JP2012202011A - 不織布の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度が高く、嵩高であり、かつ柔軟性を有する不織布を得ることができる、不織布の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の不織布の製造方法は、水分を含んだ抄紙原料を支持体上に供給して、支持体上に紙層21を形成する工程と、支持体の上に設けられた高圧水流ノズル12から紙層21に高圧水流を噴射する工程と、支持体の上に設けられた蒸気ノズル14から、高圧水流を噴射した紙層21に、高圧水蒸気を噴射する工程と、高圧水蒸気を噴射した紙層を乾燥する工程とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、水分を含有する繊維シートから不織布を製造する、不織布の製造方法に関する。
湿潤紙力増強剤を添加した繊維懸濁液を抄紙原料供給ヘッドから紙層形成ベルト上に供給して紙層形成ベルト上に繊維を堆積させ、ウエット状態の繊維シートを形成し、吸引ボックスを使用して繊維シートを脱水した後、蒸気吹き付けノズルから水蒸気を繊維シートに吹き付けて、繊維シートに所定のパターンを付与する嵩高紙の製造方法が従来技術として知られている(たとえば、特許文献1)。この嵩高紙の製造方法によれば、厚みが大きく、吸収性が高く、柔らかさに優れ、かつ適度な丈夫さを有する嵩高紙を製造することができる。
特開2000−34690号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような湿潤紙力増強剤を添加した繊維懸濁液から作られた不織布よりもさらに強度が高い、嵩高でありかつ柔軟性を有する不織布が望まれている。
本発明は、強度が高く、嵩高であり、かつ柔軟性を有する不織布を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の構成を採用した。
すなわち、本発明の不織布の製造方法は、水分を含んだ抄紙原料を支持体上に供給して、該支持体上に紙層を形成する工程と、支持体の上に設けられた高圧水流ノズルから紙層に高圧水流を噴射する工程と、支持体の上に設けられた蒸気ノズルから、高圧水流を噴射した紙層に、高圧水蒸気を噴射する工程と、高圧水蒸気を噴射した紙層を乾燥する工程とを含む。
本発明によれば、強度が高く、嵩高であり、かつ柔軟性を有する不織布を得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態における不織布の製造方法に使用する不織布製造装置を説明するための図である。 図2は高圧水流ノズルの一例を示す図である。 図3は、高圧水流によって紙層の繊維同士が交絡する原理を説明するための図である。 図4は、高圧水流が噴射された紙層の幅方向の断面図である。 図5は、高圧水蒸気によって、紙層の繊維がほぐれ、紙層の嵩が高くなる原理を説明するための図である。 図6は、高圧水蒸気を噴射する前の紙層と噴射後の紙層との間の紙層の厚みの変化を説明するための図である。 図7は、高圧水蒸気が噴射された紙層の幅方向の断面図である。 図8は、本発明の一実施形態における不織布の製造方法に使用する不織布製造装置の変形例を説明するための図である。 図9は、本発明の一実施形態における不織布の製造方法に使用する不織布製造装置の変形例を説明するための図である。 図10は、本発明の一実施形態における不織布の製造方法に使用する不織布製造装置の変形例を説明するための図である。 図11は、本発明の一実施形態における不織布の製造方法に使用する不織布製造装置の変形例を説明するための図である。 図12は、本発明の一実施形態における不織布の製造方法に使用する不織布製造装置の変形例を説明するための図である。 図13は、本発明の一実施形態における不織布の製造方法に使用する不織布製造装置の変形例を説明するための図である。 図14は、本発明の一実施形態における不織布の製造方法に使用する不織布製造装置の変形例を説明するための図である。
以下、図を参照して本発明の一実施形態の不織布の製造方法をより詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態における不織布の製造方法に使用する不織布製造装置1を説明するための図である。
