JP2012242065A - グリル - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドレールに対する皿受け枠の摺動性を向上させ、グリル庫からの皿受け枠の出し入れを円滑に行うことができるグリルを提供する。
【解決手段】グリル皿8を支持する皿受け枠9を設ける。皿受け枠9を前後方向に案内するガイドレールを設ける。ガイドレールは、皿受け枠の側縁部下面を案内する下レール面と、下レール面の上方に対向して皿受け枠の側縁部上面を案内する上レール面とを備える。皿受け枠9は、金属製線材をグリル皿8に対応する形状に折り曲げることにより形成されている。皿受け枠9の少なくとも後端部に、上レール面に摺接する平滑部30を有する摺接部材28を設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、グリル皿が皿受け枠を介してグリル庫の前方に引き出し自在に収納されたグリルに関する。
この種のグリルは、一般に、金属製線材をグリル皿に対応する形状に折り曲げることにより形成された皿受け枠を備えている。皿受け枠はその前端にグリル扉が連結されており、このグリル扉を手前に引くことによって皿受け枠を介してグリル皿がグリル庫の前方に引き出される。
従来、この種のグリルにおいては、グリル庫の左右方向両内側にガイドレールを設け、このガイドレールにより皿受け枠の側縁部を移動自在に支持して、グリル庫の前後方向に皿受け枠を案内するようにしたものが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
このものでは、ガイドレールが、皿受け枠の側縁部下面を案内する下レール面と、下レール面の上方に対向して皿受け枠の側縁部上面を案内する上レール面とを備えている。そして、上レール面と皿受け枠の側縁部の上面との間には皿受け枠の円滑な摺動を阻害しないように小さな隙間が形成されている。
特開平11−337087号公報
ところで、皿受け枠においては、グリル扉等の荷重の影響により重心が手前側に位置している。このため、皿受け枠をグリル庫から引き出すときには皿受け枠が前下がりになりやすく、前下がりの姿勢となった皿受け枠が引き出されるときには、皿受け枠の側縁部の後端上面がガイドレールの上レール面に圧接した状態で摺動する。
そして、ガイドレールの上レール面に圧接状態となる皿受け枠の側縁部後端には、皿受け枠を形成している金属製線材の曲げ部が位置し、この曲げ部には金属製線材の曲げ加工によって発生した皺等の歪みによる微細な凹凸が形成されている場合が多い。このため、皿受け枠の側縁部の後端上面がガイドレールの上レール面に圧接した状態になると、皿受け枠のグリル庫からの引き出し抵抗が大となり、円滑な引き出し操作が阻害される不都合がある。
上記の点に鑑み、本発明は、ガイドレールに対する皿受け枠の摺動性を向上させ、グリル庫からの皿受け枠の出し入れを円滑に行うことができるグリルを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、グリル庫内に、グリル皿を支持する皿受け枠が前記グリル庫の前方に引き出し自在に収納され、前記皿受け枠の前端に前記グリル庫の前面開口を閉じるグリル扉が連結されたグリルであって、前記グリル庫の内側に、前記皿受け枠の側縁部に接して該皿受け枠を前後方向に案内するガイドレールが設けられ、該ガイドレールが、前記皿受け枠の側縁部下面を案内する下レール面と、該下レール面の上方に対向して前記皿受け枠の側縁部上面を案内する上レール面とを備え、前記皿受け枠が、金属製線材を前記グリル皿に対応する形状に折り曲げることにより形成されているものにおいて、前記皿受け枠の少なくとも後端部に、前記上レール面に摺接する平滑部を有する摺接部材を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、前記摺接部材が、皿受け枠の上面と上レール面との間に介在するので、皿受け枠の曲げ部に金属製線材の曲げ加工に伴う皺等の歪みによる微細な凹凸が形成されていても、この凹凸と上レール面との接触が確実に防止できる。そして、摺接部材は前記平滑部を備えるので、皿受け枠の出し入れの際にグリル扉等の荷重の影響により皿受け枠手前側が下方に傾いても、平滑部が上レール面に接し、抵抗を小として円滑に摺動する。これにより、皿受け枠をグリル庫から出し入れする際の摺動性が向上し、円滑に出し入れ操作を行うことができる。
