JP2012202590A - 冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮機が必要以上に大きな容量で運転されるのを防止して効率向上を図る。
【解決手段】冷凍装置は、圧縮機及び凝縮器を備えたコンデンシングユニットと、膨張弁、冷媒液用電磁弁及び蒸発器をもつ冷却器を備えた複数台の冷蔵庫と、各冷蔵庫に設けられた庫内温度センサと、この庫内温度センサで検出された温度と、設定されたサーモオン温度、サーモオフ温度とを比較し、前記冷媒液用電磁弁をサーモオン状態またはサーモオフ状態に制御して庫内温度を調整する冷却器制御装置と、前記圧縮機の吸入側の圧力を検出する吸入圧力センサと、該吸入圧力センサで検出された吸入圧力と目標吸入圧力とを比較して圧縮機を制御するコンデンシングユニット制御装置とを備える。前記コンデンシングユニット制御装置の前記目標吸入圧力は、前記複数の冷蔵庫(冷却器11,15,19)のうちサーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度に基づいて設定される。
【選択図】図4
【解決手段】冷凍装置は、圧縮機及び凝縮器を備えたコンデンシングユニットと、膨張弁、冷媒液用電磁弁及び蒸発器をもつ冷却器を備えた複数台の冷蔵庫と、各冷蔵庫に設けられた庫内温度センサと、この庫内温度センサで検出された温度と、設定されたサーモオン温度、サーモオフ温度とを比較し、前記冷媒液用電磁弁をサーモオン状態またはサーモオフ状態に制御して庫内温度を調整する冷却器制御装置と、前記圧縮機の吸入側の圧力を検出する吸入圧力センサと、該吸入圧力センサで検出された吸入圧力と目標吸入圧力とを比較して圧縮機を制御するコンデンシングユニット制御装置とを備える。前記コンデンシングユニット制御装置の前記目標吸入圧力は、前記複数の冷蔵庫(冷却器11,15,19)のうちサーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度に基づいて設定される。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数の冷蔵庫や冷凍庫を備える冷凍装置に係り、特にサーモオン設定温度及びサーモオフ設定温度を複数の冷蔵庫や冷凍庫で個別に設定可能な冷凍装置に関する。
冷凍装置は、圧縮機及び凝縮器を備えるコンデンシングユニットと、膨張弁、冷媒液用電磁弁、蒸発器を備える冷却器とが冷媒配管で接続されて冷凍サイクルを構成しており、前記冷却器により冷蔵庫や冷凍庫内を冷却している。以下の説明では、冷蔵庫や冷凍庫、或いは店舗に設置されたショーケースなどを総称して冷蔵庫と呼ぶ。冷蔵庫は設定温度を基に、圧縮機の目標吸入圧力が決定される。この種従来技術としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1のものには、冷却器を制御する冷却器制御装置と、コンデンシングユニットを制御するコンデンシングユニット制御装置を備え、冷凍装置を制御することが記載されている。即ち、前記冷却器制御装置には、サーモオン設定温度及びサーモオフ設定温度が予め記憶されており、この冷却器の制御装置は、庫内温度センサで検出された庫内温度とサーモオン設定温度及びサーモオフ設定温度とを比較し、庫内温度がサーモオン設定温度を超えると、運転開始の指令信号を冷却器に出力する。これにより、冷媒液用電磁弁が開状態となり、蒸発器に空気を送ると共に蒸発器で冷却された空気を冷蔵庫内で循環させるために、送風機を駆動させる。また、庫内温度がサーモオフ設定温度未満になると、冷却器の制御装置は運転停止の指令信号を冷却器に出力する。これにより、冷媒液用電磁弁が閉状態となり、送風機を停止させる。
