JP2012205221A - 測色データ処理装置、測色装置、プログラム及び印刷媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャリブレーション用パッチ511,512,513,514,515,516,…と、キャリブレーション用パッチの前後に配置されキャリブレーション用パッチの幅から測色装置のアパーチャサイズの2倍を減じた長さ以下の幅を持つ基準パッチ521,522,523,524,525,526,527,…とが印刷されたカラーチャート上で測色装置をスライドさせて測色する。すると、測色装置は、あるキャリブレーション用パッチの前後の基準パッチの測色値と下地の測色値とに基づいて、そのキャリブレーション用パッチの内部を通過したかどうかを判定し、キャリブレーション用パッチの測色値をその判定結果に応じて処理する。
【選択図】図2
Description
キャリブレーション精度を確認するための確認用パッチを印刷・測色し、確認用パッチのうち下地パッチについて、基準値と初期測色値との色ずれ量を把握し、この下地色ずれ量に基づいて、印刷/測色条件の相違に起因する色ずれ量を補償するように初期測色値を補正し、補正後の補正測色値と各確認用パッチの基準値との色ずれ量を評価することにより、キャリブレーション精度を評価する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
請求項2に記載の発明は、前記複数の間隙画像は、それぞれ、前記隣の色見本画像の幅から前記測色器の測色用開口部の幅の2倍を減じて得られる長さ以下の長さの幅を持ち、前記判定手段は、前記取得手段により取得された前記間隙測色データと、前記媒体の下地の測色データとして予め取得しておいた前記基準測色データとが、予め定めた程度以上類似する場合に、前記測色器の少なくとも一部が前記特定の色見本画像の内部を通過しなかったと判定することを特徴とする請求項1に記載の測色データ処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記複数の間隙画像は、それぞれ、前記測色器の測色用開口部の幅以上の長さの幅を持ち、前記判定手段は、前記取得手段により取得された前記間隙測色データと、前記複数の間隙画像の測色データとして予め取得しておいた前記基準測色データとが、予め定めた程度以上類似する場合に、前記測色器が前記特定の色見本画像の内部を通過したと判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の測色データ処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記複数の間隙画像の測色データとして予め取得しておいた前記基準測色データは、前記媒体に当該複数の間隙画像に関連付けて印刷された画像上で前記測色器を移動させる操作に応じて前記取得手段により取得された測色データであることを特徴とする請求項3に記載の測色データ処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記処理手段は、前記測色器の少なくとも一部が前記特定の色見本画像の内部を通過しなかったと前記判定手段により判定された場合に、前記取得手段により取得された前記色見本測色データを除外した前記測色データを処理することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の測色データ処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記処理手段は、前記測色器の少なくとも一部が前記特定の色見本画像の内部を通過しなかったと前記判定手段により判定された場合に、前記取得手段により取得された前記色見本測色データを、前記取得手段により取得された前記間隙測色データに基づいて決定される前記特定の色見本画像の内部を通過しなかった前記測色器の部分の大きさに応じて補正することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の測色データ処理装置である。