また、本発明において、前記摺接部材は、上方に突出する突出部を備え、該突出部の頂部を前記平滑部として前記上レール面に摺接することが好ましい。これによれば、突出部の頂部が前記平滑部となるので、上レール面への接触面積も小とすることができ、皿受け枠をグリル庫から出し入れする際の摺動性を一層向上させることができる。
更に好ましくは、前記摺接部材の前記突出部の頂部に更に上方に突出する突起を設け、この突起の上端を前記平滑部として前記上レール面に摺接させることが挙げられる。これによれば、上レール面への接触面積を極めて小さくして、前記上レール面に摺接した際の抵抗を一層小さくすることができるので、皿受け枠をグリル庫から出し入れする際の摺動性を飛躍的に向上させることができる。
本発明の実施形態のグリルを具備するコンロの斜視図。 実施形態のグリルの斜視図。 実施形態のグリルの切断正面図。 グリルの上半部を取り除いて示す説明的平面図 ガイドレールの構成を模式的に示す説明図。 実施形態のグリルの皿受け枠を示す分解斜視図。 皿受け枠を引き出し状態としたグリルの要部を示す説明図。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、システムキッチンのカウンタトップ(図示せず)に組み込むビルトイン式コンロを示している。このコンロは、カウンタトップに開設した開口に落とし込むようにして設置するコンロ本体1と、コンロ本体1の上面を覆うようにしてカウンタトップに載置する天板2とを備えている。コンロ本体1にはグリル3が内蔵されており、天板2上に露出して、前側の左右2個と後側の1個の計3個のコンロバーナ4が設けられている。
コンロ本体1の前面部分には、グリル扉5とその左右の前面パネル6とが設けられている。グリル扉5は後述するグリル庫7の前面開口を開閉する。その両側の各前面パネル6には、各コンロバーナ4及びグリル3を操作するためのスイッチ類が設けられている。
グリル3は、図2に示すように、コンロ本体1内に設置されるグリル庫7を備えている。グリル庫7には、グリル皿8と、グリル皿8を支持する皿受け枠9とが収納される。グリル皿8の上方には魚等の調理物を載せる焼き網10が設けられている。
皿受け枠9の前端にはグリル扉5が連結されている。グリル扉5には、指を掛けて手前に引くことができるように、把手11が設けられている。把手11を把持してグリル扉5を手前に引くことで、皿受け枠9がグリル皿8及び焼き網10と共にグリル庫7の前方に引き出されるようになっている。
グリル庫7の天井部には、図3に示すように、上火バーナ12が設けられている。また、グリル庫7の左右の各側壁には、焼き網10より下方位置において内方に張り出す張り出し部13が形成されており、張り出し部13には、下火バーナ14が配置されている。
グリル庫7の内部において、皿受け枠9とグリル皿8とは、張り出し部13の下火バーナ14よりも下方に位置し、焼き網10は張り出し部13の下火バーナ14よりも上方に位置する。これにより、焼き網10上の調理物を上火バーナ12と下火バーナ14とで上下から焼成する両面焼きグリルが構成されている。なお、図3において符号15、16により示されるものは、上火バーナ12と下火バーナ14の混合管である。
グリル庫7の側壁内側の張り出し部13の下方には、図4にグリル庫7の一部(底部)を露出させて示すように、前後方向に長手のガイドレール17が設けられている。ガイドレール17は、図3に示すように、下レール面18と、下レール面18の上方に対向する上レール面19とを備え、下レール面18と上レール面19との間の空間に皿受け枠9の左右側の両側縁部を収容し、皿受け枠9を引き出し前後方向に案内する。
上レール面19と下レール面18とは平行ではなく、図5において説明的に誇張して示すように、上レール面19がその全長にわたり、下レール面18の平行線hに対して前方に向って次第に接近するように傾斜して設けられている。
また、下レール面18は、上レール面19よりも前方に長く形成されており、下レール面18の前端部の上レール面19よりも長く延びた部分にはローラ20が回転自在に支持されている。ローラ20は、その上側の一部が下レール面18の上方に突出するように設けられている。