一方、前記コンデンシングユニット制御装置は、圧縮機の吸入圧力に基づき、圧縮機の回転数を可変制御する。即ち、前記コンデンシングユニットの制御装置には、上限設定圧力及び下限設定圧力が予め記憶されており、吸入圧力センサで検出された圧縮機の吸入圧力と前記上限設定圧力及び下限設定圧力とを比較し、その比較結果に応じてインバータを介し圧縮機の回転数を可変制御する。例えば、吸入圧力が上限設定圧力以上である場合には圧縮機の回転数を上昇させ、吸入圧力が上限設定圧力未満で下限設定圧力よりも高い場合には圧縮機の回転数を維持し、吸入圧力が下限設定圧力以下の場合には圧縮機の回転数を下降させるように制御する。
更に、特許文献1のものには、前記サーモオン設定温度及びサーモオフ設定温度を変更できるように構成することについても記載されている。
室外などに設置された前記コンデンシングユニットと、室内に設置された前記冷却器とが冷媒配管で接続されているような比較的大形の冷凍装置においては、上述したように、前記冷却器には冷却器制御装置が、前記コンデンシングユニットにはコンデンシングユニット制御装置が設けられ、それらは一般に独立して制御されている。即ち、冷蔵庫内の温度調整は冷却器制御装置で、圧縮機の吸入圧力調整はコンデンシングユニット制御装置で行っている。
前記圧縮機の吸入圧力の目標値(目標吸入圧力)は前記冷蔵庫の設定温度により決まるが、コンデンシングユニット1台に複数の冷蔵庫(冷却器)が接続され、これら複数の冷蔵庫を個別に冷却している場合、それぞれの冷蔵庫の設定温度はそれぞれ異なる場合が多い。前記冷却器における蒸発器の蒸発温度が、前記冷蔵庫の設定温度より高いと冷蔵庫を設定温度まで冷却できないため、従来の冷凍装置においては、複数の冷蔵庫での設定温度の中で最も低く設定されている設定温度に対して、コンデンシングユニットの目標吸入圧力を設定し、制御するようにしている。
このため、設定温度の低い冷蔵庫がサーモオフで、他の設定温度が高い冷蔵庫のみがサーモオン状態にあるような場合でも、コンデンシングユニットの目標吸入圧力は、最も低い設定温度に合わせた目標吸入圧力で常に運転されてしまう。従って、圧縮機の吸入圧力が必要以上に低く制御され、圧縮機は必要以上に大きな容量で運転されてしまい、冷凍装置の効率を低下させるという課題がある。
本発明の目的は、圧縮機が必要以上に大きな容量で運転されるのを改善することで効率向上を図ることのできる冷凍装置を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、圧縮機及び凝縮器を備えたコンデンシングユニットと、膨張弁、冷媒液用電磁弁及び蒸発器をもつ冷却器を備えた複数台の冷蔵庫と、前記各冷蔵庫に設けられ庫内温度を検知するための庫内温度センサと、この庫内温度センサで検出された温度と、設定されたサーモオン温度、サーモオフ温度とを比較し、前記冷媒液用電磁弁をサーモオン状態またはサーモオフ状態に制御して庫内温度を調整する冷却器制御装置と、前記圧縮機の吸入側の圧力を検出する吸入圧力センサと、該吸入圧力センサで検出された吸入圧力と目標吸入圧力とを比較して前記圧縮機を制御するコンデンシングユニット制御装置とを備える冷凍装置において、前記複数の冷蔵庫のうちサーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度に基づいて前記コンデンシングユニット制御装置の目標吸入圧力が設定されることを特徴とする。
本発明によれば、複数の冷蔵庫のうちサーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度に基づいてコンデンシングユニット制御装置の目標吸入圧力が設定される構成としているので、圧縮機が必要以上に大きな容量で運転されるのを防止でき、効率向上を図ることのできる冷凍装置を得ることができる効果がある。
以下、本発明の冷凍装置の具体的実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例1における冷凍装置の全体構成を示す冷凍サイクル構成図で、1台のコンデンシングユニット7に、高圧冷媒配管20及び低圧冷媒配管21を介して複数台の冷蔵庫(冷凍庫やショーケースなども含む)1〜3が接続されている例を示している。
