JP2012240026A - 電解水生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流量センサを用いることなく流量を検知する。
【解決手段】電解水生成装置は、陽極と陰極の少なくとも一対の電極9〜11を備えた電解槽7と、電極9〜11間に流れる電流値と通水された流量の対応関係を予め記憶する記憶部19と、電極9〜11間に流れる電流値を検知する電流検知部17と、記憶部19に記憶されている対応関係に基づいて、電流検知部17により検知された電流値に対応する流量を算出する制御部16とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、原水を電解槽で電気分解して電解水を生成する電解水生成装置に関する。
近年の安全な水や健康に対する関心の高まりに伴って、水道水等の原水を電解槽内で電気分解することでアルカリイオン水と酸性イオン水を生成する電解水生成装置が一般家庭にも広く普及するに至っている。
例えば、特許文献1には、通水管路中に設けられた流量センサにより、電解槽への通電、電解能力の判定と表示、フィルタカートリッジの寿命判定と表示を行う電解水生成装置が開示されている。この電解水生成装置では、流量センサを用いるので、水圧や配管経路の圧損等に影響されず電解槽への通電、非通電を制御できる。また、カートリッジ寿命は流量を積算した通水量で判断するので、フィルタ能力に対応してカートリッジを交換できる。さらに、通水量に対する電解能力を正確に判断して常に最適化できる効果もある。
特開平5−096280号公報
しかしながら、特許文献1に開示される電解水生成装置では、流量センサの水路にごみや異物が混入すると破損してしまう場合がある。この場合、正確に流量を検知することができない。また、流量センサが必要となるため、システム構成が大きくなるという問題もある。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、流量センサを用いることなく流量を検知することのできる電解水生成装置を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の実施形態における電解水生成装置は、陽極と陰極の少なくとも一対の電極を備えた電解槽と、前記電極間に流れる電流値と通水された流量の対応関係を予め記憶する記憶部と、前記電極間に流れる電流値を検知する電流検知部と、前記記憶部に記憶されている対応関係に基づいて、前記電流検知部により検知された電流値に対応する流量を算出する制御部とを備えることを特徴とする。
また、前記制御部は、原水の導電率に応じた流量テーブルに基づいて前記流量を算出することを特徴とする。
また、前記制御部は、前記電極間に流れる電流値を一定間隔でモニターすることにより通水時間を算出することを特徴とする。
また、前記制御部は、前記通水時間と前記流量より積算流量を算出することを特徴とする。
本発明によれば、記憶部に記憶されている電流値と流量の対応関係に基づいて、電流検知部により検知された電流値に対応する流量を算出するようにしているため、流量センサを用いることなく流量を検知することができる。
第1実施形態における電解水生成装置の構成図である。 第1実施形態における電解電流値と流量の対応関係を示す図である。 第1実施形態における流量テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態における通常使用時の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における通水時間の算出方法を説明するための図である。 第2実施形態における通常使用時の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における電解水生成装置の構成図である。この電解水生成装置は、水道水等の原水を電解槽7内で電気分解することでアルカリイオン水と酸性イオン水を生成する装置であって、以下の構成を採用している。
まず、本体1は、原水が導入される原水導入口2を備えている。原水導入口2から導入された原水は、活性炭3および中空糸膜4を備えた浄水部5に流入するようになっている。
活性炭3は、原水中の残留塩素、トリハロメタン、カビ臭等を吸着する。中空糸膜4は、一般細菌や不純物を精度よく取り除く。原水は、浄水部5を通過することで浄水となり、カルシウム供給部6を介して電解槽7に流入する。