皿受け枠9は、図6に示すように、グリル皿8に対応する形状の枠本体21と、枠本体21に溶接されてその前端部上面を覆う板金製の前部支持板22と、枠本体21に溶接されてその後端部上面を覆う板金製の後部支持板23とを備えている。前部支持板22及び後部支持板23には、焼き網10を支持する網支持部24,25が設けられている。
枠本体21は、金属製線材をグリル皿8に対応する矩形状に曲げ加工を施すことによって形成されている。枠本体21の後方寄りの側縁部には、後方に向って傾斜する後端傾斜部26が形成されている。また、枠本体21の前端部には、グリル扉5に連結するための連結部材27が設けられている。
枠本体21の後端部の両角部には、後部支持板23と一体に形成した板金製の摺接部材28が設けられている。摺接部材28は、山折りすることにより曲げ形成された突出部29を備えている。更に、本実施形態においては、突出部29の頂部を更に凸出し成形して上レール面19への接触点となる小突起30を設けている。また、突出部29の裾部等には、突出部29の形状を強固に維持するための補強リブ31が形成されている。
突出部29は、摺接部材28とする板金を山折りに曲げ加工を施すことで形成される。このとき、山折りした折り目の外側となる頂部は、板金表面が引き伸ばされた状態となり、滑らかな面となる。更に、小突起30は、突出部29の頂部が更に引き伸ばされ、小さな面積でありながら滑らかな面がその尖端に形成される。即ち、小突起30によって、摺接抵抗の極めて小さい本発明の平滑部が容易に形成される。
なお、摺接部材28は、本実施形態では後部支持板23と一体に形成されているが、後部支持板23とは別部材で構成して枠本体21に溶接して設けてもよい。
以上の構成により、グリル庫7に皿受け枠9が収納された状態からグリル扉5を手前に引くと、ガイドレール17に沿って皿受け枠9が引き出し方向に移動する。引き出し量が少ないときには、皿受け枠9の枠本体21の下面が下レール面18に接して移動するが、下レール面18から突出するローラ20が枠本体21の側縁部の下面をころがり案内することにより、殆ど抵抗なく円滑に引き出される。
皿受け枠9は、その引き出し量が大きくなると、グリル扉5等の重量の影響により前方側にはその下方に向う荷重がかかり、その応力により、皿受け枠9の後端部が上レール面19に当接して上方向の荷重がかかる。皿受け枠9の後端部における上方向の荷重は、引き出し量が増加するに従い大きくなる。このとき、摺接部材28に形成されている突出部29の頂部30が上レール面19に圧接するが、頂部30により上レール面19への当接面積が小さく、更に、頂部30が滑らかに形成された平滑部とされているので、皿受け枠9は抵抗が少なく円滑に上レール面19に沿って摺動する。これにより、引き出し開始から最大引き出し量となるまでの間、引き出し抵抗の変化が少なく、皿受け枠9をグリル庫7から円滑に引き出すことができる。
更に、上レール面19は、前方に向って次第に下レール面18に接近する方向に傾斜している(即ち、上レール面19の前端側が後端側よりも下レール面18に接近した位置にある)。これにより、皿受け枠9の引き出し量が増加するに従って相対的に上レール面19が皿受け枠9の後端部を押し下げるように作用する。このため、グリル扉5の重量等の影響により前下がりになろうとする皿受け枠9は、上レール面19により後端側が規制され、ローラ20を支点として水平となる方向に前端側が持ち上げられた状態となる。
従って、皿受け枠9は、上レール面19の傾斜の作用により前下がりの姿勢になることが防止されつつ、水平に近い状態で引き出される。そして、このときにも、上レール面19には摺接部材28に形成されている突出部29の頂部30が摺接するので、引き出し操作時の抵抗感を極めて小さく抑えることができ、円滑な引き出しが行われる。
最大引き出し量となった皿受け枠9は、図7に示すように、枠本体21の後端傾斜部26が、下レール面18の前端部のローラ20に乗り上げ中途状態で当接する。これにより、上レール面19が皿受け枠9の後端部の上昇を規制していることに加え、ローラ20が後端傾斜部26を介して枠本体21を持ち上げるように作用するので、最大引き出し量まで引き出されたときの皿受け枠9は水平姿勢或いは極めて水平に近い姿勢となる。