前記コンデンシングユニット7は、インバータで回転数制御されるように構成された圧縮機4、この圧縮機で圧縮された高圧冷媒が導かれ外気などと熱交換させることで高圧ガス冷媒を凝縮液化させるための凝縮器5、前記圧縮機4の吸入側の圧力を検出するための吸入圧力センサ22、同じく吸入側の温度を検出するための吸入ガス温度センサ23、前記吸入圧力センサ22及び前記吸入ガス温度センサ23での検出値に基づいて前記圧縮機4を制御するコンデンシングユニット制御装置6などを備えている。
前記冷蔵庫1は、前記高圧冷媒配管20に接続される高圧液管に設けられた冷媒液用電磁弁8と膨張弁9、該膨張弁9の下流側に設けられた蒸発器10などで構成された冷却器11、冷蔵庫1内の温度を検出する庫内温度センサ25、この庫内温度センサ25の検出値に基づいて前記冷媒液用電磁弁8を制御する冷却器制御装置24などから構成されている。前記冷却器制御装置24にはリモコン31が接続されており、このリモコンから冷蔵庫1のサーモオン温度及びサーモオフ温度を設定することができるようになっている。
前記冷却器制御装置24は、リモコン31から設定されたサーモオン温度及びサーモオフ温度と、前記庫内温度センサ25で検出された庫内温度とを比較して、庫内温度がサーモオン温度より高い温度になると前記冷媒液用電磁弁8を開いてサーモオン状態とする。このサーモオン状態では、コンデンシングユニット7からの液冷媒を導入して膨張弁9で減圧し、低圧、低温の冷媒は蒸発器10において冷蔵庫1内の冷蔵庫内の空気から蒸発熱を奪って蒸発し、低圧の冷媒ガスとなる。この低圧の冷媒ガスは前記低圧冷媒配管21を介してコンデンシングユニット7の圧縮機4に吸入される。
サーモオン状態となることにより、冷蔵庫1が冷却されて、前記庫内温度センサ25で検出された温度が、前記冷却器制御装置24で設定されたサ−モオフ温度より低い温度になると、前記冷却器制御装置24からの指令により、前記冷媒液用電磁弁8を閉とする。このサーモオフ状態では、コンデンシングユニット7からの液冷媒の導入が停止されるので、冷蔵庫1の冷却も停止される。冷蔵庫1の冷却が停止されることで、再び庫内温度が上昇して前記サーモオン温度を超えると、上記と同様の動作を繰り返す。
他の冷蔵庫2,3も冷蔵庫1と同様の構成となっており、冷蔵庫1と同様に動作する。
即ち、冷蔵庫2は、冷媒液用電磁弁12、膨張弁13、蒸発器14で構成される冷却器15と、冷却器制御装置26、庫内温度センサ27、リモコン32などで構成されている。冷蔵庫3も同様に、冷媒液用電磁弁16、膨張弁17、蒸発器18で構成される冷却器15と、冷却器制御装置28、庫内温度センサ29、リモコン33などで構成されている。
なお、図1において、T1,T2,T3はそれぞれの冷蔵庫における庫内の設定温度である。
即ち、冷蔵庫2は、冷媒液用電磁弁12、膨張弁13、蒸発器14で構成される冷却器15と、冷却器制御装置26、庫内温度センサ27、リモコン32などで構成されている。冷蔵庫3も同様に、冷媒液用電磁弁16、膨張弁17、蒸発器18で構成される冷却器15と、冷却器制御装置28、庫内温度センサ29、リモコン33などで構成されている。
なお、図1において、T1,T2,T3はそれぞれの冷蔵庫における庫内の設定温度である。
また、前記コンデンシングユニット制御装置6と、各冷蔵庫1〜3にそれぞれ備えられた冷却器制御装置24,26,28とは互いに通信線30で接続されており、前記各冷蔵庫1〜3でそれぞれ設定されたサーモオン温度及びサーモオフ温度と、各冷蔵庫1〜3がサーモオン状態かサーモオフ状態にあるのかの運転情報は前記コンデンシングユニット制御装置6に常時或いは必要なタイミングで伝達されている。
なお、各冷蔵庫1〜3のサーモオフ設定温度は、一般に異なる温度に設定されているため、前記各冷却器11,15,19における冷媒配管の出口側に蒸発圧調整弁を設置し、それぞれのサーモオフ設定温度に適した蒸発圧力になるように、蒸発器内の圧力を調整するようにしても良い。
前記コンデンシングユニット制御装置6では目標吸入圧力を設定し、前記吸入圧力センサ22での検出値が前記目標吸入圧力の設定範囲内となるように、圧縮機4の回転数(運転周波数)を制御する。
