JP2012205269A - 遅延抑制装置、遅延抑制プログラム及び通信装置 - Google Patents

遅延抑制装置、遅延抑制プログラム及び通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】PON方式の光アクセスネットワークで、ONUがOLTに送信するフレーム伝送遅延を短縮できるようにする。
【解決手段】本発明は、帯域制御を行う親局装置が許可した送信時刻に、送信許可したデータ量の信号を伝送する子局装置が備える遅延抑制装置である。本発明の遅延抑制装置は、入力信号から低遅延が要求される特定信号及びそのデータ量を検出し、特定信号の到着周期を求める。その特定信号の到着周期に基づいて、次に到着する到着予測時刻を求め、その到着予測時刻前に、特定信号のデータ量も含むデータ量を要求データ量として親局装置に要求する。親局装置から許可された送信時刻に、送信許可されたデータ量に基づいて、他の信号よりも特定信号を優先して伝送させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遅延抑制方法、遅延抑制プログラム及び通信装置に関するものである。本発明は、例えば、PON(Passive Optical Network)方式を採用した光アクセスネットワークシステムを構成する光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)に適用し得るものである。
光アクセスネットワークシステム技術の1つとしてPON方式がある。PON方式を採用した光アクセスネットワークシステムは、図2に示すように、光ファイバ4及び光合分波器3(3−1、3−2)を介して、局側が備える局装置(OLT:Optical Line Terminal)2と、複数の加入者が備える複数のONU1(1−1〜1−n)とを有する。このように、PON方式を採用することで、例えば光スプリッタ等の受動部品(光合分波器3)を用いて光ファイバ4を分岐することができるので、設備コストを抑えることができる。
PON方式において、OLT2からONU1方向の通信は、時分割多重技術を採用している。OLT2からの時分割多重信号は、光合分波器3−1により分岐されて各ONU1−1〜1−nへ伝送される。各ONU1−1〜1−nは、受信した時分割多重信号から自身宛の信号のみを抽出することで、自身宛の信号を受信している。
一方、ONU1からOLT2方向の通信は、時分割多元接続技術を採用している。各ONU1−1〜1−nからの信号は、光合分波器3−1により合波されてOLT1へ伝送される。
ここで、各ONU1−1〜1−nが無秩序に信号を送信する場合、伝送路上で信号衝突を起こしてしまう可能性がある。そこで、OLT2は、各ONU1−1〜1−nの帯域制御を行う。各ONU1−1〜1−nは、OLT2による帯域制御を受けて、OLT2に許可された送信時刻に、許可されたデータ量に基づいてフレーム伝送を行うことで信号衝突を回避している。
OLT2が各ONU1−1〜1−nに許可する送信時刻及びデータ量の調整方法は、種々の方法がある。例えば、各ONU1−1〜1−nが1回に送信できる帯域を固定的に割り当てる方法や、各ONU1−1〜1−nが送信すべきデータ量に応じて、OLT2が動的に帯域を割り当てる方法等がある。
例えば、上述したようにOLT2が動的に各ONU1−1〜1−nの帯域を割り当てる場合、OLT2及び各ONU1−1〜1−nは、両者の間で、Gateフレーム、Reportフレームと呼ばれる制御フレームを周期的に相互に送受信している。
ONU1−1〜1−nは、周期的に送信するReportフレームにて、送信したいデータ量をOLT2に要求する。そして、OLT2が、各ONU1−1〜1−nの割り当て帯域を計算し、送信時刻と送信データ量の帯域制御を行う。
そして、OLT2が、Gateフレームにて、許可した送信時刻及びデータ量をONU1−1〜1−nに送信する。これにより、各ONU1−1〜1−nは、許可された送信時刻に、許可されたデータ量のデータを送信することで、信号衝突を避けながら、PON区間の帯域を複数のONU1−1〜1−nで効果的に共有することができる。
また、近年のブロードバンド化により、1ユーザに複数のサービスを提供する場合がある。特に、例えばVoIPや映像配信等はサービス品質を確保することが必要となる。従来、サービス品質を確保する技術として、例えば非特許文献1の図4に記載されるように、複数のクラスキューを用いて優先制御を行うものがある。
優先制御機能は、ONU1が優先度の異なる複数のクラスキューを有し、重要度の高いデータから優先的に送信する機能である。これにより、例えばインターネットサービス等の低優先データと、例えばVoIPや映像配信等の高優先データとが同時に入力されたときでも、高優先サービスの品質を確保することができる。
"技術基礎講座,GE−PON技術 第4回 GE−PONのシステム化機能",NTT技術ジャーナル,Vol.17,No.11,pp.59-61,2005年11月.