まず、繊維懸濁液などの水分を含んだ抄紙原料を作製する。抄紙原料に用いる繊維としては、繊維長10mm以下の短繊維が好ましい。このような短繊維としては、たとえば針葉樹や広葉樹の化学パルプ、半化学パルプおよび機械パルプなどの木材パルプ、これら木材パルプを化学処理したマーセル化パルプおよび架橋パルプ、麻や綿などの非木材系繊維ならびにレーヨン繊維などの再生繊維のようなセルロース系繊維、ならびにポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維およびポリアミド繊維のような合成繊維などが挙げられる。抄紙原料に用いる繊維は、とくに木材パルプ、非木材パルプ、レーヨン繊維などのセルロース系繊維が好ましい。
抄紙原料は、原料供給ヘッド11によって紙層形成コンベア16の紙層形成ベルト上に供給され、紙層形成ベルト上に堆積する。紙層形成ベルトは、蒸気が通過可能な通気性を有する支持体であることが好ましい。たとえば、ワイヤーメッシュ、毛布などを紙層形成ベルトに用いることができる。
紙層形成ベルト上に堆積した抄紙原料は吸引ボックス13により適度に脱水され、紙層21が形成する。紙層21は、紙層形成ベルト上に配置された2台の高圧水流ノズル12と、紙層形成ベルトを挟んで高圧水流ノズル12に対向する位置に配置された、高圧水流ノズル12から噴射された水を回収する2台の吸引ボックス13との間を通過する。このとき、紙層21は、高圧水流ノズル12から高圧水流を噴射され、上面(高圧水流ノズル12側の面)に溝部が形成される。
高圧水流ノズル12の一例を図2に示す。高圧水流ノズル21は、紙層21の幅方向(CD)に並んだ複数の高圧水流31を紙層21に向けて噴射する。その結果、紙層21の上面には、紙層21の幅方向にならび、機械方向(MD)に延びる複数の溝部32が形成される。
また、紙層21が高圧水流を受けると、上述のように紙層21に溝部32が形成されるとともに紙層21の繊維同士が交絡し、紙層21の強度が高くなる。紙層21が高圧水流を受けると、紙層21の繊維同士が交絡する原理を、図3を参照して説明するが、この原理は本発明を限定するものではない。
図3に示すように、高圧水流ノズル12が高圧水流31を噴射すると、高圧水流31は紙層形成ベルト41を通過する。これにより紙層21の繊維は、高圧水流31が紙層形成ベルト41を通過する部分42を中心に引き込まれることになる。その結果、紙層21の繊維が、高圧水流31が紙層形成ベルト41を通過する部分42に向かって集まり、繊維同士が交絡することになる。
紙層21の繊維同士が交絡することにより紙層21の強度が高くなることによって、後の工程で、高圧水蒸気が紙層21に噴射されても穴が開いたり、破れたり、および吹き飛んだりすることが少なくなる。また、抄紙原料に紙力増強剤を添加しなくても紙層21の湿潤強度を増加させることができる。
高圧水流が紙層21に噴射されるときの高圧水流の高圧水流エネルギーは、0.125〜1.324kW/m2であることが好ましい。高圧水流エネルギーは下記の式から算出される。
高圧水流エネルギー(kW/m2)=1.63×噴射圧力(kg/cm2)×噴射流量(m3/分)/処理時間(m/分)
ここで、噴射圧力(kg/cm2)=750×オリフィス開孔総面積(m2)×噴射圧力(kg/cm2)×0.495
高圧水流の高圧水流エネルギーが0.125kW/m2よりも小さいと、紙層21の強度があまり強くならない場合がある。また、高圧水流の高圧水流エネルギーが1.324kW/m2よりも大きいと、紙層21が堅くなりすぎてしまい、紙層21の嵩が、後述の高圧水蒸気によってあまり高くならない場合がある。
高圧水流ノズル12の先端と紙層21の上面との間の距離は5.0〜20.0mmであることが好ましい。高圧水流ノズル12の先端と紙層21の上面との間の距離が5.0mmよりも小さいと、高圧水流の勢いで紙層の地合いが乱れ易いことと、水流の勢いで跳ね返った繊維がノズルに付着し易いという問題が生じる場合がある。また、高圧水流ノズル12の先端と紙層21の上面との間の距離が20.0mmよりも大きいと、処理効率が著しく低下し、繊維交絡が弱くなるという問題が生じる場合がある。
高圧水流ノズル12の穴径は90〜150μmであることが好ましい。高圧水流ノズル12の穴径が90μmよりも小さいと、ノズルが詰まりやすいという問題が生じる場合がある。また、高圧水流ノズル12の穴径が150μmよりも大きいと、処理効率が悪くなるという問題が生じる場合がある。
高圧水流ノズル12の穴ピッチ(隣接する穴の中心間の距離)は0.5〜1.0mmであることが好ましい。高圧水流ノズル12の穴ピッチが0.5mmよりも小さいと、ノズルの耐圧が低下し、破損するという問題が生じる場合がある。また、高圧水流ノズル12の穴ピッチが1.0mmよりも大きいと、繊維交絡が不十分となるという問題が生じる場合がある。
2台の高圧水流ノズル12と、2台の吸引ボックス13との間を通過した後の位置(図1の符号22の位置)の紙層21の幅方向の断面を図4に示す。高圧水流によって紙層21の上面に溝部32が形成される。