電解槽7は、浄水を電気分解してアルカリイオン水および酸性イオン水を生成する。隔膜8は、電解槽7を分離し、第1の電極室7aと第2の電極室7bとを形成する。第1の電極室7aには第1の電極室用電極板9および10が配置され、第2の電極室7bには第2の電極室用電極板11が配置されている。
吐出管12は、第1の電極室7aの水を吐出する。第1の電極室用電極板9および10が陰極の場合、第1の電極室7aにはアルカリイオン水が生成され、吐出管12はアルカリイオン水を吐出することになる。
排出管13は、第2の電極室7bの水を排出する。第2の電極室用電極板11が陽極の場合、第2の電極室7bには酸性イオン水が生成され、排出管13は酸性イオン水を排出することになる。
電源部15は、電源プラグ14を介して供給される交流電源を直流電源に変換する。
制御部16は、電解槽7への通電や印加する電解電圧等を制御する。このような制御部16は、CPU、プログラムROM、作業用RAM、入出力インタフェース等を備えたマイクロプロセッサにより実現することができる。
電流検知部17は、電極9−11間と電極10−11間(以下、「電極9〜11間」という。)に流れる電解電流値を検知する。検知された電解電流値は、制御部16に入力されるようになっている。
操作表示部18は、各種機能の選択設定を行うためのボタン群や表示部等である。利用者は、アルカリイオン水や酸性イオン水、浄水の水質やpH強度等を操作表示部18を用いて設定することができる。
記憶部19は、電極9〜11間に流れる電流値と通水された流量の対応関係を予め記憶するメモリである。例えば、記憶部19は、複数の導電率の原水水質に対して、電解電流値と流量の対応関係を示す流量テーブルを記憶している。ここでは、記憶部19と制御部16を別体として図示しているが、制御部16の内部に記憶部19を備えることも可能である。
図2は、電極9〜11間に流れる電流値と通水された流量の対応関係を示す図である。横軸は電解電流を示しており、縦軸は流量を示している。図示された特性のパラメータは原水の導電率である。例えば、導電率が200μS/cmの原水が通水されている場合、電解電流が1.06Aであれば、通水されている流量は5.0L/分である。また、電解電流が1.2Aであれば、通水されている流量は2.5L/分である。
図3は、記憶部19に記憶されている流量テーブルの一例を示す図である。この図に示すように、電流値と流量の対応関係は流量テーブルとして具現化することができる。ここでは、初期使用時に設定した導電率が200μS/cmである場合の流量テーブルを例示している。記憶部19は、その他の導電率である場合についても同様の流量テーブルを記憶している。
以下、電解水生成装置の初期使用時の動作を説明する。
まず、制御部16は、電解槽7に通水を行う。止水後、電解槽7の電極9〜11間に電圧を印加し、電解槽7内の滞留水に流れる電流を電流検知部17により検知する。印加した電圧と流れた電流より、通水された水の導電率を算出する。
次に、図4を用いて電解水生成装置の通常使用時の動作を説明する。
制御部16は、常時、電解槽7の電極9〜11間に電源部15により直流電圧を印加している(ステップS1)。通水されていない時は、電極9〜11間に水がないので電流は流れない。原水導入口2から通水されると、原水は浄水部5で不純物が取り除かれて電解槽7に流れ込む。電極9〜11間に水が満たされると、電極9〜11間には電解電流が流れる。制御部16は、電極9〜11間に流れる電流を電流検知部17により常に監視している(ステップS2)。電極9〜11間に電流が流れ出すと、通水されたと判断し、初期使用時に算出した導電率に応じた流量テーブルを記憶部19から呼び出す(ステップS3→S4)。そして、呼び出した流量テーブルに基づいて、電流検知部17により検知された電解電流値に対応する流量を算出する(ステップS5)。
以上のように、本実施形態における電解水生成装置では、記憶部19に記憶されている電流値と流量の対応関係に基づいて、電流検知部17により検知された電流値に対応する流量を算出するようにしているため、流量センサを用いることなく流量を検知することができる。これにより、流量センサの水路にごみや異物が混入して正確に流量を検知できない問題や、システム構成が大きくなるという問題を回避することが可能である。