しかしながら、上述した従来技術には、次に示すような課題がある。
図3は、ONU1とOLT2との間の制御フレームの送受信手順とフレーム伝送遅延とを説明する説明図である。図3において、ONU1は、周期Taで、ReportフレームをOLT2に送信している。
ONU1がReportフレームをOLT2に送信するまでの間に、UNIからONU1にフレームAが到着したとする。このとき、ONU1がReport1により帯域を要求し、OLT2がGate1により帯域を許可するまでのステップがあり、その時間がフレーム伝送遅延として加算される。特に、電話回線や専用線などの低遅延を要求されるデータをイーサフレームに載せて送信する際には、このような遅延時間の存在が課題になる。
上述したように、従来技術では、ONU1が複数のクラスキューを搭載し、高優先フレームを先行送信することにより、高優先フレームを低遅延で送出する機能は有している。しかし、この技術を用いても、それだけでは、フレーム到着から帯域が割当てられるまでの遅延時間を回避することはできなかった。
また、この遅延時間を回避する方法として、OLT2から送信許可するデータ量をONU1からの要求に一定のデータ量を加算して、固定的に帯域を付与することが考えられる。しかし、その方法では、ONU1にフレームが到着するタイミングに合わせることが困難であり、かつ、ONU1毎に、専用線の回線速度が異なる場合など、フレーム長、付与周期など、柔軟な制御をすることが困難であった。
そのため、ONU毎に複雑な設定や制御をすることなく、到着するフレームの周期及びフレーム長を自動認識し、そのフレームの到着前に、予測した帯域をOLTに要求して、フレームを低遅延で送信することができる遅延抑制装置、遅延抑制プログラム及び通信装置が求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の遅延抑制装置は、親局装置と複数の子局装置との間で帯域制御に係る制御信号の送受信を行い、親局装置により許可された送信時刻及びデータ量に基づいて、各子局装置が親局装置に信号を伝送するシステムで、各子局装置が伝送する信号の遅延時間を抑制する遅延抑制装置において、(1)入力された入力信号のうち、他の信号よりも低遅延が要求される特定信号及びそのデータ量を検出する特定信号検出手段と、(2)入力信号を一時的に格納する信号格納手段と、(3)特定信号が入力される到着周期を求める到着周期検出手段と、(4)到着周期検出手段により求められた到着周期に基づいて、特定信号が次に到着する到着時刻を予測する到着予測手段と、(5)親局装置との間で制御信号の送受信を行うものであって、到着予測手段により予測された特定信号の到着予測時刻前に、特定信号のデータ量も含むデータ量を要求データ量として要求する制御信号通信手段と、(6)親局装置から許可された送信時刻に、送信許可されたデータ量に基づいて、信号格納手段に格納される信号のうち、他の信号よりも特定信号を優先して伝送させる伝送制御手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明の遅延抑制プログラムは、親局装置と複数の子局装置との間で帯域制御に係る制御信号の送受信を行い、親局装置により許可された送信時刻及びデータ量に基づいて、各子局装置が親局装置に信号を伝送するシステムで、各子局装置が伝送する信号の遅延時間を抑制する遅延抑制プログラムにおいて、コンピュータを、(1)入力された入力信号のうち、他の信号よりも低遅延が要求される特定信号及びそのデータ量を検出する特定信号検出手段、(2)信号格納手段に入力信号を一時的に格納させる手段、(3)特定信号が入力される到着周期を求める到着周期検出手段、(4)到着周期検出手段により求められた到着周期に基づいて、特定信号が次に到着する到着時刻を予測する到着予測手段、(5)親局装置との間で制御信号の送受信を行うものであって、到着予測手段により予測された特定信号の到着予測時刻前に、特定信号のデータ量も含むデータ量を要求データ量として要求する制御信号通信手段、(6)親局装置から許可された送信時刻に、送信許可されたデータ量に基づいて、信号格納手段に格納される信号のうち、他の信号よりも特定信号を優先して伝送させる伝送制御手段として機能させることを特徴とする。