次に、紙層21は、紙層形成ベルト上に配置された2台の蒸気ノズル14と、紙層形成ベルトを挟んで蒸気ノズル14に対向する位置に配置された、蒸気ノズル14から噴射された蒸気を吸引する2台の吸引ボックス13との間を通過する。このとき、紙層21は、蒸気ノズル14から高圧水蒸気を噴射され、上面(蒸気ノズル14側の面)に溝部が形成される。
紙層21に高圧水蒸気が噴射されると、紙層21の繊維はほぐれ、そして紙層21の嵩は高くなる。これにより、高圧水流で堅くなった紙層21は、柔軟性が高まり、紙層21の触感が改善される。紙層21が高圧水蒸気を受けると、紙層21の繊維がほぐれ、紙層21の嵩が高くなる原理を、図5を参照して説明するが、この原理は本発明を限定するものではない。
図5に示すように、蒸気ノズル14が高圧水蒸気51を噴射すると、高圧水蒸気51は紙層形成ベルト41にあたる。高圧水蒸気51は、高圧水流ノズル12から噴射された高圧水流31と異なり、大部分は紙層形成ベルト41にはね返される。これにより紙層21の繊維は、巻き上がり、そしてほぐされる。また、高圧水蒸気51によって紙層21の繊維は、かき分けられ、かき分けられた繊維は、高圧水蒸気51が紙層形成ベルト41にあたる部分52の幅方向側に移動して集まり、紙層21の嵩が高くなる。
高圧水流によって紙層21の強度は高められているので、高圧水蒸気51を紙層21に噴射するとき、紙層21が高圧水蒸気51によって吹き飛んでしまうのを防ぐためのネットを紙層21の上に設ける必要がない。したがって、高圧水蒸気51による紙層21の処理効率が上がる。また、上記ネットを設ける必要がないので、不織布製造装置1のメンテナンスおよび不織布の製造コストを抑えることができる。
図6は、高圧水蒸気を噴射する前の紙層と噴射後の紙層との間の紙層の厚みの変化を説明するための図である。図6(a)が高圧水蒸気を噴射する前の紙層の断面の写真であり、図6(b)は高圧水蒸気を噴射した後の紙層の断面の写真である。高圧水蒸気を噴射する前の紙層の厚みは、0.30mmであったが、高圧水蒸気を噴射すると紙層の厚みは、0.57mmと厚くなった。これより、紙層は、高圧水蒸気を噴射されると嵩が増し、紙層の繊維がほぐれたことがわかる。
蒸気ノズル14から噴射される高圧水蒸気の蒸気圧力は0.3〜1.5MPaであることが好ましい。高圧水蒸気の蒸気圧力が0.3MPaよりも小さいと、紙層21の嵩が、高圧水蒸気によってあまり高くならない場合がある。また、高圧水蒸気の蒸気圧力が1.5MPaよりも大きいと、紙層21に穴が開いたり、紙層21が破れたり、および吹き飛んだりする場合がある。
蒸気ノズル14から噴射された蒸気を吸引する吸引ボックス13により、紙層形成ベルトが紙層を吸引する吸引力は、−1〜−12kPaであることが好ましい。紙層形成ベルトの吸引力が−1kPaよりも小さいと蒸気を吸いきれず吹き上がりが生じ危険であるという問題が生じる場合がある。また、紙層形成ベルトの吸引力が−12kPaよりも大きいとサクション内への繊維脱落が多くなるという問題が生じる場合がある。
蒸気ノズル14の先端と紙層21の上面との間の距離は1.0〜10mmであることが好ましい。蒸気ノズル14の先端と紙層21の上面との間の距離が1.0mmよりも小さいと、紙層21に穴が開いたり、紙層21が破れたり、吹き飛んだりするという問題が生じる場合がある。また、蒸気ノズル14の先端と紙層21の上面との間の距離が10mmよりも大きいと、高圧水蒸気における紙層21の表面に溝部を形成するための力が分散してしまい、紙層21の表面に溝部を形成する能率が悪くなる。
蒸気ノズル14の穴径は、高圧水流ノズル12の穴径よりも大きいことが好ましく、かつ蒸気ノズル14の穴ピッチは、高圧水流ノズル12の穴ピッチよりも大きいことが好ましい。これにより、図7に示すように、高圧水流ノズル12から噴射された高圧水流によって形成された溝部32を残しながら、蒸気ノズル14から噴射された高圧水蒸気によって、紙層21に溝部53を形成することができる。紙層21のうち、高圧水流によって形成された溝部32が複数存在する領域54は、紙層21の強度が強い領域であり、高圧水蒸気によって溝部53が形成されている部分55は、紙層21の強度が高圧水蒸気によって上記領域54に比べて若干弱められている領域である。このように、紙層21に強度の強い領域と強度が弱い領域とを形成すことによって、紙層21における強度と嵩高とのバランスをとることができる。また、紙層21の嵩が高くなって紙層21の保水性が改善されるとともに、紙層21の湿潤強度も改善される。さらに、紙層21の強度低下を抑えながら、高圧水蒸気によって紙層21に溝部を形成することができる。