請求項7に記載の発明は、連続的に配置された複数の色見本画像と、当該複数の色見本画像によって生じる複数の間隙にそれぞれ配置され隣の色見本画像の幅以下の幅をそれぞれ持つ複数の間隙画像とが印刷された媒体上での移動に応じて、当該媒体上の移動した領域を測色する測色手段と、前記複数の間隙画像のうちの特定の間隙画像に沿った移動に応じて前記測色手段が測色した結果である間隙測色データと、予め取得しておいた基準となる基準測色データとに基づいて、自装置が当該特定の間隙画像の隣の特定の色見本画像の内部を通過したかどうかを判定する判定手段と、自装置が前記特定の色見本画像の内部を通過したと前記判定手段により判定された場合に、前記特定の色見本画像に沿った移動に応じて前記測色手段が測色した結果である色見本測色データを、前記測色手段が測色した結果を処理する他の装置に出力し、自装置の少なくとも一部が前記特定の色見本画像の内部を通過しなかったと前記判定手段により判定された場合に、少なくともその旨の情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする測色装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータを、連続的に配置された複数の色見本画像と、当該複数の色見本画像によって生じる複数の間隙にそれぞれ配置され隣の色見本画像の幅以下の幅をそれぞれ持つ複数の間隙画像とが印刷された媒体上で測色器を移動させる操作に応じて、当該測色器が当該媒体上の移動した領域を測色して得た測色データを取得する取得手段と、前記複数の間隙画像のうちの特定の間隙画像に沿って前記測色器を移動させる操作に応じて前記取得手段により取得された間隙測色データと、予め取得しておいた基準となる基準測色データとに基づいて、当該測色器が当該特定の間隙画像の隣の特定の色見本画像の内部を通過したかどうかを判定する判定手段と、前記特定の色見本画像に沿って前記測色器を移動させる操作に応じて前記取得手段により取得された色見本測色データを、前記判定手段による判定結果に応じて処理する処理手段として機能させるためのプログラムである。
請求項9に記載の発明は、連続的に配置された複数の色見本画像と、前記複数の色見本画像によって生じる複数の間隙にそれぞれ配置された複数の間隙画像とが印刷され、前記複数の間隙画像は、それぞれ、隣の色見本画像の幅から測色器の測色用開口部の幅の2倍を減じて得られる長さ以下の長さの幅を持つことを特徴とする印刷媒体である。
請求項10に記載の発明は、連続的に配置された複数の色見本画像と、前記複数の色見本画像によって生じる複数の間隙にそれぞれ配置された複数の間隙画像とが印刷され、前記複数の間隙画像は、それぞれ、測色器の測色用開口部の幅以上で、隣の色見本画像の幅以下の長さの幅を持つことを特徴とする印刷媒体である。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、画像形成材料の使用量を抑えつつ、測色器の少なくとも一部が色見本の内部を通過しなかったことを検出することができる。
請求項3の発明によれば、測色器の少なくとも一部が色見本の内部を通過しなかった場合に色見本の内部を通過しなかった測色器の部分の大きさを把握できる余地を残しつつ、測色器が色見本の内部を通過したことを検出することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、測色器が色見本の内部を通過したことを検出するために用いる画像形成材料の色の選択の幅が広がる。
請求項5の発明によれば、測色器が色見本を測色して得た測色データが誤っている可能性がある場合に、その測色データを処理対象に含めることによる不具合の発生を防止することができる。
請求項6の発明によれば、測色器が色見本を測色して得た測色データが誤っている可能性がある場合に、本構成を有していない場合に比較して、色見本を測色する操作を再度行う手間を軽減することができる。
請求項7の発明によれば、色見本を測色して得た測色データの処理に、自装置が色見本の内部を通過したかどうかを反映させることができる。
請求項8の発明によれば、測色器が色見本を測色して得た測色データの処理に、測色器が色見本の内部を通過したかどうかを反映させることができる。
請求項9の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、画像形成材料の使用量を抑えつつ、測色器の少なくとも一部が色見本の内部を通過しなかったことを検出可能にすることができる。
請求項10の発明によれば、測色器の少なくとも一部が色見本の内部を通過しなかった場合に色見本の内部を通過しなかった測色器の部分の大きさを把握できる余地を残しつつ、測色器が色見本の内部を通過したことを検出可能にすることができる。
図1は、本実施の形態が適用されるキャリブレーションシステムの構成例を示したものである。