また、本実施形態における電解水生成装置では、原水の導電率に応じた流量テーブルに基づいて流量を算出するようにしている。これにより、原水の導電率に応じた流量を正確かつ迅速に算出することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を前記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態における制御部16は、電極9〜11間に流れる電流値を一定間隔でモニターすることにより、通水された時間を算出する。そして、このように算出した通水時間と流量より積算流量を算出する。その他は前記第1実施形態と同様である。
図5は、通水時間の算出方法を説明するための図である。横軸は時間を示しており、縦軸は電解電流値を示している。図中の太線は電流値であり、点線矢印は電流値をモニターしている様子を表している。すなわち、制御部16は、電解電流が流れていればカウントを行い、電解電流が0になった時にモニター間隔Tとカウント数Nより通水時間を算出する。通水時間は、“通水時間=モニター間隔T×カウント数N”により算出することができる。さらに、制御部16は、このように算出した通水時間と流量より積算流量を算出する。積算流量は、“積算流量=Σ流量×通水時間”により算出することができる。
以下、第2実施形態における電解水生成装置の動作を説明する。
初期使用時の動作は、前記第1実施形態と同様である。すなわち、制御部16は、電解槽7に通水を行う。止水後、電解槽7の電極9〜11間に電圧を印加し、電解槽7内の滞留水に流れる電流を検知する。印加した電圧と流れた電流より、通水された水の導電率を算出する。
次に、図6を用いて通常使用時の動作を説明する。
制御部16は、記憶部19に記憶されている流量テーブルに基づいて、電流検知部17により検知された電流値に対応する流量を算出する(ステップS11〜S15)。このステップS11〜S15は、前記第1実施形態のステップS1〜S5と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。その後、制御部16は、電解電流が流れていればカウントを行い(ステップS16でYES)、電解電流が0になった時(ステップS16でNO)、モニター間隔Tとカウント数Nより通水時間を算出する(ステップS17)。さらに、このように算出した通水時間と流量より積算流量を算出し(ステップS18)、記憶部19に記憶しておく。
以上のように、本実施形態における電解水生成装置によれば、電極9〜11間に流れる電流値を一定間隔でモニターすることにより通水時間を算出することができる。また、このように算出した通水時間と流量より積算流量を算出することができる。算出した通水時間や積算流量の用途は特に限定されるものではないが、例えば、通水時間や積算流量に基づいて電解槽7および浄水部5の寿命を検知することが可能である。
なお、以上では好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、記憶部19は、電解電流値と流量の対応関係を示す流量テーブルを記憶するようにしているが、電解電流値と流量の対応関係を示す数式を記憶するようにしても同様の効果を得ることができる。この場合も、原水の導電率に応じた数式を予め記憶しておけば、原水の導電率に応じた流量を正確かつ迅速に算出することができる。
7 電解槽
9 第1の電極室用電極板(陰極)
10 第1の電極室用電極板(陰極)
11 第2の電極室用電極板(陽極)
16 制御部
17 電流検知部
19 記憶部

Claims (4)

  1. 陽極と陰極の少なくとも一対の電極を備えた電解槽と、
    前記電極間に流れる電流値と通水された流量の対応関係を予め記憶する記憶部と、
    前記電極間に流れる電流値を検知する電流検知部と、
    前記記憶部に記憶されている対応関係に基づいて、前記電流検知部により検知された電流値に対応する流量を算出する制御部と、
    を備えることを特徴とする電解水生成装置。
  2. 前記制御部は、原水の導電率に応じた流量テーブルに基づいて前記流量を算出することを特徴とする請求項1記載の電解水生成装置。
  3. 前記制御部は、前記電極間に流れる電流値を一定間隔でモニターすることにより通水時間を算出することを特徴とする請求項1または2記載の電解水生成装置。
  4. 前記制御部は、前記通水時間と前記流量より積算流量を算出することを特徴とする請求項3記載の電解水生成装置。
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