JP2012203431A - ログ解析装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 解析対象となる対象制御装置が制御対象とする制御対象装置の種類および数と一致するか否かにより類似度を算出し、類似度が最大となる制御装置を比較制御装置として特定するログ比較装置特定部34と、ログ保存部24から対象制御装置および比較制御装置が出力した時刻情報が一致するログをそれぞれ対象ログおよび比較ログとして抽出するログ抽出部35と、対象ログおよび比較ログのデータを比較して対象ログの重要度を演算するログ重要度演算部42と、ログ重要度演算部42が演算した重要度を対象ログに挿入するログ重要度挿入部37とを備える。
【選択図】 図3
Description
しかしながら、分散制御システムは、多数の制御装置がネットワークで接続され、各装置が連携して動作するため、システム全体のパラメータが多く、システム全体として同一条件の状態を再現することが困難である。
そのため、上に述べた手法のように、正常動作時のログと異常動作時のログとのデータの違いを単純に比較する手法では、両方の間の相違点が膨大となり、不具合解析、システム試験、デバッグ等を効率的に実施できない問題がある。
この発明を実施するための実施の形態1におけるログ解析装置を分散制御システムに対して実施した場合のシステム全体の構成例を図1に示す。図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、これは、明細書の全文において共通することである。
監視制御データパケットは1つまたは複数の監視制御データで構成される。
ログ解析装置20は、ログ収集用ネットワーク21a、21b、21c、・・・およびネットワーク中継装置22を介して、制御ネットワーク11、入出力ネットワーク18a、18bに接続され、監視制御データパケットを収集する。
ここで、ログ収集用ネットワーク21a、21b、21c、21dは例えばイーサネット(登録商標)、シリアル通信等の汎用的なネットワークを用いて構成される。
同図において、制御装置12a、12bにはそれぞれ、ログ出力部19a、19bが備えられる。また、図2の構成例ではログ収集用ネットワーク21a、21bがそれぞれ、ログ出力部19a、19bに接続され、中継装置22、ログ収集用ネットワーク21cを介して監視制御データパケットが収集される。その他の構成については図1と同様であるので、図1と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態におけるログ解析装置20のブロック構成を図3に示す。図3に示す構成は図1、図2のいずれの分散制御システムでも適用可能である。また、このことは特に明示しない限り、図3に限らず本明細書の以下の部分で示す構成において同様である。
監視制御データの名称は文字列で記述される。
監視制御データ位置としては、例えば監視制御データパケットにおける先頭データからのバイトオフセットが記述される。なお、監視制御データ位置を示す方法はこれに限るものではない。バイトオフセットの代わりに、複数のバイト数を単位として、例えば2バイト、4バイト、8バイト等を単位として示すものでもよい。あるいは、監視制御データパケット内の個々のデータに一意な番号(インデックス番号)を付し、このインデックス番号を示すものであってもよい。
図4に監視制御データ一覧表31の構成例を示す。同図においては、監視制御データ名称として5種類の監視制御データが定義されている。
装置構成格納部33における装置構成データベースの構成例を図5に示す。同図に示すように、制御装置12a、12b、12c、12d(ここでは例示のため、制御装置12c、12dも含めて説明する)が列挙され、各制御装置について、制御対象となる制御対象装置の個数が示される。
類似度の算出方法の例について図5を用いて説明する。制御装置12aを対象として選択した場合に、制御装置12b〜12dについて類似度を算出するものとする。
以下、ログ解析対象指定部32において指定された制御装置を対象装置、ログ比較装置特定部34で特定された制御装置を比較装置とよぶことにする。
複数の比較装置を選定して比較し、それらの結果を合わせて用いることで、ログ解析の精度を上げることができる。
部分ログ抽出部36は、対象ログおよび比較ログそれぞれの中から、ログ解析対象指定部32で監視制御データ一覧表31から指定された監視制御データのログを抽出し、部分ログとする。また、部分ログ抽出部36は抽出した部分ログを部分ログ記憶部40に記録する。ここで、対象ログから抽出された部分ログを対象部分ログ、比較ログから抽出された部分ログを比較部分ログとよぶ。
ログ表示部29は、ログ重要度挿入部37で挿入した注釈の中から、重要度の高い順に注釈を抽出し表示する。あるいは、ログ表示部29は時系列順に部分ログを注釈と共に表示するものであってもよく、ユーザからの入力に応じて表示形式の変更ができる。