蒸気ノズル14の穴径は150〜500μmであることが好ましい。蒸気ノズル14の穴径が150μmよりも小さいと、エネルギーが不足し、十分に繊維を掻き分けられないという問題が生じる場合がある。また、蒸気ノズル14の穴径が500μmよりも大きいと、エネルギーが大き過ぎ基材ダメージが大きくなり過ぎるという問題が生じる場合がある。
蒸気ノズル14の穴ピッチ(隣接する穴の中心間の距離)は2.0〜5.0mmであることが好ましい。蒸気ノズル14の穴ピッチが2.0mmよりも小さいと、ノズルの耐圧が低下し、破損の恐れが生じるという問題が生じる場合がある。また、蒸気ノズル14の穴ピッチが5.0mmよりも大きいと、処理不足で柔軟性改善効果が低下するという問題が生じる場合がある。
高圧水蒸気によって紙層21の上面に溝部が形成されるとともに、紙層21の下面(紙層21の紙層形成ベルト41側の面)に紙層形成ベルト41のパターンに対応した不図示の凹凸が形成される。なお、紙層の下面にも高圧水蒸気によって溝部を形成するようにしてもよい。
その後、図1に示すように、紙層21は、吸引ピックアップ15によって紙層搬送コンベア17に転写される。そして、紙層21は、さらに紙層搬送コンベア18に転写された後、乾燥ドライヤー19に転写される。乾燥ドライヤー19は、たとえば、ヤンキードライヤーであり、蒸気により約160に加熱されたドラムに紙層21を付着させて、紙層21を乾燥させる。そして、乾燥した紙層21は不織布として巻き取り機20に巻き取られる。
以上の一実施形態による不織布の製造方法に使用する不織布製造装置を次のように変形することができる。なお、上述の不織布製造装置と同じ構成要素には同じ符号を付し、上述の不織布製造装置と異なる部分を主に説明する。
(不織布製造装置の変形例1)
本発明の実施形態における不織布製造装置1では、紙層形成コンベア16で紙層に高圧水蒸気を噴射した。しかし、図8に示す不織布製造装置1Aでは、紙層形成コンベア16Aでは高圧水蒸気を噴射せず、他の紙層形成コンベア61Aで紙層に高圧水蒸気を噴射する。紙層搬送コンベア61Aで高圧水蒸気を噴射された紙層は、紙層搬送コンベア62Aに転写された後、紙層搬送コンベア17に転写される。
(不織布製造装置の変形例2)
本発明の実施形態における不織布製造装置1では、紙層形成コンベア16で紙層に高圧水流および高圧水蒸気を噴射した。しかし、図9に示す不織布製造装置1Bでは、紙層形成コンベア16Bでは高圧水流および高圧水蒸気を噴射せず、他の紙層形成コンベア63Bで紙層に高圧水流を噴射し、さらに別の紙層形成コンベア61Aで紙層に高圧水蒸気を噴射する。紙層形成コンベア61Aで高圧水蒸気を噴射された紙層は、紙層搬送コンベア62Aに転写された後、紙層搬送コンベア17に転写される。
(不織布製造装置の変形例3)
本発明の実施形態における不織布製造装置1では、紙層形成コンベア16で紙層に高圧水蒸気を噴射した。しかし、図10に示す不織布製造装置1Cでは、紙層形成コンベア16Aでは高圧水蒸気を噴射せず、サクションドラム64Cで紙層に高圧水蒸気を噴射する。サンクションドラム64Cで高圧水蒸気を噴射された紙層は、紙層搬送コンベア17Cに転写された後、紙層搬送コンベア18に転写される。
(不織布製造装置の変形例4)
本発明の実施形態における不織布製造装置1では、紙層形成コンベア16で紙層に高圧水蒸気を噴射した。しかし、図11に示す不織布製造装置1Dでは、紙層形成コンベア16Aでは高圧水蒸気を噴射せず、他の紙層形成コンベア61Aで、18メッシュのワイヤーネットで構成されるさらに別の紙層搬送コンベア62Dのベルトを通して、高圧水蒸気を紙層に噴射する。また、紙層形成コンベア61Aで高圧水蒸気を噴射された紙層は、紙層搬送コンベア62Dに転写された後、紙層搬送コンベア17に転写される。
(不織布製造装置の変形例5)
本発明の実施形態における不織布製造装置1では、紙層形成コンベア16で紙層に高圧水蒸気を噴射した。しかし、図12に示す不織布製造装置1Eでは、紙層形成コンベア16Aでは高圧水蒸気を噴射せず、他の紙層形成コンベア61Aで高圧水蒸気を紙層に噴射する。また、紙層形成コンベア61Aで高圧水蒸気を噴射された紙層は、紙層搬送コンベア62Aに転写された後、紙層搬送コンベア62Aでも高圧水蒸気を紙層に噴射する。このとき、紙層搬送コンベア61Aで高圧水蒸気を噴射された面とは反対側の面に高圧水蒸気は噴射される。紙層搬送コンベア62Aに転写された紙層は紙層搬送コンベア17に転写される。
(不織布製造装置の変形例6)
本発明の実施形態における不織布製造装置1では、紙層形成コンベア16で紙層に高圧水蒸気を噴射した。しかし、図13に示す不織布製造装置1Fでは、紙層形成コンベア16Aでは高圧水蒸気を噴射せず、ウエット毛布をベルトとして使用した紙層搬送コンベア17Fで紙層に高圧水蒸気を噴射する。紙層搬送コンベア17Fで高圧水蒸気を噴射された紙層は、紙層搬送コンベア18に転写される。