第3の本発明の通信装置は、親局装置と複数の子局装置との間で帯域制御に係る制御信号の送受信を行い、親局装置により許可された送信時刻及びデータ量に基づいて、各子局装置が親局装置に信号を伝送するシステムを構成する、各子局装置が有する通信装置において、第1の本発明の遅延抑制装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、子局装置毎に複雑な設定や制御をすることなく、到着するフレームの周期及びフレーム長を自動認識し、そのフレームの到着前に、予測した帯域を親局装置に要求して、フレームを低遅延で送信することができる。
実施形態の遅延抑制部の機能的な構成を示すブロック図である。 PON方式を採用した光アクセスネットワークシステムの構成を示す構成図である。 OLTとONUとの間の制御フレームの送受信手順及びフレーム伝送遅延を説明する説明図である。 ONUの内部構成を示す内部構成図である。 OLTの内部構成を示す内部構成図である。 実施形態のONUにおける遅延抑制処理の動作を示すフローチャートである。 実施形態のONUにおけるフレームデータの送信方法の動作を示すフローチャートである。 実施形態によるフレーム伝送遅延の短縮を説明する説明図である。
(A)実施形態
以下では、本発明の遅延抑制装置、遅延抑制プログラム及び通信装置の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
この実施形態は、PON方式を採用した光アクセスネットワークシステムに、本発明を適用する場合を例示する。PON技術は、様々な方式を広く適用することができる。例えば、PON技術は、IEEE802.3ahで標準化されたGE−PON技術を適用する場合を想定する。
この実施形態は、例えば、電話回線や専用回線等を伝送する、低遅延が要求されるフレームの遅延を抑制する場合を例示して説明する。電話回線や専用回線等を伝送する低遅延が要求されるフレームは、一定周期で、一定のデータ量で伝送されるという傾向がある。
(A−1)実施形態の構成
この実施形態の光アクセスネットワークシステム6の全体構成は、図2に例示した従来の構成と同じ構成である。すなわち、実施形態の光アクセスネットワークシステム6は、光ファイバ4及び光合分波器3(3−1、3−2)を介して、OLT2、複数のONU1(1−1〜1−n、nは正の整数)を有する。
なお、図2では、光アクセスネットワークシステム6が、2個の光合分波器3−1及び3−2を備える場合を例示しているが、光合分波器3−1及び3−2は1個であってもよいし、3個以上であってもよい。
光合分波器3は、入力された光信号を、複数分岐又は結合して出力するものであり、例えば、光スプリッタ、光カプラ等を適用することができる。
光アクセスネットワークシステム6は、OLT2からONU1方向の通信は、時分割多重技術を採用している。光合分波器3−1は、OLT2からの時分割多重信号を分岐して、各ONU1−1〜1−nに伝送する。一方、ONU1からOLT2方向の通信は、時分割多元接続技術を採用している。光合分波器3−1は、各ONU1−1〜1−nからの信号を結合してOLT1に伝送する。
ONU1は、加入者であるユーザ側の回線終端装置(子局装置ともいう)である。ONU1は、UNI(ユーザ網インタフェース)を介して、図示しない1又は複数のユーザ端末と接続しており、また光ファイバ4及び光合分波器3−1を介して、OLT2と接続するものである。ONU1は、光−電気信号変換機能を有しており、光ファイバ4を介して受信した光信号を電気信号に変換して、UNIに接続するユーザ端末(図示しない)に送出する。逆に、ONU1は、UNIを介してユーザ端末から受信した電気信号を光信号に変換して、光ファイバ4に送出する。
図4は、ONU1の機能構成を示すブロック図である。図4において、ONU1は、遅延制御部11、UNIポート機能部12、PONインタフェース部13を少なくとも有する。
UNIポート機能部12は、UNIと接続してユーザ端末(図示しない)との間でデータフレームを授受するものである。
PONインタフェース部13は、光ファイバ4の回線との間でデータを授受するものである。PONインタフェース部13は、例えば、IEEE802.3ahの標準化技術を適用することができる。
遅延制御部11は、OLT2に対して割当帯域を要求し、OLT2により許可された送信時刻に割り当てられた帯域で、送信すべきフレームを送信するものである。また、帯域制御部11は、低遅延とする特定フレームも含めたフレームの送信を行う場合、UNIから次に到着する特定フレームの到着時刻及びフレーム長を予測する。
ここで、次に到着する特定フレームの到着時刻及びフレーム長の予測は、例えば、電話回線や専用回線等を伝送する低遅延フレームは、一定周期で、一定のデータ量で伝送されるという特徴を利用する。すなわち、今回の特定フレームの到着時刻に特定フレームの伝送周期を加算することで、次に到着する時刻を予測することができる。
