計量装置。
  10. 前記スパン異常検出手段が検出したスパンの異常な荷重センサのスパンを、前記許容値に基づいて補正するスパン補正手段が設けられる請求項9に記載のホッパ式計量装置。
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