本実施例では、前記目標吸入圧力は、前記複数の冷蔵庫1〜3のうちサーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度に基づいて設定される。即ち、前記コンデンシングユニット制御装置6では、前記複数の冷蔵庫がサーモオン状態にあるかサーモオフ状態にあるかを監視し、また各冷蔵庫での設定温度も監視して、サーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度のうち、最も低く設定されている冷蔵庫の設定温度に対応させて、前記コンデンシングユニット制御装置6における前記目標吸入圧力を設定(自動的に調整)している。
また、前記目標吸入圧力は、上限設定圧力PsUと下限設定圧力PsDを有している。前記コンデンシングユニット制御装置6は、前記吸入圧力センサ22で検出された吸入圧力が、前記上限設定圧力PsU以上の場合には前記圧縮機の運転周波数を増速させ、前記吸入圧力が前記上限設定圧力未満で且つ前記下限設定圧力PsDよりも高い場合には前記圧縮機の容量を維持し、前記吸入圧力が前記下限設定圧力PsD以下の場合には前記圧縮機の運転周波数を減速させるように制御する。これにより前記目標吸入圧力の範囲内に維持されるように構成している。
全ての冷却器11,15,19の冷媒液用電磁弁8,12,16が全て閉となり、前記吸入圧力センサ22で検出された吸入圧力が、前記下限設定圧力PsDより更に低い所定の停止圧力Aまで低下した場合には、冷凍装置(圧縮機)を停止する。
なお、前記コンデンシングユニット制御装置6及び前記冷却器制御装置24,26,28では、前記庫内温度センサ25,27,29で検出された庫内温度、冷却器制御装置24,26,28で設定されたサーモオン温度、サーモオフ温度、前記吸入圧力センサ22で検出された吸入圧力、前記吸入ガス温度センサ23で検出された吸入ガス温度、前記コンデンシングユニット制御装置6で設定された目標吸入圧力(上限設定圧力PsU、下限設定圧力PsD)などの情報が共有され、冷凍装置の制御が行われるように構成されている。
本実施例では、サーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度のうち、最も低く設定されている冷蔵庫の設定温度に対応させて、前記目標吸入圧力を設定するように構成しているが、前記冷蔵庫の設定温度に対する前記コンデンシングユニット制御装置6での目標吸入圧力の設定の仕方について、図2及び図3により以下説明する。
サーモオン状態にある冷蔵庫の中で、設定温度が最も低い冷蔵庫で設定されているサーモオフ温度及びサーモオン温度に対するコンデンシングユニット制御装置6側での目標吸入圧力(上限設定圧力PsU、下限設定圧力PsD)の設定の考え方を、図2により説明する。
前記目標吸入圧力は、サーモオン状態にある冷蔵庫の中で最も低いサーモオフ温度に設定されている冷蔵庫におけるサーモオン温度Tonより低い温度、例えば1℃低い温度に対応するように前記上限設定圧力PsUは設定される。また、前記冷蔵庫のサーモオフ温度Toffより高い温度、例えば1℃高い温度に対応するように前記下限設定圧力PsDは設定される。このように目標吸入圧力値を設定することにより、例えばサーモオン温度が4℃の場合、それより1℃低い3℃に対応するように前記上限設定圧力PsUが設定されているので、庫内温度が4℃となって前記冷媒液用電磁弁が開いた場合、庫内温度が4℃よりも高くなるのを抑制することができる。
また、サーモオフ温度が0℃の場合、それより1℃高い1℃に対応するように下限設定圧力PsDが設定されているので、庫内温度が0℃となって前記冷媒液用電磁弁を閉じた場合、庫内温度が0℃よりも低くなるのを抑制できる。このように、庫内温度が設定温度の範囲内にできるだけ維持されるように工夫されている。
なお、図2において、Aは、前記下限設定圧力PsDよりも更に低い圧力に設定されている運転停止圧力値である。
なお、図2において、Aは、前記下限設定圧力PsDよりも更に低い圧力に設定されている運転停止圧力値である。