(不織布製造装置の変形例7)
本発明の実施形態における不織布製造装置1では、紙層形成コンベア16で紙層に高圧水蒸気を噴射した。しかし、図14に示す不織布製造装置1Gでは、紙層形成コンベア16Aでは高圧水蒸気を噴射せず、トップ毛布をベルトとして使用した紙層搬送コンベア18Gで紙層に高圧水蒸気を噴射する。紙層搬送コンベア18Gで高圧水蒸気を噴射された紙層は、乾燥ドライヤー19に転写される。
(不織布製造装置の変形例8)
本発明の一実施形態における不織布製造装置1および変形例1〜7における不織布製造装置1A〜1Gについて、高圧水流ノズルおよび蒸気ノズルを幅方向に振動させることによって、波状の溝部を紙層の表面に形成するようにしてもよい。また、蒸気ノズルの幅方向の振動を高速にして、紙層の表面に溝を形成しないで紙層全体に高圧水蒸気を噴射するようにしてもよい。
実施形態と変形例の一つ、もしくは複数を組み合わせることも可能である。変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
以上の説明はあくまで一例であり、発明は、上記の実施形態に何ら限定されるものではない。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例および参考例において、プレス前乾燥厚み、プレス後乾燥厚み、プレス後乾燥密度、乾燥引張強度、乾燥引張伸度、湿潤引張強度および湿潤引張伸度を、以下のようにして測定した。
(プレス前乾燥厚み)
高圧水流および高圧水蒸気を噴射した紙層を、160℃のヤンキードライヤーで乾燥して測定用試料を作製した。15cm2の測定子を備えた厚み計((株)大栄化学精器製作所製 型式FS-60DS)を使用して、3g/cm2の測定荷重の測定条件で測定用試料の厚みを測定した。1つの測定用試料について3ヶ所の厚みを測定し、3ヶ所の厚みの平均値をプレス前乾燥厚みとした。
(プレス後乾燥厚み)
高圧水流および高圧水蒸気を噴射した紙層を、プレス圧3kg/cm2の加圧条件のプレスロールで紙層の水分率が80%から70%になるように脱水し、160℃のヤンキードライヤーで乾燥して測定用試料を作製した。15cm2の測定子を備えた厚み計((株)大栄化学精器製作所製 型式FS-60DS)を使用して、3g/cm2の測定荷重の測定条件で測定用試料の厚みを測定した。1つの測定用試料について3ヶ所の厚みを測定し、3ヶ所の厚みの平均値をプレス後乾燥厚みとした。
(プレス後乾燥嵩密度)
プレス後乾燥嵩密度は、紙層目付と、上述のプレスの後の紙層の乾燥厚みより算出した。プレス後の紙層の乾燥厚みは以下のように測定した。プレス後の紙層を、液体窒素に含浸させて凍結させた後、剃刀でカットし、常温に戻した後、電子顕微鏡(たとえば、キーエンス社VE7800)を用いて、50倍の倍率でプレス後の紙層の厚みを測定した。吸収性物品を凍結させる理由は、剃刀によるカット時の圧縮により厚みが変動するのを防ぐためである。そして、プレス前の吸収体の目付に厚みを割って密度を算出した。
(乾燥引張強度)
高圧水流および高圧水蒸気を噴射した、プレスしていない紙層を160℃のヤンキードライヤーで乾燥した。乾燥した紙層から、長手方向が紙層の機械方向である25mm幅の短冊状の紙層片と、長手方向が紙層の幅方向である25mm幅の短冊状の紙層片とを切り取って、測定用試料を作製した。機械方向および幅方向の測定用試料を、最大荷重容量が50Nであるロードセルを備えた引張試験機(島津製作所(株)製、オートグラフ 型式AGS-1kNG)を使用して、それぞれ3つの測定用試料について、100mmのつかみ間距離、100mm/分の引張速度の条件で引張強度を測定した。機械方向および幅方向の測定用試料のそれぞれ3つの測定用試料の引張強度の平均値を機械方向および幅方向の乾燥引張強度とした。
(乾燥引張伸度)
高圧水流および高圧水蒸気を噴射した、プレスしていない紙層を160℃のヤンキードライヤーで乾燥した。乾燥した紙層から、長手方向が紙層の機械方向である25mm幅の短冊状の紙層片と、長手方向が紙層の幅方向である25mm幅の短冊状の紙層片とを切り取って、測定用試料を作製した。機械方向および幅方向の測定用試料を、最大荷重容量が50Nであるロードセルを備えた引張試験機(島津製作所(株)製、オートグラフ 型式AGS-1kNG)を使用して、それぞれ3つの測定用試料について、100mmのつかみ間距離、100mm/分の引張速度の条件で引張伸度を測定した。ここで、引張伸度とは、引張試験機で測定用試料を引っ張ったときの最大の伸び(mm)をつかみ間距離(100mm)で割り算した値である。機械方向および幅方向の測定用試料のそれぞれ3つの測定用試料の引張伸度の平均値を機械方向および幅方向の乾燥引張伸度とした。