また、ログ表示部29は単に部分ログを抽出して示すものではなく、注釈または重要度が挿入されたログの全体を表示するものであってもよい。
ログ重要度演算部42は、部分ログ抽出部36によって抽出された部分ログ(対象部分ログおよび比較部分ログ)を解析して、重要度を演算する。ログ重要度演算部42には重要度演算のための複数の重要度演算手段が格納される。重要度演算手段とは例えば、図7に示すように時間軸比較演算手段51、数値比較演算手段52、単調増加判定演算手段53、繰返し判定演算手段54などが含まれる。図7に示されるものは例示であってこれに限るものではない。対象となる分散制御システム1における監視制御データの種類、特性等によって追加、削除が可能である。例えば、図7に示される重要度演算手段以外に、単調減少判定演算手段、などを含むものでもよい。
時間軸比較演算手段51は、対象部分ログと比較部分ログとを時間軸上で比較し、データが変化する時間、継続時間等の情報を用いて重要度を演算する。これは主として、監視制御データがON/OFFのいずれかを取る場合に使用される。対象部分ログを比較部分ログと比較し、データの立ち上がり時刻、立ち下がり時刻、ON(1)状態またはOFF(0)状態の継続時間を算出する。データの立ち上がりまたは立ち下がりのイベントが比較する一方の部分ログにしか存在しない場合、重要度を「5(最大値)」とする。
ここで、重要度の値は例示であってこれに限るものではない。これは以下の重要度についても同様である。
この時刻の周期のずれと重要度の値についても例示であってこれに限るものではない。例えば、変化が緩やかな監視制御データについては、重要度として高いとするための周期を大きな値(例えば、20周期、50周期等)としておくことも可能である。
このように、これらの周期と重要度の値およびその関係を示す指標は解析の対象となる分散制御システム1の特性、監視制御データのデータの特性等に応じて設定可能である。また、このことは以下の重要度演算手段が使用する比較の指標、重要度の設定値についても同様に当てはまる。
対象部分ログ、比較部分ログにおけるデータの数値が両方とも0でない場合は、大きい方の数値を小さい方の数値で除算した商を計算し、200%以上であれば重要度を「4」とする。150%以上200%未満であれば重要度を「3」などとする。以下、商が120%以上150%未満の場合重要度「2」、120%未満の場合重要度「1」とする。あるいは100%より大きく150%より小さい場合重要度「2」、100%の場合重要度「1」というものであってもよい。これら重要度として設定する値は、監視制御データの種類と特性に応じて選択される。
ログ重要度挿入部37の構成はこれに限るものではなく、例えば温度の値を示す温度データなど、データの種類を監視制御データ一覧表31に定義しておき、データの種類に応じて重要度演算手段を選択するように構成することも可能である。例えば、この「温度データ」という特性を監視制御データ一覧表31で定義する場合、温度による重要度算出手段をログ重要度演算部42に備えておき、温度データについては所定の計算方法を用いて、例えば−20℃以下を重要度「5」とするなどの構成とすることもできる。
なお、図7においては注釈生成部43、注釈挿入部44とが分離した構成を示したが、注釈挿入部44が注釈の生成と対象部分ログへの挿入の両方を行うものであってもよい。
図5で示した、装置構成格納部33が有する装置構成データベースで示される制御装置12a、12dから取得されるログの一例をそれぞれ、図8、図9に示す。また、本実施の形態におけるログ解析装置20によって実行されるログ解析処理の手順を示したフローチャートを図10に示す。図11は後に示す手順で図8、図9のログから抽出された部分ログ(対象部分ログおよび比較部分ログ)の一例を示すものである。また、図12は抽出された対象部分ログに注釈挿入部44によって注釈を挿入された一例を示す。
図8のログデータについて、図4と対比して説明する。例えば、図4におけるデータDはデータ特性として「繰返し」であり、これは既に述べたように特定のパターンが繰り返されるデータであり、図8においてはバイトオフセット8のデータ列となる。図8では、「55」と「FF」を交互に繰返している。また、図4におけるデータEはデータ特性が「単調増加」であるが、これは8におけるバイトオフセット9のデータが該当する。図8の例ではT1における11(16進数)からT10における1A(16進数)まで増加している。
以下、図10に示すフローチャートを用いて、本実施の形態におけるログ解析装置20によって実行されるログ解析処理の手順を説明する。
図10のステップS1において、ユーザは入出力部60を用いて、監視制御データ一覧表31から解析対象となる監視制御データを選択して指定する。また、解析対象となる制御装置番号(または制御装置識別子)を指定する。ここでは、例として、図4に示す監視制御データ一覧表からデータBを、制御装置番号または識別子を用いて制御装置12aを指定したものとする。この時、1つの制御装置に対して複数のデータを選択することが可能である。