図示するように、このキャリブレーションシステムは、測色装置10と、画像処理装置20とを備えている。
画像処理装置20は、測色装置10から受信した測色結果に基づいて、図示しない画像形成装置で出力される色を調整するキャリブレーション処理を行う装置である。ここで、画像処理装置20は、PC(Personal Computer)でも、画像形成装置の一部を構成する画像処理部でもよい。本実施の形態では、測色した結果を処理する他の装置の一例として、画像処理装置20を設けている。
CPU11は、ROM13等に記憶された各種プログラムをRAM12にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM13は、CPU11が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
発光回路14は、光源15を発光させるための電流を供給する回路である。
光源15は、記録媒体へ光を照射するランプである。
受光素子16は、記録媒体へ照射した光に対する反射光を受光し、その反射光をアナログ電気信号へ変換する素子である。本実施の形態では、測色手段の一例として、受光素子16を設けている。
A/D変換回路17は、受光素子16が出力したアナログ電気信号をディジタル電気信号へ変換する回路である。
通信I/Fコントローラ18は、他の装置への各種情報の送信及び他の装置からの各種情報の受信を制御するコントローラであり、特に、本実施の形態では、A/D変換回路17が出力したディジタル電気信号を測色結果として画像処理装置20へ送信する。
この読みはずし等の操作の不具合を防ぐ方法としては、カラーパッチの幅を大きくすることが考えられる。しかしながら、この方法では、印刷可能なカラーパッチの数が限られるので、キャリブレーション精度が低下してしまう。また、カラーパッチの幅を大きくすると、トナーの消費量が増えるという問題もある。
第1の実施の形態では、キャリブレーション用パッチに挟まれた領域にその中心線に対して対称な基準パッチを印刷したカラーチャートを用いる。ここで、基準パッチの幅は、キャリブレーション用パッチの幅から測色装置10のアパーチャサイズ(測定用開口部の幅)の2倍を減じた長さ以下とする。
図示するように、カラーチャートには、キャリブレーション用パッチ511,512,513,…と、基準パッチ521,522,523,…とが印刷されている。尚、ここでは、基準パッチを黒色で示したが、黒色には限らない。
(a)では、アパーチャが通過した領域は、基準パッチと概ね一致している。この場合、アパーチャはカラーパッチの内部を通過している。
(b)では、アパーチャが通過した領域は、基準パッチと一致しないが、部分的に重複している。基準パッチの右端からアパーチャサイズだけ右へずれたとしてもキャリブレーション用パッチの右端を超えないので、この場合、アパーチャはカラーパッチの内部を通過している。
一方、(c),(d)では、アパーチャが通過した領域は、基準パッチと全く重複していない。基準パッチの右端からアパーチャサイズ以上右へずれるとキャリブレーション用パッチの右端を超える可能性があるので、この場合、アパーチャはカラーパッチの外部を含む部分を通過している可能性がある。
図4は、第1の実施の形態における測色装置10の機能構成例を示した図である。
図示するように、測色装置10は、制御部31と、キャリブレーション用測色値記憶部32と、前段測色値記憶部34と、後段測色値記憶部35と、測色値取得部36と、測色値比較部37と、操作判定部38と、情報出力部39とを含む。
前段測色値記憶部34は、キャリブレーション用測色値記憶部32に測色値が記憶されたキャリブレーション用パッチの前段(測定方向の上流)に印刷された基準パッチの測色値を記憶する。
後段測色値記憶部35は、キャリブレーション用測色値記憶部32に測色値が記憶されたキャリブレーション用パッチの後段(測定方向の下流)に印刷された基準パッチの測色値を記憶する。
測色値比較部37は、現在キャリブレーション用パッチを測色中か基準パッチを測色中かを管理しており、キャリブレーション用パッチを測色中は、測色値取得部36が取得した測色値とキャリブレーション用測色値記憶部32に記憶された前回の測色値とを比較し、基準パッチの測色中は、測色値取得部36が取得した測色値と後段測色値記憶部35に記憶された前回の測色値とを比較する。そして、この比較の結果、測色値が大きく変化していれば、測色中のパッチを切り替える。