(湿潤引張強度)
高圧水流および高圧水蒸気を噴射した、プレスしていない紙層を160℃のヤンキードライヤーで乾燥した後、紙層から長手方向が紙層の機械方向である25mm幅の短冊状の紙層片と、長手方向が紙層の幅方向である25mm幅の短冊状の紙層片とを切り取って、測定用試料を作製し、測定用試料の質量の2.5倍の水を測定用試料に含浸させた(含水倍率、250%)。そして、機械方向および幅方向の測定用試料を、最大荷重容量が50Nであるロードセルを備えた引張試験機(島津製作所(株)製、オートグラフ 型式AGS-1kNG)を使用して、それぞれ3つの測定用試料について、100mmのつかみ間距離、100mm/分の引張速度の条件で引張強度を測定した。機械方向および幅方向の測定用試料のそれぞれ3つの測定用試料の引張強度の平均値を機械方向および幅方向の湿潤引張強度とした。
(湿潤引張伸度)
高圧水流および高圧水蒸気を噴射した、プレスしていない紙層を160℃のヤンキードライヤーで乾燥した後、紙層から長手方向が紙層の機械方向である25mm幅の短冊状の紙層片と、長手方向が紙層の幅方向である25mm幅の短冊状の紙層片とを切り取って、測定用試料を作製し、測定用試料の質量の2.5倍の水を測定用試料に含浸させた(含水倍率、250%)。そして、機械方向および幅方向の測定用試料を、最大荷重容量が50Nであるロードセルを備えた引張試験機(島津製作所(株)製、オートグラフ 型式AGS-1kNG)を使用して、それぞれ3つの測定用試料について、100mmのつかみ間距離、100mm/分の引張速度の条件で引張伸度を測定した。機械方向および幅方向の測定用試料のそれぞれ3つの測定用試料の引張伸度の平均値を機械方向および幅方向の湿潤引張伸度とした。
以下、実施例および比較例の作製方法について説明する。
(実施例1)
本発明の一実施形態における不織布製造装置1を使用して実施例1を作製した。70重量%の針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)と、繊度が1.1dtexであり、繊維長が7mmである30重量%のレーヨン(ダイワボウレーヨン(株)製、コロナ)とを含む抄紙原料を作製した。そして、原料ヘッドを使用して紙層形成ベルト(日本フィルコン(株)製 OS80)上に抄紙原料を供給し、吸引ボックスを使用して抄紙原料を脱水して紙層を形成した。このときの紙層の紙層水分率は80%であった。ここで、紙層水分率とは、紙層の質量を100%としたときの紙層に含有している水の量である。その後、2台の高圧水流ノズルを使用して高圧水流を紙層に噴射した。このとき、1台あたりの高圧水流ノズルの高圧水流エネルギーは0.23kW/m2であり、2台の高圧水流ノズルを使用して高圧水流が紙層に噴射されたので、紙層に噴射した高圧水流の高圧水流エネルギーは0.46kW/m2になる。また、高圧水流ノズルの先端と紙層の上面との間の距離は10mmであった。さらに、高圧水流ノズルの穴径は92μmであり、穴ピッチは0.5mmであった。次に、2台の蒸気ノズルを使用して高圧水蒸気を紙層に噴射した。このときの高圧水蒸気の蒸気圧力は0.7MPaであった。また、蒸気ノズルの先端と紙層の上面との間の距離は2mmであった。さらに、蒸気ノズルの穴径は300μmであり、穴ピッチは2.0mmであった。また、蒸気ノズルから噴射された蒸気を吸引する吸引ボックスにより、紙層形成ベルトが紙層を吸引する吸引力は、−1kPaであった。そして、紙層は、2台の紙層搬送コンベアに転写された後、160℃に加熱されたヤンキードライヤーに転写され、乾燥された。乾燥した紙層が実施例1となる。実施例1を製造するときの抄紙スピードは70m/分であり、実施例1の目付は約50g/m2であった。
(実施例2)
実施例2は、高圧水流エネルギーが0.125kW/m2である点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例3)
実施例3は、高圧水流エネルギーが1.324kW/m2である点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例4)
実施例4は、高圧水蒸気の蒸気圧力が0.3MPaである点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例5)
実施例5は、図12の不織布製造装置1Eを用いて製造した点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。実施例5は、一方の面に1台の蒸気ノズルから噴射された高圧水蒸気によって形成された溝部と他方の面に1台の蒸気ノズルから噴射された高圧水蒸気によって形成された溝部とを有する。