次に、図3により、前記コンデンシングユニット制御装置6での目標吸入圧力の具体的設定例について説明する。サーモオン状態にある冷蔵庫の中で最も低いサーモオフ温度に設定されている冷蔵庫のサーモオン温度Tonは4℃、サーモオフ温度Toffは0℃とする。一般に、庫内の設定温度が0℃の場合、サーモオフ温度を前記設定温度に一致させる。サーモオン温度はサーモオフ温度よりも数℃高く設定する。本実施例では4℃に設定されている。
冷蔵庫内の温度を設定温度に維持するためには、冷却器の温度(蒸発温度)は設定温度よりも一般に10℃程度低い温度にする必要がある。従って、サーモオフ温度0℃に対応する冷却器の温度は−10℃、サーモオン温度4℃に対応する冷却器の温度は−6℃となる。冷却器でこのような温度が得られるようにコンデンシングユニット制御装置6での目標吸入圧力が決められるが、図2で説明したように、庫内温度がサーモオフ温度0℃よりも低くなったり、サーモオン温度4℃よりも高くなったりするのを抑制するために、前記下限設定圧力PsDは、前記−10℃よりも1℃高い−9℃の飽和温度となるように吸入圧力値が決められる。また、前記上限設定圧力PsUは、前記−6℃よりも1℃低い−7℃の飽和温度となるように吸入圧力値が決められる。
図4は、本発明の実施例1における目標吸入圧力の変更処理を説明するための図である。本実施例では、1台のコンデンシングユニット7に複数台の冷蔵庫1〜3が接続され、各冷蔵庫ではそれぞれ互いに異なる設定温度T1,T2,T3(T1<T2<T3)に設定され、それぞれのサーモオン温度、サーモオフ温度が、それぞれの冷却器制御装置24,26,28で設定されていて、サーモオン状態とサーモオフ状態を繰り返して運転されているものとする。
また、各冷蔵庫1〜3の設定温度T1,T2,T3に対応する目標吸入圧力はaMPa、bMPa、cMPaとし、それぞれの目標吸入圧力に対して上限設定圧力PsU、下限設定圧力PsDが決められて、圧縮機4が回転数制御されるものとする。
即ち、冷蔵庫1の設定温度はT1であり、この設定温度の状態を得るために冷却器11で必要な蒸発圧力(飽和圧力)はaMPa、同様に、冷蔵庫2の設定温度はT2であり、この設定温度の状態を得るために冷却器15で必要な蒸発圧力(飽和圧力)はbMPa、冷蔵庫3の設定温度はT3であり、この設定温度の状態を得るために冷却器19で必要な蒸発圧力(飽和圧力)はcMPaとする。ここで、前記蒸発圧力a,b,cは、a<b<cの関係にある。
まず、冷蔵庫1がサーモオン状態(冷却器11が運転)であれば、冷蔵庫2と3はサーモオン状態でもサーモオフ状態でも(冷却器15,19が運転/停止何れの場合でも)、目標吸入圧力は最も低いaMPaに設定される。この目標吸入圧力aMPaに対する上限設定圧力PsU、下限設定圧力PsDをコンデンシングユニット制御装置6で設定して運転することにより、冷却器11に適した目標吸入圧力aMPaでコンデンシングユニット7を運転することができる。
次に、冷蔵庫1がサーモオフ状態(冷却器11が停止)となり、冷蔵庫2がサーモオン状態(冷却器15が運転)の場合には、冷蔵庫3はサーモオン状態でもサーモオフ状態でも(冷却器19が運転/停止何れの場合でも)、目標吸入圧力は中間の圧力のbMPaに設定され、同様に冷却器15に適した目標吸入圧力bMPaで運転することができる。即ち、目標吸入圧力bMPaに対する上限設定圧力PsU、下限設定圧力PsDに変更されてコンデンシングユニット7は運転される。
更に、冷蔵庫1と2がサーモオフ(冷却器11,15が停止)となり、冷蔵庫3のみがサーモオン(冷却器19が運転)の場合には、目標吸入圧力は最も高い圧力のcMPaに設定され、同様に冷却器19に適した目標吸入圧力cMPaで運転できる。
このように、本実施例では、サーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度のうち、最も低く設定されている冷蔵庫の設定温度に対応させて、目標吸入圧力を設定するようにしているので、圧縮機の吸入圧力が必要以上に低く制御されることはなく、圧縮機が必要以上に大きな容量で運転されてしまうのを防止できる。従って、冷凍装置の効率を向上させることができる。