そして、遅延制御部11は、次に到着する特定フレームの到着時刻の前に、次に到着する特定フレームのフレーム長分を含む帯域を、OLT2に対して要求するものである。
これにより、低遅延が要求される特定フレームがONU1に到着する前に、予測されるフレーム長も含めた帯域を要求することができる。そして、次の特定フレームが到着すると、次の送信時刻に特定フレームを伝送することができる。その結果、フレーム到着からOLT2からの帯域許可までの時間が無くなるので、その分遅延時間を短くすることができる。
ここで、特定フレームとは、低遅延で伝送されることが求められるデータフレームである。例えば、特定フレームは、電話回線や専用線で伝送するデータが該当し、例えば音声フレームや映像フレーム等がある。
図1は、遅延抑制部11の詳細な機能構成を示すブロック図である。図1において、特定フレーム検出部111、特定フレーム到着周期検出部112、特定フレーム到着予測部113、キュー制御部114、制御フレーム終端部115、キュー部116を少なくとも有する。
特定フレーム検出部111は、UNIから受け取ったフレームのうち、特定フレームを検出するものである。特定フレーム検出部111は、特定フレームを検出すると、少なくとも、検出タイミング(例えば検出時刻等)とフレーム長を、特定フレーム到着周期検出部112に通知するものである。また、特定フレーム検出部111は、検出した特定フレームをキュー部116の追越キュー53に与え、特定フレーム以外のフレーム(非特定フレームともいう)をキュー部116の1次キュー51に与えるものである。
特定フレーム検出部111は、その主な機能として、図1に示すように、特定フレーム識別情報格納部61、特定フレーム検出実行部62、フレーム長検出部63、割当要求停止部64を少なくとも有する。
特定フレーム識別情報格納部61は、特定フレームを識別する特定フレーム識別情報(例えば、VLAN ID(仮想ネットワーク識別情報)等)を格納するものである。特定フレーム識別情報格納部61には、予め設定された特定フレーム識別情報が格納される。例えば、特定フレーム識別情報格納部61には、音声フレームや映像フレーム等のフレーム種類毎に割り当てた特定フレーム識別情報を予め設定しておく。これにより、特定フレームの種類毎に特定フレームを検出することができる。
特定フレーム検出実行部62は、特定フレーム識別情報格納部61を参照しながら、受信したフレームの中から、特定フレームを検出するものである。また、特定フレーム検出実行部62は、当該特定フレームの検出タイミングを検出する。
ここで、特定フレームの検出方法は、特定フレームを検出することができれば、特に限定されるものではなく、種々の方法を広く適用することができる。この実施形態では、例えば、特定フレームに対して特定フレーム識別情報を付与するようにし、特定フレーム検出実行部62がその識別情報に基づいて特定フレームを検出する方法を用いる。
フレーム長検出部63は、検出した特定フレームのフレーム長を検出するものである。フレーム長は、バイト数をカウントして検出することができる。上述したように、電話回線や専用回線を伝送する低遅延フレームのフレーム長は一定である傾向にある。そこで、次に到着する特定フレームのフレーム長も同じであるとみなして、次の到着時刻の前にそのフレーム長を加算したデータ量を要求することができる。
割当要求停止部64は、所定回数だけ連続して特定フレームを検出できないときには、当該特定フレームの入力が終了したものとして、キュー制御部114に対して、当該特定フレームのデータ量も含めた帯域要求の停止を行うものである。
特定フレーム到着周期検出部112は、特定フレーム検出部111から特定フレームの検出タイミング及びフレーム長を受け取ると、当該特定フレームの到着周期を求めるものである。また、特定フレーム到着周期検出部112は、求めた到着周期を特定フレーム到着予測部113に与える。
特定フレーム到着予測部113は、特定フレーム到着周期検出部112から特定フレームの到着周期を受け取ると、今回の到着時刻に上記到着周期を加えて、次に特定フレームが到着する予測時刻を求めるものである。また、特定フレーム到着予測部113は、次の特定フレームの到着予測時刻をキュー制御部114に与える。
キュー制御部114は、キュー部116のキューイング制御を行うものである。キュー制御部114は、特定フレーム到着予測部113から、特定フレームの次の到着予測時刻と当該特定フレームのフレーム長を受け取る。