情報出力部39は、操作判定部38により読みはずしがなかったと判定された場合は、キャリブレーション用測色値記憶部32に記憶されたキャリブレーション用パッチの測色値を画像処理装置20(図1参照)に送信し、操作判定部38により読みはずしがあったと判定された場合は、その旨を測色装置10の図示しない表示部に表示する。本実施の形態では、色見本測色データを処理する処理手段、色見本測色データ又は色見本画像の内部を通過しなかった旨の情報を出力する出力手段の一例として、情報出力部39を設けている。
図5に示すように、測色装置10では、まず、制御部31が、カラーパッチの数を数えるための変数iに0を代入する(ステップ301)。
そして、測色値比較部37は、パッチフラグが設定済みであるかどうかを判定する(ステップ303)。ここで、パッチフラグとは、現在測色値を取得中のパッチがキャリブレーション用パッチであるのか基準パッチであるのかを示すフラグであり、キャリブレーション用パッチである場合は「Cali」が設定され、基準パッチである場合は「Ref」が設定される。
測色操作開始時には、パッチフラグは未設定であるので、ステップ303での判定はNoとなり、測色値比較部37は、パッチフラグに「Ref」を設定する(ステップ304)。
そして、制御は制御部31に戻り、制御部31が、ステップ302で取得された測色値を後段測色値記憶部35に記憶して(ステップ312)、ステップ302に戻る。
そして、測色値比較部37は、パッチフラグが設定済みであるかどうかを判定する(ステップ303)。
ステップ304でパッチフラグは「Ref」に設定済みであるので、ステップ303での判定はYes、ステップ307での判定は「Ref」となり、測色値比較部37は、ステップ302で取得された測色値が、後段測色値記憶部35に記憶された測色値と大きく異なるかどうかを判定する(ステップ308)。例えば、ステップ302で取得された測色値と後段測色値記憶部35に記憶された測色値との色差が予め定めた閾値以上であるかどうかを判定する。
これらの測色値が大きく異ならないと判定されれば、制御は制御部31に戻り、制御部31が、ステップ302で取得された測色値を後段測色値記憶部35に記憶して(ステップ312)、ステップ302に戻る。
そして、制御は操作判定部38に移り、操作判定部38は、前段測色値記憶部34に測色値が記憶されているかどうかを判定する(ステップ352)。
その後、制御部31は、後段測色値記憶部35に記憶された測色値を前段測色値記憶部34にコピーし(ステップ358)、キャリブレーション用測色値記憶部32及び後段測色値記憶部35の内容をクリアし(ステップ359)、ステップ302で取得された測色値をキャリブレーション用測色値記憶部32に記憶して(ステップ360)、ステップ302に戻る。
そして、測色値比較部37は、パッチフラグが設定済みであるかどうかを判定する(ステップ303)。
ステップ351でパッチフラグは「Cali」に設定済みであるので、ステップ303での判定はYes、ステップ307での判定は「Cali」となり、再び図6を参照すると、測色値比較部37は、ステップ302で取得された測色値が、キャリブレーション用測色値記憶部32に記憶された測色値と大きく異なるかどうかを判定する(ステップ361)。例えば、ステップ302で取得された測色値とキャリブレーション用測色値記憶部32に記憶された測色値との色差が予め定めた閾値以上であるかどうかを判定する。
これらの測色値が大きく異ならないと判定されれば、制御は制御部31に戻り、制御部31が、ステップ302で取得された測色値をキャリブレーション用測色値記憶部32に記憶して(ステップ360)、ステップ302に戻る。
この場合、再び図5を参照すると、測色値比較部37が、パッチフラグに「Ref」を設定する(ステップ304)。
そして、制御は制御部31に移り、ステップ302で取得された測色値を後段測色値記憶部35に記憶して(ステップ312)、ステップ302に戻る。
そして、測色値比較部37は、パッチフラグが設定済みであるかどうかを判定する(ステップ303)。
ステップ304でパッチフラグは「Ref」に設定済みであるので、ステップ303での判定はYes、ステップ307での判定は「Ref」となり、測色値比較部37は、ステップ302で取得された測色値が、後段測色値記憶部35に記憶された測色値と大きく異なるかどうかを判定する(ステップ308)。例えば、ステップ302で取得された測色値と後段測色値記憶部35に記憶された測色値との色差が予め定めた閾値以上であるかどうかを判定する。