(実施例6)
実施例6は、図11の不織布製造装置1Dを用いて製造した点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。実施例6は、18メッシュのワイヤーを通って高圧水蒸気を紙層に噴射することによって形成された溝部を有する。
(実施例7)
実施例7は、蒸気ノズルを1台にした点を除いて実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例8)
実施例8は、蒸気ノズルの穴径を500μmにした点を除いて実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例9)
実施例9は、蒸気ノズルの先端と紙層の上面との間の距離を10mmにした点を除いて実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例10)
実施例10は、紙層形成コンベアの紙層形成ベルトとして、アラミド繊維で形成された5メッシュのパターンワイヤーを使用した点を除いて実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例11)
実施例11は、図14の不織布製造装置1Gを用いて製造した点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。実施例11の製造では、高圧水蒸気を噴射するときに紙層の下面側に存在するベルトとして毛布を使用した。
(実施例12)
実施例12は、高圧水流エネルギーが0.0682kW/m2である点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例13)
実施例13は、高圧水流エネルギーが1.739kW/m2である点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例14)
実施例14は、蒸気ノズルの先端と紙層の上面との間の距離を12mmにした点を除いて実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(実施例15)
実施例15は、高圧水蒸気の蒸気圧力が0.2MPaである点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(比較例1)
比較例1は、高圧水蒸気を紙層に噴射しない点を除いて実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
(比較例2)
比較例2は、叩解NBKPと叩解NBKPの質量に対して0.6重量%の紙力増強剤とを含む抄紙原料を使用した点、高圧水流を紙層に噴射しない点、吸引ボックスの圧力を−7.5kPaとした点、および紙層と蒸気ノズルとの間にメッシュベルトを配置するとともに蒸気ノズルの先端と紙層の上面との間の距離を20mmとした点を除いて、実施例1の製造方法と同様な方法によって製造された。
以上の実施例および比較例の製造条件を表1に示す。
以上の実施例および比較例のプレス前乾燥厚み、プレス後乾燥厚み、プレスト乾燥嵩密度、乾燥引張強度、乾燥引張伸度、湿潤引張強度および湿潤引張伸度を表2に示す。
比較例1は、高圧水蒸気を紙層に噴射したとき、紙層が飛び散り崩壊してしまい、製造することができなかった。比較例2は、湿潤状態における紙層の強度が非常に弱かったため、比較例2の湿潤引張強度および湿潤引張伸度を測定することはできなかった。
実施例1〜11は、強度が高く、嵩高であり、かつ柔軟性を有していた。比較例2は、嵩高でなく、強度が弱く、柔軟性を有していなかった。
高圧水流を噴射しなかった比較例1では、高圧水蒸気を紙層に噴射すると高圧水蒸気の勢いに比べて紙層の強度が弱いため、紙層が飛び散り崩壊してしまい、製造することができなかった。一方、実施例1〜11では、高圧水蒸気を紙層に噴射すると紙層が飛び散り崩壊してしまうことはなく、製造できなかったものはなかった。これより、高圧水蒸気を紙層に噴射する前に、高圧水流を紙層に噴射することによって、高圧水蒸気の噴射に耐える強度を紙層に付与できることがわかった。
比較例2は、高圧水流の噴射の代わりに紙力増強剤を添加することによって不織布の強度を高めたものである。しかし、比較例2の乾燥状態における強度は弱く、また、湿潤状態における不織布の強度は、湿潤引張強度および湿潤引張伸度を測定することができないほど弱いものであった。一方、実施例1〜11は、強度が高く、嵩高であり、かつ柔軟性を有していた。これより、高圧水流を紙層に噴射する処理は、紙力増強剤の添加よりも乾燥状態および湿潤状態における不織布の強度を高めることができることがわかった。