そして、キュー制御部114は、特定フレームの次の到着予測時刻直前のReportフレームの送信前に、次に到着する特定フレームのフレーム長も加えたデータ量を、付与要求バイト数(要求データ量)として制御フレーム終端部115に通知する。
また、キュー制御部114は、制御フレーム終端部115からOLT2に許可された送信時刻及び割当許可バイト数(割当データ量)を受け取る。キュー制御部114は、許可された送信時刻に、許可された割当データ量のフレームデータをキュー部116から送出する。このとき、キュー制御部114は、追越キュー53に保持されているフレームデータから優先的に取り出すようにする。
制御フレーム終端部115は、OLT2との間で制御フレームを授受して、自ONUの送信時刻及び送信できるデータ量を獲得するものである。なお、OLT2との間の制御フレームの手順は、例えば、MPCP(Multi Point Control Protocol)等を用いた既存の制御フレームの手順を適用することができる。
制御フレーム終端部115は、キュー制御部114から、送信に必要なデータ量(付与要求バイト数)を受け取る。制御フレーム終端部115は、キュー制御部114から取得したデータ量(付与要求バイト数)を要求データ量としてReportフレームに付与して、OLT2にReportフレームを送信する。
また、制御フレーム終端部115は、OLT2からGateフレームを受信する。このGateフレームには、OLT2が許可する送信時刻及びデータ量(割当許可バイト数)が付与されている。制御フレーム終端部115は、このGateフレームに付与されている送信時刻及びデータ量(割当許可バイト数)をキュー制御部114に与える。
キュー部116は、受信されたフレームを一時的に保持するものである。キュー部116は、1次キュー51、2次キュー52、追越キュー53を少なくとも有する。
追越キュー53は、特定フレーム検出部111により検出された特定フレームのフレームデータを一時的に保持するものである。OLT2からの許可データ量が、追越キュー53に保持されているフレーム長以上のとき、追越キュー53のデータが、2次キュー52よりも優先して送信される。
1次キュー51は、OLT2から送信をまだ許可されていないフレームを保持するものである。1次キュー51は、特定フレーム検出部111により検出された非特定フレームのフレームデータを一時的に保持する。
2次キュー52は、OLT2から送信を許可されたフレームを保持するものである。1次キュー51に保持されたデータのうち、送信許可されたフレームを送信許可時刻になるまで一時的に保持するものである。許可データ量が追越キュー53に保持されているフレーム長以上である場合に、許可データ量から特定フレームのフレーム長を減算した残りがあるとき、1次キュー51のデータのうち、上記残りのデータ量に収容可能なフレームが、2次キュー52に保持される。
OLT2は、局側が備える局装置(親局装置ともいう)である。OLT2は、光合分波器3−1を介して、複数のONU1−1〜1−nと接続しており、また上位ネットワーク(NW)5と接続している。OLT2は、光−電気信号変換機能を有しており、光ファイバ4を介して受信した光信号を電気信号に変換して、上位ネットワーク5に送出したり、逆に上位ネットワーク5からの電気信号を光信号に変換して光ファイバ4に送出したりするものである。
図5は、OLT2の機能構成を示すブロック図である。図5において、OLT2は、帯域制御部21、PONインタフェース部22、上位ネットワークインタフェース部23を少なくとも有するものである。
帯域制御部21は、ONU1−1〜1−3との間で制御フレームの授受を行い、各ONU1−1〜1−nに送信時刻及びデータ量を許可するものである。帯域制御部21による各ONU1−1〜1−nへの送信時刻及びデータ量の割り当て方法は、既存の方法を適用することができるので、ここでの詳細な説明は省略する。また、帯域制御部21は、各ONU1−1〜1−nとの間で制御フレームを用いて、OLT2が許可する送信時刻及びデータ量を通知する。この制御フレームの送受信の手順は、上述したように、例えば、MPCP等の既存の手順を用いることができる。
PONインタフェース部22は、光ファイバ4の回線との間でデータを授受するものである。PONインタフェース部22は、例えば、IEEE802.3ahの標準化技術を適用することができる。
上位ネットワークインタフェース部23は、上位ネットワーク5との間でデータの授受を行うものである。