ステップS4において、部分ログ抽出部36により、対象ログから解析対象となる監視制御データの対象部分ログ、比較ログから同様に比較部分ログが抽出される。図8に示す対象ログおよび図9に示す比較ログから、図11に示すように対象部分ログ、比較部分ログが抽出される。図11においては部分ログデータのうち、上側(制御装置12a)が対象部分ログ、下側(制御装置12d)が比較部分ログを表す。
時間軸比較演算手段51は対象部分ログと比較部分ログを時間軸で比較する。図11における対象部分ログを、比較部分ログと比較することにより、立ち上がり時刻が制御装置12aはT5、制御装置12dはT2になっており、3周期分ずれていることがわかるため、上述の算出方法を用いて、重要度を「3」とする。また、ONである期間が制御装置12aは2周期、制御装置12dは8周期であり、制御装置12aは制御装置12dの25%の期間しかONになっていないことがわかる。これにより重要度は「4」となる。
ここで、ステップS1において、複数の監視制御データが選択された場合には、以上のステップS2〜S5の処理を繰り返すことにより、それぞれの監視制御データについて重要度の注釈が挿入される。
また、ステップS1において複数の監視制御データが選択された場合には、以上のステップS2〜S6の処理我がそれぞれの監視制御データに対して繰返して実施される。これにより、複数の監視制御データに対して重要度を挿入され、ユーザに対して表示を行うことができる。
この発明を実施するための実施の形態2におけるログ解析装置20の構成を図13に示す。
同図に示すように、本実施の形態では、実施の形態1における図3に示すログ解析装置20に構成に加えて、分散制御システム1のシステム試験における試験項目一覧表91および試験結果データベース92が追加される。その他の構成については図3と同様であるので、図3と同じ符号を付して説明を省略する。
試験項目名としては、例えばシステム試験における試験対象となる機能の名称が用いられる。また、制御装置番号の代わりに制御装置識別子を用いてもよい。
ここで、試験項目一覧表91は、分散制御システム1の設計時、あるいはシステム試験設計時に予め定義されているものとする。
以下、図15に示すフローチャートを用いて、本実施の形態におけるログ解析装置20によって実行されるログ解析処理の手順を説明する。試験項目一覧表91としては図14に示すものを用いるものとする。
図15のステップS101において、ユーザは図14に示される試験項目一覧表91から、入出力部60を通じて、解析対象となる試験項目の試験項目番号を入力する。ここでは、例として、システム試験項目番号「1」が入力されたものとする。
この例では、図14において制御装置番号1のデータAが、試験結果データベース92の検索の結果抽出されたものとする。
例えば、図14において、制御装置番号1のデータAが選択される場合には、データAとデータCが解析対象として選択される。以下、データAとデータCについて同様の手順で解析が行われる。
図15のステップS103〜S107は実施の形態1におけるステップS2〜S6と同様である。ステップS103では、実施の形態1と同様に、ログ比較装置特定部34により、解析対象の制御装置番号1と制御対象装置の構成の類似度が高い制御装置が特定される。
ステップS105では、部分ログ抽出部36により、対象ログから解析対象となる監視制御データの対象部分ログ、比較ログから同様に比較部分ログが抽出される。
次に、ステップS106では、ログ重要度挿入部37により、対象部分ログで重要度の高い部分に注釈が挿入される。
なお、実施の形態1で述べたように、上記のステップS105を省略し、ステップS104の結果得られた対象ログ、比較ログに対してステップS106を実施するように構成することもできる。
データCについても同様にステップS103〜S107に沿って解析が行われる。この場合データCは図14に示されるように、装置番号が「全」となっている。そのため、装置構成格納部33にあるすべての制御装置について順に、ステップS103において装置構成の類似度の高い装置が決定され、以下ステップS104〜S107において決定された装置に対して順にログの解析が行われる。
この発明を実施するための実施の形態3におけるログ重要度挿入部37の構成を図16に示す。
本実施の形態では、実施の形態1における図7に示すログ重要度挿入部37の構成に加えて、重要度加算手段111と重要装置一覧表112が含まれる。その他の構成については図7と同様であるので、図7と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
重要装置一覧表112は、制御対象装置のうち、重要度の高いとされる制御装置が登録されているテーブルであり、これは分散制御システム1について予め定義されているものとする。