これらの測色値が大きく異ならないと判定されれば、制御は制御部31に戻り、制御部31が、ステップ302で取得された測色値を後段測色値記憶部35に記憶して(ステップ312)、ステップ302に戻る。
この場合、再び図6を参照すると、測色値比較部37が、パッチフラグに「Cali」を設定する(ステップ351)。
そして、制御は操作判定部38に移り、操作判定部38は、前段測色値記憶部34に測色値が記憶されているかどうかを判定する(ステップ352)。
一方、前段測色値記憶部34に記憶された測色値及び後段測色値記憶部35に記憶された測色値の何れかが下地の測色値であると判定されれば、情報出力部39は、変数i(この場合は1)と、操作に不具合が生じた旨の情報とを測色装置10の図示しない表示部に対して出力する(ステップ355)。尚、この場合、正しくない測色値に基づく処理がなされないように、キャリブレーション用測色値記憶部32に記憶された測色値は処理対象から除外することが望ましい。
その後、制御部31は、後段測色値記憶部35に記憶された測色値を前段測色値記憶部34にコピーし(ステップ358)、キャリブレーション用測色値記憶部32及び後段測色値記憶部35の内容をクリアし(ステップ359)、ステップ302で取得された測色値をキャリブレーション用測色値記憶部32に記憶して(ステップ360)、ステップ302に戻る。
この場合、iがNであるので、再び図6を参照すると、測色値比較部37が、パッチフラグに「Cali」を設定する(ステップ351)。
そして、制御は操作判定部38に移り、操作判定部38は、前段測色値記憶部34に測色値が記憶されているかどうかを判定する(ステップ352)。
一方、前段測色値記憶部34に記憶された測色値及び後段測色値記憶部35に記憶された測色値の何れかが下地の測色値であると判定されれば、情報出力部39は、変数i(この場合はN)と、操作に不具合が生じた旨の情報とを測色装置10の図示しない表示部に対して出力する(ステップ355)。
第2の実施の形態では、キャリブレーション用パッチの測色開始位置に広範囲にわたって基準パッチを印刷すると共に、キャリブレーション用パッチに挟まれた領域にその中心線に対して対称な基準パッチを印刷したカラーチャートを用いる。ここで、キャリブレーション用パッチ間の基準パッチの幅は、測色装置10のアパーチャサイズ(測定用開口部の幅)以上で、キャリブレーション用パッチの幅以下とする。
図示するように、カラーチャートには、キャリブレーション用パッチ611,612,613,…と、測定開始位置の基準パッチ620と、キャリブレーション用パッチ間の基準パッチ621,622,623,…とが印刷されている。尚、ここでは、基準パッチを黒色で示したが、黒色には限らない。
また、測定開始位置の基準パッチ620の幅は、キャリブレーション用パッチの幅よりも若干長くしたに過ぎないが、このキャリブレーション用パッチの列が複数ある場合には、隣接する列における基準パッチ620を連結し、測色装置10が測色を開始する際に必ず基準パッチ620上を通過するようにするのが望ましい。本実施の形態では、基準パッチ620の測色値を、測色装置10が基準パッチ621,622,623,…上を通過したかを判断するための基準測色データの一例としての基準測色値とするからである。但し、基準パッチ620を設けることなく、基準パッチ621,622,623,…に関連付けられた別の画像の測色値を基準測色値としてもよいし、予め保持されている測色値(例えば、黒の測色値)を基準測色値としてもよい。
(a),(b)では、アパーチャが通過した領域は、基準パッチと重複している。基準パッチの右端はキャリブレーション用パッチの右端を超えないので、この場合、アパーチャはカラーパッチの内部を通過している。
一方、(c)では、アパーチャが通過した領域は、基準パッチと全く重複していない。基準パッチの右端から少しでも右へずれるとキャリブレーション用パッチの右端を超える可能性があるので、この場合、アパーチャはカラーパッチの外部を含む部分を通過している可能性がある。
(d)では、アパーチャが通過した領域は、基準パッチと全く重複していないわけではなく、部分的に重複している。基準パッチの右端から少しでも右へずれるとキャリブレーション用パッチの右端を超える可能性があるので、この場合も、アパーチャはカラーパッチの外部を含む部分を通過している可能性がある。
図9は、第2の実施の形態における測色装置10の機能構成例を示した図である。