(A−2)実施形態の動作
次に、この実施形態の光アクセスネットワークシステム6における遅延抑制方法の動作を、図面を参照しながら説明する。
図6は、ONU1における遅延抑制処理の動作を示すフローチャートである。
まず、上りフレームがUNIを介してONU1に入力する。ONU1では、特定フレーム検出部111により入力フレームが特定フレームか否かの判断を行う(S101)。
特定フレーム検出部111により特定フレームが検出されると、当該フレームの検出タイミング(到着した時刻)及びフレーム長が検出される(S102)。そして、特定フレーム識別情報、検出タイミング及びフレーム長が、特定フレーム到着周期検出部112に与えられる。また、特定フレームは追越キュー53に与えられる(S103)。
一方、特定フレーム以外のフレームは、非特定フレームとして、1次キュー51に与えられる(S104)。
特定フレーム検出部111により特定フレームが検出されると、特定フレームの検出タイミング及びフレーム長が、特定フレーム到着周期検出部112に与えられる。特定フレーム到着周期検出部112は、特定フレーム検出部111から受け取った特定フレーム識別情報に基づいて、特定フレームの到着周期を求める(S105)。
ここで、特定フレームの到着周期の求め方としては、種々の方法を広く適用することができる。
例えば、特定フレーム到着周期検出部112は、カウンタを保持し、特定フレーム検出部111から特定フレームの検出通知を受けると、カウントを開始し、次に到着する特定フレームの検出までの到着間隔をカウントする。特定フレームの検出のたびに到着間隔を求める。そして、特定フレーム到着周期検出部112は、それまでのカウントした到着間隔に基づいて、常に到着間隔の平均値を算出する。この平均値を特定フレームの到着周期として求める。
特定フレーム到着周期検出部112により求められた到着周期と、検出タイミング及びフレーム長とが、特定フレーム到着予測部113に与えられる。特定フレーム到着予測部113では、当該特定フレームの検出タイミングに、上記到着周期を加算することで、次の到着予測時刻を求める(S106)。この到着予測時刻は、キュー制御部114に与えられる。
キュー制御部114は、Reportフレームの送信周期を認識している。そして、キュー制御部114は、現在の時刻が、上記到着予測時刻の直前のReportフレームの送信周期時刻であるか判断する(S107)。そうでない場合には、S107を繰り返す。
現在時刻が上記到着予測時刻の直前のReportの送信周期時刻である場合、キュー制御部114は、1次キュー51にキューイングされているデータ量に、未到着の特定フレームのフレーム長に相当するデータ量を加算する。この加算したデータ量を要求データ量として、キュー制御部114は制御フレーム終端部115に通知する(S108)。
なお、この特定フレームのフレーム長を加算する際、フレーム長に相当するデータ量に、所定量(マージン量)だけ更に加算するようにしてもよい。
制御フレーム終端部115は、OLT2と所定周期で制御フレームの送受信を行う(S109)。具体的には、制御フレーム終端部115は、キュー制御部114からの要求データ量を付与したReportフレームを所定周期でOLT2に送信する。また、制御フレーム終端部115は、OLT2により許可された送信時刻及びデータ量が付与されたGateフレームを受信する。
図7は、ONU1においてフレームデータを送信する方法の動作を示すフローチャートである。
制御フレーム終端部115は、OLT2からGateフレームを受信する。そして、Gateフレームに付与されている送信時刻及びデータ量(割当許可バイト数)がキュー制御部114に与えられる(S201)。
キュー制御部114は、許可された送信時刻に、許可されたデータ量のデータをキュー部116から取り出し送信させる。
ここで、キュー制御部114は、許可されたデータ量と特定フレームのフレーム長に相当するデータ量との比較を行う(S202)。
許可されたデータ量が特定フレームのフレーム長より大きい場合、S203に移行する。S203では、キュー制御部114が、許可されたデータ量から特定フレーム長を減算する。そして、上記減算した残りのデータ量に収容可能なフレーム分だけ、フレームを1次キュー51から2次キュー52に格納する(S203)。これにより、送信許可されたデータを1次キュー51から2次キュー52に与えることができる。