また、設定温度の高い冷蔵庫に対して蒸発温度が必要以上に低くなることも防止できるから、蒸発温度と庫内温度との差が大きくなりすぎることも防止でき、冷却器への着霜の進行も抑制できる。従って、除霜のための時間も少なくできるという効果も得られる。
なお、本実施例では1台のコンデンシングユニット7に3台の冷蔵庫1〜3を接続した例について説明したが、冷蔵庫台数は複数台であれば本発明を同様に適用できる。コンデンシングユニットも1台に限るものではなく、複数台とすることも可能である。
また、本実施例では、圧縮機4がインバータなどで運転周波数を変化させて容量制御を行うもので説明したが、1台のコンデンシングユニット7に複数台の一定速圧縮機を搭載して、台数制御により容量制御を行うようにしても良い。この場合、複数台の圧縮機の1台を運転周波数可変型とすることもできる。
前記コンデンシングユニット制御装置6における圧縮機の制御について、上記実施例1では、前記吸入圧力センサ22で検出された吸入圧力が、前記上限設定圧力PsU以上の場合には前記圧縮機の運転周波数を増速させるようにしているが、この運転周波数の増加は、『25Hz→30Hz→……→75Hz』というように、徐々に運転容量を増加させるようにしている。
また、圧縮機の運転台数による容量増大の場合にも、『1台→2台→3台』というように、運転台数を1台づつ増加させることで徐々に運転容量を増加させる制御としている。
また、圧縮機の運転台数による容量増大の場合にも、『1台→2台→3台』というように、運転台数を1台づつ増加させることで徐々に運転容量を増加させる制御としている。
しかし、サーモオン状態にある冷却器(冷蔵庫)の台数が増加したような場合、圧縮機の運転容量を徐々に増加させる制御では、設定温度に到達するまでに多くの時間を要してしまう。
そこで、本実施例では、サーモオン状態にある冷却器の台数に対応する圧縮機の運転容量(運転周波数や運転台数)を予めコンデンシングユニット制御装置6に予め設定しておき、前記サーモオン状態にある冷却器の台数に応じて、前記圧縮機の運転容量(運転周波数或いは運転台数)を、予め設定された運転容量に対応させて制御するように構成している。
例えば、サーモオン状態にある冷蔵庫の冷却器の台数が1台で、圧縮機の運転周波数が25Hzの状態から、サーモオン状態にある冷蔵庫の冷却器の台数が3台に増加した場合には、圧縮機の運転周波数を25Hzから一気に75Hzに増加させるように制御する。
圧縮機の容量を圧縮機運転台数で制御する場合には、圧縮機の運転台数を1台から一気に3台に増加させる。
サーモオン状態にある冷蔵庫の冷却器の台数が減少する場合にも同様に、サーモオン状態にある冷却器の台数に応じて圧縮機の運転容量を減少させるように制御する。
このように、サーモオン状態にある冷蔵庫の冷却器台数に応じて圧縮機の容量を制御するように構成することで、コンデンシングユニット7を最適な容量に一気に近づけて運転することができ、圧縮機による容量制御の追従性を向上させることができる。また、これに伴い、冷凍装置の効率も更に向上させることができる。
なお、この実施例2において、他の構成は上記実施例1と同様であるので、その説明は省略する。
なお、この実施例2において、他の構成は上記実施例1と同様であるので、その説明は省略する。
以上述べた本発明の各実施例によれば、複数の冷蔵庫のうちサーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度に基づいてコンデンシングユニット制御装置の目標吸入圧力が設定されるので、圧縮機が必要以上に大きな容量で運転されるのを防止でき、冷凍装置の効率向上を図ることができる効果が得られる。
1〜3:冷蔵庫(冷凍庫、ショーケースなども含む)、
4:圧縮機、
5:凝縮器、
6:コンデンシングユニット制御装置、
7:コンデンシングユニット、
8,12,16:冷媒用電磁弁、
9,13,17:膨張弁、