図示するように、測色装置10は、制御部41と、キャリブレーション用測色値記憶部42と、初期測色値記憶部43と、前段測色値記憶部44と、後段測色値記憶部45と、測色値取得部46と、測色値比較部47と、操作判定部48と、情報出力部49とを含む。
初期測色値記憶部43は、測定開始位置の基準パッチの測色値(以下、「初期測色値」という)を記憶する。
それ以外の構成要素については、第1の実施の形態で既に説明したので、ここでの説明は省略する。
図10に示すように、測色装置10では、まず、制御部41が、カラーパッチの数を数えるための変数iに0を代入する(ステップ401)。
そして、測色値比較部47は、パッチフラグが設定済みであるかどうかを判定する(ステップ403)。ここで、パッチフラグとは、現在測色値を取得中のパッチがキャリブレーション用パッチであるのか基準パッチであるのかを示すフラグであり、キャリブレーション用パッチである場合は「Cali」が設定され、基準パッチである場合は「Ref」が設定される。
測色操作開始時には、パッチフラグは未設定であるので、ステップ403での判定はNoとなり、測色値比較部47は、パッチフラグに「Ref」を設定する(ステップ404)。
そして、制御は制御部41に戻り、制御部41が、iが0であるかどうかを判定する(ステップ405)。この場合、iが0であるので、ステップ402で取得された測色値を、初期測色値記憶部43に記憶する(ステップ406)と共に、後段測色値記憶部45に記憶して(ステップ412)、ステップ402に戻る。
そして、測色値比較部47は、パッチフラグが設定済みであるかどうかを判定する(ステップ403)。
ステップ404でパッチフラグは「Ref」に設定済みであるので、ステップ403での判定はYes、ステップ407での判定は「Ref」となり、測色値比較部47は、ステップ402で取得された測色値が、後段測色値記憶部45に記憶された測色値と大きく異なるかどうかを判定する(ステップ408)。例えば、ステップ402で取得された測色値と後段測色値記憶部45に記憶された測色値との色差が予め定めた閾値以上であるかどうかを判定する。
これらの測色値が大きく異ならないと判定されれば、制御は制御部41に戻り、制御部41が、iが0であるかどうかを判定する(ステップ405)。この場合、iが0であるので、ステップ402で取得された測色値を、初期測色値記憶部43に記憶する(ステップ406)と共に、後段測色値記憶部45に記憶して(ステップ412)、ステップ402に戻る。
そして、制御は操作判定部48に移り、操作判定部48は、前段測色値記憶部44に測色値が記憶されているかどうかを判定する(ステップ452)。
その後、制御部41は、後段測色値記憶部45に記憶された測色値を前段測色値記憶部44にコピーし(ステップ458)、キャリブレーション用測色値記憶部42及び後段測色値記憶部45の内容をクリアし(ステップ459)、ステップ402で取得された測色値をキャリブレーション用測色値記憶部42に記憶して(ステップ460)、ステップ402に戻る。
そして、測色値比較部47は、パッチフラグが設定済みであるかどうかを判定する(ステップ403)。
ステップ451でパッチフラグは「Cali」に設定済みであるので、ステップ403での判定はYes、ステップ407での判定は「Cali」となり、再び図11を参照すると、測色値比較部47は、ステップ402で取得された測色値が、キャリブレーション用測色値記憶部42に記憶された測色値と大きく異なるかどうかを判定する(ステップ461)。例えば、ステップ402で取得された測色値とキャリブレーション用測色値記憶部42に記憶された測色値との色差が予め定めた閾値以上であるかどうかを判定する。
これらの測色値が大きく異ならないと判定されれば、制御は制御部41に戻り、制御部41が、ステップ402で取得された測色値をキャリブレーション用測色値記憶部42に記憶して(ステップ460)、ステップ402に戻る。
この場合、再び図10を参照すると、測色値比較部47が、パッチフラグに「Ref」を設定する(ステップ404)。
そして、制御は制御部41に戻り、制御部41が、iが0であるかどうかを判定する(ステップ405)。この場合、iが1であるので、ステップ402で取得された測色値を後段測色値記憶部45に記憶して(ステップ412)、ステップ402に戻る。
そして、測色値比較部47は、パッチフラグが設定済みであるかどうかを判定する(ステップ403)。