本実施の形態におけるログ解析装置を用いることにより、監視制御データ量が膨大になった場合でも重要機器について優先的に解析を行うことができる。そのため、分散制御システムのログの解析を効率的に行うことができる。
Claims (8)
- 監視制御処理状況を示すログを出力する制御装置がネットワークに複数台接続された分散制御システムの前記ログを解析するログ解析装置において、
前記ログを収集し時刻情報を付して収集するログ収集部と、
前記ログ収集部が収集したログを保存するログ保存部と、
前記分散制御システムにおける監視制御データを定義した監視制御データ一覧表と、
入力手段を介して解析対象となる制御装置を対象制御装置として指定し、前記監視制御データ一覧表から解析対象となる監視制御データを指定するログ解析対象指定部と、
前記分散制御システムにおける制御装置の各々が制御対象とする制御対象装置の構成を格納する装置構成格納部と、
前記装置構成格納部に格納される、前記対象制御装置以外の制御装置それぞれの制御対象装置の種類および数が、前記対象制御装置が制御対象とする制御対象装置の種類および数と一致するか否かにより類似度を算出し、前記類似度が最大となる制御装置を比較制御装置として特定するログ比較装置特定部と、
前記ログ保存部から前記対象制御装置および前記比較制御装置が出力した前記時刻情報が一致するログをそれぞれ対象ログおよび比較ログとして抽出するログ抽出部と、
前記対象ログおよび前記比較ログのデータを比較して前記対象ログの重要度を演算するログ重要度演算部と、
前記ログ重要度演算部が演算した重要度を前記対象ログに挿入するログ重要度挿入部とを備えたことを特徴とするログ解析装置。 - 監視制御データ一覧表は、監視制御データの特性を示す特性情報を含み、
ログ重要度演算部は、複数種類のログ重要度演算手段と、
前記特性情報を基に、前記複数種類のログ重要度演算手段の中から前記監視制御データの重要度を算出するのに使用するログ重要度演算手段を決定する重要度演算手段決定部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のログ解析装置。 - ログ重要度演算部は、対象ログおよび比較ログの変化について時刻情報を基に時間軸上での比較を行って重要度を演算する時間軸比較演算手段と、
前記時刻情報を基に各時刻における前記対象ログおよび前記比較ログの数値を比較して前記重要度を演算する数値比較演算手段と、
前記時刻情報を基に時間の推移に伴う前記対象ログのデータの増分および前記比較ログのデータの増分が等しいか否かにより、又は前記対象ログおよび前記比較ログのデータが増加している期間の長さの比を算出することにより前記重要度を演算する単調増加判定演算手段と、
前記対象ログおよび前記比較ログのデータが所定の周期でそれぞれ同じ変化パターンを繰り返すものであるか否かにより前記重要度を演算する繰返し判定演算手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2記載のログ解析装置。 - ログ比較装置特定部は、類似度が最大となる制御装置の代わりに、類似度が高いものから複数台の制御装置を比較制御装置として特定することを特徴とする請求項1記載のログ解析装置。
- ログ重要度挿入部は、ログ重要度演算部が演算した重要度に基づいて、監視制御データ毎に注釈を生成して、対象ログに挿入する注釈挿入部を備えたことを特徴とする請求項1記載のログ解析装置。
- 分散制御システムのシステム試験における試験項目、前記試験項目に対応する監視制御データおよび制御装置の番号を含む試験項目一覧表と、
前記システム試験の結果を格納した試験結果データベースとを備え、
ログ解析対象指定部は、入力手段を通じて前記試験項目一覧表から指定された試験項目の入力を受け、前記試験項目について前記試験結果データベースから結果がエラーとなった監視制御データおよび制御装置をそれぞれ解析対象となる監視制御データおよび対象制御装置として指定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のログ解析装置。 - 分散制御システムにおける重要な制御装置として分類された前記制御装置を定義する重要装置一覧表を備え、
ログ重要度演算部は、対象制御装置が前記重要装置一覧表に含まれる場合には、複数のログ重要度演算手段で演算した重要度を加算して対象ログの重要度とする重要度加算手段を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のログ解析装置。 - 対象ログをログ重要度挿入部が挿入した重要度の順に入出力部を介して出力することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載のログ解析装置。
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