実施例12では、高圧水流による処理によっても紙層の強度は高くならなかった。実施例13では、高圧水流による処理によって紙層の強度が高くなりすぎてしまったため、高圧水蒸気による処理によって紙層の繊維をほぐすことができなかった。このため、比較例の嵩は高くならず、嵩密度も大きくなった。一方、実施例1〜3は、強度が高く、嵩高であり、かつ柔軟性を有していた。これより、紙層に噴射する高圧水流の高圧水流エネルギーは、0.125〜1.324kW/m2であることが好ましいことがわかった。
実施例14では、蒸気ノズルの先端と紙層の上面との間の距離が大きくなりすぎたため、紙層に加わる高圧水蒸気のエネルギーが低下し、紙層の嵩が高くならず、嵩密度も大きくなった。一方、実施例1および9は、強度が高く、嵩高であり、かつ柔軟性を有していた。これより、蒸気ノズルの先端と紙層の上面との間の距離は、10mm以下であることが好ましいことがわかった。
実施例15は、高圧水蒸気の蒸気圧力が弱すぎたため、嵩高にならなかった。一方、実施例1および4は、強度が高く、嵩高であり、かつ柔軟性を有していた。これより、紙層に噴射する高圧水蒸気の蒸気圧力は0.3MPa以上であることが好ましいことがわかった。
実施例1〜11は、すべてプレス後の嵩密度が0.10g/cm3以下であった。また、実施例1〜11は、すべてプレス後乾燥厚みが0.45mm以上であり、嵩が高かった。一方、比較例1は、プレス後の嵩密度は0.10g/cm3よりも大きく、プレス後乾燥厚みも0.45mmより小さかった。
実施例1のプレス後乾燥厚みは、0.55mmであった。高圧水蒸気を噴射しない点を除いて実施例1と同様の製造方法で作製した試料のプレス後乾燥厚みは0.36mmであった。これより、高圧水蒸気を噴射することによって不織布の嵩を1.5倍の高さにすることができることがわかった。また、実施例1の密度も0.09g/cm3と小さかった。したがって、実施例1では嵩高かつ低密度の不織布を実現することができた。
実施例10では、高圧水蒸気を噴射するときに紙層の下面側に存在するベルトとしてアラミド繊維で形成された5メッシュのパターンワイヤーを使用して嵩高かつ低密度の不織布を作製することができた。また、実施例11では、高圧水蒸気を噴射するときに紙層の下面側に存在するベルトとして毛布を使用して嵩高かつ低密度の不織布を作製することができた。これより、通気性を有する支持体であれば、高圧水蒸気を噴射するときに紙層の下面側に存在するベルトとして使用できることがわかった。また、実施例11では、乾燥ドライヤー19で紙層を乾燥する手前で、高圧水蒸気を紙層に噴射している。これより、抄紙工程から乾燥工程までの間のどこでも高圧水蒸気による紙層の処理が可能であることがわかった。
1,1A〜1G 不織布製造装置
11 原料供給ヘッド
12 高圧水流ノズル
13 吸引ボックス
14 蒸気ノズル
15 吸引ピックアップ
16,16A,16B,61A,63B 紙層形成コンベア
17,17C,17F,18,18G,62A,62D 紙層搬送コンベア
19 乾燥ドライヤー
20 巻き取り機
21 紙層
31 高圧水流
32 溝部
41 紙層形成ベルト
51 高圧水蒸気
53 溝部
64C サクションドラム

Claims (5)

  1. 水分を含んだ抄紙原料を支持体上に供給して、該支持体上に紙層を形成する工程と、
    前記支持体の上に設けられた高圧水流ノズルから前記紙層に高圧水流を噴射する工程と、
    前記支持体の上に設けられた蒸気ノズルから、前記高圧水流を噴射した紙層に、高圧水蒸気を噴射する工程と、
    前記高圧水蒸気を噴射した紙層を乾燥する工程とを含む不織布の製造方法。
  2. 前記蒸気ノズルの穴径は、前記高圧水流ノズルの穴径よりも大きく、かつ前記蒸気ノズルの穴ピッチは、前記高圧水流ノズルの穴ピッチよりも大きい請求項1に記載の不織布の製造方法。
  3. 前記紙層に前記高圧水流を噴射するときの高圧水流エネルギーは0.125〜1.324kW/m2である請求項1または2に記載の不織布の製造方法。
  4. 前記紙層に前記高圧水蒸気を噴射するときの蒸気圧力は0.3Mpa以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の不織布の製造方法。
  5. 前記蒸気ノズルの先端と前記紙層の上面との間の距離は10mm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の不織布の製造方法。
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