10,14,18:蒸発器、
11,15,19:冷却器、
20:高圧冷媒配管、
21:低圧冷媒配管、
22:吸入圧力センサ、
23:吸入ガス温度センサ、
24,26,28:冷却器制御装置、
25,27,29:庫内温度センサ、
30:通信線。
4:圧縮機、
5:凝縮器、
6:コンデンシングユニット制御装置、
7:コンデンシングユニット、
8,12,16:冷媒用電磁弁、
9,13,17:膨張弁、
10,14,18:蒸発器、
11,15,19:冷却器、
20:高圧冷媒配管、
21:低圧冷媒配管、
22:吸入圧力センサ、
23:吸入ガス温度センサ、
24,26,28:冷却器制御装置、
25,27,29:庫内温度センサ、
30:通信線。
Claims (5)
- 圧縮機及び凝縮器を備えたコンデンシングユニットと、膨張弁、冷媒液用電磁弁及び蒸発器をもつ冷却器を備えた複数台の冷蔵庫と、前記各冷蔵庫に設けられ庫内温度を検知するための庫内温度センサと、この庫内温度センサで検出された温度と、設定されたサーモオン温度、サーモオフ温度とを比較し、前記冷媒液用電磁弁をサーモオン状態またはサーモオフ状態に制御して庫内温度を調整する冷却器制御装置と、前記圧縮機の吸入側の圧力を検出する吸入圧力センサと、該吸入圧力センサで検出された吸入圧力と目標吸入圧力とを比較して前記圧縮機を制御するコンデンシングユニット制御装置とを備える冷凍装置において、
前記複数の冷蔵庫のうちサーモオン状態にある冷蔵庫の設定温度に基づいて前記コンデンシングユニット制御装置の目標吸入圧力が設定されることを特徴とする冷凍装置。 - 請求項1に記載の冷凍装置において、前記目標吸入圧力は、上限設定圧力PsUと下限設定圧力PsDを有しており、また前記圧縮機は運転周波数を変化させて容量制御が可能な圧縮機であって、前記コンデンシングユニット制御装置は、前記吸入圧力センサで検出された吸入圧力が、上限設定圧力PsU以上の場合には前記圧縮機の運転周波数を増加させ、前記吸入圧力が上限設定圧力未満で下限設定圧力PsDよりも高い場合には前記圧縮機の運転周波数を維持し、前記吸入圧力が下限設定圧力PsD以下の場合には前記圧縮機の運転周波数を減少させるように制御することで前記目標吸入圧力となるように構成していることを特徴とする冷凍装置。
- 請求項1に記載の冷凍装置において、前記目標吸入圧力は、上限設定圧力PsUと下限設定圧力PsDを有しており、また前記圧縮機は複数台の圧縮機で構成され、前記コンデンシングユニット制御装置は、前記吸入圧力センサで検出された吸入圧力が、上限設定圧力PsU以上の場合には前記圧縮機の運転台数を増加させ、前記吸入圧力が上限設定圧力未満で下限設定圧力PsDよりも高い場合には前記圧縮機の運転台数を維持し、前記吸入圧力が下限設定圧力PsD以下の場合には前記圧縮機の運転台数を減少させるように制御することで前記目標吸入圧力となるように構成していることを特徴とする冷凍装置。
- 請求項2または3に記載の冷凍装置において、前記目標吸入圧力は、コンデンシングユニットに接続されている複数の冷蔵庫のうちサーモオン状態にある冷蔵庫の中で最も低いサーモオフ温度に設定されている冷蔵庫のサーモオン温度より低い温度に対応するように前記上限設定圧力PsUを設定し、前記冷蔵庫のサーモオフ温度より高い温度に対応するように前記下限設定圧力PsDを設定していることを特徴とする冷凍装置。
- 請求項1に記載の冷凍装置において、前記コンデンシングユニット制御装置には、前記冷蔵庫に設けられている前記冷却器のサーモオン状態にある台数に対応する圧縮機の運転容量が予め設定されており、前記サーモオン状態にある冷却器の台数に応じて、前記圧縮機の運転容量を、予め設定された運転容量に対応させて制御することを特徴とする冷凍装置。
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|---|---|
| JP (1) | JP2012202590A (ja) |
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