皿受け枠9が引き出された状態からグリル庫7に向ってグリル扉5を押すと、ガイドレール17に沿って皿受け枠9がグリル庫7の内方に移動する。このとき、最大引き出し量まで引き出されたときの皿受け枠9が水平姿勢或いは極めて水平に近い姿勢となっているため、グリル扉5に付与された水平方向の押し込み力を、皿受け枠9に効率よく作用させることができ、皿受け枠9はガイドレール17に沿ってグリル庫の内部に向って円滑に摺動する。このときにも、上レール面19には摺接部材28に形成されている突出部29の頂部30が摺接するので、皿受け枠9の押し込み操作時の抵抗感が極めて小さく抑えられる。
また、摺接部材28は板金製であるため、山折りによる曲げ加工を施して容易に突出部29を形成することができる。しかも、突出部29の頂部に更に小突起30を設けることで接触面積が極めて小さいうえに、板金表面が引き伸ばされた滑らかな面になって摺接抵抗の極めて小さい状態に形成される。従って、山折り形成された突出部29の頂部に形成した小突起30の尖端を平滑部とすることで、一層高い摺動性を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。即ち、上記実施形態では、摺接部材28に山折り形成された突出部29を設け、更にその頂部に小突起30を形成して上レール面19に少ない抵抗で摺接する平滑部としたものを示したが、この形状に限るものではなく、例えば、図示しないが、小突起30を設けずに突出部29の頂部を上レール面19に摺接させるように構成してもよい。これによると、小突起30を設けないぶん上レール面19への接触面積が拡大されるが、上述した通り、突出部29の頂部は滑らかに形成されるので本発明の平滑部とすることができ、十分に高い摺動性を得ることができる。
また、上レール面19の傾斜角度はガイドレール17の長さや皿受け枠9の重量等により適宜設定されるものであり、場合によっては、上レール面19を下レール面18と平行に設けてもよい。
また、上記実施形態は、下レール面18の前端部にローラ20を備えるものを示したが、ローラ20に替えて、例えば下レール面18の前端部をドーム状に隆起させて頂部を滑らかに形成した突部を形成しておいてもよい。
また、摺接部材28は板金製としたが、これに替えて、鋳造によるブロック状の金属で形成してもよい。この場合には、例えば、図示しないが、ブロック状の摺動部材を枠本体21に溶接して固定し、その上面を滑らかに加工して平滑部とし、その平滑部が上レール面19に摺接するように構成することもできる。更に、皿受け枠9を覆う摺接部材28の平板な部分のみを板金製としてその上面に、ブロック状の金属で形成した突出部を固設してもよい。これによれば、突出部を種々の形状とすることができて有利である。この場合の突出部の形状としては、錐形、先端鋭利な柱状、或いは、半球状とし、その頂部を平滑部とすることが可能である。
また、皿受け枠9を構成する金属製線材は、断面円形のものに限らず、断面角形或いは帯板状でもよい。
また、上記実施形態は、ドロップイン式コンロに組み込むグリルに本発明を適用したものであるが、卓上式コンロに組み込むグリル、更にはコンロに組み込まずに独立して設けられるグリルにも同様に本発明を適用できる。
3…グリル、5…グリル扉、7…グリル庫、8…グリル皿、9…皿受け枠、17…ガイドレール、18…下レール面、19…上レール面、28…摺接部材、29…突出部、30…小突起(突起)。

Claims (3)

  1. グリル庫内に、グリル皿を支持する皿受け枠が前記グリル庫の前方に引き出し自在に収納され、前記皿受け枠の前端に前記グリル庫の前面開口を閉じるグリル扉が連結されたグリルであって、前記グリル庫の内側に、前記皿受け枠の側縁部に接して該皿受け枠を前後方向に案内するガイドレールが設けられ、該ガイドレールが、前記皿受け枠の側縁部下面を案内する下レール面と、該下レール面の上方に対向して前記皿受け枠の側縁部上面を案内する上レール面とを備え、前記皿受け枠が、金属製線材を前記グリル皿に対応する形状に折り曲げることにより形成されているものにおいて、
    前記皿受け枠の少なくとも後端部に、前記上レール面に摺接する平滑部を有する摺接部材を設けたことを特徴とするグリル。
  2. 前記摺接部材は、上方に突出する突出部を備え、該突出部の頂部を前記平滑部として前記上レール面に摺接することを特徴とする請求項1記載のグリル。
  3. 前記摺接部材は、前記突出部の頂部に更に上方に突出する突起を備え、該突起の上端を前記平滑部として前記上レール面に摺接することを特徴とする請求項2記載のグリル。
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