ステップ404でパッチフラグは「Ref」に設定済みであるので、ステップ403での判定はYes、ステップ407での判定は「Ref」となり、測色値比較部47は、ステップ402で取得された測色値が、後段測色値記憶部45に記憶された測色値と大きく異なるかどうかを判定する(ステップ408)。例えば、ステップ402で取得された測色値と後段測色値記憶部45に記憶された測色値との色差が予め定めた閾値以上であるかどうかを判定する。
これらの測色値が大きく異ならないと判定されれば、制御は制御部41に戻り、制御部41が、iが0であるかどうかを判定する(ステップ405)。この場合、iが1であるので、ステップ402で取得された測色値を後段測色値記憶部45に記憶して(ステップ412)、ステップ402に戻る。
この場合、再び図11を参照すると、測色値比較部47が、パッチフラグに「Cali」を設定する(ステップ451)。
そして、制御は操作判定部48に移り、操作判定部48は、前段測色値記憶部44に測色値が記憶されているかどうかを判定する(ステップ452)。
一方、前段測色値記憶部44に記憶された測色値及び後段測色値記憶部45に記憶された測色値の何れかが初期測色値でないと判定されれば、情報出力部49は、変数i(この場合は1)と、操作に不具合が生じた旨の情報とを測色装置10の図示しない表示部に対して出力する(ステップ455)。尚、この場合、正しくない測色値に基づく処理がなされないように、キャリブレーション用測色値記憶部42に記憶された測色値は処理対象から除外することが望ましい。
その後、制御部41は、後段測色値記憶部45に記憶された測色値を前段測色値記憶部44にコピーし(ステップ458)、キャリブレーション用測色値記憶部42及び後段測色値記憶部45の内容をクリアし(ステップ459)、ステップ402で取得された測色値をキャリブレーション用測色値記憶部42に記憶して(ステップ460)、ステップ402に戻る。
この場合、iがNであるので、再び図11を参照すると、測色値比較部47が、パッチフラグに「Cali」を設定する(ステップ451)。
そして、制御は操作判定部48に移り、操作判定部48は、前段測色値記憶部44に測色値が記憶されているかどうかを判定する(ステップ452)。
一方、前段測色値記憶部44に記憶された測色値及び後段測色値記憶部45に記憶された測色値の何れか初期測色値でないと判定されれば、情報出力部49は、変数i(この場合はN)と、操作に不具合が生じた旨の情報とを測色装置10の図示しない表示部に対して出力する(ステップ455)。
尚、キャリブレーション用パッチ間の基準パッチの幅は、第1の実施の形態では、キャリブレーション用パッチの幅から測色装置10のアパーチャサイズの2倍を減じた長さ以下とし、第2の実施の形態では、測色装置10のアパーチャサイズ以上で、キャリブレーション用パッチの幅以下としたが、これに限るものではない。即ち、基準パッチの測色値に基づくキャリブレーション用パッチの読みはずしの可能性を判定するためには、基準パッチの幅が少なくともキャリブレーション用パッチの幅以下であればよい。
Claims (10)
- 連続的に配置された複数の色見本画像と、当該複数の色見本画像によって生じる複数の間隙にそれぞれ配置され隣の色見本画像の幅以下の幅をそれぞれ持つ複数の間隙画像とが印刷された媒体上で測色器を移動させる操作に応じて、当該測色器が当該媒体上の移動した領域を測色して得た測色データを取得する取得手段と、
前記複数の間隙画像のうちの特定の間隙画像に沿って前記測色器を移動させる操作に応じて前記取得手段により取得された間隙測色データと、予め取得しておいた基準となる基準測色データとに基づいて、当該測色器が当該特定の間隙画像の隣の特定の色見本画像の内部を通過したかどうかを判定する判定手段と、
前記特定の色見本画像に沿って前記測色器を移動させる操作に応じて前記取得手段により取得された色見本測色データを、前記判定手段による判定結果に応じて処理する処理手段と
を備えたことを特徴とする測色データ処理装置。 - 前記複数の間隙画像は、それぞれ、前記隣の色見本画像の幅から前記測色器の測色用開口部の幅の2倍を減じて得られる長さ以下の長さの幅を持ち、
前記判定手段は、前記取得手段により取得された前記間隙測色データと、前記媒体の下地の測色データとして予め取得しておいた前記基準測色データとが、予め定めた程度以上類似する場合に、前記測色器の少なくとも一部が前記特定の色見本画像の内部を通過しなかったと判定することを特徴とする請求項1に記載の測色データ処理装置。 - 前記複数の間隙画像は、それぞれ、前記測色器の測色用開口部の幅以上の長さの幅を持ち、