そして、キュー制御部116は、追越キュー53に保持されているデータから送出し(S204)、その後、2次キュー52に保持されているデータを送出する(S205)。
また、許可されたデータ量が特定フレームのフレーム長と同じである場合、追越キュー53に保持されているデータから送出する(S206)。
さらに、許可されたデータ量が特定フレームのフレーム長よりも小さい場合、次のReportフレーム送信時に、当該特定フレーム長のデータ量を含む帯域を再度要求する(S207)。
また、キュー制御部114は、今回の許可されたデータ量に従って、1次キュー51に保持されているデータを2次キュー52に格納する。そして、キュー制御部114は2次キュー52に保持されているデータを送出する(S208)。
図8は、図7のS202〜S205に記載の処理により、次に到着する特定フレームを送信するときのフレーム伝送遅延時間の短縮を説明する説明図である。
図8に示すように、ONU1が、Report1で、次に到着する特定フレーム(フレームA)のフレーム長を加算したデータ量を要求した場合を示す。
この場合、特定フレームのフレーム長以上のデータ量が、ONU1に割り当てられたとする。このとき、フレームAの到着後、ONU1に許可された送信時刻に、フレームAを送信することができる。これにより、図8に示す実施形態の例によれば、従来の遅延時間よりも、遅延時間を短くすることができる。
なお、特定フレーム検出部111において、割当要求停止部64は、UNIから受信したフレームに基づいて、N回連続して特定フレームを検出できない場合、キュー制御部114に対して、帯域割当要求を停止することを指示する。
(A−3)実施形態の効果
以上のように、実施形態によれば、ONU毎に複雑な設定、制御をすることなく、周期的に到着する特定フレームを自動的に検出し、周期およびフレーム長を自動認識することができる。さらに、フレーム到着前にONUはOLTに帯域を要求でき、特定フレームを低遅延で送信することができるようになる。
(B)他の実施形態
(B−1)上述した実施形態で説明した図1の構成に、更に特定フレーム検出部111の動作を停止させる特定フレーム検出停止部を備えるようにしてもよい。上述した実施形態では、特定フレーム検出部111が、特定フレームの条件に一致すれば、その特定フレームを優先して送信する仕組みを備える。しかし、上記のように、特定フレーム検出停止部を備えることで、特定フレームの検出を停止することができるので、特定フレームの優先送信の動作を停止させることができる。
(B−2)上述した実施形態において、特定フレーム到着周期検出部112は、特定フレームの到着間隔の平均値を、特定フレーム到着周期とする場合を例示した。しかし、特定フレーム到着周期の求め方は、これに限定されない。
例えば、特定フレーム到着周期検出部112は、特定フレーム識別情報と伝送周期とを対応付けた対応テーブルを保持する。そして、上記対応テーブルを参照して、特定フレーム検出部111から受け取った特定フレーム識別情報に対応する伝送周期を「特定フレーム到着周期」とする方法を適用してもよい。
例えば電話回線等を伝送する低遅延フレームの周期は、おおよそ一定である。そのため、経験的に、特定フレームの伝送周期を求めることができる。そこで、その特定フレームの伝送周期を特定フレーム識別情報に対応付けた対応テーブルを予め備えることで、特定フレームの到着周期を求める方法を用いてもよい。
(B−3)上述した実施形態では、局装置間が光ファイバで接続された光ネットワークである場合を例示して説明したが、親局装置が複数の子局装置の帯域制御を行うネットワークシステムであれば、光ネットワークの終端装置に限定されない。
(B−4)上述した実施形態では、1次キュー51と2次キュー52とを1組備える場合を例示したが、2組以上備えるようにしてもよい。この場合でも、追越キュー53は、2組以上のキュー(1次キュー及び2次キュー)より優先して送信する。
また2組以上備える場合、各組に送信優先度を付与してもよい。この場合に、許可データ量が特定フレーム長を超えるとき、キュー制御部114は、2組以上のキューのうち、優先度の高い組のキューからフレームを送信する優先制御を行うようにしてもよい。
(B−5)上述した実施形態で説明した遅延抑制部の処理は、いわゆるソフトウェア処理により実現することができる。例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM等のハードウェアにおいて、CPUがROMに格納される処理プログラムを必要なデータを用いて実行することで、遅延抑制部の処理は実現される。なお、可能であれば、電子回路等のハードウェアで処理するようにしてもよい。