前記判定手段は、前記取得手段により取得された前記間隙測色データと、前記複数の間隙画像の測色データとして予め取得しておいた前記基準測色データとが、予め定めた程度以上類似する場合に、前記測色器が前記特定の色見本画像の内部を通過したと判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の測色データ処理装置。 - 前記複数の間隙画像の測色データとして予め取得しておいた前記基準測色データは、前記媒体に当該複数の間隙画像に関連付けて印刷された画像上で前記測色器を移動させる操作に応じて前記取得手段により取得された測色データであることを特徴とする請求項3に記載の測色データ処理装置。
- 前記処理手段は、前記測色器の少なくとも一部が前記特定の色見本画像の内部を通過しなかったと前記判定手段により判定された場合に、前記取得手段により取得された前記色見本測色データを除外した前記測色データを処理することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の測色データ処理装置。
- 前記処理手段は、前記測色器の少なくとも一部が前記特定の色見本画像の内部を通過しなかったと前記判定手段により判定された場合に、前記取得手段により取得された前記色見本測色データを、前記取得手段により取得された前記間隙測色データに基づいて決定される前記特定の色見本画像の内部を通過しなかった前記測色器の部分の大きさに応じて補正することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の測色データ処理装置。
- 連続的に配置された複数の色見本画像と、当該複数の色見本画像によって生じる複数の間隙にそれぞれ配置され隣の色見本画像の幅以下の幅をそれぞれ持つ複数の間隙画像とが印刷された媒体上での移動に応じて、当該媒体上の移動した領域を測色する測色手段と、
前記複数の間隙画像のうちの特定の間隙画像に沿った移動に応じて前記測色手段が測色した結果である間隙測色データと、予め取得しておいた基準となる基準測色データとに基づいて、自装置が当該特定の間隙画像の隣の特定の色見本画像の内部を通過したかどうかを判定する判定手段と、
自装置が前記特定の色見本画像の内部を通過したと前記判定手段により判定された場合に、前記特定の色見本画像に沿った移動に応じて前記測色手段が測色した結果である色見本測色データを、前記測色手段が測色した結果を処理する他の装置に出力し、自装置の少なくとも一部が前記特定の色見本画像の内部を通過しなかったと前記判定手段により判定された場合に、少なくともその旨の情報を出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする測色装置。 - コンピュータを、
連続的に配置された複数の色見本画像と、当該複数の色見本画像によって生じる複数の間隙にそれぞれ配置され隣の色見本画像の幅以下の幅をそれぞれ持つ複数の間隙画像とが印刷された媒体上で測色器を移動させる操作に応じて、当該測色器が当該媒体上の移動した領域を測色して得た測色データを取得する取得手段と、
前記複数の間隙画像のうちの特定の間隙画像に沿って前記測色器を移動させる操作に応じて前記取得手段により取得された間隙測色データと、予め取得しておいた基準となる基準測色データとに基づいて、当該測色器が当該特定の間隙画像の隣の特定の色見本画像の内部を通過したかどうかを判定する判定手段と、
前記特定の色見本画像に沿って前記測色器を移動させる操作に応じて前記取得手段により取得された色見本測色データを、前記判定手段による判定結果に応じて処理する処理手段と
して機能させるためのプログラム。 - 連続的に配置された複数の色見本画像と、
前記複数の色見本画像によって生じる複数の間隙にそれぞれ配置された複数の間隙画像と
が印刷され、
前記複数の間隙画像は、それぞれ、隣の色見本画像の幅から測色器の測色用開口部の幅の2倍を減じて得られる長さ以下の長さの幅を持つことを特徴とする印刷媒体。 - 連続的に配置された複数の色見本画像と、
前記複数の色見本画像によって生じる複数の間隙にそれぞれ配置された複数の間隙画像と
が印刷され、
前記複数の間隙画像は、それぞれ、測色器の測色用開口部の幅以上で、隣の色見本画像の幅以下の長さの幅を持つことを特徴とする印刷媒体。
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