1−1〜1−n…ONU、2…OLT、3−1〜3−2…光合分波器、
4…光ファイバ、5…上位ネットワーク、
11…遅延抑制部、12…UNIポート機能部、13…PONインタフェース部、
111…特定フレーム検出部、112…特定フレーム到着周期検出部、
113…特定フレーム到着予測部、114…キュー制御部、
115…制御フレーム終端部、116…キュー部、
51…1次キュー、52…2次キュー、53…追越キュー。

Claims (4)

  1. 親局装置と複数の子局装置との間で帯域制御に係る制御信号の送受信を行い、上記親局装置により許可された送信時刻及びデータ量に基づいて、上記各子局装置が上記親局装置に信号を伝送するシステムで、上記各子局装置が伝送する信号の遅延時間を抑制する遅延抑制装置において、
    入力された入力信号のうち、他の信号よりも低遅延が要求される特定信号及びそのデータ量を検出する特定信号検出手段と、
    上記入力信号を一時的に格納する信号格納手段と、
    上記特定信号が入力される到着周期を求める到着周期検出手段と、
    上記到着周期検出手段により求められた上記到着周期に基づいて、上記特定信号が次に到着する到着時刻を予測する到着予測手段と、
    上記親局装置との間で上記制御信号の送受信を行うものであって、上記到着予測手段により予測された上記特定信号の到着予測時刻前に、上記特定信号のデータ量も含むデータ量を要求データ量として要求する制御信号通信手段と、
    上記親局装置から許可された送信時刻に、送信許可されたデータ量に基づいて、上記信号格納手段に格納される信号のうち、他の信号よりも上記特定信号を優先して伝送させる伝送制御手段と
    を備えることを特徴とする遅延抑制装置。
  2. 上記信号格納手段が、
    上記特定信号を格納する特定信号格納部と、
    上記特定信号以外の上記入力信号を格納する入力信号格納部と
    を有し、
    上記伝送制御手段が、上記親局装置から送信許可されたデータ量が上記特定信号のデータ量以上の場合、上記特定信号格納部の上記特定信号から優先して伝送させ、上記特定信号のデータ量を超える分のデータ量を、上記入力信号格納部から伝送させることを特徴とする請求項1に記載の遅延抑制装置。
  3. 親局装置と複数の子局装置との間で帯域制御に係る制御信号の送受信を行い、上記親局装置により許可された送信時刻及びデータ量に基づいて、上記各子局装置が上記親局装置に信号を伝送するシステムで、上記各子局装置が伝送する信号の遅延時間を抑制する遅延抑制プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    入力された入力信号のうち、他の信号よりも低遅延が要求される特定信号及びそのデータ量を検出する特定信号検出手段、
    信号格納手段に上記入力信号を一時的に格納させる手段、
    上記特定信号が入力される到着周期を求める到着周期検出手段、
    上記到着周期検出手段により求められた上記到着周期に基づいて、上記特定信号が次に到着する到着時刻を予測する到着予測手段、
    上記親局装置との間で上記制御信号の送受信を行うものであって、上記到着予測手段により予測された上記特定信号の到着予測時刻前に、上記特定信号のデータ量も含むデータ量を要求データ量として要求する制御信号通信手段、
    上記親局装置から許可された送信時刻に、送信許可されたデータ量に基づいて、上記信号格納手段に格納される信号のうち、他の信号よりも上記特定信号を優先して伝送させる伝送制御手段
    として機能させることを特徴とする遅延抑制プログラム。
  4. 親局装置と複数の子局装置との間で帯域制御に係る制御信号の送受信を行い、上記親局装置により許可された送信時刻及びデータ量に基づいて、上記各子局装置が上記親局装置に信号を伝送するシステムを構成する、上記各子局装置が有する通信装置において、請求項1又は2に記載の遅延抑制装置を備えることを特徴とする通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014127810A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Fujitsu Telecom Networks Ltd 通信システムおよび局側装置、通信帯域制御方法
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